迷走する顕正会を斬る


淺井昭衞会長の足跡と変節

    顕正会年表 (私家版)


      
1月1日
 宗門、早瀬日如管長、「新年の辞」
「立宗758年の新春、あけましておめでとうございます。… さて、本年「広布前進の年」は、平成27年ならびに平成33年の新たなる目標へ向けて、全支部が足並みをそろえて大前進すべき、まことに大事な年であります。目標の平成27年も33年も、遠いようで近く、「光陰矢の如し」「歳月人を待たず」と言われていますように、時は瞬くに過ぎてしまいます。… 現代の如き、人心が極度に荒廃し世の中が乱れ、すべての社会現象が混迷を極めている原因は、ひとえに謗法の害毒あり、その謗法を退治していかななければ、自分自身の幸せも、他の人々の幸せも、混沌とした現状を打開することも、平和な仏国土を築いていくこともできないのであります。… 憂国の士となって折伏を行じていくことが、本年の「広布前進の年」の最重要課題であることをよくよく認識し、異体同心・一致団結してすべての法華講員が折伏に励まれますよう心から願うものであります」(「大白法」781号 )
1月1日
 顕正会、浅井昭衛会長、年頭の辞「広布前夜の自叛・他逼を見つめよ
「大聖人一期の御遺命を破壊する大罪は、まさに御本仏の眼(まなこ)を抉(くじ)るに当る。この大罪をなした主犯は池田大作。そして共犯は、細井日達・阿部日顕等の宗門高僧であった。 正系門下がこのように仏法を曲げて、日本が傾かぬはずがない。 果せる哉(かな) --。偽戒壇・正本堂が完成した昭和四十七年こそ、日本亡国の扉が開く年となった。…
 他国侵逼の前には、必ず自界叛逆が起こる。広布前夜の自界叛逆は、日本国内の大勢力となった親中派と、民族意識にめざめた保守派の激突によってもたらされよう。 この自界叛逆に、もし、中国大使館の指令で動く数十万・数百万の中国人移民が加わったら、その災厄は想像を絶しよう。そして、この「無血占領」が成功しなければ、その時、いよいよ恐るべき軍事的侵略が起こるのである。…
 この大事をお手伝い申し上げるのは、御遺命を守護し奉った顕正会以外にはあるべくもない。「あと十二年」--。顕正会は一結して、御本仏の待たせ給う大法戦場に馳せ参じなくてはならぬ。御遺命成就の時に生まれ合わせて大事の御奉公が叶うこと、顕正会員は何たる果報であろうか」(「顕正新聞」第1158号 )
1月1日  創価学会、聖教新聞「随筆 我らの勝利の大道」掲載。
 池田大作名誉会長「学会創立80周年の青空に、栄光の旭日が昇った!… 世間法はもちろんのこと、仏法においても、その肝要は「勝負」にある。 仏法も、人生も勝負だ。一日一日が勝負であり一年一年が勝負である。断じて勝たねばならない。断固として勝ち抜くことだ。必ず勝つための信心である。 創立80周年 ── この1年の勝負も、我らは「法華経の兵法」で勝つのだ」
1月2日  創価学会、聖教新聞社、池田大作著「随筆 栄光の朝」発刊。
1月3日
 宗門、総本山、各講中講頭御目通りの砌 早瀬日如管長「御言葉」
「昨年は皆様方の本当に強力な御尽力によりまして、すべての記念行事をつつがなく奉修することができました。… しかし残念ながら、折伏のほうが思うようにいかなかった面が、一つ、心残りであります。… さて、本年はいわゆる「広布前進の年」でありますが、… この広布という言葉そのまま折伏というように取るべきだと思います。… その初年度に当たる「広布前進の年」こそ、本当に各位が身魂を込めて、絶対に勝利するということが大切ではないかと思います。
 一つ大事なことがありまして、つまり折伏に対する基本的考え方と申しますか、具体的に言うと、例えば各講中が「次の日曜日にどう戦うか」ということを決めているか、どうかということなのです。ただ「やれ、やれ」と言っても、折伏はできません。… いわゆる折伏作戦会議でもほかの名称の会議でもでも結構ですから、そういうものを開いて、次の土・日をどう戦うかということを決めていくべきなのです。これが組織戦なのです。… 今回、宗門におきましても、宗務院に布教部という部署を設置いたしました。また、その布教部のなかには、過去の色々なデータから折伏推進委員という方を15人、選ばせてもらいました。この方々は戦っている人達で、成果を挙げている人達ですから、この方々に地方に行っていただいて、「こうやったらどうだ」というアドバイスをしていただきたいと思っております」(「大白法」第781号 )
