迷走する顕正会を斬る


淺井昭衞会長の足跡と変節

    顕正会年表 (私家版)


      
1月1日
 顕正会、元旦勤行、本部会館および全国73会場で厳修。浅井昭衛会長、報恩抄の一節を引き「三大秘法を世界に流布し人類の破滅をお救い下さるのが日蓮大聖人の大悲願力であられる。その世界広布にいたる一大関節こそが、日本国の広宣流布・国立戒壇建立である。いま、大聖人様の大悲願力をお手伝いするのは、御遺命を命かけて守り奉った顕正会以外にはもうない。ゆえに顕正会は一昨年の10月10日、一国広布に出陣した。本年は大事な出陣第二年。一筋に広宣流布の大道を驀進したい」と挨拶。
 冨士、「年頭の辞」、浅井昭衛会長「出陣第二年を迎えて
「本年は出陣第二年、四十万法城屹立の年である。思えば21年前、御遺命破壊を企んだ学会と宗門は、諫める顕正会を解散処分に付した。だが、顕正会はこの絶体絶命の法難を撥ね飛ばし、今ついに四十万の死身弘法を成し遂げんとしている。これほどの『不思議』は、日蓮正宗七百年の歴史にもその例を見ない。そして、あれほど固く癒着して一枚岩のごとくに見えた宗門と学会は、今や仲間割れして醜悪・凄絶な死闘を繰り広げている。これまた、凡夫の思慮を絶する『不思議』の現証ではないか。すべては、賞罰正しき御本仏の御力用である。広宣流布の使命と責務は正系門家・日蓮正宗のみが有する。だが、御遺命に背いて国立戒壇を放棄したゆえに、学会は邪教化し、宗門僧侶は『法師の皮を著たる畜生』に堕してしまった。ここに大聖人は、御遺命を守り奉った顕正会をして立たしめ、戦わしめ給うた。まさしく顕正会こそ、御本仏の大悲願力を扶けまいらせる『仏の軍勢』である」と。(「冨士」第362号 )
 冨士、実践の教学、教学部二級部員小泉修「心が固ければこそ諸天善神は守護する」掲載。
(※ 一国広布に出陣して、現在(令和4年)は "出陣第28年" ということになるが、"命の底から御本仏・日蓮大聖人に誓い奉った" こと、誰か覚えている者はあるだろうか? 櫻川 忠 )
1月1日  創価学会、創価新報、阿部日顕管長の「『血脈詐称』疑惑」の連載を開始。さらに、藤本日潤総監と山崎正友の密議を暴く。
1月3日  中外日報、「日顕法主の『血脈相承』は、指名したのは日達上人の息子」と報ずる。
1月5日
 顕正会、顕正新聞、新春紙上座談会 、「王仏冥合こそ究極の政治理念
 浅井昭衛会長「学会は「邪教化」、宗門は「腐敗堕落」、そして顕正会は「忠誠一筋」という姿は、もう誰の目にも明らかになってきたね。… 共産主義はすでに崩壊したが、民主々義もやがて崩壊する。人類が求める究極の政治理念こそ、日蓮大聖人が仰せられる王仏冥合である。…
 広宣流布が達成された時には、餓鬼界の無駄な競争はなくなります。また現在、世界経済を破綻に追い込んでいる軍備競争もなくなる。膨大な軍事費が浮く。そして科学技術が仏界の生命力で生かされる時、人は3時間も働けばそれで済む。食うために働くのは最小限で良いのです。後の時間は、のびのびと仏道修行を行ずる。… そのためには、すべてが妙法化されなければいけない。妙法の政治、妙法の教育、妙法の国防、妙法の農業と。三悪道の社会でなく、仏界の国を作らなければいけない。これが王仏冥合して国立戒壇が建立された『事の寂光土』だ。これから20年。広布前夜の三災七難は一年ごとに激しくなってくる。そして最後に他国侵逼の大難が来る。しかし広宣流布によってすべては解決できる。…
 顕正会は大聖人様がお待ちあそばす最後の大法戦場に、日本国をゆさぶる実力を以て馳せ参じなければいけない。広宣流布のゴールが、いまほのぼのと見えてきたではないか。あと20年。一年一年を大事にして、悔いのない戦いをしよう」と。(「顕正新聞」1月5日号 )
 新年幹部会、本部会館で開催、浅井昭衛会長「本年は、まさに期を画する年である。御遺命のゆえに抹殺されんとした顕正会が、ついに一国広布の基盤たる四十万法城を築く、そして百万を具体化する大総会を開く、ゆえに『期を画する年』というのである。… 首都圏を襲う巨大地震の前に、何としても百万を成し遂げたい。そして三災七難におののく日本の大衆の耳に、御本仏の立正安国論の大師子吼を聞かしめたい。大聖人様の御守護により事は必ず成る」と。
(※ "人類が求める究極の政治理念" を語るなら、顕正会こそ模範たる "妙法の組織" たるべきではないか。しかし実態は、"情報統制"、"ノルマ強要"、"会長独裁"、"幹部専横"、"密告奨励"、"粛清横行"、"会員幼稚化" の "ブラック教団" であり、どこかの独裁専制国家とよく似ている。こんな教団が "一国広布" したら、悲惨きわまりない。櫻川 忠 )
1月6日
 宗門、末寺住職・寺族初登山、阿部日顕管長「(池田大作は)現在から未来にわたって、あらゆる策略を徹底して弄しつつ、この総本山大石寺を再び、いつの日にか創価学会の手で支配することを考えておるということであります。池田大作や秋谷等の幹部の考え方として、宗門とは別個の立場での創価学会としてやっていくということは絶対になく、必ず将来、あらゆる方策を使い、様々な策略によって、再び日蓮正宗を支配しようという考えを持っております。これを新年に当たって、はっきり言っておきたいと思うのです」と述べ、厭戦気分の末寺住職を引きしめる。
1月6日
 改革同盟(離脱僧グループ)、同盟通信、「相承があったとする『昭和53年4月15日』と『総本山大奥において』という二点については、はっきりと言明したことが大日蓮誌上に確認されていることであり、今更変更は許されない。ならばどうして時間とその部屋が特定できないのか。仮に百歩譲って、相承の内容は問わないとしてもその状況をなぜ明かせないのか。理由は全くないはずである。したがって、この根本的な疑惑に明確に答えることを、強く要求する」と、阿部日顕管長に迫る。
1月7日  創価学会、新春本部幹部会、池田大作名誉会長「日顕宗は大聖人の教えを真っ向から否定し、大聖人の仏法を私利私欲で汚した。… "悪い法主を批判してはならない"などとは、(大聖人は)まったく云われていない。御書のどこにもない。... 日顕宗破折の運動は、無量劫、地獄に堕とさないための、慈悲の行動なのである」と。
1月7日  中外日報、山崎正友の阿部管長宛て自筆「書簡」を、写真入りで掲載。
1月8日
 顕正会、教学部四級試験(立正安国論)・五級試験(南無日蓮大聖人)、全国66会場で施行。四級試験に 1,708名、五級試験に 2,088名が受験。
1月8日  シアトル事件担当のラングバーグ弁護士、「シアトル事件を立証する証拠が見つかった」と発表。
1月9日
 宗門、全末寺に宛て「(シアトル事件に関する警察文書の発覚は)国際的な証拠偽造作戦であると見るほかない」との「お知らせ」文書をファックス送信。
1月10日
 宗門、末寺在勤教師・無任所教師初登山、阿部日顕管長「私の方は、もともと何にもないんだから、だからそれがどうなろうと、どのようなことが、それが何しようと、私は御本尊様にお誓い申し上げて、その他、天地あらゆるものに対していささかも恥ずるところがないから、たとえそれがどのようなかたちでですね、世間の人間が一時的にも、永久的にも誤解しようと平気だ」と。
1月13日
 顕正会、教学部、「当流行事抄」第10回講義。(成増区民センター)
1月14日  中華人民共和国、中央軍事委員会、10ヶ年計画(1996年着手)で航空母艦二隻を建造することを決定。
1月15日
 顕正会、教学部、登用試驗 (「折伏理論解說書」第一章~第八章 )、全国81会場で施行、5,484名が受験。
1月16日
 顕正会、成人式、本部会館で行う。浅井昭衛会長「皆さんの生まれた昭和49年は顕正会の歴史における重大な節、すなわち国立戒壇の御遺命を守ったゆえに、理不尽そして残酷なる解散処分の法難を受けた年である。この年に生まれた皆さんが20年後の今日、こうして顕正会の戦列に連なり広宣流布の御奉公に馳せ参じている、この事を思うとき、不思議な気がする」
「『願くは我が弟子等大願ををこせ、とにかくに死は一定なり、同じくは仮りにも法華経のゆへに命をすてよ』と。この仰せのままに、広宣流布・国立戒壇建立の大願に立とう」と。
1月17日  阪神・淡路大震災発生。5時46分52秒、淡路島北部沖の明石海峡を震源とし、マグニチュード7.3の兵庫県南部地震が発生し、犠牲者は6,434人に達した。
1月18日  創価学会、創価新報、「これぞ極悪ペテン師・山崎正友の正体」を特集。
1月19日
 宗門、阿部日顕管長、自ら提案した"二時間唱題"を訂正し、"一時間唱題"に変更。
1月20日
 宗門、大韓民国において佐々木雄寛師(海外部書記)・石橋頂道師(慈本寺)・田島寛応師(慈法寺)ら三人が、「出入国管理法」違反で罰金刑および強制出国措置(国外追放)処分。( 韓国紙「国民日報」)
1月24日
 顕正会、1月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「大地震襲来の前に早く百万を
 浅井昭衛会長、「今連日、新聞・テレビで阪神大震災の惨状が報じられております。一瞬にして、大都市・神戸が壊滅し5千人が圧死したということは、誠に痛ましい限りであります。… 人間の力が三災七難の前にはいかに無力か、また日本の繁栄がいかに砂上の楼閣であったか。このことを、いま全日本人が感じ始めている。… 地震学者によれば、この首都圏直下大地震は「今後十年から二十年のうちに相次いで起こる」とのことです。仏法の上から見て、私もそう思う。… やがて首都圏直下の大地震も必ず来る。この大地震こそ、まさしく『他国侵逼の大難』の前相である。正系門家の濁乱と、日本一同の捨離謗法を見るとき、どうしても『遠からず』と思わざるを得ない。… 日蓮大聖人・日興上人が仰せられた『早く』『速かに』『急ぎ』の大精神で、広宣流布を急ごう」
 総合地方部長に加藤礼子任命さる。
1月27日  ラングバーグ弁護士、シアトル事件の現場に立ち会った「重要証人」(元警察官)が存在すると発表。
1月28日  創価学会、秋谷栄之助会長、全国青年部幹部会の席でシアトル事件に新証拠が出たことを挙げ「こんな人間がいつまでも法主の座はもとより、坊主のはしくれに籍をおいていいものだろうか。速やかに法主の座を去り、髪をのばして還俗すべきである」と。
