迷走する顕正会を斬る


淺井昭衞会長の足跡と変節

    顕正会年表 (私家版)


      
1月1日
 宗門、大日蓮、阿部日顕管長「新年の辞」
「思えば、かの阪神大震災は災厄を受けた方々にとって本当に不幸な、またお気の毒な事であり、謹んで災没者の御冥福と、生存の方々の生活の厚生と安穏をお祈りするものであります。しかし、仏法の理に照らせば、創価学会の大謗法が、これらを含めた種々の災厄をもたらす結果に至ったと信ずべきであり、その因縁の上に、安全性考慮の理由を以って、従来の池田大作の発起による前客殿が、自ずから除去される命運に立ち至ったのであります。そして堅牢と安全性を保証された新客殿が、堂々と完成に近づき、本年三月にその落慶法要を大々的に行う時に至っております」(「大白法」第492号 )
1月1日
 顕正会、浅井昭衛会長、年頭の辞「一国諌暁第二年を迎えて
「平成九年は、まさしく日本の広布史上において期を画する年であった。すなわち、亡国の迫るを知らず安逸を貪る全日本人に対し、「日蓮によりて日本国の有無はあるべし」の重大の御聖意を、大音声を以て告げ知らしめた。…
 見よ、それより六ヶ月 ---。経済大国を誇っていた日本は、あっという間に傾いてしまったではないか。いまや「平成恐慌」の地鳴りが聞える。… あれほど首相が意気込んでいた 行政改革は失敗、そして財政再建は不可能。その上、内閣の最重要課題と位置づけてい た沖縄・普天間飛行場の返還も、名護市の住民投票で暗礁に乗り上げている。この一事は、日米同盟の亀裂をも招きかねない。--- 諸天が捨離すれば、このように瞬時にして、八方塞がりとなるのである。… 今後、歳を追うごとに三災七難は激しさを増すであろう。そしてついに、国を亡ぼす他国侵逼が事実となる。
 だが「大悪起これば大善きたる」と。この他国侵逼は、同時に広宣流布の時なのである。すでに、大聖人に忠誠一筋の仏弟子の大集団は日本国に出現している。この大集団は、正系門家・富士大石寺の中に在っては御本仏の御遺命を守護し奉り、日本国に在っては御遺命の国立戒壇を実現して国を救わんと、いま「一千万」をめざし大地ゆるがす大行進をしつつある」(「冨士」第392号 )
1月1日
 顕正会、元旦勤行、本部会館および全国173会場で厳修。
 浅井昭衛会長「この一国諌暁よりすでに6ヶ月、日本の国は俄に傾いてまいりました。これを見て、今まで安逸を貪っていた政治家も、学者・評論家も、マスコミも、一斉に「国難」ということを言い出しました」
 冨士、実践の教学、男子部長・浅井克衛「『一人立つ』の大精神」掲載。
 冨士、特別レポート「日中国交回復の舞台裏」(連載 2)掲載。
 冨士、特別レポート、男子部副部長・小泉修「阿部管長の破廉恥を検証する」掲載。(「冨士」第392号 )
1月1日  創価学会、池田大作名誉会長「新年の歌」発表。「卑劣なる また邪悪なる輩をば 断じて倒せや 広布の剣持ち」
 聖教新聞、秋谷栄之助会長「民衆を愚弄し、差別し、人間を宗教権威の奴隷にしようとした『一凶』日顕宗を 絶対に許してはならない」と。
 創価新報、「宗史に大汚点! シアトル裁判 日顕出廷」と。
1月1日  日蓮宗新聞 新年号、暗に顕正会を指し「新宗教の跋扈」と、批判記事掲載。
1月2日  創価学会、池田大作名誉会長、大韓民国・鎮川郡から「名誉郡民」号と「顕彰証書」を受ける。
 池田大作名誉会長、新年勤行会で「世界中から七十歳の誕生日を祝うメッセージが届いている」と自賛。
1月4日
 宗門、阿部日顕管長、自ら提唱の唱題行につい て「(一日三千遍の唱題は) 忙しいときは、へとへとになってしまう … 時間的に厳しい場合には、唱え方がどうしても速くなってしまう … 数を勘定しながら唱題することを、私個人としてはやめようと思う」と方向転換。
1月 日
 宗門、末寺住職・寺族初登山。
 阿部日顕管長「平成7年の3月に東京の大石寺出張所を移転するに当たって、家内が荷物を整理していましたところ、普段全然開けもせず、積み込んでいたダンボールの中から、私の当時の手帳が出てきたのであります。そして、中を見てびっくりしました。そこにはホテルから外出したと、私の字でちゃんと書いてあるのです。… 事此処に至ったら、私が堂々と真実を話すことが最良であると、はっきり総監達に言いました。ちょっと不服そうな顔でしたけれども、宗務院の方々は私のハッキリした意志を受けてくれまして、それによって出廷という形になったのであります。
 創価学会の今の在り方、特に池田大作の大謗法の姿は、全てがこの裁判の在り方と全く同じだと思うのです。というのは、全部嘘で塗り固めていかないと、彼等の立場が無くなってしまうのです御戒壇様を否定して、物体だなんとか言っておるようですし、それでいて、日蓮大聖人直結だなどと言っておりますが、では、彼等は日蓮大聖人の教えのどこを基準として言っておるかということです。それは「久遠元初の法だ」などと言うのですが、そのようなことが御書のどのような方式で示されているのか。… 今でも、色々な所で、様々な外国人と話しをして『仏法対話』などと言っておるけれども、みんな抽象論、観念論なのであり、それは大聖人の仏法から全く外れ、離れた内外一致の立場なのです」(「大白法」第493号 )
1月4日  創価学会、各部協議会、池田大作名誉会長「日蓮仏法の御本尊は『教相の本尊』ではなく、『観心の本尊』なのである。それはすなわち『信心の本尊』にほかならない。… 『信心』をなくした宗門には、『御本尊』の力用はまったくない」と宗門批判。
1月5日
 顕正会、新年幹部会、本部会館および全国の同時放送会場で開催。総班長・支隊長以上の幹部 2,800名が参集、「妙法の革命」に大感動うず巻く。
 浅井昭衛会長「すでに大彗星は昨年出現しました。… 私は仏法の上から、いよいよ大地動乱の時代がくると思っております。小田原地震、東海地震、首都圏直下とありますが、まず第一の小田原地震、おそらく今年、これはもう間違いないでしょう。その予兆、前兆現象は既に現れております。私はそれを知る故に、昨年12月から心を休めたことがない。神奈川県西部には、小田原には、大勢の大事な顕正会員がいる。小田原会館は2月中には完成するが "どちらが早いか" ということを、いま思っております」
 顕正新聞、浅井克衛男子部長「28年かかった10万が今や一年半で
 顕正新聞、「阿部日顕管長ついに法廷へ」(「顕正新聞」第0755号 )
1月8日  創価学会、本部幹部会、池田大作名誉会長「僧侶の衣は、着飾ってよく見せようとしたり、いわんや権威を振りかざすものでは絶対にない。そういう僧侶は、大聖人に背く大謗法の人間である。… 宗祖の御精神とまったく逆さまなのが、高価な衣を着飾り、ぜいたく三昧に耽る日顕宗である。仏敵は責めなければならない。絶対に黙っていてはならない。正は正、邪は邪、と毅然と言い切っていくのが『学会精神』である。人がいいだけでは、悪人のしたいようにされてしまう」と。
 秋谷栄之助会長「日顕宗は元朝の参加者も年々減少で寂れる一方。… シアトル裁判でも、いよいよ二月二日には、学会側弁護士による尋問で、これまでの日顕のウソが厳しく追及されることになり、坊主や法華講をだまし続けてきた天魔日顕の化けの皮がはがれ、世界中の嘲笑の的になることは間違いない」と。
 創価学会系怪文書『フェイク』発行、「地涌」に続き、この怪文書を宗門批判の道具として利用。
1月8日  ブラジル連邦共和国、ニテロイ市議会、1月26日を「SGIの日」と制定。
1月10日  創価学会、池田大作名誉会長、インド共和国・バスカラ学園から七十歳の誕生日に寄せて詩文集を贈られる。「あなたは、日出ずる国に生まれし世界平和のアポロン」「ブッダの聖なる道に続くあなたの尊き業と献身に光りあれ」等。
1月11日
 顕正会、教学部 五級試験(南無日蓮大聖人)、全国72会場で施行。2,705名が受験。
1月13日  新横浜駅前で、右翼の街宣車が顕正会を悪口誹謗。
1月14日  創価学会、池田大作名誉会長、ブラジル連邦共和国・マクコ市議会から「池田博士は世界の最も偉大な知識人であり、ヒューマニスト」との「顕彰証書」を受ける。
1月15日
 顕正会、成人式(本部会館)挙行。
 浅井昭衛会長「亡国の序曲としてまず経済崩壊が始まってきた。日本のさまざまな危機を見ていま多くの人々が『国難』と云い始めた。しかし、人々にはまだ本当の国難がわからない、こんどは、明治維新も敗戦の時も比較にならぬ事態が来ると私は思っている。… 『日本の危機だ』『国難だ』といかに叫ぶとも、それが何によって起きてきたのか、根本の原因を知らない者には解決がつかない。もう広宣流布以外に、国立戒壇建立以外に、日本の亡国を救う道は断じてない。この重大な時に二十歳の成人に達し、大聖人の御許に馳せ参ずることができた皆さんは、深き宿縁をもった人達である」(「顕正新聞」第0756号 )
1月16日  公明、新代表に浜四津敏子が就任。
1月17日  創価学会、全国青年部幹部会、秋谷栄之助会長「日本の軍部権力に加担し、戦争協力してきたのが日顕宗。しかも戦後、何の謝罪もない。この軍国主義と妥協した亡霊・日顕宗がはびこっている限り、日本に再び国家主義が台頭する事態を許すことになる。その根を絶つまで責め抜き、粉砕していこう」と。
1月18日
 顕正会、教学部 登用試験(折伏理論解説書 第一章~第八章)、全国90会場で施行。7,002名が受験。(「顕正新聞」第0756号 )
1月19日
 宗門、阿部日顕管長、池田託道師(離脱僧)から名誉毀損で訴えられていた裁判で、敗訴。
1月23日
 顕正会、1月度総幹部会開催 (板橋文化会館)。
 浅井昭衛会長「日本経済は破局を避けられないコースに入った。… 世界の経済混乱が世界動乱の引き金となり、日本が亡国の危機に立たされる。…
 もうその場しのぎの対症療法では通じない。日本一同、日蓮大聖人に帰依し、南無妙法蓮華経と唱え奉る以外にはない。…『事の戒法』とは、戒壇の大御本尊の妙用により一国全体が妙法化され、日本が仏国土となるということである。このとき、諸天はこの日本を厳然と守り、金剛不壊の仏国がここに築かれるのである。これより他に、日本が救われる道は断じてない。
 そしてこの広宣流布・国立戒壇建立は、他国侵逼が日本に迫るとき、一時に成るのである」(「顕正新聞」第0757号 )
1月26日  創価学会、池田大作名誉会長、大韓民国・浦項市から「顕彰証書」を受ける。
2月1日
 宗門、阿部日顕管長、ビザの却下でガーナ共和国への親教を中止。
2月2日
 宗門、阿部日顕管長、"シアトル裁判" で東京地方裁判所に 二度目の出廷。
「二月二日午後一時半、クロウ事件の原告側代表者である御法主日顕上人猊下が証人として、東京地方裁判所へ御出廷あそばされた。今回は昨年暮、御法主上人への主尋問を指揮された浜野裁判長に替わり、被告創価学会側弁護士による反対尋問を前に、急遽、任に就かれた下田文男新裁判長のもとに103号法廷で開廷されたものである。
 創価学会側弁護士による反対尋問は約二時間にわたり執拗になされたが、御法主上人には新裁判長の指揮と宗門側弁護団の適切なる対処のもと、かかる創価学会側の尋問による攻撃を鎧袖一触、ことごとく粉砕され、改めてクロウ事件が全くの虚偽捏造の物語であることを堂々と御証言あそばされた」(「大白法」号外 )
