迷走する顕正会を斬る


淺井昭衞会長の足跡と変節

    顕正会年表 (私家版)


      
1月1日
 宗門、阿部日顕管長「新年の辞」
「昨年は革進の年にふさわしく… 新客殿が、仏敵池田創価学会の関与による前客殿建築の不安性に取り変り、堅牢優雅な装いを以て落成致しました。… また革進の本義よりして池田創価学会の大謗法を破し、本門戒壇の正義を厳護する上から、大御本尊の御遷座と正本堂の解体に踏み切った次第であります。… 宗旨建立750年慶祝記念局を設置し、… 五千人以上を収容する新たな奉安堂の建立もその重要な事業の一つであります」(「大白法」第516号 )
1月1日
 顕正会、浅井昭衛会長、年頭の辞「あと15年の誓い弥々堅し
「顕正会四十一年の歴史において、昨年ほど"有難かった"年はない。まさに凡夫の思慮を絶した「不思議の還御」を仰ぎ見て、全顕正会員が紅涙を流し続けた一年であった。… そして伏して拝するに、この「不思議の還御」こそ、広宣流布が近きにあること、ゆえに身命を捨てて法を弘むべきを命じ給う御本仏の告勅でなくて、何であろうか。… 本年の六十八万が成れば、平成十四年の百万は必ず成る。百万が成れば、一千万は必ず成る。… 御馬前の戦いとはこれである。あと十五年 --。地涌の菩薩の面目にかけて、大聖人様への堅き誓いを、断じて果させて頂こうではないか。平成十一年 元旦」(「顕正新聞」第0786号 )
1月1日  欧州に新通貨、「ユーロ」が誕生。1月1日、欧州経済・通貨統合(EMU)の下で、単一通貨 ユーロ が誕生した。欧州連合(EU)各国による財政の健全化など、長年にわたる準備が実ったもので、"国際通貨システム" は 米ドル と ユーロ の2大通貨体制に向けスタートを切った。
1月2日  創価学会、本部幹部会、池田大作名誉会長「小選挙区制はダメだ。市川はけしからん」と。
1月3日
 宗門、総本山大石寺客殿において、宗旨建立七百五十年出陣式開催。
 阿部日顕管長「かねてより宗門の支配・掌握を企てていた池田学会は大いに瞋り、怨憎嫉妬を抱きました。それが、たび重なる衛星放送による宗門誹謗と会員の洗脳、特に平成2年11月16日の法主・宗門への罵詈誹謗となったのであります。これまことに法華経の「猶多怨嫉 況滅度後」の予言に合致するところであり、正道の僧侶と法華講信徒の大法護持によって引き起こしたところの三類の怨敵であります。宗門はこれに対し冷静・公平な処置を採りましたが、池田創価学会は貪瞋癡三毒の悪業を発揮し、世に類を見ない捏造中傷、誹謗迫害の限りを尽くし、隠れていた彼らの邪義謗法の本質を、まざまざと露わすに至りました。…
 この出陣式が、皆様一人ひとりにとって何を意味するか。すなわち、一人ひとりが、一人も漏れなく地涌の菩薩たる折伏の陣列に並ぶことが、出陣の意義と信ずるのであります」(「大白法」第517号 )
1月6日
 宗門、インドネシア共和国・ジャカルタ市で、妙願寺布教所開所式奉修。本堂に約2千名、講堂に約1千名、計3千名を超す代表メンバーが参列した。前日には、104名が御授戒を受け、35体の御本尊が下付された。(「大白法」第518号 )
1月14日  自・自連立の小渕恵三内閣発足、自由民主党は自由党との連立政権を発足、参議院では予算案が否決されるなど、重要法案の審議に不安を残した。公明党は、周辺事態法、国旗・国歌法、通信傍受法、住民基本台帳法改正など、政府・与党の重要法案に次々と協力、実質的に与党となった。
1月16日
 宗門、第1回宗旨建立750年慶祝記念局実行委員会の合同会議開催(総本山大石寺中講堂)
 これは、宗旨建立750年慶祝記念局規約に則り、「慶祝記念大法要奉修委員会」「慶祝記念法華講30万総登山推進委員会」「総本山奉安堂建設委員会」「記念出版委員会」の4つの実行委員会が設置されたことに基づくものである。
 阿部日顕管長「遺憾ながら一部のある支部においては、毎年の支部総登山ということにもかかわらず、その支部総登山を全く行わない、あるいは行っても本当におざなりであって、人数的に支部全体のわずか数%しか参加をしないという支部もあるようであります。… 目下の立場において支部総登山の実践がまことに不充分であるというような形においては、その時になって、いくら「30万総登山だ。うちの支部は何人登山しよう」ということを言ったとしても、それを達成することはできないと思うのです。… 支院長の方々が、指導をしておるのだろうけれども、今までかなり無関心であり、御自分の寺院の支部はまだしも、自分の管内の寺院でありながら、そういった寺院について「この支部の登山状態はどのようになっておるのか」ということをあまり考えなかったり、あるいは指示・教導もしないというようなことでは、非常に不充分ではないかと思うのであります」(「大白法」第518号 )
1月23/24日
 宗門、シンガポール共和国にて、信徒合同研修会および文化祭開催。
1月24日
 宗門、上級試験全国で実施。540ヶ支部で、9,700人が受験。
1月25日  創価学会、聖教新聞、池田大作名誉会長が "首相公選制" を提言。
「選挙を通じて選ばれ、強力な権限を与えられたリーダーが、一定期間、よほどのことがない限り、その任に就き続けることを可能ならしむる、たとえば首相公選制の検討も、閉塞状況打破への一策ではないか」
1月26日
 宗門、オーストリア共和国・ウイーンにて、オーストリア布教所開所式奉修。
1月26日
 顕正会、1月度総幹部会開催 (大宮ソニックシティ)、「広布のゴールに通ずる二大路線」
 浅井昭衛会長「御書講義と総幹部会に、入信した全員を参加させていきたい。私は毎月のこの二大行事を、広宣流布のゴールにつながる二本のレールであると確信している。このレールに乗せれば、入信した全員が必ず信心強き人材となる。… 五万、十万、二十万、三十万人と水かさを増しながら、大河のごとき地涌の流類がこの二大路線に参加する姿は、なんと素晴らしいことか。この清々たる大河の行き着く先が広宣流布なのである。…
 もし他国侵逼が事実となつたとき、平和ボケの日本人はどれほど驚き、慌てることであろうか。大聖人様は立正安国論に『其の時何んが為んや』と強々と仰せであるが、私はいまこの仰せが、強く胸に浮かぶ。…
