迷走する顕正会を斬る


淺井昭衞会長の足跡と変節

    顕正会年表 (私家版)


      
1月1日
 宗門、阿部日顕管長「新年の辞」
「この「初め」ということの根源の意義は、仏法にこそ存するのであります。その理由として、あらゆる人、あらゆる生命に共通するものが「生・老・病・死」の四苦です。その始めは生であり、終わりは死ですが、その死は次の生の初めを呼びます。このような過去・現在・未来の三世の生死の因縁による実相と、その意義を正しく極め説くのが仏法であります。…
 また初めとは一であり、一は二・三・四・五乃至十百・千・万・無量の数の最初であると共に、そのすべてを含み具えます。これと同じく仏法に於て妙法蓮華経は一仏乗の教えであります。その信心こそ最高の一行でありますから、法界の衆生の中に於て自行化他の大功徳を生ずるのであります。… 本年の「僧俗前進の年」の肝要は、僧俗また信徒各位が一致、すなわち大聖人の仰せの「一人の身、一人の心」となることであります。強い信心と自行化他唱題折伏を以て、堂々と前進いたしましょう」(「大白法」第660号 )
1月1日
 宗門、元旦勤行の砌、阿部日顕管長。
「あの創価学会は、力が付いたからといって宗門を操作して自分らの都合のいいようにしたいと色々に考え、あるときには恫喝をしたり、また色々な意味での意地悪をするような在り方が、過去において実に多くありました。… 自分らが偉いと考え、僧侶を見下して、それを思うがままに操っていくような考え方自体が大謗法なのであり、その姿が今日、創価学会のあの魔の所行として残っておるのであります。…
 そこで、邪義のはなはだしい創価学会に対して、まことに効果的に色々な工夫をこらしつつ創価学会の邪義を根本的に打つ破り、前進しておる講中としては、全国のなかでは妙観講が最も優れておると私は思うのであります。ですから、そのような在り方を各講中が見ながら、とにかく邪義を折伏しつつ前進していくとうことに、お互いに大きく一致していくところが、「僧俗前進」の真の姿と私は思うのであります」(「大白法」第661号 )
1月1日
 宗門、大白法、細井珪道師「論苑『講中一丸の色読を』」
「本年は「僧俗前進の年」と銘打たれたが、これは「一人が一人の折伏」の自覚と実践を、さらに講中の隅々まで徹底して浸透するようにとの御意と拝する。… 我々は、ともすると「折伏をしなければ」という責任感が重圧になり、その意欲を停滞させてしまうことが往々にしてある。そのような時、信心の原点は身近なところにあるのだと思い直して、真剣な勤行・唱題を行うことが道の第一歩であると思う。…
 現在、創価学会をはじめ多くの邪義・邪宗は、愚かにもこの尊い三宝を蔑ろにし、世の無知なる人々を誑惑せしめている。… 昨年の新潟県中越地震、あるいは過去最多の台風上陸による大災害等に歴然と現れている。我々正法受持の僧俗は、邪義邪法の充満するところには、天変地夭が絶えないことを知り、いよいよ破邪顕正の行を果敢に実践していくことが肝要である」(「大白法」第660号 )
1月1日
 顕正会、浅井昭衛会長、年頭の辞「躍進の年
「顕正会の御奉公は、昨年より期を画する新しい段階に突入している。それは、過去四十七年の戦いを序分としての最後の戦い、すなわち御遺命成就を見据えて、捨身の御奉公をなすべき段階に入ったということである。そしてこの新段階における最初の御奉公が、日本国をゆさぶった、あの大規模なる一国諌暁であった。… あろうことか門下が師敵対に陥っている。すなわち創価学会は政治に狂奔して御遺命の国立戒壇建立を抛ち、宗門は阿部日顕が三大謗法を犯して御本仏に背き奉っている。諸天いかで怒りをなさぬことがあろうか。このゆえに今、いよいよ日本国は亡びんとしているのである。…
 もしこのまま一国の謗法が続けば、やがて新尼抄にご予言された大災難が相次ぎ、ついには恐るべき亡国の他国侵逼が事実となる。しかしこの時、もし三百万の地涌の流類が一結して、大聖人の御心のままに命かけて戦うなら、日本は必ず救われる。残された時間は、あと十有余年 --。… 阿部日顕は御本仏の一期の御遺命を破壊せんとし … しかも一分の改悔もない …。この師子身中の虫を「呵責し駈遺し挙処」しなければ、御本仏の怨、大不忠の者となる。-- 本年なすべきこと、私はすでに心に決している。… 平成十七年 元旦」(「顕正新聞」第0987号 )
1月3/4日
 宗門、総本山、法華講連合会初登山会。
 阿部日顕管長「本年は、僧俗がいよいよ一致して前進するという年と思われます。僧侶と在家という点におきましては、他宗他門と本宗では非常に大きな異なりがあります。… しかし、本宗においては僧俗は一途であります。このことについては、総本山第九世日有上人も、僧俗は信心において全く平等であるということを仰せです。… 僧侶も在家も共に直ちに妙法蓮華経の当体なのであります。したがって、そこには僧俗になんの区別もなく、全く一つである …
 本年は、先程、藤本総監より新しい地方部長に対して辞令が授与されたと思います。このことをもって、宗門において分割されておりますところの全国の布教区の一つひとつに、法華講の地方部が出来たということでありまして、これは、連合会の組織が今までよりもさらに充実していく姿だと思います」(「大白法」第661号 )
1月22日
 顕正会、1月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「初陣二月を迎え、凛冽の気魄」
 浅井昭衛会長「いかなる災難が起きようとも、命は大聖人に任せ奉る。この命かけての信心に立って三災七難を乗り越え、広宣流布を成し遂げる。これが大聖人様の本眷属、地涌の流類の姿である。…
 このような破法の人を呵責し、駆遣し、挙処しなければ、大聖人様に申しわけない。… やがて、必ずや、国立戒壇の御遺命を堅持される清浄なる貫首上人が御出現になる。顕正会はその貫首上人を命かけて守護し奉り、広宣流布に戦わせて頂く。
 そして、三大秘法抄に仰せのとおりの国立戒壇が富士山天生原に厳然と屹立するの日、その尊い御姿を、紅の涙の中に伏して拝ませて頂きたい」(「顕正新聞」第0990号 )
1月27日  東京高等裁判所、正本堂解体関連訴訟で、宗門側の全面勝訴判決。
「この裁判は、正本堂関連裁判のうち、静岡地裁に併合された護持御供養裁判6件の控訴審です。原審の静岡地裁は原告ら創価学会員の訴えを棄却しましたが、これを不服とした創価学会員らが東京地裁に控訴したものです。東京高裁は宗門側の主張を全面的に認め、正本堂護持御供養には法的な意味での使途限定はなく、負担ないしも条件も付されていないと明確に認定し、その他宗門には信義則違反も不法行為も認められないとして、これま言い渡された他の同種裁判と同じく、創価学会員らの控訴をすべて斥けました」(「大白法」第663号 )
1月28日
 宗門、インドネシア共和国でスマトラ沖大地震・インド洋大津波犠牲者追悼法要奉修。
 阿部日顕管長「この妙法の教えは、命の尊さを最高の意義より説かれております。すなわち一切衆生に尊極の命が具わり、また、その実証として永遠の生命が説かれているからであります。故に、この妙法を他に回向するところ、横には十方に通じ、縦には過去・現在・未来の三世にわたってその功徳が存在いたします。故に亡くなった方々の鎮魂にも、また国土の荒廃の復興に必要な国民の生命力の自覚と発揚にも、この妙法の信心と唱題の功徳が大切であると思われます」(「大白法」第663号 )
1月 日  公明党、高野博師環境副大臣、公務で訪れたフランス共和国で "政教一致" の行動。
 創価学会をセクト(カルト)認定した団体 UNADFI(カルト被害者と家族を守る協会)に赴き、会長のカトリーヌ・ピカールに「創価学会のセクト認定を見直してほしい」と懇願。(「フォーラム21」)