2月2日  東京地方裁判所、"池田レイプ裁判"で、被告側の「裁判官忌避申し立て」を却下。
2月3日  創価学会、本部幹部会、秋谷栄之助会長「阿部管長の出廷について(学会側の)機関銃の猛射のような質問を浴びた日顕が、いかにシドロモドロで七転八倒の苦しみを法廷で味わったか」
2月4日  創価学会、"会長室"に 野崎勲・竹入央迪・正木正明が加わる。
 池田大作名誉会長、全国総県長会議で「信心の世界は『差別なき』世界である。差別を持ち込む人間は仏法の破壊者である。日顕宗がそうである」とスピーチ。
2月5日  横浜地方裁判所、宗門が離脱僧・渡辺慈済師 (改革同盟)に大経寺(平塚市)の明け渡しを求めた裁判で、宗門側の訴えを却下。
2月6/20日
 顕正会、2月度御書講義「出世本懐成就御書」を拝読、全国428会場。
 浅井昭衛会長「身延等では本抄を『聖人御難事」と呼んでいるが、これは弘安二年の出世の御本懐を認めたくないからであって、私は、その内容からいって出世本懐成就御書とお呼びする以外にないと思っている。… 本抄は、御入滅三年前の弘安二年に起きた熱原の大法難に際し、全門下に教令し給うた極めて重大な御書である。なぜ重大かといえば、大聖人が『出世本懐成就』を宣旨された御書は四百余篇の中でこの御書ただ一つだからである」(「顕正新聞」第0759号 )
2月6日  創価学会、池田大作名誉会長、大韓民国・浦項市から「特別記念盾」と「顕彰牌」を受ける。
2月7日
 顕正会、第二祖日興上人御報恩勤行会、本部会館で厳修、「日興上人の下種僧宝開顕は熱原の法難
 浅井昭衛会長「もし日興上人がましまさなかったならば、いま私たちが、どうして日蓮大聖人の大恩徳を知り、どうして大御本尊の有難さを知り得たでありましょうか。この恩徳のゆえに日興上人を「末法下種の僧宝」と尊崇申し上げるのであります。…
 大聖人様が久遠元初の自受用身・末法下種の本仏と顕われ給うたのは、実にあの竜の口の大法難による。そして日興上人が「末法下種の僧宝」と顕われ給うたのも、この熱原の大法難における不惜身命の御奉公によるのであります。このことは、熱原の大法難のときに大聖人様が、日興上人を初めて「聖人」と称せられていることから見ても、しかと拝することができるのであります」(「冨士」第393号 )
(※ この号(第393号)を以て、教学理論誌「冨士」(編集兼発行人・小泉修) は、廃刊となった。一千万をめざし大地ゆるがす大行進の仏弟子の大集団が、月刊の"教学理論誌"を維持できないとは、なんとも情けない限りである。人材不足もあるだろうが、浅井昭衛会長自身の "自語相違" が露わになることを怖れての廃刊、ということだろうか。櫻川 忠 )
2月7日  創価学会、池田大作名誉会長、国連難民高等弁務官事務所(本部スイス)から、感謝状を受ける。
2月7日   第18回オリンピック冬季競技大会(長野オリンピック)開催、2月7日から2月22日まで長野市などで開催された、20世紀最後の冬季オリンピック。
2月8日
 顕正会、小田原会館御入仏式厳修。
 浅井昭衛会長「(緊急の御入仏式を決断したゆえんを述べ)日本列島全体が大地動乱の時代に入った今、もうどこも安全という所はない。どこも同じではあるが、ことに小田原、そして神奈川の顕正会員は胚を決め、大信力に立ってほしい。『よからんは不思議、わるからんは一定』と、この肚を決め切るのである。… もし、広布前夜に起こる一連の大地震の口火・ 引き金が小田原地震であるならば、小田原の同志こそ、全国広布の先陣を切る口火となるべきである」と。(「顕正新聞」第0758号 )
2月9日  創価学会、池田大作名誉会長、フィリピン共和国・リサール協会から「リサール国際平和賞」を受ける。フィデル・バルデス・ラモス大統領「池田博士は世界平和のチャンピオン、人類よ博士に続こう」と。
2月10日  創価学会、秋谷栄之助会長、イラン・イスラム共和国大使館を訪問。「イラン革命記念日」を祝福する、池田大作名誉会長の伝言を伝える。
2月11日  創価学会、池田大作名誉会長、フィリピン共和国・マニラ市立大学から「名誉人文学博士」号を受ける。
2月13日  創価学会、池田大作名誉会長、フィリピン共和国のテレビ番組で「旭日の騎士・池田大作氏の横顔」と紹介される。
 池田大作名誉会長、中華人民共和国「人民日報」で「池田先生は、ここ数十年、中日友好と文化交流に骨身を惜しむことなく尽力されてきた」と紹介される。
2月14日  創価学会、池田大作名誉会長、フィリピン共和国・タガイタイ市から「池田博士こそ『平和の建設』を象徴する人物」として名誉市民号を受ける。
2月17日  創価学会、池田大作名誉会長、フィリピン共和国・リサール協会から「頌徳の銘文」を受ける。「池田大作博士 ―― 詩人、哲学者、社会思想家、教育者、作家、写真家、万人の善き友、創価大学創始者、SGIの会長、高名な日本人、二十世紀の国際社会における世界平和と文化的調和のための尊敬すべきリーダーであり行動者」と記された。
2月18日  創価学会、創価新報、阿部日顕管長の出廷を「絶句、激昂、支離滅裂 ―― 日顕、証言台で立ち往生」と。
2月18日  カルフォルニア州最高裁判所、"シアトル事件"で、クロウ側のロサンゼルス控訴裁判所の棄却判決を不服とする上告申立を却下。
2月19日  新井将敬衆議院議員、東京都港区のホテルパシフィック東京で自殺。警察は自殺と判断したが、動機や他殺を疑うなど諸説ある。
2月21日
 宗門、ガーナ共和国アクラ市、闡明山法華寺落慶法要奉修。アフリカ大陸初の寺院建立、ガーナ・トーゴ・べナンから千名余が参列。
「今回の法要は、御法主上人猊下をはじめ一部関係者のビザ取り消しという、異例の事態のなかで奉修されたものであったが、緊張感漂う中にも、同寺周辺一体は歓喜が満ち溢れていた」(「大白法」第497号 )
2月23日  創価学会、沖縄最高会議、池田大作名誉会長、故・安斎 伸 (上智大名誉教授・キリスト教徒) の発言「(宗門が学会員を裏切り、抑圧したことは) 前代未聞の暴挙であり、宗教史に汚点を残すもの。… 平和・文化・教育の価値も理解できず、伝統に固執し、権威と力で信徒を抑え付け、時代錯誤に陥っ宗門。そこから独立しなければ、創価学会もやがては独善的、閉鎖的な教団として終わってしまい、未来性も世界性も断たれてしまう」を紹介。
2月25日
 顕正会、2月度総幹部会開催 (川口 総合文化センター)、2月度折伏成果 9,446名。
 浅井昭衛会長、身延派日蓮宗が顕正会対策に本格的に乗り出してきたことに言及、「顕正会が一筋に国立戒壇と、戒壇の大御本尊と、大聖人を御本仏と云い貫いているゆえに、彼らは怨嫉する。いまの宗門は、学会に諮ってすでに国立戒壇の御遺命を捨ててしまった。そのうえ身延の坊主たちの大石寺見学を許すほどに堕落している。だから身延はもう敵意を懐いていない。…
 大聖人御入滅後七百年、いま濁悪の日本国の中で、大聖人の仰せのごとく修行しているのは顕正会のみである」と。(「顕正新聞」第0760号 )
 本部辞令、総務に小泉修、本部幹事に堀口景慈・坪田敏、第十二隊長に浅井城衛、任命さる。
2月25日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・延辺大学から「池田先生の中日友誼に傑出した貢献を高く評価」として、「名誉教授」号を受ける。
 池田大作名誉会長、フィリピン大学のアララス教授から「私は池田先生のことをあまりよく知りませんでしたが、… 博士の御滞在はフィリピンにとって神聖な出来事でした」との献辞を受ける。
2月25日  大韓民国、金大中(キム・デジュン)が第15代大統領に就任。アジア金融危機の直撃を受けた国内経済の立て直しという困難な課題を背負ったスタートとなった。
2月26日  創価学会、池田大作名誉会長、大韓民国・大邱大学から「感謝牌」を受ける。
2月28日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・四川連合大学から「名誉教授」号を受ける。
3月3日  中外日報、創価学会との関係を断ち切る。「近年、不幸にして、創刊者涙骨翁の精神に背き、『公器』である紙面の一部がゆがめられてまいりました。小紙に対して『ジャーナリズムの良心を捨てた」とのご叱責も頂戴してまいりました。私共は昨年12月24日、恣意的な紙面作りを断ち切るために、前社長を解任しました。... 私共は不偏不党で品位ある紙面作りをめざしてまいります」
3月5日  創価学会、池田大作名誉会長、大韓民国・統営市から「韓日友好の卓越した行動」を讃えるとして「顕彰牌」を受ける。
3月5~6日  中華人民共和国、人民日報、池田大作名誉会長の随筆を掲載、周恩来を「世界の青年の永遠の模範」と諂う。
3月7日
 宗門、高松市内のホテルで、阿部日顕管長が宿泊した部屋から、盗聴機二個が発見された。
 高松北警察署、住居侵入の疑いで捜査開始。(「西日本スポーツ」3月18日号 )
3月8日  創価学会、本部幹部会、池田大作名誉会長「("仏法西還"について)日蓮大聖人の予言は、七百年の間、まったく実現の気配もなかった。… このままであったならば、日蓮大聖人は『うそつき』になってしま う。… 『法』がひとりでに広まることは絶対にありえない。不惜身命の『人』が出なければ、『法』は広まらない。当然の道理である。その人こそが『最高に尊い妙法』とともに『最高に尊い人』なのである」と自讃。
 秋谷栄之助会長「目前となった日顕宗の十万登山は空転と焦りのデモ登山の様相を呈している。申し込み締め切り日を延長したと思ったら、今度は登山当日でも手続き可能と変更。まさに寄せ集め、かき集め登山」と。
3月9/21日
 顕正会、3月度御書講義、「兵術志殿御返事」を拝読。(全国419会場)
 浅井昭衛会長「顕正会員は、いかなる魔障出来しようとも、『賢者はよろこび、愚者は退く』の仰せを絶対に忘れず、一人ひとりが本抄を身読してほしい。いまや顕正会は宗門の中における御奉公だけでなく、一国を諌暁する立場となり、国立戒壇建立への最終段階の戦いに立たせて頂いている。されば顕正会の前途には必ず三障四魔が現われるであろう。そのときこそ、全顕正会員は悦んでほしい」と。(「顕正新聞」第0762号 )
3月9日  創価学会、池田大作名誉会長、大韓民国・安東市から「感謝牌」を受ける。
 聖教新聞、「春の芽吹きとともに、日顕宗の "懲りない" 坊主がまたぞろ蠢動している。『彼岸』を誘い口に学会員を誑し込もうとの魂胆だ。… 騙されてはいけない。あたかもグリム童話の『赤頭巾』さながらに、狼の策略にはまれば "食われてしまう" のがオチである」と。
3月12日  創価学会、池田大作名誉会長、大韓民国・亀尾市から「顕彰証書」と「顕彰牌」を受ける。
