迷走する顕正会を斬る


淺井昭衞会長の足跡と変節

    顕正会年表 (私家版)


      
1月1日
 宗門、早瀬日如管長、新年の辞「扨、本年「折伏躍動の年」は、仏祖三宝尊への御報恩謝徳のもと、僧俗一致・異体同心し全力を傾注して、一天広布の達成へ向けて大きく躍動し、御奉公の誠を尽くしていかなければならない誠に大事な年であります。… 当に、今日の新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延状況を仏法の鏡に照らして見る時、その根本原因は「世皆正に背き人悉く悪に帰す」と仰せの如く、邪義邪宗の謗法の害毒にあることを知り、尚一層の強盛なる信心を以って、破邪顕正の折伏を行じ、勇猛精進していかなければなりません。… この御金言を拝する時、一人ひとりが断固たる決意と破邪顕正の信念のもと、「誰人にても坐せ、諸経は無得道堕地獄の根源、法華経独り成仏の法なりと音(こえ)も惜しまずよばはり給ひて、諸宗の人法共に折伏して御覧ぜよ」との御金言の侭に一天広布を目指し、講中一結・異体同心して勇猛果敢に大折伏戦を展開し、以って夫々が一生成仏を果たされますよう心から念じ、新年の挨拶といたします」(「大日蓮」第923号 )
1月1日
 顕正会、浅井昭衛会長、年頭の辞「広布決戦場の第四年を迎えて
「広宣流布の決戦場たる20年代に突入するや、日本および世界の濁乱のテンポは、なんと早くなってきたことか。それは津波が入江に入って急速に破壊力を増すに似ている。…
 20年代の初頭、まず大疫病たる新型コロナウィルスが発生した。この疫病はまたたくまに全世界に拡大し、昨年12月25日現在の感染者数は、世界で6億5千700万人、死者は667万人に達している。だが未だに終息する気配も見せない。
 22年2月には、ロシアがウクライナに侵攻を開始した。ウクライナは米・欧の支援により善戦している。思わぬ苦戦に、ロシアのプーチン大統領は「情況によっては、ためらわずに核兵器を使用する」との恫喝をくり返している。また世界はいま、インフレと食糧危機に直面しつつある。…
 見よ、日本を取り巻く国際情勢を――。日本はいつのまにか、強力な核兵器を保有する独裁軍事国家の中国・ロシア・北朝鮮に包囲されてしまったではないか。… いま中国はロシア・北朝鮮と連携し、アメリカの覇権を奪わんとしている。やがてアメリカを中心とする自由主義陣営と、中国が主導する専制主義陣営が、激突しよう。これこそ大聖人様が御予言あそばされている「前代未聞の大闘諍」である。その発火点が台湾統一である。… 台湾攻略はあるかないかではない、「いつか」ということだけである。
 この広布最終段階の御化導をお手伝いさせて頂ける顕正会は、何と有難い宿縁であろうか。大聖人様はお待ちあそばす。迎える新しい年、いよいよ顕正会一結して広宣流布を力強く進め、早く三百万を成し遂げて大聖人の御馬前に馳せ参じ、何としても大聖人様に応え奉ろうではないか。令和五年 元旦」 (「顕正新聞」第1601号 )
1月1日
 顕正会、浅井昭衛会長、元旦勤行挨拶
「顕正会が立たずして誰人がこの大事な御奉公を為し奉るのか。さあ、広布決戦場の第4年、いよいよ顕正会は一致結束して広宣流布のテンポを早めたい。… 間もなくハイパーインフレと食糧危機と巨大地震と恐るべき他国侵逼が必ず日本を襲います。その時、全日本人は初めて「政治家達が無力だ、無責任だ」という事に気づくに違いない。…
 この時『撰時抄』に仰せの「各々声をつるべて…『助け給へ日蓮の御房』と叫び候らわんずるにや」とのこの仰せが事実となるのであります。顕正会員はこの姿を必ず眼前にする事ことができる」 (「顕正新聞」第1602号 )
1月2日  アメリカ合衆国、カリフォルニア州ロサンゼルス郡サンタモニカ市、2023年1月2日を「池田大作の日」と宣言した。宣言書は、「哲学者、教育者、平和建設者、作家および桂冠詩人として」、異国間・異文化間を結び、平和建設を推進してきたことを称賛している。
1月 日
 宗門、1月度広布唱題会の砌(総本山客殿)早瀬日如管長「本年「折伏躍動の年」は、私ども一同、仏祖三宝尊への御報恩謝徳のもと、僧俗一同・異体同心の盤石なる体勢を構築して大折伏戦を展開し、もって一天四海本因妙広宣流布達成へ向けて大きく前進すべき、まことに大事な年であります。… まさしく今、末法は「邪智・謗法の者の多き時」にして、この時は摂受ではなく、折伏をもってすることが肝要であるとの御教示であります。この御指南を改めて拝し、講中一同、決意も新たに異体同心して一意専心、折伏を行じていくことが肝要であります」(「大日蓮」第924号 )
1月7日  創価学会、第12回本部幹部会を東京戸田記念講堂で開催、「青年・凱歌の年」が開幕した。池田大作名誉会長は祝福のメッセージを贈り、地区こそが「平等と和楽の園」にして「異体同心のオアシス」であり、「広布前進の電源地」であると強調した。
1月11日  創価学会、聖教新聞、池田大作名誉会長の "ウクライナ危機と核問題に関する緊急提言"「平和の回復へ歴史創造力の結集を」掲載。国際人道法と国際人権法を貫く"生命と尊厳を守り抜くことの重要性"を踏まえ、国連の仲介で関係国の会合を開催し停戦合意を実現させるよう提唱した。
「国連が今一度、仲介する形で、ロシアとウクライナをはじめ主要な関係国による外務大臣会合を早急に開催し、停戦の合意を図ることを強く呼びかけたい。その上で、関係国を交えた首脳会合を行い、平和の回復に向けた本格的な協議を進めるべきではないでしょうか」
1月15日
 顕正会、全国99会場で四級昇格試験実施、5,125名が受験。出題範囲は、「立正安国論謹講」。 99会場で、五級昇格試験実施、4,967名が受験。出題範囲は、「基礎教学書・日蓮大聖人の仏法」と「最後に申すべき事」。(「顕正新聞」第1603号 )
1月21日  創価学会、学術部のシンポジウム「現代社会における宗教と科学」が、東京・新宿区の金舞会館(創価文化センター)で行われた。篠宮氏とフィスカーネルセン・アネメッテ氏が、AI(人工知能)をはじめとする情報科学の発展に伴う課題と宗教の役割について講演。大西氏は、戦後日本の宗教の動向を踏まえ、現代社会における精神性と合理性の変化を巡って論じた。
1月22日
 顕正会、182会場で、登用試験実施、19,239名が受験。出題範囲は、「基礎教学書・日蓮大聖人の仏法」(「顕正新聞」第1603号 )
1月22日
 顕正会、1月度総幹部会開催(本部会館)、「戦後78年 最大の危機に直面した日本」
 浅井昭衛会長「さて、広宣流布の決戦場たる20年代の第四年、いよいよ本日より前進開始であります。… 広布前夜のいま、身を捨てて戦うべき正系門家が、あろうことか学会も宗門も天魔にたぶらかされ、大聖人唯一の御遺命たる国立戒壇建立を捨て、ために広宣流布に戦う資格も力もすでに失ってしまった。 このとき、御遺命を守り奉った顕正会が戦わずして、誰人が大聖人様の仏勅・大教令に応え奉るのか。…
 そもそもこの「日本国憲法」は、戦勝国アメリカが、日本が再びアメリカを脅かす国にならぬようにと、弱体化する目的で、占領期間中にこれを制定し、日本に押しつけたもので、占領基本法なのです。… だから昭和35年にいたって「日米安全保障条約」が締結され、アメリカが日本を守ってやるということになった。…
 もう台湾侵攻はあるか、ないかではなく、それはいつかということだけです。… 台湾侵攻が開始されれば、日本の尖閣諸島や先島諸島は同時に戦場となる。… まさに台湾有事は即日本の有事。そしてこの危機はすでに眼前に迫っている。 以上のごとく日本はすでに強力な核兵器を持つ三つの国に包囲されてしまった。 ゆえに戦後78年、日本はいま最大の危機に直面しているというのであります。…
 いいですか。一万二千のとき解散処分を受けた顕正会は、いま三百万の仏弟子の大集団に成らんとしている。… やがて恋慕渇仰の遥拝勤行は必ず日本国に満ち満ちる。そして「勅宣並びに御教書」も申し下され、御遺命のままの国立戒壇すなわち本門戒壇が富士山天生原に建立され、ついに戒壇の大御本尊様が御出ましあそばす。…
 やがて中国をはじめとする三国の侵略が始まるとき、日本国の一切衆生は、国亡び、命を失う恐怖から、始めて「日蓮によりて日本国の有無はあるべし」との大聖人様の絶大威徳と大慈大悲にめざめ、…「南無妙法蓮華経」と必ず唱えるに至る。今すでに顕正会員の勧めにより、大聖人様に帰依する人々は月々歳々に増大しつつあるが、津波が入江に入って急速にその速さを増すように、広宣流布の最終段階には国中が「一時」に信ずる。徐々に信ずるのではない、一時に信ずるのです。この広布最終段階に御奉公が叶うとは、顕正会は何たる宿縁でありましょうか。… これこそ、大聖人様御照覧の「御馬前の戦い」であります」
 三國将洋 第4総部長に、佐藤公一 第9総部長に、大平和寿 第14総部長(兼・副総男子部長・第27男子部長)に、伊藤信昭 第16男子部長(兼・第3総部長)に、澤田真一郎 第41男子部長に任ずる。榎本優子 第4婦人部長に、岡山典子 第10婦人部長に、横尾千恵子 第13婦人部長に、谷口美代子 第17婦人部長に、右近さゆり 第28婦人部長に、秋山さとみ 第30婦人部長に、牧友理 第35婦人部長に、青木千鶴 第36婦人部長に任ずる。 (「顕正新聞」「戦後最大危機の日本」 特集号 第1604号 )
1月23日  創価学会、フェイク、「遊蕩三昧の血筋を引く阿部明教の惨事」
「日蓮正宗総本山・大石寺の坊主が一月十七日、飲酒運転で交通事故を起こした。宗門関係者によると、事故を起こした坊主は、日顕の曾孫(ひまご)の阿部明教ということである。…
 この度の阿部明教の飲酒運転による交通事故は腐敗体質の日蓮正宗大石寺の社会的信用を益々、失墜させる悪質な事故と言えよう」(「フェイク」第1763号 )
2月1日
 宗門、大白法、「異流義団体の進む道 ー 顕正会」
「顕正新聞を見てみると、「『創価学会必ず壊滅』特集号」として、会長・浅井昭衛が創価学会及び池田大作について、「御遺命を破壊」(顕正新聞 令和四年十月五日付)「大御本尊を捨て奉った」(同)などと盛んに批判をし、「だが、大聖人様はこの師敵対を断じて許し給わず」「池田が「生ける屍」となった創価学会が、どうして保とうか。ゆえに創価学会は必ず崩壊する」と吠える。
 しかし、顕正会は、その主張も組織としての姿も年を追うごとに変化して学会と類似性が増している。 まるで学会の背中を追いかけているかのようである。所詮異流義同士、日蓮大聖人に師敵対し、崩壊する道を歩んでいるのだ。 以下にその実例を挙げてみよう。…
 センセイは仏さま?
 特に、〝捨身〟〝無二の師匠〟などの大げさな文言は、池田大作を「永遠の師匠」「第二の法華経の行者」などと神格化した学会を彷彿させる。教祖を「神様仏様」と祭り上げる、新興宗教の典型的な姿と言える。
 様々な教義・化儀の改変
 五座・三座の勤行様式を一座に簡略化し、観念文を改変した。平成十一年頃よりは、偽本尊疑惑のある「日布上人の形木本尊」「導師曼陀羅」等を公表。これらの本尊は、現在も新規会館などに増殖中である。… これらの、勤行の簡素化、偽本尊、塔婆・戒名不要論ななどを見れば、まさに破門以降に変節した創価学会の有り様そのものだ。
 唯授一人血脈の否定
 さらに浅井の迷走ぶりは拍車がかかり、…「細井管長は(中略) 急死を遂げた。(中略)よって御相承をすることができなかった」(同 平成十一年四月二十五日付)などと、唯授一人の血脈を否定する始末である。
 学会の二番煎じ
 結局浅井は、日頃から主張する「顕正会の宗門への復帰」「大御本尊の在す大石寺への参詣」が永遠に叶わないという事実から、会員の目を背けさせたいのである。 異流義の宿命か。学会の二番煎じとなる以外に、おそらく顕正会が生き残るはないのだろう 」 (「大白法」令和5年2月1日号 )
2月 日
 宗門、2月度広布唱題会の砌(総本山客殿)早瀬日如管長「世の中の多くの人々は、謗法の害毒によって苦しみから逃れることができず、苦悩に喘いでいるのであります。その上、謗法によって人心が乱れ、さらに依正不二の原理によって、それがそのまま国土の乱れを招き、一国が無間大城に堕ちて苦しんでいるのであります。そもそも『立正安国論』の原理に従えば、世の中が乱れ、人々が不幸と混乱と苦悩に喘いでいる根本原因は、すべからく邪義邪宗の謗法の害毒にあり、この謗法の対治なくして人々の幸せも、国土の安穏も実現することはできないのであります。ここに今、私どもが決然として謗法を破折し、折伏を行じていく大事な理由が存しているのであります」(「大日蓮」第925号 )
2月4日  アメリカ合衆国、米東方沖の領海上空で偵察用とみられる大型の気球を撃墜。中華人民共和国は「強い不満と抗議」を表明、報復措置を示唆した。
 アントニー・ブリンケン米国務長官は訪中を延期し、「標的となったのは米国だけではない。5大陸の国々の主権が侵害されている」と批判、中国が40カ国以上の領空に気球を飛ばしており、「米国はそれらの国々と中国の監視用気球について情報共有を始めた」と明らかにした。
 国防総省は、気球が最初にアメリカ領空に入ったのは 1月28日であり、その 3日後にカナダ領空へと移動し、1月31日に再びアメリカ領空へ入り、複数の核ミサイル施設があるモンタナ州上空でも確認された、と明らかにした。
2月6日  トルコ・シリア大地震発生、4万1千人以上が死亡。トルコ共和国とシリア・アラブ共和国で、6日に発生したマグニチュード 7.8の地震とその余震で、トルコで 3万5,418人、シリアで少なくとも 5,814人と、両国で死者が 4万1,000人を超えた。( 2月16日 現在 )
2月9日  創価学会、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで、第12回「詩人の集い」を開催。池田大作名誉会長の "人間讃歌の詩" に共鳴する世界の詩人や識者、青年が自作の詩を披露、約1,000人が参加した。池田大作名誉会長、メッセージ。「今回の集いで灯された新たな詩心の光が、人類の平和の未来を照らしゆく希望の曙光と輝きゆくことを心から念願」
2月22日  創価学会、 第三文明社、佐藤優「希望の源泉・池田思想 5:『法華経の智慧』を読む」発刊。
「人間主義の思想書『法華経の智慧』(池田大作著)をベースに、世界宗教の条件を考察するシリーズの続刊。第5巻は、新型コロナウイルス感染症が世界的に広がり、生命・社会・経済が大きな打撃を受ける中、法華経「如来寿量品」の中心テーマを考察。「十界互具」「九識論」「永遠の生命」などを取り上げつつ、「生死観の転換」「宿命を使命に変える思想」に迫る」
2月24日
 顕正会、2月度総幹部会開催(本部会館)、「広宣流布は大地を的として必ず成る」
 浅井昭衛会長「さて、この二月は、まさしく「開目抄」の月であります。… 開目抄がどれほど重大な御書か。 「開目抄と申す文二巻造りたり。… 此の文の心は、日蓮によりて日本国の有無はあるべし」と。 いいですか。… 大聖人様の御存在は、これほど重く、かつ大であられる。… 「開目」とは、目を開かせ見せしむること。何を見せしめ給うたのか。 まさしく日蓮大聖人こそ、末法の一切衆生が帰依すべき「人の本尊」であられることを見せしめ給うたのであります。…
 いま日本は戦後最大の危機に直面している。それは、強力な核兵器を持ち且つ日本を憎む中国・ロシア・北朝鮮の三国に、いつのまにか包囲されてしまったからです。遠からず、日本への侵略は必ず起きる。このような事態に立ち至ったのも、国中が未だに大聖人を信ぜず背き続けている。就中、正系門家が御遺命に背き奉ったゆえであります。…
 大聖人様が「大地を的とする」と御断言下さったことが、どうして虚しくなりましょうか。… しかもその時はもう近い――。 なぜか。広宣流布の瑞相たる「大悪」がすでに現われているからです。 減劫御書に「一閻浮提うちみだすならば『閻浮提内広令流布』はよも疑い候わじ」と。…
 いま世界は、米国を中心とする自由主義陣営と、中国を中心とする独裁の全体主義陣営が対立して、世界の覇権を賭して勝負を決せんとしている。もしこの対決が核兵器を使用するに至ったら、これほど大規模そして悲惨な戦争は曽てない。これまさしく撰時抄に御予言の「前代未聞の大闘諍」そのものです。そしてこのとき、一閻浮提に広宣流布するのです。…
