迷走する顕正会を斬る


淺井昭衞会長の足跡と変節

    顕正会年表 (私家版)


      
1月1日
 顕正会、元旦勤行、本部会館および全国169会場で厳修。
 浅井昭衛会長「日蓮大聖人の重き御金言たる『日蓮によりて日本国の有無はあるべし』を、わかろうとわかるまいと、信じようと信じまいと、全日本人の耳に入れなければならない時がきた。それが本年である。本年から始まる一国諫暁こそ、顕正会四十年の歴史において、最も大事な御奉公。顕正会はこの御奉公のために、生まれ出てきた仏弟子の集団である」と。
 冨士、年頭の辞「一国諫暁の時来たる」、浅井昭衛会長「七百年前、日本は一国挙げて大慈大悲の御本仏を軽蔑憎嫉し、ついにその御頸を竜の口で刎ね奉った。この天地も驚動する大逆の罪、どうして現当に免れ得ようか。ゆえに御在世には忽ちに自界叛逆・他国侵逼の大難が巻き起こり、そして今『未来亦然るべきか』の御予言のまま、改悔なき日本に自叛・他逼の大罰は起こらんとしている。このとき、五十万の仏弟子の大集団は大地より躍り出で、御本仏の使いとして、一国にこれを告げしむる。これが本年から始まる一国諫暁の御奉公である。すでに顕正会は広宣流布の戦さに備え、『冨士大石寺』の名を冠して仏法上の立場を確立し、法人格の鎧も着した。さあ、大聖人のお待ちあそばす大法戦場へ、一結して勇躍出陣しようではないか。仏弟子の歓喜、これに過ぐるはない」と。(「冨士」第382号 )
 冨士、研究レポート、小泉修「平左衛門の滅亡 大聖人ご滅後十二年にして大罰
1月1日  創価学会、聖教新聞、秋谷栄之助会長「極悪・日顕宗は崩壊寸前、今こそ仏敵・日顕、山崎正友らの『極悪の集団』を完膚なきまでに打ち破る時」と。
 創価新報、「法主の辞め際 ―― 日顕はいかに?」の連載開始。
1月4日  創価学会、池田大作名誉会長、インド・アジア協会から「人類の和合を促進した」として「タゴール平和賞」を贈らる。
1月5日
 顕正会、新年幹部会、本部会館で開く、「入信勤行の栞」「入信・入会報告書」改正さる。浅井昭衛会長、入信勤行の精神について指導。
1月6日
 宗門、末寺住職・寺族初登山、阿部日顕管長「昨年度において一世帯も折伏することができなかった寺院があるとしたならば、それは住職・指導教師の唱題行が足りないからだ」と。
1月9日
 顕正会、新潟・長岡事務所、全日開館となる。
1月9日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・遼寧師範大学から「名誉教授」号を贈らる。
1月11日  創価学会、全国男女記念幹部会、池田大作名誉会長「徹底して悪を責めよ。… いくら理屈をいっても、たとえ幹部であっても、悪と戦わなければ地獄に堕ちる」と、阿部日顕管長への攻撃を煽る。
1月12日
 顕正会、教学部、五級試験 (南無日蓮大聖人)、全国74会場で施行。2,860名が受験。
1月15日
 顕正会、成人式、本部会館で行う。浅井昭衛会長「私は今の日本の青年の姿に亡国の兆を感じている。......仏弟子は大きな志を持たなければいけない。それは一生成仏の志と、広宣流布の志である」と。
1月19日
 顕正会、教学部、登用試驗 (折伏理論解說書第 一章~第八章)、全国90会場で施行。6,106名が受験。
1月25日
 顕正会、1月度総幹部会開く (川口総合文化センター)。
 浅井昭衛会長「『日蓮によりて日本国の有無はあるべし』との大聖人の大慈悲の師子吼を、全日本人にどうしても教えておかなければいけない。それが本年の一国諫暁である。信じようと信じまいと、わかろうとわかるまいと、耳に入れなければいけない。信じないのは日本一同の罪、わかろうとしないのは人々の罪、しかし云わなければ仏弟子の罪となる。…
 いま、御書に仰せの亡国の前兆たる天変地天はほぼ出そろった。残るは首都圏の大地震だけである。一国諫暁の大事な御奉公を前にして、相次いで亡国の前相が出ることは、まことに不思議なことと感じている」と。
 本部幹事に斉藤暢・浅井城衛・黒川昌宏・矢島孝一任命さる。
2月2日  創価学会、第三文明、「日蓮大聖人の思想と生涯」(連載)において、大聖人の身延入山の意義を「法門の総仕上げと門下の育成」とし、戒壇の大御本尊建立を敢えて隠す。(「同」2月号 )
2月6/19日
 顕正会、2月度御書講義、「開目抄」要文を拝読。(全国358会場)
2月7日
 顕正会、第二祖日興上人御報恩勤行会、本部会館で厳修。
 浅井昭衛会長「日興上人は、大聖人ご入滅後五十一年間にわたり、大聖人御弘通の法体とは何か、その信行はいかにあるべきか、一期の御遺命とは何か等々を、残るところなく後代の私たちのためにお示し下された。......まさしく五十一年間で一本の線を引いて下さったのである。この線をそのまま延長すれば、大聖人の御心に叶う信心ができる。もしこの線から逸脱すれば、冨士大石寺の門流ではなくなってしまう。いま顕正会は一国諫暁の年を迎え、日興上人が引いて下さったこの一本の線、この清らかなる源流に立ち還り、『冨士大石寺顕正会』と名乗って御奉公できることは、何とも有難い」と。
2月7日  盛岡地方裁判所、宗門離脱の大塚順妙師(東光寺)に、東光寺の建物明渡しを命ずる。
2月7日  大蔵省、「国と地方を合わせた借金の合計は521兆円に達する」との試算を発表。
2月13日  名古屋高等裁判所、田村慈観師(開顕寺)に、創価学会員の名誉を棄損したとして慰謝料支払いを命ず。
2月14日  創価学会、週刊新潮を批判した「嘘と真実やらせと情報操作の構図」と題するビデオを発売。
2月14日  黄長燁・朝鮮民主主義人民共和国労働党元書記、大韓民国に亡命。金日成の側近であった黄長燁は、中ソ対立のはざまで「自主・自立・自衛」を掲げ、金日成の独裁を正当化する「主体(チュチェ)思想」を体系化した。
2月15日  創価学会、聖教新聞社説、「(大聖人の)『旃陀羅が子』『民が子』とは "人間主義のための宗教" の大いなる宣言と拝したい」と。
 池田大作名誉会長、香港作家・金庸と対談、日本の中国侵略について「日本はもっと率直に、もっと誠実に、おわびすべきでしょう。『あのような過ちは永遠に繰り返さない』と世界に宣言すべきだ。"中国の人々の心に届く" 謝罪をすべき」と。
2月19日  中華人民共和国、鄧小平・元共産党中央軍事委員会主席、死去。中国共産党の政治闘争で3回も失脚しながら復活を重ね、改革・開放政策を推し進めた。"民主化運動" は共産党の不利益とし潰し、愛弟子とされた胡耀邦・趙紫陽をも失脚させた。
2月20日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・吉林大学から「名誉教授」号を贈られる。
(※ 池田大作の名誉教授・博士号は42、うち中国・香港からは13となる )
2月25日
 顕正会、2月度総幹部会開く (川口総合文化センター)、2月度折伏成果 9,556名。
 浅井昭衛会長「顕正会の御奉公は、過去四十年、常に折伏弘通がその背景となってなされてきた。顕正会は"口舌の徒"ではない。折伏もせずに口先だけで論評しているような者を、どうして大聖人様がお認め下さるか。また燃える信心があるならば、自ずと死身弘法は形となって現われる。…
 顕正会はいかなる時も死身弘法の手を止めたことはない。あの理不尽な解散処分の嵐の中でも、広宣流布をめざし折伏を続けてきた。この真剣なる死身弘法を背景として、その時々の、なさねばならぬ大事な御奉公を貫くことができたのである。… やがて『梵天・帝釈等の御計として日本国一時に信ずる事あるべし』との大聖人の仰せが事相になる。一国諫暁の御奉公こそが、その口火となる」と。
2月25日  東京地方裁判所、"信平裁判" の第3回口頭弁論が開かれる。
2月26日  創価学会、沖縄婦人部最高会議、池田大作名誉会長「精神の大国・インドの知性は、ガンジーの精神の継承をSGIに期待している。この信頼に、私どもは一段と力強く応えてまいりたい」と。
3月5日  創価学会、本部幹部会、池田大作名誉会長「自分は迫害を受けている」と "信平裁判" に言及。
 創価新報、宗門教学部副部長・水島公正師(能安寺)に、「巨額の不正蓄財疑惑がある」との記事掲載。
3月6日  週刊新潮、"信平裁判"・第三回口頭弁論、「池田側弁護団が事件は時効であるとして中間判決を要求した」と報道。(「同」3月13日号 )
 創価学会、週刊新潮(3月13日号)の記事内容について、新潮社に抗議。
3月8日  創価学会、池田大作名誉会長、ヨーロッパ科学技術アカデミーの「名誉評議員」となる。
3月11日  動力炉核燃料開発事業団で爆発事故発生、虚偽報告とずさん管理が表面化。茨城県東海村の動燃の再処理工場で火災爆発事故が発生し、作業員37人が被爆した。放射性廃棄物とアスファルトの混合物が入ったドラム缶から火災が発生し、消火が不十分で10時間後に爆発が発生した。
3月12日  創価学会、新・人間革命、池田大作名誉会長「創価学会は、日蓮正宗を国教にするなどという考えはない。それは日蓮大聖人の仏法の本義のうえからも、あってはならないことなのだ。......御書のどこにも『国教にしなさい』などという御言葉はないし、学会でもそんなことは言ってない。したがって、全く的外れな批判といわざるを得ない」と "国立戒壇" を批判。
 全国婦人部幹部会、秋谷栄之助会長「"信平裁判" を画策したのは山崎正友。信平夫婦の虚言に民事訴訟という衣を着せ、反人権雑誌である『週刊新潮』と結託し、ウソを社会にばらまいて先生と学会に泥を塗ろうとする山崎の黒い謀略である」と。
3月12日  名古屋高等裁判所、宗門離脱を計った日蓮正宗改革同盟・成田樹道主管(法布院)に対する「主管罷免処分は無効」との判決を下す。
3月17日  東京地方裁判所、"シアトル裁判" の第十五回口頭弁論を開く。
3月18日  創価学会、池田大作名誉会長、フィリピン共和国のデ・ラ・サール大学から「平和の本物の先覚者」として「名誉人文学博士」号を贈られる。
 創価大学卒業式、池田大作名誉会長「真実の栄光ある生き方とは何か。それは民衆の中に飛び込み、民衆とともに苦楽をともにし、民衆の信頼を勝ち取る人生である。仏典にも『愚人にほめられたるは第一のはぢなり』とある。戸田先生は『大聖にほめらるるは一生の名誉なり』と言われた。広げていえば、民衆という『大智識』にほめられる人生こそ偉大なのである」と支離滅裂スピーチ。
3月20日  創価学会、週刊新潮(3月27日号)の記事內容について、新潮社に抗議。
3月22日  平成九年の大彗星、地球に最接近。ヘール・ボップ彗星、近日点通過後に見かけの等級が -1前後になる。肉眼で18か月も見ることができ、"1997年の大彗星"と言われる。
3月25日
 顕正会、3月度総幹部会開く (川口総合文化センター)、「大聖人御入滅後以後最大の彗星出現」。
 浅井昭衛会長、大聖人滅後七百年における最大の彗星「ヘール・ボップ」に言及「彗星は日天子の眷属である。… 日天子は自界叛逆・他国侵逼を起こして、大聖人の御化導を厳然と助けまいらせている。… 大聖人の御聖意を深く拝して今回の大彗星の意義を思うに、まさしく二つある。一つには他国侵逼が起こる前兆。いま一つはいよいよ広宣流布が達成される大瑞、… 戒壇の大御本尊が国立戒壇にお出ましになる大瑞相である。…