1月29日
 顕正会、京都事務所、開所式行う。
 浅井昭衛会長「邪宗の寺院つらなる中に、関西広布の一大拠点ができたことは意義重大である。.. 地震が活動期に入ったのならば、関西広布も本格的な活動期に入らなければいけない。本日こそ関西広布開始の歴史的な日である」と。
1月31日  創価学会、ハワイで創価学会インタナショナル総会開催。池田大作SGI会長「アローハ! 総会おめでとう。すばらしい晴天おめでとう!… 今回の阪神淡路大震災の折にも、その厳たる実証があったことは、皆さまもご存じのとおりである」と。
2月1日  マルコポーロ、「創価学会は検察庁の部外秘資料で右翼団体に分類されていた」を掲載。
「昭和三十一年十二月 法務省刑事局
 序文 一、今回当庁公安事務室において右翼団体の組織と行動の概要を取纏めて集録した。
 第一編 終戦後の右翼団体
 第二章 新興右翼団体(三十九)創価学会
 本会を右翼団体として集録した理由はその信条に基づく行動に暴力的な動向が顕著に窺われるからである。(折伏の)手段として多数の青年行動隊を軍隊の組織区分に準じて編成し、この折伏の実践に当たらせるものである」(「同誌」2月号 )
2月4/19日
 顕正会、「広島大会質問会」ビデオ放映開催。( 全国335会場 )
2月4日  創価学会、阪神大震災追善勤行法要を関西文化会館で奉修、池田大作名誉会長「大慢心の人間は、結局、信念なく揺れ動いて、状況が変われば、自分も変わる。ひいては、従来の敵に従いさえするのである」と述べ、阿部日顕管長と山崎正友の癒着を批判。
2月7日
 顕正会、第二祖日興上人御報恩勤行会、本部会館で厳修、「『早く』『急ぎ』の大精神を命に刻め
 浅井昭衛会長「日興上人はこの短い申状の中において『早く』『急ぎ』と重ねて仰せられている。これこそ『早く、急ぎ、日蓮大聖人の御遺命を達成して一切衆生を救わん』との大精神であられる。広布前夜に生れ合わせた私たちこそ、この日興上人の御精神を体して、分に応じ、力に応じ、急ぎ早く折伏を進め、以て大聖人・日興上人の御心に応え奉ろう」と。
2月8日  東京新聞、「大石寺が覆面買い」との見出しで、阿部日顕管長の世田谷豪邸問題を掲載。
2月9日  フィリピン共和国・国防省、中華人民共和国が南沙諸島の岩礁に築いた軍事施設の写真を公表。
2月11日
 顕正会、婦人部幹部会開催、2千4百余名が参集 (板橋文化会館)、「千日尼のけなげの信心を鑑とせよ
 浅井昭衛会長「本日の集会こそ、顕正会婦人部が御在世の婦人の跡を継ぎ、いよいよ『あと二十年』の御奉公に立つ歴史的な日であると私は思っておりますが、皆さんどうでしょうか。(大拍手)
 今回の阪神大震災は、日本人が信じていた安全神話を、完全に打ち砕きました。地震学者も技術者も、ついこの間まで胸を張って「高速道路は絶対に大丈夫」、「新幹線も絶対だ」、「地下鉄も絶対だ」と云っていたが、これらがひっくり返っちゃった。凡夫の「絶対だ」などというものが、いかに頼りにならないか。また三災七難の前には、人間がいかに無力かということであります。しかし阪神大震災も、まだ三災七難の序の口にすぎない。… そしてその最後に、恐るべき他国侵逼が事実となるのであります。その前に、何としても全日本人の耳に、御本仏の立正安国の大師子吼を聞かしめなければならない」と。 (「冨士」第365号 )
2月13日
 宗門、阿部日顕管長の世田谷豪邸を「大石寺出張所」とする旨、院達を出す。
2月13日
 顕正会、教学部、「当流行事抄」第11回講義。(成増区民センター)
2月13日  創価学会、"シアトル事件" で東京地方裁判所に、ヒロエ・クロウ夫人・ウィリアムス名誉理事長(アメリカSGI)・横田特派員(聖教新聞)・阿部日顕管長の4人を証人申請。
2月14日  フライデー (写真週刊誌)、阿部日顕管長の世田谷豪邸問題を追及。大石寺が支払った「6億1千百50万円の領収書」を写真で掲載。
2月16日
 宗門、大石寺大客殿で「阪神大震災殉難者追善法要」奉修、阿部日顕管長 "世田谷豪邸問題" を釈明。
 慧妙、山崎正友「私が"御相承"を拝信するに至るまで」を掲載。(「同」51号 )
2月17日
 宗門、阿部日顕管長、「大石寺出張所移転開設御遷座法要」(世田谷豪邸)を行う。
2月23日
 宗門、南九州布教区親教、阿部日顕管長「近年において、池田大作という仏法破壊の大悪人が現れ、... 我見の上から仏宝を考え、法宝を考えて、大聖人様の仏法を私するようになりました」「大作は、法の宝を破壊し、仏の宝を破壊した上に、僧宝をも破壊しております。すなわち、御歴代上人を実に口汚く罵り、日精上人とか日泰上人等を呼び捨てにしていることが、その例証であります。私のことも色々と言っているようであります。最近はまた、アメリカのほうで新しい証拠が見つかったようなことを報じていますが、もともと嘘に嘘を重ねた作り話ですから、その証拠自体がデッチ上げなのです。その他、実に汚い姿をもって、私のみでなく、あらゆる僧侶を馬鹿にし、誹謗し、罵っております。これはまさに下種三宝のなかの僧宝を破壊するものであり、この現証が出ないはずはありません」と。
2月23日
 顕正会、2月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、2月度折伏成果 7,986名。
 浅井昭衛会長、南シナ海のシーレーン制圧をもくろむ中国の基本戦略を指摘し「中国は核兵器で武装した軍事超大国、もし日中で衝突が起きたとき、日本は右往左往して大混乱に陥るだけであろう。そのとき国は亡ぶ。…
 あと20年、他国侵逼が早いか、顕正会の前進が早いか。この一事に日本の命運がかかっている。この大法戦場に間に合わんがために顕正会は急ぎ前進をしているのである。この前進の中で、今度の横浜アリーナ大総会は極めて大事、まさに日本国の命運かかる仏弟子の大集会ともいうべきである」と。
2月24日  中華人民共和国、南沙諸島カラヤアン群島海域で、新たに2つの礁に標識を設置。
3月1日
 正信会、「阪神大震災のため」として第20回全国大会を延期。
3月1日
 顕正会、冨士、時事解説「迫る食料危機」(浅井克衛総合男子部長) 掲載。
3月1日  創価学会、創価新報、「世田谷豪邸、これでも大石寺出張所と云えるのか!」と、邸内構造を示して批判。
3月3日
 前橋地方裁判所桐生支部、無量寺(舟橋泰妙師)に対し、遺族の埋蔵妨害を禁止し、慰謝料の支払いを命令。
3月4日
 顕正会、芙蓉茶寮を移転。
3月5日
 宗門、香川布教区親教、阿部日顕管長「(池田大作の昭和39年学生部総会での発言 "戒壇建立ということは... 従の従の問題、形式の形式の問題" を取りあげ)池田大作は本門三大秘法の一々について狂った考えを持っており、特に戒壇の大義について暴言を吐き、大聖人の末法万年を救う戒壇建立の真義を蔑し、自分勝手な考えをもって仏法を得々として述べておる」と。
3月6/21日
 顕正会、3月度御書講義、「法蓮抄」を拝読。(全国304会場)
3月8日
 宗門、細井珪道師(常在寺)、宗会において佛乗寺客殿本尊紛失事件を問い糺す。
3月8日  創価学会、本部幹部会、秋谷栄之助会長「(阿部管長の世田谷豪邸の実態につき)末寺の困窮寺院はもとより、日顕宗内には大亀裂が幾重にも走り、提婆達多のごとく、いよいよ地獄に堕ちる様相になっている」と。
3月9日  朝鮮民主主義人民共和国、自由民主党にコメ援助を要請。
3月11日  中外日報、阿部日顕管長が「日淳上人全集」発刊記念の打ち上げを、キャバレーで行っていた事実を掲載。
3月13日
 顕正会、阿部日顕管長に免震構造の新御宝蔵を急ぎ建設すべき旨、「建白書」を提出。
 浅井昭衛会長「ロスアンゼルス地震が起きたとき、日本の専門学者等は口を揃えて、「日本の高速道路は大丈夫」「地下鉄は安全」「新幹線は絶対」と、胸を張って断言しておりました。しかし、これら専門学者の「断言」がいかに虚しいものであったか。いま彼等は、「震度七は想定していなかった」「手抜き工事があった」と釈明するのみであります。
 ここに深く憂えるのは、正本堂の安全性であります。多数の人命に関わる公共工事たる新幹線の橋脚においてすら、「震度七」は想定していなかったのです。いわんや正本堂においておやではありませんか。たとえ設計者の横山公男がいかに「安全」というとも、細井管長の女婿という情実で実力以上の任に就いた設計者の「保証」など、阪神大震災で馬脚をあらわした学者等よりも、更に信ずるに足らざること百千万億倍でありましょう。しかも正本堂の構造たるや、奇を衒う池田大作に阿るあまり、建築の安全性を犠牲にした、怪奇・アンバランスなものと言わざるを得ません。すなわち広い空間を、重く垂れ下がった屋根が覆い、この屋根を支える柱がまた、耐震性により有効な垂直・水平のものは一本もないという有様です。このような建造物は、耐震強度において全く未知数、危険きわまるものと言わねばなりません。
 富士地域を震度七の激震が襲ったとき、恐らく真っ先に崩壊するのは、この正本堂でありましょう。もし、あの重き屋根が須弥壇の上に落下したら、戒壇の大御本尊はいかが相成りましょうか。... ここに、建物自体の揺れを著しく減殺する免震構法による新御宝蔵を、急ぎ建築せねばならぬゆえんがあるのであります」(「冨士」第365号 )
3月15日
 宗門、末寺住職・折伏推進指導会、阿部日顕管長、法華講の弘通不振に苛立ち、昨年度折伏ゼロの末寺住職70人を叱責。
「皆さん方、一体、自分は一体、何だっていうことを自覚しているのか !。… 南無妙法蓮華経を真剣に信じて唱えていないんだよ ! それをやっていないような人間が、何が大聖人様の弟子だ !。… それだから平気で、年間ゼロ世帯の折伏で平気でいられるんだよ ! ダメだ !。… そういう人達に対していつまでも宗門が援助するということが必ずしも必要でないとするならば、そういうことも考えなきゃならない !。… 何年たっても変わらないようでは、まー、これはむしろ、袈裟・衣をはっきり脱いだ方がいい !」と。
3月15日  週刊ポスト、山崎正友が赤坂警察署に告訴状を提出と報じる。