1月9日  創価学会、新時代第36回本部幹部会開催(東京牧口記念会館)、「君も私も幸福 勝利の一年に」
 池田大作名誉会長「この創立80周年。 君も幸福勝利を! 我も前進勝利を! 君も我も、ともどもに断固と勝ち続け、笑顔の毎日であれ! ── と申し上げたい。 そして、広宣流布の達成のため、「1千万の鉄の団結の創価学会」でいこう!…
 君たちは、勝つために生まれてきた。「絶対に勝つ」ための究極の力が、信心である。強盛な「祈り」と、これ以上ないという「努力」で、今年も勝ちまくっていただきたい」
1月10日
 顕正会、教学五級試験実施、全国101会場で 5,841名が受験。(「顕正新聞」第1160号 )
1月10日  中央公論新社、池田大作著「池田大作 名言100選」発刊。
1月11日
 顕正会、成人式挙行、「仏法根底の新しい日本」
 浅井昭衛会長「大聖人様が御遺命あそばされた仏国日本の建設は、明治維新などの比ではない。聖徳太子の飛鳥の日本も、伝教大師の平安の日本も遠く及ばない。まさに文底深秘の三大秘法を根底とした、人類史上未だ曽てない新しい国家の建設である。本日、成人式に参列した皆さんは、この大仏事に、二十歳の若さで馳せ参ずることができた地涌の流類である」(「顕正新聞」第1160号 )
1月15日  創価学会、池田大作名誉会長、米領グアム・コミュニティーカレッジ「名誉教授」称号授与式(マンギラオの同カレッジ)。
1月17日
 顕正会、教学登用試験実施、全国 113会場で 13,309名が受験。(「顕正新聞」第1160号 )
1月19日  創価学会、全国各部協議会開催、「我らは心の王者なり」
 池田大作名誉会長「広布に戦うことを、喜びとし、誇りとし、福徳と感じて、本気になって、勇猛精進していけるのかどうか。 この一点が大事だ。この一点を訴えたい。 全人類の幸福を目指しゆく、広宣流布の人生こそ、最高峰の人生である。… その境涯は、どんな富豪や帝王も、かなわない。何百倍、何千倍も上である。 皆様こそ、心の王者なのである。…
 わが生命に全宇宙が収まっている。この自己の生命を、あますところなく説き明かしているのが妙法である。妙法を持った人こそ、最高の大哲学者なのである」
1月19日  日本航空株式会社、会社更生法の適用を東京地裁に申請、経営破綻した。負債額は 約2兆3000億円と、事業会社では過去最大。京セラ創業者の稲盛和夫氏を会長に迎え、政府が出資する企業再生支援機構の下で再建を目指す。
1月22日
 顕正会、1月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「刻々と迫る中国空母機動部隊の実践配備」
 浅井昭衛会長「いよいよ発刊される講演集に、男子部大会の講演に加えて女子部幹部大会の講演も掲載する。… この一書は、自虐史観に魂を抜かれた日本の人々に、『日蓮大聖人を魂とせよ』『日蓮大聖人に帰依しなければ日本は亡ぶ』と教えたものである。…
 中国空母機動部隊の日本威圧の態勢が二〇二一年頃までには確実に整う。… この他国侵逼のとき、大聖人様は必ず広宣流布をあそばす。そのお手伝いを申し上げるのが、地涌の流類の大集団・顕正会である。断じて他国侵逼に遅れてなるものか」
 浅井城衛 理事長に就任。横田高明 副理事長に、大沼千恵美 理事に、五十峯武 総務に、小峰勝彦 儀礼室長に、石坂繭子 顕正新聞編集次長に任ずる。田中由紀子 女子部主任総務に、佐野直子 女子部総務に、安澤昌子 女子部総務に、山﨑志保 第十四女子部長に、三浦理香 第十五女子部長に任ずる。菅裕子 第三婦人部長に、(「顕正新聞」第1161号 )
  (※ これから7ヶ月後の9月1日、浅井城衛理事長は宗教法人「顕正会」の、代表役員となった。櫻川 忠 )