1月 日  公安調査庁、「内外情勢の回顧と展望」(平成17年1月)
「5 特異集団
〈地震,異常気象などによる不安や不透明な朝鮮半島情勢などに乗じて会員を拡大〉
 会員数100万人を達成したとする集団が,「自派の宗祖に帰依しなければ日本は滅びる」とする冊子を作成し,4月以降,これを各界関係者らに一方的に送付したほか,勧誘活動の一環として,全国規模での配布を実施した。同集団は,こうした活動を展開する中で,相次ぐ異常気象や地震による災害などを亡国の予兆ととらえ,「いよいよ亡国の大難が起こる時を迎えている」などと不安感をあおりながら勧誘活動を更に活発化させた。 (中略)
 こうした特異集団は,危機感や不安感をあおった上で,勢力拡大を図っており,その特異な言動には,引き続き注目を要する」
2月1日
 宗門、大白法、阿部日顕管長「御講義」
「いったい時間はいつからあるのかと言えば、無限としか言いようがありません。今の科学では、ずいぶん先のところまで推測しているけれども、最初に時間が始まったのがいつかということは判らないのです。一往、今の科学では「ビックバン」ということを、仮定的な意味を含んで論じます。つまり宇宙の元は、初めはマッチ箱みたいな小さな存在で、そこから爆発的に膨張を始めたと言うのです。それが今では何百億光年というような先にまで広がっていると言っています。我々の住んでいるこの地球も太陽系の1つの惑星で、その太陽系も銀河系の中の1つなのです。そしてこの銀河系も大宇宙の構成要素である小宇宙のうちの1つであると言われているのです。今では、そういうことが望遠鏡でだいたい判るそうです。
 そこで、この宇宙はビックバンから始まったというけれども、では、その前は何だったのかということも疑問であり、結局、この時間の始まりということはよく判らないのです。また、この時間と同様に空間ということも、結局、今の科学ではよく判らないのです。「ドップラー効果」で見ると、今、宇宙はどんどん遠ざかっている、つまり広がっているということになっているわけです。けれども、広がっていった先はどうなるのか、また、は宇宙空間に限界があるのかないのかということも、結局、判らないのです。ですから、この時間と空間という問題は、私は永遠に判らないと思います。けれども、その中において変化ということは存在する意味があると思うのです。仏法で言う成・住・壊・空という四刧の上からいけば、無限の変化がそのまま常住という意味もあると思われます。ともかく時間と空間は無限と言ってよいと思います。そこで、この御文に「日蓮即法界なり」とおっしゃっているところに、むしろ本仏の本仏たる境地冥合の真身がましますのです」(「大白法」第662号 )
2月16日
 宗門、総本山、宗祖日蓮大聖人御誕生会奉修。
2月24日
 顕正会、2月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 12,773名、「阿部日顕の正体暴いた "河辺メモ"」
 浅井昭衛会長「私たちも地涌の菩薩の流類ならば、千万が一分でもこのお徳と力を頂かなければいけない。さもなければ広宣流布はできない。… 地涌の菩薩の証明とは何かといえばいかなる逆縁が続こうとも「いまだこりず候』と勇み立つ、その心の固さにあるのである。…
 いまここに、阿部日顕の三大謗法を見るに、もしこれを置いて呵責しなければ、何とも大聖人様に申しわけない。また日本の亡国を救えない。よって、昨年より心に決めていたこと、いよいよこの三月より開始する。私は阿部日顕の謗法を責める。全顕正会員は一結して折伏弘通の大潮流を起こし、三百万めざしエンジン全開で離陸をしてほしい」
 佐藤和彦 本部幹事に任ずる。(「顕正新聞」第0993号 )
2月24日
 顕正会、新曲「時ぞ来たりぬ」( 浅井昭衛作詞 ) 出来。
「五濁の民を救わんと 大慈大悲の主師親 流罪死罪の難しのび 留め給いし三秘法
 星霜すでに七百年 広布の時は近づけり 一念信解たのみあり 地涌の流類集いたり
 背き続けし日本国 門下の違背重なりて 大罰ついに現れぬ 大地おどりて他国逼む」(「顕正新聞」第0993号 )
3月1日
 宗門、大白法、「異流儀破折『有名無実の包括法人設立-正信会』」
「自称正信会の現議長・丸岡文乗が、直近の『正信会報』に、「正信会の宗教法人化がすったもんだの末、(中略)全会一致で可決した」(同誌112号の巻頭言)と述べている。… この一事を見ても、包括法人設立問題は、完全に意見が一本化できていないようだ。それはそうであろう。どんなつくろに言い繕おうとも、要するに正信会は、独自の「教派、宗派」を作ろうとしているのであり、それはまさに一宗一派の旗揚げにほかならない。…
 正信会問題の発生から20年以上、旗標としていた創価学会の謗法が確定してからでも十数年を経た今ごろになって、なぜ包括法人を設立しようとするのか。その答えは単純である。結局、彼らの活動が行き詰まっており、なんとか光明を見出そうとしているからにほかならない。… 実際に包括法人を設立しても、ほとんどの寺院は、適正に包括法人正信会との被包括関係を結ぶことすら不可能である。そんな有名無実の包括法人を設立することにより、なんらかの問題が解決できると思い込んでいる稚拙さには、ほとほとあきれ返る」(「大白法」第664号 )
3月6日  創価学会、男子部幹部、暴力事件で逮捕。
 富士宮市の法華講員宅に3人で押し掛けた創価学会男子部幹部(主任部長)が、玄関先で怒鳴る・威す・居座るの嫌がらせの後、法華講員に頭突き。駆けつけた警察官に、傷害の容疑で現行犯逮捕された。男は、以前にも大石寺に潜入したことのある、創価学会謀略部隊の一員であった。 (「慧妙」3月16日号 )
3月16日
 宗門、阿部日顕管長 御講義「三大秘法と戒定慧」
「本門戒壇の御本尊まします処、事の戒壇という先師よりの相伝がありますが、さらに広宣流布の実現ということに「事壇建立の意義」があります。大聖人様が一切衆生を真に導き給う本門の戒法は、本門の本尊、三大秘法の広宣流布に存するわけで、そこに本門事の戒壇建立ということをもって日興上人付嘱をあそばされておる所以が存するのであります。…
 私は登座以来、この御文の文々句々について、部分的にもその解釈をさせていただいたことがあるとすれば、まことに申しわけなかったことと思います。と言うのも、この御文について日寛上人も広布の事相である故に「事の戒壇」ということをおっしゃっているけれども、それ以外の解釈は特になされていないのです。つまりこれは御本仏の大慈大悲の御遺訓で、世界の一切衆生救済の大理想ですから、このことについて「どうだ、こうだ」と我々が短絡的に、いい加減に解釈すべきものではないのです。
 広宣流布の条件としては「王法仏法に冥じ、仏法王法に合して、王臣一同に本門の三秘密の法を持ちて」という御文に拝せられますが、… 大事な正法を、恐れ気もなく己の都合によって種々改変する創価学会などに、本仏大聖人の仏法は絶対に存在しません。また、「勅宣」「御教事」等の語は、大聖人様の御在世当時の御指南でありますけれども、御仏智のどこにわたらせ給うかにつき、その一切衆生救済の大理想の時々の事相に約して拝していくべきであります。ですから、過去において池田大作が正本堂を造ったから、あれが事の戒壇であるとか、現在あるのがそうだとかというような、御文に執われ、御仏智を踏みにじる謗法を犯しましたが、この御文の真義はそんなものではないのです。…