 この御文は、一閻浮提の広宣流布と日本の広宣流布、さらに御在世の逆縁広宣流布と未来の順縁広宣流布、この四つの広宣流布を一つの御文で仰せ下されている。それは原理が共通だからです。すなわち、国中が仏法に背く、諸天の怒り、天変地夭、前代未聞の大闘諍、大罰による帰依、これが広布の共通原理です。よって一つの御文で、この四つの広宣流布を教えて下さったのであります。…
 かくて日本はついに今、磁石が鉄を吸うように、修羅の三国に取り囲まれ侵略されんとしている。 やがて中国をはじめとする三国の残忍きわまる侵略が始まる。… このとき、三百万の仏弟子の大集団あって、身命も惜しまず「日蓮によりて日本国の有無はあるべし」との重大聖語を、全日本人の心魂に徹するまで教えるならば、一国は必ず動く 」 (「顕正新聞」「広宣流布は大地を的とする」特集号 第1607号 )
2月27日  創価学会、池田大作名誉会長夫妻、大韓民国・江原道議会から「特別顕彰牌」を贈らる。
3月日
 宗門、3月度広布唱題会の砌(総本山客殿)早瀬日如管長「この御文は「たとえ、いかに勝れた善根功徳を積み、法華経を千万部も書写し、法華経の肝要たる一念三千の法門を究めたという人であっても、法華経の敵、つまり謗法をそのまま放置して破折をしなければ、成仏することはできない」と仰せられているのであります。したがって、一応、勤行にも励み、教学も学び、仏法のことはよく知っているという人もいます。しかし、いくら教学を学んでいると言っても、邪義邪宗の謗法をそのままにして、折伏をしなければ、成仏はできないとの厳しい仰せであります。… いずこの世界にあっても、悪人を放置しておけば、その組織は内側から破壊されてしまいます。また、そうした悪がはびこることを黙って許しておくことも、大きな罪であります。すなわち、私どもの信心においては、悪しき謗法をそのまま放置しておくことは、謗法厳誡の宗是からいっても適正ではありません。また、謗法を黙認しておくことは、必ず禍根を残すことになります。… いよいよ強盛に唱題に励み、講中一結・異体同心して折伏を行じ、もって一天広布を目指して精進されますよう」(「大日蓮」第926号 )
3月2日  創価学会、第14回「池田大作平和思想研究国際フォーラム」を、中華民国(台湾)台北市の中国文化大学で開催した。テーマは「文化と教育の王道」、8大学・16人の研究者らが論文を寄せ、約400人の学生や教員らが集った。
 池田大作名誉会長、フォーラムにメッセージ。「人間性を薫発して歴史創造の力を結集しながら、危機を好機に転ずることこそ、教育の使命であると強調。地球民族の多様性を生かし、調和させながら、21世紀の天空に平和と人道の虹を架けたい」
3月13日  中華人民共和国、全国人民代表大会開催、習近平は国家主席として3選を果たした。政府高官の人事では、習主席に忠実な側近を中心に、「習派」一色の新体制を固めた。
3月7日  創価学会、池田大作名誉会長、大韓民国の外国語大学から「名誉哲学博士号」を贈らる。「平和思想の実践で、学術・文化芸術・教育を促進し、世界市民の倫理涵養に貢献」
3月22日  岸田首相、キーウ訪問。岸田総理大臣は、訪問先のインドから日本に帰国せず、ポーランド経由でウクライナに入り首都キーウでゼレンスキー大統領と首脳会談を行った。岸田総理大臣は「ゼレンスキー大統領のリーダーシップのもとで祖国と自由を守るために立ち上がっているウクライナ国民の勇気と忍耐に敬意を表する」と述べた。共同記者会見で岸田総理大臣は「ロシアによるウクライナ侵略は国際秩序の根幹を揺るがす暴挙だ。キーウとブチャを訪問し、惨劇を直接目の当たりにしてこのことを改めて強く感じている」と強調した。
3月25日
 顕正会、3月度総幹部会開催(本部会館)、「遥拝勤行と広告文で広宣流布は必ず成る」
 浅井昭衛会長「さて、顕正会はいま末法濁悪の日本国において、遥拝勤行と広告文を以て広宣流布を力強く進めておりますが、この遥拝勤行と広告文で広宣流布は必ず成ると、私は確信しております。…
 この広告文は平成二十八年に始めて作りましたが、その発行部数は本年三月七日現在で、なんと八千二〇〇万枚に達しました。日本の総人口 一億二千万余をも、まもなく突破する。… 「広宣流布は大地を的とする」から、やがて全員が入信するのです。… そしてこのたび、広告文を新しくすることにいたしました。… 全体の活字を大きくして裏面も活用した。文言も少しく加えました。しかし趣旨は全く変わらない。
 広告文には三つの現証を以て、大聖人様の大恩徳が示されております。
 一つは、「臨終の相に善悪がある」こと。
 二つには、「立正安国論の御予言的中」のこと。
 三つには、「国家権力も御頸 切れず」として、竜の口の大現証であります。…
 このところ急速に世界の動きが慌ただしくなって来たでしょう。 中国の国家主席・習近平はいまロシアを公式訪問し、ロシア大統領・プーチンとサシで四時間半にも及ぶ非公式の会談をしている。中国とロシアは、米国を中心とした現在の国際秩序を壊わして「世界制覇」を狙っているのです。…
 台湾侵攻こそ、第三次世界大戦のまさしく発火点であります。アメリカも中国との対決姿勢を一段と強める。そして日本はアメリカの尖兵的役割を担わされる。中国はこの日本を憎み、血祭りに上げる。これ日本が、御本仏日蓮大聖人に背き続けた罰であります。…
 このとき、三百万の仏弟子の大集団あって身命も惜しまず「日蓮によりて日本国の有無はあるべし」との重大聖語を、全日本人の心魂に徹するまで教えるならば、一国は必ず動く。すべては大聖人様の絶大威徳と大慈大悲によって成るのであります。この広布最終段階に御奉公させて頂くのは、御遺命を守護し奉った顕正会以外には、断じてあるべくもない」 (「顕正新聞」「遥拝勤行と広告文」 特集号 第1610号 )
3月28日  創価学会、フェイク、「浅井昭衛が以前、原発は必要と力説」
「邪教・顕正会の三月二十五日付の顕正新聞の「世相閻魔帳」欄で「『原発回帰』に舵を切った岸田首相の度し難い不見識」という見出しを立て、批判記事を載せている。その中で「(浅井が)『原発廃絶特集号』等を以て原発の即時全廃・廃絶を叫ばれ、原発災害の恐ろしさを具に指導下さった」と書いて「岸田の佞人ぶりには憤慨がこみ上げてくる」「メディアの腑抜けぶりは実に度し難い」等と感情を露わにしている。
 この「世相閻魔帳」の記事を書いた者は勉強不足で、浅井昭衛が原発の強力な推進論者であった事実を知らないらしいので教えよう。 浅井は「原発がないと経済成長は三分の一になって、生活できない」「原発に反対するなら、死亡事故の多い自動車を止めねばならない」「原発反対は感情論」「原発問題なんか小さい」等と強調していた。
 ところが、平成二十三年三月十一日の東日本大震災とそれに伴う大津波により、東京電力の福島第一原子力発電所で発生した事故を機に、豹変した浅井は従来の主張を撤回しないまま、無節操にも突然、正反対のことを言い出したのだ」(「フェイク」第1600号 )
3月31日  創価学会、長谷川理事長、" 統一地方選挙に当たり" 談話。地方選挙で全員当選を目指す、公明党からの支持依頼を受け、創価学会は各都道府県の社会協議会で検討し、支持を決定した。
「コロナ禍や物価高、少子高齢化等の課題に直面する中、… 大衆政党として生活者の視点に立った政策実現へ真摯に取り組む公明党、ならびに同党の各候補を力強く支援したいと思います」
4月 日
 宗門、4月度広布唱題会の砌(総本山客殿)、早瀬日如管長「今、世間の体を見ると、新型コロナウイルス感染症によって世界中が騒然とした様相を呈しておりますが、かくなる時こそ、私どもは『立正安国論』の御聖意を拝し、講中一結・異体同心して折伏を行じていかなければなりません。… 思うに、今日のコロナ禍による世界および日本の現状は、この『立正安国論』にお示しあそばされた当時の混乱に満ちた惨状と同じ様相を呈していると言っても、決して過言ではありません。されば、今こそ私どもは『立正安国論』の御聖意に任せ、すべての人々の幸せと仏国土実現を期して、邪義邪宗の謗法を破折し、妙法広布に挺身していかなければなりません。… 妙法受持の功徳によって個から全体へ、さらにその波動が国土世間へ及び、仏国土を築くことになるのであります。まさしく、これは一念三千の原理によるところであります。… いよいよ自行化他にわたる信心に励まれますよう心からお祈り申し上げ、本日の挨拶といたします」(「大日蓮」第927号 )
4月4日  北大西洋条約機構(NATO)、フィンランド共和国の加盟を正式承認。
4月8日  創価学会、フェイク、「「河辺メモ」に関する「慧妙」の屁理屈を粉砕 ㊤」
「日顕の「大御本尊は偽物」との発言を河辺慈篤(日正寺住職)が記録した「河辺メモ」が平成十一年七月七日に「同盟通信」で公開されると宗内には大激震が走り、住職が相次いで離脱、 日顕を窮地に追い込み、宗外の身延派、旧興門派の各寺院にも波及した。 慌てた宗務院は七月九日に院達を発信して日顕が河辺と面談した事実を認め、十日には「河辺慈篤師からのお詫びと証言」を出して〝記録ミス〟と謝罪させた。 日顕は河辺に全責任を被せて、自分への非難の鉾先を回避しようとした。
 日顕の「大御本尊は偽物」のメモは、宗門側の圧力によって「お詫びと証言」に書かされたような主観を加え、記録ミスをするような河辺ではない。極めて客観的な記述であり、日顕が語った内容を正確に記録したメモである。 この「河辺メモ」の公開から二十三年が経過した。 今頃になって「慧妙」四月一日付が下手な屁理屈を並べ、変な弁解を重ねているので簡潔に破折する。…
 初めに「河辺メモ」、「S53・2・7 A面談 帝国H 一、戒旦之御本尊之件 戒旦の御本尊のは偽物である」
 先ずは「慧妙」四月一日付で、メモは「何者かによって河辺尊師の手元から盗み取られ……」と間違ったことを書いているので、これを糺すことにする。 メモは河辺が還俗覚悟で流出させたのである。当時、河辺が日顕と全面対決を決意していたことは「大御本尊偽物発言」のメモの後、第二弾のメモ(左下に掲載)を流出させたことで明白だ。 この第二弾のメモとは、僅か数行の簡潔な内容で、表題は「メモの件」となっている。河辺の直筆メモは次の通り。
「メモの件 1、当局の云う通りやるか 2、還俗を決意して思い通りでるか 3、相談の結論とするか」
 このメモを見ると、河辺の〝主観〟〝記録ミス〟の謝罪が茶番でしかなかったことが明白だ。「慧妙」は、このメモも何者かが盗み出したというのか? こんな小さな紙切れ一枚、河辺本人でなければ存在すら分からないメモを誰が盗んだというのか?
 誰かが盗み出したのではなく、これも河辺が意図的に流出させたのである。… この第二弾のメモは河辺が密談に臨むに当たって、その後の身の処し方について思索していたことを物語っている。… 結局、河辺が選択したのは恭順でも全面対決でもなく、第三の道であった」 (「フェイク」第1472号 )
4月9日  創価学会、フェイク、「「河辺メモ」に関する「慧妙」の屁理屈を粉砕 ㊦」
「日蓮正宗の謀略紙「慧妙」の四月一日付は「河辺メモ」について宗務院の通達と食い違う戯論を書いている。 それは戒壇の大御本尊と日禅授与の御本尊を比較したのは後の正信会僧で、昭和五十年当時、疑難が出ていたと述べている箇所で、整合性がとれない。…
 この記事は宗務院の二通の通達に矛盾している。 平成十一年七月九日の通達で宗門は「河辺メモ」の記載について、次のように言い訳していた。 「当時は裁判も含め、以前より外部からの『戒壇の大御本尊』に対する疑難が多く来ていたこともあり、御法主上人猊下におかれては、教学部長として、それらの疑難について河辺師に対して説明されたものであります」と。
 これによると河辺のメモは「裁判も含め」「外部からの疑難」を記したものということだ。これは疑難の主が「後の正信会僧」という「慧妙」の記事とは違う。「後の正信会僧」も昭和五十年当時は〝宗門の内部〟にいたのだ。 要するに「慧妙」は「外部からの疑難」という宗門通達の釈明を否定していることになる。…
 また「慧妙」は「G(=猊下)は話にならない。人材登用、秩序回復等全て今後の宗門の事ではGでは不可能だ」等の発言も正信会僧だと濡れ衣を着せている。… 後に正信会になる僧達は、日達法主の直弟子の妙観会を中心として盲信的に信伏随従して活動していた。この僧達が「猊下は話にならない」と批判する筈がない。…
 平成十一年八月三十日、大石寺で日顕、藤本、早瀬に河辺を加えた四者会談が開かれ、河辺の最終的な処遇が決まり、… ナント、東京・新宿区内の大願寺への栄転であった。このため大願寺住職だった長倉教明(当時は財務部長)は札幌の日正寺に移ることになった。…
 日顕の三大汚点は相承詐称、シアトル事件、それに「戒壇の大御本尊は偽物」という発言を記録した「河辺メモ」である。 この日顕の三大汚点は、弱小教団になった山寺で語り継がれることだろう」(「フェイク」第1743号 )
4月10日  創価学会、池田大作名誉会長、インド共和国 "マハラジャ・スーラジマル・ブリジ大学"「名誉文学博士号」授与式。
4月10日  法蔵館、櫻井義秀 猪瀬優理 (編集) 「創価学会 政治宗教の成功と隘路」発刊。
「何のために政治参加を指向するのか? 日本最大の教団である創価学会は、どのような理念と組織戦略をもって戦後から現代まで生き抜いてきたのか。それが日本社会に与えるインパクトを、政治との関係から読み解く意欲的論集。
 はじめに [櫻井義秀]
 第一章 創価学会研究の視点 [櫻井義秀]
 第二章 集合的記憶としての「勝利」への道筋 [櫻井義秀]
 第三章 創価学会の選挙活動と信仰 [猪瀬優理]
 第四章「破られた契約」――路線変更とその現在 [粟津賢太]
 第五章「家族」イメージとその政治性 [猪瀬優理]
 第六章 成長=成功神話――長期的展望を失うメカニズム [櫻井義秀]
 あとがき [猪瀬優理]」
4月20日  創価学会、池田大作名誉会長、インド共和国 国立"マニプル大学"「名誉博士号」授与を決定。大学最高評議会で厳正に審査し、教育と平和への多大な貢献を認め、全会一致で決議された。
4月24日  公明党の山口那津男代表は24日の記者会見で、23日に投開票された統一地方選後半戦の結果について、擁立した 1,213人のうち 10人が落選したと明らかにした。前半戦と合わせた統一選全体では、立候補者数 1,555人に対し、12人が落選した。党によると、落選者数は公明党が再結党した1998年以降で最多、当選率 99・2%は過去最低だった。
4月15日  岸田文雄首相、襲撃事件発生。和歌山県和歌山市の雑賀崎漁港において、選挙演説に駆け付けた岸田文雄内閣総理大臣に対し、木村隆二容疑者が鉄パイプ爆弾を投擲した。警察官1名が爆発の影響で左腕を縫う軽傷を負ったほか、演説会場にいた漁師1名が爆発によるとみられる破片で軽傷を負った。
4月26日
 顕正会、4月度総幹部会開催(本部会館)、「遥拝勤行と広告文で広宣流布は必ず成る」
 浅井昭衛会長「いま顕正会には「遥拝勤行と広告文で広宣流布は必ず成る」との確信が滾っております。この遥拝勤行と広告文こそ、まさしく広布前夜の「自行」と「化他」であり、時に適った唯一の信行であります。…
 大聖人様の御心に背いてお題目を唱えても、全く功徳がないということ。このことは「松野殿御返事」に明らかですね。… 大聖人様は「但し此の経の心に背きて唱えば、其の差別有るべきなり」と仰せ下されている。… その深意は、御本仏日蓮大聖人の御心に背いて唱えても、功徳はない――ということです。この仰せを拝すれば、いま学会も宗門も、御遺命に背いたままお題目を唱えているではないか。だから功徳はない、かえって罰を受けるのであります。…
 見てごらんなさい。創価学会の公式サイトには「池田大作先生の足跡」と題して、池田が世界の大学・学術機関等から贈られた名誉称号のすべてが示されている。その数なんと「401」。これだけ貰ったのは世界中にない、いや人類史上ないでしょうね(笑)。… これらはみな、カネで買ったものですよ。まさに「名利の餓鬼」であります。
 私は学会員を憎いと思ったことは一度もない。ただ不憫に思っております。せっかく大聖人様に縁し、戒壇の大御本尊を信ずる身になれたのに、いま悪師にたぶらかされて、今生には功徳を失い、死後には「入阿鼻獄」となる。これほどの悲惨はない。私は六百万学会員を救いたい。…
