迷走する顕正会を斬る


淺井昭衞会長の足跡と変節

    顕正会年表 (私家版)


      
1月1日
 宗門、阿部日顕管長、訓諭を発布。「開創七百年に当り、吾等は更に未来の広布への礎を築くべき深甚の意義を鑑み … 開創七百年に関する諸行事を盛大に奉行し」云々。
 宗務院、「僧俗和合して総本山大石寺開創七百年慶讃大法要を盛大に奉行せよ」と院達。
1月1日
 顕正会、元旦勤行、本部会館をはじめ全国35会場で奉修。浅井昭衛会長、年頭の辞「"法戦場"に到着せり」。
「しかるに近年、創価学会・池田大作は「国立戒壇」が政治進出に不利をもたらすとして、この御遺命を抹殺せんと俄に大石寺境内に正本堂なる建物を建て、これを「御遺命の戒壇」と偽った。そしてさらに、大石寺建立七百年の本年を期して、大石寺を本門寺と改称せんとしている。これ誑惑の完結を目指す陰謀である。しかも、この違法を摧くべき総本山の阿部管長は池田に阿諛し、この誑惑に加担している。大聖人・日興上人の御悲しみ、御憤りはいかばかりか。もしこの大陰謀が実現せんか、御本仏一期の御遺命は完全に破壊される。これを見ながら知りながら、護惜の道念を起こさぬは仏弟子ではない。… 本年を見つめ二十万の死身弘法をなしてきた顕正会は、すでに法戦場に到着した。大聖人・日興上人の御悲憤を信心の耳で聞き奉り、ただ捨て身のご奉公に徹するのみ」(「冨士」第308号 )
1月1日
 顕正会、「冨士」、海老原秀夫男子部幹事「学会の謀略活動の実態を暴く」掲載。
「いま顕正会が御遺命守護完結への大仏事を前にして、第六天の魔王が拱手傍観しているはずもなく、池田大作も "本門寺改称" の大誑惑を命がけで強行する心算ならば、今後もこれまで以上の激しい謀略・妨害工作が展開されるのは疑いなきところである。ここに改めて、学会が今日まで犯してきた一般世間に対する数々の悪事、さらに第一次御遺命守護のときにおける顕正会に対する悪辣なる策略・奸計の一々を振り返り、以て学会の謀略活動の凄まじさを再確認し、今後の用心を一層深めるための資料として行きたい。
 世間に対する数々の悪事
 1、新宿替え玉投票事件 2、練馬投票所襲撃事件 3、言論出版妨害事件 4、宮本顕治宅電話盗聴事件 5、立正佼成会分団事件 6、富士桜墓園問題
 顕正会(妙信講)に対する様々な謀略
 1) 教義論争 2) 盗聴 3) スパイ潜入 4)分断工作 5)暴力事件 6)妙縁寺攻防」(「冨士」第308号 )
1月3日  創価学会、聖教新聞、ルーマニア新政権について「民衆の総意による新生ルーマニアの誕生を、私はもろ手を挙げて、祝福いたします。『民衆』が勝った。『人間』の叫びが勝った。私どもはもちろん、権力悪と戦う世界の民衆勢力に、強い勇気を与えてくれました」
1月5/16日
 顕正会、初講義開催「日蓮大聖人の御化導と御遺命」(全国百二十二会場)参加者 10,377名。
 浅井昭衛会長「毎年、歳の始めに日蓮大聖人の一代御化導を全員で拝し、以て広布に戦う原動力としてきたが、本年は『本門寺改称』の陰謀が企てられている年なので、一代御化導の肝要を拝した上でことに御遺命の大事を命に染め、本年の御奉公に備えていきたい」
1月7日
 宗門、衆和会初勤行会、阿部日顕管長「九月に総講頭・池田先生の発願によりまして、まだこれは内定でありますが、だいたい判っておることは、大文化祭をちょうど広くなったこの客殿の前の広場で行うということになっています。これにはずいぶん大勢の外国の人達もみえることになっておりまして、池田先生の構想においては下種の意味においてはできるだけ世界の著名人も聖域に参加させ、この盛儀を見させたいというようなこともあるようでありまして」と。(「大日蓮」2月号 )
1月12日  礼宮文仁親王、川嶋紀子と結婚、秋篠宮家を創設。
1月14日
 顕正会、教学部、三級試験 (撰時抄)・四級試験 (立正安国論)、全国29会場で施行。1,949名が受験。
1月15日
 顕正会、成人式、板橋文化会館小ホールで開催、「世界は激動と不安定の時代に
 浅井昭衛会長「日蓮正宗においては昔から、年に一度総本山において、小僧さんたちをもてなす儀式があるそうです。これは "この小僧さんの中より日目上人がお出になる" との精神から、行われると聞いております。… ことに本年の成人式は感慨が深い。それは、皆さんが生まれてから今日までの二十年間が、そのまま顕正会の御遺命守護の戦いの二十年に重なるからであります。…
 いまや世界は激動と不安定の時代に入りました。東欧のあの激しい変動を、世界の誰人が予測したでありましょうか。この変革を、世間の学者は "共産主義の終焉" などと云っておりますが、終焉は共産主義だけではない。大衆の欲望に迎合するだけの、拠り所のない中心のない民主主義社会も、やがて崩れ去る運命を持っていると、私は思う。そこに、人間はいかに生きるべきか、国家はいかにあるべきか、世界はいかにあるべきか、このことに、真の解決を与える指導原理は、日蓮大聖人の仏法以外には断じてないのであります。…
 私は前々から平成の年代を "破局を待つ安逸の時代" と云っておりますが、日本に破局は必ずおとずれる。… 広宣流布は、皆さんが生きているうちに、必ず実現いたします」(「冨士」第309号 )
(※ いま(令和4年)、当時の成人式参加者は、52歳になっている。最近は、成人式にも出なくなった浅井昭衛会長 (90歳)、新成人に「広宣流布は 皆さんが生きているうちに 必ず実現」と、今まだ云えるだろうか? 同様に、云えなくなった言明は、"顕正寺宗門返納" 等々、数多い。そして、"破局は必ずおとずれる"、"広宣流布は必ず実現" 等の扇動を "心肝に染め"、学業も職業も家族も友人も恋人も趣味も抛って "御奉公" を貫き、転落して行った若者がどれほどいたことか…。櫻川 忠 )
1月15日  人間の科学社、大橋敏雄著「"吹けば飛ぶ男"の奮戦記」発行。
「私は、巨悪に対して見て見ぬふりをしている権力構造に、疑問と怒りを感じました。私は国会で池田問題を論議すべく、昭和六十三年九月二日、国会に『国会質問主意書』を提出、同時に『月刊現代』十月号に『決死の国会質問主意書』として発表、世論の喚起を訴えました」
「ところが大橋本人が、みずからの実績として自伝の中で誇っている、この「質問主意書」は大橋自身が書いたものではない。書いたのはなんと山崎正友である。国会議員が、有罪判決を受けている刑事被告人に国会提出の書類を代作してもらったのだ」(「地涌」第19号 )
1月20日  ソビエト社会主義共和国連邦軍、アゼルバイジャン共和国の民族紛争を武力制圧。
1月21日
 顕正会、教学部、二級試験 (観心本尊抄・宗教批判の原理)、全国9会場で施行、328名が受験。
 登用試験 (折伏理論解説書 第一章~第八章)、全国47会場で施行、2,927名が受験。
1月21日
 宗門、法華講大講頭に、山崎尚見・青木亨・柳沢喜惣次等任命さる。(「聖教新聞」1月22日号 )
1月26日
 顕正会、1月度総幹部会開催 (大宮ソニックシティ)。
 浅井昭衛会長「本年の顕正会の戦いに、御遺命の滅・不滅、そして日本の運命がかかっている。いま真剣に諫暁書の筆を執っている。… 私は諫暁書に命を削る。全顕正会員は二十万達成に体をぶつけて頂きたい。… 五月上旬までに、二十万を断じて達成する」
1月28日
 顕正会、新本部会館起工式厳粛に挙行、代表幹部80名が参列。
 浅井昭衛会長「この本部会館こそ、大聖人様が、いま日蓮正宗の中においてひとり御遺命守護に戦う顕正会を御覧あそばし、"ここを本陣としてしっかり戦え" と立てて下さったもの」
2月1日
 顕正会、「冨士」、海老原秀夫男子部幹事「"痴犬"の黒幕・小川只道(理境坊住職)の正体」掲載。「いまこの男の、今日に至るまでの足跡を一瞥するに、次の三つの段階、すなわち
 第一段階 -- 細井管長に取り入り、反学会活動に身を投じ、盛んに学会を攻撃していた時代
 第二段階 -- 細井管長が急逝するや、阿部管長側に寝返り、正信会攻撃に転身した時代
 第三段階 -- 阿部管長をも乗り越え、密かに学会に通じ、学会の謀略活動の一環として顕正会攻撃を請け負うに至った最新の時期 … に区分することができる」(「冨士」第309号 )
2月3日  ソビエト社会主義共和国連邦、ミハイル・ゴルバチョフ書記長、複数政党制を導入し "共産党の一党独裁" に終止符。
2月6/18日
 顕正会、2月度御書講義、「種々御振舞御書」を拝読。参加者 10,624名。(全国117会場)
2月7日
 顕正会、日興上人御報恩勤行会、本部会館で厳修、「日興上人の御振舞いにより正法久住