 この「事の戒法」という語は、… 要するに広宣流布の実現が事の戒法ということであります。したがって、そこにおいて「本門寺の戒壇を建立」することが大事であります。「国主此の法を立てらるれば」とありますように、この法を立てるのは国ではなく、国主がこの法を立てるとはっきり仰せですから、この建立の主体はあくまでも信心を持つ国主、いわゆる人にあるわけです。ですから、この戒壇のことを「国立戒壇」と表現してしてしまうと、これは国の機関が戒壇を建立するというかたちになってしまいますから、その意義が第二次的以下のことになり、この表現は適当ではないのであります。国主について突き詰めた論議も、現在はあえて必要ではないと思います。… 時を待ち、またその国主建立の時を実現すべく、正法正師の正義を積極的に弘通していくことが大切であると思います」(「大白法」第665号 )
3月25日
 宗門、総本山、国道469号線の龍門橋が開通。
3月25日  2005年日本国際博覧会(愛知万博)、3月25日から同年9月25日まで、長久手会場および瀬戸会場で開催された。日本での「総合博」は1970年の大阪万博以来。テーマは「自然の叡智」で、最新の環境技術が紹介された。シベリアの冷凍マンモスや企業パビリオンも人気を集め、入場者は目標の1,500万人を大きく上回る2,204万人に達した。
3月26日
 顕正会、浅井昭衛会長、「対決申し入れ書」を、阿部日顕管長に送付。
3月28日
 顕正会、3月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「対決申し入れ書」の全文発表。
 浅井昭衛会長、「対決申し入れ書」を、一昨日、阿部日顕管長に送付。
「貴殿は昭和五十四年七月二十二日、細井日達管長が急逝されたその通夜において、「実は昨年四月十五日に内々に相承を受けていた」(取意)と自己申告して、貫首の座に就かれた。しかしながら、宗務院教学部長当時より今日に至るまでの貴殿の所行を見るに、御本仏大聖人に背く許されざる三つの大謗法を犯している。
 その一は、大聖人一期の御遺命たる国立戒壇建立を二冊の悪書を以て抹殺し、いまなお国立戒壇を否定していること。
 その二は、戒壇の大御本尊に敵対している身延派の悪侶等を幾たびも大石寺に招き入れたこと。
 その三は、河辺慈篤に対し、ひそかに戒壇の大御本尊を偽物呼ばわりしていたことである。…
 かくて正系門家は濁乱し、日本国も亡国の淵に立っている。すでに亡国の号鐘たる巨大地震は足下に迫り、他国侵逼の影も刻々と近づきつつあるではないか。過去三十五年、小生は貴殿の仏法違背を諫め続けて来た。そして大聖人の御威徳により、ついに誑惑の正本堂は崩壊した。しかるになお貴殿に改悔の色はなく、依然とし違背を続けている。…
 事ここに至っては、正系門家の禍根を除くの術はただ一つ。公開の場において邪正を決し、勝負を決断するの他はない。よって文末「三」の約定に基づき、対決を申し入れるものである」
 能登屋亮一 男子部幹事に任ずる。(「顕正新聞」第0996号 )
3月28日
 顕正会、「時ぞ来たりぬ」( 浅井昭衛作詞 ) 出来。(「顕正新聞」第0994号 )
「五濁の民を救わんと 大慈大悲の主師親 流罪死罪の難しのび 留め給いし三秘法
 星霜すでに七百年 広布の時は近づけり 一念信解たのみあり 地涌の流類集いたり
 背き続けし日本国 門下の違背重なりて 大罰ついに現れぬ 大地おどりて他国逼む
 時ぞ来たりぬ 諌暁の 師子吼は国に こだませり 遺命成就仰ぐとき 滂沱の紅涙頬つたう
                                滂沱の紅涙頬つたう」
3月25日  愛知万博(2005年日本国際博覧会、愛・地球博)開催、2005年3月25日から同年9月25日まで、長久手会場および瀬戸会場で開催された。「自然の叡智」をメインテーマに、120を超える国々が参加した。
3月27日
 宗門、総本山、法華講連合会第42回総会開催。
 阿部日顕管長「25日に、国道469号線付け替え並びに龍門橋開通式が行われました。… 実は色々な面で、用地に関する過去からの法律上の複雑な諸問題の解決という課題があったのであります。… 新しく出来た道からは、実に立派な富士山の姿が今日も見えます。このような中で、第42回の総会が行われるというところに、僧俗一致和合団結しての広布への前進の深い意義を感ずるものであります」(「大白法」第666号 )
3月 日  日蓮宗宗務院 現代宗教研究、犀角独歩「大石寺漫茶羅本尊の真偽について ― 所謂「本門戒壇の大御本尊」の図形から見た鑑別」掲載。(「同」第39号 )
4月1日
 宗門、日蓮正宗青年僧侶邪義破折班、「御法主日顕上人猊下に対する浅井昭衛の不遜なる「対決申し入れ書」を破折す」を顕正会浅井昭衛会長に送付。
「今般、御法主日顕上人猊下の御許に、貴殿よりの"対決申し入れ書"と題する書面が届いた。その内容は、日顕上人に対し奉り、口汚い誹謗と挑発を繰り返して、結句、対決を要求するという、無礼千万・非常識極まりないものであった。… そのような貴殿ごとき大謗法の痴れ者が、宗開両祖以来、唯授一人の血脈を承継遊ばされる御法主日顕上人猊下に対決を申し入れるなど言語道断である。身の程を知れ。
 しかし、自業自得とはいえ、老いさらばえてなお生き地獄を彷徨う、哀れな貴殿の姿を前にして、これを放置することは、僧道に悖るにあらずやと、我ら邪義破折班は貴殿の邪義を破折する一書を呈する。願わくは、貴殿、浅井昭衛の三途の旅路の杖となり、迷える顕正会員の灯火となれ、と念ずるものである」(「大白法」第667/668号 )
4月6/7日
 宗門、総本山、御霊宝虫払大法会奉修。
4月7日  日韓外相会談、イスラマバードで開催、竹島問題と歴史教科書問題が話し合われた。
4月8日  韓国SGI、機関紙 "和光新聞"、「独島(竹島)妄言・歴史教科書歪曲糾弾、軍事主義亡霊の復活は敗北の道」と報道。
 日韓外相会談の翌日、"和光新聞" 一面に「韓国SGIも "国の愛、独島の愛" という立場を確固たるものにするため、日本政府の妄言を強力に糾弾する」と、"日本政府の妄言" を糾弾した。(「週刊文春」4月28日号 )
4月9日  中華人民共和国、日本の国連安保理常任理事国入りに反対する「反日デモ」が続発。
 9日に北京で発生した大規模デモは翌10日に広州に、16日には上海・杭州・天津にも飛び火した。インターネットでの呼び掛けに応じた若者らは「愛国無罪」を叫び、日本製品の不買などを主張して日系店舗を襲撃、日本大使館・総領事館に投石した。警察はデモ制止に消極的で、事態に巻き込まれ負傷する日本人も出た。
 この反日感情には、小泉純一郎首相の靖国神社参拝が、背景にあった。翌年の小泉首相の靖国参拝に対して、中国では反日感情の再燃を抑えるためにデモが封じ込められた。
4月19日  最高裁判所、「池田ビラ裁判」で創価学会敗訴の判決。
4月20日  創価学会、西口良三副理事長・藤原武副会長、矢野絢也・元公明党委員長を追及。
 矢野絢也、'93~'94にかけての「文藝春秋」掲載記事について、謝罪を求められる。"黒い手帳事件"の始まり。(『黒い手帖 創価学会「日本占領計画」の全記録』矢野絢也 )
4月22日  韓国SGI、"和光新聞"、池田大作SGI会長「1592年豊臣秀吉は朝鮮に15万名の大軍を送って侵略した。… 野蛮きわまりない掠奪、暴行、破壊、罪もない幾多の人々を殺害して、都市も農村も大変あばらになった・…. 今まで何回申し上げたが、韓国は日本に "文化大恩の国"だ。古代以来、韓半島でさまざまな文化が日本に伝来された。仏教徒もそうだ。… 日本はその大恩を踏み付けて隣国人々をいじめた。あまりにも非道だった、人間の道を脱した日本だった。また日本の隣国侵略は永遠に消すことができない悪業の歴史を刻んだ。… このような過ちを二度と繰り返してはいけない」
4月27日
 顕正会、浅井昭衛会長、「重ねての対決申し入れ書」を、阿部日顕管長に送付。
「三月二十五日付を以て貴殿に宛てた「対決申し入れ書」に対し、「日蓮正宗青年僧侶邪義破折班」(以下邪義班)と名乗る者から、返書らしき文書が四月二日に到来した。その後、貴殿の正式の返報を待つに一向に沙汰がない。よって四月二日の文書は貴殿が「邪義班」を装って書いたものと看做し、以下、論を進める。
