迷走する顕正会を斬る


淺井昭衞会長の足跡と変節

    顕正会年表 (私家版)


      
1月1日
 宗門、早瀬日如管長、新年の辞「立宗七百六十年の新春を寿ぎ奉る」
「昨年、宗門は激動のなか二十七年の長きにわたり、法華講の発展と育成のために限りなく多くの御教導を賜った日顕上人の御遷化に逢い深い悲しみにくれましたが、私共一同、改めて、その広大なる御恩徳に衷心より御報恩謝徳申し上げるものであります。
 さて、本年は「御命題達成の年」であります。全国の法華講にとって、「宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年法華講員八十万人体勢構築」の総仕上げとなる誠に大事な年であり、すべての法華講支部は如何なる障魔が行く手を阻もうが万難を排し、異体同心・一致団結して、御宝前に固くお誓い申し上げた「法華講員八十万人体勢構築」の実現は、何としても達成しなければなりません。…
 誓願達成の誓いも果たせず、「つたなきもの」として侮りを受けるか。晴れて誓願を達成して御本尊様の御照覧を仰ぐことができるかどうかは、これからの戦い如何に懸かっていることを忘れず、各講中共に尚一層の精進をもって、必ず誓願を達成されますよう心から念じ、新年の挨拶といたします」(「大白法」第1020号 )
1月1日
 顕正会、浅井昭衛会長、年頭の辞「いざ広宣流布の決戦場へ
「昨年は、全顕正会員の真心の弘通により総会員数が二百十三万七千名に達した。そして御遺命破壊の謀りがついに最終章に至ったこと、また「広告文と遥拝勤行で広宣流布は成る」の確信が全顕正会にみなぎったことにおいて、まことに偉大な前進であった。…
 いま三人の末路を見れば ― 池田大作は「生ける屍」と化してすでに九年。細井日達は大事の「御相承」をもなし得ずに急死し、堕獄の悪相を現じた。阿部日顕は四〇年にわたり「詐称法主」の辱めを受け、その中に国立戒壇否定の執念だけは燃やし続けたが、長き病苦の末、昨年九月に命終した。かくて、第六天の魔王が企んだ御遺命破壊の謀りも漸く「最終章」を迎えたのであった。
 但し、時の貫首による「国立戒壇の正義」宣示は、未だなされていない。されば国立戒壇建立の御遺命は、正系門家において消滅したままになっている。…
 領土拡大の野望に燃える中国は、やがて台湾を統一し、尖閣諸島を奪い、いよいよ日本本土を襲うであろう。…
 このとき御奉公申し上げるのが、真の仏弟子・地涌の菩薩である。… 二〇年代こそまさしく広宣流布の決戦場である。早く三百万を成し遂げ、全員で、大聖人様の御馬前に馳せ参じ、大事な御奉公を貫かせて頂こう」(「顕正新聞」第1496号 )
1月7日  中華人民共和国、武漢市で発生している原因不明の肺炎について、新型コロナウイルスによるものと特定。
1月11日  創価学会、本部幹部会、令和3年11月18日に "新版御書全集" を発刊すると発表。
 総県長会議、原田稔会長「(佐藤優の言葉を引用し)池田大作氏について知ることが、現下の日本と世界を理解する上できわめて重要。間違いなく、私にとっての大きな仕事になる」と。(「聖教新聞」同日号 )
1月 日  創価学会、聖教新聞、「「創価新報」が月1発刊に縮小」
「西方 このたび、正義の論陣の先駆けを担ってきた「創価新報」が「月刊紙」となり、特に「教宣」に力を入れた青年部の機関紙として、リニューアルされました。
 原田 企画の柱の一つが、これまでの学会の正義の闘争史を振り返るインタビューです。1月号は、谷川主任副会長が第2次宗門事件について語っています。
 長谷川 また、小説『人間革命』『新・人間革命』から破邪顕正の魂を学ぶ連載も始まりました。
 西方 男子部は、この「創価新報」を大いに活用しながら、正義の言論戦をさらに力強く繰り広げてまいります。」
1月15日  創価学会、創価新報、"宗門批判" 記事を拡大。
 月一回の発行に縮小された創価新報、「宗門は滅亡の一途」と称しながら、従来の倍のスペースを割いて "宗門批判" を展開。
1月16日
 宗門、慧妙、「公明党前代表太田昭宏らが稲荷神社の「狐(きつね)行列」に!」
「公明党衆議院議員· 岡本三成のツイッターが、話題となっている。 というのは、岡本が昨年十二月三十一日にアップした動画において、太田昭宏(前公明党委員長,全国議員団会議議長·衆議院議員)と共に、「狐の行列」と印刷された紙製の肩衣 (かたぎぬ)と狐の面を付け、二人でにこやかに写っていたからだ。…
 岡本のツイッターには、
 「太田さん。これは謗法です。… 青年部長まで務められたのにお分かりでしょう」
 「これは、いくら何でもマズいんじゃないですか?」
 「謗法厳戒って言葉、知ってますか?」
 「学会員がお稲荷さん参りしても良いもんなの?」
 「岡本先生、いくらなんでもこれは謗法なのでは?」
といった批判が次々と寄せられる状況に。…
 自らが謗法と化した以上、謗法厳誠などどこへやら、ということなのだろう。学会員諸氏よ、これが学会員を代表して政界に出た公明党の実態なのだ。この現実を直視せよ!」(「慧妙」令和2年1月16日号 )
1月16日  COVID-19、日本国内で新型コロナウイルス感染症の感染者が初めて報告される。
1月20日  創価学会、聖教新聞、長谷川重夫理事長「大阪事件は平和勢力・創価学会への弾圧」と。
「大阪事件は、当時、庶民の平和勢力である創価学会が急速に伸展することに危機感を抱いた権力による弾圧であったことは明白です」
1月24日
 顕正会、1月度総幹部会開催(大宮ソニックシティ)、「広宣流布の決戦場たる二〇年代に突入」
 浅井昭衛会長「いよいよ広宣流布の決戦場たる二〇年代に突入し、その最初の法戦が本日より開始されます。 いよいよ大聖人様の御馬前に馳せ参ずることが叶うと思えば、胸の奥から歓喜と緊張が込み上げてまいります。…
 私は不思議に思っておりますが、二〇年代に突入するや、世界が俄に騒がしくなって来ましたね。… 中東ではいま、イランを支援する中国・ロシアと、イランを憎むアメリカ・イスラエル・サウジアラビアの勢力がにらみ合って一触即発となっている。…
 もう一つ。北東アジアにも導火線がある。それが北朝鮮です。… 核兵器の開発を続け、弾道核ミサイルはすでに「アメリカ本土にも届く」と豪語している。… ロシアが密かに技術支援をし、中国が背後で経済支援をしているからに他ならない。ここでも中国とロシアの連携が見えてくるのです。…
 もしこの2国が結束してアメリカと覇権を争い、核兵器を用いるに至れば、そのとき世界は終わる。人類は絶滅にいたる。この世界大闘諍こそ、まさしく大聖人様が広宣流布前夜に必ず起こると御予言下された「前代未聞の大闘諍」「他国来難」そのものであります。…
 そしていま、中国の武漢市で「新型コロナウィルス」による肺炎が発生して、急速に広がりつつありますね。… 中国では情報を小出しにしているからまだ真相はわからないが、武漢はすでに交通を遮断し、閉鎖されている。実際にはどれほどの死者が出ていることか。今後、爆発的な感染が起こるかどうか。不気味であります。これらはいずれも世界大闘諍の前相・予兆なのです。…
 正本堂は崩壊しても国立戒壇否定はまだそのままになっている。ゆえに私は昨年七月の総幹部会において早瀬日如管長に対し「日蓮大聖人の唯一の御遺命は国立戒壇建立であると、早く宣示し給え」と申し上げた。… しかし今にいたるまで早瀬日如管長は宣示してない。… 未だに宣示されてないということは、国立戒壇建立という大事の御遺命が、今もまだ正系門家から消滅したままになっているということ。その間、実に五十有余年。大聖人様に背き奉ることこれより大なるはない。諸天が怒らぬはずがない。…
 顕正会は、日本国に在っては「諫臣」、正系門家に在っては「争子」であります。… この顕正会は、やがて三百万・五百万となる。… さあ、三百万を見つめて、いよいよ新しい前進を開始したい」
 高屋敷久美子 理事に、柳田正枝 理事に任ずる。澤田真一郎 第14総部長に、今村雄平 第15総部長に任ずる。中村太郎 第2男子部長(兼第6総部長)に、三國将洋 第9男子部長に、入野田尭 第21男子部長に、後藤剛 第36男子部長に、芹沢潤 第37男子部長に、鮎沢和寛 第38男子部長に、中山庸陽一 第39男子部長に、藤澤太郎 第40男子部長に、 家藤賢志 第41男子部長に任ずる。早咲幸恵 第10総部長に、青木このみ 第8総部幹事に任ずる。矢島清美 第9婦人部長に、河野美弥 第18婦人部長に、坂本弘子 第23婦人部長に、村山裕子 第28婦人部長に、堀米恵子 第35婦人部長に任ずる。石澤千恵子 第12女子部長に、芹澤亜梨沙 第56女子部長に、掛川めぐみ 第57女子部長に、寺山小百合 第58女子部長に、近藤博美 第59女子部長に、生駒千種 第60女子部長に、宮城雅子 第61女子部長に、杉山睦 第62女子部長に任ずる。(「顕正新聞」「国立戒壇建立 即 立正安国」特集号 第1499号
1月25日  創価学会、聖教新聞「新人間革命」第6巻、唱題は「宇宙本源の法則に合致すること」と。
「南無妙法蓮華経は宇宙の本源の絶対の真理です。題目を唱えることによって、この宇宙の本源の法則に合致することができる」
2月1日
 宗門、大白法、「血脈正統を拝信しない厳罰 正信会」
「弱小宗団へと落ちぶれた正信会は、会の財産の帰属を巡って訴訟沙太になった挙げ句、さらに分断されて現在に至っている。 一方は、従前の任意団体組織。これは機関紙として「継命」を刊行している。 他方は、任意団体組織から別離した宗教法人組織。こちらは「妙風」と題する機関紙を発刊している。 水と油の如き互いの丁丁 発止は、双方の邪論の応酬であり、逐一取り上げるまでもないほど愚かしい限りにして、まさに骨肉の争いである。…
 正信会において創価学会の『ニセ本尊』を破折しているのを見かけない。蛇場の如く嫌う創価学会が、これほどの大誘法を犯しているというのに、一体どうしたことだろう。そもそも正信会では、所属信徒に本尊を下付しているのだろうか。下付していないならば、下付できないその一事こそ、布教の低迷の明白な証で、いかに広宣流布を語ろうとも、詮ないこと。もし、何かを下付しているとしても、創価学会と同じ手前勝手な作製販売となる。だとすれば、創価学会の『ニセ本尊』を批判できないのも無理はない」(「大白法」第1022号 )
2月1日
 宗門、慧妙、久成坊住職 関快道師「国立戒壇は国語的・歴史学的にも大きな誤り!