 浅井昭衛会長「大聖人御入滅の時、日興上人は37歳、そして88歳で御遷化あそばされたが、実に大聖人御入滅後五十年にわたって、富士において大聖人の御義を正しく貫き通された。… この五十年の御振舞の中で、最も重要な御事蹟は二つ、すなわち身延離山と大石寺建立であります。… 身延離山は、後世の我ら門下に謗法厳禁ということを教えてくださった。そして大石寺の建立こそ、広宣流布・国立戒壇建立の御遺命を達成すべく、その礎を築いて下さったのであります。…
 しかるに今、大石寺建立七百年の大節を利用して、広宣流布を偽っての本門寺改称のたくらみが、なされんとしております。そのようなことが、どれほど恐れ多いことか、どれほど大聖人・日興上人を冒涜し奉ることに当たるか。断じてこの違法は打ち摧かねばなりません。顕正会の本年の御奉公は重大であります。… 宗開両祖の御心を安んじる御奉公を為さねばなりません」(「冨士」第310号 )
2月17日  創価学会、第11回創価学会インタナショナル総会、ロサンゼルスで開催 (NSA世界平和池田講堂)。
 阿部日顕管長メッセージ「現在、一切に魁けて大きな視野と叡智を以て、その浄業に傾注しておられる方がSGI会長池田先生であります。今日、益々お元気な池田先生を迎へ、世界の日蓮正宗のメムパーがお元気な姿でロスアンゼルスに結集し、世界平和の為、また本仏日蓮大聖人の大正法を流布するため、盛大な総会を開かれることは、私のまことに欣快とする処であります。SGI会長池田先生の指導により、また一層の団結の精神をもって此の総会を機に、世界夫々の日蓮正宗が益々発展されることを、そして皆様一人一人の御健康と御幸福を心より祈り、祝辞といたします」
(「聖教新聞」2月19日号 )
2月18日  第39回衆議院議員総選挙、消費税導入が争点の総選挙、自民党は安定多数を大きく上回る275議席を獲得。野党は、公明党、共産党、民社党が議席を減らした。この結果を受け、第2次海部俊樹内閣が発足。公明党は惨敗し大久保直彦・坂口力等の幹部が落選した。
2月25日  ソビエト社会主義共和国連邦、民主化要求集会に百万人デモ。
2月27日
 顕正会、2月度総幹部会開催 (大宮ソニックシティ)、「九・十月の宗門二大行事を見つめよ」、2月度折伏成果 4,002名。
 浅井昭衛会長、正本堂の誑惑が始まる七年前に顕正会が発足し、誑惑完結がたくらまれる年に二十万達成をする顕正会の不思議な使命に言及、「この歴史の流れを見る時、顕正会の生まれ出た時と、池田大作が御遺命を破壊しようとした時は、全く同じ時期である。まさに顕正会が御本仏の御遺命を守り奉るために生まれ出た団体ということ、歴然であります。…
 私はいま心血を注いで諌暁書を書き続けております。百数十頁に及ぶ内容でありますので、書き終えるまで今しばらく時間がかかります。第一回諌暁書は四十四頁でした。第二回は三十六頁、そして今回は百数十頁であります、第一回の諌暁より本年でちょうど二十年。私はこの二十年の間に現れてきた様々な現証を背景として、今度の諌暁書で誑惑の根を完全に断ち切ろうと決意しております。…  さて、本年の宗門行事のスケジュールでありますが、… 9月に池田大作の発願により大石寺の客殿前の大広間において、「大文化祭」なるものが行われるとのことであります。10月に入ってからは、6・7日と12・13日の二回にわたって、大石寺開創七百年の法要を行うとのことであります。もし池田が "本門寺改称" を強行するとすれば、またこの時をおいては絶対にない、と私は考えております。… どうやら誑惑完結のスケジュールも、浮かび上がってまいりました。顕正会の全幹部は、この二つの宗門の行事を見つめて欲しい」(「冨士」第311号 )
 女子部参与に小峰昌子任命さる。
2月27日  ソビエト社会主義共和国連邦、共産党中央委員会総会に政治綱領草案を提出。代議員大会で、憲法改正案と共産党一党独裁の放棄を採択し,大統領制の導入を決定した。
2月28日
 顕正会、本部会議開催、浅井昭衛会長「2月の大法弘通が、このように画期的になってきたのは、一つには、全員に法戦場到着の自覚が高まり、意気ごみが違ってきたこと。二つには『折伏理論書』により新しい人材が続々と立ってきたことによる」
3月1日
 顕正会、「冨士」、海老原秀夫男子部幹事「池田大作の無節操・御都合主義」掲載。
「チャウシェスクとノリエガ、二人の池田の朋友が相次いで倒れた。ルーマニアのチャウシェスク政権は、昨年12月22日、それまでの独裁政治を憤り民主化を熱望する民衆の怒涛にあえなく呑み込まれ、またパナマの最高実力者・ノリエガ将軍も、アメリカ政府から麻薬取引の黒幕として追求され、ついにアメリカ軍のパナマ侵攻により捕らわれの身となってしまった。常日頃、池田は「自分と会ったものは福運がつく」と豪語していたと言うが、これは一体どうしたことか。…
 本年、海外の王室を招いて誑惑完結に利用しようという計画が練られている時、二人の朋友の没落は象徴的事件として極めて興味深い。… 本年2月1日号の「ニューズウィーク日本版」によれば、なんとノリエガは創価学会に入信しており、大石寺に度々参詣し、パナマ訛りの日本語で題目を唱えていたというのである。… これに対し学会は、ノリエガが学会員であることを強く否定しているが、真相は果たしてどうなのか。… 過去の聖教新聞を見るかぎり、今回の「ニューズウィーク」の記事を裏付ける報道が多数存在していることも事実である」(「冨士」第310号 )
3月1日  創価学会、池田大作名誉会長、アルゼンチン共和国のブエノスアイレス大学より、名誉博士号を授与さる(7番目)。
3月5日
 宗門、阿部日顕管長、池田大作名誉会長に、丑寅勤行の不参詣について尋ねる。
「平成元年六月二十八日、猊下が池田氏に立川寺院の建立延期について尋ねられ、平成二年三月五日、猊下が池田氏に対し、ほとんどゼロになった丑寅勤行の参詣について尋ねられている。
 しかし、池田氏という方は非常に自尊心のお強い方であるから「何言っている、学会は金を出しているのであるから、囗は出さないでほしい」、「学会の方針、俺のやっている事に、いちいち口を出すな」というが本音ではなかったか」(「妙道の春に」高橋公純師 )
3月9/21日
 顕正会、3月度御書講義、「弥源太殿御返事」を拝読。参加者 11,336名。(全国120会場)
3月10日  創価学会、池田大作名誉会長、メキシコ合衆国のグアナファト大学より、名誉博士号を授与さる(8番目)。
3月10日  ソ連共産党理論誌「コミュニスト」、"共産主義は歴史的役割を終えた" との論文を発表。(「読売新聞」3月10日号 )
3月15日  ソビエト社会主義共和国連邦、ミハイル・ゴルバチョフ、初代大統領に就任。
3月22日  創価学会、戸田城聖三十三回忌法要、常在寺で執行。池田大作名誉会長、法要を欠席して創春会(創価大学出身の女子・婦人の集い)に参加。
3月27日
 顕正会、3月度総幹部会開催 (大宮ソニックシティ)、3月度折伏成果 4,073名。
 浅井昭衛会長「この4月こそ、顕正会にとって歴史的な重大な月である。すなわち、国立戒壇のゆえに死罪に等しい解散処分を受けた顕正会が、ついに二十万法城を築き上げる。そしてこの法城を背景として、正本堂の誑惑の根を完全に断ち切る諫暁書が、ついに宗門に顕われるのである」
4月9/22日
 顕正会、4月度御書講義、「佐渡御書」を拝読。参加者 12,278名。(全国126会場)
4月10日  中華人民共和国、新疆ウイグルでの民族暴動に人民解放軍を投入、50人死亡。
4月 日  創価学会、池田大作の「特別形木本尊偽造」問題、各週刊誌が報道。
4月20日
 宗門、涌徳山興本寺落慶入仏法要、阿部日顕管長「今日、創価学会の方々の大折伏によって妙法が弘まっておりますが、ここに至るまでにその方々に大きな難がたくさんあったことと思います。また現在でも種々の難が、特に総講頭・池田先生に対し、またその他の方々に対していわれなき中傷・誹謗等が充満しております。… むしろ妙法を受持し信仰している者に対して色々と悪口雑言をいうところが、この妙法を縁として起こるところの煩悩の姿であります。そしてまた、むしろそれによって真の正法が一切衆生の心のなかに下種されているということを考えるものでございます」
4月22日
 宗門、戸田城聖三十三回忌法要執行(総本山)。
 池田大作名誉会長、法要に参列するも一言も述べず。青年部に対して「大法要 仇を討てとの響きあり 君等の使命と 瞬時も忘るな」と歌を詠む。