 被告訴人はA氏ほか「氏名不詳者十数名」、容疑は「脅迫罪、威力業務妨害罪」など。告訴状によると、3月6日、A氏は事務所前で見張りを続け、山崎氏の外出にともない、その直後をつきまとったという。(「同」3月31日号 )
3月16日
 宗門、全国宗務支院長会議、阿部日顕管長「(顕正会の「建白書」に対し)宗門から破門された団体などが、このようなことに付け込んで、宗門の今までの在り方を毀謗しつつ、建設的な形で何かを言ってきておるような向きもあるようであります。また、今後とも、宗門を騒がせるような意味で、あるいは僧侶と僧侶、僧侶と信徒との間の信頼をなくさせるような形で、何かの言い方が出てくるかも知れませんが、そういうものは一切、宗門としては関係がありません。また、それらのものに左右されることも絶対にないのであります」と。
3月16日
 顕正会、教学部、「当流行事抄」終講。昭和62年8月以来、7年7ヶ月に及ぶ六巻抄講義、ここに終わる。
3月17日
 宗門、宗務役僧(藤本日潤総監・早瀬義寛庶務部長・尾林広徳海外部長)、高橋公純師を常泉寺に召喚し、台湾における反宗門的行動について誡める。
3月17日  中華人民共和国海軍、南沙諸島への補給船隊を編成、将来の海戦に備える。
3月20日  地下鉄サリン事件発生。東京都内の帝都高速度交通営団、丸ノ内線・日比谷線・千代田線の地下鉄車内で化学兵器の神経ガス「サリン」が散布された。乗客や駅員ら14人が死亡、負傷者数は約 6,300人。平時の大都市で無差別に化学兵器が使用され、類例のないテロリズムとして世界に衝撃を与えた。
3月20日  日蓮宗新聞(身延派機関紙)、山崎正友の「『板本尊偽作論』をもっと掘り下げろ、本腰を入れて取り組め」との記事を掲載。
3月22日  警視庁、2千5百人を動員してオウム真理教を強制捜査、事件への関与が判明した教団の幹部を逮捕。林郁夫の自供をきっかけに全容が明らかとなり、5月16日の麻原彰晃逮捕となった。
3月23日  フィリピン共和国軍、南沙諸島に設置された中華人民共和国の領土標識を爆破。
3月23日  創価学会、沖縄最高会議、池田大作名誉会長「戦争の存在を許してはならないのと同じように、悪い僧侶の存在を許してはならない。この悪を根絶することが『未来を救う』ことである。人と社会を狂わせる『精神の毒草』-- 悪侶の根を残してはならない。根を断ち切らねばならない。そうしなければ、毒草は再び生えてくる。… 日顕宗も、もがけばもがくほど、自縄自縛になっている。悪には黙っていてはいけない」と。
3月25日
 宗門、法華講講頭・副講頭指導会、阿部日顕管長「(自身書写の本尊について)えー、よくこんな手紙を私、前にもらったことがあります。私の、日顕上人の御本尊は字が下手だから、なんかあんまりありがたくない、まー、日顕上人の御本尊は、その境界で書いたと思います、こういうことを言ってきた人がおります。
 まーこれは、全く、これとんでもない考え方ですけれども、しかし、そこにですね、やはり、この、ある一面の真理といいますか、うーん、末法においてはいま、こー、なにしてきて御本尊書写する立場の方と、根本の大聖人様の御本尊とはまったくやはり、その、違うんだろうと、こんなふうな考え方があるがゆえに、そういう、この、言い方をしてきてると思うのであります。まー、私はバカバカしいので返事もしてませんでしたけれども...。
 しかしながら、これは、そこに、この大聖人様が日興上人、日目上人と血脈相伝のうえからの御本尊の内証を口伝せられた意義があるのであります。これは厳然として七百年の今日、伝わっておるのであります。そこには大聖人様のお心が、そのまま御本尊様のうえにはっきりとお示しになってあらわれておるということ、ここに、もういっぺん皆様方にはっきりと申し上げておく次第であります」と。
3月25日  フィリピン共和国海軍・南沙諸島海域で中国漁船4隻を拿捕。
 中華人民共和国、「海洋庁」を創設し南沙諸島の権益確保をはかる。
3月27日
 顕正会、3月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、3月度折伏成果 5,371名。「建白書」公表さる。
 浅井昭衛会長「(「建白書」について)阪神大震災の凄まじい破壊力を見て、正本堂に据えられ奉っている戒壇の大御本尊の御安危がひたすら心に懸かり、時に当たってこのことこそ一閻浮提第一の大事と思い、あえて強言を構え直諫した」
 またオウム真理教について、「オウムは宗教の仮面をかぶった内賊」「国土に悪鬼が入り乱れた謗法の日本には、立正安国論に仰せのごとく内外の賊が次々と起きて国を危うくする。日本を安泰にするには、広宣流布・国立戒壇建立以外にはない」と。
3月29日  朝鮮民主主義人民共和国、日本の与党3党訪朝団に対し「我が国はいくつかのミサイルを持っている。発射角度を2度ずらせば、日本は大変なことになる」と威嚇。
3月30日  国松孝次・警視庁長官、自宅前で狙撃され4発中3発が腹などに命中、意識不明の重体となった。
3月30日  朝鮮民主主義人民共和国、日本海で対艦ミサイル「シルクワーム」数発を発射。
3月31日  中華民国(台湾)、南沙諸島に巡視船3隻を派遣。
4月1日
 顕正会、冨士、実践の教学「冥の照覧」(教学部二級部員 土屋 誠) 掲載。(「冨士」第365号 )
4月1日  中央公論、誌上インタビュー、池田大作名誉会長「国立戒壇は明確に否定している。日蓮仏法は世界宗教ですから、国教化はそれに反する」と。(「同」」4月号 )
4月1日  月刊タイムズ、阿部日顕管長の世田谷豪邸問題を特集。国土法違反の"覆面買い"の経緯と、大石寺側の依頼が「日顕管長の住まいを探せ」ということであった事実を掲載。(「同」」4月号 )
4月2日
 顕正会、三条事務所、開所式を行う。
 浅井昭衛会長「新潟では学会が卑劣な謀略を構えて顕正会の弘通を妨害していると聞く。学会はいつまでもこんなことをやっていると『仏法の仮面をつけた犯罪集団』と云われるようになる。卑怯なことは早くやめよ。顕正会はいつも正々堂々といく」と。
4月4/22日
 顕正会、4月度御書講義、「兵衛志殿御返事」を拝読。(全国304会場)
4月5日  創価学会、創価新報、訳林洋道師(本仏寺)の1億5千万円の別荘記事を掲載。
4月6日
 宗門、御霊宝虫払大法会、阿部日顕管長「創価学会は、大聖人の御内証に反し、御本尊に背く謗法堕獄の団体と成り下がったのであります。本尊のみならず、題目についても、戒壇においても、池田学会の狂った解釈や在り方はすべて、本仏大聖人の絶対の教旨に背く、池田の我見と誤りに終始しております。…
 池田学会は、歴代上人を悪し様に罵り、あまつさえ『ニセ本尊』を作って、明確な対告衆に対し授与せられた日寛上人の御本尊書写の正意を弄び、下種僧宝を破壊したのであり、この罪業は、まさに三宝一体の寿量の法体に根底から誹謗背反するものであります。天地顛倒、本末顛倒の邪偽の罪業は、到底、言っても言い尽くせるものではありません。外には賢善を装い、内には貪嫉を懐く三類の増上慢は、まさに池田教創価学会であり、いわゆる宗教団体の仮面に隠れて民衆を誑かさんとする、その狡猾極まる偽善と、本仏大聖人に対する罪業は、大いなるものであります」と。
4月7日
 宗門、宗務役僧(藤本日潤師)等、高橋公純師を呼びつけ再度台湾から手を引くことを促す。
4月8日  山崎正友・内藤国夫、国際正法協会(※)の顧問となる。
(※ いわゆる「新新宗教」「第三次宗教ブーム」の代表的な団体の一つ、GLAから派生した集団のなかでは比較的大きく、1000人以上の会員を有した )
4月11日
 宗門、台湾信徒に「通知書」を発表。
「高橋公純が宗門の許可なく渡航し、しかも宗門の方針に違背して行なう一切の活動は、日蓮正宗の布教ではなく、日蓮正宗僧侶としての信仰の筋目から外れ、宗門から脱退した者の勝手な行動と見なします」と。
4月11日  創価学会、各部代表幹部会、秋谷栄之助会長「日顕は"折伏ゼロ寺院"を、口汚く罵り、講頭を集めて、苛立ちをぶつけていますが、もはや、末期的症状以外の何ものでもありません。... 権威におごる日顕の滅亡の時であると、断ずるものである」と。
4月15日
 正信会、議長に水谷秀旭師(仏世寺)が就任。
4月16日
 宗門、高橋公純師、宗務院に反抗して台湾 "蓮葉講" を結成。
4月19日  創価学会、創価新報、「山崎正友の"エセ懺悔"でますます深まる『相承疑惑』」を特集。
4月23日
 顕正会、四十万達成。
4月26日
 顕正会、4月度総幹部会開催(川口総合文化センター)、4月度折伏成果 5,200名。
 浅井昭衛会長「濁乱の世に大聖人の御心のままに戦う白蓮華のごとく四十万の『仏の軍勢』が出現した。… いま日本国の中において国家安泰の法を知るのは、国立戒壇建立の御遺命を守り抜いた顕正会以外に断じてない。この顕正会が、いよいよ百万の大路線を確定し、御本仏の立正安国の師子吼を一国大衆の耳に入れしむるその準備に入るのが、今回の大総会である」と。
4月26日  創価学会、本部幹部会、池田大作名誉会長「人間以上の人間はいない。宗教が、ずる賢く、人間を人間以上のものに見せようとするとき、邪教になっていく。その最大の証拠が『日顕宗』である。『特別の人』などいない。いるはずがない」と。
 秋谷栄之助会長、本部幹部会の席上"シアトル事件"に言及、事件に立ち会った元警察官・スプリンクル氏が当日の状況を克明に語っていた旨を発表。
4月28日
 顕正会、立宗御報恩勤行会、本部会館で奉修。浅井昭衛会長、報恩抄の一節を引き「立宗の前に四十万の弘通を成し遂げることが叶い、大聖人様の大悲願力に一分でもお応えすることができたと思えば有難さがこみ上げてくる。大聖人は『日本乃至漢土・月氏・一閻浮提に... 』と仰せられているが、漢土・月氏・一閻浮提の広宣流布はさておき、日本の広宣流布だけは、なんとしてもこの顕正会が御奉公させて頂かなければならない。顕正会は大事な時に生まれ合わせている」と。
4月28日  創価学会、池田大作名誉会長、「釈尊は、詩をもって友を励ます『桂冠詩人』でもあった」と、"現代の仏陀" を気取る。
4月30日
 宗門、高橋公純師、本応寺を退出し富士市に居を構える。