3月13日  創価学会、青年部記念大会、池田大作名誉会長「キリスト教は全世界に流布した。大いなる勝利といえる。では、なぜ勝利したのか。… 『殉教の精神』があったから、勝利したと言える。… 人間よりも金 ― 多くの宗教がそうなっている。日顕宗が典型である。それを邪教と言う。… 衰亡の一途をたどっていくことは間違いない。… 七百年前から、大聖人の仏法はあった。しかし、その大法をもって『大衆に尽くした』のは創価学会だけである。宗門はいばっていただけで、大衆のために尽くしていない。だから広宣流布もできなかった」と。
3月16日  創価学会、池田大作名誉会長、ロシア連邦政府から「池田会長がこの地上におられることに感謝」として「特別顕彰」を受ける。
3月18日  創価学会、池田大作名誉会長、アルゼンチン共和国・モロン大学から「名誉博士」号を受ける。
3月20日  創価学会、創価学会入門(新訂版)、「大聖人の仏法の本義からいえば、本門戒壇の大御本尊を御安置し、唱題にはげむところが本門の戒壇なのです」(「同」3月20日 新訂版 )
 池田大作名誉会長、フランス共和国・ビエーブル写真クラブの「名誉写真芸術会員」になる。
3月20日  創価学会、フェイク、「浅井昭衛に洗脳された顕正会幹部また逮捕!!」
「顕正会の会員による不祥事が相次いでいるなか、またも幹部が暴力沙汰で逮捕される事件があった。… 顕正会といえば宗教団体とは名ばかりで、暴力団顔負けの狂気の集団として嫌われている。深夜に呼び出して集団で襲っては脅迫して入会させ、退会を希望すれば暴力で阻止する反人権集団。…
 顕正会員の暴力体質は今や社会問題になっているが、これは全て浅井昭衛の「北朝鮮が核攻撃を仕掛けてくる」だの、「首都圏は直下型地震で壊滅する」だのという妄説に洗脳され、危機感に煽られて闇雲に活動するうち善悪の判断さえできなくなったのだ」(「フェイク」第20号 )
3月21日  創価学会、聖教新聞、「自由座談会・日顕宗のインチキ化儀を斬る」を掲載、「金儲けに狂奔する悪徳教団」と。
3月23日  創価学会、川田洋一 東洋哲学研究所所長、ヨーロッパ科学芸術アカデミーで「SGIは、釈尊から竜樹、世親、中国の天台、日本の伝教、日蓮大聖人へと継承された、大乗仏教を信奉する在家の教団である」と講演。
3月25日
 宗門、客殿落成慶讃大法要奉修。
「慶讚文 本日此処多寶富士大日蓮華山 大石寺二於テ 四域ヲ厳飾シ奉リ恭ク佛恩二報謝ノ誠心ヲ以テ新客殿落成慶讚ノ法要ヲ修シ奉ル … 思フニ古来 当山独特ノ広布祈念丑寅勤行ハ客殿ニ於テ執行セラレ ソノ諸佛成道ノ刻ミニ奉修スル下種本因妙ノ功徳ハ清淨且ツ莫大ニシテ廣布ノ大願モ亦此ノ根本ニ發スルコト必然タリ … 仰キ願クハ佛祖三寶尊 大慈大悲ノ冥鑑ヲ垂レ 当客殿ノ基礎長久ニシテ法威益々興隆シ 本宗僧俗一同異体同心一致和合シテ閻浮提内廣宣流布ノ願業ヲ成就ナサシメ給ハンコトヲ 平成十年三月二十五日 總本山第六十七世嗣法 日顕 敬白」(「大白法」第498号 )
 法華講総講頭に柳沢喜惣次(法華講連合会委員長)、法華講大講頭に石毛寅松(同副委員長)任命さる。
3月25日
 顕正会、3月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、3月度折伏成果 6,366名。
 浅井昭衛会長、横浜で起きた創価学会の卑劣な捏造事件に言及、「第六天の魔王は国立戒壇の建立を最も恐れ、忌み、嫌う。ゆえに広宣流布が近づくにつれ、必ずや『国立戒壇』に対して、三類の強敵が競い起きてくる。いまそのはしりとして、身延派の動き、そしてこの学会の動き等が出ているのである」と。(「顕正新聞」第0763号 )
3月25日  ブラジル連邦共和国・メリチ市、「偉大な指導者・池田大作会長の師匠を顕彰したい」として、牧口常三郎・戸田城聖創価学会会長を顕彰。
3月26日  創価学会、池田大作名誉会長、ユニセフ香港委員会から「感謝盾」を受ける。
3月26日  週刊仏教タイムス、楠山泰道師(日蓮宗)の「新たなカルト教団の存在が顕在化」と、暗に顕正会を批判した記事を掲載。「これらの教団は、ある種の『終末論』と独善的な『原理主義的救済観』を持ち、さらに排他的な『宗教的ナショナリズム』というべき傾向を持ち合わせている。このような教団の積極的な勧誘活動によって多くの若者が入信し、急速に拡大傾向にある」と。
3月28日  創価学会、池田大作名誉会長、米国天文教育推進機関「TIE」から「顕彰証書」を受ける。
4月1日
 宗門、新編「妙法蓮華経並開結」を出版。
「大聖人御所持の春日版法華経に基づき、中国敦煌の写本やネパール及び中央アジア出土の諸本をも含めて、広博・中正の立場から諸刊本の対照校訂を行い、特に仏意から拝した経意の正確な把握、経典としての品位格調保持の両視点から適切なる表現が配慮されている」(「大白法」第506号 )
4月2日  創価学会、池田大作名誉会長、ロシア連邦国立高エネルギー物理研究所から「無慈悲な時代に池田博士はヒューマニズムを実行」「池田博士を世界が尊敬」として「名誉博士」号を受ける。
4月3日  創価学会、池田大作名誉会長、ブラジル連邦共和国・ベウフォルド・ホッショ市から「名誉市民」号を受ける。
4月4日  創価学会、池田大作名誉会長、大韓民国・鬱陵郡から「顕彰証書」を受ける。
 池田大作名誉会長、ヨーロッパ科学技術アカデミーから「特別顕彰金メダル」を受ける。
4月5日
 宗門、客殿新築慶祝法要奉修、法要最終日午後の説法で阿部日顕管長「正本堂の誑惑は池田大作に罪があるとし、正本堂から奉安殿に「戒壇本尊」遷座を発表。
「さて、『一期弘法付囑書』における戒壇建立は、実に宗祖大聖人一期の御大事であり、三大秘法の御化導における究竟の御指南であります。そして、この御文の戒壇建立については、国主が『此の法』を立てられる時が条件となっております。その『国主』とは、時代の推移はあっても、仏法と世法の道理の上に、常に仏智を根幹として拝し奉ることが肝要であります。国主でない者や、国主の意義に値しない者が、仏法上の『国主』を僭称することは大謗法であります。
 またこれに関連して、戒壇建立に関する歪曲・専断の解釈を弘める者は、戒壇の大事への反逆であり、本仏大聖人の御化導に弓を引く者であります。そしてその専横が、創価学会第三代会長・池田大作の過去の所行であったことは論を俟ちません。…
 池田大作と創価学会の発願を主とする正本堂建立の意義付けに関しては、大聖人御一期の御遺命に背き、これを凌駕し、冒涜し奉る不敬の発言が、数多くありました。… まさに三大秘法の戒壇がこの堂であると勝手に独断し、御遺命の達成を強制する不当の言を弄して、宗門全体を誑惑したのであ ります。… 『御遺命の戒壇』などと言って聖意を凌ぐ一連の問題は、まことに滑稽極まる茶番劇でしかなかったと言えます。…
 特に、池田大作らの発意とその因縁によって造られた、大御本尊様安置の施設たる正本堂こそ、彼等が過去に関与した最大のものであります。しかし、既に彼等は、正本堂に関して論ずべき資格も理由もなく、また、三箇の秘法建立の意義を示す正本堂の名称は、現状では不適切と思われます。そして、従来述べてきた、池田らの大謗法を敢然として破折するためにも、今や正本堂より能う限り速やかに、大御本尊様を御遷座し奉ることこ そ『革進の年』たる本年に最もふさわしいものと思うのであります。… 既に用途の失われた旧建物は、その徒らな巨大さのみの遺物であり、全く無用となる関係上、実情に即した処置を採っていきたい …
 この時に向かって、広布への具体的実証として、僧俗一同の志をもって、このたび拡張した奉安殿より、さらに大いなる堂宇としての『奉安堂』建設の要望が、もし地涌の菩薩の澎湃たる出現の如く、涌き上がるならば、これこそ真の信心修行による広布への実相の顕れに当たるものであろうかと存ずる次第であります」(「大白法」第499号 )
 阿部日顕管長、上記発表直後 "戒壇本尊" を奉安殿に遷座
4月6日
 宗門、阿部日顕管長、虫払法要後の僧侶目通りの席で、前日の突如の遷座について「決めた以上は即実行した方がいいと思って、相談せずにやって申し訳なかった」と弁明。
4月6/19日
 顕正会、4月度御書講義「松野殿御返事」を拝読。(全国427会場)
 浅井昭衛会長「徒に遊戯雑談のみして明かし暮らさん者は、法師の皮を著たる畜生なり」の文につき、「この御文は、広布前夜の腐敗堕落の宗門僧侶を見通されて云い置かれた御指南と、私は拝している。… 今日の宗門の姿は、まさにこの大聖人のお叱りが、そのまま当てはまるではないか。
『身命を捨てて法を弘むべし』とは大聖人の御命令である。この御文を承けて日興上人は「未だ広宣流布せざる間は、身命を捨てて随力弘通を致すべき事』と御遺誡せられた。僧侶となりながら、この誠めに背くことがいかに重罪となるか。仏法を世渡りの道具とするような信心薄き職業僧侶は『目には見えざれども積もりて地獄に堕つる』とまで、厳しいお言葉を下されている。いま宗門僧侶の臨終のさまを耳にするたびに、私はこの大聖人様の厳しいお誡めを思い浮べるものである。…
 腐敗堕落のいまの宗門僧侶に、どうして広宣流布の戦いができようか。このとき、富士大石寺門流の中に形は在家にして心は出家の仏弟子の大集団が出現して、「身命を捨てて法を弘むべし』との大聖人の仰せ に応え奉らんとしている。顕正会が戦わずして、誰人が広宣流布の御奉公をなすのか」と
4月6日  創価学会、秋谷栄之助会長「(戒壇本尊遷座に対し)まったく狂気の沙汰という以外ない。広宣流布の進展とともに大御本尊を奉安殿から正本堂に安置するのが正しいと決定されたのは日達上人であり、今回の日顕の企ては、その先師の指南を真っ向から否定する暴挙である。このことは、先師の指南を継承せず、相承を受けていなかったことを日顕自ら示したことになる。また日蓮大聖人御遺命の広宣流布を完全に放棄したことを内外に鮮明にした大謗法である」
 聖教新聞、「正本堂閉鎖の暴挙、奉安殿へ大御本尊を遷座」と報道。
「発表と同時に突然、遷座を行う慌てぶりといい、薄闇の時刻を狙っての強行といい、一閻浮提総与の大御本尊を私物化し、盗み出すごとき暴挙。… 今回の大御本尊遷座は、この先師の指南(昭和四十七年の訓諭)の全否定のみならず、これまでの日顕自身の発言とも矛盾するものである」
 池田大作名誉会長、アメリカ合衆国・デンバー市から「顕彰」される。
4月8日
 宗門、「正本堂解体」の公告掲示。解体費用 四十八億五千万円。
4月8日  創価学会、聖教新聞、秋谷栄之助会長「(正本堂の)御供養を呼びかけた時、日顕は役僧として名を連ねていたのだから、完全に騙したことになる。"宗教サギ"だ」と、裏切りを瞋る。
4月8日  週刊新潮、正本堂解体に関し、ゼネコン関係者の証言を掲載。
「大手、中堅ゼネコンほとんどに創価学会は圧力をかけて回りましたよ。表向きは恒例の選挙(参院選)への支援要請です。しかしそれはダシにすぎず、実際には正本堂の取り壊しに協力するな、と伝えて回ったんです。創価学会ほど会館など建築物を建てるところは少ないですから、日頃、ゼネコンとの関係は深い。4月から5月にかけて副会長クラスと公明の議員が別々に回りましたが、取り壊しに協力したら仕事は回さないという一種、恫喝ともとれる大石寺への "非協力要請" でしたね。… 解体工事を受注した関西の業者には、抗議の電話や、"命は保証しないぞ" という脅迫電話まで入ったというから凄まじい」(「週刊新潮」7月16日号 )