 このように宗門が信心を失い濁乱したことは、七百年来、日興上人以来、一度もない。… この正系門家の濁乱こそ、必ず日本の亡国を招くのです。かくて日本は今、磁石が鉄を吸うように、核兵器を持つ侵略国家の中国・ロシア・北朝鮮に包囲されてしまった。やがて中国を中心とする三国の、残忍きわまる侵略は必ず始まる。これは諸天の治罰であれば、いかなる防衛努力も役には立たない。… 強力な核兵器を用いての侵略が、どれほどの悲惨をもたらすか。…
 広宣流布の最終段階に大事な御奉公が叶うとは、顕正会はなんと有難い宿縁でありましょうか」 (「顕正新聞」「六百万学会員を救わん」特集号 第1613号 )
4月27日  創価学会、池田大作名誉会長、G7広島サミットへの提言「危機を打開する“希望への処方箋”を
「5月に広島市で開催されるG7サミット(主要7カ国首脳会議)に寄せて、池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長が提言を発表した。ウクライナを巡る危機の早期終結を図るための方途を探るとともに、核兵器の威嚇と使用を防止する上で必要となる措置について、G7サミットへの提案を行っている。具体的には、2月の国連総会での決議に盛り込まれた“重要インフラや民間施設への攻撃の即時停止”を実現した上で、戦闘の全面停止に向けた交渉を市民社会の代表がオブザーバー参加する形で行うことを提唱。核問題に関しては、広島で被爆の実相を見つめ直す機会を通じて、G7の主導で「核兵器の先制不使用」の誓約に関する協議を進めることを呼びかけている」 (「創価学会公式サイト」)
5月1日
 宗門、大白法、「血脈の筋道を乱す悪言 正信会」
「正信会が発行する本年正月号の会報に、「池田大作氏・阿部日顕師の謗法の根源が、 日興上人の弟子・信者であることを忘れ、御本仏大聖人との同格の思いを懐き、公の仏法を私心に弄ぶところにあるように、僧道を歩む者にとっては最高の反面教師であろう」(正信会報 令和五年正月号十五㌻)と載っていた。
 古参の正信会僧侶である田村竜道が書いた従前の所感を、最近になって再録て紹介したものらしい。… むしろ、いたずらに御法主上人を誹謗する言こそ、師弟子の分別を「忘れ」、御法主上人と「同格の思いを懐き」、血脈相承の大事を 「私心に弄ぶ」所業に他ならないではないか。 まさに、田村の言葉は「僧道を歩む者にとっては最高の反面教師」である。…
 総本山第四十八世日量上人は『続家中抄』に、「一山皆 貫主の下知に随ひ、貫主の座上を踏まざる事 悉く信の一字の修行にて候」(日蓮正宗聖典九四七㌻)と誡められている。
 所詮、田村の所感など、天に唾する愚かな言葉。その愚言は、己の悪心と悪行を暴いているのである。… 田村のごとく、我意我見をもって大聖人の正義を蹂躙する者には、わずかばかりの血脈も流れはしない。 唯授一人血脈相承を否定する者は、自らの血脈法水も断っているのである。…
 正信会の者たちは、衰退の極みにある今となっても、日顕上人へ憎悪の言を連ねるが、そんな中からは罪業以外に何も生まれない  」 (「大白法」第1100号 )
5月1日
 宗門、慧妙、「学会の宗門誹謗情報を使い回す顕正会」
「本紙前号で破折した『顕正新聞』三月五日号・十五日号の誹謗記事だが、三月五日号においては「身延僧を大石寺に招待」として、… 大石寺見学の日蓮宗身延派の僧侶を引き連れて山内を案内し、もてなしていた、と誹謗。
 これらの誹謗は、使用している写真を含め、なんと、全て過去の学会機関紙の受け売りなのだ。 「敵の敵は味方」とでも思ったのか、邪教・異流義の輩が協力する形で本宗を誹謗してくるとは、何とも情けないというか、おぞましいというか、 呆れて物が言えない。…
 このように、『顕正新聞』は、そもそも日蓮正宗の化儀に照らして何の問題もない事柄を、創価学会の機関紙をネタ元に、あたかも重大謗法行為であったかのように論(あげつら)ってきたのであるが、今回、本紙が改めて検証してみたとこころ、新たな疑いが浮き彫りになった。 それは、じつは当時、創価学会と顕正会は、日蓮正宗に対する誹謗ネタを”共有”していたのではないか、という疑いである。…
 当時の誹謗ネタの拡散パターンは、まず学会系怪文書で騒いでおいて、それを『創価新報』で取り上げ、さらに『聖教新聞』等が拡散していく、というもの。しかしこの時は、『創価新報』→『顕正新聞』 →怪文書の順である。 創価学会と顕正会とで、見事なまでに日蓮正宗誹謗の"タッグ"が組まれた形になっているわけだが、 はたしてこれは、単なる偶然だったのか――と疑いたくなるほど、創価学会と顕正会の息がピッタリ合っていたのであるから、呆れ果てるではないか。
 というのも、周知のように顕正会は、正本堂をめぐる池田創価学会との確執が原因となって、日蓮正宗から講中解散処分に処された。 顕正会にとって池田創価学会は、憎んでも憎みきれぬ不倶戴天の敵のはずである。 しかし、いざ日蓮正宗批判になると、まず「謗法与同だ」と罵り、次には血脈相承を否定と、疑難の内容も、その手法も、恥ずかしいまでにソックリなのだ。…
 しかも、こうして学会からのおこぼれで誹謗記事を書き殴った結果、それを妙観講から訴えられて損害賠償に及ぶこと、すでに二回! … いくら取材力不足とはいえ、そろそろ学会からのおこぼれ情報に依存して誹謗を拡大する、という構図を反省した方がよいのではないか」 (「慧妙」令和五年五月一日号 )
5月1日  創価学会、池田大作名誉会長、ブラジル連邦共和国 "ミナスジェライス連邦大学"「名誉博士」授与式。「抑圧に対するレジリエンス(困難を乗り越える力)への呼びかけ、また、苦しんでいる人、疎外された者を守ろうとするためにさまざまな教育・文化機関を設立され、平和主義を貫かれた足跡をたたえる」 (「創価学会公式サイト」)
5月3日  創価学会、第13回本部幹部会開催 (東京戸田記念講堂)。
 池田大作名誉会長 祝福メッセージ「我ら創価の師弟は5月3日から元初の生命で出発し、全てを希望へ、前進へ、勝利へと転じ、共々に金剛不壊の仏の大境涯を築いていくのである」 (「創価学会公式サイト」)
5月5日  世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長、新型コロナウイルス感染症について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当てはまらなくなったと発表した。緊急事態は深刻、突然、異常(予想外)という3つの基準を満たす必要があり、最後まで残っていた"深刻さ"も解消された。2020年1月に「緊急事態」を宣言してから3年3カ月余、死者は公式発表で少なくとも 700万人、実際には3倍近い 2,000万人に達したとみられる。
5月6日  イギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)、チャールズ3世(チャールズ・フィリップ・アーサー・ジョージ)の戴冠式が、ロンドンのウエストミンスター寺院で行われた。日本の皇室からは、秋篠宮ご夫妻が参列された。
 池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長と原田稔会長は、それぞれチャールズ国王に祝電を送った。「世界がさまざまな地球規模の課題に直面する現代にあって、国王がカミラ王妃と共に、人々に啓発をもたらす存在として活躍されることを確信する」
5月8日  日本政府、新型コロナ感染症を5類に引き下げ。新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけについて、5月8日に現在の「2類相当」から、季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げた。
5月9日  創価学会、中華人民共和国の呉大使の就任レセプションに、原田稔会長はじめ学会代表が出席。 「中国の呉江浩駐日大使の就任レセプションが2023年5月9日午後、都内で行われ、原田会長、谷川主任副会長、寺崎副会長ら学会代表が出席した。会長が池田名誉会長の伝言を伝え、祝意を述べると、大使は丁重な謝意を語った。呉大使は2度の在日本大使館勤務後、外交部アジア局局長等を経て3月に着任。4月に東京・信濃町の総本部で会長と会見している」
5月9日~6月25日  SGI(創価学会インタナショナル)、新展示「人道展 -- 平和を守るための約束」が、2023年5月9日 広島市の広島池田平和記念会館で始まった。同日午前には、赤十字国際委員会(ICRC)のジョルディ・ライク駐日代表が出席し、開幕式が行われた。… 今回、ICRCとSGIが制作した新展示は、世界的な物価高や感染症の蔓延、紛争など、揺れ動く国際情勢を踏まえ、戦時下や戦後の復興において、人々が日常を取り戻すために重要な「人道」の概念に改めて焦点を当てようと企画・制作された。
「滑稽なことに、池田大作は最近、カナダを皮切りに、「世界人権展」なるものの開催に力を入れているという。「潮」誌上では「人権ルネサンスの世紀へ」と題する対談を行ない、「人権は、すべてに優先する課題です」と臆面もなく述べている。ノーベル賞欲しさのパフォーマン スだろうが、今、一番、人権教育が必要なのは、他ならぬ池田大作と創価学会員である。 創価学会こそ、我国最大の人権侵害団体なのだ」(「懺悔の告発」p185 山崎正友 )
5月10日  林芳正外相、衆院外務委員会で 中国の呉江浩駐日大使による台湾をめぐる発言が「きわめて不適切」として、外交ルートを通じて厳重に抗議したと明らかにした。呉氏は4月28日、東京都内で開いた記者会見で、日本国内にある「台湾有事は日本有事」との危機認識を批判し、「日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる」と発言していた。
5月14日
 顕正会、愛媛会館御入仏式厳修、「大聖人様を恋慕渇仰し絶対信に立て」
 浅井昭衛会長「本日こそ、まさしく四国広宣流布の新しい出発である。… 日本の広宣流布は、東日本と西日本が相呼応して立たなければ絶対にできない。… 本日の御入仏式を機に、四国の全顕正会員一結して、日本列島の中で一番槍で、 いよいよ四国広宣流布を成し遂げてほしい。…
 絶対信に立つ三百万の仏弟子の大集団があれば、一国は必ず動く。… さあこの戦い、東日本と相呼応して、西日本が敢然と立ってほしい。 その先陣 こそ、四国顕正会が切ってほしい。しっかり頼む」(「顕正新聞」第1615号 )
5月19~21日  G7広島サミット(第49回先進国首脳会議)が、広島市で開催された。討議開始に先立ち、バイデン米大統領らG7首脳は19日、市内の平和記念公園内にある原爆資料館を初めて訪問し、慰霊碑に献花した。共同文書「核軍縮に関するG7首脳広島ビジョン」を発表、広島・長崎を最後に77年以上の核兵器不使用の歴史の継続を訴えた。
 首脳声明では、ウクライナ侵攻を続けるロシアを「最も強い言葉で非難する」とし、軍縮、核不拡散の取り組みの重要性を再確認した。さらに、東・南シナ海情勢に深刻な懸念を表明、中国による力や威圧による現状変更の試みに強く反対し、台湾海峡の平和と安定の重要性を再確認した。
 最終日の21日にはウクライナのゼレンスキー大統領のほか、グローバルサウスの新興・途上国の首脳らも加わった参加国拡大の討議を行った。環境、気候変動・エネルギー、感染症対策などの保健衛生、デジタル・人工知能(AI)といった地球規模の課題での対策を、新興・途上国と連携しながら結束して進めることを確認した。
5月20日  創価学会、池田大作名誉会長、大韓民国 "外国語大学" より「名誉哲学博士号」を授与さる。訪韓中の原田稔会長に学位記が代理授与され、会長が名誉会長の謝辞を代読した。朴総長は、原田稔会長に池田大作名誉会長を「尊敬する仏教哲学者、平和運動家」と語った。
5月21日  創価学会、池田大作名誉会長と香峯子夫人、大韓民国・京畿道城南市「名誉市民」称号授与式(ソウル 池田記念講堂)。
5月24日
 顕正会、5月度総幹部会開催(本部会館)、「立正安国論の「災難興起の原理」心肝に染めん」
 浅井昭衛会長「いま「末法濁悪」の日本国において、これほど大聖人様を恋慕し奉り絶対信に立つ、三百万になんなんとする大集団が出たこと、ただ不思議に思っております。 いよいよ広宣流布は、大聖人様のお力によって近いのです。もう「一時に」信ずる。その時を顕正会員は必ず見せて頂けるのであります。…
 さて、立宗の四月二十八日を期して新広告文が出来しましたが、いま爆発的な勢いで配布されつつありますね。… やがて一億二千万人すべての日本人が、この広告文を必ず手にする時が来る。この広告文こそ、まさに「開目のメス」であります。…
 草木や国土のような精神活動がないと思われる物質世界を、仏法では「非情」というが、法華経はこの非情世界にも色心の二法が存在することを明かしている。… 非情世界に心法が具わっていることを理解することは極めて「難信難解」ではあるが、これが生命の実相たる一念三千の深理であります。… 一草・一木・一礫・一塵にさえ仏性があり、色心の二法が具わって成仏するという。いわんや諸天たる太陽・月においておやです。まさに太陽・月は、色心の二法を具えて常に人の心に感応しつつ、地球に強い影響をおよぼしているのであります。… 人類にとって何が災難といっても、太陽・月の異変ほどの大難はない。日・月に異変が起これば、地球上には直ちに異常気象をもたらし、大旱魃・森林火災・大洪水・大風・大飢饉等が地球規模で発生し、さらに内乱・戦争、ついには世界の大闘諍も起こる。これ諸天が罰を以て日蓮大聖人の御化導を助けまいらせる姿であります。…
 阿部日顕は池田大作にへつらって二冊の悪書を書き、その中で三大秘法抄の御聖文を一々にねじ曲げ、『正本堂こそ御遺命の戒壇』にと謀った。日顕こそ正系門家における「師子身中の虫』であった。… 大聖人様は御遺命破壊の大悪を断じて許し給わず。ゆえに顕正会をして諫暁せしめ、諸天をして学会・宗門を抗争せしめ、ついに事正本堂を崩壊せしめ給うた。…
 学会・宗門一体になっての偽戒壇・正本堂のたばかりは、ついに消滅した。これ破邪』である。破邪の次は「立正」である。「立正」とは広宣流布・国立戒壇の建立である。… 絶対信で打ち固めた三百万の仏弟子の大集団が立つとき、日本は必ず動く」
 管裕子 理事に、菅原克仁 副教学部長に任ずる。青木潤 第2男子部長(兼・第7総部長)に、小泉修 第16男子部長に任ずる。本田美紀 第7女子部長に、間瀬博美 第67女子部長に任ずる。 (「顕正新聞」「阿部日顕の臨終」特集号 第1616号 )
5月31日  朝鮮民主主義人民共和国、午前6時28分ごろ北朝鮮西岸のトンチャンリ付近から軍事偵察衛星(マルリギョン1号)搭載と称する弾道ミサイルを、南方向に発射した。ロケットは、2段目のエンジン異常で推力を失い、黄海に墜落した。
5月31日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国 "河北外国語学院" より「終身名誉教授」称号授与決定。日中国交正常化50周年の2022年には、同学院に「池田大作研究センター」が設立された。
6月1日
 宗門、大白法、「大御本尊を永久に拝せぬ現罰 ー 顕正会」
「顕正新聞に掲載された三月度総幹部会での会長・浅井昭衛の指導には、「遥拝勤行と広告文で広宣流布は必ず成る」「遥拝勤行こそ時に適った信行」「広告文で日蓮大聖人の大恩徳知らしめん」(顕正新聞 令和五年四月五日付)と、いつもながらの大見出しが踊っている。… 顕正会設立以来の主張の一つであった「正本堂批判」が意味をなさなくなった現在では、数少ない活動の基本方針の一つとなっているようだ。… ここで改めて矛盾や錯誤を指摘し、浅井の指導がいかに欺瞞に満ちているかを見ていこう。
 浅井は「遥拝勤行」に重要な意義があるかのように指導する一方、日蓮正宗の元僧侶から託されたと称する、総本山の認可がない御本尊を会館に勝手に安置し、さらには偽造疑感のある出処不明の本尊を各地の会館や自宅拠点などに配布する始末である。 一刻も早く御歴代上人御書写の御本尊を総本山大石守に返納し、疑惑の本尊下付もやめ、「時に適った信行」とする「遥拝勤行」を徹底すればよかろう。 このような浅井の自語相違、矛盾した指導は、日蓮正宗から破門され、 御開扉内拝も御本尊下付も許されないことによる、苦し紛れのものなのだ。…