5月1日  五月書房、内藤国夫著「今、改めて問う創価学会・公明党」発刊。
「液状化する中央政界。新進党のなかにのめり込んだ異形の閉鎖集団「公明党」。30年間に及ぶ批判的観察者による渾身の総括。「池田大作が公明党を切る日」「矢野前委員長の引退の真相」などの内容」(「MARC」)
「創価学会会長(当時)の池田大作氏が、「真の敵は宗門と党にあり」と側近幹部に語り、注意を喚起したのは、二十五年近くも昔のことである。 私が、この池田発言を知ったのは恒常的な創価学会ウオッチングを始めた初期の段階、今から十五、六年前だった。… なにしろ、当時は池田氏が発願主となっての正本堂の建立寄進と、同じく池田氏が創設者となっての公明党結成の二大事業が同時進行中。創価学会にとって「宗門(日蓮正宗)と党(公明党)」の両組織が繁栄し、発展するのは願ってもないことであるはず。それがどうして「真の敵」になるか、わけがわからない思いであった」(「今、改めて問う創価学会・公明党」)
5月4日
 本山・保田妙本寺(鎌倉日桜師)、遠本寺・顕徳寺と共に、日蓮正宗を離脱。
5月11日
 宗門、法光寺本堂移転法要、阿部日顕管長「第三代の池田大作という人間は、自分中心の立場から日蓮大聖人の仏法をことごとく利用し、その上に本末顛倒の大邪見と推尊入卑の卑見をもって日蓮正宗を徹底的に打ち破ろうとしておる大莫迦者でありまして、これほどの大謗法はないのであります」と。
5月13日  中外日報、東洋哲学研究所・松戸行雄欧州研究部長「日蓮正宗宗義からの脱皮を目指して」と題する論文を掲載、「戒壇の大本尊(モノ)の絶対化は後世の捏造」と。
5月15日  中華人民共和国、地下核実験を実施。
5月16日  オウム真理教、麻原彰晃逮捕さる。殺人を肯定し、信者を利用して国家転覆を最終目標とする一連の事件を起こし、地下鉄サリン事件の首謀者として逮捕された。
5月17日  創価学会、本部幹部会、池田大作名誉会長、「人間・ブッダ」を強調し「『自ら動こう』『自ら出会おう』『自ら語ろう』これこそ、釈尊の行動であった。ここにこそ人間としての正道があり、真実の仏法者の誉れがある。これが、創価学会の『前進のリズム』である」と、釈尊を礼讃。
 秋谷栄之助会長、"保田妙本寺離脱"・"高橋公純反逆事件"を挙げ「日顕の絶対的権威による支配は足元から揺らぎ、宗内僧侶の精神的動揺は、急速な"日顕離れ"となって広がっております。... 日顕は、宗内の統制もとれずだれも信用できず、露骨な一族主義をとり、完全に追い詰められてきております。日顕宗は、今や崩壊の崖っぷちに立たされております」と。
 創価新報、高橋公純師(本応寺)の反乱を特集。
5月21日
 顕正会、第26回総会、横浜アリーナで挙行、「十万人の大行進で『国会請願』を」、3万人が結集。
 浅井昭衛会長「勤行と、折伏と、国立戒壇、この三つを忘れなければ、必ず生活は守られ功徳が出てくるのであります。この三つも、所詮は一つの信心から出て来る。… 大石寺にまします戒壇の大御本尊に対し奉る純粋一筋の信心から発するのであります。…
 世界広布のカギはどこにあるかといえば、それは日本の広宣流布にある。… では、日本の広宣流布のカギはどこにあるのか。… 顕正会がいよいよ百万達成するところにあると、私は確信しているが、皆さん、どうでしょうか。(大拍手) … では、この百万を、いつまでに達成するか。本日の大総会で、全員でこれを決め、大路線を明確にしたい。私は、この百万を今から七年後の平成十四年までに、断じて達成しようと決意しているが、皆さん、どうでしょうか。(大拍手)
 一昨年顕正会は、自界叛逆・他国侵逼の影日本に迫るを見て、一国広布の出陣式を致しました。この時大聖人様に誓い奉ったその重き誓いを、私は一日として忘れたことがない。そして三災七難は、本年に入っていよいよ激しさを増してきました。まず日本列島が大地動乱の様相を示してきた。その幕あけが1月17日の阪神大震災だったわけであります。そしてついに今、自界叛逆すなわち内乱が、すでに影ではなくてその姿を現してきたではないか。それが日本国中を震撼させた、あのオウム事件であります。オウム事件は国家転覆を企てた内乱であり、この自界叛逆を見て他国侵逼も疑うべからずであります。他国侵逼がひとたび起これば国は亡ぶ。大聖人は『諫臣国に在れば其の国正し』と仰せられている。顕正会は諫臣の使命を果たさなければいけない。…
 では、この国家諫暁を、どのような形で行ったらいいのか。私は、国会請願の形を以て行うことが、最も適切と思っている。… では、これをいつ行うか。私は、百万達成のときと、心に決めている。… 十万人の大行進を以て国会議事堂周辺を埋め尽くし、この請願書を堂々と提出しようと決意しているが、皆さん、どうでしょうか。(大拍手) …
 前々から言っていた『大聖人様がお待ちあそばす大法戦場』とは、このことであります。この国家諫暁により、国立戒壇建立の最終段階の戦いは開始される。顕正会のたゆまぬ死身弘法と、連々たる国家諫暁の赤誠がついに大聖人の御心に叶うとき、御本仏の御威徳により、広宣流布は一気に成る」と。(「冨士」第366号 )
 ビデオ放映、「日蓮大聖人の御遺命と顕正会の使命
 宣誓、理事・壮年部長 横田高明「両眼滝のその日まで
 代表決意、男子部長 浅井克衛「誰人が御遺命を守り奉ったのか
 理事 加藤礼子「四十万法城ついに成る」、顕正会員 全国分布図
5月21日  創価学会、池田大作名誉会長、ハイネの詩をかりて宗門批判。「たとえば『坊主の祈り』。民衆を見下し、虚勢を張り、偉ぶって、信者に服従を強要する工セ聖職者がいる。そのような悪党の祈りが何の役に立つか。皆、同じ人間ではないか。また『時代遅れの弁論』や『気取った詭弁』など信じてはいけない。彼らは何もわかっていないのだ」と。
5月25日
 宗門、全国教師・寺族指導会、阿部日顕管長「今の日蓮正宗の僧侶、特に若い人達は、かなり暇な中において何をしているんだってことを考えた方が良い。... 毎日毎日オウム真理教のテレビを見たってしようがない。我々が今ここで朝から晩までテレビにかじりついて見るべきものじゃないんだ、あんなものは !」と、僧侶の無気力を憤る。
 静岡県当局、大石寺へ立ち入り調査。大気汚染防止法に違反する、欠陥ゴミ焼却場が発覚。
5月25日
 顕正会、本部会議、本部会館で開催。
 浅井昭衛会長、大総会の講演の要点について「一には、使命ある顕正会員としての信心の在り方。二には、百万の大路線の確定。三には、今まで胸に秘めていた『大聖人様のお待ちあそばす大法戦場』とは何かを、初めて明かしたことである。…
 いま他国侵逼を前にして、誰人が、仏様の使いとして立正安国の師子吼を一国上下の耳に入れしめるのか。御遺命を破壊した学会にその資格があろうか。学会に諮って御遺命を売り渡した今の宗門に国立戒壇を訴える資格があろうか。顕正会以外には、あるべくもない。ならば立たねばならぬ。顕正会たとえ身は卑しくとも、日目上人の御出現まで、あらあらその先序を承って、なすべき御奉公をせねばならない。信じようと信じまいと、わかろうとわかるまいと、耳に入れしむるのだ。聞かないのは日本一同の罪、言わないのは仏弟子の罪である。大聖人様の御心のままに毅然と諫める者あれば、他国来難を機として『ただをかせ給へ、梵天・帝釈の御計いとして、日本国一時に信ずる事あるべし』の御金言は事相となる。まさしく国家諫暁から、国立戒壇建立の最後の戦いが始まる。全顕正会員は、『戦闘すること有りし者、歓喜すること有りし者』の御金言を身読できることを喜びとして、大法戦場めざし、勇躍前進を開始しようではないか」と。
5月26日
 宗門、寺族同心会大会、阿部日顕管長「お寺の奥さん」の心掛けを説く。
「最近、お寺の奥さんの言動に問題があるということを聞きました。つまり、奥さんの言動によって御信者に不快な思いをさせることがあるようなので、… 住職がいない時、特に在勤者のいない寺院は常に奥さんが信徒と接触するわけでありますから、奥さんの心や態度が、直ちに御信徒の心に伝わるのであります。
 例えば『よくおいでになりましたね』というひとことにおいても、心の底から御本尊様に対する御信心を持った方が見えたのであるという気持ちからそういう言葉が出れば、信徒の方も『このお寺へ来ると、あの奥さんにお会いしてすがすがしい』とか『もう一遍来たい』というような気持ちが起こると思います。それに対して、『本当にいやになってしまう。あの奥さんの顔を見ると何かおもしろくないから、もう二度とあのお寺には行きたくない』ということがあれば、その寺族の方がついうっかりした形のなかで法を下げ、大法の流布を阻害しておるということがあると思うのであります」と、"寺は女房で持つ"ことを強調。
5月29日  本門法華宗大本山・妙蓮寺、宝物館通気口から強盗が侵入し「文永十二年」の大聖人御真筆御本尊を強奪。全国各地で、御真筆御本尊の盗難事件相次ぐ。
5月31日  創価学会、全国県長会議、秋谷栄之助会長、宗内で阿部管長批判が高まり自壊作用が始まり出しているとして、「追撃の手を緩めることなく戦っていこう」と促がす。
 野崎勲副会長、対談集「日本における宗教と政治」の中で、国立戒壇について「学会としては、昭和40年、大石寺に正本堂を建立寄進しようと決めたときに、戒壇は"国立"である必要はない、"民衆立"で建てる旨を明確にしたのです。それは当時の本山の日達法主が、学会が建立寄進しようとしている正本堂こそ、『三大秘法抄』で説く末法の戒壇であることを明らかにしたからでもあったからです。ですから、この時点で、基本的にはもう国立戒壇はやらない意識でいるわけです。"民衆立"の戒壇と宣言しているのですから …
 日蓮正宗の側で教義的にも国立戒壇を公式否定したのです。昭和45年の5月3日に、当時の日達法主が学会の本部総会に出席して、当宗では国立戒壇は使いません、致しません、必要ありません、と表明しました。また、文部省にも同年4月、国立戒壇否定の公式見解を出したのです」と。
6月1日
 顕正会、「日蓮大聖人御書全集」の編纂始まる。
6月6日
 宗門、阿部日顕管長、大石寺に日蓮宗僧侶一行を招く。高野日海師、蓮葉庵で田中日淳貫首をもてなす。
 阿部日顕管長、山崎正友と極秘会談。
6月6/22日