1月23日  創価学会、池田大作名誉会長、フィリピン共和国・リサール協会から「ホセ・リサール記念模範学生顕彰」授与式(フィリピン文化会館)。
1月25日  創価学会、聖教新聞、池田名誉会長が語る青春勝利の指針「御書と青年1 師弟誓願の祈り」掲載。
「ともあれ、「祈り」は宗教の根源です。祈りは人間にしかできない崇高な行為です。 何を、どう、祈っているのか。祈りにその人の一念が如実に現れる。私たちの祈りは、いわば、大宇宙と人間生命の小宇宙との深遠なる交流の儀式です。南無妙法蓮華経は、宇宙と生命を貫く根本の大法則だからです」
1月26日  創価学会、「SGIの日」記念協議会開催(創価文化会館)、「わが学会こそ「平和の柱」「教育の眼目」「文化の大船」」
 池田大作SGI会長「私たちの唱える南無妙法蓮華経は、「大宇宙」と「わが生命」とを貫く、根源の音律である。 広布に戦う喜びと感謝にあふれた、燃え立つような祈りは、己心の「仏界の力」をわき立たせるとともに、全宇宙の諸天・諸仏を揺り動かしていくのだ。…
 嫉妬の邪宗門からも陰険な攻撃を受けてきたが、私は微動だにしなかった。私たちは、邪宗門から離れることができて本当によかった。まさに御仏意であった。… 日蓮大聖人の仰せのままに、大聖人に直結して前進する我ら創価学会は、世界の「平和の柱」である。青年の「教育の眼目」である。人類の「文化の大船」である。この深き誇りと確信を胸に、威風も堂々と進みたい」
1月27日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・安徽理工大学「名誉教授」称号授与式(創価大学本部棟)。
2月4日  公明党、太田昭宏元公明党代表、次期参議院選挙候補取り消し。
 前年8月の衆議院選挙で落選した太田昭宏は、本年7月の参議院選挙の鞍替え候補となっていたが、突如取り消しとなった。
2月4日  創価学会、聖教新聞、「米連邦下院議会が池田SGI会長に顕彰状を贈る」と大々的に報道。
(※ 実際は、米連邦下院議会は、顕彰状とまったく関係がない。下院議員であり、SGI会員のハンク・ジョンソンが、個人的に池田氏を顕彰した、聖教新聞の自作自演である )
2月6日  創価学会、新時代第37回本部幹部会開催(創価国際友好会館)、「勇気と情熱で突破口を開け」
 池田大作名誉会長「南無妙法蓮華経は、大宇宙の生命であり、根源の法である。それを唱えているのだから、何の心配もない。… 仏法は、大宇宙を貫く根本の法則である。その功力は、全世界、全宇宙をも包む。 どれほどすごいことか。身震いするほどである。 広宣流布の戦いに勝利する栄光は、永遠に不滅である。ゆえに今世を、断じて勝ち抜くのだ」
2月11日  創価学会、潮出版社、池田大作著「愛する北海天地」発刊。
2月19日  創価学会、最高幹部会議開催(創価学会本部)、池田大作名誉会長が秋谷栄之助会長以下、現行中枢幹部をかつてない激しさで罵倒。
「宗門をぺんぺん草にさせると言ったのも、また、結果として宗門・法華講が発展してきているのも全て秋谷の責任」と、全員の面前でどなりちらした。 最後には、「俺に従えないのであればここから出ていけ」と出席者全員に怒号し、実際に何人かの大幹部がこれ以上自分を偽る事はできないと会場を出た。秋谷会長も、我慢の限界を越えた反応を示した。
 池田大作名誉会長は多数の出席者の前で、秋谷栄之助会長を子供扱いして自分の偉さを強調することが多々あり、創価学会内部・本部職員の中では比較的人望のある秋谷会長は、会合の出席者に不信感を与えないため耐えている。2月19日の件は、あまりにも度が過ぎていた。
2月19日  東京高等裁判所、名誉毀損裁判で「本件記事内容につき、裁判上真実性を確定できる根拠がないことを確認する」とし、実質的に矢野絢也元代議士の全面勝利判決。
 月刊誌「財界にっぽん」に掲載された「矢野絢也に詐取疑惑が発覚!?」の記事で名誉を毀損されたとして、矢野絢也元代議士が発行元の株式会社財界にっぽんと筆者の坂口義弘を相手に損害賠償を求めた裁判で、東京地方裁判所は矢野元議員の全ての請求を棄却、矢野元議員全面敗訴の判決(8月26日)を言い渡していた。  