 いまヒタヒタと他国侵逼の大難は日本に迫りつつある。この他国侵逼が事実となる時が、日本国一同に信ずる時である。ゆえに大聖人は『ただをかせ給へ、梵天・帝釈等の御計として、日本国一時に信ずる事あるべし』と仰せられる。日本国は七百年前に、大聖人の御鎖を刎ね奉った。しかるに未だ改悔なく、一同に大聖人の重き御存在を忘れ、蔑っている。この改悔なき全日本人に、日蓮大聖人の大恩徳を知らしむる一国諫暁こそ、諸天が動く口火となる」と。(「冨士」第383号 )
 壮年部長に府川真也、壮年部副部長に横田高明、銀座地区部長に鈴木志郎任命さる。
3月25日  中外日報、阿部日顕管長夫人、娘・孫娘らと3月13日から一週間、オーストラリアの高級リゾート地で豪遊したと報道。
4月1日
 顕正会、冨士、男子部幹事浅井城衛「『広宣流布の大瑞』に身震い
 冨士、研究レポート、土肥和子「病原菌の逆襲
4月1日  消費税5%がスタート、消費税アップが景気を直撃し、円・株安で超低金利続く。
4月2日  創価学会、池田大作名誉会長、スリランカ民主社会主義共和国の国立ケラニヤ大学から「名誉文学博士」号を贈られる。
 第三文明、小島信泰・創価学会助教授「三大秘法稟承事の真偽はいまだ不明、他の諸御抄から判断すると、本門の戒壇とは、本門の本尊を受持すること」と。(「同」4月号 )
4月6~7日
 宗門、御霊宝虫払大法会、"お練り行列" を大雨と濃霧で中止。
4月7日  創価学会、創価大学入学式、池田大作名誉会長「(旅順での残虐な行為に言及し)この非人間性が近代日本の体質である。だから私はその魔性と戦っている。諸君も戦ってほしい。歴史を見れば見るほど、日本は本当に悪い。しかもいまだに誠実な謝罪をしていない。それどころか、平和の道を進む人を迫害している。… 島国根性の小さな小さな日本を見おろしながら、地球市民として『リーダーシップ』を培っていくことである。後ろを振り向かず、脇目も振らず......」とスピーチ。
4月10日  創価学会、アルゼンチン共和国で「核の脅威展」開催。
4月14日  東京地方検察庁、朝木明代東村山市議転落死事件、不起訴処分とする。
4月16日
 宗門、伊藤慈陽師(法益寺)、宗門の住職罷免処分に反発し寺に籠城。
4月21日  創価学会、本部幹部会、秋谷栄之助会長「日顕は今月19日、宗内向けには『寺院開設』として台湾へ。旅行の申し込みには『グルメツアー』としており、信者のお布施を食い物にする『食法餓鬼』にほかならない。… 学会の前進を阻もうとする数々の謀略の元凶こそ、謀略ペテン師・山崎正友と極悪法主・日顕である。元凶といっても、山崎も日顕もその本性は色と欲にまみれ、全くだらしのない、人格的には破滅した男なのである。山崎正友の野望は創価学会の乗っ取りであり、金儲けが目的である。......シアトル事件で追いつめられた日顕は、相変わらず信者を食いものにし己は豪華・豪遊をほしいままにし、日蓮大聖人とは全く縁もゆかりもない堕落坊主に成り下がっている」と。
4月22日  ペルー共和国、在ペルー日本大使公邸占拠事件、軍特殊部隊の武力突入で解決。
 事件発生から127日が経過した4月22日、ペルー海軍特殊作戦部隊を中心とした軍・警察の合同特殊部隊が公邸に突入し、最後まで拘束されていた72人の人質(日本人の人質は24人)のうち71人を救出、同年2月より掘削を進めていた公邸地下のトンネルを利用した。突入作戦回避を主張していた、橋本龍太郎首相への事前通告はなかった。
4月24日
 顕正会、4月度総幹部会開く (大宮ソニックシティ)。
 浅井昭衛会長、ノドン一号を配備した北朝鮮の脅威と、尖閣諸島の支配を企てる中国の不穏な動向に言及し、「いま一国諫暁を前にして、北東アジアの情勢が日々に激しくなってくること、まことに不思議である。すでに他国侵逼の凶瑞たる大彗星は出現している。これほどの大天変があるならば、それに呼応する地夭すなわち地震がないはずがない。この天変と地夭が前相となって、自界叛逆・他国侵逼が事実となる。…
 日本列島の地震活動はすでに極大期に入っている。私たち仏弟子にとって、情報よりも大事なことは、常日頃の強き信心と、いつ来てもよい、との心の準備である」と。
4月26日  ペルー共和国、アルベルト・フジモリ大統領、"平和的解決" を繰り返した日本政府の対応を「空論」と批判。
4月28日
 宗門、教師補任式、阿部日顕管長、御遺命破壊の罪を池田大作に着せる。
「常に慢心を抱いているのが、池田大作をはじめとする創価学会の者どもであります。この慢心から、いつの間にか『三大秘法抄』『一期弘法抄』の大聖人の尊い御遺命を、まるで自分達の手で達成したかのような考え方になってしまったのであります。…
 今になってみれば、正本堂を造る際に、彼等は徹底して妙な意義付けをしようといたしました。すなわち、大聖人様の『三大秘法抄』の戒壇建立が達成できたような錯覚・誤解をもって色々なことについて発言し、その雰囲気のなかに宗門も飲まれてしまったような形もありました。それらが様々な事情で止められるや、それらを恨みつつも、やむをえず、一時はそれに従ったのであります。しかし、その内実、今はまだ本門寺にはならないけれども、『三大秘法抄』『一期弘法抄』に御遺命された戒壇は正本堂であるということを言いたいのですし、また、事実、言ってきたのであります」と。(「大日蓮」7月号 )
4月28日
 顕正会、立宗御報恩勤行会、本部会館で奉修。
 浅井昭衛会長、報恩抄の一節を引き「日蓮大聖人の御化導はまことに広大で、全世界・全人及ぶ … 広宣流布は、大聖人唯一人の大慈悲の力・大悲願力によって成し遂げられる。......
 では、大聖人の大慈悲はどのように現われ、広宣流布が成し遂げられるのかといえば、一つには、時来たらば無数の地涌の流類を出現せしめ、立たしめ給う。もう一つは諸天に申しつけて客観状勢を作らしめ給うのである。しこうして、無数の地涌の流類を立たしむるとは、いま顕正会の広宣流布の大行進こそその姿ではないか。また諸天に申しつけて客観状勢を作らしむるとは、いま御在世以来の大彗星が出現し他国侵逼が迫りつつあることではないか」と。
4月28日  創価学会、聖教新聞「社說」、「きょう二十八日は『立宗の日』。三十二歳の青年・日蓮大聖人が、仏教を人間の手に取り戻された『仏教の人間化』が始まった日である。......大聖人はどこまでも "一人の人間" に視点を据えられ、荒れ狂う現実の真っただ中に飛び込んで対話を重ね、魂の触発のなかで妙法を弘められた」と。
5月3日  創価学会、池田大作名誉会長、ブラジル連邦共和国のリオデジャネイロ連邦大学から「名誉博士」号を贈られる。
5月4日  創価学会、聖教新聞、「池田会長が現代に『ソクラテスの対話』を蘇らせた」として、池田大作が対談した著名人を列挙。
5月6日  新進党・西村真悟衆院議員ら数名、尖閣諸島の魚釣島に上陸し日章旗を立てた。「上陸の目的は尖閣諸島の現状や領海の警備実態の視察で、日本国の領土を国会議員が視察することは当然のこと」と声明。
 この事態に、中華人民共和国外務省の沈国放・報道局長は、橋本龍太郎首相の「遺憾の意」の表明に「単なる遺憾の意の表明では足りない」と。
5月10~11日
 宗門、舟橋義秀師(応顕寺)、法華講員を引き連れ佐渡の根本寺・妙宣寺・世尊寺・妙照寺を見学。
5月10日  創価学会、池田大作名誉会長、十度目の訪中。
5月11日
 宗門、早瀬義雄・宗会議長、逝去。
5月12日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国の上海大学から「名誉教授」号を贈られる。上海大学、池田大作の胸像を作る。
5月12日  東京地方裁判所、阿部日顕管長の "シアトル裁判"、第16回口頭弁論開く。
5月13日  創価学会、聖教新聞、「阿部管長夫妻・藤本総監夫妻ら二十数人は4月19日から4日間、台湾に数千万円のグルメ旅行」と。
5月13日  東京地方裁判所、池田大作の "信平裁判"、第4回口頭弁論開く。
5月14日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国のテレビ番組で「(故・周恩来)総理こそすべての指導者の模範中の模範、仏法でいう菩薩の姿です」と。
 中華人民共和国、陳永昌・中日友好協会副会長「池田先生は中国が世界平和の主役であると指摘されました。このような正しい見解をもっていることは、先生が中国を理解し、中国人民を理解しておられるためだと思います」と。
5月14日  橋本龍太郎首相、「ペルー打ち上げ」で、都內超高級料亭で生バンドを入れ歌合戦。
5月19日  創価学会、本部幹部会、秋谷栄之助会長「創価学会の組織をおこがましくも、かじろうとするコソ泥教団が日顕宗。… 今や宗内は、いばりくさった独裁者・日顕に対する反発が次第に沸騰点に近づきつつある。4月には日顕が山形県米沢市・法益寺の伊藤住職をいきなり罷免した。怒った伊藤住職は法華講とともに寺の明け渡しを拒否。寺に立て籠もり徹底抗戦の構えを見せている。......本山にある翠明寮等の寮は罷免や召還された坊主の捕虜収容所、最近増設の噂もある」と宗門批判。
5月23日  創価学会、聖教新聞、福島啓充・学会弁護士が 週刊新潮の「池田レイプ裁判報道」に反論。
5月26日
 顕正会、5月度総幹部会開く (川口総合文化センター)。
 浅井昭衛会長、本年出現の巨大彗星について「仏法上の重大意義を思うとき『平成九年の大彗星』と呼ぶべきである。…
 まさしく今日こそ、末法濁悪の直中である。この濁悪の真っ只中に、ただ日蓮大聖人への忠誠一筋で御遺命を奉じて立つ五十万の仏弟子の大集団が出現するということは只事ではない。しかもこの五十万の大集団は、解散処分という理不尽なる弾圧を乗り越えてきたのである。すべては大聖人様の大悲願力による以外にはない。大聖人様が顕正会をして立たしめ、顕正会をして御遺命を守らしめ、そしていま一国諫暁をなさしめ給うのである。…
 諫暁書もこの六月で執筆を完了する。まさしく六月こそ、すべての面で一国諫暁の準備を完全に成し遂げるべき月である」と。
5月29日  創価学会、勝ち鬨、「浅井は口で「広宣流布」、本心は金儲け!」「本尊もないのに仏壇の販売を始めた顕正会」
「顕正会の浅井昭衛が遂に仏壇の販売業に手を出した。「仏壇A」がセット価格で159,700円、「仏壇B」が同じく99,700円で値引きはしないようだ。… 経机は“遙拝勤行用”とか理由をつけて新入会員以外、全会員が買うように強制している。経机を売り付けるにあたり浅井は「ぜひ『経机』を置くといい。形がきちんときまり、心も整う」と、会員が購入するよう奨励していた。…
 さて、顕正会員は実質5万人程だが、班長が当人の了解も得ずに勝手に書いた入信報告書がたまったことから、浅井は来月、「50万法城が屹立」と発表することにしている。そして、「一国諫暁」と称して7月、日比谷公園に集合させ、国会議事堂に向けてデモ行進させる。…
