迷走する顕正会を斬る


淺井昭衞会長の足跡と変節

    顕正会年表 (私家版)


      
1月1日
 宗門、早瀬日如管長、新年の辞「扨、本年「折伏躍動の年」は、仏祖三宝尊への御報恩謝徳のもと、僧俗一致・異体同心し全力を傾注して、一天広布の達成へ向けて大きく躍動し、御奉公の誠を尽くしていかなければならない誠に大事な年であります。… 当に、今日の新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延状況を仏法の鏡に照らして見る時、その根本原因は「世皆正に背き人悉く悪に帰す」と仰せの如く、邪義邪宗の謗法の害毒にあることを知り、尚一層の強盛なる信心を以って、破邪顕正の折伏を行じ、勇猛精進していかなければなりません。… この御金言を拝する時、一人ひとりが断固たる決意と破邪顕正の信念のもと、「誰人にても坐せ、諸経は無得道堕地獄の根源、法華経独り成仏の法なりと音(こえ)も惜しまずよばはり給ひて、諸宗の人法共に折伏して御覧ぜよ」との御金言の侭に一天広布を目指し、講中一結・異体同心して勇猛果敢に大折伏戦を展開し、以って夫々が一生成仏を果たされますよう心から念じ、新年の挨拶といたします」(「大日蓮」第923号 )
1月1日
 顕正会、浅井昭衛会長、年頭の辞「広布決戦場の第四年を迎えて
「広宣流布の決戦場たる20年代に突入するや、日本および世界の濁乱のテンポは、なんと早くなってきたことか。それは津波が入江に入って急速に破壊力を増すに似ている。…
 20年代の初頭、まず大疫病たる新型コロナウィルスが発生した。この疫病はまたたくまに全世界に拡大し、昨年12月25日現在の感染者数は、世界で6億5千700万人、死者は667万人に達している。だが未だに終息する気配も見せない。
 22年2月には、ロシアがウクライナに侵攻を開始した。ウクライナは米・欧の支援により善戦している。思わぬ苦戦に、ロシアのプーチン大統領は「情況によっては、ためらわずに核兵器を使用する」との恫喝をくり返している。また世界はいま、インフレと食糧危機に直面しつつある。…
 見よ、日本を取り巻く国際情勢を――。日本はいつのまにか、強力な核兵器を保有する独裁軍事国家の中国・ロシア・北朝鮮に包囲されてしまったではないか。… いま中国はロシア・北朝鮮と連携し、アメリカの覇権を奪わんとしている。やがてアメリカを中心とする自由主義陣営と、中国が主導する専制主義陣営が、激突しよう。これこそ大聖人様が御予言あそばされている「前代未聞の大闘諍」である。その発火点が台湾統一である。… 台湾攻略はあるかないかではない、「いつか」ということだけである。
 この広布最終段階の御化導をお手伝いさせて頂ける顕正会は、何と有難い宿縁であろうか。大聖人様はお待ちあそばす。迎える新しい年、いよいよ顕正会一結して広宣流布を力強く進め、早く三百万を成し遂げて大聖人の御馬前に馳せ参じ、何としても大聖人様に応え奉ろうではないか。令和五年 元旦」 (「顕正新聞」第1601号 )
1月1日
 顕正会、浅井昭衛会長、元旦勤行挨拶
「顕正会が立たずして誰人がこの大事な御奉公を為し奉るのか。さあ、広布決戦場の第4年、いよいよ顕正会は一致結束して広宣流布のテンポを早めたい。… 間もなくハイパーインフレと食糧危機と巨大地震と恐るべき他国侵逼が必ず日本を襲います。その時、全日本人は初めて「政治家達が無力だ、無責任だ」という事に気づくに違いない。…
 この時『撰時抄』に仰せの「各々声をつるべて…『助け給へ日蓮の御房』と叫び候らわんずるにや」とのこの仰せが事実となるのであります。顕正会員はこの姿を必ず眼前にする事ことができる」 (「顕正新聞」第1602号 )
1月2日  アメリカ合衆国、カリフォルニア州ロサンゼルス郡サンタモニカ市、2023年1月2日を「池田大作の日」と宣言した。宣言書は、「哲学者、教育者、平和建設者、作家および桂冠詩人として」、異国間・異文化間を結び、平和建設を推進してきたことを称賛している。
1月 日
 宗門、1月度広布唱題会の砌(総本山客殿)早瀬日如管長「本年「折伏躍動の年」は、私ども一同、仏祖三宝尊への御報恩謝徳のもと、僧俗一同・異体同心の盤石なる体勢を構築して大折伏戦を展開し、もって一天四海本因妙広宣流布達成へ向けて大きく前進すべき、まことに大事な年であります。… まさしく今、末法は「邪智・謗法の者の多き時」にして、この時は摂受ではなく、折伏をもってすることが肝要であるとの御教示であります。この御指南を改めて拝し、講中一同、決意も新たに異体同心して一意専心、折伏を行じていくことが肝要であります」(「大日蓮」第924号 )
1月7日  創価学会、第12回本部幹部会を東京戸田記念講堂で開催、「青年・凱歌の年」が開幕した。池田大作名誉会長は祝福のメッセージを贈り、地区こそが「平等と和楽の園」にして「異体同心のオアシス」であり、「広布前進の電源地」であると強調した。
1月11日  創価学会、聖教新聞、池田大作名誉会長の "ウクライナ危機と核問題に関する緊急提言"「平和の回復へ歴史創造力の結集を」掲載。国際人道法と国際人権法を貫く"生命と尊厳を守り抜くことの重要性"を踏まえ、国連の仲介で関係国の会合を開催し停戦合意を実現させるよう提唱した。
「国連が今一度、仲介する形で、ロシアとウクライナをはじめ主要な関係国による外務大臣会合を早急に開催し、停戦の合意を図ることを強く呼びかけたい。その上で、関係国を交えた首脳会合を行い、平和の回復に向けた本格的な協議を進めるべきではないでしょうか」