4月25日  創価学会、池田大作名誉会長、ブラジル連邦共和国の最高の栄誉章である「南十字国家勲章 コメンダドール章」受賞。渋谷の駐日ブラジル大使公邸で授賞式。
 池田大作名誉会長「一段と深き責任を痛感しつつ、貴国との平和・文化・教育の交流に、最善の努力を重ねてまいることをお誓い申し上げます」と受賞挨拶。
 後に「アルゼンチンから … 大十字勲章をもらったが、これで七つ目である。これが妙法である。信心です。たった五ヶ月の間に三つの勲章(コロンビア、ブラジル)をもらった。… 五ヶ月間に勲章を三つもらえる人は、これまで一人もいなかった。議員でもない私なのだ」と自賛。
4月25日  オースチン彗星、北東の空に出現。89年12月6日、ニュージーランドで発見され、軌道計算により大彗星になるかと予報された。4月9日に近日点を通過し4月下旬に東の空に現れたが、予報より5等も暗く期待はずれとなった。
4月26日
 顕正会、顧問先生第7回忌法要、本部会館で厳修、代表幹部 150名が参列。
 浅井昭衛会長「顧問先生なくして今日の顕正会はあり得ない。… 七回忌を迎え、二十万達成と諫暁書の出来こそ、最大の報恩行と私は思っている」と挨拶。
4月27日
 顕正会、諫暁書「正本堂の誑惑を破し懺悔清算を求む」(「冨士」第312号 )出来、阿部日顕管長と池田大作名誉会長に送附。
 4月度総幹部会開催、(大宮ソニックシティ)、4月度折伏成果 5,627名、二十万ついに達成。
 浅井昭衛会長、諫暁書出来の意義について「今回の諫暁書は、正本堂の誑惑の根を断ち切り、以て戒壇の大御本尊に対し奉る不敬を一日も早く償い奉るべく、著わしたものである。… "正本堂の誑惑の根" とは何かといえば、阿部日顕管長が宗務院の教学部長時代に著わした『国立戒壇論の誤りについて』と『本門事の戒壇の本義』という二冊の本がある。この悪書こそ、全宗門をたぶらかした "誑惑の根" そのものである。… ここに誑惑の根は、完全に断ち切った。… 誑惑の根を断たれた池田大作は、遠からず必ず亡び去る。… 願うことはただ一つ。戒壇の大御本尊様が、一日も早く誑惑・不浄の正本堂から、清浄の御宝蔵にお戻りあそばすことを。私はひたすらこのことを祈っている。… 私は昭和47年の正本堂落成以来、一日片時も心安き日を送ったことはない」
4月29日  創価学会、東京記念総会開催。池田大作名誉会長「今までの既成宗教は権力と結んで大きくなってきた。学会だけが権力と結ばずに、弾圧を受けながら純枠に大きくなってきた。(なのに)坊さんは供養を取って、弾圧されることもなくて、いい身分だよ。…
(自分の正しさは)世界が証明してくれた。私は日本の勲章なんかもらわなくてもよいのだ。… 日本人は嫉妬深く人間の思いが分からない。200年遅れている後進国だよ」
 (※「権藤さんらの話だと、池田氏がノーベル平和賞に執着するようになったきっかけは'74年に佐藤栄作元首相が非核三原則の提唱などによってノーベル平和賞を受けたことだった。池田氏は佐藤氏と親しかった。佐藤氏の受賞を見た池田氏は"オレもノーベル平和賞がほしい"と本気で言い出したそうです」平野貞夫元民主党参院議員 )
5月8日
 顕正会、男子部誓願式、豊島公会堂で開催、参加者 1,568名。
 浅井昭衛会長、核兵器の第三世界への拡散こそ世界動乱の兆と指摘ののち、「横浜アリーナ大総会こそ、本門寺改称の陰謀を粉砕し、国立戒壇の実現を大聖人様に誓い奉る重大な儀式である。捨身の護法心に立つ男子精鋭五千の結集は、まことに大きな意義がある」と。
5月10日
 顕正会、女子部誓願式、豊島公会堂で開催、参加者 1,767名。
 浅井昭衛会長、"仏法は体、世間は影" の道理に基づき、戦時中の事例を挙げて正本堂の仏法違背の重大性を述べたのち、「今回の横浜アリーナ大総会は、顕正会の歴史において、最も重大な総会である」と。
5月12日  創価学会、週刊文春に抗議。「最近、『週刊文春』など一部の週刊誌等で学会が『ニセ本尊』を作り会員に下附したかのような誠に悪質なねつ造記事が出ている。これらは大石寺開創七百年、学会創立六十周年の佳節に宗門、学会を混乱させ、離間を図ろうとする策動にのったデッチ上げ記事であることは明白である。ただ、御本尊という信仰の根幹に関わることについて極めて悪質なねつ造であるために、青年部代表二人が『週刊文春』編集部を訪れ同誌の花田紀凱編集長らに厳重抗議し、記事の取消し並に謝罪するよう強く要求した」(「聖教新聞」5月12日号 )
5月16日
 顕正会、壮年部・婦人部合同誓願式、豊島公会堂で開催、参加者 1,404名。
 浅井昭衛会長、「仏法が曲がれば国は必ず傾く、大石寺の姿を見れば日本の運命がわかる」と。
5月16日  創価学会、聖教新聞「登山部から徹底」掲載。「登山会参加証がなければ御開扉の受け付けはできません。フリー登山(登山会参加証による登山)に関して最近、登山会参加証を持参しないで御開扉を希望する人が一部で見られるため、登山部では重ねて、次の点を厳守するよう呼びかけている」
5月29日
 顕正会、5月度総幹部会開催。(大宮ソニックシティ)
 浅井昭衛会長「"名利の魔物"と化した池田大作の物狂わしい行動を具体的に示し、「本門寺改称の陰謀が、形を変えていま着々と進行していることを、顕正会員は見抜かなければいけない。… 今回の大総会こそ顕正会を代表する二万の仏弟子が一堂に会し、陰謀粋砕と国立戒壇実現を大聖人様に誓い奉る儀式である」と。
6月2日
 顕正会、男子部、御遺命守護野外集会を行う。幹部 1,500名、信濃町一帯を "正義宣揚" の街頭行進。
6月19日
 顕正会、合同班長会、板橋文化会館で開催、参加者 1,907名。浅井昭衛会長「横浜アリーナ大総会の成否に、御遺命の滅・不滅がかかっている」
6月20日  創価学会、6月度本部幹部会、公然と宗門批判。池田大作名誉会長「金ばかり取って、小欲知足どころか、大欲傲慢じゃないか。在家を励ますどころか、責める、いじめる、嫌な思いをさせるような人に、我々はなめられてはいけない。秋谷(栄之助会長)はびくびくして、顔色ばかりうかがって、だから宗門からなめられるのだ」
6月26日  創価学会、男子部青年部幹部会。池田大作名誉会長「勝負とは絶対的なものである。勝つか負けるか、中間はない」と、暗に宗門との抗争を示竣。
6月 日  東京国税局、創価学会に税務調査(第1回)に入る。
 創価学会、八尋頼雄顧問弁護士、公明党矢野絢也委員長に国税庁への圧力を依頼。
 国税当局が創価学会の税務調査に乗り出すきっかけとなったのは、89年6月の「捨て金事件」。その1年後の90年6月から92年4月にかけて、東京国税局課税第2部資料調査第3課が2度に分けて大規模な税務調査を実施した。その顛末は、公明党の書記長や委員長などを歴任した政治評論家、矢野絢也氏の著書『乱脈経理 創価学会 vs 国税庁の暗闘ドキュメント』(講談社)で、赤裸々に暴露されている。当時を知る国税関係者は「ごくささいな1~2点を除けば、極めて正確に記されている」と評している。
7月1日
 顕正会、「冨士」、海老原秀夫「末期症状の池田大作 世俗の名利を求めて物狂わしき日々、金力で勲章・名誉博士号・著名人対談」掲載。「本年に入り、池田大作の名利を求める狂奔ぶりは、ますますエスカレートする一方。これ池田の末期症状を示すものであると同時に、本年の陰謀強行に向けての布石・舞台回しであることもまた疑いない。以下、最近の池田の狂気の実態を紹介し、以て "池田滅亡近し" を論証していこう」
7月8日
 顕正会、第25回総会、横浜アリーナで熱烈厳粛に挙行。2万有余名が参加。
 浅井昭衛会長「本門寺改称の陰謀断じて阻止 もし強行せば大石寺に総登山」、
 世界情勢について「これまで世界を支配してきた米ソの二極構造がここに崩れ、世界はいよいよ無秩序と混沌の、新たな戦国時代に入った」と指摘、
 ついで百万達成について「国立戒壇のゆえに解散処分を受けた顕正会が、もし百万になったら、これはもう只事ではない。… 百万になれば、日本の広宣流布の終着点が、もうはっきりと見えてまいります。まさに、百万達成こそ、日本の広宣流布のカギであります。では、この百万をいつまでに達成するか。本日の大総会において、全員で、大聖人様にお誓い申し上げたい。私は、あと八年、平成十年までに、断じてこの百万を達成しようと決意しておりますが、皆さん、どうでしょうか。(大拍手) 」。
 さらに「本門寺改称」の陰謀粉砕について、「"名利の魔物" である池田なら、やるでしょう。すでに、政治野心と名利から、あの大それた誑惑の正本堂すら建ててきた男であります。大石寺の名前をかえる「本門寺改称」ぐらい、平然とやるでしょう。やるなら、やってみたらいい!