「日蓮正宗宗門は、文中の勅宣・御教書は主権在民の今日において必ずしも必要とはいえず、また国立戒壇論は大聖人の教義ではない」と断定しています。…
 正邪を判定するに当たり、私は、原文の「可建立戒壇者歟」の「歟(か)」の一字で、国立戒壇論が大聖人の教義ではないことを証明します。
 まず、「歟」の字を『大漢和辞典 巻六』(諸橋博士著)に見ると、その意は 1、気がゆるくやすらかの意. 2、句中の助辞(句中に置いて語気を緩うする助辞) 3、か、や(語末の助辞。疑問,推測・不定,感嘆の意を表す緩詞) 4、興 (よ・与)に通ず 5、あるいは?(か)に作る と説明されています。 よって、「可建立戒壇者歟」は「戒壇を建立すべきであろうか(疑問・推測の意)」の意となります。…
 国立戒壇論はまったく大聖人の教義ではなく、そのような主張は、現憲法で保障されている信教と思想の自由を剥奪するものではないか、という一般国民の不安と誤解を招き、かえって布教の障害になり「法を下げる」ものであることを認めるべきではありませんか。…
 もし本論に反論されるというなら、必ず全文を挙げた上で反論願います。某団体のような切文的反論は、持論の自信の無さを証明するだけです」(「慧妙」2020年2月1日号 )
2月3日  ダイヤモンド・プリンセス、横浜港へ寄港。新型コロナウイルスの集団感染が報告され、長期間の検疫体制に入る。
2月16日
 宗門、慧妙、「降魔の剣 顕正会」
「▼顕正会から『有羞(うしゅう)の僧』に祀(まつ)り上げられて正信会を除名された足立淳正氏が、なんと『冨士大石寺正信会』と名乗って、「冨士大石寺顕正会とともに、広宣流布・国立戒壇建立を見つめ共闘する」と宣言したという
 ▼しかも顕正会にならって『冨士大石寺』を詐称するとは、本当に恥を知らなすぎる。いずれにしても足立氏は、大石寺で出家したことのない、全くのエセ坊主である。「宗門の中から有羞の僧が」などという大嘘はやめた方がよい。正しくは、宗門の外で、恥知らずな門外漢同士が結託した、というだけのことだ」 (「慧妙」第651号 )
2月25日
 顕正会、2月度総幹部会開催(大宮ソニックシティ)、「御遺命違背こそ亡国の因」
 浅井昭衛会長「きょうの会場は、白いマスクでいっぱいですね。お花畑に来たみたいだ(大笑)。… 大聖人様の御在世には、正嘉の立正安国論御述作の前と、弘安元年から弘安二年にかけて、大疫病が発生しております。… 当時の大疫病がどういうウィルスかは知れませんが、日本全体が大聖人様に背き、三大秘法に背いて、その罰が現われたのであります。…
 ところが広宣流布前夜の今になって、第六天の魔王のたばかりによって、国立戒壇建立という大事の御遺命は消滅してしまったのです。… いいですか。池田大作は政治・選挙のために国立戒壇を捨て、偽戒壇・正本堂を「御遺命の戒壇」と偽った。そして二人の貫首は池田大作にへつらってこの大悪に協力した。かくて正系門家から、国立戒壇建立の御遺命は消滅したのであります。 だが、大聖人様は断じてこの大悪を許し給わず。ゆえに顕正会をして諫暁せしめ、ついに正本堂を打ち砕かせ給うた。これこそ目に灼きつく大現証であります。…
 阿部日顕は、平成十六年の「全国教師講習会」における講義録を昨年二月、一冊にまとめ、「近現代における戒壇問題の経緯と真義」と称して発刊したが、その中で「国立戒壇は間違いだ」との謗言を改めて強調している。…
 私は昨年七月の総幹部会において早瀬管長に対し「日蓮大聖人の唯一の御遺命は国立戒壇建立であると、早く宣示したまえ」と直諫したのです。しかし、今にいたるまで宣示はない。まことに優柔不断であります。宣示がなければ、正系門家から国立戒壇建立の御遺命は消滅したままではないか。…
 いま、世界を不安に陥れている新型コロナウィルスの拡大――。日本にも広がって来ましたね。全世界に爆発的に広がるパンデミックになるかどうか。今はその瀬戸際といわれている。… これらの大災難は、国中が、大恩徳まします日蓮大聖人に背くゆえに起こる「総罰」なのです。… その総罰が次々と現われてくるのが、まさしく広宣流布の決戦場たる二〇年代なのです。…
 もう顕正会以外に、広宣流布を戦う仏弟子の大集団はない。大聖人様はお待ちあそばす。早く三百万・五百万となって、亡国眼前の日本国を揺り動かし、何としても大聖人様に応え奉りたい」(「顕正新聞」「御遺命違背こそ亡国の因」特集号 第1502号 )
3月1日
 宗門、大白法、「ご都合主義の欺瞞 相も変わらず ― 顕正会 ― 」
 「心理学に「確証バイアス」というものがある。 端的に説明すると、「人間は自分の主義・主張に対して、無意識のうちに都合のいい情報やデータばかりに目を止め、都合の悪い情報は無視したり軽視する傾向にある」ということだ。… そもそも、彼らの論拠は「浅井の発言」がすべてであるから、「確証バイアス」というよりも「盲信」と言ったほうが妥当であろう。…
 日達上人・日顕上人への恨み辛みをつらつら述べて、これもまた実際に拝した多くの人の「すばらしい御相貌)」との証言を無視して、「細井日達は(中略)その臨終の悪相は箝口令も虚しく、今や全宗門周知となった。さらに阿部日顕は(中略)その臨終の相は、細井日達と同じく後日、必ずその真相が明らかになるに違いない」(同)と述べている。誹謗中傷以外の何ものでもない。…
 「御本尊がなくても遥拝勤行すればいい」「むしろ遥拝勤行こそ正しい」のであれば、何故、御本尊を下付して個人宅の拠点を増やしたり、全国各地に会館を建立して御本尊を安置するのか。ましてや、それらの御本尊、特に会館に安置しているという、日蓮正宗には全く存在しない「日布上人の大幅の形木本尊」なる本尊とは、どこから出てきたものなのか。この偽(にせ)本尊疑惑への指摘に対して、まことに都合が悪いであろう浅井は、一切弁明できず、知らぬ存ぜぬを決め込んでいる」(「大白法」第1024号 )
3月1日
 宗門、慧妙、「 降魔の剣 顕正会」
「▼二月十五日付『顕正新聞』では、男子部幹部・依田某が「顕正会の糾弾を恐れる宗門の実態、卑劣な妙観講員 理に詰まると遁走」などと題し、"妙観講員等を次々に回答不能に追い込んだ"などという発表をしている。だが、実態はさにあらず。…
 ▼実際はどうであったか。顕正会幹部らは、馬鹿の一つ覚えのように「正本堂は御遺命の戒壇かどうか」「宗門は御遺命破壊だ」と一方的に捲し立ててきた。だが、日蓮正宗にとって、昭和四十七年四月の『訓諭』が正本堂についての宗門の公式決定である。それ以外にどのような個人的発言があっても痛くも痒くもないし、それも教義違背や謗法の類などではない。そのように切って捨てたのである …
 ▼依田某は「浅井先生の五十有余年にわたる命かけての諌暁により、いま宗門内で確実に動執生疑が起きていることは疑いなく」などと結んでいるが、宗内のどこを見渡しても、浅井の馬鹿さかげんに呆れこそすれ、動執生疑など全く起こっていない。こんな妄想に支配されている謗法者に対しては、徹底的に折伏するのみである」(「慧妙」第652号 )
3月11日  世界保健機関(WHO)、パンデミック表明。テドロス・アダノムWHO事務局長、パンデミック(世界的流行)相当との認識を表明。
3月16日
 宗門、慧妙、「降魔の剣 顕正会」
「▼『顕正会の本尊はニセ本尊である』これが顕正会にとって、最も触れられたくない点であることが、幹部の発言から明らかにわかる
 ▼『顕正新聞』に掲載される活動報告なるものを見ると、宗門御僧侶や法華講員が回答不能になったかのごとく、ねじ曲げた内容が華々しく発表されている。だが実際は、自分達が「御遺命破壊だ」と一方的に主張し続けて、宗門側の理を尽くした反論には一切取りあわず、その不毛な議論を、「徹底的に糾弾した」というのだから質が悪い。とくに、"宗門側からニセ本尊についての追求があった"という事は隠蔽して、一行たりとも書かないのだ
 ▼傑作だったのは、三月度総幹部会での小沼某の発表。妙観講員から「日布上人の大幅形木本尊なるものは、ニセ本尊です」と繰り返し追及されたことを、そのまま発表するわけにいかず、"「御本尊、御本尊」と呪文のように繰り返していた"という珍妙な表現にして誤魔化しているのだ。これでは「『ニセ本尊』はNGワードです!」と言っているようなものである」(「慧妙」第653号 )
3月24日  国際オリンピック委員会(IOC)、新型コロナウイルスの世界的流行に伴い、2020年東京オリンピック、パラリンピックの開催延期を決定。
3月26日
 顕正会、3月度総幹部会開催(本部会館)、「大聖人の御眼を恐れよ」。
 浅井昭衛会長「さて きょうの総幹部会は、新型コロナウィルスの感染拡大に対応して、例月の大宮ソニックシティを使用せず、本部会館の大御本尊様の御前で、首都圏の代表幹部だけで開催いたしました。… 今後、総幹部会は、新型ウィルスが「失礼いたしました」と言って日本を去るまで、この形式で続けていきたいと思っております。…
 さて、この新型コロナは中国の武漢市が発生源ですね。その後、… 次々と広がり、世界保健機関(WHO)は3月11日、ついに世界的感染爆発を意味する「パンデミック」を宣言するに至った。… 感染の起きてないのは南極大陸だけだという。だから安全なのは南極大陸のシロクマだけ(爆笑)…
 池田大作はこの大悪をなすに当って、まことに用意周到で用心深かった。 彼は細井日達管長が顕正会の正論に触れて変心することを恐れていたのです。 よって池田は用心深く、単に細井管長の個人的な見解ではなく、「日蓮正宗・責任役員会」の議決を以て、国立戒壇の否定と、正本堂を御遺命の戒壇と定めた「訓諭」を発布させたのです。
 かくて、国立戒壇否定と正本堂の大誑惑は、一細井日達の個人的見解ではなく、日蓮正宗の公式決定、宗門の公的意志となった。 この二通の「宗教法人『日蓮正宗』責任役員会・議事録」には、代表役員・細井日達、責任役員・早瀬道応、同・佐藤日成の三人の署名がある。…
「議題」には「国立戒壇の名称不使用の件」とあるが、それを説明する「第一号案」(左)には「本宗教義の本質より鑑み」とあって、放棄したのは、単に名称だけではなく「国立戒壇」そのものであることを示している。…
 なぜいま私は、このような議事録を敢えて発表するのか――。 それは、国立戒壇の否定が宗門の公式決定としてなされたのであるならば、その取り消しも、「日蓮正宗・責任役員会議決」を以てなされるべきだからです。…
 ここに思うに、早瀬日如管長は昭和四十年六月以来、宗門の議決機関である「宗会」の議員であった。 だから当然、昭和四十五年四月の国立戒壇否定の議事録の内容も知っていたに違いない。… これらの前科ある上は、なおさら「日蓮正宗・責任役員会」の議決を以て「国立戒壇否定」を取り消し、その上で、管長として御遺命の正義を宣示しなければいけない。 さもなければ、大聖人様に申しわけないではないか。もう優柔不断は許されない」(「顕正新聞」「大聖人の御眼を恐れよ」特集号 第1505号 )
3月26日
 宗門、涌徳山本修寺住職 園田司道師 「顕正会員の皆様へ」
「① 顕正会は … 講中解散処分となった団体です。… 顕正会員の要求には一切応じません。
 ② なにか尋ねたいことがある場合は、書面のみ受け付けます。
 ③ 国立戒壇論についての誤りは破折し尽くされているため、議論の余地はありません。
 ④ 集団で来ることはせず、一人で来寺して下さい」
4月1日
 宗門、大白法、「学会員救済のために 創価学会」
「創価新報の本年一月号には同号からリニューアル(発刊を月二回から一回に減らした)したと謳っている。… 同号には「法華講救済のために」と題する新連載を設け、一回目として「御本尊に関する難くせ」なる文章を掲載している。 要約すると、御本尊について御書には、法主の許可・開眼が必要と書かれていないのだから、創価学会が作製・授与しても問題ない、という趣旨。 何のことはない。 今まで通り、破折され尽くした妄説を懲りずに繰り返す、学会の所業の正当化ではないか。「嘘も百回言えば本当になる」を地でいく行為であるが、嘘の回数が足りないと感じているのだろう。…