1月21日  創価学会、学術部のシンポジウム「現代社会における宗教と科学」が、東京・新宿区の金舞会館(創価文化センター)で行われた。篠宮氏とフィスカーネルセン・アネメッテ氏が、AI(人工知能)をはじめとする情報科学の発展に伴う課題と宗教の役割について講演。大西氏は、戦後日本の宗教の動向を踏まえ、現代社会における精神性と合理性の変化を巡って論じた。
1月22日
 顕正会、1月度総幹部会 本部会館で開催、「戦後最大危機の日本
 浅井昭衛会長「いいですか。一万二千のとき解散処分を受けた顕正会は、いま三百万の仏弟子の大集団に成らんとしている。大聖人様の御守護なくして、どうしてこの不思議があり得ましょうか。やがて恋慕渇仰の遥拝勤行は必ず日本国に満ち満ちる。そして「勅宣並びに御教書」も申し下され、御遺命のままの国立戒壇すなわち本門戒壇が富士山天生原に建立され、ついに戒壇の大御本尊様が御出ましあそばす。すべては、大聖人様の絶大威徳によって成るのであります。…
 やがて中国をはじめとする三国の侵略が始まるとき、日本国の一切衆生は、国亡び、命を失う恐怖から、始めて「日蓮によりて日本国の有無はあるべし」との大聖人様の絶大威徳と大慈大悲にめざめ、一同、頭を地につけ掌を合せて「助け給え、南無日蓮大聖人」「南無妙法蓮華経・南無妙法蓮華経」と必ず唱えるに至る。今すでに顕正会員の勧めにより、大聖人様に帰依する人々は月々歳々に増大しつつあるが、津波が入江に入って急速にその速さを増すように、広宣流布の最終段階には国中が「一時」に信ずる。徐々に信ずるのではない、一時に信ずるのです。この広布最終段階に御奉公が叶うとは、顕正会は何たる宿縁でありましょうか。… これこそ、大聖人様御照覧の「御馬前の戦い」であります」 (「顕正新聞」第1604号 )
2月 日
 宗門、2月度広布唱題会の砌(総本山客殿)早瀬日如管長「世の中の多くの人々は、謗法の害毒によって苦しみから逃れることができず、苦悩に喘いでいるのであります。その上、謗法によって人心が乱れ、さらに依正不二の原理によって、それがそのまま国土の乱れを招き、一国が無間大城に堕ちて苦しんでいるのであります。そもそも『立正安国論』の原理に従えば、世の中が乱れ、人々が不幸と混乱と苦悩に喘いでいる根本原因は、すべからく邪義邪宗の謗法の害毒にあり、この謗法の対治なくして人々の幸せも、国土の安穏も実現することはできないのであります。ここに今、私どもが決然として謗法を破折し、折伏を行じていく大事な理由が存しているのであります」(「大日蓮」第925号 )
2月4日  アメリカ合衆国、米東方沖の領海上空で偵察用とみられる大型の気球を撃墜。中華人民共和国は「強い不満と抗議」を表明、報復措置を示唆した。
 アントニー・ブリンケン米国務長官は訪中を延期し、「標的となったのは米国だけではない。5大陸の国々の主権が侵害されている」と批判、中国が40カ国以上の領空に気球を飛ばしており、「米国はそれらの国々と中国の監視用気球について情報共有を始めた」と明らかにした。
 国防総省は、気球が最初にアメリカ領空に入ったのは 1月28日であり、その 3日後にカナダ領空へと移動し、1月31日に再びアメリカ領空へ入り、複数の核ミサイル施設があるモンタナ州上空でも確認された、と明らかにした。
2月6日  トルコ・シリア大地震発生、4万1千人以上が死亡。トルコ共和国とシリア・アラブ共和国で、6日に発生したマグニチュード 7.8の地震とその余震で、トルコで 3万5,418人、シリアで少なくとも 5,814人と、両国で死者が 4万1,000人を超えた。( 2月16日 現在 )
2月9日  創価学会、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで、第12回「詩人の集い」を開催。池田大作名誉会長の "人間讃歌の詩" に共鳴する世界の詩人や識者、青年が自作の詩を披露、約1,000人が参加した。池田大作名誉会長、メッセージ。「今回の集いで灯された新たな詩心の光が、人類の平和の未来を照らしゆく希望の曙光と輝きゆくことを心から念願」
2月24日
 顕正会、2月度総幹部会開催(本部会館)、「広宣流布は大地を的として必ず成る
 浅井昭衛会長「いま日本は戦後最大の危機に直面している。それは、強力な核兵器を持ち且つ日本を憎む中国・ロシア・北朝鮮の三国に、いつのまにか包囲されてしまったからです。遠からず、日本への侵略は必ず起きる。このような事態に立ち至ったのも、国中が未だに大聖人を信ぜず背き続けている。就中、正系門家が御遺命に背き奉ったゆえであります。… いま世界は、米国を中心とする自由主義陣営と、中国を中心とする独裁の全体主義陣営が対立して、世界の覇権を賭して勝負を決せんとしている。もしこの対決が核兵器を使用するに至ったら、これほど大規模そして悲惨な戦争は曽てない。これまさしく撰時抄に御予言の「前代未聞の大闘諍」そのものです。そしてこのとき、一閻浮提に広宣流布するのです。… この御文は、一閻浮提の広宣流布と日本の広宣流布、さらに御在世の逆縁広宣流布と未来の順縁広宣流布、この四つの広宣流布を一つの御文で仰せ下されている。それは原理が共通だからです。すなわち、国中が仏法に背く、諸天の怒り、天変地夭、前代未聞の大闘諍、大罰による帰依、これが広布の共通原理です。よって一つの御文で、この四つの広宣流布を教えて下さったのであります」 (「顕正新聞」第1607号 )