 顕正会、第26回総会ビデオ放映開催。(全国456会場)
6月11日
 顕正会、高崎事務所、開所式行う、「群馬こそ日寛上人御出生の地
 浅井昭衛会長「本日お出ましの御本尊様は、総本山第五十五世日布上人が、相承の心血を傾けて戒壇の大御本尊を書写し奉られたものであれば、この御本尊を即戒壇の大御本尊と拝し奉り、しっかりとお題目を唱えるように。…
 この群馬こそ、日寛上人の御出生の地ですね。… 前橋で日寛上人はお生まれになられた。私は日寛上人の御指南を『絶対』と信じております。私が御遺命守護の御奉公に立てたのも日寛上人の御指南あればこそでありました。そしてこれからなさんとする御奉公も、日寛上人の御指南あればこそできるのであります。この日寛上人が最後に教えて下さったことは『理屈抜きにお題目を唱えよ』ということです」と。
(※ 昭和59年8月19日、高知会館落成御入仏式で浅井昭衛会長は「松本尊能師には私の意をよくお聞き下され、自ら護持されていた大幅の常住御本尊7幅と、日寛上人の御形木御本尊数百幅を私に託して下さった。この7幅の常住御本尊とは、28代日詳上人、54代日胤上人、55代日布上人、56代日応上人、60代日開上人、64代日昇上人等の歴代上人御書写の御本尊であり、このうち日布上人の御本尊が高知会館に安置されたのである」と述べている。(「顕正新聞」昭和60年3月15日号 )
 この7幅の常住本尊について、元顕正会本部職員によれば、28代日詳上人:芙蓉会館に安置、54代日胤上人:法要に使用、55代日布上人:高知会館・横浜会館に安置、56代日応上人:顕正寺に安置、60代日開上人:顕正会本部に安置、64代日昇上人:未公表、としている。
 松本日仁師から託された日布上人の常住本尊は、すでに他の会館に安置してある。高崎事務所にどこからか、真新しい日布上人の大幅形木本尊が現れた、ということである。櫻川 忠 )
6月21日  創価学会、創価新報、大石寺・南之坊「蘇生講」分裂の記事掲載。
6月24日  山崎正友、国際正法協会の講演会に講師として出席。「私は教団組織にとらわれず、自由な立場で活動している。日蓮正宗に対しても同様。五重の相対とは天台が立てた法華経最第一としての原理。大乗非仏説があるように、法華経も釈迦が説いたとは云えない。正法協会に入会はしていない。ただし園頭先生は師匠で、私は弟子」と。
 また宗門について、「本当に純粋に信仰し、学んでいる僧侶というのは、本当にごく少数で、後は、皆金のためにやっているような僧侶が多く、イヤ気が差している」と。
6月26日
 顕正会、6月度総幹部会開催(川口総合文化センター)、「宗門はどこまで腐っているのか」、6月度折伏成果 5,129名。"入信手続の改革" 発表さる。
 浅井昭衛会長「従来は、入信者が願主となって自ら入信願書に署名・捺印をした。しかし今度はこれを止めたのです。ではどうするかというと、折伏をした紹介者または入信勤行に立ち会った班長以上の幹部が、入信勤行がこのように確かに行われましたということを、報告書に記入して本部に提出するということになったわけであります。なぜ、入信者の署名・捺印を止めたのかというと、この濁悪の世においては、「署名・捺 印」ということは、不必要な誤解あるいは疑心暗鬼を相手に懐かしめる恐れがあるからです。… 大事なことは、信心を実践させることである。署名・捺印した一枚の入信願書に価値があるのではない。不必要な疑心暗鬼を与えることを除き、まず仏法を実践させ、功徳を頂かせることが大事なのです。これが末法濁悪の世における、時に叶った弘通の方法であると私は確信しておりますが、どうでしょうか。(大拍手)
 ついで、3月13日付の「建白書」に対する阿部管長の対応に言及、「先方からは顕正会に対して、何の返報もありません。しかし阿部管長は … 翌日の3月16日、全国宗務支院長会議において、… こんなことを述べておりました。
『宗門から破門された団体などが、このようなことに付け込んで、宗門の今までの在り方を毀謗しつつ、建設的な形で何かを言ってきておるような向きもあるようであります。… 』
 これを読んで、私は悲しくなった。… 下劣なものは、下劣な推測しかできないのです。… 私は、顕正会の悪口なんかいくら言われても何とも思わない。… 阿部管長は一日も早く、自らの責任において、免震構造の新御宝蔵を速やかに建設すべきであります」
 さらに阿部管長が池上本門寺の僧侶を大石寺に招き、正本堂まで見学させていた謗法与同を厳しく糾弾、「宗門はどこまで腐っているのか。… 大聖人様の御心に応え奉るものはもう顕正会以外には絶対ない。新御宝蔵の建設も、御本仏の立正安国の師子吼を一国に聞かしめるのも、顕正会が御奉公申し上げる以外には絶対ない」と。
6月26日  東京地方裁判所、"シアトル事件" 裁判でヒロエ・クロウ夫人の証人採用を決定。
6月28日  創価学会、本部幹部会、秋谷栄之助会長、阿部日顕管長と山崎正友の密議を暴き「ペテン師・山崎と、またまた懇談した日顕は、まさに貧乏神とともに奈落に転落する末期症状という以外ない」と。
6月30日  東京地方検察庁と東京都、オウム真理教の法人解散請求を東京地方裁判所に申請。
7月1日
 顕正会、冨士「実践の教学」、副男子部長 小泉修「三障四魔と仏道修行
7月1日  創価学会、第三文明、「シアトル事件の決定的証人登場で日顕の『断末魔』の叫びが聞こえる」を掲載。(「同」7月号 )
7月1日  現代仏教 (身延派布教誌)、「大石寺研修参拝記 ― 他宗には門戸開かぬ大石寺に柔軟性」を掲載。(「同」7月号 )
7月3日
 宗門、富士学林大学科の僧侶、研修旅行で鶴岡八幡宮・竜口寺・安国論寺などを訪問。
7月4日  中央公論、池田大作名誉会長の「衆院出馬理由の変節」を掲載。
「本当は私は衆議院にはだしたくなかったんですよ。それは、戸田会長が『衆議院にはださないほうがよいと思う。出すとお前が誤解される』といっていました。しかし、当時の議員たちが『衆参両院なければ本当の政治はできない』といいはじめた。だから、これも時代の流れ、社会と人心の動きというものと思い、時代に即応してゆくことが正しいと判断したものです」と。(「同誌」4月号 )
7月5日
 宗門、阿部日顕管長、高橋公純師(本応寺)を、台湾・韓国で分派活動を行ったとして、損斥処分に付す。
7月5/22日
 顕正会、7月度御書講義、「三度流罪御書」を拝読。 (全国323会場)
 浅井昭衛会長「本抄はこれまで『檀越某御返事』と呼ばれてきたが、その内容から『三度流罪御書』とお呼びすることが最も適切である。ちなみに云えば『種々御振舞御書』は『下種本仏成 道御書』、『聖人御難事』は『出世本懐成就御書』とお呼びすることが最もふさわしい」と。
7月5日  創価学会、池田大作名誉会長、ネルソン・ホリシャシャ・マンデラ南アフリカ共和国大統領を表敬訪問。
7月9日
 宗門、夏期講習会、阿部日顕管長「(勤行の心構えについて) みなさん方もね、ひとつ御本尊様にお題目を唱えるときにね、いろんなこと考えていいんですよ、考えていいんですよ。いろんなことが頭に浮かんでくるでしょ。もうね、もう、とんでもない変なことも浮かんでくる。エッヘッ。それは、その浮かんでくるみなさん方の現在の境界なんです。ねっ。それでいいんです! 増毛したいな! と、もし、思ったら、それはそれでいいんです! いや、ほんとに … 自分自身、この大良薬であるということを感じながらお題目を唱えるとだね、またこの、感じないで、全然、とんでもないこと考えてるよりは、チッといいですよ。デッヘー。まっ、チッとか、たくさんとか知らんけど、とにかくいいんです。まっ、私も体験上、ついでですから、このことについてちょっと申し上げておるわけであります」と。
7月15日  オウム真理教、銃密造計画 (自動小銃一千丁・弾百万発) 発覚。
7月16日
 山崎正友、宗門復帰。
 大石寺元フードセンター、第三工場から出火。
7月19日  創価学会、創価新報、宗門の「護法局寄付金」(総額五十億円)が、援助寺院の急増と訴訟関係費の増大で元金崩れを始めたと報道。
7月20日
 宗門、元創価学会副会長・福島源次郎、法道院・正蓮講に移籍。
7月21日
 宗門、阿部日顕管長、丑寅勤行の直前に所化三人を中啓でメッタ打ち。
7月23日  第17回参議院議員通常選挙、新進党が自民党に迫る議席を獲得、選挙区・比例とも得票率で第1党となり躍進した。新進党は 1,250票を獲得、自民党の 1,100万票を上回った。自民党は議席を増やしたものの、参院過半数の回復には届かなかった。
7月26日
 顕正会、7月度総幹部会開く (川口総合文化センタ ー)、7月度折伏成果 4,912名。広布御供養 と機関紙推進の実施方法改革。
 浅井昭衛会長「今後、広布御供養は十二月、機関紙講読推進は五月の年一回にする。…
 いま私が見つめているのは、七年後の百万達成だけである。宗門・学会の腐敗堕落を見るに、もう大聖人様の御心に応え奉るものは顕正会以外にはない。その顕正会が大聖人様のお待ちあそばす大法戦場に遅れたら申しわけない。しかし焦る必要はない。男子部・女子部の班は二名、壮年部・婦人部の班は一名を誓願として、折伏の月ごとにこれを成しとげていくならば、七年後の百万は必ず成る」と。
7月 日  東京高等裁判所、創価学会員による遺骨毀損裁判で、寺院側の逆転勝訴の判決。
 寺院に預けていた遺骨を引き取ったところ、勝手に骨壷を小さくされたうえ、入りきらなかった遺骨を処分されたとして、創価学会員が寺院を相手に慰謝料を求めた裁判。 一審では、創価学会員側の主張を鵜呑みにし、寺院側に慰謝料の支払いを命ずる判決が出された。。二審においては、葬儀記録の証拠に基づき寺院側の逆転勝訴となった。
8月8日  村山改造内閣発足。村山富市、第81代内閣総理大臣に任命さる。
8月9~13日
 顕正会、男子部合宿研修会開く (富士箱根ランド)。
 浅井昭衛会長、全体集会で日胤上人書写の「御大事守護の御本尊」のいわれに言及、「全班長は、私と同じ気持ちになってもらいたい。共に喜び、共に憂え、共に広宣流布の前進に責任を持つ班長になってもらいたい。… 私は顕正会男子部を誇りに思っている。あと二十年、苦楽を共に戦い抜こう」と。