 学会は、御本尊の開眼を作り話と誹謗するが、「法華を心得たる人、木絵二像を開眼供養せざれば、家に主のなきに盗人が入り、人の死するに其の身に鬼神入るが如し」(御書 六三八㌻)とあるように、日蓮大聖人御自身が開眼を重視されていた御書は数多く拝することができる。…
 学会では、当文を後から追加した文などと嘯(うそぶ)く。しかし、かつて池田大作は、同抄と並んで両巻抄と称される『百六箇抄』の同様部を、「すべて大聖人の金口と拝する(趣意)」(大白蓮華昭和五十二年一月号)と指導していた。いかに邪義を構えても、御法主上人猊下による開眼のない学会の『ニセ本尊』には、大聖人の御魂魄は住されない。それどころか、悪鬼神が入りこんだ魔札である (「大白法」第1026号 )
4月1日
 宗門、慧妙、「「本門の本尊」の定義を不鮮明にしたツケ」
「創価学会の改正条項について原田の説明を挙げている。 そこで、三大秘法抄の説明の中、特に、本門の本尊について「末法の衆生のために日蓮大聖人御自身が御図顕された十界の文字曼荼羅と、それを書写した本尊は、全て根本の法である南無妙法蓮華経を具現されたものであり、等しく『本門の本尊』であります」と説明している。 しかし、これは大間違いである。… こういうことを言うから、末端の学会員等は「身延にある大聖人の御本尊も拝んでも良いのだ」などと臆面もなく言い出すのだ。…
 池田大作も同様に「もとより、日蓮正宗総本山を離れて、創価学会は、永久にありえないのであります。信仰の根本は、本門戒壇の大御本尊であり、 創価学会は、それを民衆に知らしめる折伏の団体であるからであります。私自身、この信仰の根本を一度たりともはずしたことは断じてないことを、大御本尊に誓って申し上げるものであります」(『聖教新聞』昭和五十五年四月二日付) と、大御本尊に誓っているのである。
 以上のように、原田がどんな言葉を弄しても、本門戒壇の大御本尊とつながらない御本尊には功徳などなく、これを拝む者は大謗法となるのである (「慧妙」令和2年4月1日号 )
4月5日  創価学会、フェイク、「ニセ法主の模写本尊は悪鬼神の入った魔札」
「日蓮正宗法華講の機関紙「大白法」四月一日付の「異流義破折 学会員救済のために――創価学会」欄では、創価新報の記事に難癖をつけ、相も変わらず怨念・憎悪に満ちた学会批判を繰り返している。 その内容は御本尊の開眼が必要と述べて「法華を心得たる人」が御本尊の内証を一身に所持する血脈付法の法主であることは「本因妙抄」の文が示す通りと書いているが、笑止千万!。…
 だが、この「大白法」の批判記事は日顕や日如が正統な血脈を相承した法主であることが要件である。 受けてもいない血脈を受けたと詐称したニセ法主の日顕、血脈とは無縁の日如の「内証」とか、或いは「本尊の開眼」を論じても何の意味もない。… 日達法主の急死によって、血脈は断絶し、日蓮正宗には正統な血脈相承の法主は不在となり、ニセ法主の時代になったのだ。
 このニセ法主が模写した本尊こそ「ニセ本尊」であり、「悪鬼神が入り込んだ魔札である」と言わざるを得ない」(「フェイク」第1668号 )
4月7日  安倍晋三首相、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく初の "緊急事態宣言" を発令。
4月16日
 宗門、慧妙、「浅井会長の新型コロナウイルスの災難についての戯れ言を破す」
「顕正会会長・浅井昭衛は、今日の新型コロナウィルスなどの災難について、「正系門家が国立戒壇の御遺命に背いていることこそが根本原因」等と的外れな戯れ言を並べている。…
 この御金言に照らして国土の様相を見るならば、平成二年、創価学会が日蓮正宗に敵対し、異流義教団と化した途端、パブルが崩壊し、阪神大震災や東日本大震災などの天変地夭、異常気象、疫病、凶悪犯罪の頻発、地下鉄サリン事件というクーデターなど、三災七難が次々と惹起して、混沌とした世の中となっていった。…
 では現在、急激に深刻化している三災の原因はいずこにあるのか。 その答えは、浅井昭衛が「顕正会は今や二百十三万余の仏弟子の大集団となって日本国を独走している」と述べている。 この浅井の言葉に依るならば、大聖人の御遺命を歪曲し、口汚なく正法正師を誹謗し、ニセ本尊をバラまく顕正会が、なりふり構わぬ人集めで『日本国を独走している』が故に、三災が起きていることになる」(「慧妙」令和2年4月16日号 )
4月19日  創価学会、フェイク、「四人の無能坊主が権僧正とは滑稽の極みだ」
「日蓮正宗では、このほど四人の能化(権僧正)昇級の人事を発表した。日蓮正宗の能化など社会的にも仏法上も何の価値もないが、この四人とは梶原慈文、阿部信彰、漆畑行雄、水島公正で、梶原は慧浄院日経、阿部は慧聰院日明、漆畑は慧澄院日実、水島は慧厚院日叡と名乗るとのことである」(「フェイク」第1669号 )
4月25日
 顕正会、4月度総幹部会開催(本部会館)、「大疫病・大恐慌等の「総罰」現われる」
 浅井昭衛会長「それにつけても、新型コロナウィルスの猛威は凄まじいですね。今や全世界に蔓延して多くの人命を奪い、さらに世界経済をも崩壊せしめんとしている。 しかし大聖人御在世には、もっと激しい大疫病が二度も発生しているのです。 その第一回は、立正安国論を著わされる直前の正嘉のころ。二度目は、出世の本懐をお遂げあそばす弘安の初期。正確にいえば建治三年から翌弘安元年・弘安二年にかけての三ヶ年です。…
 そしてこの総罰、すなわち「大疫病と、大飢渇と、同士討ちと、他国より責めらる」が、いま再び日本に現われつつある。これこそ「広宣流布いよいよ近し」の前相であると、私は確信しております。…
 時の貫首・細井日達は、この池田にへつらって「国立戒壇否定」の大悪に与してしまった。また当時 教学部長だった阿部日顕も、二冊の悪書を書いて池田の謀りを助けた。 かくて正系門家から「国立戒壇建立」の大事な御遺命は、完全に消滅してしまった。 そのうえ今や学会は、「本門戒壇の大御本尊」をも捨て奉り、宗門はこの大御本尊を営利の具として、法華講員に登山を強要している。… 正系門家のこの濁乱こそ、まさに日本が亡ぶ根本原因なのであります。…
 私は、いま正系門家の御遺命違背によって日本に総罰が現われているとき、同時に、政治の世界においても安倍政権が「神の国」を作らんとしていること、この符合に不思議を感じております。まさに悪に悪を重ね、非に非を増すものです。これが広宣流布の決戦場たる二〇年代の姿なのであります。…
 すでに「コロナ大恐慌」は始まっている。 前述のごとく、今や世界経済はグローバル化して一体となっている。そしてデリバティブの総額は前代未聞の6京円に達している。もしこのデリバティブが爆発したら世界経済は、そのとき終わるのです。 それは決して遠い先のことではない。早ければ今年を含めて一両年、遅くとも20年代半ばまでには起こると思われる。 このとき、世界中で企業倒産が続出し、街は失業者であふれる。国内は不安定になり、国家と国家の間でも不信と憎悪が増し、ついには核を用いての最終戦争が始まる。この「前代未聞の大闘諍」が起これば、このとき人類が絶滅する。これが広宣流布前夜の「総罰」であります。…
 この大事な時に御奉公が叶うとは、顕正会は何たる宿縁でありましょうか。 学会・宗門は第六天の魔王に誑かされて、国立戒壇の御遺命を捨て、さらに学会はついに戒壇の大御本尊様をも捨て奉った。… もう顕正会以外に、大聖人様に応え奉る仏弟子の大集団はない。 顕正会の前進が遅れたら、大聖人様に申しわけない」
 佐藤絵理子 女子部副部長に任ずる。西嶋智子 第6婦人部長に任ずる。(「顕正新聞」「コロナ大恐慌」特集号 第1508号 )
4月30日  公明党、沖縄県議会議員選挙、予定候補の公認取り消し。
 コロナ禍の影響で支援体制がとれないことから、6月7日 投開票の県議選に出馬を予定している現職1名、新人1名の公認を取り消すことを決定。
5月1日
 宗門、大白法、「ルールを破る罪を知れ ― 創価学会 ― 」
 「ルール、法には段階がある。まずは家族、友人との約束や決め事。それから町や集落の決まり。さらに国の法律や国際法。ここまでは相手があり、共益のため。… そして法は守るもの。破れば当然、因果によって罰せられる。
 日蓮大聖人の仏法においては、出世の本懐たる本門戒壇の大御本尊を信仰の根幹とし、大聖人以来の血脈を承継される御法主上人猊下の御指南に基づいて自行化他に邁進することに尽きる。これは、時代の趨勢がどう変わろうと万古不易の鉄則である。創価学会はこれを破った。…
 今を遡ること約三十年前に学会は破門された。彼らは「魂の独立」などと、まるで正しいことをしたかのように繕(つくろ)っている。… その大作の非行を正当化するため、この三十年来、創価学会は本尊・教義・規則などを、なりふりかまわず改変してきた。最優先なのが仏法のルールに随順することではなく、大作を守ることにあったからだ。…
 実は、大作の慢心は破門前後から顕著になったのではない。… 一例を挙げれば、昭和四十九年の「北条文書」などには、宗門を支配し、あるいは独立するという謀略が記されている。長年にわたり「学会が主、宗門が従」「大作が主、仏法が従」という不遜極まる考えを持っていたのだ。… 特に若い学会員たちは、これら一連の歴史事実を知らない。教学試験テキストなどでも改竄された歴史を教えられ、自分たちは正しい、被害者だと刷り込まれているが、それは大間違いだ。学会破門の元凶は、ひとえに大聖人の仏法を私する大作の大慢心と、不信謗法に存するのである」(「大白法」第1028号 )
5月1日
 宗門、慧妙、「 四信五品抄に曰く、「国中の疫病は頭破七分なり」」
「新型コロナウィルスの猛威が世の中を席巻している。 これにより、七月に予定されていた東京オリンピックは延期となり、 四月七日には初の緊急事態宣言が発令され、これに伴い外出自粛・休業要請が出されて、世の中は数ヶ月前までの様相と激変しつつある。…
 すなわち、日蓮大聖人の三大秘法の正法が在すのに、これを信受せず違背することによって、衆生の生命が地獄(瞋恚)・餓鬼(大貪)・畜生 (愚痴)の三悪道に堕し、それが国土・環境に反映して疫病・食糧危機・戦争等が起きる、ゆえにこれは国中の誘法による総罰である、と明かされているのである。…
 では今、我が国に広く流布している宗教は何かといえば、いうまでもなく単一で日本最大の宗教法人は創価学会であり、また「三百万を目指して日本を独走している」などと自慢している顕正会も挙げられよう。 いずれも本宗から追放された異流義団体だが、これら本物に似せた輩の方が「念仏者よりも久しく阿鼻地獄にあらん」(御書五八三頁)罪深き大謗法者であることも思い合せれば、これこそが災難の元凶であることは疑いない」  (「慧妙」令和2年5月1日号 )
5月1日
 宗門、慧妙、「 「宗門と学会は無関係」と嘯く矛盾」
「引き続き原田の教義条項改正についての説明を挙げる。 そこには「大謗法の宗門とは全く無関係」「広宣流布のための御本尊を学会が認定」 このような見出しが続いている。…
 原田はこう説明を続ける。 「会則の教義条項にいう『御本尊』とは創価学会が受持の対象として認定した御本尊であり、大謗法の地にある弘安2年の御本尊は受持の対象にはいたしません。」
 要は、本門戒壇の大御本尊は、本門の本尊の一つではあっても、随一などではないため、特別ではない。 ましてや謗法の地にある本尊であるから、今後は認めません、というわけだ。…