2月27日  創価学会、池田大作名誉会長夫妻、大韓民国・江原道議会から「特別顕彰牌」を贈らる。
3月日
 宗門、3月度広布唱題会の砌(総本山客殿)早瀬日如管長「この御文は「たとえ、いかに勝れた善根功徳を積み、法華経を千万部も書写し、法華経の肝要たる一念三千の法門を究めたという人であっても、法華経の敵、つまり謗法をそのまま放置して破折をしなければ、成仏することはできない」と仰せられているのであります。したがって、一応、勤行にも励み、教学も学び、仏法のことはよく知っているという人もいます。しかし、いくら教学を学んでいると言っても、邪義邪宗の謗法をそのままにして、折伏をしなければ、成仏はできないとの厳しい仰せであります。… いずこの世界にあっても、悪人を放置しておけば、その組織は内側から破壊されてしまいます。また、そうした悪がはびこることを黙って許しておくことも、大きな罪であります。すなわち、私どもの信心においては、悪しき謗法をそのまま放置しておくことは、謗法厳誡の宗是からいっても適正ではありません。また、謗法を黙認しておくことは、必ず禍根を残すことになります。… いよいよ強盛に唱題に励み、講中一結・異体同心して折伏を行じ、もって一天広布を目指して精進されますよう」(「大日蓮」第926号 )
3月2日  創価学会、第14回「池田大作平和思想研究国際フォーラム」を、中華民国(台湾)台北市の中国文化大学で開催した。テーマは「文化と教育の王道」、8大学・16人の研究者らが論文を寄せ、約400人の学生や教員らが集った。
 池田大作名誉会長、フォーラムにメッセージ。「人間性を薫発して歴史創造の力を結集しながら、危機を好機に転ずることこそ、教育の使命であると強調。地球民族の多様性を生かし、調和させながら、21世紀の天空に平和と人道の虹を架けたい」
3月13日  中華人民共和国、全国人民代表大会開催、習近平は国家主席として3選を果たした。政府高官の人事では、習主席に忠実な側近を中心に、「習派」一色の新体制を固めた。
3月7日  創価学会、池田大作名誉会長、大韓民国の外国語大学から「名誉哲学博士号」を贈らる。「平和思想の実践で、学術・文化芸術・教育を促進し、世界市民の倫理涵養に貢献」
3月22日  岸田首相、キーウ訪問。岸田総理大臣は、訪問先のインドから日本に帰国せず、ポーランド経由でウクライナに入り首都キーウでゼレンスキー大統領と首脳会談を行った。岸田総理大臣は「ゼレンスキー大統領のリーダーシップのもとで祖国と自由を守るために立ち上がっているウクライナ国民の勇気と忍耐に敬意を表する」と述べた。共同記者会見で岸田総理大臣は「ロシアによるウクライナ侵略は国際秩序の根幹を揺るがす暴挙だ。キーウとブチャを訪問し、惨劇を直接目の当たりにしてこのことを改めて強く感じている」と強調した。
3月25日
 顕正会、3月度総幹部会開催(本部会館)、「遥拝勤行と広告文で広宣流布は必ず成る
 浅井昭衛会長「さて、顕正会はいま末法濁悪の日本国において、遥拝勤行と広告文を以て広宣流布を力強く進めておりますが、この遥拝勤行と広告文で広宣流布は必ず成ると、私は確信しております。…
 この広告文は平成二十八年に始めて作りましたが、その発行部数は本年三月七日現在で、なんと八千二〇〇万枚に達しました。日本の総人口 一億二千万余をも、まもなく突破する。… 「広宣流布は大地を的とする」から、やがて全員が入信するのです。… そしてこのたび、広告文を新しくすることにいたしました。… 全体の活字を大きくして裏面も活用した。文言も少しく加えました。しかし趣旨は全く変わらない。
 広告文には三つの現証を以て、大聖人様の大恩徳が示されております。
 一つは、「臨終の相に善悪がある」こと。
 二つには、「立正安国論の御予言的中」のこと。
 三つには、「国家権力も御頸 切れず」として、竜の口の大現証であります。…
 台湾侵攻こそ、第三次世界大戦のまさしく発火点であります。アメリカも中国との対決姿勢を一段と強める。そして日本はアメリカの尖兵的役割を担わされる。中国はこの日本を憎み、血祭りに上げる。これ日本が、御本仏日蓮大聖人に背き続けた罰であります。…
 このとき、三百万の仏弟子の大集団あって身命も惜しまず「日蓮によりて日本国の有無はあるべし」との重大聖語を、全日本人の心魂に徹するまで教えるならば、一国は必ず動く。すべては大聖人様の絶大威徳と大慈大悲によって成るのであります。この広布最終段階に御奉公させて頂くのは、御遺命を守護し奉った顕正会以外には、断じてあるべくもない」 (「顕正新聞」第1610号 )
3月31日  創価学会、長谷川理事長、" 統一地方選挙に当たり" 談話。地方選挙で全員当選を目指す、公明党からの支持依頼を受け、創価学会は各都道府県の社会協議会で検討し、支持を決定した。
「コロナ禍や物価高、少子高齢化等の課題に直面する中、… 大衆政党として生活者の視点に立った政策実現へ真摯に取り組む公明党、ならびに同党の各候補を力強く支援したいと思います」
4月 日