2月20日
 宗門、大韓民国に第二の法城・釜山布教所を開所。法華講ソウル布教所支部結成式 並びに釜山布教所開所法要、1千余名の信徒が参集した。
2月23日  創価学会、全国代表者会議開催(創価文化会館)、「君よ 80周年のわが栄冠をつかめ」
 池田大作名誉会長「偉い人間とは、「正義の人」であり、「勝利を開く人」である。 信念の行動者」であり、「皆を朗らかに喜ばせる人」である。 君よ、「必勝」の指導者たれ!─ 私は心から願っている。…
 師弟不二の、この呼吸、この息吹、この祈り、この決意、この勢いで、学会は威光勢力を増し、勝ち進んできたのである。上も下もなく、皆が自分らしい持ち味を生かし、同じ責任感に立って、威風堂々と進んでいく。ここに学会の強さがある。師とともに、同志とともに、心を合わせていけば、信心の軌道から外れることはない。正々堂々と、皆でスクラムを組んで、広宣流布のために戦おう!」
2月24日  創価学会、池田大作名誉会長、ウズベキスタン共和国・科学アカデミー芸術学研究所「名誉博士号」授与式(創価大学本部棟)。
2月24日  公明党、山口那津男代表、鳩山由紀夫首相と会談。
2月25日
 顕正会、2月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 11,333名、「一四〇万法城の石垣を全員で積まん」
 浅井昭衛会長「迎える三・四月の法戦は、全顕正会員が立ち上がり『自分も一名やらせて頂こう』との大精神に立ち、立宗の四月二十八日までに、何としても一四〇万の大法城を築きたい。…
 新講演集、私はこの書を、講演集の形をとった新たな諫暁書であると思っている。自虐史観によって魂を抜かれ、帰依すべき仏様を知らぬ全日本人にこれを読ませたい。…
 もう、日蓮大聖人の絶大威徳の御守護を頂く以外に、亡国を遁れる術はない。… 日蓮大聖人のこの絶大威徳を全日本人に教えるのは、顕正会以外にはない。三月から中国の軍事拡大は一段と加速する、広宣流布も加速をしなければいけない 」(「顕正新聞」第1164号 )
2月26日  創価学会、秋谷栄之助元会長、民主党・小沢一郎幹事長と会談。
 秋谷栄之助最高指導会議議長・原田稔会長・谷川佳樹副会長、小沢一郎幹事長ら民主幹部と会談、民・公連携について意見交換。昨年までの "民主党仏敵"路線から、急速に政権への擦り寄りを見せる。創価学会最高幹部又は池田大作名誉会長と、小沢一郎代議士との会談は数年に一度行われて来た。
2月27日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・西安外事学院「名誉教授」称号(創価大学本部棟)。
3月1日  創価学会、第三文明社、池田大作著「教育と文化の王道」発刊、張鏡湖対談。
3月6日  創価学会、新時代第38回本部幹部会開催(東京牧口記念会館)、「歴史を綴れ「私の姿を見よ!」」
 池田大作名誉会長「増上慢が仏法を破壊する。人間を軽賤し、名利を貪り、権力の魔性と結託して正義の人を迫害する。これほどの悪はない。 不惜身命で、増上慢と戦い、勝ってこそ、仏となることができる。 悪人たちは、すぐに野心で手を握る。だからこそ、善が勝つために、正義の連帯を広げていくのだ。…
 そして厳然と、「平和」と「文化」と「教育」の大連帯を築き上げたのである。今やSGIは、世界192カ国・地域に広がった。全世界から、創価の師弟への栄誉をいただいている。世界第一の知性と良識の栄冠であり、精神界・哲学界の王者の証しと言ってよい。… 大難を一身に受けて戦う師を護り、師と同じ心で、“不可能”の壁を打ち破る。 自分が師弟の魂を護り抜く! これが弟子の誓いであり、祈りであり、戦いである」
3月6日  日本を護る市民の会(日護会)、創価学会解散要求の市民デモ行進。
 花園西公園に集合し、新宿・四谷・信濃町と巡り、シュプレヒコールを上げながら行進した。創価学会の問題点、反社会性を糾弾する気勢を上げ、シュプレヒコールを繰り返し、信濃町の創価学会本部前へ。創価学会の集団付き纏い・嫌がらせ・ストーカー行為、偽本尊、宗教法人格剥奪、解散要求、公職からの追放、殺人罪時効廃止、違法行為・反社会的行為への謝罪、不当免税・課税の不公平、外国人参政権反対、公明党・民主党の背信行為、等のテーマを訴えた。