4月10日
 顕正会、本部会館で「御遺命守護完結奉告式」厳修。"極めて大事な奉告式が急遽奉修される"
 この通告がなされたのは奉告式の4日前、参列者は首都圏在住の総班長・支隊長以上の幹部 1,200余名。
 浅井昭衛会長「奉告文」、「恐々として謹しみ敬うて 御本仏日蓮大聖人の尊前において、 本日ここに、御遺命守護の完結を、報告し奉るものであります。
 大聖人様 ――。 本門戒壇の大御本尊が、恐れ多くも 誑惑・不浄の正本堂に居えられ奉ってより今日まで、実に二十六年の長き歳月が流れました。しかるところ、鳴呼ついに、本年四月五日の午後四時、大御本尊は、清浄にして堅固なる新奉安殿に、還御あそばされました。いま大歓喜は胸の奥よりこみ上げ、表わすべき言葉を知りません。
 二十六年前の、あの宗門・学会一体になっての正本堂の誑惑の深さ凄じさ、またこれを為した悪の力の強大さを思えば、誰が今日の御帰還を想像し得たでありましょうか。ここにおいて我等、ただただ御本仏の絶大威力と、誰人も犯し得ぬ御威徳を、滂沱たる涙の中に、伏して拝し奉るのみでございます。
 今この26年間を顧みれば ……
 しかるに、御本仏の絶大威力は無懺の阿部管長をも動かし給い、大客殿工事と共に密かに免震工法による新奉安殿を造らしめ給うたのでありました。而してついに、本年四月五日、本門戒壇の大御本尊様は堂々の還御をあそばされました。まことにまことに、大聖人様が佐渡よりお帰りのとき、「鎌倉殿はゆるさじとの給い候とも、諸天等に申して鎌倉に帰る」と仰せられたことここに彷佛として、いま五十五万全顕正会員、今回の不思議の還御を目しては、ただただ感泣のほかはありません。あゝ二十六年の長き歳月 ―。
 いまついに御本仏の御威徳により、誑惑は根底より清算され、不敬は完全に解消されたのであります。この一事もし虚しくして正本堂が御遺命の戒場と定まったならば、広宣流布の金言もまた虚し。しかるにいま、凡夫の思議を絶する大現証を、眼前に拝見させて頂きまし た。もししからば「仏語は実にして虚しからず」の金言、「広宣流布は大地を的とする」の仏語の重きこと、また 盤石のごとしであります。…
 いますでに、日本国一同、御本仏を軽賤し奉るゆえに、国まさに亡びんとしております。ここに昨年、顕正会は日蓮大聖人の大恩徳を日本一同に告げ知らしめんと 一国諫暁に立ち、同時に一千万の大法弘通を大聖人様に誓い奉りました。すでに不敬は解消し、またいかなる大地震にも大御本尊様は御安泰。今や後顧の憂いは全くなし。この上は、顕正会はただ「身命を捨てて法を弘むべし」の仏勅のまま、広宣流布に身を捨てさせて頂きます。
 請い願わくば、御本仏大聖人、大慈大悲の御加被を垂れ給い、顕正会をして、何とぞ一千万の大法弘通を成さしめ給わんことを ---。
  平成十年四月十日 富士大石寺顕正会 会長 浅井昭衛 恐々敬白」(「顕正新聞」第0764号 )
4月10日  創価学会、池田大作名誉会長、大韓民国・金泉市から「顕彰牌」を受ける。
4月15日  創価学会、池田大作名誉会長、ブラジル連邦共和国・モジ市から「栄誉功労賞」を受ける。
 創価新報、「突如、正本堂の大御本尊をコソ泥遷座」「史上空前の極悪! 八百万信徒欺く"宗教詐欺"」「正本堂閉鎖の暴挙は狂気の沙汰」と批判。
「二十五年以上も経って "正本堂が戒壇建立というのは誤り" "学会は昔から間違っていた" などと言い出すこと自体、信徒を欺き続けてきたことを自ら認めたことにほかならない。しかもその間、学会および学会員から、大石寺周辺の広大な土地、三百数十カ寺の末寺寄進などをはじめ、莫大な供養を受け続けておいて、今更こんな言い種が通るわけがなかろう。… ウソで騙して金を出させて、取るだけ取ったら知らん顔――。世間ではこういう行為を『詐欺』というのである。日顕の所行は、信仰という人間の心を弄び、しかも八百万人という多数の人間を欺いた世界宗教史上、空前の "大宗教詐欺事件" である」と。 (「同」4月15日号 )
4月15日
 日蓮正宗改革同盟(離脱僧)、正本堂の閉鎖・解体を「史上空前の"宗教詐欺"」「先師否定の謗法」として猛反発。
 「日顕猊下自身も、登座後、『大御本 尊を安置する広布の根本となる堂宇すなわち正本堂こそ、本門の戒壇であり ます』(昭和五十九年)と発言。それを今になって 池田名誉会長の独断、とするのは、正本堂解体の根拠のねつ造としか言いようがありません」
 「正本堂は日達上人の残された宗門史に残る名建築であり、これを破壊することは、日達上人のご功績の破壊になると断ずるものであります。このように先師の事蹟を次々と破壊してきた法主はいまだかつておりません」
 「学会からの寄進は謗法である、というのなら、宗門は、これまで学会から寄進を受けてきた本山周辺の広大な土地、総本山内にある多くの建立寄進建物をはじめ、全国の三百数十カ寺を直ちに返却するのが道理」
 法華講員からの "非難の声" も紹介。「日達上人がかつて『広宣流布の暁に本門寺の戒壇たるべき大殿堂』と明確に御指南された堂宇である正本堂の解体は、先師への違背としてこれに過ぎるものはありません。日顕猊下は遂に先師を『全否定』するに至ったと言えます。信徒の浄財で建立した正本堂の解体発表に対して法華講からも『我々の信心の結晶を何だと思っているんだ』 『もう二度と供養なんかしない」と非難の声が噴出しています」
 細井琢道師(実修寺)、遷座と正本堂撤去を憤る。「御先師日達上人は永久に、この正本堂に大御本尊様を御安置申し上げる、と宣言されました。ところが突然、大御本尊様を御遷座して正本堂を "無用の遺物" と言い放ち、その御信徒の赤誠の真心を土足でふみにじったのです。とうてい許せるものではありません。御先師否定の大謗法であ ります」
4月16日
 宗門、大白法、発刊第500号。
 阿部日顕管長「蓋し近年、法華講の機関紙としてその教導、啓蒙等に尽くした『大白法』の功は実に計り知れないものがあり、よくぞここまでの感を禁じ得ないのである。… 今や宗門は、堂々と一歩一歩揺るぎ無く広布への大道を僧俗和合して進みつつある。目下その根幹となる大事が先号に於いて発表されたところである。故に今後に於いてはあの邪悪極まる池田大作及びその一味による悪口誹謗、非難中傷はいよいよその度を増してくるのである。… ともあれ、いかなる池田輩下の謗者の蠢動も、我らの前には鎧袖一触である」(「大白法」第500号 )
4月18日
 宗門、日蓮正宗アルゼンチン布教所、常住本尊入仏式奉修。
「去る4月18日、アルゼンチン共和国の首都ブエノス・アイレス市において、日蓮正宗アルゼンチン布教所の仮開所式並びに常住御本尊入仏式が執り行われた」
4月18日
 顕正会、栃木で初の青年部集会、680名が参加。(栃木県総合文化センター)
4月19日
 宗門、ブラジル連邦共和国サンパウロ一乗寺で、30周年記念法要奉修。
4月19日
 顕正会、秋田会館開館式。
 浅井昭衛会長、御遺命守護完結を迎えた心情を吐露するとともに、宗門僧侶の無道心につき「坊さんたちは道念がないから、戒壇の大御本尊が正本堂に居えられ奉り不敬冒涜されても痛しとも思わない。だから顕正会の諫暁をあざ笑っていた。顕正会が『早く遷座し奉れ』『誑惑を清算し不敬を解消し奉れ』と諫暁するのを見て冷笑し『そんなこと、できるはずがない』と、みんな云っていた。顕正会に近い立場の僧侶ですら、『顕正会は御遺命守護、御遺命守護というけれど、完結などあり得るわけがない』などと、陰で云っていた。
 私はこれを聞いて大いに怒り、直接会った。『いま大御本尊様が、いかなるお気持ちで正本堂におられるか、これがわからんのか。できるとか、できないとかではない。なぜ命を捨てて御遺命守護に戦わないのか、なぜそんな他人事みたいなことが云えるのか。この御遺命守護の完結がなければ、広宣流布もあり得ないではないか』と。顕正会に近い立場の僧侶ですらもこうだった。況んや全宗門の僧侶および信徒一同が、『そんなことはあり得ない』と思いこんでいたのも当然である。
 だが、大聖人様はいつまでも誑惑を、不敬を、お許しにならない。顕正会は大聖人様の御悲しみ・御憤りを信心の耳で聞き奉り、大聖人様の御心のままに御奉公させて頂いた。いま、この眼前の不思議を見るとき、大聖人様の "広宣流布は大地を的とする" の仰せも、身震いして拝することができるではないか」と。(「顕正新聞」第0765号 )
4月20日  創価学会、池田大作名誉会長、大韓民国・鐘路区から「顕彰牌」を受ける。
4月21日
 宗門、ブラジル連邦共和国リオデジャネイロ州で、アングラ・ドス・ヘイス布教所開所式奉修。
4月21日  自由民主党・公明党手打ち。自由民主党、機関紙に掲載した内藤国夫のコラムについて、創価学会に全面謝罪
4月22日  広島地方裁判所、石川雄山師(離脱僧)に、円徳寺明け渡しを命ずる判決。
4月25日  創価学会、池田大作名誉会長、大韓民国・ソウル市議会から「顕彰牌」を受ける。
4月28日
 正信会 (水谷秀旭議長)、正本堂取り壊しに反対する抗議文を阿部日顕管長に送附。
4月28日
 顕正会、立宗御報恩勤行会、本部会館で奉修。
 浅井昭衛会長、報恩抄の一節を引き「立宗における大聖人の御一念により、その後の、日本の広宣流布・国立戒壇建立も、全世界の広宣流布も、すでに決まったのである。これを『本末究竟等』という。… 広宣流布は大聖人様の大悲願力・絶大威力によって成し遂げられる。日本の広宣流布・国立戒壇建立も、全世界の広宣流布も、すべては大聖人の大慈悲、大悲願力によって成し遂げられるのである。この雄大なる御化導は、あまりにスケールが大きく凡夫の思慮を絶する。ただし、今回の不思議なる戒壇の大御本尊の還御を拝見するならば、深くこれを信じまいらせることができる」と。(「顕正新聞」第0767号 )
4月28日
 顕正会、4月度総幹部会開催 (浦和市文化セ ンター)、4月度折伏成果 7,860名。
 機関紙「冨士」、不定期刊行に変更
 浅井昭衛会長「今回の還御は突如のことであり、誰もの想像・理解を超えていた。この事の重大さ、また事の本質がわかるのは、顕正会員だけである」として、改めて第六天の魔王の働きによる正本堂の大誑惑の凄まじさと、二度にわたり学会・宗門の間に自界叛逆が起き、ついに今回の還御に至った経緯を総括したのち、「これすべて、御本仏日蓮大聖人の御威徳と絶大威力によるものである。すなわち大聖人様は、顕正会をして立たしめ諫暁せしめ、また諸天をして自界叛逆せしめ、ここに堂々の還御という大現証を見 せて下さったのである。…
 いま日本国の中で、広宣流布に戦う資格を持つ者は、この顕正会以外には断じてない。御遺命を守護し奉った者こそ、御遺命実現に身を捨てて戦わねばならぬ責務がある。顕正会は、今の宗門には、もう求める何ものもない。不敬さえ解消されればそれでよい、いかなる大地震にも大御本尊様が御安泰であれば、もう後顧の憂いはない。日目上人が垂井で御遷化あそばしたのも、ただ大聖人様の御心に叶わんためであられた。顕正会も『身命を捨てて法を弘むべし』の御命令に応え奉り、ただ広宣流布に身を捨てるのみである。今回、全顕正会員は不思議の『還御』を眼前にさせて頂いたが、この次に見せて頂く不思議は、濁悪の日本国に、三大秘法抄に仰せのとおりの国立戒壇が建立されることである。そのとき全顕正会員は、両眼を滝の如くにして、国立戒壇にお出ましになる戒壇の大御本尊様の御供をさせて頂こうではないか」と。(「顕正新聞」第0766号 )