 浅井は、「広告文の大事」「広告文こそ…『開目のメス』」(顕正新聞 令和五年四月五日付)などとも発言している。… 「このチラシを見た人は、やがて全員が入信する」(同)と浅井は言うが、すでに八千万枚も刷っていながら、顕正会員が激増している話など聞いたことがない。たかが浅井の著書の宣伝に「開目のメス」なる力などないことは自明である。…
 顕正会の現状にこそ、大謗法による罪報が明らかである。 すなわち、「遥拝勤行」にすがるしかない現状は、大御本尊を永久に拝せない現罰であり、「広告文」に頼るしかない状況は、御書を拝せない現証である」 (「大白法」令和5年6月1日号 )
6月5日  創価学会、フェイク、「早瀬日如が檄を飛ばしても「馬の耳に念仏」」
「早瀬日如は日頃から「折伏しろ、誓願目標を達成しろ」と檄を飛ばすしか能がない。 以前の「平成三十三年(令和三年)迄に法華講八十万人体勢構築」との無謀な目標は達成できなかったが、今も性懲りもなく、五月度の広布唱題会で「本年度の折伏請願目標は必ず達成されますよう」と折伏を煽っていた。…
 折伏の経験が一度もない日如は大願寺時代に「折伏と言っても入信させたい者を寺に連れて来れば良いのだから簡単だろう」と呑気なことを言っていた。 令和元年十一月の広布唱題会で日如は、江戸時代の米沢藩主・上杉鷹山の「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」の言葉を引いて、折伏をすれば直ぐにでも出来る筈だ、と無知を晒していたという。
 このように日如が執拗に折伏を煽っているのは、登山者や末寺に来て供養する信者を増やすのが目的で、日蓮大聖人の仏法を金儲けに悪用しているのである。 だから日蓮正宗は〝日蓮商宗〟と嘲笑され、法華経の行者ではなく〝法華経の業者〟と揶揄されるのだ 」(「フェイク」第1744号 )
6月9日  参議院、「出入国管理及び難民認定法」の改正法案を可決、改正入管法が成立した。難民認定三回目以降の申請者は、強制送還を可能にした。
6月9日  創価学会、池田大作名誉会長、アルゼンチン共和国 国立ミシオネス大学「名誉博士号」授与式(アルゼンチン平和講堂)。
6月10日  創価学会、池田大作名誉会長、アルゼンチン共和国 国立サルタ大学「名誉博士号」授与式(アルゼンチン平和講堂)。
6月13日  創価学会、池田大作名誉会長、アルゼンチン共和国 ブエノスアイレス自治市文化局「平和の大使」称号授与式(アルゼンチン平和講堂)。
6月16日
 宗門、慧妙、「日顕上人の御臨終を事実無根のデマで冒涜!」
「またも顕正会が、嘘で固めた、日顕上人への許しがたい誹謗を発表した。 というのは、去る五月二十四日に行なった五月度総幹部会の席上、浅沼雅美なる婦人部副長の活動報告の中で、某還俗僧からの情報として、日顯上人の御臨終の相について事実無根の謗言を並べ、それを受けて浅井昭衛が「これまで詳しく聞いたことがなかった」と驚いてみせるという、いつもながらの茶番で話を展開したもの。…
 あまりの内容の酷さ、デタラメぶりに、身体が震える程の怒りを覚えるが、当日の総幹部会の動画を見ると、この謗言を真に受け、領いている会員が多数いる様子なので、その人々の目を覚まさせるためにも、ここで断固粉砕しておくものである。…
 浅沼が続いて挙げた、通りすがりの壮年(還俗した元僧侶)が友人である宗門僧侶から聞いた、日顕上人の御臨終の相に関する話というのは、結局、氏名不詳の人間が氏名不詳の友人から聞いた、「伝聞の又聞き」という形である。 そもそも、裁判において氏名を明かせない者の証言は証拠価値ゼロとして扱われるが、それを二重に重ねた「伝聞の又聞き」では、信じる方が馬鹿だと言われても仕方がない。 こんな話を総幹部会の場で発表させ、さらに動画や新聞を使って拡散させ、宗門誹謗に利用していく顕正会の悪辣さ、デタラメぶりには、さすがの創価学会でも唖然とするのではあるまいか。…
 今回のように、いくら顕正会が口を極めて謗言を吐いたとて、真実をありのままに拝見した僧俗が動揺することはありえない。かかる謗言に乗せられ ますます浅井顕正会に傾倒していくのは、六根の破壊された会員のみである 」(「慧妙」令和5年6月16日号 )
6月16日
 宗門、慧妙、「浅井昭衛よ、逃げることなく回答せよ!」
「このたびの顕正会による日顕上人に対する許し難い誹謗を受けて、妙観講理事の佐々木寛司氏は、浅井昭衛に対し五月二十九日付で、その虚偽を糾弾し厳しく回答を要求する書簡を送り付けた。 これは、顕正会が発表した日顯上人の御遷化に対する誹謗が、全く根も葉もない虚構であることを指摘し、このようなデタラメ極まる発表をさせたことについて、会長たる浅井の責任を追及したものである。…
『浅井さん、この三点でいいです。一週間以内に答えてください。 貴方はこれだけ重大な、日顯上人の御臨終の事を、総幹部会という場で、恐ろしい形相だったと言いきったのです。 もし、またとぼけて答えないなら、この虚構を広く YouTube で暴露拡散させてもらいます』
 顕正会の発表が確かな根拠あるものなら、そして浅井昭衛に宗教者としての潔さが欠片でもあるなら、この追及に堂々と回答できるはずだが、これまで嘘に嘘を重ねて平然としてきた浅井昭衛のこと、また今回も回答することはないだろう、というのが大方の見方である」 (「慧妙」令和5年6月16日号 )
6月16日  参議院、「LGBT理解増進法」を可決・成立、23日から施行される。
 正式名称は「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」。性的指向・ジェンダーアイデンティティ(性自認)の多様性に関する施策の推進に向け、基本理念や、国・地方公共団体の役割を定めた理念法であり罰則はない。
6月20日  創価学会、「週刊SPA!」が事実無根の報道をしたとして、同誌株式会社扶桑社と編集人らを相手に、損害賠償と謝罪広告の掲載を求め民事訴訟を提起。
「同誌6月13日号は「倉山満の知性のリング 言論ストロングスタイル」と題する記事の中で、“学会が会員に指示をして組織的に住民票を不正に移動させ、投票をさせている。学会には「3カ月ルール」なるものがあり、住民票を移動した後、選挙権が生じるまでの3カ月間は連続して選挙をされては困る … 前の選挙から3カ月空けなければならない” などと全くの事実無根の報道をして、学会の名誉を毀損した。… あまりに誠意のない対応だったため、このたび法的措置に至った」 (「創価学会公式サイト」)
6月26日
 顕正会、6月度総幹部会開催(本部会館)、「松本日仁尊能化の大恩 終生忘れじ!」
 浅井昭衛会長「さて、今月の十五日は、顕正会にとって大恩のある、松本日仁尊能化の第四十七回忌でありました。… 松本日仁尊能化が御逝去されてより、早や満四十六年、すでに顕正会の多くの人々が尊能化のことを知らない。…
 正本堂落慶直前の昭和四十七年十月三日、学会は … 正本堂の誑惑を訂正する一文を聖教新聞に掲載した。… そして和戦両様の構えで、翌昭和四十八年十二月に、妙信講の根城となるべき本部会館を初めて建てた。それが現在の東京会館です。 この落慶御入仏に際して、松本日仁尊能化は …「妙縁寺重宝」との脇書がある「第六十世・日開上人」御書写の御本尊を自ら奉持し、懸け奉って下さった。…
 かくて昭和四十九年十二月二十五日、ついに松本日仁尊能化に「擯斥処分」が下されたのであります。… 松本日仁尊能化は「残るわずかな命は、大聖人様に捧げたい」と。… 松本尊能化は十二歳で出家して八十三歳の老齢に至るまで、堅く富士大石寺の僧侶として精進され、一分の過失もない。… この擯斥処分から御逝去までの二年半、松本尊能化はもう誰に憚ることもなく、妙信講と一体であられた。… ですから、御自身が所蔵しておられた、日興上人以来の歴代先師上人の御筆記全三十巻をはじめ、宗門関係の膨大な書籍を「歳老いた自分が持っていても役に立たないから」と仰せられ、すべて私に下さった。…
 地方会館と、入信勤行を行う自宅拠点には、どうしても御本尊をご安置しなければならない。これだけが憂いであった。 そこで私は、将来の大規模な広宣流布の戦いに備えて、地方会館に安置し奉るべき御本尊と、自宅拠点に懸け奉るべき御本尊の下附を松本尊能化に願い出た。 松本尊能化は、妙縁寺に所蔵する日布上人の御本尊と、日寛上人の御形木御本尊を多数授与して下さった。… さらに、日布上人御書写の「大日蓮華山大石寺」の脇書がある導師曼荼羅をも、授与して下さった。 この大恩、私は一日として忘れたことはない。…
  見てごらんなさい。いま下種仏法の正系門家の濁乱により、日本はすでに、強力な核兵器を持つ中国・ロシア・北朝鮮の三国に包囲されてしまったではないか。 中国はまもなく台湾侵攻を開始する。… 中国はこの日本を米中対決の序戦として、核ミサイルを以て日本を血祭りに上げる。 日本が亡国をのがれる術はない。…
 大聖人様があそばす、広布最終段階のこの重大御化導に御奉公が叶うとは、顕正会とは何と有難い宿縁でありましょうか」 (「顕正新聞」「松本日仁尊能師の大恩」特集号 第1619号 )
7月1日
 宗門、慧妙、「顕正会による執拗な悪宣伝が完全崩壊!」
「顕正会は、… 理境坊所属妙観講に対して、様々な誹謗中傷を浴びせ続けてきた。… 誹謗中傷ネタの中で、顕正会が最も持ち出してくるネタの一つが、いわゆる〝音声データ捏造事件〟と称する誹謗である。
 この〝事件〟は、令和元年五月十九日に、妙観講の女性講員三名が浅井昭衛宅を訪問したことに端を発する。女性講員三名は、出てきた浅井の娘に浅井への面会を求めたが、拒否され、断念して帰宅しようとしたのだが、なんと、持参していたICレコーダーに、「カエリタマエ!」という男声が録音されていた。 浅井宅から発せられた男声─、その声の主は浅井昭衛以外にありえない。…
 すると顕正会は、〝この時、浅井センセーは不在だった。ゆえに『慧妙』の記事は作り話であり捏造だ〟と反論してきた。…
 放置しておくわけにいかず、令和元年十一月、妙観講が顕正会側を名誉毀損で提訴し損害賠償を求めるに至った。… 裁判所は、〝顕正会が音声データを捏造だと判断したのは、鑑定士の鑑定もあったのだから、やむを得なかったものと認められる〟との理由で、損害賠償を求めた妙観講側の訴えを退けたのである。 この不当判決を奇貨として顕正会は、あたかも裁判所が、妙観講による音声データ捏造を認めたかのごとき誇大宣伝を開始した。…
 この顕正会による悪宣伝にピリオドを打つべく、あらためて妙観講法務部が日本音響研究所に、顕正会のいう「カエリタマエ」の音声データに見られる不連続について、説明を求めた。…
 回答の主要部分を、以下に紹介する。… 顕正新聞が発表している「何らかの音声を合成して作り上げたもの」との主張は「大きな誤りである」と断じている。 ここに、法科研の意見書を悪用し、顕正会法務部長・藤村雄大が作り上げた誹謗ストーリーは、完全に馬脚を現わしたといってよい。…
 これまで、組織の発表を鵜呑みにし、訳も分からず「これは人間が発声できる音声ではない」「妙観講による音声データ捏造が証明された」などと騒いできた顕正会員は、自らの無知な言動を恥じ入るべきである」 (「慧妙」令和5年7月1日号 )
7月16日
 宗門、慧妙、「顕正会による日顯上人誹謗が破綻!」
「早くも顕正会による日顯上人への誹謗が破綻した―。 顕正会では、五月度総幹部会に婦人部総班副長の浅沼某を登壇させ、「通りすがりの男性」から聞いたとする、御先師日顯上人の御臨終の相が「悪臨終であった」とのデタラメ極まる悪口誹謗を発表させ、これを『顕正新聞』(六月五日号)等に大々的に掲載、会を挙げて日顯上人を罵り、本宗を攻撃してきた。…
 厳しい批判に耐えかねた顕正会では、ついに、デマ話の出処を変える、という荒業を出してきた。すなわち、「還俗した元宗門僧侶」が「友人の宗門僧侶」から聞いた、というストーリーの大綱を、「還俗した元宗門僧侶」が証言した、という流れにスリ替えてきたのである。…
 要するに、話の出処としてきた「友人の宗門僧侶」を出すことができない。そこで、顕正会に入ったという「還俗した元宗門僧侶」が見た、という話にスリ替え、いざとなったら、その元僧侶の名前を出して「全て、この男が言ったことであり、我々はそれを信じてしまっただけ」と言い逃れる魂胆なのだろう。
 だが、このスリ替えを謀ったことで、話の出処が崩壊したことは明らかだ。ここに、顕正会が組織を挙げて大宣伝に及んだ、日顯上人に対する悪口誹謗は根元から破綻しているのである」(「慧妙」令和5年7月16日号 )
7月19日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・河北外国語学院「終身名誉教授」称号授与式(創価大学本部棟)。
7月25日
 顕正会、7月度総幹部会開催(本部会館)、「今の日本は拠り所を失っている!!」
 浅井昭衛会長「大聖人様は広布前夜の日本の様相を三大秘法抄に「末法濁悪の未来」とお示し下されておりますが、今まさしくその直中ですね。… 加えていま、世間一般の三毒のみならず、仏法の正系門家が「濁悪」に陥ってしまった。 そうでしょ。学会も宗門も挙って、大聖人様の一期の御遺命たる「広宣流布・国立戒壇建立」を捨て、さらに池田大作はあろうことか「本門戒壇の大御本尊」をも六百万学会員に捨てさせ奉った。… その罰で、学会はいま崩壊しつつある。また宗門も供養を貪るだけの「餓鬼道」に堕し、共に折伏弘通など全くできなくなってしまった。…
 岸田総理は、さらに国家を危うくする重大な人事ミスを犯している――。 それは2年前の2021年10月、木原誠二・衆議院議員を岸田内閣の要として官房副長官に任命したことです。 この木原問題については、週刊文春が6回にわたって大きく報道しているが、これに反発して木原側は「刑事告訴する」などと言って脅している。… 以来、岸田内閣においては、総理の最側近として日本の政策決定を担い「影の総理大臣」ともいわれている。… いいですか。この問題の本質はどこにあるのかと言えば、もし一般人であったら、連行・逮捕されて当然なのに、権力者の妻なるがゆえにこれを免れているという「法の下の不平等」こそが問題なのです。…
 すでに日本はいつのまにか、強力なる核兵器を持つ独裁国家の中国・ロシア・北朝鮮に包囲されてしまったではないか。… ことに中国はアメリカ中心の現在の世界秩序を覆して「世界制覇」を目論んでいる。ここに世界は二大陣営に分裂し、ついには核を用いての世界破滅の戦争に至るのです。… やがては核ミサイルが飛び交うようになる。さらに今や人工知能(AI)の急速な発達で「人類絶滅」すら危惧されるようになってきた。…
 顕正会はいま遥拝勤行で、しんしんと広宣流布を進めている。… まさに信心に距離は全く関係ない。大事なことは、恋慕渇仰の信心があるかないか、なのです。… 恋慕渇仰の遥拝勤行は、やがて必ず日本国に満ち満ちる。そのとき一国の総意のもと、国家意志の表明たる「勅宣並びに御教書」も申し下され、御遺命そのままの「本門戒壇」すなわち国立戒壇が富士山天生原に建立される。その金剛宝座に、ついに「本門戒壇の大御本尊」が御出ましあそばす――。 顕正会員はこの荘厳なる光景を、必ずや熱涙の中に拝見させて頂ける」 (「顕正新聞」「末法濁悪」特集号 第1622号 )
8月1日
 宗門、大白法、諸宗教破折「国立戒壇という己義 ー 顕正会」
「顕正会の浅井昭衛は、会員に御書を見せないし持たせない。その理由は、浅井にとって都合が悪いからである。… 大聖人の仰せにない文言の代表格が「国立戒壇」である。…
 国立戒壇は、明治時代、国家主義の盛んな時代背景に乗じて、国粋主義者であった国柱会の田中智学が言い出したものである。 顕正会の主張はその受け売りだ。… 大聖人の仏法を摧尊入卑せしめた邪宗の者の言である。よって、今日、その語を使用すべきでないことは自明である。… そもそも大聖人の仏法は、世法における「国立」とは次元が異なる。それ故「国立」の語を使うことは、戒壇の意義について多くの誤解をあたえることにもなる。…