3月8日  創価学会、SGI代表研修会開催(創価文化会館内 金舞会館)、「永遠に師弟不二で勝利」
 池田大作SGI会長「全世界の模範たれ! 師弟不二を忘れるな! 全会員の幸福のために、「信念」と「情熱」と「勇気」と「努力」と「包容力」、そして「責任感」を持ちゆく名指導者たれ!…
 異体同心とは、信心の心と心を合致させていくことだ。その「美しい心」「同志愛の心」、そして「勝利の心」を、決して忘れずに行動する精神のことだ。ゆえに、断じて威張ってはならない。同志を見下してはならない。軽んじてはならない」
3月10日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・広東商学院「名誉教授」称号授与式(創価大学本部棟)。
3月10日  創価学会、池田大作名誉会長、新任挨拶に訪れた中華人民共和国・程永華大使と、聖教新聞社で会見。程永華大使は、中華人民共和国から日本への国費留学の1期生で、創価大学に学んだ。2012年には、創価大学から名誉博士を受けている。
3月10日  公明党、山口那津男代表、民主党に協調姿勢。
 山口那津男代表は会見で、民主党政権の「子供手当て」案に、付則の一部修正を条件に賛成を表明。与党3党と公明党で共同提案する見通し。自民、公明両党は昨年の衆院選で民主党の政権公約(マニフェスト)の目玉の「子ども手当」を強く批判してきた。公明党が賛成に転じたことは、参院選を前にした同党と民主党の接近を示す。(「毎日新聞」)
3月14日  公明党、自由民主党との選挙協力見直し。
 山口那津男代表、今夏の参院選について「他党候補の推薦は党として考えていない。(昨年の)衆院選で大きなダメージを受け、党再建に全力を挙げており、他党候補を応援する余裕がない」と、他党との選挙協力を見送る考えを示した。(「毎日新聞」3月15日 )
3月16日  創価学会、池田大作名誉会長、ベネズエラ・ボリバル共和国、アラグア・ビセンテナリア大学「名誉教育学博士号」「名誉教授」称号授与式(創価学園)。
3月21日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・西安交通大学「名誉教授」称号授与式(創価大学記念講堂)。
3月26日  創価学会、池田大作名誉会長、フィリピン共和国・ラモン・マグサイサイ工科大学「創立100周年名誉教授」称号授与式(創価大学本部棟)。
3月27/28日
 宗門、法華講連合会春季総登山会・第47回総会、全国より2万6230余名が参集。
 法華講大講頭(任期3年)の辞令授与が、総本山対面所で行われた。石毛寅松・永井藤蔵・渡辺定元・石渡秀男・大草一男の5名全員が再任、関野洋夫が新任した。法華講本部体制は平成16年に充実が図られ、指導教師 3名、総講頭 1名、大講頭 6名、本部幹事 1名の陣容となっている。(「大白法」786号 )
3月27日
 顕正会、3月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「"国家破産切迫"に広布の決意たぎる」
 浅井昭衛会長「御遺命破壊が始まった昭和四〇年に戦後はじめての国債発行が開始され、偽戒壇・正本堂完成の昭和四七年に国家破産への扉が開かれ、同時に中国の対日工作が本格化している。これを見れば、すべては仏法に背く罰である。…
 他国侵逼の起こる前に、顕正会の大諫暁の師子吼が一国に響きわたらなければいけない。大聖人様の大恩徳を讃嘆し奉り一国を諫暁する仏弟子の大集団は、もう顕正会以外には断じてない。大聖人様は顕正会の前進をお待ちあそばす」
 富高誠一 男子第七部長に、石田直希 男子第十一部長に任ずる。(「顕正新聞」第1167号 )
3月28日
 宗門、パナマ共和国にてパナマ布教所移転新築落慶法要奉修、パナマ全土から420名の信徒が参集した。
4月1日