 しかし北朝鮮の動きも、まだ他国侵逼のハシリに過ぎない。本格的な他国侵逼は、今後数年ののちに、必ず西より起きてくる。その時までに顕正会は断じて一千万を成し遂げ、大事の御奉公をしなければならない。もう広宣流布のゴールは決まっている。大聖人様が『大地を的とするなるべし』と仰せられているのである。大確信に立とう」(「顕正新聞」第0789号 )
(※ 「二大路線」・「二本のレール」の一方の「御書講義」は、やがて開催されくなって行く。自身で講義ができなければ、大事な"御書講義"である、幹部にまかせればよい。それができないことが、浅井昭衛会長の大きな欠陥である。「日本第一の教学部」(昭和59年2月15日)も雲散霧消、そんなことでどうして "広宣流布に行き着く" だろうか。"広宣流布・国立戒壇" を叫ぶのは、見せかけの「看板」であり、本心は "どうでもいい" のである。人の本音は、行動に現れる。櫻川 記 )
1月27日  仙台高等裁判所、盛岡地方裁判所判決を支持し、大塚順妙師 (東光寺住職を罷免)に対し、同寺の建物明け渡しを命じる判決を下した。
 大塚順妙師は、赴任後間もない平成5年1月 突如東光寺の法華講の総代(責任役員)5名全員を一方的に解任し、併せて地元の創価学会員をらを総代に選任、日蓮正宗からの宗派離脱を決議した。
1月28日  東京高等裁判所、正覚寺(佐藤一応師)に対し 500万円の慰謝料を請求していた訴訟(新潟遺骨事件)の控訴審で、新潟地方裁判所の一審判決を取り消し創価学会員の請求を棄却、正覚寺が逆転勝訴。
2月3日  創価学会、池田大作名誉会長「裏切りは永遠に許さない」と。
「創価学会も、「宗門」と「党の悪人」に、一千万の同志の真心が踏みにじられた。皆が、どれほどの思いで、彼らをささえ、守ってあげたことか。選挙の支援活動の途中で事故で亡くなった人もいる。信念のために殉じた。いわば殉教である。その人たちの犠牲を思っただけでも、議員の裏切りは断じて許せない。坊主についても同じである。永遠に許してはならない」(「(池田大作全集」第90巻 )
2月9日  釧路地方裁判所、勝手に合葬されたとして創価学会員2名が、興徳寺(釧路市・小口寛道師)に対し総額250万円の慰謝料等を請求していた訴訟で、創価学会員らの請求を全て棄却した。
2月10日
 宗門、第二回宗旨建立七百五十年慶祝記念局委員会開催。
 阿部日顕管長「本日、第一に申し上げておきたいことは、正本堂の解体の状況についてであります。… 宗祖大聖人様の本門戒壇の正義に対する根本的な邪義をもって、池田大作が様々なことを過去において行ってまいりましたが、それらの象徴として正本堂を解体することを決断いたしたのは昨年の4月でありまして、それからの趣旨に従って種々に解体を進めてまいりました。最初に法庭から始まり、さらに円融閣 … 合わせて35本の大きな柱がありましたが、それは既に解体されております。さらに正本堂の妙壇と言われた本体については、初めに屋根が落ちまして、… 西側の部分がこれから解体されていく次第であります。… したがって、3月いっぱいぐらいで地上物件としての解体がすべて終了し、残りの基礎の部分が7月乃至、8月ぐらいまでの予定において全部、取り払われるということになると思うのであります」(「大白法」第520号 )
2月16日
 宗門、総本山、宗祖日蓮大聖人御誕生会奉修。
 阿部日顕管長「大聖人様より日興上人への御相伝のお言葉によって、今日それが『産湯相承事』として残っております。… 御母君の梅菊女という方について、「平の畠山殿の一類」(御書1708)とお書きになってありますが、… 北条時政等に色々な面からあだまれて、一族が滅亡したと伝えられております。そのようななかで、… あるいは流浪の憂き目に値ったと思われますが、「我父母に後(おくれ)れ奉り」(同)と言われておりますので、父母がおいでにならなかったような時に、その御母君がまだお若い時に房州の清澄寺においでになりまして、そして遊芸をもって事とされつつ、毎夜、清澄寺に参詣をされ、特に「通夜」すなわち、お篭もりをして身の末を祈られたようであります。…
 御母君が通夜をされた時に、不思議な夢想を蒙られました。これは「一閻浮提第一の宝を汝に与える」という言葉でございました。そして「東条の片海に三国大夫という者がいるから、これを夫と定めよ」という不思議な言葉を授かったのであります。… また、御父君の夢想として虚空蔵菩薩が夢のなかに現れて、貌よき稚児を肩に乗せられ「この方こそまさに上行菩薩様である。そしてこの方が一切衆生のための三世常恒の大導師である」ということを言われ、今これを汝に授けるという夢を見られたということが、御夫婦の間で語り合われたということであります」(「大白法」第520号 )
2月25日
 顕正会、2月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 10,904名、「佐渡雪中の御本仏偲び赤誠の弘通」
 浅井昭衛会長「日蓮大聖人に背けば三災七難が起こる。これを云わなければ大聖人の弟子ではない。立正安国論の元意は、まさしくそのことではないか。… 学会はこれを、"人々に不安を与え、恐怖心を煽っている" というのか。…
 仏弟子ならば、大聖人の御心のままに一国を諌め折伏をしていかなければならない。しかし魔が入れば大聖人様を軽んずる。そして世俗の名利だけを求めるから世間に諂う。これが池田大作の醜い姿である。いま日本の亡国を前にして、開目抄の御心のままに『日蓮大聖人に帰依しなければ日本は必ず亡ぶ』と一筋に叫び諌めているのは、顕正会以外に断じでない。ゆえに顕正会は大聖人様の深き御守護を頂くのである」(「顕正新聞」第0792号 )
3月16日
 宗門、大白法、「翻訳委員会活動報告」