 浅井昭衛最大の咎は、時の御法主上人猊下の御指南に従わなかったことである。… もとより、本門事の戒壇については、広宣流布の時至って、時の御法主上人が血脈の上から御指南あそばされると拝すのが本義であり、それ以外の者が軽々に口を挟むべきものではないのである。…
 浅井は株を守る愚人よろしく五十年来、国立戒壇の語に執われるという己義を通すために、会員を謀り、会員の人生を破壊し続けている。 浅井は大聖人の仏法の理解が全くない。そもそも信心がない。だから当然、功徳もない守文の徒である。 理解なし・信心なし・功徳なし。三拍子そろった顕正会に、未来はない 」 (「大白法」令和5年8月1日号 )
8月1日
 宗門、慧妙、「顕正会の悪辣極まる虚言を斬る!!」
「真浄社代表・了性坊信徒 能登弘司、「事実無根の邪悪な誹謗はやめよ!」
 昨今、異流義集団・顕正会が、事実無根の「伝聞の又聞き」をもって、御先師日顯上人の御臨終の相について口汚なく誹謗を繰り返しております。… 私は葬儀社を営んでいる関係から、日顯上人の御葬送に携わらせていただいており、全てを目の当たりに拝した者としても、顕正会の嘘八百の誹謗を看過することはできません。よって、ここに、日顯上人の御臨終に関する全てを、ありのままに述べさせていただき、邪悪な誹謗の根を断ち切ろうとするものであります。…
 令和元年九月二十日の早朝、日顯上人の御令孫である広説寺御住職・阿部正教御尊師より連絡をいただき、直ちに世田谷区の大石寺中町出張所へ向かいました。 出張所に到着して、日顯上人が御遷化あそばされた二階の一室に通され、御拝顔を賜わりましたが、申すまでもなく、半眼半口にして、輝かんばかりの白き御尊顔を拝し奉り、ただただ、ひれ伏す以外にはございませんでした。…
 顕正会員の者達が言うごとき〝悪臨終の相〟だとか〝何度も死化粧を厚塗りした〟などという場面を見た者は一人としておりません。よくも、あんなデタラメを喧伝したものと、呆れ果てるばかりです。 その後、日顯上人の御霊棺は客殿へと遷され、五千人以上の僧俗が上人の御妙相を拝して感激に包まれたのであります。…
 顕正会員の者達は、「悪臨終を証言する元僧侶の名前を出せたらどうする!?」などと吹っかけるそうですが、それは彼らの得意なハッタリにすぎません。全てを拝見させていただいた葬儀社として、それが事実無根の嘘であることを断言いたします」 (「慧妙」令和5年8月1日号 )
8月16日
 宗門、慧妙、「これで顕正会の本尊はニセモノと確定!」
「浅井昭衛が、六月度の総幹部会で、顕正会所有の本尊について、「松本能化からの授与」である、と述べた。またしても、死人(元僧侶・松本日仁)に口無しを盾に、自らの本尊偽造の大罪を糊塗しようと、謀りを繰り出したのである。
 これまでニセ本尊に関する追及に対し、ひたすら黙りを決め込んできた浅井だが、この期に及んで言及せざるを得なくなったのは、本宗僧俗からの厳しい追及に、幹部から末端に至るまで、全く反論できずに「サンドバッグ状態」が続いていたからだ。…
 そこで耐えかねた浅井が、今回、再び「松本能化からの授与」説を強調して、事態の沈静化を図ったのである。しかし、日蓮正宗から、道理・文証を示して公式に「ニセ本尊」と断じられている故に、今回の弁明もまったく反論にはなっていない。…
 浅井は、本尊を松本日仁から受け取ったという時期を「松本能化が妙縁寺を退出する時」と明言しているが、その時期、松本はすでに妙縁寺住職を罷免、さらに擯斥処分により日蓮正宗の僧籍を剥奪され、住職はおろか僧侶でも何でもない立場である。 日蓮正宗と無関係になった松本と浅井との間で譲渡された本尊など、まず、真正・偽造を問わず、いずれも正当性がない。…
 かつて創価学会が発行した日寛上人本尊も、時の御法主上人の許可なく、宗門と無関係になった元僧侶が、破門団体に提供し、変造コピーして配布したニセ本尊である。… 浅井が全国の会館に祀る日布上人大幅形木本尊は、この学会ニセ本尊と同轍である。 それがわかっている顕正会では、学会のニセ本尊を「学会版」とは称するものの、それに正当性がないことについては一切触れることができない。…
 その結果、尻拭いをする浅野らが現場で迷走し失態を繰り返すことになる。… 浅井昭衛および城衛よ、彼らの迷走を止めさせ、現場で建設的な本尊の議論が展開できるよう、いい加減「松本能化から授与された」という日時を明言したらどうだ?」 (「慧妙」2023年8月28日号 )
8月24日
 顕正会、8月度総幹部会開催(本部会館)、「一切の大事の中に国の亡ぶるが第一の大事」
 浅井昭衛会長「私は前々から「20年代こそ広宣流布の決戦場である」と叫んでまいりましたが、20年代に突入してすでに4年、いよいよ地球規模の大規模な異常気象が発生してきましたね。 これまさしく広宣流布の前相・予兆であります。… また国連のグテレス事務総長はこの熱波について「もう地球温暖化ではない。地球沸騰化の時代になった」とも述べている。…
 では、どうしてこの異常気象が発生したのか――。 その根本原因を仏法の眼を以て見るとき、これ「諸天の働き」による。諸天の中でも地球にもっとも強い影響を及ぼすのは、日天・月天と呼ばれる太陽と月です。 この二つの天体は仏法を守護するゆえに、人々が仏法に背くを見れば宇宙的力用を以てこれを誡める。それがまず異常気象となって現われるのです。…
 米国の「ニューズウィーク」7月25日号には「世界の火薬庫」と題して、地球上の23の危険な紛争地域を図示しておりますが、すでに「前代未聞の大闘諍」の序は始まりつつある。… その中、日本には刻々と侵略が迫りつつある。…
 来年2024年には、世界に影響を与える重要な選挙が4つもあります。 米国の大統領選挙が11月。 台湾の総統選挙が1月。 ロシアの大統領選挙が3月。 そして日本では自民党の総裁選挙が9月にある。 このうち台湾の総統選挙はことに重要です。中国の台湾侵攻に影響を与えるからです。…
 では台湾侵攻はいつ起こるのか――。 これまで大方の見方としては「2027年」ごろとされていた。しかしJBプレス8月3日付で矢野義昭氏はこう述べている。 「来年が、もっとも危機の年となる可能性が高い」と。 誰にも確実なことはわからない。だが、決して遠い将来ではないと思われる。… まさに台湾有事は即日本の有事であります。…
 強力な核兵器を持つ修羅の独裁国家 中国・ロシア・北朝鮮は、アメリカの属国のような日本を憎み、まず日本を侵す。この大難は「仏法より事起こる」ゆえに、いかなる防衛努力も役には立たない。日本は必ず血祭りに上げられる。…
 顕正会はまもなく三百万になり、一千万になり、一億にもなる。… 恋慕渇仰の遥拝勤行はやがて一国に満ち満ちる。そしてこの恋慕渇仰が「唯願説之」となって、いよいよ「本門戒壇の大御本尊」は国立戒壇の金剛宝座に御出ましあそばす。 この広布の最終段階に御奉公させて頂けるとは、なんと有難いことか」 (「顕正新聞」「亡国最大事」特集号 第1625号 )
8月24日  創価学会、第三文明社、水谷 修「公明党はおもしろい」発刊。
「子どもたちの命を守るため、20年以上、公明党とともに活動してきた著者・夜回り先生──。自分史を振り返りつつ、ポピュリズム(大衆迎合主義)政党の台頭に警鐘を鳴らし、「私の人生最後の力を振り絞って、公明党を応援」する理由を語る。「公明党、実におもしろい政党です」「昼の世界の夜回り先生、これが公明党なのです」と」
8月24日  欧州教育研究学会、年次総会開催 (イギリス グラスゴー大学)。
「同学会は30年以上の歴史をもつ、欧州最大規模の教育学術会議である。池田大作先生の教育思想を巡る分科会が24日に行われた。分科会では、3人の学者が研究発表した」 (「創価学会公式サイト」)
8月24日  東京電力、福島第一原子力発電所のALPS処理水を放出。政府の方針に基づき、トリチウムなど基準を下回る濃度に薄めた上で、24日午後1時に海への放出を始めた。
8月24日  中華人民共和国、東京電力が処理水の放出を始めたことを受け、税関当局は日本を原産地とする水産物の輸入を24日から全面的に停止すると発表した。税関当局は、「福島の『核汚染水』が食品の安全に対してもたらす放射性物質による汚染のリスクを全面的に防いで中国の消費者の健康を守り、輸入食品の安全を確保する」としている。
 8月24日から約1ヶ月間で、北京の日本大使館が受理した抗議の電話は40万件以上にのぼった。また、福島県内を中心に、日本側の各種の行政機関や、果ては一般の商店にまで、中国から多数の嫌がらせ電話がかけられた。
8月26日  創価学会、池田大作名誉会長、マレーシア ニュー・エラ大学学院「名誉文学博士号」授与式(セランゴール州カジャン)。
8月28日
 宗門、慧妙、「これで顕正会の本尊はニセモノと確定!」
「浅井昭衛が、六月度の総幹部会で、顕正会所有の本尊について、「松本能化からの授与」である、と述べた。またしても、死人(元僧侶・松本日仁)に口無しを盾に、自らの本尊偽造の大罪を糊塗(こと)しようと、謀(たばか)りを繰り出したのである。… 顕正会教学部長の坪田敏は本尊論になると逃げ回り、副部長の浅野恭浩に至っては、およそ人とも思えぬ悪口雑言を吐き散らし、それをSNS上で拡散されてもお構いなし。 最近では本尊論から遁走する醜態を各方面で晒すことが、本部職員としての常態となっている。…
 もし本当に「松本能化から授与された」のであれば、歪曲武勇伝を驚くほど克明に綴る浅井のこと、「授与された」日時を一言で明言できるはず。しかし、それすらできないのは、どの日時を提示しても、辻褄が合わなくなることを、浅井自身がよくよく承知しているからだ。… しかも、「大幅の日布上人の御形木御本尊」など、日蓮正宗で下附していた事実すらない。まぎれもないニセモノである」(「慧妙」8月28日号 )
9月2日  創価学会、第15回本部幹部会開催 (東京戸田記念講堂)、長谷川理事長、永石女性部長らが出席。
「池田大作先生は祝福のメッセージを贈り、壮大なる「人間革命」の光の連帯を結び、地球民族の宿命転換を成し遂げる、創価の金色の「大王城」を勝ち栄えさせようと呼びかけた」 (「創価学会公式サイト」)
9月13日  岸田文雄総理、第2次岸田内閣発足後、2回目の内閣改造を行う。
 松野博一官房長官や鈴木俊一財務相ら主要閣僚の多くを続投させ骨格を維持し、政権基盤の安定を重視した。一方、初入閣は11人で、閣僚19人のうち女性を過去最多に並ぶ5人起用した。
9月16日  創価学会、アメリカ・池田国際対話センター、第19回「文明間の対話のための池田フォーラム」開催 (マサチューセッツ州ケンブリッジ市)。
「今回のテーマは「心の対話――内なる変革と平和を育む文学の役割」。池田先生はフォーラムにメッセージを寄せ、大乗仏教の視点から、分断と対立の根本的な要因は、思想や精神性の乱れにあると指摘。そうした状況を乗り越えるためには、人間自身の「内なる変革」が重要であり、生命の内奥に広がる“宇宙的大我”にいざなう翼こそ「文学の力」であると述べた」 (「創価学会公式サイト」)
9月26日
 顕正会、9月度総幹部会開催(本部会館)、「台湾有事と朝鮮半島有事で亡国迫る」
 浅井昭衛会長「いま広宣流布の最終段階において、天魔その身に入る池田大作にたぶらかされて、学会も宗門も「国立戒壇」の御遺命を捨て、ために折伏弘通は全くできなくなってしまった。  私はこの姿を見るたびに、第六天の魔王の力はなんと凄いのかと思う。…
 今回の岸田改造内閣を見てごらんなさい。 前回の改造もとんでもない大臣が続出して、わずか2ヶ月で4人の大臣が交代したが、今回は「旧統一教会」と関係のある議員を4人も入閣させているではないか。 統一教会というのは韓国に本部を置く邪教で、日本を深く憎んでいる特殊な教団です。ゆえに日本人からカネを収奪すべく、怪しげな霊感商法なるものを駆使して日本の信者から多額の金銭を巻き上げては、それを韓国の本部に送っている。 こんな邪教がなぜ日本で拡大したのかといえば、この統一教会は巧みに自民党の国会議員に取り入り、選挙活動の手助けをしたりで、多くの自民党議員と深い関係を持っているのです。…
 日本国憲法は誰が作ったのかといえば、戦勝国の連合国軍総司令部いわゆるGHQです。その総司令官がマッカーサー元帥であった。… この憲法の目的は何かといえば、占領目的の遂行にあった。すなわち、日本が再びアメリカを脅かす国にならぬように永久非武装とし、弱体化するのが目的であった。ゆえにこの憲法はまさに「占領基本法」だったのです。…
 見てごらんなさい。日本に隣接している中国・ロシア・北朝鮮の三国を――。… これらの諸国をも「平和を愛する諸国民」として、その「公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」との文言は、「宋襄の仁」に等しい。まさに現実を見ない空論・お伽噺です。このお伽噺を前提にして作られたのが「日本国憲法」なのであります。…
 ここに「前代未聞の大闘諍」「他国来難」が刻々と日本に迫りつつあるのです。 この人類絶滅の大戦乱から、日本を、世界を、お救い下さるのは、絶大威徳まします日蓮大聖人ただ御一人であられる。… 早く、大聖人様の唯一の御遺命たる国立戒壇建立を実現しなければいけない。…
 ここに国立戒壇建立の大精神について申し述べます。国立戒壇建立とは、国家が権力を用いて国民に強要するものでもなければ、国家財政で建立するものでもない。実に、大聖人様を恋慕渇仰し奉る全国民の総意に基づき、国家意志の表明をその手続として建立されるものなのです。…
 このような時に生まれ合わせたのは、お互いに何たる宿縁か。早く三百万を成し遂げ、大聖人様の御馬前に馳せ参じたい」 (「顕正新聞」「日本とはいかなる国か」特集号 第1628号 )
9月26日  時事ドットコム、「麻生氏の「がん」発言が波紋 自公に新たな火種か」
「自民党の麻生太郎副総裁が昨年12月の安全保障関連3文書改定を巡り、公明党幹部らを「一番動かなかった、がんだった」と発言したと報じられ、26日、与党内に波紋が広がった。…
 麻生氏は24日に福岡市で開かれた会合で、3文書改定で明記した反撃能力(敵基地攻撃能力)保有に関し、「公明党は専守防衛に反するという理由で反対」だったと指摘。山口那津男代表ら公明幹部や支持母体・創価学会の名前を挙げて「がんだった」と述べた。…
 自公は9月に次期衆院選での東京の選挙協力復活で合意したばかり … 麻生氏の発言に関し、山口氏は26日の記者会見で「前後の関係も分からないので、評価は控えたい」と述べるにとどめた」
9月29日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・天津社会科学院の機関誌に寄稿。
「中国・天津社会科学院の機関誌「東北アジア学刊」2023年第4期(本年7月発刊)に、池田大作先生の寄稿が掲載された。 この中で先生は、日中平和友好条約締結の1カ月後の1978年9月、南京の雨花台烈士陵園で献花し、恒久平和の建設を誓ったことを述懐。民衆同士の心と心に友好の金の橋を幾重にも架けるために、青年に焦点を当てた文化・教育交流を推進しようとの決意は、今もなお変わらないと言及した」 (「創価学会公式サイト」)
10月7日
 宗門、小川正豪師、顕正会・坪田敏教学部長との法論対決、「顕正会教学部が完敗!」
「去る十月七日、都内北区赤羽において、理境坊在勤・小川正豪御尊師(以下、小川尊師と略す)と顕正会教学部長・坪田敏との法論対決が実現した。ここに至る経緯は、顕正会・坪田が執拗に理境坊に架電し、小川尊師に法論を要求し続けたことに始まる。…
 坪田らのこれまでのやり口から、まともな法論など望むべくもないと知悉されていた小川尊師だが、… 坪田に二つの条件を提示された。すなわち、
 ① 顕正会で掲げる日布上人大幅形木本尊が真正な本尊であると証明せよ
 ② 日達上人・日顯上人が悪臨終で、厚塗りの死化粧をしたのを見たなどとする証人の名前を明かせ との二つであり、この答えを法論当日に持ってくるなら法論に応じよう、と答えられたのである。…
 とにかく会ってしまえば何とかなる、とでも思ったのであろう、小川尊師からの「証拠を持って来れるのか」との追及に、坪田はついに「その場でちゃんと対応いたします」と約束したのである。 こうして、十月七日に双方(富士宮と大宮)の中間地点の東京都内で、二対二の法論対決(その他に記録係一名ずつ)を行なうことが決定した。…