 もし、池田が本門寺改称を強行する日時が事前にわかれば、直ちに行動を起こす。あるいは極秘にことが運ばれれば、事後に撤回せしめる。事前であれ、事後であれ、ことのわかり次第、顕正会は立つ。… 私は思う。その時、全顕正会員は、こぞって大石寺に総登山すべきであると。本日は顕正会の 代表二万人だけが集っているが、その時こそ、二十万顕正会の全員が、戒壇の大御本尊の御前に馳せ参じ、大石寺の境内を埋めつくし、信心の力を以て、本門寺改称を断固粉砕しようと私は決意しているが、皆さん、どうでしょうか。(大拍手)」と。 
7月9日  創価学会、苫小牧記念動行会(苫小牧平和会館)、池田大作名誉会長「衣の権威をカサに着て、一部の悪侶が、まじめに信心し弘教に励んでいる、尊い仏の使いを軽んじ、いじめ、見下げてきた。その心は仏法の心ではない。僧としてよりも、人間として許されることではない。… どんなに『自分は偉い」と威張ってみても、現実に一人の人に弘教し、面倒をみ、幸福にしていった『実証』にはかなわない。『高位の人』よりも『弘教の人』が偉いのである。仏法の眼からみれば、実社会のなかに、我が地域のなかに、『正法流布」を進めている皆さま方ほど尊い存在はない」(「聖教新聞」7月11日号 )
7月14日  創価学会、札幌記念幹部会 第1回北海道最高会議(北海道池田講堂)。
 池田大作名誉会長「僧侶は『少欲知足』が本分である。… 踏むべき道を忘れた末法の僧侶のことを大聖人は、食べ物を奪い合う大にたとえて厳しく裁いておられる。"畜生道"であり、また"餓鬼道"の姿である。そして弘法もせず、我が身を養う欲望ばかり盛んな僧侶を、『法師の皮を著たる畜生なり』…『法師と云う名字をぬすめる盗人なり』… と、激しく非難し、指弾しておられる。これは本来、他宗の僧への破折であられた。それが近年、かの悪侶たちのごとく、日蓮正宗からもそうした卑しき輩が出たことは、大聖人のお悲しみ、お怒りは、いかばかりかと嘆かずにおられない」(「聖教新聞」7月16日号 )
(※ "大聖人のお悲しみ、お怒りは、いかばかりか" は、浅井昭衛会長の常套句であり、浅井チルドレンであった小生はさんざん聞かされてきた。そもそも "秘私性" の壁で、他者の<思い>は原理的に知り得ない。さらに、"難解難入 所不能知" の境涯は "一切声聞 辟支仏" も及ばず、いはんや末代底下の凡夫に於いてをや。"先生"や"会長"や"猊下"等が、我慢偏執を投影して "大聖人のお悲しみ" 等と嘯く処には、幾重にも深い誤謬がある。櫻川 忠 )
7月16日
 宗門、西片会議。藤本・早瀬・秋元・八木・河辺・関の各師と、創価学会切り捨ての謀議、結論が出ず2日後に持ち越す。
7月16日  創価学会、池田大作名誉会長。藤本総監に電話で、「いまの猊下は冷たいと、僧侶方は皆そう云っている。どうか総監さんから、そういう声があるということを、猊下に云って欲しい」と述べる。
7月17日  創価学会、秋栄之助会長、宗務院・学会連絡会議(常泉寺)において、僧侶の奢侈を指摘、少欲知足の宗風確立を要望し、「猊下の御発言は名誉会長に失礼である」と。
「秋谷栄之助会長以下学会首脳、宗門の役僧の目の前で役僧の名前をあげ猛然と批判、宗門側か意見を言おうとすると、「今日は話を聞いてもらうだけです」と一方的にまくしたてた。学会は宗門に対して「対話がない、対話がない」と言うが、対話拒否は学会側から始まったのである」(「妙道の春に」高橋公純師 )
7月18日
 宗門、御前会議。藤本・早瀬・秋元・八木・河辺・関の各師が出席。阿部日顕管長「作戦名はCだよ」と述べ、7月決行を主張するが入れられず、一時延期となった。
7月21日  創価学会、池田大作名誉会長、秋谷栄之助会長、阿部日顕管長に目通りし過日の発言につき弁明。
「時に猊下は十七日の学会首脳発言の「猊下の御発言は名誉会長に失礼である」等という事に関して、「どういう事なのですか」とお聞きになった。池田、秋谷両氏はさかんに抗弁して、猊下の発言を封ずるような事があったので、猊下は「法主の発言を封ずるは驕慢謗法となりますよ」とさとされたのである」(「妙道の春に」高橋公純師 )
(※ 阿部日顕管長は、池田大作名誉会長に「驕慢謗法だ」「懲罰にかける」と怒鳴った、と。)
7月21日  創価学会、学生部夏季講習会全体集会(大石寺常来坊)。池田大作名誉会長「学会員は仏子だ。仏子を下に見る者は謗法である。学会員を軽蔑し、苦しめる正法破壊の者は、本当の『信徒の真髄』を知らない。いわんや悪智恵を弄して御書を曲解し、権威をふりかざして学会員を圧迫するようなことがあれば、それは日蓮大聖人、日興上人のお心に背く極悪の行為となる」と、阿部日顕管長を批判。(「聖教新聞」7月23日号 )
7月24日  創価学会、本部幹部会、池田大作名誉会長「かつて衣の権威をカサに着て、一部の悪侶が、まじめに信心し、弘教に励んでいる学会員を軽んじ、いじめ、見下げてきた。その心は仏法の心ではない。僧としてよりも、人間として許されることではない」と、正信会にことよせ宗門を批判。
7月25日
 顕正会、7月度総幹部会開催 (大宮ソニックシティ)。
 浅井昭衛会長「いま私の念頭にあるのは、本年秋の御奉公のみ。… もし大石寺が『本門寺』と改称されたならば、御本仏の御遺命は完全に破壊され、三大秘法は完全に蹂躙される。そのあとに、顕正会が残ったとして、何になる。… 『本門寺改称』の陰謀が粉砕されなければ、新本部会館の落成式など、あり得るはずもない」
7月25日  創価学会、池田大作名誉会長、ソビエト社会主義共和国連邦訪問。恒例の、宗門役僧の空港見送りなし。帰国時も同様。
7月27日  創価学会、池田大作名誉会長、クレムリンでゴルバチョフ大統領と会談。
7月27日  週刊文春、創価学会に国税調査が入ったため「池田氏はソ連に逃げた」との記事を掲載。
7月29日
 宗門、法華講連合会総会(客殿前広場)、阿部日顕管長「法華講の皆さまこそ真の仏子である」と、池田発言に対抗。
「「三万総登山」の命題に対し、皆様方の仏祖三宝への篤き尊敬と障魔を摧破する堅い信心修行は、三万名の目標を実に一万数千を上回るところの、四万数千名の、未曽有の総登山・総結集をもって見事に成就し、下種御本仏宗祖大聖人様への御報恩の誠を顕されたのであります。… 法華経宝塔品に「是真仏子 住淳善地」と説かれる如く、一切の仏法の中心たる本門下種の大御本尊を受持し、純粋な信心をもってあらゆる障害を乗り越え、この意義ある大結集に成功した法華講の皆様は、この経文に明らかな真の仏子であると思うものであります。…
 戒壇に義と事があることは、六大秘法の名称をも含めて二十六世日寛上人の指南であります。大聖人様は大事な御書において単に「戒壇」の名前のみをお示しになっておりますが、これは御本尊のおわします所が本門の戒壇たる義によるのであります。…
 次に事の戒壇とは、大聖人御一期の出世の本懐たる本門戒壇の大御本尊は、本仏宗祖大聖人の一切衆生救済の大慈悲を実際に一閻浮提総与として顕された御本尊なるが故に、そのおわします所が事の戒壇であります。そしてその事の戒法の究極的実相は、仏法と王法の不可思議な冥合の力によって衆生の邪法における執着が破られ、現実にその功徳が国土に顕現する旨を『三大秘法抄』にお示しであります。ただし、その事の戒壇の聖文は仏知仏見によるところであり、凡智をもって軽々しく浅識の解釈をなすべきでなく、信をもって未来永遠にわたる大法広布の実相として拝しゆくべきと思います。…
 平成六年の法華講総世帯数は地涌六万恒河沙の数にちなむところの六万世帯を悠々と突破・達成する時の流れとなっていることを、皆様にはどうか認識していただきたいのであります」
8月2日  創価学会、牙城会大学校5期大会(大石寺常来坊)、池田大作名誉会長「いかにも偉そうな『大物』ぶった偽装の振舞いは、むしろ成長の止まった証明であり、人間的には退歩を示す以外の何物でもない」と、阿部日顕管長を批判。(「聖教新聞」8月4日号 )
8月2日  イラク共和国軍、クウェート侵攻。共和国防衛隊はクウェート国境を越えて侵攻を開始、クウェート軍はイラク軍の50分の1の戦力しかなく、奇襲を受けわずか数時間のうちに制圧された。
8月7日  創価学会、関東会・東京会の合同研修会、池田大作名誉会長「日顕のヤロー、権威だけで威張るなら威張れ、破門するなら破門してみやがれ、大衆は私の味方だ。創価学会は強いぞ、私は強いぞ。トルストイは教会を破門されたが、民衆はトルストイについていった」と、阿部日顕管長を罵倒。
8月9/20日
 顕正会、「第25回大総会」ビデオ放映、全国 122会場で開催。
8月10日
 顕正会、臨時班長会、練馬文化センターで開催。
 浅井昭衛会長、「なぜ学会員は功徳を失ったか」の発刊に当って「18年前の8月は、解散処分を受けての臨時班長会であった。しかし本年の8月は、まさに二十万を背景として、一国に御遺命の正義が顕われんとしている。すべては大聖人様の御計いである」と。
8月12日  創価学会、長野県総会開催。