「宗務院海外部では平成7年5月より、海外サポートスタッフに登録している法華講員の中から、英語の実力のある強信の方々に集まってもらい、尾林海外部長の御出席のもと海外経験のある御僧侶方と僧俗一致協力して、英語の「御書翻訳委員会」を毎月開催している。さらに平成10年6月よりは、関束と関西の二班に分かれて翻訳を進めている。御書の翻訳は、まず日蓮正宗の正義に照らして日本語の現代語訳を作ることから始まり、さらに御書原文の一語一句を詳細に調べつつ、議論をしながら、ふさわしい英文訳を検討し、進めていく。英語という言語自体がキリスト教の教義と歴史の影響を受けており、日本語とは異なる発想を持っている。まして仏教用語であり、七百年前の日蓮大聖人の教えを翻訳するということは容易ではない。… なお、韓国語翻訳委員会も平成10年5月に発足し、尾林海外部長の御指導のもとに、現在、韓国語テキスト等の翻訳が順次進められている」(「大白法」第521号 )
3月26日
 顕正会、3月度総幹部会開催 (大宮ソニックシティ)、「『還御の月』迎え 歓喜と決意新たに」(「顕正新聞」第0795号 )
3月27日
 宗門、中華民国(台湾)の高雄市にて、日蓮正宗南台布教所の開所式奉修。高雄市・台南市から、約750名が参加。
3月27/28日
 宗門、法華講連合会春季総登山会開催、全国から27,900余名が総本山に参詣。二日目には、法華講連合会第36回総会が開催された。
 阿部日顕管長「宗祖大聖人の究竟の極説たる本門戒壇の大義を、劣悪な我見によって地に堕とさんとした池田大作の大謗法の固まりである正本堂の解体と、それ以前における最重要事たる大御本尊様の御遷座を、断固として執り行った次第であります。もって、宗旨建立七百五十年を目指して、三十万信徒総登山と清浄なる奉安堂の建立に邁進する態勢がここに確立したのであります」(「大白法」第522号 )
3月27日  日産自動車株式会社、フランスのルノーと資本提携し、同社の傘下で更生を図る事となった。日産自動車は2兆円を超える有利子負債を抱え、1999年度には 6,844億円の純損失を出し、倒産寸前の状態であった。ルノーからは、同社の副社長であるカルロス・ゴーンが送り込まれ、最高責任者となった。
3月28日
 宗門、中華民国(台湾)の台中市にて、本興院出台分院の開院式奉修。台湾全土から、2千名の信徒が参加。
3月31日  大阪高等裁判所、大津地方裁判所(一審)判決を支持し、能勢宝道師(擯斥)に対し、法乗寺の建明け渡しを命じた。
 能勢宝道師は平成5年1月7日、法乗寺総代(法華講員)3名全員を解任し、創価学会員を総代選任し、日蓮正宗からの離脱を計った。裁判長は、住職が突如一方的に行った総代の違法解任を「被控訴人(法乗寺)規則に抵触する重大な手続違背行為である」とした。(「大白法」第523号 )
4月6/7日
 宗門、霊宝虫払大法会奉修。
4月9日  創価学会、青年部、コソボ難民救援の義捐金を国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)へ寄託。
4月11日  東京都知事選挙、告示日の直前に"後出しジャンケン"で出馬表明した石原慎太郎が当選した。自由民主党は当初、東京都連幹事長の柿澤弘治の擁立を内定したが、森喜朗幹事長の「公明党が同調しやすい候補を」の一声で、元国際連合事務次長の明石康を擁立した。民主党副代表の鳩山邦夫が議員辞職し出馬、元東京大学助教授の舛添要一も出馬した。自公で明石元国連事務次長を擁立するも、鳩山邦夫と舛添要一にも及ばず惨敗した。
4月11日  長野地方裁判所、「C作戦があったとの主張は認められない」との判決。
「なお、被告は、右対立状態に至った原因は、原告 (※宗門) の画策実行したC作戦と呼ばれる作戦にある旨主張し、(中略) 右主張に沿う部分があるが、これらはいずれも一方的であり、その内容も客観的根拠に乏しく、また、これらを補強し得る的確な証拠もないから、右証拠から直ちに被告の右主張を認めることはできない」
4月12日
 顕正会、本部指導会開催、中核幹部2千余名参集、「期を画する重要指導に緊張と感動」「自宅拠点 全国に設置」「“広宣流布の新段階”を全員実感」
 浅井昭衛会長「昭和四十九年十二月二十五日、松本尊能師に、ついに宗門追放という残酷な処分が下されたのであります。八十三歳の老僧、そして終始一貫忠実に正宗僧侶として御奉公されてきたお方を、妙信講についたと言って、宗門追放にしたのです。私はこのことを忘れない。…
 御自分が所蔵しておられた宗門関係の大事な書籍も、すべて私に下さった。… その膨大なる書籍の中には、大石寺所蔵の御書の御真蹟写真集もあった。…
 この松本尊能師が、最も心配され、心を砕いて下さったのが、御本尊様のことでありました。「顕正会が将来広宣流布に戦うのに、御本尊様がなければ困るでしょう」と常に云っておられた。私も「そのとおりです」と、強くお願い申し上げた。ここに、松本尊能化は、妙縁寺に所蔵するところの歴代上人の御直筆御本尊七幅、それから日寛上人の御形木御本尊、並びに日布上人の御形木御本尊を多数用意して、私に託して下さったのであります。この松本尊能化の御慈愛あればこそ、いま顕正会は何の憂いもなく、一国広宣流布の戦いが起こせるのであります。…
 いよいよ大規模に広宣流布を進めていきたい。全顕正会員一結して、なんとしても他国侵逼の起こるその時までに一千万を成し遂げ、大聖人様に応え奉ろうではありませんか」(「顕正新聞」第0797号 )
(※ 浅井昭衛会長は解散処分の後、各県に会館・事務所を設置して行った。そこで会館に安置する、大幅の本尊が必要となった。やむなく、日布上人御筆の本尊を拡大複製し、"大幅形木本尊" を作成した。本部指導会を開催し「日布上人の御形木御本尊を多数用意して私に託して下さった」と嘘をついたのは、疑問を持った会員に対し説明の必要が生じたからである。しかし、宗門の化儀に大幅形木本尊は、そもそも有り得ない。櫻川 記 )
4月21日  長野地方裁判所(松本支部)、吉川雄進師(離脱僧)に対し善興寺建物明け渡しを命じた。裁判長は、「被告は、原告(日蓮正宗)の僧侶を辞任したことに伴い住職の地位も当然に失った」として、寺院明渡を命じる明解な判決を下した。
 吉川雄進師は平成4年2月2日、工藤玄英師や兄・吉川幸道師とともに、日蓮正宗に対し宗派離脱する旨通知した。
4月27日
 顕正会、4月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 8,108名、「自宅拠点と日布師・日寛師の形木本尊につき重大指導」「"異常事態"こそ広宣流布の大瑞」