 顕正会の命運を賭しての対決申し入れに対し、匿名文書による返報とは、いかにも無責任そして臆病な振舞いではあるまいか。しかもその内容たるや、よくもこれほどまでに嘘がつけるものよというほどの、虚偽と欺瞞と悪口で満ちている。… 果して貴殿はこのような嘘を、小生の眼を見つめて言えるか。公場の対決が必要な所以はここにある。逃げてはいけない。早く対決を実現せよ --。貴殿が並べた虚偽の一々、その席において、ただ一指を下してこれを劈くであろう」
4月30日
 顕正会、4月度総幹部会開催 (大宮ソニックシティ)、 折伏成果 13,987名、「重ねての対決申し入れ書」を発表。
 浅井昭衛会長「阿部がもし再び不真面目・ふざけた対応をするならば、『法に過ぐれば罰当たりぬるなり』との仰せのままに、彼は必ずその身を亡ぼす。…
 また仏法は体、世間は影であれば、亡国の号鐘たる巨大地震もまもなく起こるであろう。諸天がもう許さないのである」(「顕正新聞」第0999号 )
4月28日
 宗門、宗旨建立753年の立宗会奉修。
4月 日
 顕正会、新富士事務所御入仏式奉修。(「顕正新聞」第1000号 )
5月1日  日新報道、遠藤欣之助「創価学会=公明党が政権の“オーナー”でいいのか: 「政党・マスコミ」は沈黙していてはいけない」発刊。
5月4日
 宗門、青年僧侶邪義破折班、「自称富士大石寺顕正会会長浅井昭衛の「重ねての対決申し入れ書」の悪義を破折す」を顕正会に送付。
「この度、御法主日顕上人猊下に対し、貴殿から "重ねての対決申し入れ書"(以下、"再悪書"と記す)なるものが送られて来た。… 貴殿及び顕正会は、正本堂の意義に関して宗門に反抗してきた手前、今さら幕が引けなくて困っているのであろう。しかしすでに消滅した正本堂について何を言っても、それは不毛の論である。いつまでも、うじうじと過去に執着する貴殿の愚痴の論に対し、宗門は何の痛痒も感じるものではない。… 創価学会の破門や正本堂の消滅は、貴殿ら謗法の顕正会とは、まったく関係無いことである。…
 貴殿は、そのあり得よう筈がないことを見越して、顕正会員向けに〝対決申し入れ〟などとのパフォーマンスを演じているに過ぎない。何と貴殿は卑劣極まる奸物であることか。… 今回貴殿の邪説に対して、二度にわたって破折を加えてきたが、それで充分意を尽くしていると判断する。よって今後、本宗とは無関係の謗法者である貴殿の過去に囚われた愚論・迷論に一々取り合う必要はないことを念記しておく」(「大白法」第669号 )
5月8日
 顕正会、新潟県大会開催、「弘通三十万の時、佐渡に御報恩の記念碑を建立せん」
 浅井昭衛会長「きょうは新潟の顕正会が、全国に先駆けて始めて一万人の県大会を開いた歴史的な日である。… 災難を乗り越えてきたそのけなげな信心を以て、いよいよ全国広布の先陣を切ってほしいが、どうか。… この新潟は大聖人様の御足跡が深く刻まれた宿縁の地である。大聖人様はあの竜の口の死罪を乗り越えられたのち、新潟を通って佐渡に流罪となられた。…
 日興上人・日目上人以来、富士大石寺はこの国立戒壇建立の御遺命を、唯一の宿願・唯一の大目的として戦ってきた。ところがいま広布前夜になって、宗門はこれを抛ってしまった。… 日本一同の謗法と門下の違背が重なったのは、七百年の歴史において今日以外にはない。これこそ広布前夜の濁悪そのもの。だからいま亡国の号鐘たる巨大地震がまさに起こらんとしているのである。やがて恐るべき他国侵逼も事実となる。… まもなく広布前夜の本格的な三災七難が始まってくる。そのとき、昨年の災害を乗り越えてきた新潟顕正会員こそ、敢然と全国広布の先陣を切ってほしいと私は強く念願しているが、皆さんどうか。…
 私には前々から考えている思いがある。それは、佐渡の島に会館と、塚原三昧堂の付近に記念碑を、御報恩のためぜひ建立したいということである。… いま新潟の顕正会員は九万人であるが、死身弘法三十万人に達するの時、これを建立したい。… 七百年前の新潟は民衆こぞって大聖人様を罵り奉ったが、こんどは全県民こぞって御本仏の大恩徳を讃歎しなければいけない。三十万の弘通ができればこの事も必ず成る」(「顕正新聞」第1001号 )
5月15日  創価学会・公明党、"黒い手帳" 強奪事件。
 元公明党議員・黒柳明、大川清幸、伏木和雄が、元公明党委員長矢野絢也の自宅を訪問し、一部手帳を持ち去った。
5月16日
 宗門、大白法、夏井育道師「布教講演『災難興起の元凶を断つべし』」
「日本の経済が狂い初めた平成2年末から今日に至る15年の間の様々な悪現証は、そのまま創価学会による仏法破壊の歴史でもあります。池田大作が宗門批判を行った平成2年11月16日の翌日、突如、雲仙普賢岳が噴火を開始したのをはじめ、学会が『ニセ本尊』作製の謀略を廻らした平成5年には北海道南西地震が起こり、また学会が「兵庫の年」と銘打った平成7年には『ニセ本尊』を大量に配布した後に阪神・淡路大震災が発生し、勤行形式を改変した昨年は、鳥インフルエンザ問題や台風による風水害や中越地方の大地震が起こりました。さらに創価学会が平成17年を「インドネシアの年」と発表とした直後に、インドネシア・スマトラ沖大地震が起こり、地震の大津波による死者30万人以上にも及ぶと報じられております。…
 では、創価学会の大誹謗は、どこに起因するものでしょうか。… 先ず第一は、法宝の本尊に対しては、本尊に関する権能が何もないにも関わらず、ありとする思い上がりであり、『ニセ本尊』を造ったことであります。第二は、仏宝に対しては、自らを「大聖人より2人目の法華経の行者」と人に言わしめ、大聖人様と肩を並べる不遜な態度であります。第三は、大聖人様が「血脈の次第 日蓮日興」(御書1,675)と示された唯授一人の血脈を「ニセ血脈」と誹謗し、卑しめ、貶めていることであります」(「大白法」第669号 )
5月17日  創価学会、先日の3名、再び矢野絢也宅を訪問。念書を書かせ、手帳をダンボール箱に入れ持ち去る。
5月22日
 顕正会、富山会館落慶御入仏式厳修、「北陸広布へ鉄石の誓い」
 浅井昭衛会長「反魂丹は胃腸にしか効かないが、日蓮大聖人がお遣し下された三大秘法の是好良薬は、貪・瞋・癡の三毒を癒すのみならず、現当二世にわたる成仏の大良薬である。これを百十二万人の富山県人に教えてほしい。そして富山県人の粘り強さで、いよいよ北陸広布さらに日本全国に、三大秘法広宣流布の大熱風を巻き起こしてほしい。…
 唯我一人能為救護の仏を信ぜしめるために、大聖人様はあの竜の口と、蒙古の責めという大現証を見せて下さったのである。… 大聖人様は広布の時の姿を『日本国一時に信ずる事あるべし』と仰せられている。この大化導のお手伝いを申し上げるのは、もう顕正会以外には絶対ない。御遺命を命かけて守り奉った忠誠の顕正会だけが、このお手伝いをさせて頂ける資格がある。早くお役に立つ三百万の陣列を整えたい。これが私の念願である」(「顕正新聞」第1003号 )
5月22日
 顕正会、現役会員が「巌虎独白」(零落れ顕正会員の愚癡日記)ブログを開設。後に、ブログ移設に伴い「巌虎独白」(日蓮正宗系無所属信徒の日記) に変更された。
5月24日
 宗門、新重役に藤本日潤能化が就任。
「第163臨時宗会において、重役・吉田日勇御尊能化の任期が本年7月22日付をもって満了することに伴い、宗制第6条第2項により次期重役の選出がなされ、このたび7月23日付をもって、新たに藤本日潤御尊能化が重役に就任なされた」(「大白法」第674号 )
5月26日
 顕正会、5月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「阿部日顕 対決を逃げ悪口雑言」