 ここで、はっきりさせなければ、いけないことがある。 原田は「大石寺はすでに大謗法の地と化し」と言うが、それはいつからを指すのであろうか。 彼等の言う「法主詐称者の出現」からとするなら、日達上人が御遷化され、日顕上人の御登座を指すのであろうか、その時からのことか。 はたまた、学会を破門した「魂の独立」の時からであろうか。 あるいは、学会は、「大聖人直結」と謳い、僧宝を日興上人のみであるとし、日目上人已下御歴代上人を僧宝と認めないようだが、日興上人御遷化以降から謗法だとでもいうのだろうか。
 学会は会員に対し、これらを明確にすべきであろう。 いずれにしても、彼等の言い分を踏まえるなら、学会と無関係になる以前は「謗法ではなかった」ことになる。つまりそれは、その時まで血脈も存していた、と必然的に認める事になるのだ。 矛盾極まりない」(「慧妙」令和2年5月1日号 )
5月1日  創価学会、聖教新聞と公明新聞が配達を一部外部委託、茨城県で読売新聞が配達開始。創価学会の配達員不足で、外部委託に変更された。 
5月22日
 顕正会、5月度総幹部会開催(本部会館)、「立正安国論の御聖意、心肝に染めよ」
 浅井昭衛会長「さて、二〇年代に入るや否や、突如として新型コロナが発生して世界中に感染拡大し、今や世界大恐慌が起こらんとしている。こんなこと、いったい誰が想像できたでしょうか。… 顕正新聞の「コロナ大恐慌」特集号は、発刊されてあっというまに無くなり、三十万部も増刷したとのことです。
 この「大疫病」の総罰を見て、学会ではすべての活動を停止したという。学会は本部をはじめとして全国の地方会館まですべて門扉を閉じ、「活動してはいけない」「訪問指導もしてはいけない」ということに、なっているそうです。…
 立正安国論の結文 … この中の「実乗の一善」とは、御文の表面の意は、爾前権経に対して実大乗の法華経を指すが、元意すなわち究極の深意は、まさしく本門寿量品の文底に秘沈された大法、その体は実に「本門戒壇の大御本尊」であられる。 この大御本尊を日本一同に信じ奉り国立戒壇に安置し奉れば、日本は金剛不壊の仏国となる。されば「実乗の一善に帰せよ」とは、早く国立戒壇を建立して日本を仏国にせよ――との仏勅なのであります。…
 そして今、この総罰、すなわち「大疫病と、大飢渇と、同士討ちと、他国より責められる」が、いま日本に現われつつある。私はこれこそ、「広宣流布いよいよ近し」の前相であると確信しております。… 二〇年代に突入するや、突如、新型コロナウィルスが発生したのも、まさに諸天の働きですね。諸天の中でも「大日天子」すなわち太陽の働きによるものと、私は思っております。…
 この大惨禍をお救い下さるのは、宇宙的力用を有する諸天に申しつける、絶大威徳まします日蓮大聖人ただ御一人であられる。 しかし、世間の人々は、まだこの重大なる理を知らない。理解できない。それは諸天の存在を知らず、大聖人様の絶大威徳も知らないからです。 私は顕正会こそ、この重大事を全日本人に教えなければならぬその立場にある――と思っております。よって本日は、改めてこのことを説明したいと思っております。…
 この大闘諍のとき、大聖人様はいよいよ広宣流布をあそばすのです。 大聖人様はこのとき諸天をして、いよいよ全日本人が信ぜざるを得ない客観情勢を作らしめ、同時に無数の地涌の菩薩を召し出だし、一国を諫暁せしめられる。この仏弟子の大集団こそ顕正会であります」
 青木潤 第40男子部長(兼第7総部長)に、鈴木教由 第12男子部長に任ずる。林美和子 第35婦人部長(兼第5総部長)に任ずる。 (「顕正新聞」「立正安国」特集号 第1511号 )
6月1日
 宗門、大白法、「血脈相承を拝信しないことによる現罰 正信会」
「正信会報(一七一号)に、「私の血脈観について」と題する一文が載った。 昨年の講習会での講義らしく、発表者の古川興道はかつての正信会議長だ。…
 古川は、「『血脈の相承』とは大聖人の一切の仏法を総じては大衆に、別しては1人に相承するのが目的」(同 一二㌻)と総別の二義を示しつつ、「総じての血脈は『本門戒壇の大御本尊』を根本に、一機一緑の自らに下付された御本尊を、真摯に信仰すること」(同㌻)と言う。雑乱はなはだしい悩乱の言、創価学会の信心血脈論と何ら変わらない。… 別しての血脈の上に総じての血脈が整う。この筋道を乱す古川の言は、総別二義を雑乱する邪義である」 (「大白法」第1030号 )
6月1日
 宗門、慧妙、「危険! 浅井昭衛は、最終的に反対者をポアする思想を持っている!」
「顕正会員は「広宣流布 (彼らの定義では、顕正会員が日本国中に広まるとの意味) の時には、全国民が一人残らず顕正会に入信する」と主張している。 これまでも顕正会員との論争の場において、「我々は、絶対に顕正会に入信することなどあり得ない。ならば、日本国民全員が顕正会に入るなどという、あなた方の定義する広宣流布は未来永劫あり得ない」と指摘すると、「最終的に、顕正会に入らない人間は、日蓮大聖人の裁きによって滅びるから、一人残らず顕正会員になるのだ」と、狂信者丸出しの言葉を発する会員が多い。…
 浅井昭衛は『立正安国論謹講』なる悪書の中で、「殺生はなによりの悪事であるが、殺された相手のいかんにより、殺した罪の軽重に差が生ずる。… 今日の社会においても、極悪人に対しては国家は死刑を行っているのである。いわんや正法を破壊する謗法の行為は、現世には国を亡ぼし未来には万民を永く地獄に堕とさせるゆえ、その罪の大なること深きこと、世間の極悪人に勝ること百千万億倍である。これがわかれば、国主たる者は自らの責務として、これら謗法の者の命根を断じても、その極悪を止めなければならない」と書いている。
 とはいえ浅井も、これはさすがに書きすぎたと思ったか、〝こうした行為は国主・国家権力がなすべきことで、個人は絶対にしてはならない。また、これは釈迦以前の話で、現在では施を断つことによって断命に代える〟などと言い繕っているが、その舌の根も乾かぬうちに、〝大聖人も「念仏者・禅僧等が寺塔をば焼きはらいて、彼らが頸をゆひのはまにて切らずば、日本国必ずほろぶべしと申し候了ぬ」と仰せられた。謗法が極悪になり、その罪禍により国まさに亡びんとするに至れば、謗法対治もまた徹底せねば国は持たない〟と主張している」(「慧妙」令和2年6月1日号 )
6月1日
 宗門、慧妙、「「御書根本」なる主張のマヤカシ」
「この御書根本は、これまで宗門からも本紙でも、何度も取り上げ破折してきた。 もとより「御書根本」とは、日蓮正宗では当たり前のこと。 何も学会から始まったことではない。 だがよくよく紐解いてみると、彼等のいう「御書根本」とは、「大聖人直結」なるものと供用して、血脈相承を否定し、自分たちに都合の良い御書を切り文で根本にする、ということだ。 学会自らが本尊を認定する、という傲慢極まりない会則をつくった彼等である。都合の良い御書を、都合良く解釈して、会員を、誑かすのは造作ないことだ。…
 学会員が妄想する教義「人間革命」-、ならばその提唱者たる池田大作は、どこまで人間革命ができているのだろうか。池田大作をネットで調べてみると、じつにいろいろ出てくる。 称号や勲章などの名聞名利を貪っては、各国の偉人と対話し、数多くの本も出版して聖人君子ぶる一方、日顕上人、日如上人に対して繰り返す筆舌に尽くせない誹謗 中傷、自らの手は汚さず、会員を煽って宗門僧侶·信徒や学会脱会者への執劫な嫌がらせ等々… その池田が人間革命の手本であるのなら、人間革命とは僭聖増上慢となることに他ならない」 (「慧妙」令和2年6月1日号 )
6月14日  創価学会、フェイク、「綱紀自粛の徹底直後、日顕らは豪遊」
「日蓮正宗の公式サイトの「創価学会との関係について」の項で「学会関連年表」を掲載している。その内容は「平成三年十一月、学会が宗門の教義・信条に従わないから破門し、信徒組織を法華講に統一した」等と学会を悪だと決めつけて、広布破壊の謀略「C作戦」を正当化している。
 だが、実際は正反対である。宗門が腐敗堕落、謗法に成り果て、相承を詐称した日顕は遊興に耽り、信徒を蔑視し、閉鎖的で時代に逆行するのみならず、三宝を破壊したのである。
 平成二年末に「C作戦」を強行した宗門は目論見が裏目に出て信徒が激減し、凋落の坂を転落している。一方、学会は興隆を続けて世界百九十二ヶ国・地域にまで拡大、その正邪は厳然と証明された」(「フェイク」第1670号 )
6月16日
 宗門、慧妙、「検証! 浅井昭衛顕正会会長が抱く危険思想」
「顕正会会長・浅井昭衛は、『立正安国論』に引用される涅槃経の文を解釈する形で、次のような持論を展開している。
「されば殺にも憤怒・残忍から出るものと、このように慈悲より出るものの二つがあるを知るべきである。しかしここで注意しなければならないことがある。それは、このような謗法者に対する命根断絶という行為は、国主·国家権力がなすべきことであって、個人は絶対にしてはならない。ゆえに涅槃経にも、釈尊が過去世において国王であった時の行為として説かれているのである」(『立正安国 距論謹講』一七八頁)と。
 要するに、謗法者に対しては、国主はその命を奪って悪業を止めるべきで、それはかえって善行になり、殺される側にとっても救済になる、というのである。
 ここまで読んだときに過去に、これと酷似(こくじ)した論理を説いた宗教指導者があったことを思い出す。それは、オウム真理教の麻原彰晃である。…
 浅井が解釈している涅槃経の元意は、次下までよく読んでみれば、謗法者が武器を持って正法の僧を殺害せんとする時には、防衛のための武器使用を許すか相手の命を奪ってはならない、というものなのだが、浅井はそこをボカシて、仏法を破る悪人には武力による実力行使をもって退治しなくてはならない、という考えを強調しているのである。…
 これで浅井が、断命とか武力行使という危険思想を否定した、と言えるのか、というと、それは否であろう。何故ならば浅井は、その言葉に続けて … 将来において断命や武力行使を行なうべき時がくる、ということを示唆しているのである」(「慧妙」令和2年6月16日号 )
(※ 「慧妙」紙は、"要するに" として粗雑なとんでも論法で、オウム真理教の麻原彰晃と浅井昭衛を、同一視している。では、暁鐘編集室編 最終改定版 「立正安国の解説」 では、どうか。解説で 「この一闡提人に対し、仏は、一切の布施や供養を禁じ、その命脈を断つべきことを示されたのである」(p199)と、論述している。浅井の命断否定は否定し、自らの命断否定は肯定する、それはダブルスタンダードではないのか。 櫻川 忠 )
6月16日
 宗門、慧妙、「三秘抄・一期弘法抄を偽書扱いする 正信会僧・加藤法研を叱る」
「正信会僧侶の加藤法研が、顕正会を批判する文章を正信会機関紙『継命』(四月十五日号)に書いている。顕正会についての批判はともかく、問題は次の箇所である。
 加藤いわく「彼らの主張の依拠は『三大秘法稟承事』と『日蓮一期弘法付嘱書』の二書で、これは共に日蓮大聖人の御書とはいい難いものです」と。 さらに文章の後半では、大聖人滅後百五十年から二百年頃の大石寺では、人材不足がおきていました。(中略)そういうとき宗門の人材不足の解決と信徒増加をなすために法華本門の戒壇建立を意識して書を作り、天台山·比叡山より優れた霊峰富士の裾野に本門寺の戒壇を建立しようとした人も出てきました。」と、あたかも『三大秘法稟承事』と「日蓮一期弘法付嘱書』が大聖人滅後百五十年から二百年頃に作られた偽書であるかのように、書き殴っているのである。…
 このように、日蓮正宗における秘伝書・相伝書を臆説をもって偽書扱いする輩が、今なお勝手に「日蓮正宗」を名乗っているとは迷惑この上ない。 また、加藤の悪文を掲載した『継命』及び執行部も同罪でである。この際、「日蓮正宗」を詐称するのはやめてほしいものだ」(「慧妙」令和2年6月16日号 )
6月24日