 浅井昭衛会長「先般の本部指導会において、自宅拠点を全国に網の日のごとく設置したいと申し述べたが、これは広宣流布を大規模かつ厳格に推進する上で期を画する措置、まさに広宣流布の新しい段階である。…
『大悪をこれば大善きたる』と。まさしく正系門家のこの大悪こそ、広宣流布の大瑞である。ゆえにこの異常革態の中に広宣流布は駸々と進む。では、誰人がその広宣流布を進めるのか。戒壇の大御本尊様を恐れ多くもビラに印刷して軽賤するほど邪教化した学会に、この資格があるべきはずもない。また、御遺命破壊に協力してその罪を池田になすりつけ未だに改悔もない宗門にどうしてこれがなし得よう。ただ命懸けて御遺命を守り奉り、いま不思議の還御を拝見して紅の涙を流す仏弟子の大集団だけが、大聖人様の御守護を蒙り広宣流布を進め得るのである。顕正会こそ、この異常事態の中でひとり死身弘法を進め、なすべき御奉公をなし遂げねばならない。そして、やがて御出現あそばす日目上人にこれまでのすべてのことを御報告申し上げたい、それが私の胸の奥の心である」(「顕正新聞」第0798号 )
(※ 浅井昭衛会長の云う「やがて」「まもなく」「すぐに」「近き・近き・近き」は、甚だ遠い。櫻川 忠 )
4月27日
 宗門、総本山客殿にて平成11年度教師補任式執行。
「教師補任式は新説免許の儀式とも呼ばれ、僧侶が出家得度以来仏祖三宝尊への御奉公と共に、たゆまぬ仏道修行と教学研鑚に精進されてきた成果を、御法主上人猊下の御慈悲のもとに抜露するものである。また、新説者はこの日より正法正義に基づいた説法を行うことを許され、四恩に報うべく僧侶としての新たな出発となる重要な儀式であり、古来より「三世の大願」とされている」(「大白法」第525号 )
4月 日
 宗門、顕徳山報恩寺(笠松介道師)、日蓮正宗と「被包括関係」を解消。
 新改革通信「そして、宗門が恐れていた通りに、この第三の路線を選んだ寺院が出てきた。それが、千葉・報恩寺であった。報恩寺の笠松住職は、宗門の「ノルマ地獄」と「法主独裁」を批判して離脱し、独自に活動をしている」(「新改革通信」第98号、平成21年3月24日 )
5月9日
 顕正会、婦人部大会開催(国立横浜国際会議場)、6,500名が参加、「広布の新段階に陣列整え」
 浅井昭衛会長「顕正会の婦人部は日本一である。… 御本仏の出世の本懐たる戒壇の大御本尊様を信じ、日蓮大聖人の御遺命に応え奉らんとする女性が、これほど多く、しかも燃えるような情熱で結集する団体が、日本国のどこにあろうか。…
 七百年来かってない御遺命破壊の大悪こそ、いよいよ御遺命が実現するの大瑞。また御相承断絶というかってない異常事態こそ、いよいよ日目上人御出現の大瑞である。この異常事態の中に、広宣流布は駸々と進む。大聖人様が、顕正会をしてこの戦いをなさしめ給うのである。…
 いま広宣流布がいよいよ大規模に進まんとする新たなる段階に立ち至ったとき、大地より躍り出るようにして婦人部が、ここに陣列を整え、実力をもって馳せ参じてくれたこと、こんなに嬉しいことはない。どうか、本日の大会を期として、婦人部はいよいよ崇高なる使命に立ち、国立戒壇建立のその日まで、共に励まし、共に戦い、大聖人様のおほめを賜ろうではないか」  (「顕正新聞」第0799号 )
5月12日
 宗門、宗務院大会議室にて、第一回総本山奉安堂建設委員会開催。
「奉安堂は、縦116メートル・横75メートル・高さ67メートルで、白壁の「蔵」をイメージした設計。また堂内は、内陣が250畳。信徒席は、畳と椅子席で合計5千名以上が一度に御開扉を戴けるように計画されている。奉安堂の周囲には回廊があり、雨天時の入退場などに利用する。回廊を含む全体の大きさは、縦260メートル・横145メートルとなる予定」(「大白法」第526号 )
5月25日
 顕正会、5月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「六月迎え折伏弘通の熱気沸々」「御遺命に背く輩に功徳なし!」「国立戒壇堅持は顕正会のみ」
 浅井昭衛会長「残るは、壮年部ただ一つ。… 壮年部の大会は三年後ではいけない。もっともっと早くなるものと確信している。かくて四者肩を並べて、堂々と広宣流布のゴールをめざして進みたい。…
 学会・宗門・正信会が 『国立戒壇』を敵視するなか、顕正会員だけは入信早々から国立戒壇の御遺命を大事に思い、命に染めている。こんな不思議なことはない、こんな有難いことはない。…
 ここに思うに、御遺命に背いて御本尊の功徳を頂けない者が、どうして広宣流布を進めることができようか、折伏ができようか。ゆえに私は、いま濁悪の宗門の中で、異常事態の宗門の中で、富士大石寺にまします戒壇の大御本尊の大功徳を日本国中に教え弘める立場にあるのは、もう顕正会以外には断じてないと云い切っているのである」(「顕正新聞」第0800号 )
(※ 妙信講以来、講中の母体としての役割を担った「支部」を廃止し、やがて「壮年部」までも廃止してしまう。"浅井昭衛独裁体制" 維持のためなら "何でもあり" である。櫻川 忠 )
5月27日  東京高等裁判所、法生寺墓地問題で、法生寺全面勝訴の判決。
5月31日  創価学会、本部幹部会、池田大作名誉会長「偉人の言葉はみんな仏法」と。
「偉人とか英雄とか哲人の言葉はみんな仏法なんです。全然離れてない。仏法のことを言っているんです。それでいいんですけども、題目をあげた方が確実に軌道に乗るんです」
6月8日  創価学会、秋谷栄之助会長「民衆の側に立った政策実現のため、自民党との連携も選択肢の一つだと思う」と。
6月14日  岩国地方裁判所、宮川雄法師(離脱僧)に、大栄寺の明渡しを命令。
6月26日
 顕正会、6月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 10,446名、「御遺命に背く者は宗門追放せよ」「国立戒壇永久放棄宣言はまだ生きている」
 浅井昭衛会長、今回「折伏理論書」に「第九章 日蓮大聖人の御遺命 」を新たに書き加えた三つの理由につき、
 1) 戒壇の大御本尊の不思議の還御を拝見し、正本堂の大誑惑の始終を括るべき時が来たゆえ
 2) 正本堂が崩壊したにもかかわらず国立戒壇への怨嫉がますます強まるゆえ