 宗門、4月度広布唱題会の砌(総本山客殿)、早瀬日如管長「今、世間の体を見ると、新型コロナウイルス感染症によって世界中が騒然とした様相を呈しておりますが、かくなる時こそ、私どもは『立正安国論』の御聖意を拝し、講中一結・異体同心して折伏を行じていかなければなりません。… 思うに、今日のコロナ禍による世界および日本の現状は、この『立正安国論』にお示しあそばされた当時の混乱に満ちた惨状と同じ様相を呈していると言っても、決して過言ではありません。されば、今こそ私どもは『立正安国論』の御聖意に任せ、すべての人々の幸せと仏国土実現を期して、邪義邪宗の謗法を破折し、妙法広布に挺身していかなければなりません。… 妙法受持の功徳によって個から全体へ、さらにその波動が国土世間へ及び、仏国土を築くことになるのであります。まさしく、これは一念三千の原理によるところであります。… いよいよ自行化他にわたる信心に励まれますよう心からお祈り申し上げ、本日の挨拶といたします」(「大日蓮」第927号 )
4月4日  北大西洋条約機構(NATO)、フィンランド共和国の加盟を正式承認。
4月10日  創価学会、池田大作名誉会長、インド共和国のマハラジャ・スーラジマル・ブリジ大学から「名誉文学博士号」を贈らる。
4月20日  創価学会、池田大作名誉会長、インド共和国の国立マニプル大学から「名誉博士号」を贈らる。大学最高評議会で厳正に審査し、教育と平和への多大な貢献を認め、全会一致で決議された。
4月24日  公明党の山口那津男代表は24日の記者会見で、23日に投開票された統一地方選後半戦の結果について、擁立した 1,213人のうち 10人が落選したと明らかにした。前半戦と合わせた統一選全体では、立候補者数 1,555人に対し、12人が落選した。党によると、落選者数は公明党が再結党した1998年以降で最多、当選率 99・2%は過去最低だった。
4月15日  岸田文雄首相、襲撃事件発生。和歌山県和歌山市の雑賀崎漁港において、選挙演説に駆け付けた岸田文雄内閣総理大臣に対し、木村隆二容疑者が鉄パイプ爆弾を投擲した。警察官1名が爆発の影響で左腕を縫う軽傷を負ったほか、演説会場にいた漁師1名が爆発によるとみられる破片で軽傷を負った。
4月26日
 顕正会、4月度総幹部会開催(本部会館)、「遥拝勤行と広告文で広宣流布は必ず成る
 浅井昭衛会長「いま顕正会には「遥拝勤行と広告文で広宣流布は必ず成る」との確信が滾っております。この遥拝勤行と広告文こそ、まさしく広布前夜の「自行」と「化他」であり、時に適った唯一の信行であります。… 大聖人様の御心に背いてお題目を唱えても、全く功徳がないということ。このことは「松野殿御返事」に明らかですね。… 大聖人様は「但し此の経の心に背きて唱えば、其の差別有るべきなり」と仰せ下されている。「此の経の心に背きて唱えば」とは、その深意は、御本仏日蓮大聖人の御心に背いて唱えても、功徳はない――ということです。この仰せを拝すれば、いま学会も宗門も、御遺命に背いたままお題目を唱えているではないか。だから功徳はない、かえって罰を受けるのであります。… 私は学会員を憎いと思ったことは一度もない。ただ不憫に思っております。せっかく大聖人様に縁し、戒壇の大御本尊を信ずる身になれたのに、いま悪師にたぶらかされて、今生には功徳を失い、死後には「入阿鼻獄」となる。これほどの悲惨はない。私は六百万学会員を救いたい。… このように宗門が信心を失い濁乱したことは、七百年来、日興上人以来、一度もない。… この正系門家の濁乱こそ、必ず日本の亡国を招くのです。かくて日本は今、磁石が鉄を吸うように、核兵器を持つ侵略国家の中国・ロシア・北朝鮮に包囲されてしまった。やがて中国を中心とする三国の、残忍きわまる侵略は必ず始まる。これは諸天の治罰であれば、いかなる防衛努力も役には立たない。… 広宣流布の最終段階に大事な御奉公が叶うとは、顕正会はなんと有難い宿縁でありましょうか」 (「顕正新聞」第1613号 )
4月27日  創価学会、池田大作名誉会長、G7広島サミットへの提言「危機を打開する“希望への処方箋”を
 5月に広島市で開催されるG7サミット(主要7カ国首脳会議)に寄せて、池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長が提言を発表した。ウクライナを巡る危機の早期終結を図るための方途を探るとともに、核兵器の威嚇と使用を防止する上で必要となる措置について、G7サミットへの提案を行っている。具体的には、2月の国連総会での決議に盛り込まれた“重要インフラや民間施設への攻撃の即時停止”を実現した上で、戦闘の全面停止に向けた交渉を市民社会の代表がオブザーバー参加する形で行うことを提唱。核問題に関しては、広島で被爆の実相を見つめ直す機会を通じて、G7の主導で「核兵器の先制不使用」の誓約に関する協議を進めることを呼びかけている。
5月1日  創価学会、池田大作名誉会長、ブラジル連邦共和国のミナスジェライス連邦大学から「名誉博士」を贈らる。「抑圧に対するレジリエンス(困難を乗り越える力)への呼びかけ、また、苦しんでいる人、疎外された者を守ろうとするためにさまざまな教育・文化機関を設立され、平和主義を貫かれた足跡をたたえる」
5月3日  創価学会、第13回本部幹部会を東京戸田記念講堂で開催。池田大作名誉会長、祝福のメッセージ「我ら創価の師弟は5月3日から元初の生命で出発し、全てを希望へ、前進へ、勝利へと転じ、共々に金剛不壊の仏の大境涯を築いていくのである」
5月5日  世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長、新型コロナウイルス感染症について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当てはまらなくなったと発表した。緊急事態は深刻、突然、異常(予想外)という3つの基準を満たす必要があり、最後まで残っていた"深刻さ"も解消された。2020年1月に「緊急事態」を宣言してから3年3カ月余、死者は公式発表で少なくとも 700万人、実際には3倍近い 2,000万人に達したとみられる。