4月29日  創価学会、池田大作名誉会長、ブラジル連邦共和国・リオデジャネイロ州立大学から「名誉博士」号を受ける。
4月30日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・中央民族大学から「名誉教授」号を受ける。
5月1日  創価学会、池田大作名誉会長、大韓民国・慶州市から「特別顕彰」を受ける。
 池田大作名誉会長、台湾・中国文化大学から「池田大作博士は全生涯をかけて文芸、教育に尽力してきた」として「最高栄誉賞」を受ける。
 池田大作名誉会長、アメリカ合衆国・グアム政庁から「名誉大使」号を受ける。
5月3日  創価学会、5.3記念協議会、池田大作名誉会長「日顕も、嫉妬の炎を燃え上がらせて、まっとうな判断力を失い、学会を切り、広宣流布を断絶させようとした。その結果、宗門自体が破壊の坂道を転げ始めてしまったのである。... 日顕宗は、日蓮大聖人の御遺命に違背した。... 広布を妨げるだけの、天魔宗、なのである。… 広布の城を守るべき法主が、味方を裏切って、敵である魔軍に内通し、城を落とそうと攻撃している現実である。これほどの大聖人への反逆はない」と。
 聖教新聞、「池田SGI会長に世界から51の名誉博士号」と報道。
 池田大作名誉会長、ブラジル連邦共和国の首都・ブラジリアから「世界を舞台に人権闘争を続けてきた」として「名誉市民」号を受ける。
 池田大作名誉会長、ブラジル連邦共和国・ニロポリス市から「名誉市民」号を受ける。
5月5日  創価学会、聖教新聞、「池田大作名誉会長、世界から19の国家勲章」と報道。
 池田大作名誉会長、韓国・光州市から「顕彰牌」を受ける。
5月7日  創価学会、池田大作名誉会長、大韓民国・高陽市から「顕彰牌」を受ける。
5月8日  創価学会、聖教新聞、池田大作名誉会長「破折が日蓮仏法の真髄、策謀・陰謀を叩き割れ」と。
5月9日
 顕正会、千葉県旭市で初の青年部集会開催(東総文化会館)、852名が参加。
5月10日
 顕正会、富山女子部集会開催(富山県民会館)、200名が参加。
5月10日  創価学会、池田大作名誉会長、ペルー共和国・パルマ大学から「池田博士はヒューマニズムの巨匠」として「名誉博士」号を受ける。
5月11日  創価学会、池田大作名誉会長、アメリカ合衆国・ラスベガス市から「名誉市民」号を受ける。
5月11日  インド共和国、地下核実験実施。
5月13日  創価学会、池田大作名誉会長、ブラジル連邦共和国・モジ市から「池田博士は人間尊厳の哲学を世界に流布」として「栄誉功労賞」を受ける。
5月14日  ブラジル連邦共和国・サンパウロ地方裁判所、宗門に一乗寺をブラジルSGIに明け渡すよう命ずる。
5月15日
 顕正会、勤行の観念文改訂。
 浅井昭衛会長「(観念文を改めた理由について)従来の宗門の御観念文は、表現がやや粗略で、意が尽くされていないところ、あるいは法門上紛らわしい箇所があった。私は何年も前から、日寛上人の御指南に基づきここはこのように観念しなければいけない、時が来たら全顕正会員にこのことを徹底させていきたい、と思っていた。
 ここに、御遺命守護の御奉公も完結し、残るは広宣流布の一事という新しい時代を迎えて、いよいよ御観念文を改正すべしと、決断したわけである。
 御観念文の中において、最も大事なのは下種三宝尊すなわち戒壇の大御本尊、御本仏日蓮大聖人、日興上人に対し奉る御報恩であるが、今回、日寛上人の当家三衣抄の御指南に基づき、改訂させて頂いた。
 大聖人は『法華経の功徳は、ほむれば弥功徳まさる』と仰せられていが、下種三宝尊の恩徳を讃嘆し奉ることによって、いよいよ功徳は増すのである。いま広宣流布の時を迎え、今後入信してくる大勢の日本国の人々に、末法下種三宝尊の恩徳を、より丁寧に、より正確に讃嘆せしめ、功徳を積ませたい。この思いから、ここに御観念文を改正したのである」
5月15日  創価学会、池田大作名誉会長、大韓民国・慶熙大学から「名誉哲学博士」号を受ける。
 池田大作名誉会長「韓国は師匠の国、大恩の国、日本は傲慢」と。
5月16日  創価学会、池田香峰子(池田大作名誉会長夫人)、大韓民国「明るい社会国際クラブ」から「エメラルド賞」を受ける。
5月18日
 宗門、阿部日顕管長、"シアトル事件" で東京地方裁判所に3度目の出廷。
5月19日  世界的建築物・正本堂を保存するシンポジウム (主催:正本堂保存推進建築家の集い)、東京で開かれる。
5月21日  創価学会、池田大作名誉会長、大韓民国・盈徳郡から「特別顕彰」を受ける。
5月25日
 顕正会、5月度総幹部会開催(川口総合文化センター)、本部機構に「教学室」「儀礼室」を新設。
 浅井昭衛会長「このたび教学室・儀礼室を設けたのも、広宣流布の態勢を整える一環である。教学室は、将来の全邪宗との対決にそなえ、現代におけるさまざまな邪教の教義と実態を調査するため、その研究機関として設置したものである。また儀礼室は、顕正会員の葬儀・法要・結婚式等を執り行う本部機関として新設したものである。…
 近き将来、大聖人様の撰時抄の御予言が事実となって、他国侵逼の大難この国に迫るとき、顕正会は一千万となって大事の御奉公をしなければならない。他国侵逼に戦(おのの)く日本国の中に、御本仏に南無し奉る熱原の法華講衆のごとき一千万人の大集団が出現して "日蓮大聖人に帰依しなければ日本は亡ぶ" と声も惜しまず叫ぶとき、広宣流布は一時に成る。ゆえに私は、一万への前進を急ぐ」(「顕正新聞」第0768号 )
 本部辞令、教学委員に小峰勝彦・小泉修・浅井城衛、儀礼室員に横田高明・遊佐寿美・重政延樹・坪田敏、任命さる。
5月25日
 正信会、正本堂取り壊しに反対する「抗議文」を、再度、阿部日顕管長に送附。
5月26日  静岡県警察、後藤信和師(大講師、大日蓮編集室)を、淫行条例違反で逮捕。テレクラで知り合った女子中学生二人をホテルに連れ込み、わいせつな行為を行なった容疑。
 この事件は、同日の一般紙夕刊やラジオ・テレビ等で報道され、翌日はスポーツ紙で「生ぐさ僧侶御用 日蓮正宗総本山大石寺の31歳 修業20年も邪念払えず」と報じられ、テレビのワイドショー番組等でも取り上げられた。
5月27日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・ホータン市から「名誉市民」号を受ける。
5月28日  パキスタン・イスラム共和国、地下核実験実施。
 インドとパキスタンは5月に相次いで地下核実験を実施し、国際社会に衝撃を与えた。核独占体制を築いてきた米ロ英仏中の5ヶ国は印パの「核クラブ」入りを拒否。印パには経済援助停止や、国際通貨基金(IMF)の新規融資凍結などの制裁が科された。
5月29日  創価学会、聖教新聞、「正本堂の解体計画、国内外の建築界が抗議」と報ず。
 池田大作名誉会長、中華人民共和国・トルファン博物館から「名誉館長」号を受ける。
5月30/31日
 宗門、第4回夏期講習会登山。初級は大講堂で「日蓮大聖人伝」、一般は広布坊で「日蓮正宗史(上古篇)」を受講。
 阿部日顕管長「今私がさんざんこのー、特に創価学会から悪口を言われてますがね、これやはり宿業なんですよ。へへっ。えー、笑い事でもあるけれども、また笑い事じゃない。本当にこのー、これは私のこういう者から悪口を言われる宿業なんです」
5月30日  創価学会、総県長会議、秋谷栄之助会長「大失敗に終わった法華講の十万登山の最終日に、突然、日顕が大御本尊を遷座し、正本堂の破壊を発表した。この日顕一人の狂気による正本堂の破壊は、第一に、自ら相承がなかったことを証明するものであり、第二に、八百万信徒の真心の信心を踏みにじり、第三には、広宣流布を破壊する大罪である。それはまた、日顕宗自身の崩壊であり、世界中の心ある人々から物笑いになっている。後世の人々から『日顕宗の滅亡の原因は、正本堂の破壊にあった』と言われることは間違いない」
6月1日  山喜房仏書林、山口範道 「日蓮正宗史の基礎的研究」 発刊。
6月3日  創価学会、池田大作名誉会長、オランダ王国・ナイメーヘン・ラドバウド大学平和研究所から「顕彰状」を受ける。
6月5日  創価学会、池田大作名誉会長、ロシア連邦・露日協会から「日露関係の発展に貢献」として「感謝状」を受ける。
6月6日
 宗門、後藤信和師の僧籍を剥奪。
6月6日  創価学会、池田大作名誉会長、ブラジル連邦共和国・カンピーナス市から「名誉市民」号を受ける。
6月7日
 顕正会、宇都宮会館入仏式挙行。
 浅井昭衛会長「栃木は東北・宮城と同じく、日目上人の死身弘法の地である。… 日目上人の『先師の地望を遂げんがため』の仰せは、未だ達成されてない。今こそ私たちは、日目上人の御心を継いで大聖人様に御奉公を申し上げなければならない。日目上人ゆかりの栃木の皆さんは、本日より立ちあがって、栃木県民百九十万人を救い切ってほしい」(「顕正新聞」第0769号 )
6月9日  創価学会、池田大作名誉会長、大韓民国・忠清大学から「名誉教授」号を受ける。
6月12日  "正本堂保存を推進する建築家の集い"、富士宮市と同市議会に正本堂の保存を求める陳述書を提出。
6月15日
 顕正会、顕正新聞、「御観念文の改正」を発表。新・勤行要典を会員に配布、五座三座が廃止され一座に移行。(「顕正新聞」6月15日号 )
6月15日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・南開大学から「名誉教授」号を受ける。
6月16日  創価学会、本部幹部会、池田大作名誉会長「本当に、ひどい国である。日本は人権の面では、まさに "未開の野蛮国" である」と、自分を評価しない日本を批判。
 池田大作名誉会長、アメリカ合衆国・ウエストコビナ市から「名誉市民」号を受ける。
6月17日  創価学会、聖教新聞、池田大作名誉会長「民衆を侮蔑し、"僧侶は上、信徒は下" と言って恥じぬ日顕宗は、もはや『民主主義の敵』以外の何者でもない」
6月19日  アメリカ・クロウ裁判、宗門の全面勝利確定。
 ロサンゼルス上級裁判所、クロウ裁判の最終状況確認のための会合(ステータス・コンファランス)で、クロウ側代理人デポラー・ドルーズ弁護士は、停止中の日蓮正宗テンブル(NST)、法華講(NSH)、及び高橋慈豊師(当時サンフランシスコ妙信寺住職)の現地関係者三者に対する訴の却下書面に署名した。これで、先に却下判決のあった阿部日顕管長、日蓮正宗、法華講連合会、尾林広徳海外部長に対する訴えだけでなく、アメリカ現地関係者に対する訴えも却下となり、アメリカのクロウ裁判に対する宗門側の全面勝利が最終的に確定した。