 浅井は北朝鮮や中国からの恐怖とか、大地震の到来を予言、更には、「へール・ポップ彗星が他国侵逼難の前兆」と言ったかと思うと「戒壇の大御本尊が国立戒壇にお出ましになる大瑞」と言ってみたり、無知な会員を騙しながら顕正会が広布を推進して日本の安泰を願う唯一の教団であるかのように錯覚させている(深井秀衛)」(「勝ち鬨」第262号 )
6月1日  創価学会、池田大作名誉会長、フェデリコ・マヨール・ユネスコ事務局長と対談、「ユネスコと創価学会の目的は一致」と。
6月9日  創価学会、池田大作名誉会長、ロシア科学アカデミー東洋学研究所から「日露文化交流に貢献」として感謝状を贈られる。
6月10日  創価学会、山梨最高協議会、池田大作名誉会長「立正安国論の『一凶』とは天魔・日顕である」と述べ、「時の貫首為りと雖も......」の遺誡置文の解釈を、「たとえ時の貫首であっても、仏法の正義に背いて勝手な自説を立てた場合は、これを用いてはいけない」と本来の論に変更。
6月13日  創価学会、勝ち鬨、「法主の開眼・認可は不要、法華経に限るべし」
「昭和30年代には、日寛上人が享保3年に書写された御本尊を法道院にあった「大日蓮」編集室で印刷し、その出来具合を法華講幹部が点検して“合格”したものを各末寺に発送し、印刷の状態が悪いものはゴミとして捨てていた。その後、日顕が大石寺に御本尊に関する事務を取り扱う「内事部第三課」を設置して御本尊印刷権を法道院から奪い取った。現在では静岡県富士宮市内にある「(株)きうちいんさつ」で日顕筆の本尊を印刷しているのである。…
 以前は各末寺によって異なった御形木御本尊を下付していた。例えば、讃岐本門寺では塔中坊に安置されていた日興上人書写の御本尊を御形木にして檀徒に下付し、東京の妙光寺では日布(大石寺第55世)、同じく法道院は日応(第56世)、常在寺は日正(第57世)というように末寺によって違った御形木御本尊を下付していた。それらの御本尊について、当時の法主が一つ一つ“開眼”したり、法主が交替する度に“認可”をやり直していた事実もない。…
 日亨上人は世界広布の到来を予見されていたためか、「有師化儀抄註解」に「宗運漸次(ぜんじ)に開けて・異族に海外に妙法の唱へ盛なるに至らば・曼茶羅授与の事豈(あに)法主御一人の手に成ることを得んや」と記されている。これらのことからも明らかなように、日顕らが言う「御本尊はすべて法主の開眼によらねばならない」、或いは「認可が必要である」というのは間違いなのである(深井秀衛)」(「勝ち鬨」第269号 )  
6月15日  創価学会、池田大作名誉会長、モンゴル国立大学から「名誉哲学博士」号を贈られる。
6月16日  創価学会、本部幹部会、秋谷栄之助会長「(松濤の新豪邸について)宗門問題直後の平成3年1月、末寺住職を前に日顕は『たとえ流浪の身となり、粥をすすっても』と涙を流して訴え、坊主たちをほろりとさせ同情を買った。その裏ではペロリと舌を出し目黒区八雲の豪邸計画、世田谷区等々力の豪邸購入、そして今回の邸宅購入である。......日顕は一ヶ寺の寺を建てるでもなく、自分たち夫婦の住み家たる豪邸ばかり買い漁る。これほど信者を食いものにし、ごうつく張りのどん欲坊主はいない。速やかに退座すべきである。…
 日顕は法華講夏期講習会でも、またまた醜態を現した。講義の途中、イスが動くからといって所化を怒鳴りつけ、公衆の面前で所化の横づらを中啓という扇子で張り飛ばす。講義も支離滅裂で、日顕が『難しいと思った方は手を挙げて』と問いかけると大勢が次から次に手を挙げる。ついに絶句して立ち往生。大聖人の御書には一言も触れずに『ちょうど時間になりました』などと茶化して逃げ出してしまう。そして法華講から、あきれられている」と。
6月18日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・内蒙古大学から「名誉教授」号を贈られる。
6月20日  富士山で大規模な大沢崩れ発生、崩落量は過去最大の25万立方メートル。
 大沢崩れとは、富士山の真西面側にある大沢川の大規模な侵食谷のこと。最大幅500m、深さ150m、頂上の火口直下から標高2,200m付近まで達する。大沢川は潤井川と名称を変更し、海まで通じている。
6月28日  連続児童殺傷事件、容疑者の少年 "酒鬼薔薇聖斗"を逮捕。1997年2〜5月、神戸市須磨区で当時14歳だった中学3年の男子生徒が、児童5人を襲い うち2人を殺害した事件である。少年は、酒鬼薔薇聖斗を名乗る "犯行声明文" を報道機関に送りつけたことから、「酒鬼薔薇聖斗事件」と呼ばれた。
6月26日
 顕正会、6月度総幹部会開く (川口総合文化センター)、五十万達成、「いよいよ『一国諫暁』の時来る」、3・4・6月度折伏成果 20,599名。
 浅井昭衛会長、五十万法城を成し遂げた全顕正会員の死身弘法の赤誠を称え「予定通りにこの6月、一分の狂いもなく五十万法城が屹立したこと、ただ不思議。これ大聖人様の御守護なくしては、とうていあり得ぬことである。ついに五十万成った今、私は何よりもこのことを大聖人様に奉告申し上げたい」と。
 ついで、7月より開始される一国諫暁の全貌について「このたび出来した重大なる諌暁書を、五十万顕正会の総力を挙げて、日本国中の人々に見せしめ、さらに7月16日の立正安国論の日、すべての新聞に一ページ大の広告を掲載して、日蓮大聖人に帰依しなければ日本は亡びるということを、全日本人に告げ知らしむる ―― これが一国諫暁の全貌である。五十万を達成した今、いよいよ一国に、日蓮大聖人の大恩徳と、その一重き御存在を、声を大にして知らしむる時が来た。…
 この諌暁書は、御本仏日蓮大聖人の大恩徳と、『日蓮によりて日本国の有無はあるべし』の御心を顕わし奉り、さらに日本一同七百年前の大逆罪を改悔せずなおも御本仏に背き続けるならば、必ず首都圏を揺るがす大地震ののち、自界叛逆・他国侵逼が起こり日本は必ず亡ぶということを、言い切ったものである。…
 しかしながら、顕わし奉るべき大聖人の御境界はあまりに深く、説明すべき仏法の道理はあまりに広い。しかも相手は、全く信心のない、あらゆる階層、立場の違う全日本人である。ゆえにどのように顕わすべきか、しばしば思い悩んだ。所詮、凡夫の力ではどうにもならない。私は毎朝勤行のとき、ひたすら御本尊様に御祈念申し上げた。『祈請し奉る、大慈大悲の御加被を下し給い、何とぞ大事の一国諫暁の御奉公をなさしめ給え』と。......私はこの諫暁書を書くにあたって、世間に諂って大聖人の教えを下げてわかってもらおう、などという気持ちは全く持たなかった。ただ大聖人様への忠誠心、そして諸天を意識して書いた。…
 この一国諫暁により、国立戒壇建立の最終段階の戦いは始まる。この諌暁書はまさしく、全日本人の元品の無明の大岩を割る楔である。たとえ始めは信じなくとも、反発しようとも、顕正会の折伏が今後しんしんと進んでやがて百万、二百万、五百万、一千万になり、仏の大軍勢がさらにこの楔を深く全国民に打ち込むとき、またそれに伴い、諸天の働きにより三災七難が日ごと年ごとに激しくなって国家体験がいよいよ起きるとき、必ず『わかりました』という時が来る。その時が広宣流布である」と。(「冨士」第387号 )
6月26日  創価学会、池田大作名誉会長、アルゼンチン共和国・モロン大学から「名誉博士」号を贈られる。
6月29日
 顕正会、五十万達成奉告勤行会、本部会館で厳修。浅井昭衛会長、奉告文を奉読。
6月30日  創価学会、勝ち鬨、「浅井昭衛の"一国諫暁"は10億円の金儲け」
「顕正会の6月度総幹部会が26日、埼玉県・川口総合文化センターで開かれ、会長の浅井昭衛がこれまで大騒ぎしていた会員数「50万達成」と「一国諫暁」の内容を発表した。ところが「50万達成」というのは真っ赤なウソ、実際は5万人程度にすぎない。また「一国諫暁」とは浅井が書いた邪義を小冊子にして単価200円で会員一人につき何十・何百部も売り付けて金儲けするためである。…
「一国諫暁」とは当初、本紙で既報の通り国会議事堂に向けてデモ行進するつもりだったのを変更したのだ。幹部会で浅井は「10万人の大行進を実行する前に、どうしてもやらなきゃならんことがある」と言い出した。… 実際の会員は5万ソコソコ、10万人も集まる訳がない。だから、浅井は "寂しいデモ行進をやって恥を晒すよりも金儲けの方が得策だ" と考え直した。…
 定価の4分の3が儲けという暴利を食って、一人に50部とか200部も買わせようとする。仮に5万人の会員が一人平均100部を買うと売上は10億円、利益は約7億5千万円にものぼる(深井秀衛)」(「勝ち鬨」第273号 )  
7月1日  香港返還、香港の主権がイギリスから中華人民共和国へ返還、移譲された。
 1842年の南京条約(第1次アヘン戦争の講和条約)によって、香港島が清朝からイギリスに割譲され、イギリスの永久領土となった。さらに、1860年の北京条約(第2次アヘン戦争の講和条約)によって、九龍半島の南端が割譲された。… 1941年にイギリス植民地軍を放逐し日本軍が香港を占領したが、日本の降伏によりイギリスの植民地に復帰した。… 1982年9月にマーガレット・サッチャー首相が訪中し香港返還交渉が開始され、イギリスの永久領土である香港島や九龍半島の返還も求める鄧小平に押され、イギリスは1997年7月1日に香港の主権を中華人民共和国に返還し、香港は中華人民共和国の特別行政区となることが明らかにされた。共産党政府は鄧小平が提示した一国二制度をもとに、社会主義政策を将来50年(2047年まで)にわたって香港で実施しないことを約束した。
7月2~3日
 宗門、富士学林大学科三年生、比叡山・東寺・要法寺等の寺院を見学する。
7月5日
 顕正会、本部通達「『諌暁書』の発送は分散して!」(「顕正新聞」第0738号 )
7月7/21日
 顕正会、7月度御書講義、「聖人知三世事」を拝読。(全国451会場)
 浅井昭衛会長「『一閻浮提第一の聖人』とは、久遠元初の自受用身、末法下種の本仏ということである。かかる大聖人様を、一国こぞって軽しめ毀り、流罪し、死罪に処するならば、梵釈・日月・四天等は隣国に命じてこの謗法の国を責めしめる。この諸天の厳然たる守護の大現証を以て、日蓮大聖人を一閻浮提第一の聖人と知るべきである。… 『日蓮を用いざれば、必ず此の国、今の壱岐・対馬の如くならん』とは、『日蓮によりて日本国の有無はあるべし』と全く同じ意である。この御意に基いて私は、今回の諫暁書の題号を『日蓮大聖人に帰依しなければ、日本は必ず亡ぶ』とさせて頂いた」と。
7月9日  創価学会、本部幹部会、池田大作名誉会長「利用するだけ利用してあとは切る。これが宗門の極悪の体質である。… 今もその本性は変わっていない。絶対に、永遠に宗門を信用していならない」と。