5月6日  イギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)、チャールズ3世(チャールズ・フィリップ・アーサー・ジョージ)の戴冠式が、ロンドンのウエストミンスター寺院で行われた。日本の皇室からは、秋篠宮ご夫妻が参列された。
 池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長と原田稔会長は、それぞれチャールズ国王に祝電を送った。「世界がさまざまな地球規模の課題に直面する現代にあって、国王がカミラ王妃と共に、人々に啓発をもたらす存在として活躍されることを確信する」
5月8日  日本政府、新型コロナ感染症を5類に引き下げ。新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけについて、5月8日に現在の「2類相当」から、季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げた。
5月9日  創価学会、中華人民共和国の呉大使の就任レセプションに、原田稔会長はじめ学会代表が出席。 「中国の呉江浩駐日大使の就任レセプションが2023年5月9日午後、都内で行われ、原田会長、谷川主任副会長、寺崎副会長ら学会代表が出席した。会長が池田名誉会長の伝言を伝え、祝意を述べると、大使は丁重な謝意を語った。呉大使は2度の在日本大使館勤務後、外交部アジア局局長等を経て3月に着任。4月に東京・信濃町の総本部で会長と会見している」
5月9日~6月25日  SGI(創価学会インタナショナル)、新展示「人道展 -- 平和を守るための約束」が、2023年5月9日 広島市の広島池田平和記念会館で始まった。同日午前には、赤十字国際委員会(ICRC)のジョルディ・ライク駐日代表が出席し、開幕式が行われた。… 今回、ICRCとSGIが制作した新展示は、世界的な物価高や感染症の蔓延、紛争など、揺れ動く国際情勢を踏まえ、戦時下や戦後の復興において、人々が日常を取り戻すために重要な「人道」の概念に改めて焦点を当てようと企画・制作された。
「滑稽なことに、池田大作は最近、カナダを皮切りに、「世界人権展」なるものの開催に力を入れているという。「潮」誌上では「人権ルネサンスの世紀へ」と題する対談を行ない、「人権は、すべてに優先する課題です」と臆面もなく述べている。ノーベル賞欲しさのパフォーマン スだろうが、今、一番、人権教育が必要なのは、他ならぬ池田大作と創価学会員である。 創価学会こそ、我国最大の人権侵害団体なのだ」(「懺悔の告発」p185 山崎正友 )
5月10日  林芳正外相、衆院外務委員会で 中国の呉江浩駐日大使による台湾をめぐる発言が「きわめて不適切」として、外交ルートを通じて厳重に抗議したと明らかにした。呉氏は4月28日、東京都内で開いた記者会見で、日本国内にある「台湾有事は日本有事」との危機認識を批判し、「日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる」と発言していた。
5月14日
 顕正会、愛媛会館御入仏式厳修、「大聖人様を恋慕渇仰し絶対信に立て」
 浅井昭衛会長「本日こそ、まさしく四国広宣流布の新しい出発である。… 日本の広宣流布は、東日本と西日本が相呼応して立たなければ絶対にできない。… 本日の御入仏式を機に、四国の全顕正会員一結して、日本列島の中で一番槍で、 いよいよ四国広宣流布を成し遂げてほしい。…
 絶対信に立つ三百万の仏弟子の大集団があれば、一国は必ず動く。… さあこの戦い、東日本と相呼応して、西日本が敢然と立ってほしい。 その先陣 こそ、四国顕正会が切ってほしい。しっかり頼む」(「顕正新聞」第1615号 )
5月19~21日  G7広島サミット(第49回先進国首脳会議)が、広島市で開催された。討議開始に先立ち、バイデン米大統領らG7首脳は19日、市内の平和記念公園内にある原爆資料館を初めて訪問し、慰霊碑に献花した。共同文書「核軍縮に関するG7首脳広島ビジョン」を発表、広島・長崎を最後に77年以上の核兵器不使用の歴史の継続を訴えた。
 首脳声明では、ウクライナ侵攻を続けるロシアを「最も強い言葉で非難する」とし、軍縮、核不拡散の取り組みの重要性を再確認した。さらに、東・南シナ海情勢に深刻な懸念を表明、中国による力や威圧による現状変更の試みに強く反対し、台湾海峡の平和と安定の重要性を再確認した。
 最終日の21日にはウクライナのゼレンスキー大統領のほか、グローバルサウスの新興・途上国の首脳らも加わった参加国拡大の討議を行った。環境、気候変動・エネルギー、感染症対策などの保健衛生、デジタル・人工知能(AI)といった地球規模の課題での対策を、新興・途上国と連携しながら結束して進めることを確認した。
5月20日  創価学会、池田大作名誉会長、大韓民国 "外国語大学" より「名誉哲学博士号」を授与さる。訪韓中の原田稔会長に学位記が代理授与され、会長が名誉会長の謝辞を代読した。朴総長は、原田稔会長に池田大作名誉会長を「尊敬する仏教哲学者、平和運動家」と語った。
5月24日
 顕正会、5月度総幹部会開催(本部会館)、「阿部日顕の悪臨終は御遺命破壊の大罰」