「クロウ訴訟は、破門された学会が、御法主日顕上人を退座に追いやろうとして、長時間をかけて仕組んだ計画的国際訴訟であり、第一審のカウフマン判事と控訴審のヴオーゲル裁判長も、クロウは「名目的な原告」として使われたに過ぎないと認定しました。その認定がここに動かせない事実として確立されたのです」(「大白法」第505号 )
6月19日  創価学会、池田博正副会長(名誉会長の子息)、ブラジル連邦共和国・パラナ州から「ピネイロ十字章」を受ける。
6月22日  創価学会、池田大作名誉会長、ブラジル連邦共和国・サンパウロ市から「名誉市民」号を受ける。
6月24日
 宗務院、「法華講総講頭は、仏法守護の統領として僧俗挙って尊敬すること」と定めた「日蓮正宗法華講総講頭の待遇」規定を廃止。
「制定当時(昭和40年)における宗門と創価学会との諸般の関係の上から宗務行政上必要な措置」との制定理由が消滅したためと釈明。
6月25日
 宗門、須藤正伝師(常泉寺在勤)、大石寺の近隣で飲酒運転し民家に激突。
6月26日
 顕正会、6月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、6月度折伏成果 9,479名。
 浅井昭衛会長「(顕正会に関する様々な本が出版されていることにつき)顕正会も五十万を突破してくると、もう社会的存在である。そこで毀誉褒貶、いろいろな本が出る。まして大聖人様の御心のままに幕進するこの仏弟子の大集団を、魔が妨害しないわけがない。今後、顕正会を誹謗中傷する雑誌・書物はいくらも出てくる。しかし、どれほど顕正会に対する誤解があろうとも真実は必ずわかる。… 顕正会こそ大聖人様に忠誠を尽くした唯一の団体であることが、必ずわかるときがくる。…
 この一年間に経済崩壊・政治崩壊・教育崩壊・心の崩壊等さまざまな崩壊現象が日本に起きてきた。これらはまだ崩壊の前兆現象に過ぎない。やがて目本の国家そのものが崩壊する時が来る。それは何によってもたらされるのか。すなわち大地震と、その後に起きる自界叛逆と他国侵逼による。いま日本は、刻一刻とこの亡国への道を歩みつつある。すべては、大聖人様が立正安国論にお示し下されたとおりに動いている。このことを全日本人に告げ知らしめるため、昨年、一国諫暁を敢行したのである」(「顕正新聞」第0771号 )
 本部辞令、総務に府川真也・湯浅悦子・矢島孝一、本部幹事に町田幸一、壮年部幹事に相川和信、任命さる。
6月26日  創価学会、池田大作名誉会長、ブラジル連邦共和国・ピンダモニャンガーバ市から「顕彰証書」を受ける。
6月28日  創価学会、池田大作名誉会長、大韓民国・扶余郡から「韓国への正しい歴史観」があるとして「特別顕彰牌」を受ける。
6月 日  現代宗教研究所(日蓮宗)、檀家に「顕正会についてのお知らせ」と題した文書を郵送。
「最近、富士大石寺顕正会会長・浅井昭衛著『日蓮大聖人に帰依しなければ日本は必ず亡ぶ』と題する小冊子が、本宗の多くの寺院へ送られてきているようです。中には問答を仕掛けられたという寺院もあります。仮に、問答や折伏を受けても個人的な対応をせず、必ず現宗研へ御一報下さい」
7月1日  日新報道、下山正恕著「冨士大石寺顕正会 <創価学会が最も恐れる55万の若き集団>」発刊。
(※ 著者の下山正恕は上原成宏のペンネームであり、当時は顕正会員として総会で登壇もしていた。下山正行、藤田実も同一人物である。下山正行として、「これでも池田大作を信ずるか」、「私は創価学会のスパイだった」の著書がある。当時、浅井克衛男子部長は「第三者の立場ながら先生に敬意を払うジャーナリスト」「多宝の証明」等と盛んに持ち上げ、顕正会のビデオ放映会場でも平積みにして販売していた。 櫻川 忠 )
7月12日  第18回参議院議員通常選挙、自由民主党は17議席減の44議席と惨敗、橋本龍太郎首相は敗北の責任を取って退陣へ。民主党は27議席、共産党は15議席を獲得するなど健闘。
7月27日
 顕正会、7月度総幹部会開催(川口総合文化センター)、参加者 3,500名、折伏成果 8,151名、「本年の六十万達成は確実に」。
 浅井昭衛会長「ここに大誑惑は完全に清算され、池田の悪の執念も完全に断ち切ることができた。いま私は、胸の奥から "還御を祝し奉る" という思いが湧き上がるのを感じている。…
 まことに凡夫の思議を絶するこの大現証を見て、私は心の底から叫びたい。正本堂が音を立てて崩れるこの姿こそ、まさしく池田創価学会が音を立てて崩れる前相ではないか。また、欺瞞の戒壇が粉砕されるこの姿こそ、やがて真の御遺命の国立戒壇が実現する大瑞相ではないかと。すべては、これからの顕正会の前進にかかっている」
 明延勝(ミンイェンスン)組長「母国・中国のためにも日本の広布を」(「顕正新聞」第0773号 )
 7月30日~  8月03日
 顕正会、女子部合宿研修会開催(鬼怒川あさやホテル)、4,200名の幹部が全国から参加。
 浅井昭衛会長、全体集会講演「この七月は、わずかひと月で8,151名の大折伏ができたが、顕正会が発足してから、最初の八千を成し遂げるのに何年かかったか。昭和三十二年から昭和四十五年まで、実に十三年もかかっている。それが今、わずかひと月である。… やがて、ひと月で、五万、十万、三十万という時が必ず来る。広宣流布のうねりが日本列島を覆うときが必ず来る。…
 広宣流布の時には、いよいよ戒壇の大御本尊様は、大石寺より国立戒壇にお出ましになる。そのとき、全顕正会員は、両眼を滝のごとくして、大御本尊様の御供をさせて頂こう。大石寺より四キロの道のりを、顕正会員で埋めつくし、全員で戒壇の大御本尊を御守護申し上げようではないか。どうかその日まで、女子部は一糸乱れざる団結を以て、いささかも離れることなく、私についてきなさい。共に戦おうではないか」(「顕正新聞」第0774号 )
7月30日  小渕恵三、第84代内閣総理大臣に任命さる。
8月1日
 宗門、大白法、「アメリカで最高裁判決、クロウ・創価学会の訴えを完全に否定、宗門の全面勝利が確定、聖教新聞は頬かむり」(「大白法」第507号 )
8月6日
 宗門、正本堂解体工事開始。
8月13日  国旗及び国歌に関する法律、8月13日に公布・即日施行された。国旗を「日章旗」、国歌を「君が代」と規定した。法律で、国旗・国歌について規定したのは、本法が最初である。
8月17~19日
 顕正会、壮年部合宿研修会開催(鬼怒川 ホテルグリーンパレス)、600名の幹部が参加。
 浅井昭衛会長、全体集会講演壮年部は私の本籍地である。… この大事な時に合わせることく、壮年部が地涌の菩薩の命に目覚め、生まれ変わってきた。こんな嬉しいことはない。これで四者肩を並べて広宣流布を進める体制ができたのである。… 現当二世にわたってお救い下さるのは日蓮大聖人様以外にはない、御本尊様以外にはない。この御本尊様のお力を、日本の全ての壮年に教えなければいけない。それが顕正会壮年部の使命である。…
 日本は米国の核の傘で守られていると思うでしょう。米国は守ってはくれません。… 日本が頼りにしている『核の傘』とは、破れ傘なのです。… 私は、十五年で断じて一千万を成し遂げると決意している。壮年部もこの十五年に、我が人生を重ね合わせ、私と同じ決意に立ってほしいと思うが、どうか。(大拍手)…
 やがて、一月で五万、十万、三十万という時が来る。そして十五年以内に、必ず1千万の仏弟子の大集団が、この日本に出現するのであります。壮年部は『あと十五年』の誓いも固く、一結して私についてきてほしい。共に戦い、大聖人様よりお褒めをいただこうではないか」(「顕正新聞」第0776号 )
8月20~24日
 宗門、第2回海外信徒総会開催、世界32ヵ国より 2,844名が登山。
 阿部日顕管長「外からの魔性より、内から大法を護り支える形を取りながら、いつしか仏法より外れた邪道に導くのが大障魔の仕業であり、それが彼の池田大作率いる創価学会であります。その仏法上、世法上の誤りは数限りもありませんが、特に大なることは、本仏大聖人の三大秘法中、広布実現のための最重要事たる戒壇の本義を歪曲した大謗法に存します。それは、池田大作ならびに創価学会の似て非なる信心による思い上がりとうぬぼれをもって、仏法の正義・大義を己の眼下に見下したところにあります。…
 真の大法広布はその破邪顕正の大綱より、なすべき整備をことごとくなし終わってこそ、真の出発が存することを知るべきであります。すなわち、本門戒壇の正義を我見によって蔑ろにし、『三大秘法抄』の戒壇を前もって建立すると偽り、我見による「広布第二章」の邪義をもって、本仏大聖人御化導の正義を歪めた大悪人・池田大作と傘下の創価学会にかかわる唯一・最大の謀略物件たる正本堂を解体し、来る立宗七百五十年に向かって真の広布への実践をなすべき時なのであります」(「大白法」第510号 )
(※ "三大秘法抄の戒壇を前もって建立すべき" と積極的に論じて、池田大作会長の誑惑を扶けたのは「国立戒壇の誤りについて」(阿部信雄著) であった。櫻川 忠 )
8月23~25日
 顕正会、婦人部合宿研修会開催(鬼怒川 あさやホテル)、800名の幹部が全国から参加。
 浅井昭衛会長、全体集会講演「隣国の中国が圧倒的な軍事力を持って日本を襲う時 … ここに顕正会は、何としてもこの他国侵逼の前までに、一千万を成し遂げなければなりません。問題は、他国侵逼が早いか、一千万が早いかということであります。もし間に合わなければ重大なことになる。この一千万、二十年、三十年かかっていたのでは、到底間に合わない。私は十五年で断じてこれを成し遂げようと決意をしております。婦人部もこの十五年に我が人生を重ね合わせて、私と同じ決意に立って欲しいと思っておりますが、どうでしょうか。(大拍手)…
 どうかその日まで、婦人部は『あと十五年』の誓いも固く、一結して私についてきてほしい。共に戦い、大聖人様よりお褒めをいただこうではありませんか」
 二日目、特別講義の最中、大広間で子供たちのために「アンパンマンショー」が行われた。(「顕正新聞」第0776号 ) 
8月26日  朝日新聞、竹入義勝元公明委員長の "政界回顧録"『秘話・55年体制のはざまで』を、計12回に渡り掲載。
「69年末に表面化した言論出版妨害問題のときは、佐藤栄作首相と自民党幹事長をしていた田中(※ 角栄)さんには、助けられ、感謝している。終生忘れない。(中略)創価学会批判の本が出るというので、私が田中さんに頼んで仲介に働いてもらったのだが、田中さんは追求されると、『竹入に頼まれたのではない。幹事長だから勝手におせっかいを焼いているだけ』と釈明した。これには感激した。(中略)言論出版妨害問題は、田中さんらに対し大きな負い目になった。国会対策でも田中幹事長時代に、よく協力を頼まれ、党の基本政策に抵触しない限り、対応した」
8月27日
 宗門、全国教師講習会開催。
 阿部日顕管長「一にかかって、700年来の大命題である大聖人様の大仏法を、確実に堂々と、より大きく弘めていく時が、今まさに来ておるということを私は感じておるものであります。その上から、先程も言いましたが、私自身、30万総登山は8年後に行うことと思っていたわけである。あとはなんの理由もありません。… 今日、私のその提案に対して、宗務院の方々、要路の方々が本当に心を砕いて、真剣にこの問題に取り組んでいこうとされておる姿を、私は実に有り難く思うものであります」(「大白法」第512号 )