 浅井昭衛会長、「二十一世紀こそ広宣流布の時」と題し、特別講義を行う。
8月10日  中外日報、野崎勲副会長「創価学会は国立戒壇を明確に否定」の記事を掲載。
8月12日  創価学会、池田大作名誉会長、マハトマ・ガンジー民衆福祉財団から "現代においてガンジー主義を実践し、世界の平和に顕著な貢献をした人物" として「ガンジー賞」を受賞。
8月15日  第50回終戦記念日、村山内閣総理大臣談話『戦後50周年の終戦記念日にあたって』を発表。
「平和と繁栄を築いた日本国民への敬意と諸外国への感謝」「平和友好交流事業の展開と戦後処理問題への対応」「植民地支配と侵略への謝罪」「核兵器廃絶など国際的軍縮の推進」の四つの部分からなっている。とくに第三の部分では「植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました」と公式に植民地支配と侵略を認め、「痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ち」を表明した。
8月20日
 宗門、柳沢喜惣次・法華講連合会委員長、大修寺青年部を引き連れ身延に参詣。
8月23日
 宗門、教師指導会、阿部日顕管長、地震対策を理由に大客殿取り壊しを発表。(解体費用 五億円)
 藤本日潤総監、 "折伏不振の末寺には資金援助をカットする" 旨を発表。
「本年度におきましては、宗務院といたしまして、折伏の上がらない寺院を対象として宗務院に招集し、ベテランの方々の応援をいただいて、実態に応じてのきめ細かな、ときには懇切丁寧な、ときには厳しい指導をおこない、いわば対症療法を示した処方箋を出してあげて、これに向かって精進、努力するよう指導して参りたい。... しかしそのうえで、数年間経過を見守り、なおかつ依然として向上、発展が見られないところにつきましては、その時点において改めてつぎの段階への処置を考えていく。…
 なおまた、援助寺院に対する援助の在り方ということにつきましても、これまでも援助の方法、内容等がその寺院の発展のためには、かえってマイナスに働いているのではないか、すなわち、依存体質を助長せしめる結果を招いているのではないか、このように思われる。そういう面があるということから、援助の在り方をいかにすればその寺院の自立、発展の方向へと促進することができるかという点に主眼をおいて、その立場からの検討、見直しを進めるべく鋭意準備中であるということを申し上げておきます。いまでは、一定の基準の条件に合致しさえすれば安易に援助してしまう、そういうかたちがあったわけでありますが、これを改めて、今後は個別的に正しい実情、実態の把握につとめ、その事情、実態に即した適切な指導をおよぼしながらの適正な援助を目指してまいりたい、このように考えているところであります」と。
 ちなみに、藤本日潤総監が住職を務める常泉寺も、年間折伏は数名である。
8月26日
 顕正会、8月度総幹部会開く (板橋文化会館)。 浅井昭衛会長「七年後に日本の広宣流布の鍵たる百万ができるのなら、本格的前進の最初の月・9月に、その瑞相の現われぬはずは断じてない」と。
8月28日 ~  9月1日
 顕正会、女子部合宿研修会開く (富士箱根ランド)。
 浅井昭衛会長、全体集会で「女子部大会を平成8年3月10日、国立横浜国際会議場で開催する。日本一の顕正会女子部の姿を堂々と内外に示してほしい。女子部は顕正会の弘通において、常にその先陣を切っている。私はそのけなげな信心を、いつも有難く思っている」と。
 浅井昭衛会長、再度「二十一世紀こそ広宣流布の時」の特別講義を行う。
8月29日
 宗門、毛利博道師(妙通寺、元・韓国指導教師)、外国為替および外国貿易管理法違反で名古屋簡易裁判所から罰金刑を受ける。
8月31日  龍年光事務所、創価学会員に襲撃さる。8月31日午後、元公明党都議・龍年光の事務所(東京・五反田)に、日本刀と長さ1メートルのバールを持った池田大作の四男を名乗る男が押し入る事件が発生。
9月1日
 宗門、大日蓮、「総本山諸堂宇の地震対策ならびに大客殿の問題」を発表。(「同」9月号 )
9月1日  創価学会、第三文明、「希代のペテン師・山崎正友に翻弄される阿部日顕の右往左往」を掲載。(「同」9月号 )
9月1日  反学会活動の朝木明代・東村山市議会議員、転落死。この事件に関わった3人の検察官は、のちに創価学会員であったことが判明。
「平成7年9月1日22時頃、東村山市議会議員の朝木明代が西武鉄道東村山駅の駅前のロックケープビルから転落死した事件。東村山警察署は自殺と断定、事件性はないとされたが、朝木が創価学会の脱会者の救済活動をしていたこと、議会において創価学会・公明党を追及していたことから創価学会による関与を示唆する動きがあり、政界、宗教界、マスコミ、遺族等を巻き込んだ一大騒動に発展した」(Wikipedia)
9月5/22日
 顕正会、特別講義「二十一世紀こそ広宣流布の時」ビデオ放映開催。(全国352会場)
9月5日  創価学会、本部幹部会、池田大作名誉会長「2005年(平成17年)5月3日までを "本門の十年"」と発表。
 秋谷栄之助会長「日顕は既に登座以来、先師・日達上人の建てた六壺を取り壊し、大化城を取り壊し、大坊の「流の庭」を壊し、総坊前の桜をメッタ切りにするなど、先師・日達上人の事跡について、ことごとく破壊してきた。そして今また、あの壮大な大客殿も破壊し、あげくの果ては、やがて奉安殿、御宝蔵までも取り壊す予定のようである」と。
9月11日  創価学会、池田大作名誉会長、ロシア科学アカデミー東洋学研究所から「"釈尊の精神"を蘇らせた」としてサンスクリット語「法華経」初版本と、ペドロフスキー本「法華経」を贈らる。
9月11日  大韓民国、ソウル新聞、「北朝鮮が今世紀中に実用化するテポドン2号は、米本土を射程にしている」と報道。
9月12日
 顕正会、竜の口法難御報恩勤行会奉修 (本部会館)、「崇高・厳粛なる下種御本仏の成道」。
 浅井昭衛会長「日蓮といゐし者は、去年九月十二日、子丑の時に頸はねられぬ...」の御文につき、「この地球上において、一人の大聖人が成道を遂げ給うたことは『一迷先達・以教余迷』、すなわち全人類の成仏の道が開かれたことを意味する。…
 いま広布前夜、人類の危機刻々と迫るとき、この日蓮大聖人の崇高なる御徳を、御本尊の大功徳を、一切大衆に教え、広宣流布を進めなければいけない。このことを為すものはもう顕正会以外にはない」と。
9月12日  大客殿設計者・横山公男、同構造設計者・青木繁、宗門に大客殿取り壊し反対の「意見書」を提出。
9月12日  創価学会、地涌、「日顕は、故・日達上人のなされたことを、ことごとく殲滅したいのである。日達上人の建てられた六壺、大化城などの建造物はすでに壊し、いままた大客殿も破壊しようとしている。大坊も近いうちに改築されるもよう。教学上のことについても同様である。故・日達上人の民衆立の戒壇論を否定し、国主立の戒壇論などという前代未聞の面妖な教義を持ち出し、顕正会の国立戒壇論に接近している」と。(「同」879号 )
9月13日  創価学会、地涌、「新客殿建設は顕正会会長・浅井の『建白』を受け入れたもの」と。(「同」880号 )
9月20日  公明党、公明新聞、「"信教の自由"侵す宗教法人法の改悪を許すな」発刊。
9月22日  自由民主党、総裁に橋本龍太郎通産相が就任。自民党総裁選は、河野洋平前総裁の不出馬により、橋本龍太郎と小泉純一郎の争いとなり、橋本龍太郎が第17代自民党総裁に選出された。
9月25日
 顕正会、9月度総幹部会開く (川口総合文化センター)、「なぜ正本堂の危険を放置するのか」、9月度折伏成果 7,489名。
 浅井昭衛会長、七千突破の大折伏が叶ったことにつき「百万の瑞相ここに現われたり」と。また「建白書」に対する宗門のその後の動向について言及、大客殿の建て替えだけで正本堂を放置する阿部管長に対し「大客殿と正本堂と、どちらが危険な建物なのか。阿部管長は一日も早く免震構造の新御宝蔵を作らなければいけない。いや新御宝蔵を造る間すらも、心が安らがない。さればまず、直ちに戒壇の大御本尊様を安全な堂宇に遷座し奉った上で、新御宝蔵の建建設を進めるべきである」と。
 さらに宗門が身延派布教師八名を大石寺に招き入れ、法華講員に身延詣でまでさせていたことに対し、「いっ たいどこまで腐っているのか。大聖人はこのような不純、このようなデタラメな宗門のあり方を、絶対にお許しにはならない。… すべては顕正会の前進にかかっている。大聖人様の御心のままを叫びまいらせる顕正会が、あらゆる魔障を乗り越えて驀進すればこそ、大聖人様の御威徳は輝き、諸天は動き、誤りは正され、大石寺が御在世の信心に立ち還るのである」と。(「冨士」第370号 )
 本部書記に土屋誠・泉絵里子任命さる。
9月28日
 宗門、阿部日顕管長、北海道親教にて「平成二年、創価学会がもともと抱いていたところの仏法破壊の念慮をもって、宗門を従えんとして再び行動を起こしてまいりました。これに対し、当初、宗門としては非常に消極的な態度ではありましたけれども、その誤りは誤りとして、きちんと注意をしてまいったのであります」と。
9月28日  創価学会、日本キリスト教協議会が主催する「宗教法人法『改正』に反対する緊急集会」で他宗24団体と提携、「さまざまな主張の違いを乗り越えて互いの立場で協力していきたい」と。
9月29日
 宗門、"シアトル事件"で前言を撤回、「日顕上人はホテルから出ていた」との準備書面を、東京地裁に提出。
9月29日  新日本建築家協会(※)、大客殿の存続を求める「要望書」を大石寺に提出。
 (※ 現在は、公益社団法人 日本建築家協会 )
9月29日  大韓民国、空軍参謀総長、北朝鮮のミサイル配備について「フロッグやスカッドなどの地対地ミサイル数百基を配備しており、フロッグは京畿道安養市まで、スカッドは韓国全土を攻撃可能である」と。
9月30日  創価学会、「御書にみる日蓮大聖人の御生涯」(第三文明社)で、「本門戒壇の大御本尊」を隠蔽。
9月 日  マスコミ各社、東村山市議怪死事件を、創価学会と関連づけ一斉報道。
9月 日  創価学会、東村山市議怪死報道で「週刊現代」を名誉毀損で告訴。
10月1日