 浅井昭衛会長「阿部日顕は池田大作にへつらって二冊の悪書を書き、その中で三大秘法抄の御聖文を一々にねじ曲げ、『正本堂こそ御遺命の戒壇』にと謀った。日顕こそ正系門家における「師子身中の虫』であった。… 大聖人様は御遺命破壊の大悪を断じて許し給わず。ゆえに顕正会をして諫暁せしめ、諸天をして学会・宗門を抗争せしめ、ついに事正本堂を崩壊せしめ給うた。…
 学会・宗門一体になっての偽戒壇・正本堂のたばかりは、ついに消滅した。これ破邪』である。破邪の次は「立正」である。「立正」とは広宣流布・国立戒壇の建立である。… 絶対信で打ち固めた三百万の仏弟子の大集団が立つとき、日本は必ず動く」
 管裕子 理事に、菅原克仁 副教学部長に任ずる。(「顕正新聞」第1616号 )
5月31日  朝鮮民主主義人民共和国、午前6時28分ごろ北朝鮮西岸のトンチャンリ付近から軍事偵察衛星(マルリギョン1号)搭載と称する弾道ミサイルを、南方向に発射した。ロケットは、2段目のエンジン異常で推力を失い、黄海に墜落した。
5月31日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国 "河北外国語学院" より「終身名誉教授」称号を贈らる。日中国交正常化50周年の2022年には、同学院に「池田大作研究センター」が設立された。
6月9日  参議院、「出入国管理及び難民認定法」の改正法案を可決、改正入管法が成立した。難民認定三回目以降の申請者は、強制送還を可能にした。
6月16日  参議院、「LGBT理解増進法」を可決・成立、23日から施行される。
 正式名称は「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」。性的指向・ジェンダーアイデンティティ(性自認)の多様性に関する施策の推進に向け、基本理念や、国・地方公共団体の役割を定めた理念法であり罰則はない。
6月26日
 顕正会、6月度総幹部会開催(本部会館)、「松本日仁尊能化の大恩 終生忘れじ!」
 浅井昭衛会長「(松本日仁尊能化は)「もしこのまま何もせずに死んだら、本当に大聖人様に申しわけない。残るわずかな命は、大聖人様に捧げたい」と。… この尊能化に対し、宗門はついに「擯斥処分」を下したのである。…
 松本尊能化は十二歳で出家して八十三歳の老齢に至るまで、堅く富士大石寺の僧侶として精進され、一分の過失もない。この老僧に対し「妙信講に味方して、国立戒壇は正しい」と言ったことを理由として、宗門追放にした。この非道・卑劣・残酷、私はこれを忘れない。…
 この擯斥処分から御逝去までの二年半、松本尊能化はもう誰に憚ることもなく、妙信講と一体であられた。そのお心は「将来、広宣流布に御奉公する妙信講を、まもなく命終わる自分として、何としても助けたい、守ってあげたい」ただこの御慈愛だけであられた。… この大恩、私は一日として忘れたことはない」(「顕正新聞」第1619号 )
7月26日
 顕正会、7月度総幹部会開催(本部会館)、「」
8月24日  東京電力、福島第一原子力発電所のALPS処理水を放出。政府の方針に基づき、トリチウムなど基準を下回る濃度に薄めた上で、24日午後1時に海への放出を始めた。
8月24日  中華人民共和国、東京電力が処理水の放出を始めたことを受け、税関当局は日本を原産地とする水産物の輸入を24日から全面的に停止すると発表した。税関当局は、「福島の『核汚染水』が食品の安全に対してもたらす放射性物質による汚染のリスクを全面的に防いで中国の消費者の健康を守り、輸入食品の安全を確保する」としている。
 8月24日から約1ヶ月間で、北京の日本大使館が受理した抗議の電話は40万件以上にのぼった。また、福島県内を中心に、日本側の各種の行政機関や、果ては一般の商店にまで、中国から多数の嫌がらせ電話がかけられた。
8月26日
 顕正会、8月度総幹部会開催(本部会館)、「」
9月13日  岸田文雄総理、第2次岸田内閣発足後、2回目の内閣改造を行う。
 松野博一官房長官や鈴木俊一財務相ら主要閣僚の多くを続投させ骨格を維持し、政権基盤の安定を重視した。一方、初入閣は11人で、閣僚19人のうち女性を過去最多に並ぶ5人起用した。
9月26日
 顕正会、9月度総幹部会開催(本部会館)、「一切の大事の中に国の亡ぶるが第一の大事」
 浅井昭衛会長「いま広宣流布の最終段階において、天魔その身に入る池田大作にたぶらかされて、学会も宗門も「国立戒壇」の御遺命を捨て、ために折伏弘通は全くできなくなってしまった。  私はこの姿を見るたびに、第六天の魔王の力はなんと凄いのかと思う。…
 日本国憲法は誰が作ったのかといえば、戦勝国の連合国軍総司令部いわゆるGHQです。その総司令官がマッカーサー元帥であった。… この憲法の目的は何かといえば、占領目的の遂行にあった。すなわち、日本が再びアメリカを脅かす国にならぬように永久非武装とし、弱体化するのが目的であった。ゆえにこの憲法はまさに「占領基本法」だったのです。…
 見てごらんなさい。日本に隣接している中国・ロシア・北朝鮮の三国を――。… これらの諸国をも「平和を愛する諸国民」として、その「公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」との文言は、「宋襄の仁」に等しい。まさに現実を見ない空論・お伽噺です。このお伽噺を前提にして作られたのが「日本国憲法」なのであります。…