8月31日  朝鮮民主主義人民共和国、ミサイル発射実験を実施、弾頭部は三陸沖に着弾した。8月31日昼過ぎ、北朝鮮が発射した弾道ミサイルの一部が日本列島を越えて太平洋に着弾。政府は北朝鮮に強く抗議し、朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)への資金提供凍結など、制裁措置に踏み切った。北朝鮮は人工衛星の打ち上げだと反論、防衛庁は開発中の弾道ミサイル「テポドン1号」の発射実験だと結論した。
9月1日
 宗門、大白法、「明年は『出陣の年』 三十万体制への大前進」
「本年『革進の年』は、待望の総本山客殿が新築落慶し、記念大法要十万名登山を見事に達成し、.. 本門戒壇の大御本尊様が拡張新装された新奉安殿に御遷座あそばされ、これにともない、用途の消失した正本堂はその役目を終え、解体工事が進められている。.. この本年の重大な意義と成果をふまえ、平成14年・立宗七百五十年の大佳節における法華講三十万総登山を目指して新たなる広布への出発を図る意義の上から、御宗門は明年を「出陣の年」と決定されたのである」(「大白法」第509号 )
9月2日
 顕正会、「還御を祝し奉る記念大会」厳修 (東京国際フォーラム)、7,500人の代表幹部が参集。
 第一部「魔の殿堂・正本堂 音を立てて崩れる」、第二部「還御を祝し奉る」伎楽演奏と和歌朗詠。
 浅井昭衛会長 挨拶「本日は、戒壇の大御本尊様の還御を祝し奉り、五十七万全顕正会員の赤誠を尽くさせて頂きました。… 男子部は、先ほどのビデオ「魔の殿堂・正本堂 音を立てて崩れる」の作製に、全魂を傾けてくれ ました。勇敢にも連日正本堂の中に入って崩壊しつつあるあの内部をカメラに収め、それを編集する幹部は夜を徹して、本日に間に合わせてくれました。…
 戒壇の大御本尊様が、偽りの戒壇より還御あそばしたということが、仏法上どれほど重大な意義を持っているか。それはまさに、一閻浮提第一の大事であった。ゆえに私は、先ほどのビデオにおける正本堂の崩れゆくその姿、そして只今の ...... 還御を寿ぎ奉る伎楽の演奏を聴きながら、涙を止めることができませんでした。
 私は、この一千万を必ず成し遂げるということを、昨年八月三日の四十周年記念幹部会において、顕正会の会長として、大聖人様に堅く誓い奉った。そして本年の合宿において、その決意を全幹部に伝えてまいりました。… いよいよ本日、この「還御を寿ぎ奉る」重大なる儀式において、私はいま改めて顕正会の会長として、謹んで大聖人様に誓い奉る。この一千万はあと十五年、平成二十五年までに、必ず成し遂げるということを、大聖人様に堅く誓い奉る。…
 本日の、還御を祝し奉るこの重大な日は、同時に、一千万への出陣であります。あと十五年、全顕正会員は地涌の菩薩の面目にかけて、大聖人様との御誓いを、果たさせて頂こうではありませんか」(「顕正新聞」第0777号 )
9月3日  朝日新聞、竹入義勝政界回顧録、「1970年から翌年にかけて、一時は公明、民社両党が合併寸前までいったことがある。合併話は民社党の西村栄一委員長と創価学会首脳の間で進められていた。言論出版妨害問題の後、態勢をどう立て直すかの中で出てきた。箱根・仙石原にある創価学会の研修道場で、池田大作会長から、合流の話を聞かされた」
9月8日  創価学会、フェイク、「北朝鮮のミサイル発射を喜ぶ顕正会員の狂気」「危機回避の筈の遷座後、次々起こる災難や事故」
「北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が八月三十一日午後零時七分に発射した「テポドン1号」とみられる弾道ミサイルが日本上空を越え三陸東方沖の太平洋上に着弾したことで衝撃と波紋が広がっている。しかも明九日(水)には二発目の発射も取り沙汰され脅威と不安が高まるなかで、顕正会員だけがバカみたいに「浅井センセーの“予言”が当たった」と大喜びしている。…
 では、なぜ顕正会員が狂喜しているかというと、国立戒壇の邪義を唱える会長の浅井昭衛にマインドコントロールされているからである。大聖人気取りの浅井は会員を煽動するのに「必ず自界叛逆・他国侵逼の二難が起こる。その前相として首都圏を巨大地震が襲う」と吹き込み、恐怖心を植え付けてきた。特に、他国侵逼難としての北朝鮮の脅威について、会員は耳にタコが出来るほど聞かされている。
 そして、この日本の危機を救う道は大御本尊を正本堂から奉安殿に遷座することだ、というのが浅井の口癖であった。「この不敬、冒涜が日本に危機をもたらしている」(平成六年八月度総幹部会)というように、大御本尊の遷座こそが日本の危機を回避する道だと何度も力説してきた。浅井は会員を引きつけておくため、口では「遷座、遷座」と繰り返していたが、実現するとは夢にも思っていなかった。ところが、四月五日夕、日顕がコッソリと安普請の新奉安殿に遷座してしまったから浅井の驚嘆ぶりは並大抵ではなかった。
 もし浅井の“予言”が的中したというなら、これで日本の危機は回避できた筈だが現実は逆だ。遷座の後、北朝鮮がミサイルを発射、大石寺周辺や宗内には奇妙な事件が多発し逮捕者も続出する始末。全国各地にも毒物事件や大災害などの変事が相次いでいる。特に、正本堂の解体に着手して以降の異変を見る時、「遷座と解体こそが不敬である」ことが明白ではないか。…
 浅井一派は外れた“予言”の矛盾にも気付かず、二日に東京国際フォーラムで「還御(遷座)を祝う大会」を開いて歓声を上げていたが、全く愚かな連中だ」(「フェイク」第0063号)
9月17日  朝日新聞、竹入義勝政界回顧録、「最初は70年の言論出版妨害問題だった。騒動が一段落して5月に辞意を固めた。創価学会本部で北条浩理事長、秋谷栄之助さんら幹部の前で辞意を伝えた。… 結局がんばりきれず慰留されてしまった。 創価学会の世界には独特の論理がある。『辞めるか辞めないかは、自分で決めることではない。任免は池田大作会長の意思であり、勝手に辞めるのは、不遜の極みだ』というものだ」
9月18日  朝日新聞、竹入義勝政界回顧録、「衆院に進出して間もなくの総選挙で、大量の入場券をかき集めた「替え玉投票事件」が発覚して大騒ぎになった。… 都議選では選管職員と投票所で乱闘事件を起こしたこともあった。… 替え玉投票事件では、警視庁の幹部にも陳情に行き、さんざんしぼられた。東京地検にも行った。「こういう事件を二度と起こさなことを誓います」と言ったら「いっぺんだけ信用しよう」といわれた。… 幸い大がかりな事件にならずに済んだ」
9月25日
 顕正会、9月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「止めどなき感涙、空前の大折伏」、3,500余名が参加。
 浅井昭衛会長、今回の "不思議の還御" に対する顕正会ならびに学会・宗門の三者の反応について言及、「学会は還御を憎み、宗門はしらけている。その中に二十八年間諌め続け解散処分まで受けた顕正会だけが、この不思議の還御を仰ぎ見て紅の涙を流している。いずれが真の仏弟子なのか。この三者の反応を見れば明々白々である。…
 この北朝鮮のミサイルも、中国の圧倒的な核戦力と比べればオモチャのようなものである。今後何年かのち、首都圏を襲う大地震ののちに、いよいよ西の方から本格的国難が始まる。… そのときまでに頭正会は、一千万を成し遂げねばならない。そして、恐ろしさのあまり右往左往して為す術を知らぬ全日本人に対して、日蓮大聖人に帰依して日本を守るべきことを教えねばならない」(「顕正新聞」第0778号 )
9月25日  山口地方裁判所岩国支部、"骨壷スリカエ事件"で創価学会員の賠償請求を棄却、寺院側の全面勝利。遺骨を無断で処分・紛失されたとして、創価学会員4名が、損害賠償を求めて弘法寺を訴えていた。
9月29日  広島高等裁判所岡山支部、墓地埋葬法の許可を受けずに納骨業務を行っていたとして、創価学会員20人が妙霑寺を訴えていた事件で、創価学会員らの請求を棄却。
9月29日  徳島地方裁判所、原告の日比野慈成師(敬台寺)へ、創価学会副会長・平井武夫と宮川雄法師(離脱僧)に、それぞれ80万円の損害賠償を命じた。
10月5日  小渕恵三第2次改造内閣が発足、公明党が自自連立政権に加わり、自自公連立政権となった。
10月13日
 顕正会、御大会式厳修
10月21日  大阪地方裁判所、墓地埋葬法に違反するとして創価学会員の墓地使用者30名が大石寺を訴えていた "大石寺墓地事件"で、創価学会員の訴えを全て棄却した。
 大石寺墓地は、正本堂の建設に伴い御影堂北から移転されたが一部に許可未申請の区画があり、創価学会員が総額1億4千万円余の損害賠償を求めて大石寺を訴えていた。(「大白法」第513号 )
10月26日
 顕正会、10月度総幹部会開催(大宮ソニックシティ)、「一念信解。五十展転の大波動渦まく」、3,300余名が参加。
 浅井昭衛会長、今後十五年でどれほどの大変革がなされるかを、幕末の動乱期を例に挙げて言及、小田原地震を引き金に、わずか三年の間に四回にも及ぶ大地震が相次ぎ、内戦の大混乱を経て明治維新が成されたことを例に「すでに出現した大彗星、これから起こるであろう大地震こそ、まさしく他国侵逼の凶兆、日本の亡びる大凶瑞である。そして同時にこの大凶瑞は、広宣流布の大瑞相でもある。大聖人様の御威徳により、このとき、一時に広宣流布は成るのである。… 本年四月五日、戒壇の大御本尊様は不思議の還御をあそばされた。これは只事ではない。何のためにお出ましになられたか――。すなわち、広宣流布が近いから、大聖人様は誑惑不浄の正本堂を打ち砕き、お出ましになったのである。この不思議の還御より、十五年で必ず一千万は成る。すでに六十万の仏弟子の大集団は日本にあるではないか。どうしてできないことがあろうか」
 顕正新聞、「公布の法城 相次いで開館」(「顕正新聞」第0781号 )
10月26日  創価学会、1,300万人の "核廃絶署名" 名簿を、国際連合本部に提出。
10月30日  創価学会、第三文明社、池田大作著「子どもの世界 青少年に贈る哲学」発刊、アリベルト・アナトーリエヴィッチ・リハーノフ 対談。
11月1日
 宗門、大白法、「創価学会の誤りを糾す(3)」
「池田大作の邪智による仏法破壊の罪状は、数え挙げればきりがありませんが、御法主日顕上人猊下は、これを池田大作の仏法上の六箇の大罪として挙げられています。それは、
 1. 正本堂を『三大秘法抄』の戒壇と歪曲して、本仏大聖人の三大秘法の正義を乱したこと。
 2. 本門戒壇の大御本尊を軽視し『ニセ本尊』を作製して、本宗伝統の本尊義に背反したこと。
 3. 悪心をもって、七百年来の法統による血脈相承を否定し、下種三宝破壊の言動をなしたこと。
 4.「創価仏法」を提唱し、在家指導者への帰命を説いて、師弟相対の本義から逸脱したこと。
 5.「広布第二章」と称して折伏を放棄し、大聖人の仏法広布の基本相を乱したこと。
 6. 二人目の「法華経の行者」として、自ら大聖人と肩を並べるという大謗法を犯したこと。