 3) 今後入信してくる多くの人々に、御本仏の御遺命を心肝に染めしめるため
を挙げた。
「ことに第二の理由について、今の宗門には懺悔の心が全くない。ゆえに正本堂の大罪は池田大作ひとりになすりつけ、己れはまるで被害者のような顔をしている。さらに重大なことは、国立戒壇を放棄した大逆罪については、未だ口をぬぐって触れようともしない。すなわち、国立戒壇の永久放棄は宗門の公式決定として、今日もまだ生き続けている。堅持する顕正会を見ては、己れの罪を隠さんがため、激しい怨嫉の炎を燃やすのである。…
 だが、私は確信している。正本堂の誑惑が崩れた次には、必ず国立戒壇の正義が顕われることを。今後、宗門の中で国立戒壇に敵対する者あれば、在家・出家を問わず、宗門から追放しなければいけない。日目上人の御出現が近くなれば、必ずそういう時が来る」(「顕正新聞」第0803号 )
(※ 一年前の総幹部会(1998年7月27日)で、浅井昭衛会長は「ここに大誑惑は完全に清算され」と、意気揚々と述べた。古参会員は「御遺命守護完結・大誑惑完全清算」となれば、顕正会は宗門に復帰するものと思っていた。かつて、浅井昭衛会長自身が、「御遺命守護完結」の暁には "宗門復帰" が叶うと、明言していたからである。
「一、日蓮正宗信徒に復帰できる
 二、幹部には常住本尊、一般会員には形木御本尊が下附される
 三、戒壇の大御本尊様への内拝が許される
 四、松本日仁能化の擯斥処分取消と満山供養を願い出る」(「迷走する顕正会を斬る」p314 )
 ここで浅井昭衛会長は、自己保身のため "一貫不変" をかなぐり捨て、会員を裏切った。"宗門復帰" について質問した大幹部に対し、浅井昭衛会長は "役職剥奪" を以て応えた。そして、会員に宗門を憎ませるため、"血脈相承" の否定に言及し、貫主上人を "日達"・"日顕" と呼び捨てるようになる。櫻川 忠 )
7月1日
 宗門、大白法、寄稿「一切の罪を懺悔、晴れて登山叶う」妙縁寺支部 原島嵩。
「池田大作の驕慢は、今にして思えば、昭和40年から顕著になりました。その年の1月元旦から、『人間革命』の連載を開始して自身を美化し、また「自分が日本国の最高権力者として不開の門を開く」と言ったり、「私は、日本国の国主であり、大統領であり、思想文化の一切の指導者、最高権力者である」などと発言したのもこの年です。更に正本堂の御供養が355億円も集まったことで、彼の慢心は加速度的に助長されていったのです。… 昭和47年、正本堂が建立された際、池田大作は「本日、御遺命の戒壇建立が達成されました」と口コミで流そうとしました。日達上人は「御遺命の意義を含む」とまでは仰せられましたが、戒壇建立は未来のことであるとされていたのです。私は、この時はっきりと、池田大作の平気で人を欺く本性を感じ取ったのです。正本堂建立以降、池田大作創価学会の方向は、非常におかしなものになっていきました」(「大白法」第528号 )
7月12日  自由民主党・野中広務、反創価学会の急先鋒であったが、記者会見で立場を翻す。「公明党は政教分離した政党として脱皮しつつある」と。
7月17日  創価学会、第三文明社、池田大作著「21世紀への母と子を語る」発刊。
7月18日
 宗門、シンガポール共和国にて信徒総会開催。総会は、"正法日蓮正宗シンガポール会館" を会場とし、同国全土からあわせて1,200名が参集した。(「大白法」第530号 )
7月22日
 宗門、宗務院大会議室にて、第二回総本山奉安堂建設委員会開催。
「お知らせ ― 奉安堂御供養について 奉安堂の建立は、宗旨建立七五〇年という大佳節を迎えるに当たり、戒壇の大御本尊様を御安置し奉り、慶祝申し上げる意義から、御法主上人猊下の御発願により行われるものです。… 以下は、御供養の手続きの概略です。
 一、この御供養は、平成11年から13年までの3年間にわたり3回実施 …。
 一、各支部は12月1日より同13日までの、この12日の間で御供養受付を実施する … 。
 一、御供養は、各支部で随宜作成の申込書に記入の上、現金を添えて行います。… 。
 一、御供養参加者には、後日総本山より一人ひとりに『受書』が、支部を通じて渡されます。
 以上、周知ください。この御供養は毎日の積み立てを基本に行っていくものです。一日一日の積み立てを一年毎に御供養申し上げ、その功徳と書びをもって、次の年の励みとしてまいりましよう。(「大白法」第530号 )
7月24日  創価学会、中華人民共和国・東北大学「名誉教授」就任式。
 池田大作名誉会長「当時、軍国日本は、貴国の東北方面を蹂躙し、偽の国家「満州国」をつくっておりました。日本軍が、悪逆にも、人類史上初めての「戦略爆撃」すなわち「目標を軍事施設に限らない、都市全体への爆撃」を行ったのも、この東北に対してであります。日本軍は、貴大学をも占領しました。さらに、貴大学の学生である劉青年を、「満州国」の代表としてオリンピックに出場させ、利用しようと画策したのであります。しかし、青年は、激しい怒りをもって、拒否を貫いた。『私は、日本の権力の奴隷には、決してならない! いかなる脅しにも誘惑にも、微動だにしない! 裏切り者には、断じてならない!』と」(「輝きの明日へ」47 )
7月24日  最高裁判所、新潟市遺骨事件で、正覚寺完全勝訴判決。
7月26日
 顕正会、7月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 8,339名、「六十八万法城は見えて来た!」「極秘メモ流出に諸天の働き実感」
 浅井昭衛会長「阿部管長がもしこのメモの内容を自ら明確に否定できなければ、早晩、猊座を退かざるを得ない。いや、宗門追放されてしかるべきとさえ、私は思っている。… このようなメモがこの七月、突如として流出したこと自体、大聖人様がもうお許しにならないということの表われ、すなわち諸天が動き出したのである。大聖人様を蔑る者、御遺命に背く者は、必ず身を亡ぼすのである。…
 御本仏の御遺令を破壊せんとした男が、不思議にも中国からはもてはやされている。この中国の代理人のような男が、いま日本の政権の一角を担うに至った。まさに日本の凶事ではないか。他国侵逼の歯車は一段と加速する」(「顕正新聞」第0805号 )