 秋谷栄之助会長「今年も日顕が、折伏をやれやれとハッパをかけても、サッパリ成果が上がらない。… 法華講こそ、まさに "泣き面に蜂" である。日顕は、新客殿も、最初は一切供養はいらないと言っていたのが、昨年11月に法華講幹部に陰でけしかけ、再び供養集めを言い始めた。そして記念登山も計画中とか噂されている。『また金集めか』と、あくなき収奪地獄に、羊のような法華講もさすがに笛吹けど踊らず。末寺の坊主のなかには、自分たちの食い扶持が減るからと『新客殿の供養はあまりしなくていい』と法華講に話すなど、宗内にも分裂の様相が加速している。… そのうえ、末寺の住職と法華講が喧嘩をしている寺も多く、お互いに悪口を言い合いながら、疑心暗鬼の日顕は住職解任・左遷・隠居と首切りで締め付けるなど右往左往しているのが現状」と。
7月10日
 宗門、世田谷区中町より、渋谷区松濤の豪邸に "大石寺出張所" を移す。
7月15日  創価学会、勝ち鬨、「浅井昭衛に告ぐ!」「 大失敗の第4回「諫暁書」の発刊に寄せて」「盗聴テープの公開で顕正会は必ず滅ぶ」
「通算で四回目の諫暁書に当たる「日本国民に告ぐ」だが、一年以上も時間をかけて書いたという割りには、出来栄えは最低。書く度に矛盾が拡大し収拾がつかなくなっている。… この浅井の危険な妄説を放置すれば、仏法の道に迷う人が出るかもしれないので、ここに粉砕しておく。…
 浅井は「国家諫暁」「国主諫暁」と言わず、今回に限り「一国諫暁」と誤魔化しているが、「国主」を除く一般国民に対しては「諫暁」とは言わない。そして、浅井は今の日本は「主なき国」「天皇は統治権を喪失」と言って天皇を無視、新聞広告と会員の友人・知人らへの小冊子の発送をすることで「諫暁」と称する、というまったく身勝手な論法で自己満足と金儲けにうつつを抜かしているのである。…
 昭和63年5月8日の幹部大会で浅井は「ソ連が攻めて来る」と予言。そのソ連が消滅すると、今度は平成4年10月には「中国が攻めて来る」と言い出し、最近では「北朝鮮が核兵器で攻撃して来る」と騒いでいる。… 「日本が滅ぶ、必ず滅ぶ」と叫ぶ浅井自身が日本を滅ぼそうとする“ガン細胞”であり、早急に退治する必要がある。…
 最後に、浅井昭衛及び顕正会員に告ぐ――浅井の仇敵・妙観講の大草一男は自らが指示した電話盗聴事件で告訴され、窮地に立たされているが、この大草によって浅井と総合女子部長・加藤礼子との熱愛ぶりを示す会話も盗聴されていた。… 「この録音テープが公開されれば顕正会は必ず滅ぶ」ことを忠告しておこう(深井秀衛)」(「勝ち鬨」第277号 )   
7月16日
 顕正会、諌暁書「日本国民に告ぐ -- 日蓮大聖人に帰依しなければ日本は必ず亡ぶ」発刊。
「さればいま日本国は、磁石が鉄を吸うごとく、首都圏をゆるがす大地震ののち、まさに自界叛 逆・他国侵逼の大難を招かんとしている。そしてこのことが事実となったとき、国は亡ぶ ---。日本一同、早く日蓮大聖人の仏法に目覚め、速かに御遺命のごとく国立戒壇を建立し、日本を亡国の淵より救わねばならない。このことを、日蓮大聖人の弟子として日本国民に告げ知らしめんがため、本書を著わした次第である」と。
 顕正会、"一国諫暁" 開始。全国51の新聞に「日本国民に告ぐ ― 日蓮大聖人に帰依しなければ日本は必ず亡ぶ」の全面広告。
「日本人はこの国に、久遠元初の本仏が出現されたことを知らない。日蓮大聖人こそ、三大秘法を以て、日本および世界の人々を救済される御本仏であり、全人類にとって、主君・師匠・父母であられる。この大恩徳の大聖人を、七百年前の日本国は、誤解して流罪にし、ついには御頸を刎ね奉った。その大罰が蒙古襲来という『他国侵逼』の大難であった。日蓮大聖人に背けば、人も、国も、人類も亡びる。ゆえに開目抄の意に云く『日蓮によりて日本国の有無はあるべし』と。そして今、改悔なき日本に、再び他国侵逼は迫り、国まさに亡びんとしている。その予兆こそ、大聖人御在世の『文永元年の大彗星』に次ぐ巨大彗星『平成九年の大彗星』の出現である」と。
 この日を期して、顕正会の総力を挙げての諫暁書配布始まる。
7月16日  創価学会、聖教新聞「社説」、「立正安国というと、戦前は国家主義的なイメージをもって理解されたが、それは完全な歪曲であり、本来、立正安国とは人間の自立による平和の実現を目指す社会原理なのである」と。
7月18日  創価学会、勝ち鬨、「奇異な広告を出した顕正会の歴史と異常性」
「7月16日付の全国紙、地方紙に「日本国民に告ぐ 日蓮大聖人に帰依しなければ日本は必ず亡ぶ」という奇妙な小冊子の広告を出した顕正会について「どんな宗教団体なのか?」等々の問い合わせが当研究会に相次いでいる。… 今号では顕正会の歴史、狂信性、凶暴性について簡潔に述べることにする。
 顕正会というのは元の名を「妙信講」といい、昭和17年、現会長・浅井昭衛の父・甚兵衛らが中心となって7~8名で結成したものである。甚兵衛は当初、日蓮正宗妙光寺(東京・品川)に所属していたが、事業(印刷業)に失敗、夜逃げを繰り返して行方不明になっていた。その後、妙光寺所属の目白講に属し、更に、教化親の白須氏に付いて妙光院(妙国寺)に移った。やがて本性を現し、住職や白須氏の指導を聞かなくなって妙光院を飛び出し、元の妙光寺に戻って有志を募り、妙信講を結成して念願の講頭の地位を手に入れた。
 野心の強い甚兵衛は、その妙光寺で権力を振るうべくいろいろと画策するが、野望は達せられず、当時、法華講員が約三千世帯という宗内随一の勢カを誇っていた法道院(東京・南池袋)に目を付けた。当時の主管・早瀬日慈は浅井父子に目をかけたが、昭衛は父親譲りの権力・名誉欲を次第に膨らませていった。そして、法道院増築問題で主導権を奪おうと主管に対決を挑み、激しい人身攻撃を続けたのである。こうして主管に煮え湯を飲ませた浅井父子は昭和32年 8月、妙信講を再建、昭和33年に妙縁寺に移った。顕正会ではこの「再建の日」を「発足の日」と称しているが、それは実際の「発足」以降の甚兵衛の夜逃げ、教化親に対する裏切り、指導教師への挑戦など裏面史を知られたくないためである。…
 平成2年暮、宗門と学会との問題が勃発した当初は静観していた浅井だが、日顕が学会を切るや、宗門に復帰しようと画策。浅井は日顕に「建白書」を届け、一方、日顕は「国主立戒壇」の建立を言い出したり、バチカン外交官の正本堂見学にケチをつけるなど浅井の説に同調、「学会憎し」という点では共通するので互いに擦り寄りをみせた。だが、結局、自己顕示欲が強く腹黒い二人が手を握り合うことはしなかった。(深井 秀衛)」(「勝ち鬨」第279号 )
7月20日
 宗門、法華講連合会夏期講習会、阿部日顕管長「あくびも結構、それから寝るのも結構、しかし、しゃべるのだけはやめといてください。隣の人とね、『何だか分からなくてつまんないわねー』なんて言うのはやめてね」と。
7月22日  創価学会、聖教新聞、顕正会の一国諫暁に対し「顕正会とはどんな団体?」を掲載。
7月28日  創価学会、勝ち鬨、「"御本尊"に就き浅井会長に糺し訴う」「国柱会に御開扉許した日布(第55世)の本尊を印刷!」
「顕正会会長の浅井昭衛が近々、独自の本尊を勝手に作ることを決めた。浅井に極めて近い有力筋からの情報によると、「大石寺第55世・日布が書写した本尊を印刷する準備に取り掛かった」とのことである。… 浅井は本部会館管理室長で総務の遊佐寿美(36歳)に密命を与え都内の印刷業者数社に接触させているらしいとの話も伝わってきている。…
 思い返せば、浅井をはじめ顕正会員は何につけても「異議」を唱える偏狭な者が揃っているが、学会の御本尊授与に関してだけは、ほとんど難癖をつけなかった。… 浅井は学会が授与しているのだから、顕正会が真似しても許されると錯覚しているようだが、仏意仏勅の和合僧団である創価学会と、未だに「大石寺の信徒」と名乗る顕正会とでは根本的に違う。…
 約20年前、千葉県の保田・妙本寺が万年救護本尊の形木刷りの本尊を信徒に下付したことが発覚、… 浅井昭衛は激怒、顕正会男子部に妙本寺・鎌倉住職を“呵責”するよう厳命。そこで浅井の意を受けた男子部員が昭和51年5月17日、鎌倉と対論。… その顕正会が今になって日布の書写した本尊を勝手に形木で刷って会員に渡す準備をするとは、…。
 浅井は妙本寺・鎌倉住職に対し「謗法が確定した」とか「魔の誑かしである」などと口汚なく誹謗していた。その浅井が自分で勝手に本尊を形木で刷るというのなら、まず、鎌倉住職に謝罪してからにすべきである(深井秀衛)」(「勝ち鬨」第282号 )
7月31日  創価学会、勝ち鬨、「暗黒史を隠し40周年と偽る浅井昭衛」
「来る8月3日(日)、国立横浜国際会議場で「発足40周年記念」と銘打った幹部会を開催するが、本来は「55周年」と称すべきところを浅井は発足から15年間にわたる会史の“恥部”を隠し「40周年」と偽っているのである。
 顕正会の前身・妙信講は昭和17年、現会長・浅井昭衛の父・甚兵衛らが中心となって10名足らずで結成。したがって、「発足55周年記念」と銘打つべきなのだが、本紙第279号(7月18日付)で紹介した通り、甚兵衛が事業(印刷業)に失敗して夜逃げ、当初、所属していた日蓮正宗妙光寺(東京・品川)を離れて行方不明になり、その後は妙光寺所属の目白講に属したり、妙光院(今の妙国寺)に移ったり、また元の妙光寺に戻り、更に法道院(東京・南池袋)に移って昭和32年8月、妙信講を『再建したが、当時の主管・早瀬日慈を裏切って、昭和33年には妙縁寺に移ったという奇怪な経緯がある。
 この甚兵衛の夜逃げとか、「発足の日」(昭和17年)以降の教化親(白須氏)に対する裏切りとか、指導教師に煮え湯を飲ませた暗黒の歴史を会員に知られたくないため、卑劣にも『再建』した昭和32年を「発足の日」と称している。だから計算が合わなくなり、「55周年」を「40周年」と偽らざるを得なくなっているという次第。どうせ消滅する団体だから、55周年でも40周年でも、どっちでも構わないが、この件に限らず、浅井の話はデタラメばかり(深井秀衛)」(「勝ち鬨」第283号 )
8月1日
 顕正会、冨士、特別レポート「スキだらけ スパイ天国・日本!!」(J) 掲載。(「冨士」第388号 )
8月3日
 顕正会、顕正会発足四十周年記念幹部会、国立横浜国際会議場で挙行。「一千万の弘通 御本仏に誓い奉る」、班長以上の幹部 7千5百名が列席。
 浅井昭衛会長「本日の四十周年を記念して、これまで苦楽を共にして戦ってくれた班長以上の幹部に大事なものを贈りたい。それは、大聖人の『諫暁八幡抄』末文の御真蹟写真である。......全幹部は、大聖人様の天馬空を行くごとき流麗にして気魄に満ちたこの御文字を拝しつつ、あと二十年の戦いを、みごとな団結で貫き通してほしい。…
 大聖人様の御予言が事実になる前に、何としても他国侵逼のあることを全日本人に告げ知らしめておかなければならない。信じようと信じまいと、前以て耳に入れておけばこそ、事の起きたとき、人々は深刻にこれを理解するのである。この前以て一国に告げ知らしむる一国諫暁の戦いこそ、時に当たって最も重大。しかもこの戦いは、御遺命を守り奉った者にしかその資格がない。また御遺命を守り抜いた者にはその責務があり義務がある。よって私は立ち上がったのである、…