 池田大作名誉会長「民衆を手段とし、犠牲としていくような悪しき権威の宗教を厳しく戒めなければならない。… 嫉妬の人間の悪口は常に、自分自身の悪と動揺を語っているにすぎない。妬み深い人間は常に動揺している。他の人の動向に一喜一憂しながら、いつも胸中で、あれこれ策をめぐらしている。本当の自信がなく、不安定に、じらついている。心の休まる暇がない。そのうえ、他人の幸福や成功を見るたびに、黒い炎に胸をこがして苦しむ」と、阿部日顕管長を批判。
 秋谷栄之助会長「会員を守るためにも、人々を苦しめる権威・権力とは戦っていかなければならない」と。(「聖教新聞」8月14日号 )
8月17日  創価学会、池田大作名誉会長、ドクター部代表と懇談。「本来は悩める人を守り救うべき立場の人間が、反対にその立場を利用して、人々を傲慢に見下ろし、搾取し、その犠牲の上に利己的な保身を貪る。聖職者は宗教の権威を笠に威張る。傲慢に信者を見下す手段にしている」と語る。(「聖教新聞」8月18日号 )
8月20日
 宗務院・学会連絡会議、常泉寺で開催。
 席上、秋谷栄之助会長「きたる9月2日の大石寺開創七百年慶祝記念文化祭については、顕正会がデモをかけてくるとの噂があるので、その規模を縮小したい」と申し入れる。
 宗務院、創価学会に対して信徒名簿の提出を求める。
 秋谷会長、かえって「僧侶はゴルフ・麻雀・酒を慎んでほしい」と反撃。
8月23日  創価学会、さまざまな形で宗門批判。
「宗門は、阿部日顕猊下が学会にきつい。池田名誉会長も相当強く言っている。池田氏もカリカリで、いまのままでいくと激突する。そこで秋谷会長を正面に立て、第一次宗門戦争で池田氏に会長辞職を要請したとされる野崎、原田たちを使って池田氏の代わりに宗門批判を言わせている」(「乱脈経理」矢野絢也 )
8月24日  創価学会、本部幹部会。池田大作名誉会長「なんにも怖いものはない。何をされようが、どんなにゴウガンにいじめられようが、破門されようが、なんでもないです。… 騙されちゃいけません、権威や何かに。マスコミなんかにも」と。
8月28日
 顕正会、「なぜ学会員は功徳を失ったか」、全国書店で発売開始。
 8月度総幹部会開催。(大宮ソニックシティ)
 浅井昭衛会長、「なぜ学会員は功徳を失ったか」が全国に大反響を巻き起こしていることについて「これこそ御遺命の正義が日蓮正宗に蘇る第一歩。… 破局を前にした日本に対する強烈なる諫暁である」と指摘。さらに「この9月、あるいは10月に、本門寺改称の陰謀が強行されようとしている。だが、ここに来て池田大作は、顕正会の捨身の決意を知り、心大いに迷っているごとくである。… 全顕正会員は、捨身の決意を胸に秘め、大石寺総登山を見つめて9月・10月と待機して頂きたい」と。
8月 日  創価学会、「法難史メモ」を作成し、僧侶の行状をチェック。
8月29日
 宗門、全国教師講習会開催(大講堂)。7月17日の創価学会の申し入れを承け、早瀬義寛庶務部長、「僧侶・寺族の網紀・自粛に関する規準」を説明のうえ厳守を強調。
 阿部日顕管長「僧侶は本来、少欲知足を旨とすべきであるから、これを機に気を引き締めていきたい」と、綱紀自粛の徹底を訴えた。
 引き続いての質疑応答で「最近信者の間で私の悪口を云っている奴がいるらしい。まず、何だっけ? 法主が権威主義であるとか。次に何だっけ? 怒りっぽいとか。これはまあ、当たっているな。それから何だっけ? 遠山の金さんではなく、遠山の顕さんとか云っているらしい。私も欠点のある人間だが、なにもそんなことを信者の前で語る必要はない。私に欠点があれば、そういうことは私に直接云ってもらいたい」と、池田発言批判。
8月29日  創価学会、全国県長会議。秋谷栄之助会長、今後の方針として「反人間主義との戦い、とりわけ権威・権力から仏子を守る戦い」と指示。(「聖教新聞」8月30日号 )
「今後の活動のポイントとして
 ① 会員中心主義の行動を
 ② 一人一人の人格の向上を
 ③ 反人間主義との戦い、 とりわけ権威・権力から仏子を守る戦い」の三点を力説。
8月30日
 宗門、阿部日顕管長、綱紀自粛を呼びかけた翌日、伊豆長岡の超高級旅館で豪遊。
9月1日
 顕正会、「冨士」、海老原秀夫「売国奴の面目躍如・池田大作 金で買ったゴルバチョフ会談、ソ連の対日工作を受けおう」掲載。
9月2日
 宗門、「大石寺開創七百年慶祝記念文化祭」、規模・内容を変更して客殿前広場で開催。出席者 2千人。
「大石寺開創七百年を寿いでの、創価学会による慶祝記念文化祭が …『天座に輝け・幸の光彩』のテーマのもと、大客殿広場で開催された。これには御法主日顕上人猊下が御臨席されたのをはじめ、藤本日潤総監、早瀬日慈重役、各能化、早瀬義雄宗会議長、宗務院の各部長、宗会議員、全国の宗務支院長・副宗務支院長など、多くの僧侶が出席。また創価学会の池田大作名誉会長、秋谷栄之助会長、森田一哉理事長、各副会長らが、芸術部、青年部メンバー、海外六十七カ国・地域の代表ら、約二千人による熱演の舞台を観賞した」(「大日蓮」第536号 )
9月10/19日
 顕正会、9月度御書講義、「三沢抄」を拝読。(全国124会場)
9月12日
 宗門、暁鐘編集室、大草一男 「立正安国の解説」 発行。
9月12日
 顕正会、竜の口法難御報恩勤行会、本部会館で厳修、「竜の口の発迹顕本は御本尊を信ぜしめんがため」。浅井昭衛会長「大聖人様は尊き御身を以て、なにゆえ竜の口の砂浜におすわりあそばしたのか。これ実に末法の私たちに、御本尊の功徳の絶対なることを、信ぜしめんがためである。… この大慈大悲を拝すれば、報恩の思いに立たぬ者は人間ではない、畜生である。仏弟子ではない、外道の弟子であります」(「冨士」第316号 )
9月12日  創価学会、第13回全国婦人部幹部会開催(東京創価文化会館)、池田大作名誉会長「言うまでもなく、五座三座は日蓮正宗の伝統である。当然、信者としての私たちは五座三座が基本である。ただし、海外の場合、五座三座が続かなくて退転していくというケースをよく耳にする。また日本においても、五座三座ができなくなると、次第に信心から遠ざかつてしまうと、よく聞く。しかし、大切なのは一生涯、御本尊を受持して信行に励んでいくことである。… それを、形にとらわれるあまり、圧迫感を与えては、途中でいやになってしまう場合がある。… したがって、場合によっては、方便品・自我偈でも、凡夫の世界ではやむを得ない時もあるだろう。人によっては、一度やらなくなるとリズムに乗れず、かえって罪悪感が深くなって、退転してしまうという声もある。こうした点をリーダーは配慮し、きめこまかい、安心できる指導が必要であると思う」(「聖教新聞」9月14日号 )
9月18日  創価学会、第33回本部幹部会開催(東京・広宣会館)、池田大作名誉会長「いつの時代でも、いずこの世界でも、権威、権力の横暴は大なり小なりある。近年の正信会の悪侶の姿もそうであった。私どもは戦った。そして、勝った。権威、権力とはどこまでも戦う。これこそが真実の信仰の精神である」(「聖教新聞」9月21日号 )
9月21日  創価学会、池田大作創価学会インタナショナル(SGI)会長、大韓民国を初めて訪問。
9月28日
 顕正会、9月度総幹部会開催 (大宮ソニックシティ)、9月度折伏成果 8,205名。
 浅井昭衛会長、9月の「大石寺開創七百年慶祝記念文化祭」の規模が急遽縮小されたことに「この事実こそ、まさしく御本仏・日蓮大聖人の御威徳と、顕正会の捨身の決意の前に、池田大作が陰謀実現の予定を変更せざるを得なくなったもの」と断言。さらに「10月の大石寺建立七百年の法要が終わるまでは、まだどのようなことがあるかわからない。私は一瞬の油断もしない。ただ耳を澄ませて大聖人の御命令を聞き奉る。そしていざという時には、直ちに立つ」と。
9月28日  創価学会、熊本大分合同記念会合(熊本池田平和会館)、池田大作名誉会長「十年前には、あの悪侶による理不尽な嵐が、この熊本にも吹き荒れた。それは衣の権威をかきに着ての、尊い仏子に対する迫害であった。本来、信徒を守り、励ましていくべき立場にある僧が、健気に広宣流布のために戦っている仏子をいじめ、迫害するなど、僧としてはもとより、人間としても絶対に許されるべきことではない」(「聖教新聞」9月30日号 )
10月1日
 顕正会、「冨士」、一級教学部員 海老原秀夫「第三次宗教ブームに思う 超能力・占いなどを看板に跋扈、"宗教ビジネス" に群がる詐欺師たち」掲載。(「冨士」第316号 )
10月1日  日経平均株価、20,000円割れ。"バブル崩壊" からわずか9か月あまりの間に、半値近い水準にまで株価が暴落した。バブル崩壊後、損失補填、利益供与、巨額損失の隠蔽など金融機関の不祥事が、相次いで発覚する。住専破綻、ゼネコン経営悪化、BIS規制(自己資本比率維持)対応、貸し渋り・貸し剥がし、格付け引き下げ、雇用抑制 等、経済状況が悪化した。
10月3日  統一ドイツ誕生。
 1989年11月9日、ドイツ民主共和国(東ドイツ)は出入国を自由化するとし、数千人の東ドイツ市民が国境検問所に押し寄せ、建設から28年でベルリンの壁が崩壊。
 1990年7月1日、通貨同盟発足。東ドイツの通貨が、ドイツ連邦共和国(西ドイツ)のマルクに切り替わる。