7月29~ 日
 顕正会、女子部合宿開催(鬼怒川 あさやホテル)、4,500名が参加、「濁悪の世の白蓮華」
 浅井昭衛会長「本年の合宿こそ女子部の新しいスタートである。… 班長一人ひとりが『絶対の信心』と『歓喜の信心』に立って小さな太陽となれ。…
 他国侵遍が事実となるとき、広宣流布は一時に成り国立戒壇が建立される。… このとき顕正会は、男子部・女子部・壮年部・婦人部、それぞれ部旗を先頭に、全幹部打ち揃い、天生原までの四キロの道のりを、紅の涙を流しながら、大御本尊様の御供させて頂こうではないか。どうか、その日まで、女子部は一結して、一人の退転もなく、私についてきてほしい。共に戦おうではないか」(「顕正新聞」第0806号 )
8月6~9日
 顕正会、男子部合宿開催(鬼怒川 あさやホテル)、2,300名が参加、「先生の師子吼に身震い」
 浅井昭衛会長「正本堂が音をたてて崩壊したのちも、まだ宗門は国立戒壇を放棄している。その元凶はいったい誰か。それは、阿部管長その人である。… いったい、いつまで大聖人に背き続けるのか。もう大聖人はお許しにならない。ここに諸天は動き、あっという間に、阿部管長の身が持たぬほどの極秘メモが流出してしまった。…
 これ大聖人様が、阿部管長という者の正体を、顕正会に見せて下さったのである。私はいずれこのメモの内容について、阿部管長に確認をしたい。文書で問い糺そうと思っている。事は重大であるから、言い逃れは絶対に許されない。もしメモの内容が事実ならば、久遠院日騰の悪言よりも百千万億倍の大謗法、大聖人に対し奉る大反逆である。猊座を退くだけでは事は済まない。富士大石寺の歴代から六十七代は削除し、宗門追放すべきであると、私は思っている。…
 御遺命成就の日に、もしその場に居合わせたならば、感動で五体は打ち震えただ大地にひれ伏すのみであろう。このとき顕正会員は男子部・女子部・壮年部・婦人部、それぞれ部旗を先頭に、一同して、天生原までの四キロの道のりを、紅の涙を流しつつ、戒壇の大御本尊様の御供をさせて頂こうではないか。その日まで、男子部は、一糸乱れず私についてきなさい。運命を共に戦おうではないか」(「顕正新聞」第0807号 )
8月10日
 宗門、大白法、「シアトル謀略事件 総崩れ」
「すべてが真っ赤な大嘘 根こそぎ暴露!!、アメリカの軍人記録局・検察庁/警察の公式記録で偽証が発覚、"現場警察官"―スプリンクル―は軍務で休職中!、キューバ危機で空軍に緊急召集」(「大白法」号外 )
8月13日  「国旗及び国歌に関する法律」が公布・施行された。通称は "国旗・国歌法"。 国旗を「日章旗」、国歌を「君が代」とした。
8月17日
 宗門、法照寺(横須賀市)、創価学会員に放火される。男はじゅうたん敷きのロビーにかけ上がり、ポリタンクからガソリンをまき散らした。犯人は建造物放火未遂で現行犯逮捕、起訴された。
8月21日  週刊ポスト、杉田かおるが語る "異様な組織の実態" 記事掲載。(「同」9月3日号 )
8月23-25日
 顕正会、婦人部合宿開催(鬼怒川 あさやホテル)、900名が参加。「"絶対信"胸に 感動・感激」
 浅井昭衛会長「一家の中で、一族の中で、もし一人がこの正しい仏法に目覚めるならば、やがて家族全員が救われていく。… 家族の猛反対の中に、入信したばかりの人が、踏まれても叩かれても信心を捨てない。この姿、何と有難いことか。これが宿縁なのである。…
 この地球が壊れるようなことがあろうとも、日蓮大聖人は絶対、この御本尊は絶対、我が命ある限り…と、このはらを決め切った信心が絶対信である。この命かけての信心に立つとき世の中に怖いものはなくなる。どうか、婦人部はこの『絶対信』に立って、御在世の信心を今に移してほしい。これが広布前夜に戦う婦人部の姿である。…
 大聖人様は千日尼御前対して『悲母の思を報ぜんために、此の経の題目を一切の女人に唱えさせんと欲す』と。… 千日尼はこの仰せに奮い立って、夫亡きあと、佐渡から北陸一帯に弘通を進めた。いま顕正会婦人部こそ、この跡を継いで、日本国の一切の女人にお題目を唱えさせる大決意に立ってほしい」(「顕正新聞」第0809号 )
8月27日
 顕正会、8月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「九月 大法弘通の熱誠たぎる」「全国にうねる合宿の大感動」「学会の卑劣な妨害など“風の前の塵”」
 浅井昭衛会長「古今無双の大学匠・日寛上人が、最後に私たちに強く仰せられたことは、『お題目をしっかり唱えよ』ということである。… いま広宣流布に戦う顕正会員こそ、このご指導を心肝に染めねばならない。幹部ほど強い祈りの姿勢に立ち、"すべては勤行から始まるのだ" とはらを決め切り、進んでいこう。…
 広布前夜のいま、刻々と近づく他国侵逼を憂え、日本国を救わんと死身弘法を進めているのは、ただ顕正会だけである。九月、何としても一万三千を成し遂げたい。学会がいかに卑劣な妨害をしようとも、そんなものは "風の前の塵" である。広宣流布は顕正会がやるのではない。大聖人様があそばす大仏事である。誰人がこれを止めることができようか」(「顕正新聞」第0808号 )
8月30日  公明党、冬柴幹事長、名古屋市内での講演で自民党を"バイ菌"発言。
「公明党結党以来35年間、自民党はわれわれにとってバイ菌だったが、バイ菌に触ってでも国をよくしなければならないと、熱意に燃えている」と。(「週刊現代」9月18日号 )
8月 日  大韓民国SGI、執行部批判のサイト「無窮花」が開設され、朴理事長による金銭面等の不正疑惑等を告発。
9月6日
 顕正会、特別講義「日蓮大聖人の御遺命」開催 (川口総合文化センター)、3千3百余名が参加、「国立戒壇建立こそ仏国実現の秘術」
 浅井昭衛会長「仏弟子にとって最も重きは御遺命、もしこのことを忘れたならば仏弟子ではない。… 顕正会員こそ、御遺命の大事を命に染め、広宣流布の最終段階の御奉公をしなければならない」
 講義の大綱は
  1) 本門戒壇建立により始めて仏国実現、
  2) 三大秘法抄の文意、
  3) 「国立戒壇」に対する怨嫉、
  4) 国立戒壇建立の功徳 --- の四段。