 顕正会、"芙蓉茶寮"拡充。顕正新聞社第二編集室を設置。
10月1日  創価学会、大白蓮華「巻頭言」、秋谷栄之助会長「『人権』と『信教の自由』を守り抜こう」と。
10月1日  中華人民共和国、新疆ウィグル自治区で独立運動活発化。
「省または自治区としては中国最大であり、世界で8番目に大きな国家行政区画である。ウイグル人、カザフ人、キルギス人、漢族、チベット族、回族、タジク人、モンゴル族、ロシア人、シベ族など、多くの民族が暮らしている」(Wikipedia)
10月2日  ヒロエ・クロウ、"シアトル事件"の証人として東京地方裁判所に出廷。
10月3日  横山公男と青木繁、大客殿取り壊し反対の「意見書」を、再度宗門に提出。
10月4/22日
 顕正会、10月度御書講義、「三沢抄」を拝読。(全国304会場)
10月5日
 宗門、"日達上人遺弟"と名乗るグループ、阿部日顕管長あてに大客殿存続の「嘆願書」を送付。
10月8日  創価学会、池田大作名誉会長、滋賀文化会館で「①世間的な罪、反社会的な行為、②権力に迎合、③貪欲、④無慈悲、⑤修行しない、⑥布教しない ―― のゆえに、日顕宗の悪僧は厳然たる仏罰、なかんずく冥罰は絶対にまぬがれない」と。
10月12日  創価学会、秋谷栄之助会長、阿部日顕管長に「日顕の大客殿取り壊しの愚挙を糾弾する」を送付。
10月12日  横山公男、宗内に「大客殿耐震診断に関する記録」を配布。
10月13日
 顕正会、御大会式厳修 (本部会館)、「熱原法華講衆の不惜身命こそ三請・重請
 浅井昭衛会長、文底下種の寿量品における「三誡・三請、重請・重誡」につき講演。
「釈尊が「汝等当信解・如来誠諦之語」と、三たび繰り返されるのが「三誠」。これに対し、弟子一同が「ぜひお說き頂きたい」と請う。… このように弥勒菩薩を首とした一切大衆が三たび「唯願説之・我等当信受仏語」と願い出るのが三請、さらに重ねて「唯願說之・我等当信受仏語」と請うのが重請です。 この弟子一同の三請・重請に対し、仏は重ねて「汝等諦聴・如来秘密・神通之力」と誠められる。これが重誠です。…
 では、文底下種の寿量品における「三誠・三請、重請・重誠」はどのようなものか。すなわち大聖人の出世の本懐たる戒壇の大御本尊建立におけるそれは、どのようなものでありましょうか。結論から先に申します。それは、熱原の大法難の真っ只中、戒壇の大御本尊御建立の十一日前に全門下に下された 「出世の本懐成就御書」(聖人御難事)において大聖人様が、再三再四、不惜身命の深信を門下一同に教誡し給うたことこそ、御本仏の「汝等当信解・如来誠諦之語」の三誠・重誠であり、また熱原の法華講衆の方々が、平左衛門の再三の責めにも屈せず「南無妙法蓮華経」と命かけて唱え奉ったことこそ、「唯願說之・我等当信受仏語」の三請・重請に当る。かくて、 下種御本仏の出世の本懐たる戒壇の大御本尊は御出現になられたのであると、私は深く拝し奉っております。..
 戒壇の大御本尊は、このように身命を捨てた熱原の方々の「唯願説之」により、始めて世に出現されたのです。仏法の道理は、御在世も滅後も全く同じであります。されば、ふざけた信心、不純な信心で、広宣流布ができるわけがない、国立戒壇が建立されるわけがない。戒壇の大御本尊が国立戒壇にお出ましになるのは、法の為には身を惜しまぬ信心、大聖人 に南無し奉る純粋捨身の信心が、宗門に、一国に、みなぎる時以外には、絶対にあり得ない」(「冨士」第371号 )
10月13日  創価学会インタナショナル、教学指導者会議、日蓮大聖人の仏法を「民主主義の大法」と決議。
10月13日  村山富市首相、「日韓併合条約締結当時は不平等」と。
10月15日
 顕正会、顕正新聞、浅井昭衛会長、総本山の地震対策について「談話」を発表、「設計者の耐震診断が信じられるか!!」。
「阿部管長は万事を擲って、急ぎ免震構造の新御宝蔵を建設すべきである。いや、その完工までの期間すら、危険を放置できない思いが胸にこみ上げる。さればまず、直ちに大石寺内の安全な堂宇に遷座し奉ってのち、新御宝蔵の構築に取りかかるべきである。もし安全適切な堂宇が見当らぬときには、大坊の庭に、戒壇の大御本尊のみを厳護するに足る小規模の免震仮宝蔵を大至急建設し、大御本尊を守護し奉るべきである。もし戒壇の大御本尊の御安危をなおざりにし、万一のことあるにおいては、阿部管長の万死を以てしてもその大罪は償い切れない。繰り返すが、この一事は取り返しがつかないのである。時に当ってこれより重大なことはない。まさに一閻浮提第一の大事ではないか。ゆえに 私は、幾たびも幾たびも、直言申し上げるのである」と。(「同」10月15日号 )
10月16日  創価学会インタナショナル、秋谷栄之助がSGI会長代行に就任。
10月17日  創価学会、「仏法の寛容の精神を根本に、他の宗教を尊重して、人類の基本的問題について対話し、その解決のために協力していく」との "SGI決議" を公表。
10月17日  村山富市内閣、宗教法人法改正案を閣議決定。
10月20日  創価学会、秋谷栄之助会長、日本外国特派員協会の記者会見で、オウム神理教への破防法適用に反対を表明。
「他の宗教団体との協力はするのか?」との質問に、「創価学会は従来、教条的で閉鎖的な宗門のもと、他の教団との協力関係を持ってこなかった。宗門の拘束を離れた今、私たちは、他の宗教と協力することに努力する方向を打ち出している。... ...今回の宗教法人法『改正』問題で他のキリスト教団、仏教会などの方々との話し合いの場を持ち、協力体制をとることができた」と。
10月20日  公明党、公明新聞、「国家権力による『宗教管理・統制法』の断固阻止を!」発刊。
10月21日  創価学会、聖教新聞、「"SGI決議"の精神を語る」紙上座談会掲載。
 タカハシ・ドイツSGI総合長「日蓮大聖人の『四箇の格言』は他の宗教をすべて否定するというような偏狭な"排他主義"では絶対にない。...... "『他宗』であるから『邪宗』"とか、"自宗が広まりさえすればよい" というような偏狭性は、大聖人の仏法にはありません」と。
10月26日
 顕正会、10月度総幹部会開く (川口総合文化センター)、10月度折伏成果 4,726名。
 浅井昭衛会長、オウム真理教と創価学会の広布前夜における存在意義について、「オウムは宗教の仮面をつけて国家転覆を狙った犯罪集団 … 学会は大聖人の仏法の仮面をつけて国家乗っ取りを企てる犯罪集団 … この二つは立場こそ違うが、共に広宣流布を妨害しているということから見て、まさに第六天の魔王がこれを為さしめている」として、この二団体が広布を妨げる内外の魔の集団であると指摘。さらに、池田大作が顕正会対策の秘密組織『広宣部』を作り、卑劣な謀略活動をしていたことを白日の下に晒す。
 体育局主任に浅井城衛任命さる。
10月26日  創価学会、池田尊弘 (池田大作の三男)、総務補に就任。
10月30日  東京地方裁判所、オウム真理教に解散命令。
「宗教法人オウム真理教に対し、検察官及び所轄官庁たる東京都知事鈴木俊一は、同法人が一連のオウム真理教事件において … 宗教法人法第81条1項1号、及び同2号に該当するとして、東京地方裁判所に対し解散命令の請求を行った。… 第1審(東京地裁決定平成7年10月30日)は、請求を認める決定を行った」(Wikipedia)
10月 日
 宗門、大客殿解体始まる。
 妙観会 (細井日達管長徒弟グループ)有志、宗内に文書を大量配布。「信徒激減のこの時、何故にあの堅固なる大客殿を五億円もかけて壊す必要があるのか。......御先師の偉業を無に帰す事など絶対に反対である」と。
10月 日  内藤国夫と亀井静香、創価学会批判の宣伝ビラ、一千枚の配布開始。
11月1日
 宗門、大白法、阿部日顕管長「大作が、正本堂を作ったとき、あの正本堂をどうしても『一期弘法抄』『三大秘法抄』の戒壇にしないとまずかったのです。だから、何とか『三大秘法抄』の戒壇としようとしたわけです。その証拠があります。私は、学会が問題を起こした時に指摘してあります。その頃の『大日蓮』に出ていますが、池田大作は正本堂着工大法要のときに、『三大秘法抄』の文を挙げて話し、そして『この正本堂』と受けている。まさしく正本堂は『三大秘法抄』の戒壇だという意味になります。ということは、だから広宣流布は達成したんだと。そういうインチキなことを簡単に言ったのです。こんなに謗法が多く、こんなに塗炭の苦しみに喘いでいる人間が、末法において無数におるのですよ。そうすると、大聖人様の大慈大悲の広宣流布は、大作によってすり替えられて、あそこのところまでになってしまう。そんな莫迦げた話があるかと言うんです」と。(「同」第443号 )
11月1日
 顕正会、冨士「解説」、「大客殿建て替えめぐり学会猛烈な反対」を掲載。
 冨士「時の話題」、「東海大地震刻々と迫る!!」(小泉修)を掲載。
 冨士「特別レポート」、「疑惑に包まれる創価学会!!」(土屋誠)を掲載。
 冨士、編集兼発行人、遊佐寿美から小泉修に交代。(「冨士」第370号 )
11月2日  創価学会、法華思想懇話会において、天台宗・立正佼正会・日蓮宗の宗教者と交わり、法華経観を語る。
 公明党加須市議・新井孝司の息子、ヤクザ二人を伴って顕正会男子部班長を脅迫および恐喝。
11月3日
 宗門、日達上人遺弟会、"10・3 藤本文書" に反論し「大客殿解体理由の真実を示せ」と迫る。
11月4日  創価学会、池田大作名誉会長、ネパールのシェール・バハドゥル・デウバ首相から「釈尊の教えを最も人類に伝えている人」と讃えられ、「名誉市民」称号を授与される。
 池田大作名誉会長、ネパールで「人間主義の最高峰を仰ぎて ― 現代に生きる釈尊」と題する講演を行い釈尊を絶賛、日蓮大聖人は呼び捨てにする。
11月7/23日
 顕正会、11月度御書講義、「上野殿御返事」を拝読。 (全国360会場)
11月8~10日
 宗門、檀徒獲得が進展しない170人の末寺住職を、総本山に呼びつけて叱責。
11月14日  創価学会、池田大作名誉会長、「現代のヒューマニズム」を体現したとして、マカオ大学から「名誉社会科学博士」を受ける。
11月14日  大韓民国、金泳三大統領、「この際、(日本の)態度を必ず改めさせる」と、激しく対日批判。