 そして迎えた当日、顕正会側の弁士は、教学部長・坪田敏と、副教学部長の伊東信昭、記録係が同じく副教学部長の浅野恭裕。 正宗側の弁士は、小川正豪御尊師と、妙観講第五支部長の東川浩氏、記録係が妙観講支区幹事の齋藤志朗氏で、午後一時から法論対決が始まった。…
 だが、小川尊師側が、決まっている二つのテーマに沿って話を進めようとすると、坪田は「こんなテーマは合意していない」と騒ぎ出したのである。… 結局、二つのテーマについて、認める、認めない、との応酬が一時間以上続いた。…
 小川尊師が、顕正会の大幅形木本尊の話題を持ち出し、… 「いつ、どこで、宗門から下附されたのか、言ってみろ」「常住本尊と形木本尊の違いがわかっているのか、形木ってどういう意味か説明してみなさい」等と追及されると、坪田はまったく回答できない。… 顕正会・坪田の完敗がここに確定した」(「慧妙」10月21日号 )
10月7日  ハマス、イスラエルを大規模攻撃。
 パレスチナのガザ地区を支配するイスラム原理主義組織ハマスは、イスラエル領内に数千発のロケット弾を撃ち込むとともに、ガザ地区近隣のイスラエル南部各地に戦闘員を侵入させ、民間人多数を殺傷・拉致した。
 同日の早朝6時30分から始まった攻撃では、ハマス側から2,500発のミサイル(イスラエル軍の主張 5,000発を発射)が、イスラエル南部から中部へ向けて発射された。 7時40分、ハマスのテロリストは、検問所を含む 7ヶ所で車やバイクでセキュリティを突破、戦闘員がイスラエルに侵入し、次々と無慈悲に民間人を殺害した。テロリストの中には、動力付きのパラグライダーでイスラエルに入る者や、海上のボートでイスラエルに向かう者もいた。
 これに対しイスラエル側は、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が「われわれは戦争状態にある」とする声明を出し、報復作戦を開始。ガザ地区にあるハマスの拠点などに対し、連日激しい空爆を行った。
10月11日  創価学会、第三文明社、創学研究所 (編集)「創学研究: 日蓮大聖人論 (II) 」
「あくまで信仰に軸足を置く「創価信仰学」(創学)の立場から、現代の学問的な日蓮論をどう解釈すべきかを考察。文献学や歴史学の理論に偏らず、信仰者としての実践に即して日蓮大聖人の真意に迫る。
「理性と信仰をめぐる研究会──文献学/歴史学と信仰の学」(黒住真・佐藤優・松岡幹夫)、
「日蓮の信仰体験と立教開宗への道」(佐藤弘夫)、
「思想史から見た日蓮遺文」(末木文美士)、
「日蓮本仏論再考──救済論的考察」(松岡幹夫) ほかを収録」
10月16日
 顕正会、浅井昭衛会長逝去、享年91歳。
「冨士大石寺顕正会会長・浅井昭衞先生が令和五年十月十六日の未明、安詳として御逝去された。御年九十一歳。その御臨終は御金言のままの美事な成仏の妙相であられた。
 広布前夜、第六天の魔王の障碍により正系門家の悉くが御遺命に違背する中、浅井先生は身命を賭して強烈なる諫暁を重ねられ、ついに偽戒壇・正本堂を崩壊にいたらしめ、また亡国迫る日本をごらんになり、御遺命の国立戒壇を建立して金剛不壊の仏国を実現せんと、まさに命尽くまで戦い抜かれた。その尊く偉大な御生涯を貫く大精神は、御本仏・日蓮大聖人に対し奉る大忠誠以外にはない――。…
 九月度総幹部会において、先生は急速に大闘諍に向かう世界情勢を凝視され、全日本人に対し、日本国の仏法守護の重大使命と、「日本の柱」たる日蓮大聖人の大恩徳を示され、国立戒壇建立の実現を強く促された。そして「亡国の大闘諍が起こるとき、大聖人様は広宣流布を一時にあそばす。何としても大聖人様に応え奉ろう」と師子吼された。 この三週間後の令和五年一〇月一六日、安詳として御逝去された」 (「顕正新聞」「浅井昭衞先生追悼号」 第1630号 )
10月16日
 顕正会、臨時幹部会開催(本部会館)、「先生の御意思を継ぎ御遺命実現を
 浅井城衛理事長「本日、隊長・区長・支区部長以上の幹部に急遽、集まって頂きましたが、重大な報告があります。 本日十六日の未明、浅井先生が御逝去されました。御年九十一歳でした。
 先生は、数年前から体力の衰えが窺われておりましたが、そのようなところは、私たち弟子や家族にも一切見せず、ただ御遺命成就の一点を見つめ、いささかも休まれる暇もなく、広布の陣頭指揮を執っておられました。 しかし本年九月の総幹部会の翌々日に、俄に体調を崩され、それより二週間ほど治療・静養しておられましたが、本日、臨終を迎えられました。
 峻厳きわまる大忠誠で貫かれたその御生涯は、まさしく御遺命守護そして御遺命成就に、命尽くまで、最後の最後まで戦ってこられた、凄まじいものでした。 ことに九月度総幹部会で頂いた、あの五十五分にもおよぶ、御気魄こもる重大ご講演を拝しては、今にして、その思いを深めるものであります。…
 そして、私自身、何より有難かったことは、本日、眼前にした、浅井先生の、まことに素晴らしい臨終の相でした。… 臨終を迎えるに当って、いささかの苦痛もなく、それより二時間、親族で唱題回向し、さらにその後もお題目を唱えるほどに、色は白く、首も定まらず、手もほどけるほど柔らかく、笑みを湛えるような、なんともいえない柔和な御表情となり、また唇も赤みがさし、まるで今にも起きてきそうな、まことに美事なものでありました。…
  私たちは、これまで先生に、どれほどの大事を教えて頂いたか計り知れません。 これまで先生から頂いたその報じがたき大恩をかみしめるほどに、私たち弟子一同は、一筋の忠誠を貫かれた浅井先生の御遺命成就にかけるご遺志を継ぎ、その実現に身を捨てて戦い、今こそ、深き師恩を報じてまいらねばなりません。… この先生のご遺志を体し、御遺命成就に死力を尽くしていくのが、これまで溢れんばかりの薫陶を受けてきた弟子の務めであります。
 本日よりは、私が先生の名代として、顕正会の指揮を執らせて頂きます。 私たち弟子一同の衝撃は、まことに言葉にならぬものでありますが、先生の御逝去という深い悲しみの中に、唯一の御遺命たる広宣流布・国立戒壇建立に、身を捨てて戦われた先生の大忠誠心を、夢寐にも忘れず、本日集いし、隊長・区長・支区部長以上の幹部こそが、大勢の同志を大確信に立たしめ、三百万を早める大なる御奉公をなし、以て、深き師恩に報いてまいろうではありませんか」 (「顕正新聞」第1630号 )
10月20日
 顕正会、浅井昭衛会長通夜(本部会館)
「御通夜は二十日夜に執り行われた。 礼拝室に設えられた祭壇に御柩が安置され、その最上段に導師曼荼羅が奉掲された。中央には先生の御遺影と御位牌が飾られ、その両側を青々とした樒が埋め尽くす。 その荘厳な祭壇と、浅井先生の御温顔を仰いだ幹部は、みな一様に涙を拭う。
 午後七時、導師の横田儀礼室委員が着座。そのうしろには浅井理事長および御遺族、さらに理事・総務・本部幹事、そして隊長・区長・支区部長以上の幹部が列座する。 直ちに厳粛なる勤行が開始された。報恩と恋慕の思いが場内に広がる中、寿量品に入って焼香が行われた。 焼香台に進み出る一人ひとりの表情には、先生への報恩感謝の思いがあふれ、その目には涙がにじむ。
 勤行を終えたのち、浅井理事長が御挨拶をなされた。 浅井先生の成仏の妙相に接せられた理事長のご確信、全会員の悲嘆を慮られる温かなお心にふれた幹部一人ひとりは、深い悲しみの中にも、浅井先生のご遺志を継ぐ使命の重さを噛みしめ、強き決意を堅めた」
 浅井城衛理事長「本日は、冨士大石寺顕正会会長・浅井昭衞先生の御通夜に全国よりご参列下さり、深謝いたします。 ただいま隊長・区長・支区部長以上の皆さまとともに、謹んで「通夜の儀」を奉修させて頂きました。
 浅井先生の御逝去の報に接した全顕正会員の悲嘆と哀惜は言葉を知らず、その心情に思いを巡らせば、胸が張り裂けんばかりであります。 しかし私自身、浅井先生の素晴らしい成仏の妙相を日々眼前にしては、深い深い悲しみの中にも、凡夫を仏にして下さる大聖人様の大慈大悲を強く感じ、心の奥底から有難さが幾重にも込み上げました。 かかる先生の美事な御臨終こそ、浅井先生の戦いが大聖人様の御意に毫末も違わぬ何よりの証拠であり、これまで先生が打ち込んで下さった御指導のままに戦えば「広宣流布は必ず成る」と、先生が我ら弟子に教えて下さったものと強く確信いたします。
 されば、全幹部は「命尽くまで」御遺命実現に戦われた浅井先生のご遺志を継ぎ、先生より数多の薫陶を受けし我ら弟子のこれからの戦いで、広宣流布・国立戒壇建立を事実となし、霊山より温かく見守って下さる浅井先生にお応えしてまいろうではありませんか。 本日はご多忙のところ、万難を排して、ただご報恩の赤誠で全国よりご参列下さり、心から感謝申し上げます。 まことにご苦労さまでした」 (「顕正新聞」「浅井昭衞先生追悼号2」 第1631号 )
10月21日
 顕正会、浅井昭衛会長告別式(本部会館)、火葬。
「告別式は翌二十一日、午前十時から厳かに執り行われた。…。 横田儀礼室委員の導師により、前夜にも増してご報恩の赤誠みつる勤行が始まり、焼香が行われた。 勤行終了後、浅井理事長が御挨拶。
 その後、浅井先生との最後のお別れに当り、御柩の蓋が開けられた。 浅井理事長そして浅井昌子理事が見守る中、参列した隊長・区長・支区部長以上の全員が最後のお別れを申し上げた。 その御相は、色白く、シワは消え、唇は深紅に染まり、頬はふっくらと陶器のように滑らかで、柔和に微笑むその御尊顔は、まさに赤白端正、御金言どおりの美事な成仏の相であった。…
 いよいよ御出棺の時を迎えた。 本部会館正門前の参道の両側に全参列者が立ち並ぶ中、先導の横田儀礼室委員が唱題しながら前へ進み、その後ろに御位牌を持した浅井理事長、さらに御遺影を懐いた浅井昌子理事の葬列が続く。最後に六名の理事等に担われた御柩がゆっくりと霊柩車に運ばれる。 ここで浅井理事長が参列者を前に一言挨拶をされた。すでにすすり泣きの声が漏れている。
 午後〇時五二分、「ただ今より、冨士大石寺顕正会会長 浅井昭衞先生、御出棺でございます」との司会の言葉が本部庭園に響くと、静かに霊柩車が動き出した。その瞬間、全員の胸に理屈ぬきの思いが衝き上げ、嗚咽が満ちた。 御遺体は午後二時、戸田火葬場にて荼毘に付された。午後四時四十分、御遺骨は浅井理事長の胸に懐かれて御帰宅。先生のご自宅の御宝前にて納めの勤行が行われた」
 浅井城衛理事長「みなさまには、昨日の通夜に引き続き、本日の告別式にご参列頂き、心から感謝いたします。 浅井先生が安詳として御逝去された十六日の夜に急きょ開催した幹部会でもお伝えしましたが、先生の御臨終はまことに素晴らしいものでした。…
 先生ご自身が、その忠誠のお心を謳われた会歌には 「雪嶺に 身を捨つるとも 大悲の恩 いかで報ずべき みほとけの…… 遺命おもし…… いのち尽くまで……」とあります。 先生は、些かなりとも休まれる暇もなく、最後の最後まで、文字どおり「命尽くまで」御遺命成就に人生のすべてをかけて戦っておられました。…
 謹んで思うに―― いま先生におかれては、大聖人様に御拝面され、「前代未聞の大闘諍」にいたる世界情勢と、「他国侵逼」せまる日本の様相、その中、三百万へ驀進する顕正会の大前進を奉告なされ、霊山にて、私たちの御奉公をじっと見守って下さっておられるものと確信いたします。…
 されば浅井先生の御逝去という、私たち弟子にとって最も深い悲しみの中に、本日参列した幹部こそが、いよいよさらなる決意を堅め、霊山にまします先生にお応えする、みごとなる御奉公を貫いてまいろうではありませんか。 本日はまことにご苦労さまでした」 (「顕正新聞」「浅井昭衞先生追悼号2」 第1631号 )
10月23日  中国人民対外友好協会と中日友好協会主催、「日中平和友好条約締結45周年」 記念レセプション開催 (北京 釣魚台国賓館)。
「福田康夫元首相ら各界の来賓と共に、招聘を受けた学会の谷川主任副会長、橋口副女性部長ら訪問団が出席した。… レセプションでは、王毅外交部長、福田元首相らが登壇。王毅外交部長は、同条約の伝承は善隣友好を堅持する点にあり、それこそが唯一の正しい選択であると述べ、中日関係の重要性は今後も変わらないと強調した」 (「創価学会公式サイト」)
10月26日  創価学会、創価学会会長選出委員会 (議長=山本武総務会議長)開催 (創価学会本部別館)。
「全員の賛同で原田稔会長を再任した(5期目)。同委員会は原田会長の任期(4年)が11月17日をもって満了となることから、創価学会会則に基づき次期会長選出のため行われた」 (「創価学会公式サイト」)
10月26日  創価学会、緊迫する中東のガザ地区の情勢に寄せて、創価学会平和推進協議会(谷川佳樹議長、杉本しのぶ副議長)が声明を発表。
「私たちは、人質となった人々が一刻も早く無事に解放されることを強く願うとともに、人道危機に直面している人々の生命と尊厳と生活が守られるようにするために、国際社会が連帯して戦闘行為の停止と緊張緩和に向けた努力を傾けることを強く呼びかけるものです」 (「創価学会公式サイト」)
10月26日  創価学会、 第三文明社、佐藤優「希望の源泉・池田思想 6:『法華経の智慧』を読む」発刊。
「人間主義の思想書『法華経の智慧』(池田大作著)をベースに、世界宗教の条件を考察するシリーズの第6巻。同書下巻の「分別功徳品」「随喜功徳品」「法師功徳品」「常不軽菩薩品」「如来神力品」を巡る語らいを読み解き、真の功徳とは何か、世界宗教とキャノニゼーション(正典化)、国家主義という宗教に抗する「人間主義」の宗教の意義などに迫る」
10月28日
 顕正会、浅井昭衛会長追悼大法会厳修(本部会館、青年会館)。
「冨士大石寺顕正会会長・浅井昭衞先生の追悼大法会が、十月二十八日、総班長・支隊長以上の代表幹部三千数百名が全国より馳せ参じ、本部会館および第一・第二・第三青年会館において厳粛に奉修された。…
 この日、早朝の雷雨は一変して穏やかな秋晴れになる中、開式の数時間も前から総班長・支隊長以上の幹部が、黒服に威儀を正して粛々と本部会館に参集。その表情には先生への深い報恩の念が表われていた。 本部会館礼拝室の御宝前には浅井先生の御遺骨が安置され、その前後に御遺影と御位牌、両脇に青々とした樒が設えられた。
 午前十時、真心の唱題が全館をゆるがす中、浅井城衞理事長が恭しく出仕、直ちに勤行が開始された。 寿量品に入り、はじめに浅井理事長が焼香をされ、そのあとに御遺族、理事・総務・本部幹事、そして隊長・区長・支区部長以上の幹部が焼香を行なった。
「欲重宣此義・而説偈言」でリンが打たれ、弔辞に移る。行成公一郎副理事長、湯浅悦子理事、高屋敷久美子理事、坪田敏理事の四人が相次いで立つ。浅井先生への深き哀惜の念と報じ難き大恩をかみしめつつ、熱涙の中に報謝の思いを述べるその至誠は全参列者の胸を打ち、そこここですすり泣きの声が漏れた。…
 最後に浅井理事長が、十五分にわたりご挨拶をされた。… 先生のご遺志を一身に承けられた理事長の、その衷心からの一語一語は、全員の命に深く刻まれ、満場の嗚咽の中、理事長のもと全幹部が一結した。… ここで全参列者が総起立し、会歌「遺命重し」を斉唱した。… かくて午後〇時二十六分、浅井昭衞先生 追悼大法会の一切は終了した。…
 この日の午後一時から二十九日、三十日の三日間にわたり第一・第二・第三青年会館で一般焼香が行われた。 大恩ある浅井先生に哀悼の誠を捧げんと、全国から数万人が粛々と参列。本部会館に通ずる道という道には長蛇の列ができ、本部周辺は粛然として清浄な空気に包まれた」
10月31日  創価学会、第358回中央会議開催 (信濃町 創価学会本部別館)。
「原田会長は、2013年の広宣流布大誓堂の完成以来、会則の教義条項改正、会憲の制定、御書新版の刊行など、学会が世界宗教の基盤を整えてきた経緯を確認。世界教団の宗教的、社会的責務を果たし、“日蓮仏法の唯一の正統”であることを明確にするために、「11・18」を記念して『創価学会教学要綱』を発刊すると述べ、その要旨を紹介した」 (「創価学会公式サイト」)
10月 日  創価学会、フェイク、「顕正会の会長・浅井昭衛が死去」
「邪教顕正会の浅井昭衛十月十六日未明、死亡した。享年九十一歳。同会では、直ちに埼玉県さいたま市大宮区の本部会館に隊長、区長、支区部長以上の幹部招集。 同会の理事長で総男子部長の浅井城衛が父・昭衛の死去を伝えて「浅井先生は三百万達成を急いでいた。本日より、私が指揮を執る」と述べて会長の死という節目を迎えても、相変わらず、会員に向かっ勧誘を煽っていた。…