 1990年7月16日、西ドイツのヘルムート・コール首相とソ連のゴルバチョフ最高会議議長が会談、ドイツはNATOにとどまると決定。
 1990年8月23日、人民議会は、10月3日に東ドイツを西ドイツに統合する事を決議。
 1990年9月24日、東ドイツがワルシャワ条約機構から脱退。
 1990年10月3日、午前零時、国歌が演奏される中、ベルリン帝国議会議事堂にドイツ国旗が掲揚され、東西ドイツ再統一なる。
10月6~7日
 宗門、「大石寺開創七百年慶讃大法要・初会」執行さる。
10月8/21日
 顕正会、10月度御書講義、「松野殿御返事」を拝読。(全国125五会場)
10月12日  龍年光、創価学会を脱会、妙光寺(品川区)の信徒となる。
10月12/13日
 宗門、「大石寺開創七百年慶讃大法要・本会」執行さる。阿部日顕管長、池田大作開創七百年慶讃委員長に「感謝状」と「記念品の目録」を手渡す。「貴殿は大石寺開創七百年に当り、その慶讃委員会委員長として記念事業の推進及び諸般に亘り多大なる貢献を為し、よく外護の任を尽されました。その功績は誠に顕著であります。依って意に記念品を贈呈し甚深なる感謝の意を表します」
 阿部日顕管長、「慶讃文」において「本門寺改称」を否定。「大本門寺の寺号公称は、事の戒法の本義更に未来に於て一天四海に光被せらるべき妙法流布の力作因縁に依るべし。然れば吾等淳善の仏子として、この開創七百年を期とし、一層の正法流布に邁進せん事を誓い奉る」と。
「コノ深意ヲ拝考スルニ佛意ノ明鑑ニ基ク名実共ナル大本門寺ノ寺号公称ハ事ノ戒法ノ本義更ニ未来ニ於テ一天四海ニ光被セラルヘキ妙法流布ノ力作因縁ニ依ルヘシ 然レハ吾等淳善ノ佛子トシテコノ開創七百年ヲ機トシ一層ノ正法流布ニ邁進センコトヲ誓ヒ奉ル者ナリ」(「大日蓮」11月号 )
 池田大作名誉会長「多くのいわゆる伽藍仏教が、自宗の権威と権力におぼれて、信徒を小バカにし、民衆を見くだし、軽視してきたが故に、その活力も発展もなくなっていったことは周知の歴史的事実であります。これに対して日蓮正宗は、常に慈悲であられる。日蓮正宗創価学会は、御仏智とはいえ、この御指南通りに邁進してきたが故に、奇跡的な大発展を見ることができたと、私は信ずるものでございます。私どもはこれからも、御法主日顕上人の御指南どおり、妙法の旗を高らかに掲げながら、多くの民衆の先頭に立ち、民衆の民衆による民衆のための大自法広宣流布へ前進しゆくことを、心よりお誓い申し上げ、私のお祝いの御挨拶とさせていただきます。おめでとうございました」(「大日蓮」第537号 )
(※ 創価学会員、最後の登山となった。)
10月13日
 顕正会、御大会式、本部会館で厳修、「大聖人の御遺命いかで虚しくなろうか」。
 浅井昭衛会長「透徹して三世を知り給う大聖人が、『大地を的とするなるべし』と断言し給うた広宣流布が、どうしてむなしくなることがあろうか。また、御本仏のただ一つの御遺命たる国立戒壇が、どうして実現しない道理があろうか。この御本仏の金言をあなずり、『舎衛の三億で広宣流布』とか、『勅宣・御教書は建築許可証』とかいって正本堂を御遺命の戒壇などと偽る者は、まさに無道心・師敵対の者である」(「冨士」第319号 )
10月15日  ソビエト社会主義共和国連邦、ミハイル・ゴルバチョフ大統領、ノーベル平和賞受賞。受賞理由は、アフガニスタン撤退、冷戦の終結、中距離核戦力全廃条約調印、ペレストロイカによる共産圏の民主化、等。
10月17日  創価学会、中央会議開催、池田大作名誉会長「広宣流布は魔との戦いだ。最大の魔はあのジイサンだ。あの魔を粉砕することが、広布なんだ。権威ばかり振りかざして、もうどうしようもないよ。あのジイサンは権威と金取り主義だけだ。これを仏法では魔というんだ」と、阿部日顕管長を非難。
10月20日  公明党、社公民路線と決別、自由民主党との連立を模索。(「読売新聞」10月21日号 )
10月21日  創価学会、創立六十周年祝賀の "関西大文化祭"、大阪城ホールで開催。阿部日顕管長以下、宗門役僧出席せず。
10月25日
 顕正会、10月度総幹部会開催 (板橋文化会館)、「誑惑完結の陰謀ここに潰える」、10月度折伏成果 3,749名、
 浅井昭衛会長「さて、全顕正会員は9月10月の2ヶ月にわたり、 "本門寺改称の陰謀断じて許さじ" と、捨て身の決意を以て「大石寺総登山」をみつめ、待機してくれました。この "陰謀" は果たしてどうなったのか。本日、その結果を発表いたします。…
 まず9月の文化祭はすでに先般発表の如く、「顕正会がデモをかけてくるから」との理由でその内容が変更され、また10月の大石寺開創七百年慶讃法要では、最終日の10月13日に阿部管長が慶讃文の中で、「大本門寺の寺号公称は一天四海広宣流布の未来である」旨を、ついに述べるに至りました。ここに、池田大作と阿部管長が何年も前から心を合わせ本年に狙いをつけていた「本門寺改称」の陰謀は、御本仏日蓮大聖人の御威徳と、大聖人に忠誠を誓い奉る顕正会の捨て身の決意により、ついに粉砕されたことを、本日ここに全顕正会に発表するものであります。…
 これで御遺命が完全に破壊されることだけは免れました。破壊された時の恐ろしさを思えば、こんな有難いことはありません。ただし、未だ戒壇の大御本尊は誑惑・不浄の正本堂に据えられ奉ったままになっている。顕正会員はこのことを、一日として忘れてはなりません。戒壇の大御本尊様が清浄の御宝蔵にお遷りあそばす日こそ、御遺命守護の完結であります。… 顕正会の正しき力が腐敗堕落の学会を圧伏する時、日蓮正宗に国立戒壇の正義は蘇り、戒壇の大御本尊様への不敬は一時に解消されるのであります」(「冨士」第318号 )
 阿部日顕管長「池田は … 私が「大石寺を本門寺と改称したい」とか、「改称する」と言うことを期待していたと思うのです。… 私は一宗を統率させていただくという意味において、安易に「本門寺と改称する」などとは言えないし、また、あそこで「本門寺にする」とか、「本門寺になる」というような意味のことを言わなくて、私はよかったと思っておるのであります」 (「近現代における戒壇問題の経緯と真義」)
(※ "あそこで" とは、"大石寺開創七百年慶讃法要" の席で、ということである。当時、小生は顕正会組織の幼稚化・愚劣化の進展に、役職を返上し活動から身を引いていた。しかし、浅井昭衛会長から "大石寺総登山" の声がかかれば、他事を差し置いて参加していただろう。櫻川 忠 )
11月2日
 宗門、阿部日顕管長、目通りの秋谷栄之助会長・森田一哉理事長に対し「最近の池田さんは、権威悪・権力悪ばかりを強調し、民衆の敵と決めつけているようだが、これはどういうことなんだ。法主の権威に何か文句があるのか」と糾す。
11月3日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・武漢大学より、"名誉教授"を授与さる(9番目)。
11月6/23日
 顕正会、11月度御書講義、「四条金吾殿御返事」を拝読。(全国129会場)
11月12日  今上天皇「即位の礼」、践祚後皇位を継承したことを国の内外に示す国事行為。最高の皇室儀礼であり、中心儀式は "即位礼正殿の儀"。
11月14日
 宗務院・学会連絡会議、藤本日潤総監、創価学会の「二百箇寺寄進計画」の遅れを指摘、理由を糺す。
11月15日
 顕正会、第三祖日目上人御報恩勤行会、本部会館で厳修。
 浅井昭衛会長「日目上人の御振舞こそ、我等末流の弟子に、「大聖人に仕え奉ることかくのごとくあれかし、ということを、身を以て教えて下さったものである。広布前夜に生まれ合わせた仏弟子が、日目上人の御精神に立って御奉公する時、広宣流布は必ず成る」と。
 新本部会館落慶式、厳粛盛大に挙行、「"一国広布に身を捨てよ"と大聖人様が建てて下さる」。
 浅井昭衛会長「すでにご承知のごとく、本部会館の御本尊は、総本山大石寺第六十代・日開上人が、唯授一人の相承の心血をかたぶけて戒壇の大御本尊を書写あそばされ、授与された御本尊であります。日開上人は、御宝蔵の御説法において、日興上人以来嫡々代々の御法主が書写されたご本尊について、このように心得よ、と仰せであります。
 すなわち「直ちに戒壇の大御本尊を拝し奉ることよと相心得、受持信行する時には、其の処直ちに戒壇の霊場・事の寂光土なるほどに、臨終の夕に至るまでもこの大御本尊を忘れ奉らざるよう、致さるべし。然る時は即身成仏決定として疑いなきなり」と。…
 この新本部会館は、顕正会が身を捨てて御遺命を守り奉るを大聖人様が御覧あそばし、今後さらに一国広布に身を捨てて御奉公せよ、と建てて下さったものである。ゆえに私は、本日の落成を見て、御本仏の一国広布への厳たる御命令を感じ、粛然たる思いに包まれております」と。(「冨士」第318号 )
11月16日
 宗門、創価学会本部幹部会の録音テープが届けられた。池田大作名誉会長の "阿部日顕管長、宗門、僧侶への蔑視・軽視" 発言が録音されており、発言に不信を抱いた創価学会員が宗門に届け出た。
11月16日  創価学会、第35回本部幹部会開催。池田大作名誉会長、阿部日顕管長および宗門僧侶を批判。