 本門戒壇の本義を掌中に捧げるがごとき明快なる講義に、全員が仏国土実現の秘術たる本門戒壇の重大意義を命に刻み、言い知れぬ大感動と決意がみなぎった。(「顕正新聞」第0810号 )
9月17日  創価学会、秋谷栄之助会長、渡辺恒雄・読売新聞社長と密会。自自公連立直前、千代田区の料亭「藍亭」で、渡辺恒雄氏と秋谷栄之助が会談。坂口力(公明党)、丹羽雄哉(自由民主党)が同席。
9月 日  TV番組 朝まで生テレビ、「徹底討論! 公明党」放送。西口浩副会長「既に辞めた人が、1千万人近くいる」と発言。
「通信傍受法での"変節"に非難の声…、支持母体「創価学会」との関係について…、次期内閣には大臣を出し「与党としての責任ある立場に立つ」と言う公明党は、これから何をめざし、 この日本をどこへ導こうとしているのか?」
 参加パネリスト:西口 浩(創価学会副会長・広報室長)
 北側一雄(公明党・政審副会長)、遠藤乙彦(公明党・広報委員長)、池坊保子(公明党・市民運動局長)、白浜一良(公明党・参議院幹事長)
 白川勝彦(自民党・衆議院議員)、平沢勝栄(自民党・衆議院議員)、仙谷由人(民主党・衆議院議員)
 石川真澄(新潟国際情報大学教授)、福岡政行(白鴎大学教授)、二木啓孝(ジャーナリスト)、山崎龍明(僧侶・武蔵野女子大学助教授)
9月27日
 顕正会、9月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 14,878名、「厳然たる賞罰に爆発的熱気」「"顕正会は正々堂々"に大歓喜」
 浅井昭衛会長「まさに顕正会こそ、日蓮大聖人の御遺命のままに、人を救い国を救わんと戦う、唯一の地涌の菩薩の大集団である。顕正会のこの一瞬もたゆまぬひたむきなる精進の姿こそ、日目上人の御跡をお慕いしてのものである。…
 広宣流布の最終段階を迎え、諸天の働きも強くなり、賞罰のテンポも早くなって来た。… 顕正会は小手先の小細工や謀略などは一切用いない。正々堂々と、ただ大聖人様に忠誠を尽くすだけである。そうすれば、諸天は必ず顕正会を守る。これが私の確信である。『なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし』とはこのことである」(「顕正新聞」第0811号 )
9月27日  創価学会、フェイク、「顕正会の浅井が神奈川県警を愚弄!」
「浅井は以前から神奈川県警を憎んで罵倒していた。特に、平成十一年九月二十七日、川口総合文化センターでの総幹部会の席上、顕正会員が反社会活動を続けている事実を棚に上げ、幹部会に集った約三千五百人を前に、警察を逆恨みして悪口雑言。
「県警本部長などといえば、一般庶民から見れば権力の象徴そのものです。しかし、ひとたび諸天の責めを受けるや、あっという間に辞任という事態に追い込まれてしまう」と語り、「おかげで深山本部長は毎日テレビに出て一気に時の人になっちゃった(笑)」と嘲笑。「『オウムのような団体』などといって弾圧したから、このような大罰が下ったのである」と神奈川県警を愚弄した」(「フェイク」第0800号 )
9月30日  茨城県東海村の核燃料加工会社「ジェー・シー・オー」(JCO)東海事業所で、国内初の臨界事故が発生した。転換試験棟内で放射線を浴びた作業員3人が入院し、うち1人が12月に死亡した。作業員がマニュアルを無視し、大量のウラン溶液を沈殿槽に注いだのが原因。
10月1日
 宗門、大白法、「御法主上人猊下御指南」。
「最近、宗内僧侶河辺慈篤房が書いたというメモが、本人の承諾なく、盗人の手によって創価学会に流れ、それを悪用した創価学会が、機関紙聖教新聞・創価新報等にその記事が真実であるとして、野衲日顕の本門戒壇の大御本尊に対する不信不敬なりとする悪口誹謗の記事を掲載している。.. 河辺メモと称するものが不正確な記述の為、聖教新聞等の邪説の誹謗を見た宗内僧俗の中に、万一にも不透明感を持つ者があるやの事を考慮し一文を草する。
 そこで此の際はっきりしておくことは、本門戒壇の大御本尊様と日禅授与の御本尊とは全く相違しているという事である。よく拝すれば中尊の七字の寸法と全体からの御位置においても、明らかに異なりが存し、また御署名御花押の御文字及びその大きさや御位置、各十界尊形の位置等にも歴然たる相異が存する。そして勿論模写の形跡などは存在しない。したがって御戒壇様と日禅授与の御本尊とを類推すること自体が全くの誤りであり、この事をはっきり述べておくものである」(「大白法」第534号 )
10月3日  エフエム山陰、創価学会・池田大作名誉会長講演を放送。
 この日から毎週日曜、計8回にわたり「不戦世界を目指して ~ ガンジー主義と現代」と題した池田講演を放送した。
10月5日  小渕恵三第2次改造、自自公連立内閣発足。自由民主党と自由党と公明党が連立、国会衆議院および参議院で、過半数の議席を有した。
10月10日  立正佼成会、庭野日敬開祖葬を立正佼成会大聖堂で挙行。国内外の新宗教団体、仏教、神道、キリスト教など各教団の代表および政財界関係者、信者ら延べ約6万人が参列。
 かつて "撲滅せよ" とまで敵対した創価学会から西口浩副会長ら二人、公明党から鶴岡洋副代表と河上覃雄渉外委員長が参列した。
10月16日
 宗門、大白法、論苑「折伏誓願目標の完遂」河原昭太郎(北近畿地方部長)
「未だ目標未達成の支部は言い訳無用、12月31日までやり切らねばならぬ。もし完遂ができなかったならば、明年の「折伏実行の年」の新春をどうして迎えることができようか。本年の目標を放棄するなら、その支部の僧俗懈怠の責任は重大であり、どのようにして御本尊様にお詫びするのだろうか。本年の折伏誓願目標の設定は、必ず支部指導教師のもと講中一同で平成14年・30万総登山の勝利を目指し、不自惜身命でやり切る誓願数であったはずだ。故に失礼ながら、指導教師も知らぬでは通らぬ。なお講頭以下幹部一同も、頬被りをして持つ卑怯と臆病は避けねばならぬし、指導教師、師匠に対する不知恩者の汚名を残すなり。… 折伏誓願成就は、唱題の信力と足を使った行力で必ずできるのだ。そこで、未だ折伏のできていない人は、やろうとしなかったのか、あるいは唱題の的が外れていたのではなかろうか。… 信心篤き地涌の同志が結集する日まであと900日余り、刻々と過ぎ去る時を惜しむ者の中に、誰か折伏をしない物怪があろうか。余生を3年に凝縮しての法戦であるからには、苦しいこと、泣きたいことは覚悟のうえ、尋常一様のものではないはずである。しかし成仏・不成仏のここが分かれ目。歯をくいしばり、石に齧りついてでも、全法華講員が立ち上がり、地涌の誓いを証として確かと示そう」(「大白法」第535号 )