 ここに国立戒壇建立の大精神について申し述べます。国立戒壇建立とは、国家が権力を用いて国民に強要するものでもなければ、国家財政で建立するものでもない。実に、大聖人様を恋慕渇仰し奉る全国民の総意に基づき、国家意志の表明をその手続として建立されるものなのです。…
 すなわち他国の責めを眼前にして、その恐ろしさから、全日本人が上一人より下万民にいたるまで、頭を地につけ掌を合わせて「助け給え、南無日蓮大聖人」「南無妙法蓮華経・南無妙法蓮華経」と、声をつるべて唱え奉る時が必ず来る。… このような時に生まれ合わせたのは、お互いに何たる宿縁か。早く三百万を成し遂げ、大聖人様の御馬前に馳せ参じたい」(「顕正新聞」第1628号 )
10月7日  ハマス、イスラエルを大規模攻撃。
 パレスチナのガザ地区を支配するイスラム原理主義組織ハマスは、イスラエル領内に数千発のロケット弾を撃ち込むとともに、ガザ地区近隣のイスラエル南部各地に戦闘員を侵入させ、民間人多数を殺傷・拉致した。
 同日の早朝6時30分から始まった攻撃では、ハマス側から2,500発のミサイル(イスラエル軍の主張 5,000発を発射)が、イスラエル南部から中部へ向けて発射された。 7時40分、ハマスのテロリストは、検問所を含む 7ヶ所で車やバイクでセキュリティを突破、戦闘員がイスラエルに侵入し、次々と無慈悲に民間人を殺害した。テロリストの中には、動力付きのパラグライダーでイスラエルに入る者や、海上のボートでイスラエルに向かう者もいた。
 これに対しイスラエル側は、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が「われわれは戦争状態にある」とする声明を出し、報復作戦を開始。ガザ地区にあるハマスの拠点などに対し、連日激しい空爆を行った。
10月16日
 顕正会、浅井昭衛会長逝去、享年91歳。
「冨士大石寺顕正会会長・浅井昭衞先生が令和五年十月十六日の未明、安詳として御逝去された。御年九十一歳。その御臨終は御金言のままの美事な成仏の妙相であられた。
 広布前夜、第六天の魔王の障碍により正系門家の悉くが御遺命に違背する中、浅井先生は身命を賭して強烈なる諫暁を重ねられ、ついに偽戒壇・正本堂を崩壊にいたらしめ、また亡国迫る日本をごらんになり、御遺命の国立戒壇を建立して金剛不壊の仏国を実現せんと、まさに命尽くまで戦い抜かれた。その尊く偉大な御生涯を貫く大精神は、御本仏・日蓮大聖人に対し奉る大忠誠以外にはない――」(「顕正新聞」第1630号 特集号「浅井昭衞先生追悼号」 )
10月21日
 顕正会、浅井昭衛会長告別式(本部会館)、火葬。
10月28日
 顕正会、浅井昭衛会長追悼大法会(本部会館、青年会館)。
「昭和四五年三月二五日、「正本堂に就き宗務御当局に糺し訴う」の一書を認め、身を捨てて諫暁に立ち上がられた。これに対し池田大作は、宗門に「日蓮正宗・責任役員会」で「国立戒壇の否定」を議決させ、次いで時の貫首・細井日達管長に「国立戒壇放棄」の公式決定を宣言させた。…
 ここについに学会代表との法論が実現。一〇月一二日の正本堂落成式を眼前にして、最後の法論が常泉寺において、九月一三日より同二八日までの間、七回にわたって行われた。第六回の二七日に至り、ついに屈服した学会代表は、聖教新聞紙上に誑惑の訂正文を掲載することを応諾。かくて訂正文は昭和四七年一〇月三日の聖教新聞第一面に掲載された。正本堂落成式の九日前であった。…
 昭和四九年七月二八日、明治公園に三千人を結集して「立正安国野外集会」を開き、決議文を以て池田大作に「国立戒壇を否定した政府への欺瞞回答を撤回せよ」と迫られた。昭和四九年八月十二日、ついに解散処分が下った――。…
 先生は「大聖人様の御心に適い奉る恋慕渇仰の遥拝勤行は、やがて必ず日本国に満ち満ちる。そのとき一国の総意のもと、国家意志の表明たる『勅宣並びに御教書』も申し下され、御遺命そのままの『本門戒壇』すなわち国立戒壇が富士山天生原に建立される。そしてその金剛宝座に、ついに『本門戒壇の大御本尊』が御出ましあそばす――。すべては大聖人様の絶大威徳によって成るのである。顕正会員はこの荘厳なる光景を、必ずや熱涙の中に拝見させて頂ける」と。…
 九月度総幹部会において、先生は急速に大闘諍に向かう世界情勢を凝視され、全日本人に対し、日本国の仏法守護の重大使命と、「日本の柱」たる日蓮大聖人の大恩徳を示され、国立戒壇建立の実現を強く促された。… この三週間後の令和五年一〇月一六日、安詳として御逝去された」
11月15日  創価学会、池田大作名誉会長逝去。 「創価学会の池田大作名誉会長は、2023年11月15日夜、新宿区の居宅で老衰のため、逝去いたしました。享年95歳。 近親者のみで家族葬を行いました。お別れの会を別途、日時を改めて開催する予定です」(「聖教新聞」11月18日号 )
11月16日  創価学会、聖教新聞社出版局、「創価学会教学要綱」(「創価学会教学要綱」刊行委員会 ) 発刊。
  発刊にあたって
  第1章 仏法の人間主義の系譜
  第2章 日蓮大聖人と「南無妙法蓮華経」
  第3章 一生成仏と広宣流布・立正安国
  第4章 万人に開かれた仏法
11月18日  岸田文雄内閣総理大臣、「X」に池田大作名誉会長逝去の報に「歴史に大きな足跡を残された」と、弔意のメッセージを投稿した。
11月20日  松野博一内閣官房長官、記者会見で「過去に宗教団体の幹部が死去した際に、総理大臣として弔意を表したことはあるか」と問われ、「ベネディクト16世名誉教皇の逝去にあたって表明した例がある」と述べた。