 浅井昭衛会長「天王山の第二関門であるこの法戦を勝ち抜けば、三百万への道は洋洋と開ける。さあ全員が立ち上がり、共に励まし共に弾む空気の中に、堂々と一万三千の誓願を大きく突破していこう。…
 いったい正系門家の濁乱はどうなるのか。これでは事は済まない。阿部日顕に、どうしても最後に改めて申し述べておきたいことがある。よって『最後に申すべき事』と題する一書を著わし、阿部に送ることを心に決めている。言うべきことをいい、為すべきことをなした上で、すべてを大聖人様に任せ奉る。私はこの思いである」
 会歌「遺命重し」( 浅井昭衛作詞 )発表。「雪嶺に 身を捨つるとも 大悲の恩 いかで報ずべき みほとけの 遺命おもし いのちつくまで」(「顕正新聞」第1002号 )
5月30日  創価学会、再び3名が訪問し資料持ち去りのため、矢野絢也宅を捜索。創価学会へ "3億円の寄付" をするよう強要。
6月7日
 宗門、青年僧侶邪義破折班、「本宗の唯授一人血脈相承に対する邪誑の難を粉砕す」を池田大作名誉会長、松岡雄茂師に送付。
「現代の一凶たる創価学会の走狗、離脱僧の松岡雄茂(幹夫)が、自称青年僧侶改革同盟の肩書きで、"現代の大石寺門流における唯授一人相承の信仰上の意義" "三大秘法義の理論的公開過程に関する考察を踏まえて" と題する邪悪の書を作り、またもや日蓮正宗を誹謗するとともに、これを本宗僧侶に送付してきた。この悪書の内容たるや、創価学会のお先棒を担ぐ諛言に過ぎないが、創価学会員をはじめ一般人が、この邪誑の悪書にいよいよ迷いを深くすることのなきように、邪義を徹底して破折することにする。…
 終わりに 悪書は "時代認識の問題に関心を持つことは、かえって学会と宗門の論争の本質に迫る近道" などと言っているが、"本質" と言うなら、この言の "本質" とは、創価学会の謗法路線を正当化せんとする意図以外のなにものでもない。自分たちの都合で、仏法の本質を改変せんとする痴れ者の松岡よ、かかる横暴が仏法の正義の前に通用するはずはない。仏法の裁きは厳然であることを知れ」(「大白法」第672号 )
6月24日  講談社、平野貞夫「公明党・創価学会の真実」発刊。
「内側から見た45年の全裏面史!! 「自公連立」を作った暴力団「密会ビデオ」とは!? 衆議院事務局で33年間、参議院議員として12年間、私は永田町という特殊な場所で生きてきた。そのほとんどは、政治の裏方として、与野党の政治家から相談を受けることであった。その中で私は膨大なメモを残してきた。また、この目で見、この耳で聞いた政治の真実を日記に書いてきた。その大部分は「公明党・創価学会」との関係だ」
6月24日  講談社、平野貞夫「公明党・創価学会と日本」発刊。
「「民衆の救済」を捨て、イラク派兵、定率減税廃止!! 政・官・司法・マスコミを牛耳る暗黒集団が作る地獄とは!? 現在の「小泉純一郎 — 青木幹雄」自民党体制は、岸信介の右翼的流れと、金権政治という悪い部分だけで成り立っている。それと、ソフトに「国立戒壇建立」を衣替えしようとする創価学会が融合して一体化すれば、日本が新しい宗教ファシズム国家となることは目に見えている」
6月27日
 顕正会、6月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「七月迎え弘通の大熱気たぎる」
 浅井昭衛会長「七百年前の恐れ多い罵りを思うにつけ、こんど記念碑建立のときには、新潟の顕正会員はもちろんのこと、全顕正会の代表幹部がこぞって海を渡って佐渡へ行き、塚原の山野を埋め尽くして、大聖人様の大恩徳を讃歎し奉らなければいけない。…
 早く三百万をなし遂げ、大聖人様が『日本国一時に信ずる事あるべし』と仰せられた最終局面での御化導を、何としてもお手伝い申し上げなくてはならない。この御奉公をなす者は、御遺命を守り奉った顕正会以外には断じてあるべくもない」
 横田高明 壮年部副部長に、谷律子 婦人部副部長に任ずる。衛護隊組織が充実、奥田努 矢島均 雨宮遵 福田昇吾 衛護隊副長に任ずる。(「顕正新聞」第1005号 )
7月6~11日
 宗門、ブラジル連邦共和国・開道山正法寺落慶入仏法要奉修。
「南米ブラジルのサンパウロに御法主日顕上人猊下が御下向あそばされ、新寺院「開道山正法寺」の落慶入仏法要が、諸天の加護のもと晴天に恵まれ、盛大かつ厳粛に奉修された」(「大白法」第673号 )
7月8日  最高裁判所、「正本堂建設御供養裁判」の上告を棄却。
 正本堂建立御供養をした創価学会員や離脱僧ら323名が、"正本堂が解体されたことによって、精神的な被害を被った" などとして、大石寺等を相手取って起こしていた訴訟につき、最高裁判所は創価学会員らの上告を棄却した。これにより、正本堂建立御供養に関する26件の訴訟について、宗門側の完全勝訴が確定した。
7月25日  週刊現代、「矢野絢也元公明党委員長 極秘メモ100冊」を掲載。
 公明党幹部から手ぶらで帰ったことを叱責され、大川清幸ら3名が再度矢野絢也宅を訪れ、手帳のほかに資料はないかと家探し・検分し、寄付の強要をして「極秘メモ」約100冊の手帳を無理矢理に持ち去った。(「週刊現代」8月6日号 )
 この報道に対し大川清幸らは、週刊現代や発行元の講談社、矢野絢也を名誉毀損で東京地方裁判所に民事告訴した。矢野絢也は大川清幸らに対し、手帖返還請求の訴えを起こした。
 東京地方裁判所は 2007年12月21日、週刊現代による一連の記事の "虚偽性" を認定、330万円の賠償と同誌への謝罪広告掲載を命じた。
 東京高等裁判所は 2009年3月27日、週刊現代による3人への名誉毀損を認めず、矢野絢也の主張を全面的に認めた。大川清幸らに対し、持ち去った手帳の返却と、300万円の支払いを命じた。
 最高裁判所第3小法廷は 2009年9月1日、控訴審判決を支持し上告を棄却、創価学会の敗訴が確定した。
7月27日
 顕正会、7月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 16,918名、「三百万めざし熱誠の大法弘通」
 浅井昭衛会長「この離陸を以て、"三百万は必ずできる、最終局面での大事な御奉公は必ず叶う"の確信が、胸の奥より込み上げた。…
 今回の『最後に申すべき事』で阿部は必ず亡びる。また御遺命破壊の主犯である池田大作も必ず亡びる。… 私は、凡夫の自分の力でやっているという思いは毛頭ない。阿部に読ませるというよりも、大聖人様に言上申し上げているのである。…
 大聖人様は御裁断あそばし、諸天に申し付け給う。ここに不可思議なることが起きてくる。… だから私たちは、ただ大聖人様に忠誠を貫けばよい。日目上人が御遺命を重しとして、垂井の雪中に身命を抛たれたことを鑑として、ただ大聖人様に忠誠を貫けば事は必ず成るのである。御遺命を軽んじ蔑った輩が、御遺命の重きを罰で知り、身を震わせる時が必ず来るのである」
 内田健史 本部幹事に任ずる。(「顕正新聞」第1008号 )
7月26~27日
 宗門、総本山、平成17年度夏期講習会開催。
 早瀬日如総監「ただ今は御法主日顕上人猊下から、「現代の一凶 創価学会」と題し、直々に甚深の御講義を賜り、私一同、心から厚く御礼申し上げるものであります。… 「地涌倍増」の御命題は、我ら僧俗に与えられた大事な使命であり、我らは何としても達成しなければなりません。特に、今、天災・人災を問わず、また国の内外を問わず至る所で起きている民族間の争いや内戦、爆弾テロ、凶悪な犯罪、さらには悲惨な事件や事故など、また先般インドネシアで起きた大地震や大津波をはじめ、異常気象による台風や洪水など様々な災害を見るとき、この感を一層強くするものであります。… その「立正安国」の原理に照らせば、今日の惨憺たる現状は、すべてこれ邪義・邪宗の謗法の害毒が原因であるとことは明らかであります。よって、我々は邪義・邪宗、特に今日にあっては、御法主上人猊下が「現代の一凶」と断ぜられた池田創価学会の仏法破壊の大謗法を破折し、もって多くの人々を塗炭の苦しみから救っていかなければなりません。「破邪」なくして「顕正」はないからであります」(「大白法」第674号 )