 以上の六箇の大罪を挙げられ、この仏法破壊の所業はことごとく池田大作の「不正直」の邪念に起因していると、厳しく御指摘されています」(「大白法」第513号 )
11月4日  創価学会、創価同窓の集い、池田大作名誉会長「愛の国、美の国、文の国。その平和の人々が、"何十世代の後までも忘れぬ"と、怒りを骨に刻んだ相手が、日本の残虐な国家主義者であった。行く先々での略奪・暴行・殺戮、"禽獣にも劣る"、文化なき"悪鬼"と呼ばれた。(中略) 私は父から『日本のやり方はひどい。日本はもっともっと韓国を大切にしなければいけない』と聞かされて育ちました」と、韓国を賛美し日本を糾弾。
11月7日  旧公明党系の新党平和・黎明クラブ・公明が合流し、公明党を再結成。この際、神崎武法代表は「自民党の補完勢力にはならない。自公連携、自公連立は考えていない」と表明。
11月8日
 宗門、スリランカ民主社会主義共和国で、御授戒・御本尊下付。
「昨年1月のスリランカ出張御授戒・御本尊下付からわずか10ヵ月という短い期間であるのにもかかわらず、今回の出張では、156名が御授戒を受け、77体の御本尊が御下付された。… スリランカでは、いまだにテロリストと政府軍との間における民族紛争が絶え間なく続いている。街の至る所で軍隊が銃を構えているという緊迫した状況であったが、安全かつ大成功のうちに一切が執り行われた。平成6年3月に宗務院海外部として初めて現地へ赴いた当時のスリランカは、まだ信徒数も150名程であったが、この5年間で2千名の陣容へ発展しようという勢いである」(「大白法」第516号 )
11月8日
 顕正会、八戸会館御入仏式挙行。
 浅井昭衛会長「卑劣な妨害やらせているのは "池田博士"、顕正会は正々堂々、師子王の子たらん」、「さて、本日この八戸会館に、御本尊様がお出ましになられました。この御本尊様は、富士大石寺第五十五代・日布上人がおしたためになられたものであります。ゆえに御本尊の下のほうに「之を書写し奉る 八十二歳 五十五世日布」として判形を加えておられる。「之を書写し奉る」とは、何を書写あそばしたのかといえば、戒壇の大御本尊様です。すなわち、日布上人が相承の心血を傾けて、戒壇の大御本尊を書写あそばされたのです。さればこの御本尊を、即戒壇の大御本尊、即生きておわする日蓮大聖人と深く信じまいらせ、南無妙法蓮華経と唱え奉ることがもっとも大切であります」(「顕正新聞」第0782号 )
11月10日  公明党、参院選で公約した「商品券」7,000億円分の支給案、自・公で合意。
11月13日
 宗門、阿部日顕管長、「訓諭」発布。
 藤本日潤総監「訓諭を拝して、我等宗内僧俗一同恐懼感激すると共に、挙宗一致・大同団結して諸般の記念事業完遂に向かって精励し、以て訓諭の趣旨に応え奉ることを固く誓願するものであります。就中、法華講三十万総登山は、平成六年地涌六万大結集の砌、御法主上人猊下より賜れる御命題にして、この御命題の達成こそ未来広布に向かっての盤石の基礎構築そのものであり、万難を排して成就達成すべき大目標であります。… 今後、謀略謗法団体・創価学会をはじめ、あらゆる障魔による浄業への妨害は必定であります。しかし、私共は一致団結して真剣な唱題と折伏により、これらの障魔を悉く粉砕して三十万総登山を見事達成し、また諸記念事業の完遂に向けて護惜建立の赤誠を顕わし、万代に亘る功徳を積んで、以て訓諭に応え奉り、仏祖三宝の御報恩に供え奉ろうではありませんか」(「大白法」第514号 ) 
11月15日
 顕正会、第三祖日目上人御報恩勤行会厳修(本部会館)、代表幹部 1,800名が参集。
 浅井昭衛会長「『日目、先師の地望を遂げんがために、後日の天奏に達せしむ』のお言葉の中に、日目上人の万々の思いが込められている。このこと、未だ達成されていない。このことを顕正会員は絶対に忘れてはいけない。しかし、広宣流布の時は、いよいよ近づいてきたごとくである。この大事な時に御奉公できること、何とも有難い。顕正会員こそ、日目上人の御跡を慕い、死身弘法の赤誠を尽くさなければならない。本日の第六百六十六年の御正当を期し、いよいよ死身弘法の決意を堅め、以て御報恩とさせて頂こうではないか」(「顕正新聞」第0783号 )
11月18日  山口地方裁判所、遺骨を無断で処分されたとして創価学会員が 覚正寺(細川明仁師)を損害賠償請求訴訟を提起していたが、原告の訴えを全て棄却した。
11月20/21日
 宗門、総本山、御大会奉修。法華講連合会及び海外信徒の代表、約4,600名が参列した。
 阿部日顕管長「寿量の文底真実の仏身は、過去・現在・未来の三世にわたって、無辺常住なることを御指南であります。… 久遠元初の本仏は、本果の仏身よりも、さらに一段と深奥なる寿量品の本源、本因妙名字に存するのであり、修得即性得、性得即修得なる故に、真の無始無終・本有常住の仏であります。… ここに末法出現の久遠元初自受用身の再誕たる、本仏日蓮大聖人の真の仏身がおわしますのであります」(「大白法」第515号 )
11月30日
 顕正会、11月度総幹部会開催(大宮ソニックシティ)、「六十万法城ついに厳然屹立」、3,700余名が参加。矢島総務「10・11月度折伏成果は、顕正会の歴史始まって以来の実に 16,229名。ここに美事六十万法城は厳然と屹立いたしました」と発表。
 浅井昭衛会長「この六十万は、十五年後の一千万から逆算しての最初の目標であった。ゆえに今これが一分の狂いもなく成し遂げられたことこそ、一千万は必ず十五年で成るの大瑞相である。…
 すでに大地動乱の引き金といわれる小田原地震も、秒読みの段階に入ったごとくである。これより日本は、幕末の十五年とは比較にならぬ大変動の時代に突入する。もし顕正会の戦いが遅れたら、日本はどうなる。しかし一千万への第一段階の六十万は、ここに堂々と成し遂げられた。必ずあと十五年で一千万は成る。そして全日本人が、顕正会の強き叫びにより、『南無日蓮大聖人』と、頭を下げ手を合わせる時が、必ず来るのである」(「顕正新聞」第0784号 )
12月1日
 宗門、大白法、青山聴瑩師 布教講演「唯授一人の御相伝の意義を拝して」
「日蓮正宗で教えられている血脈相伝とは、
 1に、戒壇の大御本尊の「法体」の血脈相伝。
 2に、金口嫡々・唯授一人の「法水」の血脈相伝。
 3に、極理師伝の「法門」の血脈相伝。
 4に、生死一大事の「信心」の血脈相伝。
 であります。創価学会はこの中で、大聖人様が示された「生死一大事の血脈」の言葉だけにしがみついて、会員の確保と洗脳教育、信仰の独立を図っているのがその実態であります。
 また彼らは、正本堂の取り壊しで必死に御法主上人攻撃をしていますが、355億円の御供養に132億円の利子を加えた総額487億円の正本堂御供養のうち、288億円で建設された正本堂の他、富士美術館や扶桑文化センターなどの学会施設も正本堂建設費に含まれており、さらに355億円の御供養に関しては、「あの他に100億はやったよ」という池田大作発言、あれは一体何を意味していたのでしょうか。
 さらに疑惑が深まっている点は、何10億円か判りませんが、沖縄を含む当時の海外の人々の御供養は、総額を集計した昭和40年10月に「後日発表」すると言ったまま、その後計上された気配は全くなく、7年後の正本堂決算報告でも、御供養の総額は355億円のままで報告され、海外の方々の真心は、どこかへ消えてしまって、全く行方不明となっていることを、学会幹部は説明ができません。今学会員は、このような事実を知らずに、正本堂に関して御法主上人攻撃を繰り返していますが、竹入元公明党委員長に対する、『聖教新聞』や『公明新聞』の集中的な個人攻撃の勢いで、このように不明瞭な学会本部の、正本堂会計を徹底的に追及したらいかがでございましょうか」(「大白法」第515号 )
12月8日
 宗門、中華人民共和国・香港で、第1回信徒総会開催。
 尾林広徳海外部長「一般に仏といえばインドの釈尊だが、末法の我々を真に救ってくださる仏様は、日蓮大聖人である。末法の衆生の教主として、賢父として、開導の師として法華経の実義を説き明かされた大聖人を真実の仏(仏宝)と信じ、本門の大御本尊を最勝の本尊(法宝)と確信し、大聖人以来御歴代上人への血脈相伝を(僧宝)と拝し、大確信をもって今後の信心倍増と折伏弘通に邁進していただきたい(趣意)」 (「大白法」第516号 )
12月13日
 顕正会、沖縄会館御入仏式厳修、代表幹部 300名が参集、「沖縄こそ『他国侵逼』の最前線地」「資格ある人が
 浅井昭衛会長「詮ずるところ、諸天の守護がなければ、基地があればあったで攻撃されるし、無ければないで侵略を受ける。そこに日蓮大聖人の仏法を立てなければ、磁石が鉄を吸うごとく、自然と隣国の侵略を招くのである。沖縄一同に御本尊を信じ、御本尊様の御守護を頂く以外には、沖縄を守る道は絶対にない。だから沖縄の広宣流布を急ぐのである。… 本日から本格的な沖縄広布が始まる。一万一千人の沖縄顕正会員、一致結束し、大信力を奮い起こして百三十万県民を救い切っていこうではないか」(「顕正新聞」第0785号 )
12月18日
 宗門、第一回宗旨建立七百五十年慶祝記念局委員会開催。
 阿部日顕管長「この宗旨建立七百五十年慶祝記念局が本年度の終わりにおいて設置されたということは、この数年来の宗門の歩みが、大聖人様の大法護持の筋道において、おのずからこのところに運びが来たっておるということを痛感しておるのであります」(「大白法」第516号 )
12月18日  フライデー、中華人民共和国 江沢民・国家主席と池田大作会長との会談は、創価学会が要望と関係者が暴露。「日中国交正常化は68年の池田氏の提言が発端で、学会の先見性が重要だったと主張する池田氏側の会談は、『学会からの要望で実現』(中国大使館関係者)し、江主席と文化についての話を延々と続けるにすぎなかった」(「同誌」12月18日号 )
12月20日  創価学会、浅見茂副会長を告発する怪文書「天鼓」がばらまかれ、翌年7月まで15回にわたり浅見茂副会長への批判がなされた。当時、実力者だった同氏は新進党路線(非自民路線)を主導していたが、天鼓事件を機に失脚。翌99年10月、公明党は自民党、自由党との連立政権に参画し、今日まで続く自公連立路線が始まることになった。
 告発文書『天鼓一号』「副会長が先生の国会証人喚問の危機に乗じて、金を懐にすることなぞ許すことはできない。伊藤園の自動販売機を全国の会館に入れさせ、大金を手にした副会長がいる。.. ビックカメラの在庫品を何億円も創価学会に買い取らせ、その時もその副会長は数千万円の金を手にした。浅見副会長は本当に悪い幹部だ。創価学会から追放し見せしめとしなければ、先生の不惜身命の戦いと民衆の献身的な活動で作られた創価学会が腐ってしまう。私もこのような文書をばら撒くことについて悩んだが、先生の生きてらっしゃる間に膿を出しておかなければ大変なことになると考えて、あえて今回の行動を起こしたもので、ご理解願いたい」
 全国青年部長などを歴任した浅見茂副会長は、この後 東北の副圏長に格下げされた。
 

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