 顕正会、6月度総幹部会開催(本部会館)「20年代こそ広布の決戦場」
 浅井昭衛会長「いま日本国中が新型コロナと経済崩壊で怯えている中で、このように広宣流布がしんしんと進んでいること、何より有難く思うものであります。… この総罰の中、学会と宗門は萎縮して今すべての活動を中止しているとのことですが、顕正会だけは「この総罰こそ広宣流布近しの前相」として、いよいよ人を救い国を救う戦いに、毅然と立っている。 …
 次いで、池田に擁立された阿部日顕が六十七世の猊座に登った。以来二人は、十一年後の平成二年の「大石寺開創七百年」をめざして、「本門寺改称」の陰謀を実現すべく、心を合わせて突き進んだ。
 平成二年の四月、私は心血を注いで「正本堂の誑惑を破し懺悔清算を求む」と題する一書を認め、阿部日顕と池田大作に送付した。 この書の内容は、阿部日顕が曽て著わした「二冊の悪書」すなわち「国立戒壇論の誤りについて」と「本門事の戒壇の本義」における邪義を一々に挙げ、その誑惑の根を断ち切ったうえで「速やかに偽戒壇・正本堂を撤去せよ」――と迫ったものであります。 この諫状は阿部日顕の肺腑を抉り、心に怖畏を生ぜしめた。…
 そして不思議なことがまたも起こった――。 それまで二人三脚で一体のごとくに見えた池田大作と阿部日顕の間に、またも細井日達の時と同様の疑心暗鬼が生じたのです。やがて始まった抗争はまさに「修羅と悪竜の合戦」そのもので、その激しさは細井管長のときの抗争とは比べものにならなかった。…
 今の新型コロナウィルスも、いったんは収まったように見えても、第二波・第三波があって長引くことになるかもしれない。… いま、私が最も気にしているのは、巨大地震の発生です。もし巨大地震が発生したら、国家破産寸前の日本はそれで止どめを刺される。… 6月4日には、三浦半島で原因不明の異臭騒ぎが起きたが、これも専門家によれば「相模トラフ由来の地殻変動がもたらした可能性がある」とのことです。…
 顕正会の使命は、日蓮大聖人のこの偉大な大恩徳を全日本人に教え、帰依せしむるところにある。 御遺命に背いた学会・宗門には、すでにこの資格も力もない。 顕正会が身を捨てて立たずして、誰人が大聖人様に応え奉るのか。 いよいよ二〇年代こそ広宣流布の決戦場であります」
 林美和子 第6婦人部長(兼第5総部長)に任ずる。(「顕正新聞」「20年代こそ広布の決戦場」特集号 第1514号 )
6月25日
 顕正会、顕正新聞、藤村雄大法務部長 「『神の国』をつくらんとした安倍政権もいよいよ末期症状」(「顕正新聞」第1513号 )
7月1日
 宗門、慧妙、「顕正会法務部次長 菅原克仁の再々反論を嗤う」
「『顕正新聞』(六月十五日号)において、顕正会法務部次長・菅原克仁なる青年が「関快道の敗北を誤魔化す『慧妙』の悪足掻きを粉砕す」「宗門僧俗、ついに反論不能に陥る」等という見出しのもと、「今般の法論が(中略)完全決着したことを宣言する」として、論争に一方的幕引きを謀る記事を掲載した。…
 さて、菅原の文を一読して感ずるのは、「狂信者というのは本当に困ったものだ」ということである。何が困ったものかというと、
 ① 狂信者は自分の妄想を事実と決め込んでいる、
 ② 狂信者は相手の言うことに耳を貸さず一方的主張を繰り返す、
 ③ 狂信者は一を知って二を知らず、知ろうともしない、
 ④ 狂信者は教祖を守るためなら切り文でのすり替え・歪曲も平気である、
 ⑤ 狂信者は捨て台詞と共に勝手に勝ち鬨を上げて主張を打ち切ってしまう、といったところか。…
 菅原は、とにかく自らの崇める浅井を袋叩きにしてきた大草氏が憎くて仕方ないのだろうが、いやしくも弁護士たる者(菅原は顕正会専属の弁護士らしい)が、こんなお粗末な論証の仕方をしていては笑い物である」 (「慧妙」令和2年7月1日号 )
7月1日
 宗門、慧妙、「創価学会の教義条項改正についての検強付会を破す」
「次に、これまで池田大作が現実的な課題に対応した事例を挙げている。 すなわち、昭和四十五年五月三日 |第三十三回本部総会における「国立戒壇」という表現を用いないことを表明したことと、昭和四十七年の『私の釈尊観』『私の仏教観』で、釈尊の事跡、法華経の成立年代など、現在の学問的研究を踏まえた考察を発表したことを指す。… 今回の教義条項改正は〈日蓮大聖人の仏法の本義に立ち返って、従来の教義解釈を整理し直したものである。したがって、教義の変更ではなく、教義の解釈の変更と位置づけられるものである>と、教義の変更ではなく、あくまでも教義の解釈の変更だ、と強調する。
 はじめの国立戒壇の表現を用いないとの表明は、池田がそうしたのではない。 これは第六十六世日達上人がそう決定なされたのである。 同日の御指南に「かつて、『国立戒壇』という名称を使っていたことがありました。(中略) 今日では『国立戒壇』という名称は世間の疑惑を招くし、かえって、布教の邪魔にもなるため、今後、本宗ではそういう名称を使用しないことにいたします」と仰せられている。 池田の発言は、この日達上人の御指南を踏まえた上での創価学会員に対する指導だったのだ。
 次の、現在の学問的研究を考察する、 ということは、非常に重要であり、これを否定するものではない。 しかしながら、 日蓮大聖人の仏法の真髄を知り得ない世間の仏教学をそのまま受け入れることが、正しい学問的姿勢などではない」 (「慧妙」令和2年7月1日号 )
(※ 「慧妙」紙は、経緯をすべて知っていながら "国立戒壇名称不使用" の責任を細井日達師に押し付け、あからさまに池田大作会長を擁護している。 櫻川 忠 )
7月1日
 宗門、慧妙、「「創価新報」のお笑い誹謗記事を破す」
「『創価新報』に「落日の日蓮正宗」なる誹謗記事が載っている。… その六月十七日号に、何とも呆れた記事が載った。 「外国人標的に成果稼ぎ」と題して、ネパールにおいて八万人以上が入信したことを大袈裟に誹謗したものだ。
 いわく「そもそもネパールでは、法律により改宗が禁じられているのだ」「日顕宗がしていることは、社会問題、事件になりかねない行為なのである」 「違法行為と認識しながら、それでも平然と勧誘を続けているのだから悪質だ」と、一読して思わず吹き出してしまった。
 ネパールでは創価学会も布教を行ない、会館まで建てているではないか。 『新報』編集子は、自分の会の取材すらしていないと見える。…
 現在のネパールでは、日本とは違いがあるものの信教の自由も認められている。… ただ日蓮正宗の悪口を書きさえすればよい ー そんな『創価新報』の姿勢が露わになった一事であった」(「慧妙」令和2年7月1日号 )
7月1日  中華人民共和国、香港で「香港特別行政区 国家安全維持法」を施行。香港での反政府的な動きを取り締まる法律、違反者は最高で無期懲役が科される。
7月25日
 顕正会、顕正新聞 「コロナ急拡大の中、大洪水列島を襲う」(「顕正新聞」第1516号 )
7月27日
 顕正会、7月度総幹部会開催(本部会館)、「顕正会こそ諫臣・争子」6/7月度折伏成果 22,922名。
 浅井昭衛会長「さて、本年の中盤六・七月法戦は、「二万」の誓願を立てて戦いましたが、先ほど発表のごとく、ついに二万二千九二二名の大折伏が成し遂げられました。… この大折伏は、新型コロナ急拡大の中で国中が怯える中、さらに豪雨・大洪水が列島各地を執拗に襲う中に、成し遂げられたものであります。…
 正系門家がこのように「濁悪」になれば、もう日本は保たない、必ず亡国となる。ゆえに私は「二〇年代こそ広宣流布の決戦場である」と言い切ったのであります。 いいですか。大聖人御在世に日本に襲来したのは隣国の大蒙古国であった。そして広宣流布前夜の日本を侵略するのは、やはり西の隣国・中国であると、私は思っております。 中国という国家が侵略的であるのは、共産党独裁政権の世界観から発している体質であるから不変です。これを修羅界の国家というのです。…
 遠からず中国は必ず尖閣諸島を奪い取る。それは、中国共産党政権の長年の悲願であった「台湾統一」を実現するのに、不可欠だからです。 もし台湾を侵略すれば、次には「沖縄も中国固有の領土だ」と主張して、沖縄を奪おうとするに違いない。そして中国の究極の侵略の目標は「日本」にあると、私は思っております。…
 日本は今、安倍政権の財政規律を無視した無責任な異次元金融緩和によって、財政赤字は1267兆円に膨らみ、その対GDP比は238%で世界最悪です。いつ財政破綻してもおかしくない。 そのうえ首都圏直下と南海トラフ巨大地震も足下に迫っている。もし巨大地震の連発を号鐘として、種々の災難ののちに隣国の侵略を受けたら、そのとき日本は亡びる。…
 私は、二〇年代のしかるべき時に、第三回目の一国諫暁の書を著わし、大聖人様に応え奉らんと決意しております。このとき顕正会の大総会を開催し、全顕正会の熱誠を以て大規模なる諫暁の戦いを起こしたい。 大聖人様に忠誠を貫く仏弟子三百万が一結すれば、日本国は必ず動き、大聖人様の大恩徳は一国に輝く」 (「顕正新聞」「顕正会こそ諫臣・争子」特集号 第1517号 )
8月1日
 宗門、大白法、「謗法の根源は誰か 創価学会」
「去る五月三日は「創価学会の日」。これは池田大作が第三代会長に就任した日に由来する。 特に本年は、会長就任六十周年の記念の年ということで、いろいろな機関紙で特集を組み、大々的に報道していた。 だが、相変わらず本年も、当人が一般会員の前に姿を現わすことはなかった。…
 当時三十二歳の大作は … 「わが創価学会は、日正宗の信者の団体であります。したがって、私どもは、大御本尊様にお仕え申しあげ、御法主上人貌下に御奉公申しあげることが、学会の根本精神であると信じます」と述べた。 今日の学会の変貌を見る時、戸田二代会長の遺影を背に、大勢の会員の前で誓った、大作のこの発言は一体何だったのかと首をかしげざるを得ない。
 今や学会は、戸田会長が築いた本宗外護の信徒団体としての根本精神に背き、総本山を謗法呼ばわりし、血脈付法の御法主上人貌下に憎悪をたぎらせ、宗旨の根本たる大御本尊への信仰を捨て去った。これらの全責任は池田大作にあり、大作こそが僧俗和合による広宣流布を破壊した張本人なのである」(「大白法」第1034号 )
8月1日
 宗門、慧妙、「衆生の機を中心に「三大秘法』を解釈」
「『教宣ハンドプック』は続いて三大秘法について「大聖人は、悪世末法の一切衆生救済のために、宇宙と生命に内在する根本の法を南無妙法蓮華経であると明らかにされ、それを三大秘法として具体的に顕わされた。それが本門の本尊・本門の題目・本門の戒壇である…」と解説している。
 さて、『ハンドブック』の説明では、「大聖人は、悪世末法の一切衆生救済のために、宇宙と生命に内在する根本の法を南無妙法蓮華経であると明らかにされ」とあり、「今回、三大秘法について次のように明らかにした」などと、あたかも自らが大聖人の仏法を理解し尽くしているかのごとくに述べているが、これらは外道ともいうべき内容の邪義であり、不相伝にして増上慢ならではの解釈といえよう。…
 このような考えに対し、第六十五世日淳上人は「かような考えへは南無妙法蓮華経は法であるとのみ考へるからでありまして 宇宙に遍満する妙法の理が題目であるとするからであります。此れは大変な誤りで南無妙法蓮華経は仏身であります。即ち法報応三身具足の当躰であらせられ報身中に具し玉ふのであります。妙法の理は天地の間にありましても それは理性であります。実際には仏の御智慧のうちに厳然として具はり玉ふのであります。その仏は十方法界に唯一在ますだけであります」(『日淳上人全集』下巻九八二頁)と破折されている。…
 学会は、南無妙法蓮華経を単なる法としか捉えられず、その法に対しても、己の機根を中心に考えるから、このような邪義に陥るのだ。… これは機根を中心にした解釈である。この邪義は、三大秘法は、衆生のために顕わされたのだから自分たちのものである、という自己中心の甚だしい勘違いからきており、牽強付会以外のなにものでもない」(「慧妙」令和2年8月1日号 )