 もう一つ大事なことがある。それは、他国侵逼の起きる時までに、大聖人のお味方申し上げる仏弟子の大集団が、一国を揺り動かす力になっていなければならないということである。顕正会が一千万人になったとき、一国は必ず動く、事は断じて決すると、深く確信している。… 国立戒壇建立への最終段階の戦いとは、本年七月十六日の一国諫暁に始まり、やがて他国侵逼が事実となって、仏弟子一千万人の諫めにより日本国が一時に信ずるとき、この戦いは終わる。
 私は本日、この大事な集会において、御本仏日蓮大聖人に対し奉り、顕正会の会長として、断じて一千万を成し遂げることを、固くお誓い申し上げる。全顕正会員は私に同心して、同じくこの大誓願に立ってほしいと念願しているが、どうか。… すでに日本に残された時間は少ない。しかし大聖人様の御守護を頂いて、どうして広宣流布ができぬことがあろうか。顕正会が一千万の仏弟子の人集団となるとき、広宣流布は断じて成る。… 過去1千315倍の戦いを成し遂げてきた顕正会が、いま大聖人の御馬前において、わずか20倍の弘通がどうしてできぬ道理があろうか。ここに今、ほのぼのと広宣流布のゴールが見えてきた」と。(「冨士」第388号 )
8月9日
 宗門、行学講習会閉講式、阿部日顕管長「今日、創価学会が未曽有の仏敵・法敵として大逆の集団となっておる......彼等は今、自分達こそ仏意の宗団であり、いわゆる仏語を実践していくところの集団であるということを言っておるが、それは全く大きな思い違いであり、誤りである」と。
8月17日
 宗門、ガーナ共和国アクラ(首都)郊外、アフリカ初の日蓮正宗寺院 "法華寺" の上棟式奉修。法要にはガーナの信徒を始め、隣接国のトーゴやべナンの法華講員も加わり、計700余名が参列した。
 秋元広学渉外部長、自坊の法華講に鎌倉の龍口寺・収玄寺・妙法寺・安国論寺、極楽寺を見学させる。
8月19日
 顕正会、冨士、「諫暁八幡抄の結文を拝し奉る」掲載。
 浅井昭衛会長「この御文は、インドに出現した熟脫の仏・釈尊と、日本に出現された下種の本仏・日蓮大聖人とを対比して種脱の勝劣を判じ給うた、まことに重大な御指南である … 下種御本仏のこの広大なる利益と大慈悲を拝するとき、仏弟子ならば誰か死身弘法の願を起こさぬ者があろうか。そして末文に云く『各々我が弟子等はげませ給へ、はげませ給ヘ』と。これ滅後の門下に、三大秘法広宣流布を命じ、励まし給う有難き仰せである。大聖人御人滅後、日興上人の御門下は、日本列島狭しとばかり驚異的な弘通をされた。一人ひとりが、日々この御文を仰ぎ見ては、大法弘通に戦われたに違いない。いま広布の前夜に戦う顕正会員また、日興上人御門下の跡を継ぎ、この御文を仰いでは勇み立ち、御本仏に応え奉ろうではないか」と。(「冨士」第388号 )
8月20日  東海新報(岩手県有力紙)社説、「いまに通ずる立正安国論」として、顕正会の "諫暁書" の趣旨を紹介。
8月22日  中華人民共和国、李鵬首相、梶山静六官房長官の「周辺有事の範囲には台湾海峡を含む」の発言に激しく反発。
8月23日
 宗門、海外信徒夏期研修会、8月22日から25日までの4日間にわたり総本山において開催、今回で5回目の開催となった。大韓民国・中華民国(台湾)・米国・カナダ・マレーシア・インドネシア・タイ・シンガポール・スリランカ・香港・スペイン・ブラジル・アルゼンチン・伊国・仏国・フィリピン・印度の計18ヶ国より1,470余名の海外信徒が参加した。
 阿部日顕管長「池田創価学会の者どもが、あらゆる策略をもって、謀議をもって、私をまず、地獄の底に堕とそうという企みによって、もう、平成三年、一九九一年以来、あらゆる非道な迫害をやってきた」と。
8月25日  ブラジル連邦共和国のロンドリーナ市、「池田大作博士平和公園」の建設を決定。
8月26日  創価学会、池田大作名誉会長、ロシア連邦の国立高エネルギー物理研究所から「哲学・物理学名誉博士号」を贈られる。
8月27日  創価学会、"東村山市議転落死事件" で、新潮社等を名誉棄損で東京地方裁判所に提訴。
 本部幹部会、池田大作名誉会長、キリスト教・イスラム教等を例に「宗教は殉教」と強調した上で「私も揺るがない。いかなる嵐があろうとも。普通であれば、病気になるか、死ぬか、気が狂うか、自殺するか ―― それほどの大難また大難であった」と、"信平レイプ裁判"の苦しさを吐露。
8月27日
 顕正会、8月度総幹部会開く (川口総合文化センター)。  浅井昭衛会長、本年七月十六日以降の戦いこそ「御馬前の戦い」であることを示し「一千万こそ広宣流布の決め手である。一千万が成れば広宣流布は必ず成る。ゆえに私は、時を感じて、謹んでこのことを大聖人に誓い奉ったのである。大聖人に誓い奉るということが、どれほど重いことか。もし口先だけの戯れ言であるならば、かえって大聖人を蔑り奉ることになる。この重大さを、誰よりも私は知っている。そのうえで深く心を決し、誓い奉ったのである。......いま私の頭の中には、この一千万のことしかない。そして急がねばならぬという思いでいっぱいである。なぜかと云えば、日本に残された時間が少ないからである。…
 一千万達成は今後18年あれば必ずできる。だが私は、今度ばかりは18年もかける気は毛頭ない。日本にはもう時間がないからである。ゆえにあと15年、いや限りなくこの時間を縮めたい。さもなければ大事に間に合わない」と。
 婦人部主任幹事に小峰昌子、副男子部長に斉藤暢・浅井城術・黒川昌宏・松野稔、女子部副部長に大沼美和・河野尚子・富高彰子、任命さる。
(※ 浅井昭衛会長の「一千万達成は今後18年あれば必ずできる」を検証しておこう。18年後は平成27年(2015)、会員数は自称 170万となったが、実質は 10数万で横ばいである。"諫暁八幡抄"真蹟写真を贈られた当時の幹部は姿を消し、82歳となった浅井昭衛会長は "口先だけの戯れ言で大聖人を蔑り" 奉った。櫻川 忠 )
8月29日
 宗門、全国教師指導会開催。藤本日潤総監、諫暁書により末寺信徒が動揺するのを恐れ、顕正会は宗門と無関係と説明。
 藤本日潤総監「最近顕正会が日蓮正宗を名乗り、あるいは大石寺という名称をかぶせて『日蓮大聖人に帰依しなければ日本は必ず滅ぶ』というタイトルで出版し、新聞で大広告を出した上に全国的に大量配布しているようです。これについて一部の人から問い合わせもありますので、顕正会なる団体について簡略に申しあげておきます。
 顕正会なる団体は元々妙信講と称する法華講の一支部でありましたが、既に解散処分に付され主要な信徒は除名処分となり、一般信徒も指定寺院に所属替えした者以外はすべて信徒の資格を失ったのであります。その後、妙信講は顕正会と改名しておりますが、そういうわけでありますから、顕正会あるいは顕正会員と名乗る者に、日蓮正宗の関係者は一人もいないということをまず申し上げておきます。
 元妙信講は、その中心者であります浅井親子の独善性・権力志向等によりまして、常に周辺とトラブルを起こしまして、一派は所属寺院を転々として最後は墨田区の妙縁寺に所属しました。浅井親子は右翼的・国粋主義的思想傾向が強く、天皇制の復活を信じてかねてより「大聖人の御遺命の戒壇は、安母山に建てる国立戒壇でなければならない」と主張して、正本堂にクレームをつけ、『国立戒壇』という語は使用しないとの宗門の公式決定にを犯して、盛んに宗門・学会を非難攻撃し、ついには「流血も辞さず」などと脅迫文まで送りつけてまいりました。日達上人御自ら浅井親子の説得に当たるなど、大変なご苦心の結果ようやく正本堂落慶法要を無事に終えることが出来たという有り様でありました。しかし、その後も執拗に国立戒壇を主張して、ついには文章を街頭配布したりデモ行進を敢行するなど、エスカレートは留まるところを知らず、やむをえず宗門はS49年8月講中解散処分に付しました。
 しかし浅井親子はいよいよ過激さを増して、学会本部を襲撃し乱闘事件を起こすなどしたため、万やむをえなく、浅井親子らを中心に33名を信徒除名処分に付しました。その後浅井らは2・3名の僧侶を巻きこんで法廷闘争に持ち込み、3年に渡って攻防が続きましたが、裁判長の職権による和解勧告によりS52年4月和解が成立して裁判は終結しました。和解といっても仲直りしたとか妥協したということではなく、事件の本質が宗教教義全般(戒壇論)の解釈であり、そもそも裁判所の判断というものに馴染まない事柄であって、双方の正邪は今後の布教活動を通して自ずから明らかにされるべき性質のものであることを前提として、法廷の場における争いを取り下げるという趣旨でありました。結果日蓮正宗妙縁寺等は全て宗門側に明け渡され、浅井親子らに対する懲戒処分の効果も確定しました。
 故に始めに申しました通り、顕正会が如何に日蓮正宗を名乗ろうが『冨士大石寺』とかぶせようが、全く彼らの僭称であり、勝手に名乗っているに過ぎないものであって、日蓮正宗や大石寺とは全くの無関係でありますから、これらに紛動され、あるいは惑わされたりするこのないようよく説明、周知されますようお願いいたします(要旨)」(「大白法」第487号 )
8月 日
 宗門、宝珠寺(釧路市)入仏式奉修。
 阿部日顕管長「この法珠院の成立は皆様方もほぼご存知かと思いますが、昭和56年にこの釧路市の興徳寺という寺院の住職・山本量道が、当時の状況上種々の悪縁に粉動されて、日蓮正宗総本山の指導から背いて、やむをえず、他の信心を忘れた不逞なる者どもと共に処分致した次第であります。… このような状況のなか、当時の御信徒の篤志の方が、御自分の住居ならびに土地等を御供養して下さいまして、そこを本拠に法珠院が出発したのであります。… 有縁の信徒と共に、福田寿道房がこの院を盛り立てて、正法広布のために精進をしてきたのであります。… 興徳寺に居座っておりました山本量道が、寿命が尽きて没しました。したがって、興徳寺が正常なかたちに戻ってまいりましたので、現在は興徳寺もまた日蓮正宗の寺院として行っており次第であります。… 山本量道の宗門に対する反抗によって、かえって正しい信心を持った、総本山を中心とする僧俗の真の護持和合の志とその功徳によりまして、釧路市に2カ寺の寺院が出来上がるというような、大きな慶事が生じたということを感ずるのであります」(「大白法」第486号 )
8月 日  創価学会、内部資料「我等の師匠池田先生は(中略)末法に入って以来、大聖人に続く二人目の『法華経の行者』になった」と。
9月1日  東京地方裁判所、"芸者写真裁判"の口頭弁論が開かれる。
9月4日  最高裁判所、渡辺慈済師 (離脱僧・日蓮正宗改革同盟)の上告を棄却、大経寺(平塚市)が日蓮正宗の末寺であることが確定した。
 平成4年10月17日、渡辺慈済師(大経寺元住職)は、法華講員総代全員を解任、同時に創価学会員を総代と称し、神奈川県に宗派離脱の認証を申請。
 平成6年10月31日、東京地方裁判所、「自称総代らによる専恣な宗派離脱は違法・無効」と判断。
 平成7年12月14日、東京高等裁判所、一審判決を支持。
 平成9年9月4日、最高裁判所、渡辺慈済師らに対し、「独自の見解に立って原判決を非難するものにすぎない」として退け高裁判決を維持、"自称総代" 創価学会員による寺院乗っ取りは頓挫。(「大白法」第486号 )