7月29~31日
 宗門、総本山、法華講連合会第14回少年部大会開催。
 柳沢喜惣次総講頭「このたびの大会出席の少年部の数は、全国38地方部で2,107名であります。… 今、日本は戦後60年、道徳教育の軽視と新興宗教・外来思想の氾濫の結果、教育の現場は混乱し、凶悪な少年犯罪はますます増える傾向であります。ここに社会の苦しみ、家庭の悩みは深刻であります。法華講は、この荒廃した社会を蘇らせていかなければなりません。今回の夏期講習会第9期・第10期の御法主上人猊下の御指南には、「現代の一凶 創価学会」について、宗義上からの誤りを何点かに分けて御教導いただくものであります。そこに謗法の元凶でである創価学会の折伏が急務となり、まさに時を得ての御指南であります」(「大白法」第675号 )
7月 日  創価学会、不祥事で全国男子部長・弓谷照彦を更迭。
 秋谷栄之助会長「残念なことに、青年部の現職最高幹部が不祥事を起こした。弓谷男子部長に男女問題が発覚したため、解任する」
 池田大作名誉会長「こんなことは前代未聞。創価学会始まって以来の不祥事です。弓谷前男子部長のことを調べました。そうしたら、大学時代からです。あっちもこっちもです。もう病気です。清浄な創価学会の世界にケダモノが入り込んで、引っ掻き回しているようなものです。犬畜生..。騙した奴が一番悪い。だけど、騙された方だって悪い。映画を観て、食事をし、貞操を奪われて、可哀想といえば可哀想だけど、貞操を守れないなんて、とんでもない。本来は、両方とも処分だ。戸田先生は厳しくて、女も除名にしたが、私は優しいからな」(「週刊新潮」8月4日号 )
8月20~21日
 宗門、第10回海外信徒夏期研修会開催、18の国と地域から1,700余名が登山。
8月27日
 顕正会、8月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「天王山の重大決意 全員心腑に」
 浅井昭衛会長、「最後に申すべき事」を、阿部日顕管長に送付。(「顕正新聞」第1010号 )
「しかるに貴殿は、三大謗法を犯して大聖人の仏法を破壊している。その三大謗法とは
 一には御遺命の破壊 -- 貴殿は池田大作に諂って、「国立戒壇論の誤りについて」と「本門事の戒壇の本義」の二冊の悪書を著わして国立戒壇の正義を抹殺し、今日なおも「国主立戒壇」なるたばかりを主張して、国立戒壇を否定し続けている。
 二には戒壇の大御本尊に対し奉る誹謗 -- 昭和五十三年二月七日、貴殿は河辺慈篤との面談において、あろうことか戒壇の大御本尊を「偽物」と断ずる重大な悪言を吐いている。
 三には謗法与同 -- 貴殿は身延派の謗法僧を、再三にわたり大石寺に招き入れた。
 もしこの大苦を免れんと願うならば、世親・馬鳴が大乗論・起信論を造って大乗を讃歎したごとく、汝もまた国立戒壇を讃歎して大罪を滅せよ。もしそれが為し得ぬのなら、せめて早く猊座を退き、謹慎せよ。これが小生の最後の諫めである。もしこの言を卑んで一分の改悔もなければ、後生の大苦こそまさに恐るべし。… 以上、用捨は貴殿に任す。小生はただ謹んで 御本仏日蓮大聖人に言上し奉り、御裁断を仰ぎ奉るのみである」
9月1日
 宗門、海外部、「英文御書Ⅰ」(The Gosho of Nichiren Daishonin Volume I)を発刊。
「このたび、日蓮大聖人の御書15篇を海外部翻訳委員会の英訳によって、"The Gosho of Nichiren Daishonin Volume I"として出版しましたのでお知らせします。これまで、他の宗教団体の翻訳による英文御書しかありませんでしたが、海外担当僧侶を始め、日本国内法華講員の多くの方々と、アメリカの妙法寺ならびに妙信寺の語学を専門職とする法華講員の協力により、長い年月を経て完成したものです。従来の翻訳文よりも、さらに教義に忠実に翻訳をしました」(「大白法」第676号 )
9月 日
 顕正会、男子部大会開催、13.000人が結集「十万の男子を結集して 亡国日本を救わん!」(「顕正新聞」第1011号 )
9月11日  第44回衆議院議員総選挙、"郵政選挙" と言われ、与党の自由民主党・公明党が圧勝した。
 小泉純一郎首相は、郵政民営化法案が参議院で否決されれば、衆議院を解散し "国民の信を問う" とかねてより明言し、衆議院を解散した。自由民主党は、郵政民営化法案反対議員の選挙区に、"刺客" を送った。自由民主党は84議席増の296議席を確保し、自公両党は衆参で過半数を制した。民主党は選挙前の177議席から113議席へと議席を減らし、結党以来最大の大敗を喫し、岡田克也は代表辞任を表明した。公明党は3議席減、31議席となった。
9月16日
 宗門、大白法、広布推進僧俗指導会より 早瀬日如総監「平成21年に向けて」
「この『立正安国論』の原理に照らせば、今日の不幸と乱の原因、例えば、今イラクをはじめ世界の至る所で起きている内戦や爆弾テロや凶悪な犯罪、さらには毎日のように繰り返される悲惨な事件や事故など、さらに今日の政治の混乱と不信、いまだ続く経済不況、教育の荒廃、モラルの低下、文化の退廃、家庭崩壊など、その根本原因を突きつめてみると、すべてこれは池田創価学会をはじめ、邪義邪宗の謗法の害毒にあることを知らなければなりません。…
 先日の『朝日新聞』によると、地球の温暖化現象は近年特に著しく、このままいけば、世界全体の平均気温は今より2.7℃上昇し、… 世界至る所の河川で増水や干魃現象を起こし、… 食料や水の世紀末を告げると報道されていました。… 二酸化炭素濃度の上昇は排気ガスなどによって起こることで、結局のところ、人間が自然界を破壊し、人間の欲望によって自分たちが住むこの世界を、この地球を危機に追いやっているのであります。…
 結論から先に言えば、天変地夭や戦争やテロ、悲惨な事件や事故をなくし、平穏にして幸せな世界を実現するためには、我々は何としても「地涌倍増」の御命題を達成しなければなりません。「地涌倍増」が達成されれば、未来広布への道も大きく開かれ、御金言のごとく諸天善神も守り給い、日本は変わります。日本が変われば世界も変わります。何故なら、仏法は体であり、世間は影であります。正を立てて国を安んずるという『立正安国論』の原理は厳然と存在しているからであります」(「大白法」第677号 )
9月16日
 宗門、大白法、広布推進僧俗指導会より 石毛寅松大講頭「折伏実践の方途について」
「本年は「僧俗前進の年」として、平成21年の御命題達成に向かって大前進していく年であり、全支部が誓願目標を達成していく大事な年であります。… 貝体的な折伏実践の方途について、5つに分けてこれから申し上げます。
 第一の方途:御本尊様に誓願を立てる
 第二の方途:みんなで折伏に歩く
 第三の方途:具体的な仕方・方法
 第四の方途:臆病にては叶ふべからず
 第五の方途:唱題の大事
 最後に:現在の一凶たる邪教創価学会への折伏」(「大白法」第677号 )
9月21日  講談社、溝口 敦「池田大作「権力者」の構造」(講談社+α文庫)発刊。
「“稀代のカリスマ”池田大作――。その権勢は日本国内にとどまらず、創価学会インターナショナル(SGI)を率いて世界中に信奉者の裾野を広げる。海苔製造業者の五男として生まれた池田大作が、日本屈指の権力者に上り詰めるまでの波瀾に満ちた人生を克明に説き明かす。学会・公明党を支配し、時の政権を手玉に取る「今太閤」の欲と嘘に塗り固められた半生!! 真実の創価学会史!