8月2日
 顕正会、鳥取会館御入仏式厳修。(「顕正新聞」第1519号 )
8月6日  創価学会、創価学会本部で方面長会議開催。佐藤浩副会長、公明党候補者個人の後援会主導に変更すると表明し紛糾。
 佐藤浩副会長、創価学会主導だった従来の選挙手法を、候補者個人の後援会主導に変更することを表明。創価学会員が知人・友人の支持者名簿をもとに、個人宅を回るローラー作戦や電話作戦で支持を呼びかけてきたが、今後は各候補者について自民のように後援会を作り、創価学会を後援会員にする方式に変更するとして会議が紛糾。(「文春オンライン」) 
8月11日  中華人民共和国、香港民主活動家の周庭を「国家安全維持法」で逮捕。
8月13日  創価学会、新・改革通信、「戦後75年 宗門の若手僧侶が知るべき戦争責任問題(上)」
「仏教界でも、戦争責任問題をどのように後世に伝えていくか、考察が進んでいる。… それに対して日蓮正宗はどうか。終戦50年に多くの仏教教団が「戦争責任」を認め謝罪を表明しているが、日蓮正宗は未だに「戦争責任」を認めることも謝罪することもない。
 宗門の若手僧侶のために、宗門が戦時中に行った行為を列挙する。
 ① 法主が「未曾有の大戦に必勝を期せむ」等の「訓諭」を発して、信徒を扇動した。
 ② 法主や僧侶が侵略戦争を「出世の本懐」と言い、戦争に勝つことが大聖人の念願であると言って、大聖人の言葉を利用して、戦争に荷担した。
 ③ 教義を国家神道に合わせるため、法主をはじめ長老たちが「神札の受容」「御遺文の削除」「御書の発禁」「観念文の改変」「本地垂迹説の使用禁止」を決定した。
 ④ 本山の木々、「御堂及山門の銅瓦」、寺院の金属製仏具を武器の資材として提供した。
 ⑤ 信徒に献金を募り、軍用機などを軍に献納した。
 以上のことは宗門の機関誌『大日蓮』や資料に記載されており、歴史から消えることはない 」(「新・改革通信」NO.156号 )
8月14日  創価学会、新・改革通信、「戦後75年 宗門の若手僧侶が知るべき戦争責任問題(下)」
「宗門は平成3年に以下のように述べている。
「一切衆生救済の根本尊崇の大御本尊と、一切衆生の信仰を正しくするために、日蓮大聖人から伝えられた教義の秘伝を軍部の圧政と日蓮宗身延派の野望によって破壊侵害されないために、表面上国策に従い、実際にはそれを無効にしたのである」(「日蓮正宗と戦争責任」)
 宗門はここで、はっきりと「表面上国策に従い」と、軍部に迎合したことを認めている。彼らは「表面上」とごまかしているが、「神本仏迹論」を説き、大聖人の仏法を曲げて国家神道に屈したのだ。 大聖人の仏法に違背してまでも、国策にしたがい、信徒を扇動したのだから、決して「表面上」などという言葉で済まされる問題ではない。日蓮仏法の正義は身延派によって侵害されたのではく、宗門が自らの手で破壊したのだ 」 (「新・改革通信」NO.157号 )
8月16日
 宗門、慧妙、「宗教法人正信会の「戒壇の大御本尊」への疑難を破す」
「『妙風』第一〇〇号(七月一日付) に掲載された 「論苑」に、「宗門ではある時代から、本門戒壇の御本尊こそ大聖人出世の本懐であり、究極の御本尊にして、… 楠板をもって造立されたと伝える。 だが、熱原法難の真っ只中および前後の大聖人御真蹟御書たる10月1日の『聖人御難事』、同12日の『伯耆殿御返事』、同17日の『聖人等御返事』、11月6日の『竜門御書』にも、この大聖人出世の本懐という御本尊に関する記述は、まったくないのである。これは果たして何を物語るのだろうか」との記述があった。
 要するに、大聖人出世の本懐たる大御本尊について、御書に記述がないから怪しい、というのである。 記事はさらに、通称「河辺メモ」から「戒壇の御本尊は(六世日時上人か九世日有上人以降に造られた)偽物である」との文を引いて結論に替え、最後に「本尊観、血脈観、法義観を、誤れる日蓮正宗のそれに同調する任意派正信会には、もはや "正信覚醒" を語る資格はない」と、日蓮正宗を誤れる宗旨と決めつけ、その日蓮正宗の本尊観等を踏襲しているとして任意派を批判し、文を結んでいる。
 いやはや、先般は任意派が二箇相承を偽書呼ばわりしたと思ったら、今度は妙風派が大御本尊の否定に及ぶとは、謗法の毒気がかくも深く入ってしまったかと、驚くやら呆れるやらで、開いた口が塞がらない。… 宗教法人正信会は、すでに日蓮正宗とはかけ離れた邪宗教団と成り果てている。今も「日蓮正宗」の名を詐称する同会傘下の寺院は、さっさとその看板を外して世人を迷わすのをやめるべきである」(「慧妙」令和2年8月16日号 )
8月25日
 顕正会、8月度総幹部会開催(本部会館)、「一国総罰のなか広宣流布 駸々と進む」
 浅井昭衛会長「総幹部会は一回ごとに広宣流布の歯車を回わしていく大事な集会です。それがコロナ対策で、已むなく代表幹部わずか四百名の参加となっている。… これをオンラインあるいはDVDにして大勢が視聴できるようにしたら、ソニックシティでやっていた時の何倍もの人々が視聴できるようになったとのこと、有難いと思っております。…
 二〇年代に入ってからのテンポはまことに速いですね。 世界を見れば、新型コロナの凄まじい感染拡大によって、ついに世界経済が崩れ始めてきた。このようなこと、誰人も想像できなかったことです。…
 今の「日本国憲法」を見てごらんなさい。 戦勝国アメリカが日本に与えた憲法とはいえ、この憲法は、日本をアメリカに依存しなければ生存できない国にしている。だから文面にはないけれど、まさに「アメリカを日本の柱」とした憲法なのであります。… 昭和27年に「講和条約」と「日米安保条約」が同時に発効して占領期は終わったが、日本は真の独立国家ではなく、アメリカの保護国・属国のような立場で、今日まで来ているのです。…
 国立戒壇を否定するために建てられた偽戒壇・正本堂はすでに崩壊した。「破邪」の次には、必ず「立正」がある。 全日本人に、末法下種の御本仏・日蓮大聖人の大恩徳を教え、早く国立戒壇を建立して、大聖人様に応え奉らなければいけない。…
 やがて、戒壇の大御本尊を恋慕して唱え奉る唱題の声は、北は北海道から南は沖縄に至るまで、日本列島に満ち満ちる。 そして、全員が国立戒壇の建立を熱願するとき、それが「唯願説之」となって、ついに戒壇の大御本尊様は国立戒壇に御出ましあそばすのであります」
 川﨑泰之 第16総部長に、小山泰生 第15男子部長に、石田幹人 第42男子部長に任ずる。尾家多恵子 第16総部長に、西脇奈緒美 第40女子部長に、野口由華 第47女子部長に、徳丸あゆみ 第58女子部長に任ずる。森本えり子 第12婦人部長に、佐藤純子 第31婦人部長に任ずる。(「顕正新聞」「日本の柱」特集号 第1520号 )
9月1日
 宗門、慧妙、「聖人御難事」の文意を曲解する学会」
「『教宣ハンドブック』は、大御本尊と関連のある『聖人御難事』について、次のように述べている。
 <これまで、創価学会は、日蓮正宗の解釈に基づき弘安2年の御本尊」を日蓮大聖人の出世の本懐としてきた。その根拠は、「聖人御難事」の「余は二十七年なり」の一説であった。しかしながら、この両者を結びつける解釈は、古い文献にはなく、あらためて「聖人御難事」そのものを拝して、大聖人が教示されている出世の本懐の意味について考察しておきたい>
 そして、次の六つを挙げて結論付けている。
 ① 大聖人は本抄で「弘安二年の御本尊」について述べられていない。
 ② 本抄は、「余は二十七年なり」と言われ、御自身の大難に遭われたことを強調されている。また、これに続く御文も、難について述べられている。
 ③ 本抄は、熱原法難の最中の御書で、渦中の信徒に宛てた御書なので、「二十七年」と「難」に言及した本意は、不惜身命・死身弘法の信徒を称賛することにある。
 ④ 大聖人の出世の本懐は、『報恩抄』にも示されているように、三大秘法を顕わすことによって、衆生救済の道を完成したことである。そして、… 誓願成就を示されている。
 ⑤ 大聖人の御生涯全体を拝したとき、 「二十七年」と強調されているのは、立宗以来 二十七年目にして、三大秘法受持の不惜身命の信徒が出現したことを鮮明にするためである。
 ⑥ 「出世の本懐」の本義は、三大秘法を確立されたとともに、立宗以来二十七年目にして、大難に負けない信徒が現われた、という民衆仏法の確立である。
 以上が、要約した内容だが、「余は二十七年なり」と仰せの出世の本懐が、民衆仏法の確立とは片腹痛い。…
 学会では「民衆仏法の確立」などと言って、その実、日興上人をはじめとする僧侶を悪意をもって外し、熱原法難の真実を歪めているに過ぎない。 この師弟相対、僧俗和合にして不惜身命の弘通の姿こそ、大聖人の仏法にして、古来から変わってはならぬ日蓮正宗の姿なのである」(「慧妙」令和2年9月1日号 )
9月16日  菅義偉、第99代内閣総理大臣に任命さる。
 安倍晋三自由民主党総裁の辞意表明で、自由民主党総裁選挙が実施され、菅義偉が第26代総裁に選出された。これを受け、安倍晋三内閣が総辞職し、後継政権として成立した。
 携帯電話料金の引下げなどを政策に示し、所信表明演説では目指す社会像として「自助、共助、公助、そして絆」を掲げた。経済政策ではアベノミクスの継承など、安倍前政権の方針を引き継いだ。
9月26日
 顕正会、9月度総幹部会開催(本部会館)、「地球規模の異常気象は世界大闘諍の前相」
 浅井昭衛会長「さて、広宣流布の決戦場たる二〇年代に突入して、世界の情勢は急テンポに変わりつつありますね。… この大疫病は世界各国の経済を直撃し、日本も米国もEUも、20年度4月~6月期の国内総生産(GDP)は戦後最悪の下落になってしまった。いよいよ世界大恐慌が始まって来たのです。 このような事態になること、本年の初頭に誰人が予想し得たか。 ひとたび諸天が動けば、このように凡夫の思慮を絶することが起きてくるのであります。…
 安倍首相は7年8ヶ月の長きにわたって国政を私物化し、やりたい放題なことをやって来た。しかし本年に入ってついに行き詰まり、政権を投げ出さざるを得なくなった。… その悪事とは、世間で言われているものは次の4つですね。これを一口で言えば「モリ・カケ・桜・河井夫妻問題」です。…
 しかるに、この大事な御本仏を無視して、御本仏の所従であり守護の善神である天照太神を「日本国の本」とするところに主客転倒の謗法がある。神と仏を取り違えれば日本が亡ぶのです。 ゆえに私は平成29年から30年にかけて、8回にわたって総幹部会でこれを叫び、諫暁した。そして本年に突入して、ついに安倍政権は瓦解したのであります。…
 いま日本の前途には三つの国難が待ち構えている。 それは、一には国家財政の破綻、二には巨大地震の発生、三には最も重大な他国侵逼であります。… 米・中対決の狭間で、日本は果して存立し得るのか。「米国に付くのか」「中国に付くのか」このことが必ず双方から厳しく求められる。… そのとき日本は割れる。中国に付くか、アメリカに付くかで争いが始まる。これが御書に仰せの「同士討ち」です。… そこで国論は二分して、「どしうち」ののち、いよいよ他国侵逼が起こるのであります。 まさしく日本は寿量品の「自惟孤露・無復恃怙」になってしまうのです。…
 早く全日本人に、日蓮大聖人の大慈大悲と大恩徳を教え、御遺命の国立戒壇を建立しなければならない。これが顕正会の唯一の使命であります 」 (「顕正新聞」「米中対決と日本」特集号 第1523号 )
9月28日  新型コロナウイルス感染症 (COVID‑19)、世界の死者数が累計で100万人を超える。
10月1日
 宗門、大白法、「何を広宣流布したいのか 正信会」