10月26日
 顕正会、10月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 8,122名、「六十八法城 十一月に必ず実現」「新本部会館を埼玉県大宮市に建設」
 浅井昭衛会長「大聖人様は身延の山中より、他国侵遍におののく鎌倉に住む日妙殿に、お手紙でこう仰せられている。『いかなる事も出来候わば、是へ御わたりあるべし。見奉らん。山中にて共に飢え死にし候わん』と。… 何とも恐れ多い、有難いお心である。
 いま顕正会も、広布前夜の大難を前にして、私は顕正会の同志と、運命を共に戦いたい。そのためにこの決断をしたのである。これで、広宣流布の最厳段階を戦う本陣は決まった。この地より、冨士大石寺にまします戒壇の大御本尊様を伏し拝み、最後の御奉公を貫き、必ずや成し遂げたい」(「顕正新聞」第0814号 )
11月16日
 宗門、大白法、「"出陣の年"いよいよ大詰め 誓願達成への大号令」
「現在の折伏進捗状況を見ると、… 今のままでは、誓願達成は厳しいと思われる支部もある。… 誓願を片時も忘れず、支部が団結して折伏戦を闘い抜けば、仏祖三宝尊のお計らいと諸天の御加護を戴き、誓願は必ず成就する。しかしそのためには、誓願成就に向かって、指導教師の御祈念に、講員が真剣に「祈り合わせていく」ことが必須である。… 今、組織で折伏を行うには、既存の組織をあてにする考えは捨てて、誓願に対し「とくとく利生をさづけ給え」と祈り合わす者が団結して折伏を展開することが、現状打破の鍵である。… さあ、「出陣の年」、まだ45日ある。誓願達成に向かって折伏に邁進していこう」(「大白法」第537号 )
11月18日  創価学会、東洋哲学研究所、池田大作著「美しき獅子の魂 日本とブルガリア」発刊、アクシニア・D・ジュロヴァ共著。
11月18日  創価学会、第三文明社、池田大作著「21世紀への母と子を語る2」発刊。
11月19日  朝日新聞、「創価学会の財務強要」を掲載。
「(※創価学会を)脱会したきっかけは、両親が財務と呼ばれる寄附を執ように要求されたことだった。祖父の遺産相続後に数百万円を納めたのに、さらに寄附を促され不信感が募った」
11月20/21日
 宗門、総本山宗祖日蓮大聖人御大会奉修、法華講連合会及び海外信徒の代表4,700余名が参列した。
11月20日  電子本ピコ第三書館、古川利明「シンジケートとしての創価学会=公明党」発刊。
「日本のウラの総理大臣は池田大作なのか?創価学会=公明党シンジケートの利権・謀略・政権参加ルポ第二弾。創価学会の謀略活動と資金集め、官庁への浸透の実態を徹底的に暴露、警鐘を鳴らす」
11月 日  集団暴行、覚せい剤使用もみ消しなど、神奈川県警不祥事発覚。警察の本部長経験者が有罪になったのは警察史上初めてで、戦後最悪の警察不祥事とされた。厚木署集団警ら隊の連続暴行事件と相模原南署元巡査長による証拠品持ち出し事件で、県警幹部らが報道機関に虚偽発表を繰り返し本部長が引責辞任。9月以降、十数件の不祥事が次々表面化し、11月には外事課元警部補の覚せい剤使用を組織ぐるみで隠ぺいしていたとして、当時の本部長ら幹部9人が犯人隠避容疑などで書類送検、うち5人が起訴されるなど前代未聞の不祥事に発展した。
11月29日
 顕正会、11月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 10,697名、「六十八法城ついに厳然屹立」「新"折伏理論書"発刊に感動渦まく」
 浅井昭衛会長「いよいよ『河辺メモ』について、阿部管長に問い糺すべき時がきた。… 『川辺メモ』が本年七月、突如流出したというのも諸天の働きである。二冊の悪書を書いて御本仏に弓を引き、今なお国立戒壇を否定している阿部管長を大聖人様はもうお許しにならず、その醜き正体を白日の下に曝して見せて下さったのである。この大聖人様の御意を体し、私は筆を執ろうと思っている。…
 六十八万の目標は、三年後の百万から逆算して立てた厳しいものであった。しかるに一分の狂いもなくこれを成し得たということは、三年後の百万は断じて成るの確証である。三年後、濁悪の日本国の中に、御本仏の御遺命を奉じて立つ百万の仏弟子の大集団が出現する意義の重大さは、とうてい言葉を以て表わせない」(「顕正新聞」第0817号 )
12月5日
 顕正会、千葉会館御入仏式、厳粛に挙行。(「顕正新聞」第0818号 )
12月6日  東京地方裁判所、"写真偽造事件"で 日蓮正宗の勝訴判決、池田大作・創価学会に400万円の支払い命令。
 宗門弁護団談話「この判決は、日顕上人が写ったスナップ写真に、違法な改ざんを加えて発表した創価学会に対してだけでなく、そういう発表を容認した池田大作に対しても損害賠償を命じたものです。非常に画期的な判決です。… 判決文においては、本件の問題記事(創価新報)が余りにも醜いことに対する非難が繰り返し指摘されています。裁判所が、健全な常識を持つ一般市民の立場に立って、創価学会の下劣で野卑な報道に対する嫌悪感を表明したものと言えましよう」(「大白法」第539号 )
12月16日  創価学会、中華人民共和国・南京大学「名誉教授」称号授与式(創価大学本部棟)、池田大作名誉会長「(南京大虐殺を) 人類史上類例のない狂乱の蛮行」と。
「ちょうど62年前(1937年)の12月、日本軍は南京を侵略し、以後、約2ヵ月にわたり、残忍きわまりない殺戮、畜生にも劣る暴行、拷問、さらに放火、破壊、略奪等々、悪逆非道の限りを尽くしました。まさに、人類史上、類例のない、狂乱の蛮行でありました」(「輝きの明日へ」53 )
 

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