<本書は一九八一年六月に刊行された『堕ちた庶民の神――池田大作ドキュメント』に一部加筆・修正の上、文庫化したものです>」
9月26~30日
 宗門、インドネシア共和国で、正蓮山法清寺(ジャカルタ市)落慶入仏法要、高開山妙願寺(ボゴール州)寺号公称板御本尊入仏法要奉修。
「妙法広布の発展めざましいインドネシア共和国に、御法主日顕上人猊下が、9月26日より30日までの5日間にわたり御下向あそばされた。このたびの御親修は、1月に奉修されたスマトラ沖大地震・インド洋大津波による被災者ヘの追悼法要に続くもので、高開山妙願寺寺号公称板御本尊入仏法要並びに正蓮山法清寺落慶入仏法要の大導師を賜るためである。さらに、これらの法要に続いて両寺の開設記念総会、記念祝賀会も盛大に執り行われた」(「大白法」第679号 )
9月26日
 顕正会、9月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「天王山の重大決意 改めて知る」(「顕正新聞」第1013号 )
10月2日
 顕正会、本部通達「除名処分 : 壮年部・武蔵野地区員 佐野忠男
 右のもの、本門戒壇の大御本尊を公然と誹謗している大謗法者・犀角独歩に数年前より親近し、平成17年8月13日、池上会館において開催された犀角主催の集会に講師として出席し「sunya師」の偽名を使って顕正会批判の講演をした。右行為は、戒壇の大御本尊誹謗の仏敵に与同するのみならず、顕正会を破壊せんとする所行である。よって理事会の決議を経て頭書のごとく処分する」(「顕正新聞」第1015号 )
(※ 佐野忠男の筆名が、櫻川 忠である。櫻川は11月15日に、「本門戒壇の本義 - 日蓮大聖人の御遺命とは何か」を出版した。浅井昭衛会長にとって、自分以外の一顕正会員が本を出版するなど、許しがたいことである。そこで出版一ヶ月前に、別の理由をつけて除名処分とした。
 櫻川はこの一年前に「本門戒壇の本義」の原稿を、顕正会本部で小峰勝彦理事に提出していた。浅井昭衛会長は原稿を精読し、出版を断念させるため多くの付箋をつけ、"ダメ出し" をした。一年の間に、これが何度も繰り返された。よってこの書は事実上、浅井昭衛監修である。
 犀角独歩主催の会での池上会館講演は、事前に顕正会本部(小峰勝彦理事)に伺いを立て、浅井昭衛会長承認のもとに行ったのであり、除名の理由にはならない。櫻川 記 )
10月 日
 顕正会、藤枝会館御入仏式挙行。(「顕正新聞」第1014号 )
10月6日  最高裁判所、「護持御供養事件」の上告を棄却。 正本堂に関わる裁判は「建設御供養事件」と「護持御供養事件」があり、内訳は前者が26件、後者が13件である。建設御供養事件は、耐用年数が「千年」と言われた正本堂を宗門が僅か26年で取り壊したため、精神的苦痛を被ったとして損害賠償を求めた事案。護持御供養事件は、正本堂を解体した以上 "御供養金を返還せよ"と求めた事案。「正本堂関連裁判」は、すべて宗門側の勝訴が確定した。
10月6日
 宗門、「正本堂裁判全件勝訴確定」発表。
「そもそもこの訴訟で問題とされた正本堂が解体されるに至った原因は、池田大作の慢心による創価学会の謗法路線にある。正本堂は、本門戒壇の大御本尊を御安置申し上げるが故に現時における戒壇の意義を有していた。ところが池田大作は戒壇に関する誤った意義付けを行い、また、日蓮正宗の教義逸脱という仏法破壊の大謗法を行った。かつて「正本堂さながら池田大作、池田大作さながら正本堂」と称された正本堂は、池田大作の慢心を増長させ、創価学会員を惑わす堂宇と化してしまったため、平成十年四月、大御本尊は奉安殿に御遷座され、無用の長物となった正本堂は解体されるに至った。池田の慢心と謗法さえなければ、正本堂は解体されず、創価学会員も正しい信仰を持ち続けていたであろう。諸悪の元凶が池田大作にあるのは明白である」
10月14日  郵政民営化関連法案が可決、成立。郵政三事業(郵便・簡易保険・郵便貯金)が民営化され、日本郵政グループは5つの組織に分割された。
 日本郵政株式会社、日本郵便株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命保険、独立行政法人郵便貯金簡易生命保険管理・郵便局ネットワーク支援機構。
10月20日
 宗門、日蓮正宗法華講 "富士会館" 新築落慶法要奉修。
 阿部日顕管長「この宮士会館は昭和41年に造られたのであり、その前から全国的な形における連携の上の法華講の連繋乃至発展が必要であるということから連合会が作られましたが、さらにその発展を必要とする上から、当時の状況において富士会館が造られたのであります。…
 このような時において、… 日蓮正宗法華講富士会館がこのように立派に再建されたということは、今後の法華講の前進にとってもたいへん意義のあることと思うのであります。皆様方には、総本山において、このたびこの富士会館を再建したというところの意義をよくお酌み取りいただきまして、これからいよいよ総本山の護持、また折伏大前進、… 皆様方が一致団結して正法の興隆による法華講の大前進があることを心からお祈りいたす次第であります」(「大白法」第680号 )
10月26日
 顕正会、10月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「男子部大会特集号を全国会議員へ」
 横田高明 壮年部長に任ずる。(「顕正新聞」第1016号 )
11月7日
 宗門、青年僧侶邪義破折班、「自称冨士大石寺顕正会会長浅井昭衛の"最後に申すべき事"を砕破す」を顕正会に送付。
「今般、貴殿は「冨士大石寺顕正会会長」なる肩書きで、御法主日顕上人猊下、及び広く宗内教師に対し、"最後に申すべき事" なる悪書を送りつけた。その内容たるや、前二回にわたる我らの貴殿に対する正当な破折には目もくれず、… 御法主日顕上人猊下を悪しざまに罵り、日蓮正宗の尊厳なる血脈法水を誹毀讒謗している。これ天人ともに許しがたい大逆行為である。…
 汝を盲信する哀れな顕正会員は、浅井会長なら顕正会の正義を証明してくれると考え、「浅井先生をお連れするから、大草講頭と浅井先生で、ぜひ、法論をしていただきたい」と、汝と日蓮正宗法華講大講頭で妙観講講頭の大草一男氏との法論対決を申し出たのである。大草氏は即刻喜んで受けて立つ旨を顕正会員に伝えたが、汝は今までの経緯からして勝ち目がないと考えたのであろう、さりとて会員の手前逃げるわけにもいかない。そこで汝は宗門が応じるはずのない無理難題を御法主上人につきつけて"対決"なるものを要求し、結果的に大草氏との法論対決の回避を狙ったのである。つまり"完全に逃げた"のは汝なのである。まさに汝こそ"対決など為し得るはずもない"卑怯者ではないか。…