 顕正会の前身は昭和三十三年に認可された日蓮正宗の妙縁寺(墨田区吾妻橋)所属の妙信講で初代の講頭は甚兵衛、昭衛は青年部長になった。… その後、妙信講は創価学会が中心となって建立寄進した正本堂の教義上の意義づけを巡り、日蓮正宗及び学会と対立。昭和四十九年八月、宗門から講中解散処分を受けた。 同年十月四日に妙信講の講員約七十人が学会本部に抗議に来て、敷地内に街宣車で突入するという襲撃事件を起こした。会館の警備をしていた牙城会のメンバーなど約五十人と衝突。学会側が警視庁に機動隊の出動を要請し、妙信講員は警察に強制排除された。…
 一時は「日蓮正宗顕正会」と名乗り、最近では「冨士大石寺顕正会」と詐称しているが、頭正会は日蓮正宗大石寺とは無関係である。…
 浅井の話は日蓮大聖人の仏法とは異質の我見、邪義、妄論である。国柱会の田中智学の国立戒壇に固執し、厚顔無恥にも予知能力があるかのように首都圏直下型地震、経済破綻、日本国の滅亡、終末思想、人類の絶滅、ソ連(当時)・北朝鮮・中国による侵略、核戦争、大旱魃など的外れの予言を連発。肝心の阪神・淡路大震災や東日本大震災は予言できなかった。 また、顕正会員による強引な勧誘が各地で頻発し、警察沙汰になっていた。 次の会長は次男の城衛が就任するようである」(「フェイク」第1755号 )
11月1日
 宗門、慧妙、「顕正会に激震! 会長浅井昭衛が急死」
「十月十六日未明、顕正会会長・浅井昭衛が急死した。自らの宿願を何一つ叶えられぬままの臨終である。 浅井の体調に異変が現われたのは、去る九月二十五日の総幹部会の後だという。… その総幹部会から帰宅した後、体調に異変をきたしたのである。
 さらに、その後、浅井の謗法にとどめを刺す出来事が起きた。 十月七日、顕正会教学部長の坪田敏、副教学部長の伊東信昭が、理境坊在勤・小川正豪御尊師との法論対決に臨んだものの、完敗してしまったのである。… このことは、すなわち浅井顕正会が、仏法上、許されざる大謗法であったと確定した、ということに他ならない。そして、これが浅井にとどめを刺したのであろう。 浅井の容態は悪化し、顕正会の最重要行事たる十月十三日の「御大会式」を欠席。急遽、浅井の息子の城衛が導師を勤めることに。この異常事態に、会員の間には動揺が拡がった。
 しかして十月十六日の未明、浅井昭衛は予期せぬ命終を迎える。 この日の夜になって、顕正会の主な幹部に、浅井城衛から会長の死去が発表され、今後は城衛が昭衛の名代として指揮を執る、と伝えられた。…
 いかに身内の城衛が「立派な成仏の相であった」などと叫ぼうとも、謗法者の成仏はもとよりありえない。 また、教学部長の坪田らが「身内の証言は、信じるに足らない」と嘯いてきたことからすれば、浅井の息子である城衛の発言などは、まさに典型的な「身内の証言」であり、「信じるに足らない」ものであると、肝に銘じるべきである。 さらに、限られた幹部ですら、チラ見でしか最後の別れをさせてもらえなかったことが、何を意味するのか、よく考えるべきであろう。…
 なお、今後の顕正会の行く末だが、浅井に有能な後継者がいなかったことは、誰もが認めるところであり、かつまた、顕正会は集団指導体勢なども取らない、カリスマ浅井昭衛の超ワンマン組織であった。 それ故に、浅井が斃れれば間違いなく崩壊に向かう、というのが、かねてからの衆目の一致するところであった。… これが、顕正会の終わりの始まり、であることは間違いない」 (「慧妙」令和5年11月1日号 )
11月1日  創価学会、広宣流布大誓堂完成10周年、11・18「創価学会創立記念日」祝賀 第16回本部幹部会開催 (信濃町 広宣流布大誓堂)。
 池田大作名誉会長メッセージ「元初の旭日の大生命力を発揮して、人類の宿命転換に挑み抜く大連帯こそ、「世界青年学会」である …。学会創立100周年への7年、いよいよ聡明に仏縁を結び、壮大に地球民族の仏の生命を呼び覚ましながら、自他共に智慧と慈悲の光る「幸福城の仲間」を喜び勇んで広げよう」 (「創価学会公式サイト」)
11月15日  創価学会、池田大作名誉会長逝去。
「創価学会の池田大作名誉会長は、2023年11月15日夜、新宿区の居宅で老衰のため、逝去いたしました。享年95歳。 近親者のみで家族葬を行いました。お別れの会を別途、日時を改めて開催する予定です」(「聖教新聞」11月18日号 )
11月16日
 宗門、慧妙、「顕正会会長 浅井昭衛の急死に想う」
 理境坊所属妙観講・講頭 大草一男「去る十月十六日、顕正会会長・浅井昭衛が急死した。浅井は、小生としては昭和六十三年九月以来、三十五年間にわたって対峙してきた法敵であるが、今は御本尊に対し奉り、浅井が無量劫の果てに救われんことを願い、追善回向の題目を唱えるものである。…
 事の起こりは、昭和六十三年夏、… 顕正会の支区部長らが次々と脱会・帰伏したことに始まる。… この事態に会長・浅井昭衛が逆上した。 浅井は自らペンを執って、『顕正新聞』(九月二十五日号)に「宗内の痴犬・妙観講の実態」と題する誹謗記事を発表、妙観講攻撃を開始した。…
 理境坊御住職・小川只道御尊師より、「これを放置しておいたらいけない」との命を受け、小生は浅井の戒壇論を破した『摧破異流義考』を執筆した。…
 浅井は、… 平成元年一月二十五日付『顕正新聞』紙上に、…「誑惑正当化のこじつけ理論を破す」を発表。… 同時に浅井は、同年二月五日、長男・克衛らに命じて、男子部六十名で街宣車を押し立て妙観講本部を襲撃、敷地内に乱入して集団暴行事件を起こし現行犯逮捕者まで出した。…
 同年三月末、小生は …『続・摧破異流義考』を執筆し、浅井の邪義を残らず粉砕した。 ここに至って、浅井からの反論は途絶えた。…
 浅井は、平成十六年九月頃から、突如、理境坊御住職や小生らの名を挙げて、口汚なく誹謗すると共に、「これらの悪人を追放しよう!」と会員に訴えた。 この檄に勇み立った男子部・支隊長の宮下某が、同年十一月十七日、小生の長野県の実家を訪れ、「浅井先生をお連れするから、ぜひ法論をしていただきたい」と申し入れてきた。… 直ちに応諾し、宮下某はそれを顕正会に持ち帰ったのだが、以後、宮下某とは連絡が取れなくなってしまった。…
 そこで浅井は平成十七年三月二十五日、窮余の一策として、なんと時の御法主・第六十七世日顯上人に無理難題の条件を付けた法論を要求する、という挙に出た。…
 小生は呆れつつも『慧妙』(平成三十一年四月一日号、及び令和元年六月一日号)の紙面を借りて、浅井昭衛に厳しく法論再開を促した。 だが、これまでも法論を逃げ続けてきた浅井は、またしてもこれを無視黙殺し、小生及び妙観講を「寄生虫」呼ばわりする等の口汚ない誹謗をもって報いてきた。…
 かくして浅井昭衛は、昭和六十三年九月に自ら仕掛けてきた法義論争から遁走したまま、去る十月十六日に急死してしまった。これで法論再開の機会はなくなった。浅井のリングアウトで決着である」 (「慧妙」令和5年11月16日号 )
11月16日
 宗門、慧妙、「顕正会会長 浅井昭衛の信仰を看破する(上)」
「浅井が国立戒壇を叫んで日蓮正宗宗門に反逆した実際の経緯は、信仰者として呆れざるを得ないものであった。 そのことを以下に検証する。
 顕正会(当時・妙信講)が日蓮正宗から外れていった当初からの様子は「顕正会『試練と忍従』の歴史」(浅井昭衛著)及び平沢メモ(法華講連合会初代委員長平沢益吉氏の自筆の記録)に詳しい(この両者の間に、事実関係の記述については、ほとんど矛盾はない。ただ受け止め方が全く違うだけである)。 本稿は、その二つの資料に基づき論を進めていくことにする。…
 法華講の全国連合会が誕生したものの、浅井父子(父・甚兵衛と昭衛)が率いる妙信講は、その独善性から連合会への加入を拒否した。…
 妙信講はやむなく連合会に加入はしたものの、協力はしない、という態度を露わにした。 これでは実質的に、妙信講は連合会に入っていないも同然である。そこで連合会は妙信講に対し、連合会としての登山には参加させない、との処置を取ることになった。…
 そのため妙信講は、以後五年間にわたって登山の機会を失うが、何とか登山をさせてあげようとの日達上人の大慈悲によって、昭和四十四年一月七日の正月登山への参詣が許された。… 大講堂での平沢委員長の挨拶の中に、正本堂を事の戒壇とする発言があったことを奇貨として、浅井は登山していた妙信講員を集め、突如、「正本堂が大聖人御遺命の戒壇とはとんでもないことである」と批判をぶち上げたのである。 これが浅井が正本堂について批判を始めた最初の発言である。逆に言えば、ここまでの経過で、浅井が正本堂についての批判を述べたことは一度もなかった。…
 浅井による正本堂批判は、宗内で完全に異端児となっていた浅井父子が、その鬱積した心から持ち出した難癖に他ならない。けっして、正法護持の心から発したものなどではなかったのである。  これ以後、浅井は、宗門・学会・法華講を全て御遺命破壊の謗法者であるとし、自身の率いる妙信講のみが、正法を正しく護り、日本を救う〝地涌の集団〟である、と豪語するようになっていく」 (「慧妙」令和5年11月16日号 )
11月16日
 宗門、慧妙、「浅井昭衛の死化粧を確認したのは誰か!?」
「本紙前号において、顕正会会長・浅井昭衛の臨終の相につき、「浅井昭衛の遺体は、半眼半口どころか、目も口もしっかりと閉じており、その顔には粉っぽい白い死化粧が施されていた。そして、きつく横一文字に結ばれ、紫色に変色したクチビルには、赤い口紅が塗られたものの、その下の地色が浮かび出て、ドギツイ赤紫色となっていた。しかも、クチビルの処々に黒ずんだ箇所も見えた―。 これは、遠目には、それほど悪い相に見えないように処理が施されていたものの、至近距離で観察すれば明らかにわかる悪臨終の相である(以上には、もちろん証人も証拠もある)」と報じたことが、顕正会員に衝撃を与えている。…
 顕正会として、日顯上人の御遺体に厚塗りの死化粧をしたのを見た、という「日蓮正宗僧侶」の名前を明かせ。さすれば、本紙としても、浅井昭衛の死相を確認した「証人」と死化粧の「証拠」を明かすであろう。
 また、もし顕正会が、その厚塗り死化粧を見たなどという証人は実在しなかった、と潔く認めた場合も、こちらの「証人」「証拠」を明かすであろう。
 浅井昭衛の名代だという城衛よ、また昭衛の番犬だった教学部よ、これに異存はあるまいな。 重ねていう、正々堂々と証人を出してみよ。この期に及んでダンマリを続けるなら、日顯上人誹謗が大嘘であったこと、そして浅井昭衛が悪臨終であったことを、顕正会として認めたことになる。如何」 (「慧妙」令和5年11月16日号 )
11月16日
 宗門、慧妙、「浅井昭衛の葬儀を検証する」
「先月十六日に死去した浅井昭衛の葬儀は、参列者を幹部に限定して行なわれた。 昨今、世間では、規模の大小に関わらず、身内以外の弔問を受けない葬儀を「家族葬」というが、浅井の葬儀は、離反の心配がない「身内」のみの、言わば「家族葬」で行なわれたのである。…
 あれだけ日達上人・日顕上人の御臨終の相について、捏造をもって誹謗中傷を繰り返してきた 「浅井先生」なら、当然、万人に公開できる死相だったはずだが?
 息子の城衛は、なぜ幹部に限定し、全会員にお別れをさせなかったのか。 一般会員の中には「浅井先生に直接お別れしたいのに、なぜ、臨終の相を見せてもらえないのか」と不満を抱いた者も少なくなかったようだ。…
 さて、十一月五日号の『顕正新聞』の紙面だが、… なんと二面の上半分を使って祭壇全体を写し、本尊の形まで掲載してしまった。 顕正会本尊の破折材料を自ら提供する大失態を犯すとは …。
 当該写真下には、「第五五世・日布上人の導師曼荼羅」とのキャプション表記が見られるが、… 「日布上人御書写の『大日蓮華山大石寺』の脇書がある導師曼荼羅の御形木(六幅)」のうちの一幅が掛かっていたことになる。 そもそも、葬儀の時にしか掛けない導師曼荼羅に、御形木などあるのか。宗門の老僧の誰にお尋ねしても、誰も聞いたことがないという。…
 浅井城衛よ。父親の成仏を真に願うならば、これ以上、顕正会員を正法に迷わせ、罪障を積ませるべきではない。一刻も早く顕正会を解散してニセ本尊を回収し、深く反省懺悔して、御法主上人にお詫び申し上げるべきである」 (「慧妙」令和5年11月16日号 )
11月16日  創価学会、聖教新聞社出版局、「創価学会教学要綱」(「創価学会教学要綱」刊行委員会 ) 発刊。
  発刊にあたって
  第1章 仏法の人間主義の系譜
  第2章 日蓮大聖人と「南無妙法蓮華経」
  第3章 一生成仏と広宣流布・立正安国
  第4章 万人に開かれた仏法
 「11・18「創価学会創立の日」を記念して、池田大作先生監修による『創価学会教学要綱』が発刊される。 「仏法の人間主義の系譜」「日蓮大聖人と『南無妙法蓮華経』」「一生成仏と広宣流布・立正安国」「万人に開かれた仏法」の4章立てで、創価学会が実践する日蓮仏法の骨格・核心について論じられている。
 広宣流布大誓堂の完成から10年。「会則」の教義条項の改正や、「勤行要典」「会憲」「社会憲章」の制定、『日蓮大聖人御書全集 新版』の刊行など、創価学会は世界宗教としての基盤を着実に整備してきた。
 教学要綱は、独善的・差別的な日蓮正宗(日顕宗)の教義と完全に決別し、「御書根本」「大聖人直結」で「実践の教学」を貫く創価学会こそ、日蓮仏法の唯一の正統な教団であることを明確に示すとともに、創価学会の教義を、各国の仏教団体をはじめとした宗教界、社会全体に向け、教学的な見解を踏まえて客観的に説明することに力点を置いた一書である」
11月18日  創価学会、11・18「創価学会創立記念日」と「広宣流布大誓堂」完成10周年を祝賀する誓願勤行会開催 (信濃町 広宣流布大誓堂)。
「原田会長、長谷川理事長、永石女性部長が各部の代表と共に出席。「大法弘通慈折広宣流布大願成就」としたためられた創価学会常住の御本尊に厳粛に勤行・唱題し、世界広布への師弟の誓いを新たにした。 席上、原田会長は、創立の日を全てに勝利し迎えることができたと述べ、全同志の奮闘をたたえた。次いで、三代会長の不惜身命の闘争によって、妙法の偉大な功徳に包まれ、最高に価値ある人生を歩めることへの感謝を忘れてはならない強調」 (「創価学会公式サイト」)
11月18日  岸田文雄内閣総理大臣、「X」に池田大作名誉会長逝去の報に「池田大作氏の御逝去の報に接し、深い悲しみにたえません。国内外で、平和、文化、教育の推進などに尽力し、重要な役割を果たされ、歴史に大きな足跡を残されました」と、弔意のメッセージを投稿した。
11月19日  創価学会、聖教新聞、「池田大作先生の逝去」に際し、原田稔会長・池田博正主任副会長の談話を掲載。
 池田主任副会長「2023年11月15日夜半、老すいのため、享年95で新宿区内の居宅にて亡くなりました。昨日(17日)午後、原田会長の導師で家族葬を行い、本日(18日)午前、長谷川理事長の導師でお見送りし、荼毘に付しました。
 母は大変元気で、皆さんに伝えてほしいとのことで、次のように語っていました。 「10年以上前に『この後は 妙法に説かれる不老不死のままに永遠に指揮を執る』と語りつつ、幸いすべてを託してバトンタッチできましたので 安祥としていました。今日まで支え、共に広布に邁進してくださった会員同志の皆様に心から感謝申し上げます」  以上、母が語っておりました」
 原田会長「突然の訃報を伺い、大変に驚くとともに深い悲しみをおさえることができません。 奥様が語ってくださった、晩年の池田先生の厚い真情に思いをはせるときに、私どもは、安祥として霊山に旅たたれた先生のご冥福を、衷心よりお祈り申し上げます。 広宣流布の松明のバトンを受けた私どもは、悲しみを乗り越え、「月々日々」の新たな歩みを進めていかなければなりません」 (「創価学会公式サイト」)
(※ 「突然の訃報を伺い」で始まる原田会長談話の前段、「只今、池田主任副会長より」が抹消されている。"只今、訃報を知ったばかり" の原田稔会長が、何故 "家族葬" の導師が出来たのか? 池田大作名誉会長の看病は、妻・香峯子と三男・尊弘が担っていて、原田会長は "お目通り叶わぬ身" だったとも云われている。その後の「創価学会葬」(11月23日)にも「池田大作先生お別れの会」(1月31日)にも、親族であるにもかかわらず、妻と三男は欠席している。櫻川 忠 )