猊下というものは、信徒の幸福を考えなきゃあいけないんです。権力じゃありません。… 全然、またあの難しい教義を聞いたってわかんないもの。誰もわかんねぇ。ドイツ語聞いているみたいでね。… 今の坊さんはね、俺を信者ちゅんだ、自分も信者だ。今はですよ、出家ってもねー、ちゃんと奥さんをもらって赤ちゃんを作ってさ、何食べてもいいんだから」
「これは池田が、これまでの憤懣を爆発さえたもので五十二年の教義逸脱路線の無反省を露呈し、さらに宗門・御法主上人・御僧侶を露骨に蔑視・軽視する内容であった」(「慧妙」)
11月18日  創価学会、創立六十周年記念大文化祭、横浜アリーナで開催。宗門僧侶、一人も出席せず。
11月20日
 宗門、総本山御会式奉修。
 池田大作名誉会長、秋谷栄之助会長ら登山、御会式に参列し阿部日顕管長に目通り。阿部日顕管長、秋谷栄之助会長に「池田氏が言う "権威・権力" とは誰れの事なのか」と問う。秋谷会長は、「国家権力です」と平然と答えた。
11月 日  創価学会、池田大作名誉会長、創立六十周年を祝し、阿部日顕管長批判の和歌を発表。
 "民衆の民衆のために立ちあがり 権威と権力眼下に見おろせ"
 "陰険な波状の攻撃打ち払い 断乎来たれり常楽城へと"
 "陰湿な策謀やぶりて今ここに 喜楽の道と宝華の城かな"
 "卑劣なる嫉妬に狂いし鬼畜らは 正義の剣に哀れな姿と"
11月23日
 顕正会、新・笹口事務所、新潟県新潟市に開設。
11月27日
 顕正会、11月度総幹部会開催 (大宮ソニックシティ)、11月度折伏成果 4,754名。
 浅井昭衛会長「法戦場到着といわれた本年の戦いは、ただ『不思議』の一語に尽きるものであった。… 御遺命を守り奉った顕正会こそ、身を捨てて大聖人様の御命令に応え奉らなければならない。… 8年後の百万が出来れば、一国広布は必ず成る。いよいよ明年から、顕正会は百万達成めざし、本格的前進を開始する。… そして御奉公を貫き通した時、日目上人より『よくぞ頑張った』とのお賞めを全顕正会員、涙の中に賜わろうではないか」
11月28日
 宗門、富士学林研究科閉講式(総本山)、阿部日顕管長「池田先生の組織的なまとめによって世界にもその広宣流布の形が、はっきり言えば戦争花嫁だけれども、要するに戦後の人的交流が世界的に行われて、世界に日本人が進出しつつ正法を受持する人が弘まったために、それらの組織的な形の薫陶があり、また指導、拡大発展が行われて、今日、百二十数万というような信徒が世界におるということが言われておる時代になっております。しかしこのような形の中での広宣流布ということが、たしかに行われておるけれども、我々僧侶の面から見たときに、果たしてこれでいいのかということもまた考えなければならないことだろうと思うのであります…」(「大日蓮」第539号 )
12月3日
 顕正会、壮年部・婦人部合同班長会開催。
 浅井昭衛会長「壮年部・婦人部の大きな成長なくしては、広宣流布はあり得ない。壮年部は顕正会の柱、婦人部は大地、そして男子部・女子部は一国広布の先陣を駆ける。このような理想の姿が必ず近い将来整ってくる」
(※ 浅井昭衛会長は、自ら "顕正会の柱" を潰し "理想の姿" を壊し、"広宣流布をあり得なく" してしまった。"日本第一の教学部" を、自ら滅したのも同様である。櫻川 忠 )
12月3日  創価学会、静岡県最高協議会、池田大作名誉会長「大聖人は … 女人よりも男子の罪は重く、男子よりも尼の罪は重い。尼よりは僧の罪は重く、破戒の僧よりも持戒の法師の罪は重い。持戒の僧の罪よりも智者の罪は重いであろう ― と。… かつて、僧という立場、衣の権威を利用して、健気に信行学にいそしむ仏子を、謗法呼ばわりし、迫害した悪侶らがいた。この御書に照らすとき、その罪は計り知れないほど重いことがわかる」(「聖教新聞」12月5日号 )
12月13日
 宗務院・学会連絡会議開催(常泉寺)、藤本日潤総監、秋谷栄之助会長に「お尋ね」と題する文書を手渡し、1週間以内の回答を迫まる。
 秋谷栄之助会長、文書の受取りを拒否。
「このスピーチで池田が阿部管長や宗門僧侶を批判したということで、宗門は「第三十五回本部幹 部会における池田名誉会長のスピーチについてのお尋ね」と題する質問状を学会に突きつけた。しかし、池田のこの「11・16スピーチ」なるも のの内容ですが、今度「富士」二月号に載ってい るから、まあ参考に読んでみて下さい。まことに下らないものですよ。今さら宗門が目くじらを立てて取り上げるほどのものではない。とにかく支離滅裂で何を云っているのかよくわからない。酔っぱらいの寝言みたいな愚劣な内容です。こんなものを聞かされている学会員は気の毒だと思う。… しかし宗門はこれを咎めたのです。スピーチのテープを入手してその文言をとらえて、いわゆる「お尋ね」なる質問状を学会に十二月十六日に送附したというわけです」(「宗門・学会抗争の本質」浅井昭衛「冨士」第321号 )
12月16日
 宗門、藤本日潤総監、創価学会会長・秋谷栄之助に宛て「第35回本部幹部会における池田名誉会長のスピーチについてのお尋ね」を送附。
「(一)御法主上人・宗門に関する件
 創価学会は60年の歴史の中において、まったく間違いがなく、間違いはすべて宗門の側にあったように述べておリます。… また、この一連の言葉の裏には、当然現御法主上人が学会に対して理解を示さない、学会を守らないという意味を含んでいるものと解釈されます。しかし、正信会から学会及び名誉会長を守られたのも、また名誉会長を総講頭に再任されたのも現御法主上人であります。したがって、「〈今の)猊下はまったく学会を守ってくれない」と考えるのは、まったく過去に受けた恩義を省みない無慙な心であると思いますが、いかがでしょうか。
 (二)創価学会創立五〇周年当時の回顧の件
 (三)僧侶軽視の発言に関する件
 (四)宗門の布教と平和文化活動に関する件
 (五)「真言亡国・禅天魔」の発言に関する件
 (六)「歓喜の歌」合唱について
 大石寺開創七〇一年を迎えるに当たり、… 日蓮正宗の基本的な信仰の在り方と、それに基づく広布への正しい進展を確認したいのであります。以上を発言者池田名誉会長にお伝えの上、何卒、本年12月20日迄に、文書によって当院宛に、責任ある回答をお願いいたします」(「大日蓮」号外 )
12月16日  創価学会、本部幹部会、池田大作名誉会長「なんだかんだ云われる筋合いは無いっての、折伏もしない人間に。いいですか、だまされないで、恫喝されたり脅かされる必要はありません。… 信徒を馬鹿にして、学会を馬鹿にして、日興上人や大聖人のことを解釈するようなことがあったら悪いことです。… 学会員を軽悔し、苦しめる正法破壊の者は、本当の信徒の真髄を知らないんだ。… 御書を曲解し、権威をふりかざして学会を圧迫するようなことになれば、これは日蓮大聖人、日興上人の御心に背き奉る悪の功労者」
12月20日
 宗門、阿部日顕管長、目通りの池田大作名誉会長・秋谷栄之助会長に「最近の学会は折伏・破折をしなくなった。聖教新聞からも、破折・折伏のことが消えてしまった」と非難。
12月21日  創価学会、三重県の仏徳寺を宗門に寄進。池田会長就任以降、創価学会が寄進した寺院は 316ヶ寺。創価学会寄進寺院の総数は 356ヶ寺となる。
12月23日  創価学会、秋谷栄之助会長、宗門の「お尋ね」に対し、「お伺い」と題する書面を送附。
「近年、私どもにとりましても、ご宗門のことで、幾つか、胸につかえ、思い悩んでいることがございます。とくに、本年に入って、7月の登山の際のお目通りの席でのご法主日顕上人猊下のお振る舞い、11月の御大会のお目通りの折のお言葉等につきましては、どう拝すればよいか、大変苦悩しております。… 僧俗和合の将来にとりましても、きわめて重大な問題と憂慮せざるをえません。そこで、私ども信徒の気持ちもお汲みとりいただきたく、左記にお伺いしたい事項をまとめさせていただきました。
(一)本年7月21日 … 恐れ多いことですが、大声をあげて、立ち上がらんばかりの剣幕で「法主の発言を封じた。僑慢だ! 僑慢謗法だ!」と怒鳴られ、叱責されました。…
(二)次に、同日のお目通りの砌 - 猊下は、名誉会長に向かって「… あんた自身が地域の総代に言ったじゃないか!」と頭から決めつけて詰問されました。…
(三)昭和61年7月、東京・常泉寺での宗務院・学会連絡会議における大村教学部長の発言について、お伺い致します。…
(四)次に、本年の7月2日に行われた東京・世田谷の宣徳寺の本堂・庫裡増改築落慶法要の席上での高野法雄尊師(調御寺住職)の話などは、いかなる法義にもとずくものでしょうか。…
(五)再び、… 猊下は、秋谷に前記の「僑慢謗法」と大声で怒鳴られたあと、更に激昂され、名誉会長に「あんたにもいっておきたいことがある。懲罰にかけるから」と激しい口調で、早口で興奮して語られました。…
(六)本年11月20日 … 猊下は、正信会を擯斥処分にしたのは「法主の血脈を否定したから」と言われる一方で、「その彼ら正信会が血脈を否定してまで法主を批判せざるをえなかった原因は、学会にある」と仰せになりました。…
(七)続いて、… 猊下より、「最近の学会は、柔軟になった、折伏、破折をしなくなった、聖教新聞からも、破折、折伏のことが消えてしまった」というお話がありました。…