 最後に汝は"早く猊座を退き、謹慎せよ"と謗言を吐く。全くおこがましい限りである。それは醜い怨嫉以外の何物でもない。… 法統を受け継ぎ、あらゆる邪義邪悪を破しつつ正義を顕揚し給う日顕上人が、汝ごとき者の退座要求などに一顧だもされることなどあり得ないのだ。… 以上、我ら日蓮正宗青年僧侶邪義破折班は … 本宗正義顕揚のため、汝浅井昭衛の"最後に申すべき事"なる悪書を徹底して粉砕したことを宣す」
11月15日  パレード、櫻川忠著「本門戒壇の本義 - 日蓮大聖人の御遺命とは何か」発行。
「"日蓮大聖人は本門戒壇を詳述されず"とした、従来の学説を打破! 後代の人師の手をつけいろうべきに非ざる道理と、近年の摧尊入卑の史実の一端を示す。先行研究で見落とされていた霊山の大戒・本門の教主の寺塔の意義を、娑婆即寂光の本国土妙を基軸として詳述し、加えて戒壇建立の要件を示した日蓮門下必見の未曾有の論考」
11月16日
 宗門、大白法、平成17年度夏期講習会第10期の砌、阿部日顕管長「現代の一凶 創価学会」(上)
「一.創価学会が現代の一凶である道理
  1.観待の道理(因縁):仏縁重恩の日蓮正宗の三宝を凌ぎ、我勝を計る因縁の不道理
  2.作用の道理(因果):善因善果悪因悪果の道理に背き唯勝利のみに執着する因果の不道理
  3.証成の道理(論証):道理に背く論理の矛盾。正理に背くあらゆる発言論理の不道理
  4.法爾の道理(法性・真如):法性妙法中の我見に執らわれる結果、染法に終始する無明の不道理」(「大白法」第681号 )
11月17 日  国土交通省、「耐震強度構造計算書偽装事件」を公表。
 関係者の告発で、姉歯建築設計事務所による構造計算書偽造が発覚。マスコミは、震度5強程度の地震で倒壊の恐れがあると報道、事業主ヒューザー社の社長、検査機関イーホームズの社長など関係者が国会に参考人招致され大きな社会問題となった。当初、組織的な偽装とみられていたが、公判では「姉歯秀次の個人犯罪」とされた。2011年3月、東日本大震災で関東地域でも被害が出たが、姉歯が設計したマンションに問題は生じなかった。
 東京地方裁判所は 2006年12月26日、姉歯秀次元一級建築士に懲役5年、罰金180万円の実刑判決を下した。二審も地裁の判決を支持、2008年2月21日に 最高裁判所が上告を棄却し判決が確定した。
「建設会社の圧力に耐えかね、構造計画書の偽造をしてしまった」「病気の妻のために、収入が無くなるのを恐れ、偽造をしてしまった」「強度を保っておりますし、震度7や8にも十分耐えられる」と述べている。姉歯秀次は創価学会壮年部副本部長(※)、妻と二人の息子がいたが、連日マスコミが自宅に訪れ事件報道が過熱、妻は2006年に飛び降り自殺した。
 姉歯建築設計事務所に構造計算を発注していた、森田設計事務所代表の建築士森田信秀、鎌倉市稲村が崎の海岸で死亡、自殺とされている。
 (※ "創価学会・公明党「カネと品位」" 福本潤一 )
11月26日
 顕正会、11月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、9-11月度折伏成果 21,472名、名目会員総数 1,119,374名。「三百万への道 洋々と開ける」「前代未聞 大扉開かず御開扉中止」(「顕正新聞」第1019号 )
12月1日
 宗門、大白法、平成17年度夏期講習会第10期の砌、阿部日顕管長「現代の一凶 創価学会」(下)
「二.教義上の我見・邪見の非道理と矛盾
   1.大聖人直結の邪義
   2.御書根本の邪義
   3.血脈否定の邪義
   4.本尊迷乱の邪義
   5.授戒不要・塔婆不要・寺院不要・観念文改変等各邪義
   6.学会主宗門従
 三.創価学会が現代の一凶である文証
   1.創価学会の三宝不信、悪口言訟への誡めと拝すべき文
 四.創価学会が現代の一凶である現証」(「大白法」第682号 )
12月15日
 宗門、総本山、総監、富士学林長、宗務院各部長・副部長を任命。
「このたび、総本山第68世御法主日如上人猊下の管長就任にともない、宗制第17条により、12月15日付をもって八木日照御尊能化が、御法主上人猊下より新たに総監の御任命を受けられた。また同日付で、
 庶務部長   阿部信彰御尊師
 教学部長   水島公正御尊師
 渉外部長   秋元広学御尊師
 海外部長   漆畑行雄御尊師
 財務部長   長倉教明御尊師
 庶務部副部長 斉藤栄順御尊師
 渉外部副部長 梅屋誠岳御尊師
が、御法主上人猊下より御任命を受けられた。さらに、宗務院の各主任・書記の御尊師方も、同日付をもって八木総監より任命を受けた。なお、同日付をもって大村日統御尊能化が、御法主上人猊下より新たに富士学林長の御任命を受けられた」(「大白法」第683号 )
12月16日
 宗門、総本山、早瀬日如師 第68世登座。
「12月12日早暁に金口嫡々の御相承、16日厳粛に御座替り式を奉修。12月16日、総本山第67世御法主日顕上人猊下より血脈を受け継がれた第68世御法主日如上人猊下の御座替り式が、総本山客殿において厳粛の裡に奉修された」
 早瀬日如管長「御承知のとおり、去る12月12日、日顕上人猊下より血脈相承をお受け申し上げ、総本山第68世の法燈を継ぐことに相なりました。もとより浅学非才・徳薄垢重の身ではございますが、日顕上人様より御相承をお受けした上は、一意専心・不自惜身命の精神をもって御奉公を尽くしてまいりたいと考えております。… 今、宗門は、日顕上人猊下より頂いた、来たるべき「平成21年・『立正安国論』正義顕揚七五〇年」、その御命題である地涌倍増と大結集へ向けて僧俗一致して前進すべき、まことに大事な時を迎えております。皆様方には、微意をお酌み取りいただき、今後ともよろしく御支援・御助力くださいますことを厚く御願い申し上げ、まことに簡単ではありますが、御礼の挨拶とさせていただきます」(「大白法」第683号 )
12月21日
 顕正会、12月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「阿部日顕ついに猊座から逃げ出す」
 浅井昭衛会長「阿部日顕は、この十二月十五日、ついに猊座を退いて、逃げ出したことを、ここに発表する。… これまさしく、御本仏日蓮大聖人の厳たる御裁断以外にはなし。… これを以て思うに、御本仏が『大地を的とする』と断言あそばした広宣流布は、絶対に到来する」
 神崎優子 総務に任ずる。(「顕正新聞」第1021号 )
12月 日  総務省統計局、「2005年国勢調査」の集計速報を公表、日本の人口が戦後初めて減少。
「1年前の推計人口に比べ2万人の減少、我が国の人口は減少局面に入りつつあると見られる」
 

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