9月8/21日
 顕正会、九月度御書講義、「立正安国論」の一節を拝読。(全国412会場)
 浅井昭衛会長「金光明経に示された亡国の予兆の中で、ことに重大なのは大彗星と大地震である。大地震は未だ起きてないが"遠からず"と思われる。そしてその後に『他国侵逼』の大難が起こる。見よ、他国侵逼の舞台装置は着々と整いつつあるではないか。すなわち平和憲法によって日本は世界でもっとも侵略され易い国となり、隣国には御在世の蒙古を彷彿させる軍事独裁国家が現出している。いま日本は、一国あげて日蓮大聖人に背き奉り、門下一同は御遺命に背き奉っている。このゆえに磁石が鉄を吸うごとく他国侵逼を招き、亡びんとしているのである。このことを仏弟子として、前もって日本国の人々に知らせ、事の起きたとき、一気に大聖人に帰依せしめねばなたらない。これが時に当たって顕正会のなすべき御奉公である」と。(「冨士」第390号 )
9月8日  産経新聞、コラム「斜断機」、「世界史上まれな、勲章の王様」の見出しで池田大作の勲章狂いを嗤う。
9月10日
 宗門、前川慈肇師(前渉外部長・薬王寺)、法華講員を連れ根本寺・妙満寺・世尊寺等の寺院を訪れる。
9月11日  橋本龍太郎、第83代内閣総理大臣に任命され、第2次橋本改造内閣が発足した。ロッキード事件で有罪が確定していた佐藤孝行を総務庁長官とした事に非難が集中、佐藤は9月22日に長官を辞任した。この件で内閣支持率は、改造前の 50%から 30%台に急落した。
9月12日
 顕正会、竜の口法難御報恩勤行会奉修 (本部会館)、「身命をすつるほどの事ありてこそ…」。
 浅井昭衛会長「(佐渡御勘気抄の御文をひき) なぜ釈尊と大聖人の成道の時のお振舞いが違うのかといえば、釈尊は熟脱・垂迹の仏であり、大聖人は久遠元初の下種・御本仏である。根源の下種・御本仏の成道には、垂迹の仏にはない『身命をすつるほどの事』があるのである。......地球上において、ただ一人の大聖人が成道を遂げられたということは、やがて全人類が成仏させて頂ける道がふみ開けられたということである。......ここに思うことは、大聖人ほどの尊い御方が竜の口にお座りになり、命をかけて顕わして下さった御本尊であれば、私たちも命かけて信じまいらせねば申しわけない。肚を決め切る信心に立とうではないか」と。(「冨士」第389号 )
9月14日  創価学会、池田大作名誉会長、国連NGO「核時代平和財団」から「平和の大使賞」を贈られる。
9月15日
 顕正会、仙台会館、開館式行う。
 浅井昭衛会長「日目上人が心魂を込めて折伏弘通せられた陸奥・宮城に、顕正会初の会館が建立されたこと、まことに感激でいっぱいである」と述べ、二十四歳で東北弘通に一人敢然と立たれた日目上人の恩徳と尊きお振舞いに言及し、「日本列島のどこに住んでいようとも、五十一万の顕正会員が、それぞれの地で『一人立つ』の大信心に立ったとき、広宣流布の大潮流は音を立てて流れだす。本日を期して、この宮城から、東北から、広宣流布の大潮流を巻き起こしてほしい」と。
9月16日  山崎正友(元学会顧問弁護士)、日蓮宗総本山の布教研修会で講演を行う。
9月21日
 顕正会、名古屋事務所、開所式行う。
 浅井昭衛会長「顕正会で会館・事務所を建てる精神は、実に日目上人の法華堂の精神である。… 宗門の寺というのは、坊さんたちが職業化し、大聖人の仏法を世渡りの道具にしている。顕正会は仏法のために身を捨てる信心に立っている。この違いである。… 日目上人が最後の国諫でお通りになったこの名古屋、お泊まりになった熱田、この地こそ、まさしく日目上人の尊き足跡が刻まれている。この地に本日、顕正会の法華堂が建てられた。名古屋の同志は、この日目上人の御心を体して、全員が『一人立つ』の大精神で東海広布に奮い立ってもらいたい」と。
9月25日
 顕正会、9月度総幹部会開く (川口総合文化センター)、9月度折伏成果 8,510名。
 浅井昭衛会長「各地をまわって驚くことは、新しく入信した人たちの成長の早さである。この姿を見るとき、広宣流布が近づいてきたことを実感する。…
 三大秘法の信心というのは、この一念信解・初随喜のままで成仏できる。… 顕正会は、先輩も後輩もすべて一念信解、歓喜の信心でいきたい。そして先輩と後輩の歓喜と歓喜がぶつかり合うところ、組織は生き生きとし、広宣流布はぐんぐんと進むのである」と。
 日本橋支区部長に浅井祥子、任命さる。
9月28日  中華人民共和国、北京で「日中国交正常化25周年記念式典」開催、竹下登元首相らとともに創価学会代表が出席。
9月29日
 宗門、第146臨時宗会開催、日蓮正宗宗規改正。創価学会員等は、日蓮正宗信徒の資格を失う。
 阿部日顕管長、"シアトル事件"裁判で、証人出廷決定。
「去る9月29日、『クロウ事件』第18回裁判期日において、濱野惶裁判長より『原告代表者』である御法主上人に対する出頭要請がありました。今回の出頭要請は、裁判が大詰めを迎えた現時点において、直接御法主上人猊下から真実を確かめたいとの裁判長の意向であります。これに対して御法主上人は、真実をより明確にするため、積極的に応じていきたいとの御意をお示しになられました。宗門といたしましては、この御法主上人猊下の御意に添い奉り、必ず裁判を勝ち取ってまいりたいと思います」(「大白法」第487号 )
9月30日  創価学会、山崎尚見副会長、竹下登元首相らとともに江沢民・中華人民共和国・国家主席と会見。
10月1日
 宗門、創価学会員に「創価学会のみなさん あなたは日蓮正宗の信徒資格を放棄しますか!」とのハガキを送付。
「創価学会員のみなさんへ このたび、日蓮正宗の宗規が改正され、日蓮正宗の檀信徒が他の宗教団体に所属したときは、自動的に檀信徒の資格を失うことになりました。創価学会は宗門から破門され、すでに日蓮正宗の信徒団体ではありません。したがって、創価学会に所属している人は、本年11月30日までに創価学会を脱会しなければ、日蓮正宗の信徒資格が消滅します。日蓮正宗の信仰を続けたい人は、今すぐ創価学会を脱会して本宗の寺院教会へ申し出て下さい。『ニセ本尊』を作製するなど、完全に邪教と化した創価学会にこのまま所属し、さらに謗法を重ねて成仏の道を閉ざしてしまうのはあまりにも愚かです。今こそ創価学会の悪縁を断ち切り、日蓮正宗信徒として清浄な信心を貫かれるよう、心から念願します。くわしいことは本宗の寺院教会へお尋ねください。平成九年十月一日 日蓮正宗宗務院」
「謗法堕獄の創価学会から速やかに脱会を 創価学会は、昭和四十七年、同会が発願して総本山に建立された正本堂につき、日蓮大聖人の御遺命の達成と意義づけたいとの野望を懐き、六十六世日達上人の御宸襟を悩ませ奉りました。これは、池田大作の、創価学会が広宣流布を達成する仏意仏勅の団体であり、自分こそが戒壇建立の任にある本化国主であるとの、途方もない増上慢によるものであることは言うまでもありませんが、他面、公明党の母体組織である創価学会が、当時の国会や世間から、国立戒壇について追求されることを恐れ、日蓮正宗においては戒壇建立は済んだことであると欺き、学会・公明党への追求を逃れようとした目的もあったのです。このように、御本仏日蓮大聖人末法御出現の目的たる、広宣流布本門戒壇建立という、下種仏法究竟の大事を、政争の道具にしたことは、御本仏日蓮大聖人への背反・冒涜これに過ぎるものはないと申せましょう。学会は、この問題に対する日達上人の厳正な御教導に不逞にも不満を募らせたのです。そして、それを一挙に吹き出したのが、所謂、昭和五十二年路線だったのです。このとき創価学会は、法人設立時の三原則を無視し、日蓮正宗の伝統法義から大きく逸脱しました。… 池田大作・創価学会の所業は、まさに第六天の魔王に魅入られて精神異常をきたし、仏法の道理を忘失し、理非の判断力をなくした分裂症状そのものです。… 創価学会員の皆さん。人生において、誤りを改めるのに何も迷う必要はありません。また、もう遅いということもありません。今すぐ創価学会を脱会し、日蓮正宗の信仰に戻れば、今生の大事たる臨終正念には、十分に間に合うのです」(「大白法」号外 )
10月1日
 顕正会、冨士、研究レポート、小泉修「鎌倉幕府はいかに滅亡したか」掲載。
 冨士、特別レポート、「阪神大震災の前兆現象」掲載。(「冨士」第390号 )
10月2日  創価学会、各部代表者会議、秋谷栄之助会長「(シアトル事件)裁判で追い詰められた宗門は、まさに断末魔の悪あがきを始めている。… 向こうは、はがきや大白法の号外で学会員をだまそうと躍起になっている。… 阿部管長の悪を四つ挙げると … 第一の極悪は、大聖人への『教義違背』である。今や大石寺は、大聖人、日興上人に師敵対した身延に同化し "完全な謗法の山" となってしまったこと。二点目は、僧が上で信者は下という、徹底した非人間的な『差別主義』。三点目が日顕の破綻した人間像、すなわち、"人並みはずれた嫉妬深さ" と "人並みはずれた遊び人" であること。四点目は、正本堂や大客殿をはじめとする総本山の建物の建立寄進、また三百六十ヵ寺に及ぶ末寺の建立寄進をしてきた広宣流布の大功労者である池田先生を真っ黒な焼きもちと嫉妬で迫害した『広布破壊』の大罪」と。
10月3日  ガーナ共和国、「池田大作博士公園」の設置決定。
10月4日  創価学会、秋谷栄之助会長、阿部日顕管長の出廷につき「一回目の尋問が行われる12月は、奇しくも嫉妬に狂った日顕が、理不尽にも広宣流布の大功労者である名誉会長の総講頭職を罷免してちょうど7年 … シアトル事件が本当なら僧侶をやめると発言した住職もいる」と。
10月6日
 宗門、阿部日顕管長、"シアトル事件" 弁護団長の小長井良浩を突如解任。
10月6日  創価学会、全国学生部総会、秋谷栄之助会長「日顕宗が権力と結託し、日蓮大聖人の教義に対する違背を重ね、身延派にすり寄り、学会を信徒除名にした。戦時中の宗門と全く同じである。この日顕宗こそ、アジアの民衆を塗炭の苦しみに陥れた国家主義を、現代に亡霊の如く蘇らせる『一凶』である」と。
 池田大作名誉会長、中華人民共和国・内蒙古大学から「名誉教授」号を贈られる。
10月8/21日
 顕正会、十月度御書講義、「下種本仏成道御書 (種々御振舞御書)」「開目抄」「佐渡御勘気抄」を拝読 (全国412会場)。浅井昭衛会長、大聖人の竜の口の御振舞いについて講演。
10月8日  朝鮮民主主義人民共和国、金正日、朝鮮労働党総書記に就任。
10月10日  公明、朝鮮民主主義人民共和国・金正日体制を賛美。金正日が朝鮮労働党の総書記長就任した際、藤井富雄公明代表は「建国の父、故金日成閣下の魂を継承され、金正日閣下の指導体制の下でのご繁栄が、極東アジアひいては国際の平和と安寧に寄与されんことを願います」と祝電を送る。(「公明新聞」10月10日号 )
10月11日
 宗門、大日蓮、"諫暁書" による宗内の動揺を抑えるため、「冨士大石寺顕正会の件について」を掲載。
10月12日
 宗門、阿部日顕著「創価学会の偽造本尊義を破す」発刊。