11月20日  松野博一内閣官房長官、記者会見で「過去に宗教団体の幹部が死去した際に、総理大臣として弔意を表したことはあるか」と問われ、「ベネディクト16世名誉教皇の逝去にあたって表明した例がある」と述べた。
11月21日  創価学会、池田大作名誉会長と香峯子夫人、韓国・江原道江陵市「名誉市民」称号授与式(韓国SGI 江陵栄光文化会館)。
11月23日  創価学会、池田大作第3代会長の「創価学会葬」を執行。巣鴨の東京戸田記念講堂と、47都道府県の約1,000会館を、中継で結んで執り行われた。
 戸田第2代会長以来となる学会葬には、原田稔会長、長谷川重夫理事長、池田博正主任副会長、永石貴美子女性部長が各部の代表と参列。 原田会長の導師で勤行・唱題、 続いて、池田主任副会長が池田家を代表して御礼を述べ、原田会長は弟子の団結と師恩に報いる誓いを述べた。香峯子夫人と三男・尊弘は欠席。
11月27日  創価学会、第34回各部代表者会議開催 (信濃町 広宣会館)、「11月15日「池田大作先生命日」に制定」。
 原田稔会長「池田大作先生のご命日となった「11月15日」を、牧口常三郎先生の命日である「11月18日」、戸田城聖先生の命日である「4月2日」とともに、創価学会の記念日「第3代会長池田大作先生命日」に制定し、永遠にとどめていく」 (「創価学会公式サイト」)
11月27日  創価学会、近隣を対象にした池田大作先生を追悼する「お別れの会」開催 (広宣流布大誓堂 広宣ホール)。
「近隣住民ら多数が参列。原田会長、池田主任副会長らが答礼に立った。なお、各界の方々を招いて行う「お別れの会」は後日、改めて開催される予定(日時、会場は未定)」 (「創価学会公式サイト」)
11月28日
 顕正会、11月度総幹部会開催(本部会館)、「空前の大折伏で先生へのご報恩に擬し奉る」
 浅井城衛会長「さて本日は、新しい体制での前進開始にあたり、私の存念を述べさせて頂きます。 十月十六日の臨時幹部会において、これからは私が先生の名代として顕正会の指揮を執らせて頂くことを表明いたしましたが、本日ここに、正式に顕正会の会長に就任させて頂き、大聖人様に対し奉る忠誠を貫き通された浅井昭衞先生のお心のみを体して、陣頭指揮を執ってまいる所存であります。 申すまでもなく、その器に非ざることは、私自身が重々弁えております。…
 念のため申しておきますが、私たちの「無二の師匠」はあくまで浅井昭衞先生ただお一人であり、それは先生が御逝去されても、いささかも変わりはありません。ゆえに「先生」との呼称は、浅井昭衞先生および初代講頭先生のみに使用し、私に使う必要は一切ありません。…
 また、日曜勤行や御書講義等の先生のご指導・ご講演を冊子にして、それをまとめて立派な全集として発刊してまいりたいと考えております。… 二〇年代のしかるべき時に第三回目の一国諫暁に立つことは、いささかなりとも変更はありません。かかる先生のご遺志を継ぎ、私たち弟子は日本を動かす三百万を急ぎなし、この重大なる御奉公を成し遂げねばなりません。…
 しかし、先生が御逝去された今、このことはどうなるのか――。私はこのように考えております。 近き将来、御遺命が成就し、国立戒壇の金剛宝座に戒壇の大御本尊がお出ましあそばすのとき、私は先生の御遺影を胸に懐き、四キロの道のりの御供をさせて頂き、天生原において、霊山にまします先生に、先生が御逝去された令和五年十月十六日から、御遺命成就にいたる御奉公を、具にご奉告させて頂き、苦楽を共に戦い切った全顕正会員で、清酒の御流れを頂戴し、先生の「最後の願い」を叶えさせて頂かんと心に決めております」
 行成公一郎 総男子部長に任ずる。尾家多恵子 第68女子部長(兼・第16総部長)に任ずる。 (「顕正新聞」「知恩報恩」特集号 第1634号 )
11月28日  創価学会、新・改革通信、「〝無関係の団体〟と言いながら創価学会に執着する日蓮正宗」
「1991年11月28日、日蓮正宗が創価学会に「破門通告書」を送り付けた。宗門はこの「破門」について「創価学会は、日蓮正宗と全く関係の無い団体となりました」と説明している。
 ところが、宗門は創価学会が御本尊の授与を始めると、「法主の許可がない」と言い出した。宗門の信徒であれば、許可は必要であろうが、宗門の言う通り、創価学会は宗門と無関係であるから、宗門の許可など不要である。常識で考えれば分かることだ。
 また、2014年に創価学会が「会則」の「教義条項」を改正した際には、宗門は … 創価学会の独立性を認めながら、長々と難癖を書き連ねている。 創価学会の御本尊授与や「教義条項」の改正に、いまさら宗門が口を出す権利などない。〝無関係の団体〟と言いながら、何十年も経て創価学会に口出ししてくる日蓮正宗はまるで「ストーカー」まがいの集団である。…
 宗門の僧侶らは〝信徒の分際で〟と嫉妬の感情で、創価学会のやることをすべて否定しようとするが、学会は単なる信徒の団体ではない。昭和52年1月15日、池田会長(当時)は教学部大会で「仏教史観を語る」と題して記念講演を行い、「法師品」を通して「現代において創価学会は、在家、出家の両方に通ずる役割を果たしている」と語られた。
 まさに、創価学会は、在家、出家の両方に通じる「法師」の「大乗教団(サンガ)」なのである。三宝の僧宝の原義は教団を意味する「サンガ」であるから、師弟の道を貫いた日興上人を模範とする創価学会こそ僧宝である。そのことを受け入れられない宗門は、大乗の精神に反する慢心の「悪比丘」に他ならないことを自ら証明するものである」 (「新・改革通信」NO.168号 )
11月28日  週刊FLASH、「池田大作氏死去で勃発する創価学会「分裂」騒乱」掲載。
「カリスマの死によって、超巨大宗教団体が揺れだした――。…
 乙骨正生氏「任期改選を迎える4年後には、原田氏は86歳です。ナンバー2にあたる理事長の長谷川重夫氏も同い年。2人とも高齢すぎますよね。ここに“火種”があります。…
 (ポスト池田大作)「池田さんの長男、70歳の博正氏です。… 求心力を維持するために、博正氏を担ぐ可能性は否定できません。…
 原田会長の息子である星一郎氏ですね。高齢の後継者候補が多いなか、今年で51歳という若さです。そもそも原田会長は自身が制定した会憲で、創価学会インタナショナル(SGI)を会長の指揮統制下に位置づけた人間です。原田会長こそが、世界192カ国を含む、すべての創価学会の総帥であるということになり、会長職が大変な権限を持つことになったのです。そういう野心のある人物が、莫大な利権を生む創価学会の組織を簡単に“他人”に渡すとは考えにくい。しかも星一郎氏は現在、教学部長です。…
 現役の学会幹部からは『宗教的にも政治的にも、原田会長のしていることはおかしい』との声が聞こえてきます」(「同」2023年12月12日号)
12月1日
 宗門、大白法、諸宗教破折「浅井昭衛の死去」
「令和五年十月十六日、顕正会長の浅井昭衛が九十一歳で死去したとの報が舞い込んできた。…
 昭和四十年二月十六日、正本堂の建立に向けての第一回正本堂建設委員会が、大石寺で開催された。… 昭衛はこれを受け、… 正本堂建立の意義に全面に賛同する発言をした。…
 ところが昭衛は、昭和四十五年頃より強硬に国立戒壇を主張するようになる。 これには、国立戒壇という政教一致の主張を行うことにより、当時、日蓮正宗の信徒団体として政界進出を果たしていた創価学会(公明党)を困らせたいという狙いや、将来、正本堂が解体され、国立戒壇が建てられるのだという底意が含まれていたと思われる。 すなわち昭衛の言う国立戒壇とは、敢えて宗門と対立するための主張で、 この増上慢の浅井親子が頭目となっていた妙信講が、のちに破門されたのも当然だったといえよう。…
 かつて宗門でも、わずかながら国立戒壇の語を使用した例があったが、その意味は田中智学の主張とは全く違い、純粋に広宣流布の暁の本門寺の戒壇を指すものであった。… 今日、国立戒壇の語を使用することは、余計な誤解を招き、折伏の妨げとなりこそすれ、布教上のメリットは何もない。…
 平成十年、第六十七世日顕上人の御英断によって正本堂が解体され、大御本尊は奉安殿に御遷座された。 それを受けて昭衛は、「御遺命守護完結奉告式」なる催しで、「今や後顧の憂いは全くなし」(顕正新聞 七六四号)と喜び、宗門に対して恭順するかと思いきや、翌年に突然、正信会や創価学会の後塵を拝して、正本堂解体の断を下した日顕上人の血脈を否定 (同七九七号)。 さらに奉安堂が建立されるや、巨大地震やミサイルが飛んでくるかもしれないから、地下深くに御宝蔵を作れ(同九八二号)などと言い出す始末。
 どれもが、為にする誹謗である。 昭衛が死去した今こそ、顕正会員は同人のペテンに気づくべきである」 (「大白法」令和5年12月1日号 )
12月1日
 宗門、慧妙、「創価学会の首魁・池田大作も命終」
「去る十一月十五日夜半、創価学会の首魁で名誉会長の池田大作が死亡した。 この発表がなされたのは十八日の午後、池田の家族葬・火葬が全て済んだ後であった。
 当日の、池田の長男・博正と会長・原田稔の発表を聞き、また翌日の聖教新聞記事も読んだが、やはり、というべきか、仏法者として大いに違和感を禁じ得ないことがある。 それは池田の臨終の模様や死後の相について、まったく言及されていない点である (発表では、ただ「安詳として霊山へ旅立たれた」と言うのみ)。…
 このことから窺えるのは、学会は、池田大作の臨終の相について触れることができない、 また、第三者には死相を見せられない事情があった、ということに他ならない。 これでは、日蓮大聖人の仏法を信じる者として、池田大作の不成仏・堕地獄を自ら認めているようなものだ 」 (「慧妙」令和五年十二月一日号 )
12月1日
 正信会、恵日、巻頭言「池田大作の家族葬」菅野憲道
「池田大作氏 (95) がなくなったという。十一月十八日に行われた原田会長等の発表によれば、すでに十五日夜には亡くなっており、葬儀は近親者だけの家族葬で済ませたという。 遺体も十八日に荼毘に付したというが、一週間は待たされる東京の火葬場事情を尻目に、かくも速やかに火葬したことは、お別れもできない何らかの強い事情があったのだろう。
 一連の発表がどこまで本当かどうかはさて置くとして、ずいぶん不自然な話しだ。最後の様子どころか、死因や死亡時刻も伝わっていない。この十年前からの動静も不明で、謎に包まれたままだ。急きょ二十三日に非公開で創価学会葬を行ったというが、永遠の師などと崇拝の対象にまでしておきながら、定例の本部幹部会と変わらぬような薄葬では、いかにもとってつけた感が否めない。位牌や遺骨もどうしたものか。
 思うに、側近による演出や代作本、著名人との対談などで自らを擬似カリスマ化し、仏の如く思わせる個人崇拝によって会を掌握してきたから、その共同幻想を醒ますような事実や情報をもたらす者は会の団結を妨げる魔として敵視してきた。この虚像と実像のギャップが、不自然な家族葬となったものと思われる。
 またナンバー2の後継者選びにしても、指導力や人望を具えた青年部長などは、独裁的な自分の地位を脅かすものでもあり、巧妙に飴と鞭で酷使された結果、並はずれたストレスを抱えて急死、失脚、造反などの結末を迎えた人や、ひっそりと退場した大幹部も多い。池田氏の今回の姿は還着於本人というべきか、因果応報というべきか。生前いかに権勢をふるおうとも、老病死の前には全く無力で「自惟弧露 無復恃帖」の孤独地獄を味わったに違いない。
 池田氏とその部下たちと多少関わりのあったものとしては、山ほどの悪業の罪障消滅を願って一遍のお題目を唱えるばかりである」 (「恵日」 通巻347号 )
12月7日  筑摩書房、清水俊史「ブッダという男 ―― 初期仏典を読みとく」(ちくま新書)発刊。
「万人の平等を唱えた平和主義者ブッダは、 人々の期待が生んだ神話に過ぎない ―― 誤謬と偏見を排し、その実像に迫る!
 ブッダは本当に差別を否定し、万人の平等を唱えた平和論者だったのか? 近代の仏教研究は仏典から神話的装飾を取り除くことで、ブッダを平和主義者で、階級差別や男女差別を批判し、業や輪廻を否定した先駆的人物として描き出してきた。だがそれは近代的価値観を当てはめ、本来の内容を曲解したものにすぎない。では、ブッダの真の偉大さは一体どこにあるのか。これまでの理解を批判的に検証し、初期仏典を丹念に読みとくことでその先駆性を導き出す革新的ブッダ論」
12月13日  創価学会、故・池田大作名誉会長、南米パラグアイ イベロアメリカ大学「名誉博士号」授与式(創価大学本部棟)。
「池田先生に贈られた名誉学術称号は「409」となった」 (「創価学会公式サイト」)
12月23日  創価学会、全国最高協議会開催 (信濃町 創価学会本部別館)。
「原田会長、長谷川理事長、永石女性部長をはじめ各部・各方面の代表が出席。明「世界青年学会 開幕の年」の青年世代の育成、弘教と対話、教学運動、聖教新聞の拡大等について討議した。
 席上、原田会長は、… 命を削る激闘を続けた池田大作先生を範として、創立100周年を目指す「勝負の7年」の開幕となる明年、全幹部が励ましに徹し、「新しき広布拡大」の金字塔を打ち立てようと力説」 (「創価学会公式サイト」)
12月23日  竹入義勝・元公明党委員長、逝去、享年97歳。
 国鉄職員を勤務後、文京区議から創価学会の支援で当選。その後、東京都議を経て、1967年の衆院選で公明党から立候補し初当選。その直後、公明党委員長に就任した。1986年12月に、在職20年目を前に委員長を退任、公明党最高顧問に就任した。1990年に政界を引退、山口那津男に地盤を譲った。1996年、勲一等旭日大綬章を受賞。
 1998年、朝日新聞に『秘話55年体制でのはざまで』(竹入回顧録)を掲載した。「日中国交正常化は私の尽力の賜物」としていた池田大作会長の逆鱗に触れ、創価学会・公明党から1ヵ月にわたり「学歴詐称」「泥棒野郎」「私利私欲」「犬畜生以下」「ただの糞」など誹謗中傷を受け、除名処分とスラップ訴訟を受けた。
12月22日
 顕正会、12月度総幹部会開催(本部会館)、「学会員は池田大作の悪臨終に刮目すべし」
 浅井城衛会長「学会は〝池田大作が11月15日に死亡し、すでに家族葬を行い荼毘に付した〟として、それを11月18日に公表したものの、池田の臨終の相については一切ふれることができませんでした。 これ、池田大作が決して誰にも見せられない悪臨終だったことを雄弁に物語っております。… 何より学会員にとって、「永遠の師匠」である池田大作の臨終の相は、学会が大聖人様の御意に適うか否か、ひいては「師は針のごとく、弟子は糸のごとし」であれば、全学会員の成仏・不成仏を占う重大事であります。 池田大作の臨終に刮目しなければならない理由は、そこにあるのであります。…
 池田大作は、日本および全世界を仏国と化し全人類を現当二世に救わんとあそばされた御本仏日蓮大聖人の、究極の大願たる国立戒壇の御遺命を破壊せんとした。これまさに流罪・死罪を耐え忍ばれた御本仏の一代御化導を水泡に帰せしめ、その御眼をくじるの大罪であります。 加えて、あろうことか大聖人様の出世の御本懐たる「本門戒壇の大御本尊」を、六百万学会員に捨てさせるという「極限の大謗法」まで犯し奉ったのであります。…
 恐れながら謹んで拝するに、久遠元初からの大宿縁のお方でなくして、正系門家のことごとくが天魔に誑かされる中、どうしてたったお一人で第六天の魔王と四つに組んで、それを降すことができましょうか。どうして日本国に大聖人様の大恩徳を御聖意のままに顕わすことができましょうか。まさしく先生こそ、広布前夜に一度しか起き得ない御遺命破壊という未曽有の大悪が出来したときに、大聖人様が召し出だされたお方と伏して拝しては、なんと偉大な師匠に師事し得たのかと、熱涙が込み上げてまいります。… さあ、急ぎ三百万をなして、大聖人様がお待ちあそばす御馬前に馳せ参じ、全員で霊山にまします浅井先生にお応えする大前進をなしてまいろうではありませんか」
 佐藤公一 第25男子部長に任ずる。掛川めぐみ 第18総部長に、高橋喜代子 第9女子部長に、大野真由子 第63女子部長に任ずる。 (「顕正新聞」第1636号 )

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