 村山富市首相、金泳三大統領に「日韓併合条約は不平等な関係の中で結ばれた」旨を記した謝罪の親書を送付。
11月15日
 顕正会、日目上人御報恩勤行会奉修 (本部会館)、「身を捨てて大聖人の御命を奉ず
 浅井昭衛会長「日目上人こそ、大聖人の『身命を捨てて法を弘むべし』の仰せを、また日興上人の『未だ広宣流布せざる間は身命を捨てて随力弘通を致すべき事』の御遺誡を実践された御方であり、その御振舞いは "御本仏の御遺命達成に御奉公することかくのごとくあれかし" ということを、後世の私たちに身を以て教えて下さったものである」と。
11月16日
 宗門、全国支院長会議、阿部日顕管長「今年中に檀信徒は全て講員名簿に登録しろ!。… 来年からは最低、世帯の一割は折伏しろ」と厳命。
11月16日  大韓民国、盧泰愚・元大統領、収賄容疑で逮捕さる。
「1993年2月24日の大統領退任後、1995年に政治資金隠匿が発覚した。一審で無期懲役の判決を受け、1995年11月16日にソウル拘置所に収監された」(Wikipedia)
11月18日
 宗門、椎名法宣師(寿海寺)、逝去。
11月23日  創価学会、本部幹部会、「SGI憲章」制定。
「1995年に制定されたSGI憲章は、国際的機構であるSGIが日蓮大聖人の仏法の「人間主義の精神」と「世界市民の理念」に基づき、人権を守り、「非暴力」「寛容の精神」「生命尊厳」という価値観を尊重するとともに、平和・文化・教育への貢献に取り組むことを宣言しています」(創価学会公式サイト)
 秋谷栄之助会長「『信教の自由』を侵そうと策を弄する政治権力に擦り寄っている日顕宗こそ、まさに"亡国の宗"であります。 断じて追撃の手をゆるめることなく戦おう」と。
11月25日
 顕正会、11月度総幹部会開く (川口総合文化センター)、11月度折伏成果 5,099名。年間弘通 45,912名に達する。
 浅井昭衛会長、創価学会の五大謗法を指摘、「第一に御遺命破壊、第二に戒壇の大御本尊否定、第三に血脈否定、第四に御本仏否定、第五に謗法与同」と。
 さらに、宗教法人法改正をめぐって日本国中の全邪宗・政党が二分して争っていることにつき「これまさに、国家的規模の『修羅と悪竜の合戦』である。この合戦に参加している政治家も邪宗も、すべての者が、あるいは大聖人を軽んじているか、あるいは憎んでいるか、そして国立戒壇にはこぞって大反対である。この濁悪を見て、諸天善神はすでに日本国を捨離している。ゆえにいま大地震は刻々と近づき、恐るべき他国侵逼また刻々と迫りつつある。日本国にこのことを憂えているのは顕正会以外にはない。また大聖人の方人を申し上げ身を捨てる決意を している者も、顕正会以外にはない」と。
11月28日
 宗門、阿部日顕管長、創価学会と創価学会インタナショナルを相手取り、"シアトル事件" で謝罪広告等請求の訴訟を東京地方裁判所に提訴。
11月29日  創価学会、池田大作名誉会長、サハデーブ印度大使と面会し「今こそ、日本は『精神の大国』である貴国に学ばなければならないと私は思っている」と。
11月30日
 宗門、大白法号外、「池田大作・創価学会・SGIを、FBI記録工作疑惑事件で提訴」を特集した"号外"を大量配布。
11月 日
 宗門、御大会・布教講演会、阿部信彰庶務部副部長(大修寺)「現在、私の寺も、なかなか折伏の誓願目標の達成ができずに四苦八苦いたしております。これはひとえに、指導教師たる私の責任であります」と、大修寺で年間9名しかできなかったことを告白。
12月1日
 顕正会、冨士「特別レポート」、「徳島でも元公明党市議が転落死
12月1日  創価学会、大白蓮華「巻頭言」、秋谷栄之助会長「人権闘争とは"無明との戦い"の異名であります。人権を奪うものは、魔性であり、サタンである」と。
12月3日  大韓民国、全斗煥・元大統領、光州事件の "反乱・内乱罪" と、不正蓄財疑惑の追及を受け逮捕さる。
12月4日
 宗門、群馬布教区親教、阿部日顕管長「皆様方のお手元にも、ぼつぼつ『大白法』の号外が届くころと思いますが、今回、クロウ事件(シアトル事件)に関連して、宗門から新訴を提起しました。私としては、あのような創価学会の捏造による、謂われのない誹謗・中傷であるクロウ事件について、やはりその邪悪を矯す意味において、また、宗門の人達も日蓮正宗と大石寺の正しい筋目を明らかにすべきということから ......無いもの(クロウ事件に関する「連邦政府記録」)を有ると発表したのですから、そこにはなんらかの謀略があったはずでありますので... ...」と。
 阿部日顕管長、群馬親教の帰りに早瀬義寛(法道院)・舟橋泰妙(無量寺)・野村法慎(覚王寺)を引き連れ、温泉豪遊。
12月4日  創価学会、秋谷栄之助会長、参考人として国会に招致さる。第134回国会、"宗教法人等に関する特別委員会"、参考人は以下の通り。
 神社本庁総長 岡本健治、駒澤大学文学部教授 洗建、日本大学法学部教授 北野弘久、創価学会会長 秋谷栄之助、善隣教教主 力久隆積、全国霊感商法対策弁護士連絡会事務局長 山口廣。
 秋谷栄之助「日蓮正宗の教義を信仰するということでは、私どもは今、日蓮正宗とは現実に関係を絶っている。そもそも日蓮正宗は日蓮大聖人の仏法の本義を正しく伝えるがゆえに、宗旨の今日があるはず。だが、現実には僧侶の堕落によって大聖人の正義が保たれていない。腐敗している。これを改革して大聖人の本義にもどさなければならないというのが私たちの立場だ。つまり大聖人の仏法の正義を日蓮正宗の教義とするなら、それを正しく堅持し、伝えているのが創価学会だと確信している。従って『日蓮正宗の教義』という文言を変更する必要はないと考える」
12月6日  創価学会、「日蓮大聖人の人権闘争」のテーマで教学講座開く。
12月8日  改正宗教法人法、「宗教法人法の一部を改正する法律」成立。
 宗教法人法制定後の社会意識の変化と一部の宗教団体の反社会的活動を契機として、平成7年に大きな改正が行われた。主な改正点は以下の通り。
 ① 所轄庁について
 複数の都道府県に境内建物を備える宗教法人及び当該宗教法人を包括する宗教法人の所轄庁は文部科学大臣とされた。
 ② 監督権の強化
 所轄庁は、宗教法人について認証の取消、解散命令の請求などの事由に該当する疑いがあるときには、宗教法人審議会の意見を聞いたうえで宗教法人に対し、報告を求めたり質問ができることになった。
 ③ 事務所備付書類等の義務化
 役員名簿、財産目録、収支計算書などの作成及び事務所への備付けが義務付けられ、また、事業年度終了後にそれらの写しを所轄庁へ提出する義務も定められた。
 さらに、それら備付書類や帳簿について、信者その他の利害関係人による閲覧請求権も認められた
12月10日
 顕正会、体育文化祭開催 (横浜アリーナ)、男子部・女子部の勇壮・華麗な集団演技に満場感動。
 浅井昭衛会長「顕正会のすべての行動は、広宣流布に結びついている。この体育文化祭も、これを成し遂げた情熱と団結が、広宣流布の道を開き、七年後の国家諫暁を成し遂げる原動力となるのである。今の濁悪の日本を見るに、御本仏日蓮大聖人の立正安国の師子吼を、日本国に聞かしむる者は誰なのか。顕正会をおいてあるべくはずもない。この体育文化祭の感激と団結を以て、大聖人様のお待ちあそばす大法戦場めざし、一筋の驀進をしようではないか」 と。
12月12日  中華人民共和国、尖閣諸島における資源探査 (本年5月~6月) が発覚。
12月14日  創価学会、聖教新聞社説、池田大作名誉会長を「釈尊を実践する人」と讃える。
12月14日  村山富市内閣、オウム真理教への破壊活動防止法適用を決定。
 1995年3月20日に地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教を、同年5月に公安調査庁が破壊活動防止法に基づく調査対象団体に指定した。同年12月14日、政府は破壊活動防止法に基づく解散指定を請求するための手続きを始めることを正式決定した。
12月19日  東京高等裁判所、オウム真理教に解散命令。
 検察官及び所轄官庁たる東京都知事鈴木俊一は、東京地方裁判所に対し宗教法人法81条1項に基づく解散命令の請求を行った。第1審(東京地裁決定 平成7年10月30日)は請求を認める決定を行い、第2審(東京高裁 平成7年12月19日)も解散事由に該当するとして、1審を支持し同法人の即時抗告を棄却した。
 村山富市内閣、住専処理に6,850億円の公的資金投入を決定。
 住宅金融専門会社(住専)7社は、バブル崩壊で約8兆円にものぼる不良債権を抱えた。住専の母体行が債権を放棄するとともに、負担能力を超えた分は税金で穴埋めすることとなった。
12月25日
 顕正会、12月度総幹部会開く (川口総合文化センター)。
 浅井昭衛会長「本年はまさに期を画する年。すなわちオウムや魔民部の逆風を押し返して四万六千という過去最高の折伏を成し遂げた年。また合宿や体育文化祭に見るごとく『妙法の芸術』 『妙法の体育』『妙法の武道』によって、いまだかつてない大歓喜が全顕正会に漲った年であった。顕正会は両眼滝のその日まで、険しく厳しい広布の路を、皆で励まし合いながら心豊かに明るく戦いを進めていきたい」と。
 さらに、北東アジアの状勢が緊迫しつつあること、一瞬のうちに日本経済を崩壊させ世界大恐慌をも招く首都圏直下大地震が迫ることを指摘、「これらの状勢を見るとき、七年後十万人の国会請願の前に、どうしてもその前段階の諫暁の戦いをもう起こさなければならない。私はそれを五十万達成の時と決意している。この五十万を、なんとしても平成九年の前半までに成し遂げたい。もう日本には時間がない」と。
12月27日  新進党、党首に小沢一郎幹事長が就任。
 新進党は、平成7年7月の第17回参議院選挙で、改選議席19議席を大幅に上回る40議席を獲得した。同年12月に行われた党首選挙では、羽田孜や細川護熙らを中心に"小沢外し"の動きがあり、自ら立候補することを決断、長年の盟友である羽田孜と激突し、小沢一郎は第2代党首に選出された。
 

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