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   創価学会第三十三回総会 池田会長講演

     創価学会の体質問題

   ( 下意上達、民主的な運営

 また、第四点は、大きな問題でありますが、学会の体質として、特に外部からいわれていることの一つとして、学会は上意下達で、下意上達がないという点があります。本当は、そうでもないのですが、とかくそう見られてしまう一面があることも否定できません。これまでも、なるべく民主的な運営を心がけてきたことは、皆さんが最もよく知っているはずであります。
 今後とも、まず会の運営や会合等について、一人一人の意見が、なんとか最大限に吸収できるように改善したい。そして、こうした具体的な積み重ねのうえに上意下達という傾向を完全に是正していくように努めたいのであります。

 ただし、教義の問題は、これは大聖人が定められていることであり、絶対的なものであります。仏の教えに従うことが、仏弟子の道です。しかし、教義と関係のない運営面、活動面は時代と状況に応じて、われわれが考えていかねはならない。これは、最高に民主的な方法で、衆知を集めて、推進していくべきであります。

 いうまでもなく、民主的な方法ということは、無秩序ということではありません。各人の自覚を根本とした建設的な運営であり、そうでなけれは衆愚となり、仏法の道理に反します。立案の段階では、どしどし意見を出す。そのかわり、決まったら、心を一つにして遂行していくのが、民主主義のやり方であり、仏法の世界の異体同心の定義であります。
 それには、なによりも、一人一人が学会の運命を担い、広布を推進している主体者であるとの強い自覚が必要であります。会長がなんとかやってくれるだろう。総務がうまくやっていくだろうといった、傍観者の気持ちはみじんもあっては困るのであります。

                       ( 句読・改行等、便の為に当サイトにて添加 )


 創価学会の幹部諸氏の中にも、さすがによく見ている人もいるものです。原島元教学部長はこう語っています。「
学会の最高幹部の中で『池田先生は、一種のニヒリストではないかと思う。自分以外の一切を否定していく。自分まで否定すれば、仏法に近くなるのだが、こうした中途半端なニヒリストが権力をもつとこわいのである』と私に語った人がいますが、なにかうなずけるように思えてならない」(池田大作先生への手紙)と。

 ここで池田会長は、「
具体的な積み重ねのうえに上意下達という傾向を完全に是正していくように努めたい」などと語っていますが、創価学会を「私物化」して君臨する池田会長にとって一時の事とはいえ、このような不本意なことを口にすることはさぞ口惜しかったことでしょう。
 されば、『
池田先生の「反省」とか「猛省」とかあるいは「誠実」とか「謙虚」などという言葉は、一時しのぎの言葉なのです。「反省」とか「誠実」という言葉は「ポーズ(姿勢)」ととるとよくわかり、「謙虚」という言葉は「傲慢」ととるとよくわかります。その立派な言葉の心の奥には、必ず“何年後をみていろ”という仇討ちの執念の火がむらむらとすさまじいはかりに燃えさかっている』と(同)と原島氏は語ります。

 そして、自らの政治野心と自己保身のため、ほんの数週間前には「永久に国立という内容にするかしないかが急所である。永久にしないという決定をいえば収まる。・・・・・ 猊下よりそう云うお説法があったとして、大日蓮に発表して頂きたい」と自ら宗門を威嚇・強要しておいて、「
教義の問題は、これは大聖人が定められていることであり、絶対的なものであります。仏の教えに従うことが、仏弟子の道です」とは、まさしく仏弟子の仮面をつけた仏法破壊者の言葉でありましょう。


                        ( 平成十四年五月三日、櫻川 記 )


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