「発刊に当たって 第四十六回全国教師講習会第一日の八月二十八日、総本山広布坊において、御法主日顕上人猊下による特別御講義が行われた。… この日、全国から参集した教師僧侶、および特別に聴聞を許された法華講代表信徒七百余名に対し、御法主上人猊下は、邪教・創価学会の作成と見られる「日寛上人の御本尊下付の正義の証明」と「日顕宗の邪義を破す」と題する両書を題材として、これを完膚なきまでに破折されるとともに、血脈法水伝持の御境界から種々、甚深の御指南を賜った。… 御法主上人猊下におかれては、これら大謗法の文書を軽々に看過すべからざることを鑑みられ、詳細にわたる甚深の御指南をもって、徹底的に破折・粉砕されたのである。… 本宗僧俗各位におかれては、創価宗の邪義の所以を知るとともに、御法主上人猊下の甚深の御指南を拝し奉り、これを信解して、もって創価学会員の再折伏に活用されることを望むものである。平成九年十月十二日 日蓮正宗宗務院」
10月13日
 顕正会、御大会式厳修 (本部会館)。
 浅井昭衛会長、大聖人の一代御化導の肝要たる「竜の口の成道」「本門戒壇の大御本尊建立」「日興上人への御付嘱・御遺命」について講演。
 さらに「聖人等御返事」を拝読し「平左衛門は神四郎殿の肉体を壊すことはできたが、大聖人を信じ奉る不惜身命の信心を壊すことはできなかった。神四郎殿は勝ったのである。ここに戒壇の大御本尊を信受し奉る一切衆生を代表する『願主』が出現されたのである。…
 聖人等御返事の中の『其の殃未だ畢らず』との大聖人の御断言は、御在世だけではなく、滅後にも通じている。......いま広布前夜を迎えて、大聖人が御断言された『其の殃未だ畢らず』はまさに起こらんとしている。ここに仏弟子として、日本一同にこのことを告げ知らしめるべく、『日蓮大聖人に帰依しなければ日本は必ぶ』と題して、一国諫暁の御奉公をさせて頂いたのである。熱原の法華講衆のごとき信心が末法濁悪の日本にみなぎるとき、戒壇の大御本尊は必ず国立戒壇にお出ましになる。......いま顕正会も、ただ一念信解の信心で国立戒壇建立への最終段階の御奉公を貫き、大聖人のおほめを賜りたい」と。
10月16日
 宗門、"シアトル事件" に関し「創価学会の邪悪な謀略、崩壊」と題した「大白法」号外を発行。
「創価学会の邪悪な謀略、崩壊。クロウ事件 5大ポイント。クロウ事件の流れと解説」
10月22日  インド共和国、国営テレビ、「ガンジーが生んだ非暴力の哲学はアメリカのキング氏と南アフリカのマンデラ大統領と池田氏に受け継がれている」と。
10月23日  創価学会、池田大作名誉会長、インド共和国の「ラジブ・ガンジー現代問題研究所」で講演。同研究所から「池田博士は釈尊の教えの信奉者」「釈尊の光は池田博士によって一段と輝いた」と讃えられる。
 池田大作名誉会長、インド共和国の「アジア協会」から「タゴール平和賞」を贈られる。
10月23日  月刊テーミス、内藤國夫の連載「検証・創価学会」で、顕正会を論評。
「顕正会による突然の警世大キャンペーンが最近始まった。拙宅にも寄贈主不明のまま送られてきたが、同会会長・浅井昭衛氏著作『日蓮大聖人に帰依しなければ、日本は必ず亡ぶ』と題する分厚い本の刊行がきっかけ。新聞一ページの全面を使って、すさまじいPRを実施中である。会員信者が一人で百冊、千冊単位で購入し、知人に贈呈中らしい。......国立戒壇論を前面に押し出し、二十歳前後の若者をターゲに折伏攻撃をかける。三十年以上も前に池田氏の奸策により、日蓮正宗から追放処分され、小グループから再出発した。いまや(学会の)脱会者を迎え入れる大きな受け皿でもある」と。
10月24日
 顕正会、10月度総幹部会開く (大宮ソニックシティ)。
 浅井昭衛会長、「一念信解の信心」「肚を決め切る信心」「賞罰への確信」に言及し「広宣流布が近づくと賞罰の現われ方が早くなる」と述べ、一国諫暁から三ヶ月で、日本経済が崩壊し始めたこと、橋本内閣が八方塞がりになったこと、阿部管長の出廷が決定したことなどの厳然たる罰を指摘。「顕正会の一国諫暁は我が身のためではない。ただ大聖人の大恩徳を一国に知らせんがため、また日本を亡国より救うわんがためである。この真剣なる命かけての大聖人への御奉公、この諌暁を蔑り誹謗する者は、誰人たりといえども必ず罰を蒙る。諸天がこれを許さない」と。
10月25日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・中央音楽学院から「名誉教授」号を贈られる。
10月25日  中央ジャーナル、「折伏攻勢をかけ『仏教国家』建設を狙う『顕正会』 一千万信者獲得の野望」との記事を掲載。「注目したい点は、五十万信者を擁する同会の求心力の強さ、驚異的な成長力についてである」と。
10月27日  創価学会、池田大作名誉会長、ブラジル連邦共和国・サンジョン・デ・メリチ市から「慶祝と称賛の顕彰」を贈られる。
10月27日  中華人民共和国、江沢民国家主席、真珠湾を慰霊訪問し「中国と米国はファシストと肩をならべて戦った」と、反日感情を煽る。
10月27日  アジア通貨危機、米国ニューヨーク株、史上最大の暴落。タイ王国の通貨タイバーツの暴落を皮切りに、東アジアの新興国市場を金融(通貨・経済)危機が襲った。
10月29日  創価学会、創価学園創立三十周年祝賀式典、池田大作名誉会長「基準は世界である。一国ではない。私も、小さな島国根性の日本ではなく、世界を相手に行動している。卑しい嫉妬から、ウソを流され、冷笑されても......」と、国内で名利が得られぬ鬱憤を洩らす。
10月 日  創価学会、幹部会、池田大作名誉会長「今後十年間は死んではならない。大変なことがある。有名人が堕ちて、無名人が出てくる。今がその戦いだ。魔に負けてはならない。… 私に直結する以外にない。八十周年までに宿命転換しておきなさい。… 今、大決闘だ。幹部が真剣になって、這いずり回って戦うんだ」と、意味不明発言。
11月1日
 宗門、大白法、「日蓮正宗改革同盟について」。
「最近『日蓮正宗改革同盟』とか『青年僧侶改革同盟』と名乗る団体から、法華講員に対して葉書や冊子(『富士の清流』)・新聞(『改革時報』)等が送付されているようです。「宗門の発展を願い・・・」などと、一見して日蓮正宗内部の文章のように読めますが、実はこの元僧侶等は総本山の修行に耐え切れずに逃げ出した集団で、道念の欠片もないような者どもの集まりであり、池田創価学会に与みしてお先棒を担いでいるというのが実体です。この中心者工藤なるものは、かつて「池田先生に袈裟・衣を着せれば大聖人と同じ」などと発言して日達貎下の宸襟を悩ませ奉った人物であり、今では学会幹部の言いなりになって法華講員宅を訪問しては脱講運動などと称しています。元学会青年部員(のち得度)などから構成される彼らが、総本山から離脱した今崇めているのは当然のことながら池田大作であり、最早日蓮正宗・大石寺とはなんら関係ない者どもであって、未だに日蓮正宗を僭称していますが、実際は師敵対の大謗法団体でありますから、法華講員各位にはお間違えのないよう願います」(「大白法」第489号 )
11月1日
 顕正会、冨士、教学解説、理事加藤礼子「一念信解と初随喜」掲載。
 冨士、特別レポート、小泉修「名利の魔物・池田大作」掲載。
 冨士、特別レポート「日中国交回復の舞台裏」(連載 1)掲載。
 冨士、時の話題「『東海大地震』の不気味な兆候」を掲載。
冨士、ワールド・ウォッチ、「今世紀最大のエルニーニョ出現!」(J) 掲載。(「冨士」第391号 )
11月1日  月刊住職、諫暁書を「他宗にも折伏を宣する、日蓮国教化を説く本」と紹介。(「同」11月号 )
11月3日  三洋証券、倒産。バブル期の過剰投資で6期連続の赤字となり、経営難に追い込まれていた。自己資本組込みの劣後ローンの返済期限延長を、生命保険各社から拒否されたことで、証券会社として初の会社更正法の適用申請に至った。
11月5/20日
 顕正会、御大会式ビデオ放映開催 (全国424会場)。
11月8日  創価学会、池田大作名誉会長、モンゴル国・モンゴル国立大学から「名誉人文学博士」号を贈られる。
 本部幹部会、秋谷栄之助会長「9月29日の尋問決定以来、本当は日顕はカッとなってカットするというところを、夢のお告げとごまかして弁護団長の小長井弁護士を解任。あわてて出した『大白法』号外もさっぱり効果がなく、追いかけるように『大白法』第二部なる号外を出して弁解のつもりが、かえって宗内の動揺・困惑ぶりを浮き彫りにするばかり。シアトル出廷ショックで日顕宗はドタバタ劇で大騒ぎ」と。
11月11日  ブラジル連邦共和国、サンパウロ州議会、11月18日を「創価学会の日」に決定。
11月13日  創価学会、池田大作名誉会長、ブラジル連邦共和国・カンピーナス市の「名誉市民」号を贈られる。
11月15日
 宗門、大日蓮、「創価学会による日精上人に対する再度の疑難を破す」を掲載。(「同」11月号 )
11月15日
 顕正会、日目上人御報恩勤行会奉修 (本部会館)。
 浅井昭衛会長、松野殿御返事の「仏法を得べき便あらば、身命を捨てて仏法を学すべし」を引いて「『身命を捨てて法を弘むべし』の仰せこそ、大聖人の御命令である。この御意を承けて日興上人は御遺誡置文に『未だ広宣流布せざる間は、身命を捨てて随力弘通を致すべき事』と仰せられた。そしてこの大聖人・日興上人の御心を、そのまま身を以て行じ給うたのが日目上人である。…
 いま広布前夜、形は出家であっても心は禿人の者たちが宗門に巣くって御遺命を売り渡す。しかしこのとき、形は在家であっても心は出家の者あって、御遺命を命かけて守り奉る、それが顕正会である。顕正会員は一人ひとりが "身はこれ在家なりとも心はこれ出家" の大精神に立ち、日目上人の御跡を慕いて、何としても御遺命を達成して大聖人に応え奉ろう」と。
11月16日
 宗門、大白法、「当宗の僧俗が、身延や日蓮宗の由緒寺院に行くのは参詣目的ではなく、ただの『見学』」と釈明。
11月17日  北海道拓殖銀行、倒産。戦後初の都市銀行の破綻となった。
11月19日  身延派僧侶、大勢の信者を引き連れ大石寺を訪問。
11月20日
 宗門、御大会、海外信徒お目通り、阿部日顕管長「例えば私が一生命な気持をどこかへやってしまって、ちょっとぼけっとしていたり、あるいは、うっかりつまらないことを考えたりしていることがあったとしますと、やはり一年のうちには何度かあるのかも知れませんが、そういう時の大聖人様(御影)は『何をしているのか』とお叱りになられているお顔をはっきり感ずるのです。本当なのです。…
 今年は百万遍のお題目を誓願した。… 来年はまた違った方法でやろうと思っている。今度は数に執われないで、時間を基準として行いたいと思っている。数に執われますと、時間のない日などはお題目が早すぎる形になってしまったりするから......」と。
11月21日  ロサンゼルス地区控訴裁判所、ヒロエ・クロウの阿部日顕管長・日蓮正宗への控訴を棄却。