「宗教法人正信会が発行する機関紙「妙風」(本年七月一日付)に、捨て置けない謗言が載った。…「大聖人出世の本懐という御本尊に関する記述はまったくないのである。これは果たして何を物語るのだろうか」…
 現在、正信会僧俗らは総本山へ参詣できないため、これを正当化せんと企んでの言であろうが、これでは本門戒壇の大御本尊への信仰を否定した創価学会と変わりないではないか。… 本門戒壇の大御本尊を否定して、いったい何を広宣流布しようというのか」(「大白法」第1099号 )
10月1日
 宗門、慧妙、「日寛上人の教学を否定する自己矛盾」
「『教宣ハンドブック』は「三大秘法について」の項目の最後で、「『一大秘法』『六大秘法』について」と題して、次のように説明している。
 <これまで、日寛上人の教学に基づいて、「一大秘法」や「六大秘法」ということを使用してきたが、「一大秘法」が「本門の本尊」であるという日寛上人の解釈は御書にはない。(中略)日寛上人の教学には、日蓮大聖人の正義を明らかにする普遍性のある部分と、要法寺の法主が続き、疲弊した宗派を護るという要請に応えて、唯一正統性を強調する時代的な制約のある部分があるので、今後はこの両者を立て分けていく必要がある。(中略)その意味で、日寛教学の一大秘法、六大秘法という用語は、今後用いない>
 はて、学会は日寛上人書写の御本尊を利用して偽本尊を作った時、血脈相承を否定する反面、日寛上人は "大聖人直結の信心をしていた方だから問題ない"と強弁していたはずである。 それなのに今度は、元となる本尊を書写した方の教学を否定しつつ、その本尊を拝み続ける、とは……。 さらに言えば、学会独自の「大聖人直結」なる語を連呼しているが、そのような用語も教義も御書にはないのだが…… 脳乱している学会員には、これらの矛盾がどう映っているのであろうか。…
 さらに、『ガイドプック』の中で、伏線を引きながら、いずれ日寛上人をも否定するであろう。 コロコロ教義が変わり続ける学会は、第三者の目から見ても異様である。 言葉巧みに誤魔化す学会に編されるのは、もう終わりにしようではないか」 (「慧妙」令和2年10月1日号 )
10月1日
 宗門、慧妙、「学会流「御書根本」の詐術」
「『創価新報』では、いまだに「『御書根本』こそ大聖人の仏法の正道」などと、学会員を騙している。 ここで創価学会のいう「御書根本」とは、正当な血脈相伝によらず、我見によって都合よく御書を用い、解釈することでしかない。…
 日蓮門下は皆、大聖人の御書を根本にしているにも関わらず、十派以上に分裂している。それは何故か? それは学会と同様に、御書を自らの都合に合わせて読み、その自己流の解釈を教義とするからである。…
 学会において、「御書根本」の裏付けとしている御文は、『持妙法華問答抄』の「文証無きは悉く是(れ)邪謂なり」(御書二九四頁)である。… この部分は天台の釈を引用された箇所である。 学会では、これを切り文して、「大聖人以外の人師論師 (歴代御法主上人を指している) の論釈は邪義だ」として、「御書根本」であるから、途中の人師論師の論説を用いてはならない、とするのである。
 だが、学会の引くこの御文を述べた天台大師こそ、まさに人師論師に当たる。人師論師の論説を用いてはならないとしながら、 人師論師の論説で自らを正当化しようとするお組末さ、これが学会お得意の「切り文」である」(「慧妙」令和2年10月1日号 )
10月7日  創価学会、新・改革通信、「宗門の存続を脅かす私塾・法教院(上)」
「昭和63年4月に正規の大学ではない法教院が開学し、今年で32年を過ぎた。そして今、宗内教師の半数がこの「私塾」出身者となった。現時点で、総教師数920名に対して、法教院出身者が446名(卒業者合計は約500名)である。この総教師数には、100名を超える無任所教師と70名近い隠居者(法教院出身12名)も含まれる。
 教師の半数が法教院の出身者ということは、宗門からすれば、理想の状態に近づいているということになる。法教院が設立される以前は、大坊の学生は他宗派が運営する仏教系の大学に進学していた。“それでは大聖人の仏法を正しく研鑽することができない”というのが、日顕が大学科の構想を発表した一つの理由であった。日顕の言う“大聖人の仏法を正しく研鑽した者”が続々と住職になり、果たして宗門はどう変わったのか?…
 すなわち、法教院出身者が増えた結果、御講での住職の話の質が上がるどころか、共通原稿が必要なほど、質が低下しているということだ。なぜこうなるのか? 答えは簡単だ 」(「新・改革通信」NO.158号 )
10月8日  創価学会、新・改革通信、「宗門の存続を脅かす私塾・法教院(下)」
「大聖人の仏法を正しく教えているはずの法教院で、大量の還俗者が出ている。約30年で60名以上が在学中に還俗している。卒業した者もすでに36名が還俗・擯斥、12名が隠居している。… 大坊の延長でしかない法教院では、人材が育たないことが証明された。
 我々は以前に法教院で人材が育たない理由を以下のように指摘した。
 ・ 一般の大学を受ける目標がなくなり、中高生の学力が低下する
 ・ 閉鎖的な世界での教育では、他者の目がなく、向上心をなくす
 すなわち、法教院は本山の大坊の延長でしかなく、人材が育つどころか、在学中・卒業者合わせて約100名の還俗者を出している。これは教育機関としては失敗であり、宗門の存続にとって致命的な問題である。… 20年後には、宗内教師のほとんどが法教院出身という時代を迎えるであろう」 (「新・改革通信」NO.159号 )
10月13日
 顕正会、御大会式厳修(本部会館)(「顕正新聞」第1525号 )
10月16日
 宗門、慧妙、「顕正会の本尊疑惑を糾明す」
「平成五年に創価学会がニセ本尊を作製·配布した時、正信の僧俗がこの大謗法を糾弾して大騒ぎとなった。 だが、この明らかな大謗法を知りながら、顕正会会長・浅井昭衛は完全に無視を決め込んでいた。それは何故か?
 その理由は一つしか考えられない。 すなわち、浅井自身が、すでに創価学会と同じニセ本尊作りに手を染めていたからこそ、自身に批判が及ぶのを恐れて、完全沈黙して頬被(ほおかむ) りをするしか手がなかったのである。…
 疑惑に満ちた顕正会の本尊は概(おおむ)ね三種類あるが、これについて証拠を挙げて検証していくこととする。
 ①「日布上人の大幅御形木御本尊」と称する本尊について
 当初 (昭和六十年)に浅井昭衛が発表した顕正会所持の本尊の中には存在していなかったのに、 忽然と現われ、近年の顕正会地方会館開設と共に、数がどんどん増えている。…
 ②「日布上人書写の御形木導師曼陀羅」と称する本尊について
 この「導師曼荼羅の御形木御本尊」なるもの、以前から浅井が公言していた松本住職(当時)から授かったとする本尊類の中には含まれておらず、… 平成十九年になって、突如、六幅出現したのであるから、まったく不自然きわまりない。…
 ③ 自宅を拠点としている会員が受けた「日寛上人の御形木御本尊」と称する本尊
 この本尊は、浅井の発表によると、はじめは「数百幅」だったのが「多数」「大量に」と、その数が若漠(ほうばく)と増え続けている。…
 かつて浅井は、『富士一跡門徒存知事』を引用して、「大事の御本尊を印刷すること自体が不敬」(『顕正新聞』昭和五十四年十一月十五日)と述べたが、自分がその「不敬」の大謗法を犯していないというなら、茫漠と数が増えてきた「大量」の形木本尊について、その出自を明らかにしてみよ。
 以上のとおり、顕正会 浅井昭衛によるニセ本尊作りや 謀り本尊の流布が行なわれていることは、もはや確実である」 (「慧妙」令和2年10月16日号 )
10月20日  創価学会、聖教新聞、池田大作名誉会長夫妻が "世界聖教会館" を訪問(19日)と報道。
10月26日
 顕正会、月度総幹部会開催(本部会館)、「広布前夜の"同士討ち"こそ他国侵逼の前相」
 浅井城衛会長「大聖人様は三大秘法抄に、国立戒壇建立の時の社会状況について「末法濁悪の未来」と仰せ下されておりますが、今こそこの「末法濁悪」の直中と、私は感じております。…
 地涌の菩薩は「志念堅固にして大忍辱力あり」と法華経の涌出品には説かれている。 すなわち広宣流布の一念信が堅く、いかなる悪口中傷にもへこたれないということです。 だから、たとえ逆縁が続いても、弱い心を起こさず、この「志念堅固にして大忍辱力あり」こそ地涌の菩薩の資格なのだと、この思いを胸に抱きしめてほしい。…
 さて、話は変わります。 広宣流布前夜の日本における「同士討ち」すなわち自界叛逆について述べたいと思っております。… 総罰の中の「大疫病」とは、いま全世界に蔓延している新型コロナウィルスではないか。 「大飢渇」とは、食糧危機だけではない。いま発生しつつある世界大恐慌がこれに当る。… そして「どしうち」とは自界叛逆。「他国より責めらるる」とは他国侵逼。この二つは、これから起こる亡国の二難であります。 「どしうち」が先に起き、そののち他国侵逼が起こることは、諸抄に示されているとおりです。…
 周恩来は、創価学会が三百万を達成したころから学会の動向に関心を懐き、部下の孫平化に「創価学会と接触して調査するように」と指示していたという。… これより、いよいよ池田大作の「日中国交正常化」をめざす活動が始まったのです。…
 いま中国はあらゆる謀略を駆使して、日米の離間を謀っております。 中国のスパイ活動は凄いですよ。これはと思う日本人に目を付けて、学者であれ政治家であれ、次々と賄賂で中国に協力させていく。このような謀略をすでに長期にわたり、大規模に行ない、離間を謀りつつあるのです。…
 大聖人の御当体たる「本門戒壇の大御本尊」を安置し奉る国立戒壇を建立してこそ、始めて日本は金剛不壊の仏国となり、世界をも救う国となるのであります。 顕正会は、この大確信に立って、広布最終段階の大事な御奉公を貫きたい。 三百万の仏弟子の大集団が一結して、大聖人様の御心のままに一国を諫暁するとき、日本は必ず動く」 (「顕正新聞」「広布前夜の同士討ち」特集号 第1526号 )
10月29日  週刊新潮、創価学会職員による連続放火記事を掲載。
 創立90周年を目前に、創価学会の若手エリートが10月20日、警視庁に逮捕されていた。創価学会本部の職員で、聖教新聞社に籍を置く谷川竜平容疑者(27)、現場はいずれも谷川の自宅から約200メートルの範囲である。捜査関係者「谷川には、今年7月から8月に東京・豊島区内の複数のマンションで、ポリバケツやゴミ袋に火をつけて回った疑いが持たれています」 「動機を "仕事のストレスを解消するためだった" と話しています。他にも近隣で同様のボヤ騒ぎが通報されていることから、谷川による連続放火事件と見て余罪を追及しているところです」
「事実を重く受け止め、役職を解任しました」(創価学会広轍室)
11月1日
 宗門、大白法、「矛盾や自語相違のオンパレード 顕正会」
「顕正会の「本尊偽造問題」について、宗門側から厳しく指摘されて久しい。 それは、顕正会会長。浅井昭衛が、疑惑に弁明できず、逃げ回り続けて久しいということでもある。… 顕正会員にこの点を指摘すると、「御本尊のことは軽々に話せない。 浅井先生の指導によるものだ」との逃げ口上に終始するのが常のようだ。
 御本尊の権能は、血脈付法の御法主上人貌下にのみ具わる。当然のことながら浅井にその資格はない。浅井も、もともとはその認識だったから、顕正会に保存する本尊の出自を「松本日仁(元僧侶) から託された」などとしていたのである。 皮肉にも、この発言が足かせとなって、現在、反論不能に陥っているのだ。浅井は、その場しのぎの思いつきで発言しているから、矛盾や自語相違のオンパレードだ。…
 浅井は、「遥拝勤行と広告文で必ず広宣流布が成る」(顕正新聞令和二年九月五日付)と最近の主張を繰り返す一方で、全国各地への会館建築と本尊安置を進め…ている。「本尊がなくてもいい、遥拝動行こそが正しい」としつつ、「新しく(偽造)本尊を下付していこう」と言う矛盾。…