(八)本年7月21日のお目通りに関して - 前記のお目通りに関して、ある週刊誌には「… 日顕上人猊下の前で、池田名誉会長が机をたたいて怒鳴った」云々という捏造の記事が出ました。…
(九)本年11月14日夜 … 藤本総監より、学会寄進の二百か寺計画の件につき、とくに東京における進捗状況が遅いということで「… 理由は何か」と厳しい問責がありました。…
 以上、とりあえず、現在、私どもの心中にわだかまっていることを、お伺い事項として、9項目に要約させていただきましたが、このほかにも、まだお伺いしたいことは、いろいろございます。従いまして、これからも、場合によっては、お伺いさせていただきたいと存じますが、それも、連絡会議等の話し合いで結構ですので、何卒、そこで温かく御教示、御教導賜りますよう、心よりお願い申し上げるものであります」
12月25日
 宗門、阿部日顕管長、本山対面所にて高橋公純師 (本應寺)・段勲・押木二郎等と面会、創価学会の切り崩しについて相談。「(創価学会員)二百万のうち、二十万人がこちらに来ればよい」と。
「情報筋によれば、会談は、二時間になんなんとする長時間にわたり、かなり突っ込んだ話し合いが持たれたということだ。伝えられる会談の内容は次のとおり。
 ◇ 猊下は段の長年にわたる創価学会批判の労をねぎらい、今後、創価学会および池田大作創価学会名誉会長への批判を、いっそう強めてくれることを依頼、段もこれを快諾した。
 ◇ 猊下はさらに、段一人だけではなくあらゆる反学会ライター及び出版社、各勢力、各政党の学会批判への動員を希望。段は明年(平成三年)が統一地方選であることからして、与野党および大手出版社こぞって創価学会、公明党批判に流れ込む可能性を示唆。みずからが年明け早々、あらゆるマスコミ媒体において先鞭をつけることを約した。
 ◇ 猊下は、池田名誉会長を破門し創価学会を解体する具体的な戦術について細かく述べた上で、段に助言を求めた。
 ◇ 猊下は出席した一同に反池田・反学会勢力の結集と共闘を求め、一同はその盟を約した。
 ◇ 猊下は同席した高橋公純にも、宗内の親猊下の若手僧侶のリーダーとしての活躍を期待していると表明。兄弟そろってからめ手より池田名誉会長及び学会を攻撃することを督励された。また高橋の海外布教に対する意識の高さを誉められ、将来いっそうの活躍の舞台が待っているだろうと激励された」(「地涌」第3号 )
12月25日
 顕正会、12月度総幹部会開催 (大宮ソニックシティ)。
 浅井昭衛会長「もし『折伏理論書』と『南無日蓮大聖人』の二冊を心肝に染めれば、いかなる人も、人間にとって仏法ほど大事なものはない、御本尊ほど有難いものはない、大聖人様ほど尊い御方はあられない、ということが腹の底からわかり、御本仏の眷属、地涌の菩薩の命が湧き上がってくる。ここに折伏の力が湧き、広宣流布は日本国中いかなる所でもしんしんと進むのである。まさにこの二冊こそ、一国広布の戦いになくてはならぬ基本の教本である」
12月26日
 宗門、藤本日潤総監、創価学会に対し「『お尋ね』に対し誠意ある回答なしと断ずる」旨、通告書を送附。
「文書による責任ある回答をお願いしているのであります。然るに、全く回答を示されないのみならず、かえって「お伺い」なる文書をもって、事実無根のことがらを含む九項目の詰問状を提出せられるなど、まことにもって無慙無愧という他ありません。宗務院といたしましては、最早や池田名誉会長の11・16のスピーチについては、文書による誠意ある回答を示される意志が全くないものと受けとめました。上記のとおり御通知いたします」
12月27日
 宗門、第130臨時宗会を招集、宗規改正で池田大作法華講総講頭、資格喪失す。宗規改正により、総講頭・大講頭の "解任処分・信徒処分規定" を追加し即日施行。当事者へ通達する前にマスコミに流し、創価学会組織の破壊を企む。信徒処分事由として「言論、文書等をもって、管長を批判し、または誹毀、讒謗したとき」(第229条5項)が付け加えられた。
「ところが学会は、この「お尋ね」には全く回答せず、かえって「お伺い」と称して九項目からなる詰問状を宗門に送った。これが十二月二十三日。内容は阿部管長がお目通りの際、池田・秋谷等に対して「驕慢謗法だ」と、立ち上がらんばかりの勢いで怒鳴ったなどというものでしたね。これを見て阿部管長は十二月二十七日臨時宗会を召集し、宗規を改訂するという口実で、日蓮正宗の信徒を代表する「法華講総講頭」という地位にあった池田大作を、クビにしたというわけです。しかも宗門はこの処分を当の池田には前以て知らせず、マスコミにはいち早く知らせていた。ここから全面戦争が始まったのです。学会は直ちに全組織にこの処分の不当を訴え、宗門の横暴、僧侶の堕落を宣伝して徹底抗戦の構えをする。一方、宗門は全僧侶に "悪いのは学会だ、池田は猊下を批判し、僧侶をバカにしている" と檄を飛ばす。まさに全面対決となったのです」(「宗門・学会抗争の本質」 浅井昭衛 「冨士」第321号 )
12月28日
 宗務院、宗内教師宛に「急告」を発す。
「最近の宗門と学会との問題について、取り急ぎお知らせいたします。…
 このような一連の流れの中で、現行の宗規に不備が認められたので、12月27日、臨時宗会を開催し、宗規の一部を改正して、即日施行することを議決いたしました。この結果、12月27日付けをもって、従来の総講頭・大講頭などの法華講本部役員は、その資格を喪失したのであります。ところが、こうした宗門の動きを聞き付けた学会は、種々な対応策を立てているようであり、総本山及び各末寺への参詣を停止、乃至制限するなどの動きもあるように聞き及んでおります。
 宗内教師各位には、こうした状況をよく認識し、かつ紛動されることなく、また先走って軽挙妄動することのないよう、宗務院の指示に従って、一意御奉公の誠を尽くされることを願います」
 宗務院海外部書記・福田毅道師、山田容済師(ロサンゼルス・妙法寺)を通し、創価学会の米国組織(NSA)の切り崩し工作。ウィリアムス理事長に、阿部日顕管長からのメッセージを伝える。「もしものことがあれば安心して、宗門についていらっしゃい」
12月28日
 宗門、宗務院、池田大作法華講総講頭・大講頭十四名へ、資格喪失の通知を発送。
12月28日  創価学会、秋谷栄之助会長、宗門「通知書」(12月26日)に対する「返書」を送附。
「私どもの「お伺い」を「詰問状」であるとか、「回答を示される意志が全くない」とか、「無慙無愧という他ありません」などと一方的に決めつけられ、その旨通知するというのは、あまりにも独断的かつ理不尽きわまりないものであります。私どもと致しましては、何故、ご宗門がこのように頑なに話し合いを拒絶されるのか、全く理解に苦しむものであります。… 私どもは、あくまでも話し合いによって、池田名誉会長のスピーチの真意と広宣流布・宗門外護にかける真情をご理解いただきたいことを、重ねてお願い致します」
12月28日  マスコミ各社、池田大作名誉会長の「法華講総講頭解任」を報道。
12月29日
 宗務院、藤本日潤総監、創価学会からの「お尋ね」への「返書」。
「当方からの文書に誠意ある回答が寄せられない今、これに答える必要はありませんが、あまりにも信心のない、哀れな姿を黙視することが出来ず、正信に目覚める一助になればと認めました。よくよく熟読玩味下さい。
(1)本年7月21日の池田・秋谷両氏の御目通りの件 ― 御法主上人の発言封じについて ―
(2)本年7月21日の池田・秋谷両氏の御目通りの件 ― 事実無根の発言について ―
(3)昭和61年7月の宗務院・学会連絡会議における大村教学部長の発言の件
(4)本年7月2日の宣徳寺本堂・庫裏増改築落慶法要における高野法雄師の祝辞の件
(5)本年7月21日の池田・秋谷両氏の御目通りの件 ― 懲罰云々について ―
(6)本年11月20日の名誉会長など五人の学会幹部の御目通りの件 ― 正信会に対する考え方について ―
(7)本年11月20日の名誉会長など五人の学会幹部の御目通りの件 ― 学会の折伏について ―
(8)本年7月21日の池田・秋谷両氏の御目通りの件 ― 週刊誌に関して ―
(9)本年11月14日の宗務院・学会連絡会議の件 ― 二百箇寺に関して ―」
12月29日  創価学会員、全国寺院に嫌がらせの脅迫電話。大石寺には、この一日だけで八百回以上の入電。
12月30日
 宗務院、藤本日潤総監、創価学会の「返書」(12月28日)への「返書」を送付。
「それならば「お尋ね」の文書に示された引用文の、どの部分がどのように不正確であるのか、また意味を取り違えているとすれば、どの部分をどのように取り違えているのかを指摘出来るはずであります。この点を文書によってお示しいただきたく思います」
12月30日  創価学会、秋谷栄之助会長、藤本日潤総監に宛て「抗議書」を送附。
 アメリカ日蓮正宗(NSA)、阿部日顕管長に対し福田毅道師の策謀を抗議。
 

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