11月23日  創価学会、池田大作第3代会長の「創価学会葬」を執行。巣鴨の東京戸田記念講堂と、47都道府県の約1,000会館を、中継で結んで執り行われた。
 戸田第2代会長以来となる学会葬には、原田稔会長、長谷川重夫理事長、池田博正主任副会長、永石貴美子女性部長が各部の代表と参列。 原田会長の導師で勤行・唱題、 続いて、池田主任副会長が池田家を代表して御礼を述べ、原田会長は弟子の団結と師恩に報いる誓いを述べた。香峯子夫人と三男・尊弘は欠席。
11月28日
 顕正会、11月度総幹部会開催(本部会館)、「仏法を学せん人 知恩報恩なかるべしや」
 浅井城衛会長「さて本日は、新しい体制での前進開始にあたり、私の存念を述べさせて頂きます。 十月十六日の臨時幹部会において、これからは私が先生の名代として顕正会の指揮を執らせて頂くことを表明いたしましたが、本日ここに、正式に顕正会の会長に就任させて頂き、大聖人様に対し奉る忠誠を貫き通された浅井昭衞先生のお心のみを体して、陣頭指揮を執ってまいる所存であります。 申すまでもなく、その器に非ざることは、私自身が重々弁えております。…
 念のため申しておきますが、私たちの「無二の師匠」はあくまで浅井昭衞先生ただお一人であり、それは先生が御逝去されても、いささかも変わりはありません。ゆえに「先生」との呼称は、浅井昭衞先生および初代講頭先生のみに使用し、私に使う必要は一切ありません。…
 また、日曜勤行や御書講義等の先生のご指導・ご講演を冊子にして、それをまとめて立派な全集として発刊してまいりたいと考えております。… 二〇年代のしかるべき時に第三回目の一国諫暁に立つことは、いささかなりとも変更はありません。かかる先生のご遺志を継ぎ、私たち弟子は日本を動かす三百万を急ぎなし、この重大なる御奉公を成し遂げねばなりません。…
 しかし、先生が御逝去された今、このことはどうなるのか――。私はこのように考えております。 近き将来、御遺命が成就し、国立戒壇の金剛宝座に戒壇の大御本尊がお出ましあそばすのとき、私は先生の御遺影を胸に懐き、四キロの道のりの御供をさせて頂き、天生原において、霊山にまします先生に、先生が御逝去された令和五年十月十六日から、御遺命成就にいたる御奉公を、具にご奉告させて頂き、苦楽を共に戦い切った全顕正会員で、清酒の御流れを頂戴し、先生の「最後の願い」を叶えさせて頂かんと心に決めております」(「顕正新聞」第1634号 )
12月23日  竹入義勝・元公明党委員長、逝去、享年97歳。
 国鉄職員を勤務後、文京区議から創価学会の支援で当選。その後、東京都議を経て、1967年の衆院選で公明党から立候補し初当選。その直後、公明党委員長に就任した。1986年12月に、在職20年目を前に委員長を退任、公明党最高顧問に就任した。1990年に政界を引退、山口那津男に地盤を譲った。1996年、勲一等旭日大綬章を受賞。
 1998年、朝日新聞に『秘話55年体制でのはざまで』(竹入回顧録)を掲載した。「日中国交正常化は私の尽力の賜物」としていた池田大作会長の逆鱗に触れ、創価学会・公明党から1ヵ月にわたり「学歴詐称」「泥棒野郎」「私利私欲」「犬畜生以下」「ただの糞」など誹謗中傷を受け、除名処分とスラップ訴訟を受けた。
12月 日
 顕正会、12月度総幹部会開催(本部会館)、「六百万学会員を救わん」
 浅井城衛会長「学会は〝池田大作が11月15日に死亡し、すでに家族葬を行い荼毘に付した〟として、それを11月18日に公表したものの、池田の臨終の相については一切ふれることができませんでした。 これ、池田大作が決して誰にも見せられない悪臨終だったことを雄弁に物語っております。… 何より学会員にとって、「永遠の師匠」である池田大作の臨終の相は、学会が大聖人様の御意に適うか否か、ひいては「師は針のごとく、弟子は糸のごとし」であれば、全学会員の成仏・不成仏を占う重大事であります。 池田大作の臨終に刮目しなければならない理由は、そこにあるのであります。…
 池田大作は、日本および全世界を仏国と化し全人類を現当二世に救わんとあそばされた御本仏日蓮大聖人の、究極の大願たる国立戒壇の御遺命を破壊せんとした。これまさに流罪・死罪を耐え忍ばれた御本仏の一代御化導を水泡に帰せしめ、その御眼をくじるの大罪であります。 加えて、あろうことか大聖人様の出世の御本懐たる「本門戒壇の大御本尊」を、六百万学会員に捨てさせるという「極限の大謗法」まで犯し奉ったのであります。…
 恐れながら謹んで拝するに、久遠元初からの大宿縁のお方でなくして、正系門家のことごとくが天魔に誑かされる中、どうしてたったお一人で第六天の魔王と四つに組んで、それを降すことができましょうか。どうして日本国に大聖人様の大恩徳を御聖意のままに顕わすことができましょうか。まさしく先生こそ、広布前夜に一度しか起き得ない御遺命破壊という未曽有の大悪が出来したときに、大聖人様が召し出だされたお方と伏して拝しては、なんと偉大な師匠に師事し得たのかと、熱涙が込み上げてまいります。… さあ、急ぎ三百万をなして、大聖人様がお待ちあそばす御馬前に馳せ参じ、全員で霊山にまします浅井先生にお応えする大前進をなしてまいろうではありませんか」(「顕正新聞」第1636号 )
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