 不遜にも血脈付法の御法主上人貌下に、「どうして御本尊を書写する資格があるのか」と暴言を吐く浅井は、自分の立場を何と思っているのだろうか。… 今後、「自分には本尊を作製する権限がある」などと言い出しかねない」(「大白法」第1040号 )
11月1日
 宗門、慧妙、「御本尊を認定する権能という迷妄」
「次に『ハンドブック』は、「創価学会に御本尊を認定する権能」などという見出しを掲げ〈いずれの宗教教団も、独立した教団である以上、その教団の本尊、聖典、礼拝施設等を決定する権能を有するのは当然である。 仏意仏勅の世界広宣流布を推進する創価学会は、受持の対象としての御本尊を認定する権能を有する)と嘯いている。…
 なお、『ハンドプック』では学会を「独立した教団である」と述べているが、ご都合主義も甚(はなは)だしい。 創価学会が本当に日蓮正宗から独立した教団だというならば、日蓮正宗総本山第二十六世日寛上人の御本尊を勝手に複製し頒布するのは、一刻も早く止めるべきであり、 御本尊についての「権能を有する」のであれば、独自の本尊を作成すべきであろう」 (「慧妙」令和2年11月1日号 )
11月1日
 宗門、慧妙、「「大聖人直結」なる妄想を破す」
「さて今回は、「御書根本」と並べて学会が強調する「大聖人直結」についてである。 そもそも、「大聖人直結」なる御文も仰せも、存在しない。これは、池田大作による会員洗脳のためのキーワードの一つである。…
 要するに、本仏大聖人との直結を強調することにより、第二祖日興上人以来の歴代の御法主上人や、その御弟子たる御僧侶方を、全て無用の存在にしてしまおう、学会員に宗門は不要であると思わせよう、ただ、それだけの狙いなのである。…
 池田大作は以前、「いま、日蓮正宗御宗門においても、仏法の師であられる御法主上人猊下に師敵対する僧俗が出たことは、まことに悲しむべきことである。これは恐ろしき謗法でり、真の日蓮大聖人の仏法を信解していない証左なのである。血脈付法の御法主上人を離れて、正宗の仏法はりえないのである」(『広布と人生を語る』第三巻一九四頁)と述べていたが、会員諸君はこのことを知っているのか!?」 (「慧妙」令和2年11月1日号 )
11月1日
 宗門、慧妙、「創価学会少年部書記長、連続放火容疑で逮捕!」
「去る十月二十二日、民放主要キー局が一斉に、警視庁が、東京豊島区内の複数のマンションのごみ置き場に放火していた疑いで、団体職員。谷川竜平(27)を逮捕したことを報じた。 このような重大犯罪でありながら、抽象的に「団体職員」としていることに違和感を覚えたが、その団体とはなんと創価学会だったのである。… 周辺では、他にも同様の被害が数件起きており、 警視庁が関連を捜査中である。…
 何らかの報道があろうかと、十月二十八日付までの『聖教新聞』を、隅から隅まで眺めてみたが、この事件についての報道や謝罪はおろか、少年部書記長の人事異動の記事さえ見出すことはできなかった。 創価学会は、エリート職員がこのような重大事件を起こし、社会に多大な不安を与えたにもかかわらず、谷川の「仕事のストレス」が何であったかの釈明も謝罪もせず、身内の会員に向けてさえ、何一つ語らずに通そうとしているのである」(「慧妙」令和2年11月1日号 )
11月1日  "大阪都構想の是非を問う住民投票" 実施、大阪市を廃止し特別区を設置することについての投票が行われ、反対票が上回り否決された。
11月18日  創価学会、創価学会創立90周年。
「本日、創価学会は創立90周年を迎えました😊🌸 大変におめでとうございます👏👏。… 以来90星霜。牧口先生、戸田先生の意志を受け継いだ池田先生の闘争により、創価の連帯は世界192カ国・地域にまで広がりました🌏🕊。… さあ、次なる目標である2030年の創価学会創立100周年へ、希望を胸に、勇躍、出発していきましょう❗️☺️✨」(「SOKA Gakkai)」)
11月26日
 顕正会、11月度総幹部会開催(本部会館)、「広布決戦場の第一年 222万法城成る」、九・十・十一月 折伏成果 30,549名。
 浅井城衛会長「本年の最終法戦九・十・十一月は、先ほど発表のごとく、三万五四九名の大折伏が成し遂げられ、ついに念願していた二二二万を突破することができました。 新型コロナの猛威で国中が怯えている中でのこの大折伏、まことに凄い。ただ驚きであります。…
 広宣流布もいよいよ大詰めが近づいてくると、功徳の出方も早い、罰の出方も早い。 これすべて、大聖人様が諸天に命じ給うゆえの現証であると、私は拝しております。…
 いいですか。 遥拝勤行こそ、大聖人様への「忠誠の証」なのです。 このこと少し説明いたします。… もし顕正会が宗務院の命令に従って、「国立戒壇を捨てて正本堂を御遺命の戒壇と認めます」と言っていたら、解散処分などはなかった。顕正会は安穏であった。 だが私は、顕正会の安穏よりも大聖人様への忠誠を選んだ。そして遥拝勤行による広宣流布の御奉公を決意した。 ゆえに「遥拝勤行こそ忠誠の証である」というのであります。…
 信心に距離は関係ないのです。たとえ戒壇の大御本尊様からどれほど遠く離れた地に住んでいようとも、大聖人様を恋慕渇仰して、大聖人の御名を南無妙法蓮華経と唱え奉れば、そのお題目は直ちに日蓮大聖人様に通ずる、戒壇の大御本尊様に通ずる。そして大功徳を頂き、臨終には成仏の相を現ずることができるのです。…
 顕正会は御遺命のゆえに解散処分を受けた。だが潰れもせず、当時一万二千だった弱小集団が、今や二二二万を超え、さらに三百万を見つめて驀進している。… すべては大聖人様の御守護によるのであります。 この三百万が一結して、亡国寸前の日本国を諫暁するとき、日本は必ず動く。 これこそ大聖人御馬前の戦いであります 」(「顕正新聞」「遥拝勤行こそ忠誠の証」特集号 第1529号 )
12月1日
 宗門、慧妙、「仏説を歪曲し葬儀・戒名を否定 する創価学会」
「『創価新報』(九月十六日号)が「化義で荒稼ぎ 卑劣な宗門の実態」と題し、日蓮正宗宗門による葬儀・戒名・位牌·塔婆供養・法要を不要であると誹謗している。 平成三年以降、創価学会は、何としても日蓮正宗の化儀化法を否定し、会員を正宗寺院から切り離そうとして、「葬儀に僧侶など不要」「戒名は、故人の成仏・不成仏とは無間係な、無用の長物」等と主張してきた。 また池田大作は、かつて、葬義に御僧侶が必要ない理由として、「仏教の原点である釈尊の時代、僧侶は葬儀などするべきではないと考えられていた。釈尊自身の葬儀も在家が行った。これは歴史的事実である」(『聖教新聞』(平成四年九月二十七日付)と述べていた。
 はたして、本当にそのような事実があったのか。 その根拠となる、釈尊が入滅する直前の様子を述べた経典の内容には、次のようにある。
 "弟子の阿難が釈尊に対して「諸仏の御遺体に対して、私達はどのようにしたらよいのでしょうか」と質問をしたところ、釈尊は「お前たちは諸仏の遺骨の供養(崇拝)に関わる必要はない」と説かれるが (※「遺体」ではなく、あくまで「遺骨」について) 阿難が遺体の取り扱いについて重ねて問うと、釈尊は「(遺体)を火葬にすること、そして仏塔·宝塔を造り供養すべきこと」を説かれた"(『ブッダ最後の旅』中村元訳・要旨)のである。
 池田大作は、この内容のうち「遺骨」に関するすることのみを切り文して取り上げ、歪曲したのである。つまり、「お前たち (弟子達)は諸仏の遺骨の供養(崇拝)に関わる必要はない」との部分を、「釈尊は、自身の葬儀の一切を在家の人々に任せよと命じた」とすり替えたのである。…
 また、末法における宗祖日蓮大聖人の御葬儀においても、『宗祖御遷化記録』で分かるように、日興上人をはじめ御弟子を中心とした葬儀であったことは、周知のとおりだ。 どこに、在家のみの葬儀が存在するというのだろうか」(「慧妙」令和2年12月1日号 )
12月1日
 宗門、慧妙、「本尊認定というマヤカシ 創価学会」
「ハンドプックでは続いて、「御本尊の本義は、『広宣流布のための御本尊』であって、この御本尊を弘通してきた教団こそ創価学会である」と強弁している。… 『日女御前御返事』の「法華弘通のはたじるし」を曲解し、もって「広宣流布のための御本尊」だと意義付け、これを弘めた学会こそ御本尊を認定する権能を有するのだ、という理論構築をしたいらしい。…
 この御文の通釈は「本門の本尊を、末法に入って二百余年の時に、初めて、法華経弘通の旗印として顕わしたのである」ということ … 法華経による本尊を初めて顕わすのだという、大聖人の宣言なのである。それを「はたじるし」という譬喩をもって示されたものに外ならない。…
 仏法上の本尊の認定権など有するはずもない創価学会が、勝手に製造する本尊は、悉く『ニセ本尊』である。そのようなニセ本尊に手を合わせ、必死に信心すればするほど罪障を積むことになる、と知るべきであろう」(「慧妙」令和2年12月1日号 )
12月13日
 顕正会、第三青年会館落慶御入仏式奉修。(「顕正新聞」第1531号 )
12月14日  アメリカ合衆国、大統領選挙の選挙人投票、ジョー・バイデンが過半数を獲得し勝利。
12月22日
 顕正会、12月度総幹部会開催(本部会館)、「正本堂崩壊こそ天魔の敗退、池田らの終焉」
 浅井昭衛会長「あっという間に一年が過ぎ去りましたが、本年の前進はまことに偉大であり … 広布の本陣たる本部会館の構築が、先般の第三青年会館落成を以て全て整った。…
 第二十八世・日詳上人が、戒壇の大御本尊を書写あそばされた大幅の御本尊を安置し奉る本部棟を中心として、西に第一青年会館、北に第二青年会館、東に第三青年会館、さらに北に少し離れて顕正新聞社の第一別館・第二別館がすでに建設されている。
 これで本部の構築、陣容は全て整ったのであります。広布の決戦場の第一年に、このように全てが整ったこと、ただただ大聖人様の御守護によるものと、私は深く拝し奉っております。
 さて本年に入って 突如、感染拡大を始めた新型コロナウイルスの猛威は凄まじいですね。これまさしく「総罰」が現れて来たのであります。…
 日本国にこの国立戒壇が建立されれば、その大波動は直ちに全世界におよぶ。… このとき、地球上から戦争・飢餓・疫病等の三災は消滅して、この地球上に生を受けたすべての人が、三大秘法を受持して一生のうちに成仏を遂げさせて頂ける。なんと雄大なスケールの御化導であられるか。…
 この広告文の末文にはこうある。「残された時間は少ない」と。この広告文発行より三年余を経た今日、「残された時間」はさらに少なくなっている。そして今、広布の決戦場たる20年代に突入しているのであります。…
 このとき御奉公を申し上げるのは、御遺命のゆえに解散処分を受けるとも、一筋の忠誠を貫き通した顕正会以外にはあるべくもない。三百万こそ広宣流布の重要な節であります。大聖人様はお待ちあそばす」(「顕正新聞」第1532号 )
(※ 浅井昭衛会長は 「地球上から戦争・飢餓・疫病等の三災は消滅」と云うが、さすがに本気でそう思っているのだろう。だとすれば、盛んに批判して来た "憲法第九条信者" が 「九条を守りさえすれば他国は攻めて来ない」とする "お花畑" と、同じ地平の "妄想" ということになる。娑婆世界は凡聖同居土にして十界互具、この仏法の基本すらわきまえていない。国立戒壇が建立されても、犯罪や戦争や地震が止むことはなく、地球のマントルの動きが止むこともない。数億年後に日本列島は、跡形もなくなっている。"「残された時間」はさらに少なく" と述べた3年後に、浅井昭衛会長はその生涯を閉じた。櫻川 忠 )
 

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