11月21日  大韓民国、経済危機に陥り国際通貨基金(IMF)に緊急支援を要請。総合金融会社がすべて営業停止となり、金融システムは麻痺状態に陥った。大企業、中小・零細企業を問わず企業の倒産が相次ぎ、多くの人々が路頭に迷うことになった。
 IMFは構造改革として、金融、貿易の保護政策をすべて撤廃させた。韓国人は経済の国家主権を失ったと嘆き、日本による植民地化に続く「第2の国恥」と呼んだ。
11月24日  山一証券、自主廃業、負債総額6兆円。四大証券会社の一翼を担っていたが、バブル崩壊により経営が悪化した上、損失を隠蔽する不正会計を行っていたことが発覚、自主廃業を発表し業務を停止した。
11月25日
 顕正会、11月度総幹部会開く(川口総合文化センター)、10・11月度折伏成果 12,347名。
 浅井昭衛会長「一国諫暁より4ヶ月。いまや日本人の安逸の夢は破れた。… 安逸の夢破れた日本人は、いま胸の奥で、心から頼れる杖・柱を探し求めている。いよいよこれから顕正会の力で、全日本人に日蓮大聖人の御威徳と大恩徳を教えていくべき時が来たのである。…
 経済崩壊は未だ亡国の序曲に過ぎない。これから諫暁書に云い切ったごとく、大地震ののち自界叛逆・他国侵逼があって日本は亡国に至ること、断じて疑いない。日本に残された時間は少ない。何としても他国侵逼の前までに、一千万を築き上げなければならない」と。
11月25日  創価学会、勝ち鬨、「30万登山へ顕正会復帰、柳沢・大草は追放か」「正本堂閉鎖、宝物館遷座で狂喜する浅井昭衛」
「先師・日達上人によって解散処分に付された顕正会が日顕と急接近――この情報が顕正会側と宗門側の双方から相前後してもたらされた。…
 今回は顕正会側の喜んだ声とは対照的に、宗門側からは顕正会の復帰を懸念する声も相呼応するかのように伝わってきている点を考え合わせると顕正会側の単なるデマではなさそうだ。… 特に、日顕は正本堂を閉鎖し、現在、奉安殿を改築する形で急ピッチで建築作業を進めている「宝物館」に大御本尊を御遷座する方針を固めたとのことである。…
 八百万信徒の真心の結晶である正本堂を閉鎖するということは、将来は解体するのだろうとの見方もあり、狂気の沙汰という他はないが、これは学会に対する憎しみの余りの所業、先師・日達上人の事跡の破壊、正本堂の維持費の節約などに加えて、顕正会復帰のための地均しだとの受け止め方が宗内にあり、あながち否定できない要因もある。…
 浅井昭衛は、日顕が平成4年8月28日、全国教師講習会で述べた「国主立戒壇論」なる珍論に狂喜し、「国立戒壇を事実上、認めた重大発言」だと、次のように語った。「論旨のはっきりしない所はあるけれども、この中で述べられていることは、結局、『国立戒壇』と同じことでしょう … 自ら『憲法を改正する』と言っているわけですから、…。しかし私はもう、揚げ足は取らない」「戒壇の大御本尊様への不敬解消さえ成れば、顕正会は他に求める何ものもない」(平成4年10月27日。10月度総幹部会)
 浅井の言う「不敬解消」とは大御本尊を正本堂から御遷座することである。調子に乗った浅井は幹部会から約1ヵ月後の11月20日、「不敬解消」を訴える諌暁書を日顕に提出。…
 顕正会復帰といっても、浅井は「宗教法人・顕正会」を解散して会員を法華講の各支部に分散する考えはない。だから“第二の創価学会を抱え込むことになりはしないか”というのが宗門側の懸念である。次が法華講連合会の柳沢喜惣次の言動である。柳沢は「顕正会が宗門に復帰することはない。断じてさせない」と言い切る。柳沢は浅井が戻れば出る幕がなくなるから必死の抵抗をするだろう。更に、柳沢以上に顕正会復帰を警戒しているのが妙観講の大草一男だ。…
 日顕にしてみれば現状では無理な平成14年の30万登山を前に5万余の登山要員になるし、“流血の惨”も辞さずに襲撃する行動力があって伏拝に慣らされ思考力に欠ける会員が欲しくて、復帰を願っているのは確かだ。浅井と日顕、さて、どちらが先に土下座して謝罪するか一興だ(深井秀衛)」(「勝ち鬨」第324号 )  
11月29日  創価学会、聖教新聞「談話」、秋谷栄之助会長「大聖人に違背した広布破壊の日顕宗はどうか。身延と急接近するなど完全に"謗法宗"と化し、破滅の一途をひたすら転げ落ちている」と。
11月30日  日蓮宗(身延派)滋賀県教学研鑽センター、顕正会に関する公開講座開催。乙骨正生「過激な布教を展開している顕正会について学びたい」「混迷する日本社会では、単純な原理主義が意外と説得力を持ってしまう」と。
11月 日
 顕正会、横浜会館、耐震補強工事完成。
12月1日
 宗門、「12月1日、学会員、日蓮正宗信徒の資格喪失」と公表。
 慧妙、阿部日顕管長の出廷を「竜の口法難における宗祖の御振舞いと酷似」と。
12月1日  創価学会、内部文書で池田大作を "第二の法華経の行者" とする。
「我等の師匠池田先生は、昭和35年に会長就任以来10年毎に順に昭和45年の俗衆増上慢、昭和53~55年道門増上慢、そして次の10年である創立60周年には予定通りに僣聖増上慢を呼び起こし、末法に入って以来、大聖人に次ぐ二人目の「法華経の行者」となったのです」(「日顕宗の邪義を破す」)
12月2日
 宗門、"シアトル事件" で「御法主上人猊下御出廷日の唱題行について」と題する「お知らせ」、阿部日顕管長の出廷時刻に合わせ、全末寺僧侶が唱題するよう指示。
12月4日  創価学会、勝ち鬨、「浅井の国立戒壇、日顕の国主立戒壇論を斬る」「"俺の代になれば破棄する"と息子の浅井克衛」
「平成4年8月28日、全国教師講習会で … 「変なことを書かされちゃった」というのは教学部長当時、日顕にしては珍しく良く書けている「国立戒壇論の誤りについて」と「本門事の戒壇の本義のことである。これを「御破算にしちゃおうかな」とは日達上人への裏切りだが、この日顕の珍説を伝え聞いて小躍りしたのは浅井一人。気も狂わんばかりに喜んだ浅井が「国立戒壇を事実上、認めた重大発言」だとして「この中で述べられていることは、結局、『国立戒壇』と同じことでしょう」と語ったように、日顕は浅井の邪義に迎合したのであった。…
 顕正会の浅井のご機嫌を取るために前言を翻し、先師・日達上人に違背してまでも「憲法を改正する」だの「国主立の戒壇を建立」だのと自説を覆す日顕の豹変ぶりに、宗内には反発と嘲笑が交錯している。…
 妙観講筋の情報によると、浅井の愚息・克衛(顕正会男子部長)は「俺の代になったら『国立戒壇論』なんて、あんなの破棄するんだ」と漏らしたこともあるという。克衛は自分自身の将来の会内における立場とか宗門との関係などを冷静に観察しているものの、今はまだ異論は唱えられない。自分の権限を確立するために、集会の運営・警備に当たるという名目で親衛隊ともいうべき「衛護隊」(隊長=矢島孝一)を結成したのが精一杯。…
 克衛は表面でこそ昭衛を奉っているかのように装ってはいるが、陰ではバカにしており"オヤジの国立戒壇論だけじゃ限界だ"と感じていることが、会話の端々に現れるという。やがては、国立戒壇論に執着する昭衛派と、その破棄を叫ぶ克衛派に分裂するだろうとの見方もあり、そこに日顕が絡んで面白い展開になるかもしれない(深井 秀衛)」(「勝ち鬨」第326号 )  
12月9日  創価学会、本部幹部会、池田大作名誉会長「この七年、日顕宗は、わびしく冷たい雨に降られ続けて衰亡の一途である。......『仏法は勝負』である。『勝負は決まった』と申し上げる」と。
12月10日  現代仏教 (日蓮宗身延派機関誌)、顕正会を取り上げる。
12月15日  第三文明社、河合一著「暗黒の富士宗門史 -- 日顕宗の淵源を切る」発刊。
12月16日
 宗門、御法主上人猊下御指南「創価学会の仏法破壊の邪難を粉砕す」発刊。
12月22日
 宗門、阿部日顕管長、"シアトル事件"裁判で東京地方裁判所に出廷。「最近出てきた」という手帳を示し「夜、渡米已来始めて一人歩きし、あちこち尋ねつつ、とうとうウイスキーにありつく。久し振りで酔った。......さあ寝よう、午后一時」との記述をもとに弁明。また、ハワイで御本尊をトイレに置き忘れたこと、「まことに恥ずかしい限り」と認める。
「去る12月22日午後2時より、東京地方裁判所709号法廷において、日蓮正宗及び大石寺が原告となり、池田大作・創価学会に対して、謝罪広告等を求めて提訴している所謂『クロウ事件』(ヒロエ・クロウと池田創価学会創作のシアトル買春事件)が開廷された。これは日蓮正宗総本山大石寺より、原告代表者である御法主上人猊下が証人として御出廷。先に発見された30年前のアメリカ出張御授戒時の日顕上人御自筆の手帳に記載された記録をもとに、力強く堂々と証言遊ばされ、創価学会及びヒロエ・クロウ(故人)の捏造の誹謗中傷を完膚なきまでに粉砕されると共に、社会正義の上からも、裁判所が真実に基づく厳正な処置をとられるよう強く要望された」(「大白法」号外 )
12月24日
 顕正会、12月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)。
 浅井昭衛会長、平成9年を「顕正会四十年の歴史において最も重大な御奉公を成し遂げた年」として、一国諫暁の意義を改めて示し、一国諫暁より5ヶ月で急速に傾いた日本の情勢を指摘。
「諸天が捨て去るとき、このようにあっという間に八方塞がりになる。しかしこの経済崩壊は未だ亡国の序曲に過ぎない。これより三災七難はますます激しくなり、ついに最も恐るべき他国侵逼が事実となる。顕正会はこの他国侵逼が事実となる前に、断じて一千万を成し遂げ、日本を救わなければならない。…
 私は明年(平成10年)の折伏弘通の目標について、一千万から逆算した上で前々から考えていた。それには明年、六十万までの弘通を成し遂げねばならない。......明年の六十万が成れば、それより4年後の平成14年すなわち立宗七百五十年の意義深き年に百万は必ず成る。そしてこの百万が成れば、一千万まであと十倍となり、もう手が届く。ここに広宣流布を決定づける一千万は、大地を的として必ず成る」と。
(※ 立宗七百五十年の平成14年、自称会員数は九十万にとどまり、"百万は必ず成る" は成らなかった。浅井昭衛会長の "必ず成る" は、ほぼ "必ず成らない"。 櫻川 忠 )
12月27日  創価学会、聖教新聞、宗門末寺のうち百箇寺が命令を無視し、阿部日顕管長の出廷日に唱題しなかったと指摘。
12月31日  新進党、解散、6党に分裂。
 1994年(平成6年)6月、村山富市内閣の発足で下野した非自民・非共産勢力は、小選挙区比例代表並立制への対応に迫られた。各選挙区で候補者を1名に絞らなければならず、新生党・公明党(一部)・民社党・日本新党・自由改革連合が結集し、同年12月10日に "新進党" を結党した。初代党首は海部俊樹元首相、結成時の所属国会議員数は 214人(衆議院176人、参議院38人)であった。1995年(平成7年)7月の第17回参議院選挙において改選議席の19議席から40議席へと議席を倍増させ、比例区の得票では自民党の獲得票を上回る躍進を見せた。
 

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