 宗門、法華講連合会、全国48地方部体制となる。昨年、臨時宗会において布教区が48に分割されたことに伴う措置で地方部長も48名となり、それぞれの地方部に副地方部長・各部長が就任した。(「大白法」786号 )
4月2日  創価学会、聖教新聞社、池田大作著「御書と師弟1」発刊。
4月2日  創価学会、池田大作名誉会長、アルメニア共和国・エレバン国立芸術アカデミー「名誉博士号」称号授与式(創価大学記念講堂)。
4月5日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・四川省社会科学院「名誉教授」称号授与式(創価大学本部棟)。
4月7日  創価学会、池田大作名誉会長、フィリピン共和国・キャピトル大学「ラウレアナ・ロサレス 教育・人道賞・栄誉賞」授与式(創価世界女性会館)。
4月8日  創価学会、創価学園 東京校第43回/関西校第38回入学式、「学べ!学べ!正義のために」
 池田大作名誉会長「私の誇りであり、生き甲斐である学園生たちよ! 人と比べて一喜一憂などするな! 自分らしく胸を張って進め! 失敗しても、くよくよするな! 朗らかに勇気を奮い起こし、未来を見つめて強くなれ! わが愛する君たちよ、健康王たれ! 希望王たれ! 努力王たれ! 情熱王たれ! さあ、負けじ魂で、私と一緒に、大勝利の歴史をつくろう!」
4月11日
 顕正会、神奈川会館落成御入仏式挙行、「相模の国こそ御本仏成道の主戦場」
 浅井昭衛会長「相模の国は、大聖人様が立宗直後から竜の口の大法難に至る十八年間、身命を捨てて弘通あそばされた地である。… この相模の国に、いま広布前夜、信心つよき錚々たる人材が続々と集いつつある。この姿、地涌の流類でなくて何か。さあ、大聖人様への御報恩のため、あと十二年で、一気に神奈川広布の大勢を決してほしい。…
 広布最終段階に、大聖人のお味方を申し上げ歓喜して戦う者は、みな地涌の流類である。この仏弟子の大集団は、いま一四〇万にならんとしている。『春を留めんと思へども夏となる』と。もう広宣流布は誰にも止められない」(「顕正新聞」第1168号 )
4月15日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・新疆医科大学「名誉教授」称号授与式(創価大学本部棟)。
4月15日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・広西芸術学院「終身名誉教授」称号授与式(広西チワン族自治区南寧市)。
4月17日  創価学会、新時代第39回本部幹部会・第3代会長就任50周年祝賀開催(東京牧口記念会館)、「民衆の勝鬨よ 大空に轟け」
 池田大作名誉会長「「民衆の声は、大砲の轟く音よりも強い」 本当に、そうだ。 我ら民衆の声に勝る力はない。 晴れわたる「5月3日」の大空に、民衆の勝鬨を高らかに轟かせながら、威風堂々と大前進していこうではないか!(大拍手)… ずるい人間や威張る人間とは、断固として戦う。正義の声をあげるのだ。 それでこそ、多くの友が、心晴れ晴れと前進していける。 遠慮などいらない。黙っていてはいけない。恩知らずや増上慢と戦うのが、人間の道、仏法の道である。 将来のために、申し上げておきたい」
4月20日  創価学会、5・3祝賀協議会開催(新宿区内)。
 池田大作名誉会長「私と苦楽を共にする「師弟不二」「異体同心」の同志によって、末法万年へ世界広宣流布を成し遂げゆく人類救済の和合の組織は、見事に築き上げられた。 その大功労の方々のお名前は、広宣流布の歴史、そして世界の歴史に残ることは絶対に間違いない。 将来、仏法を世界に弘めた「偉人」「先駆者」と謳われ、讃えられる時代が必ず来る。そう私は確信している。 安心して、後ろを振り向かず、前へ前へと進んでいただきたい。 創価の師弟は勝利した。完璧に勝利した。 気高き同志に、私は「50年間、本当にありがとう!」と最敬礼して申し上げたい(大拍手)」
4月20日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・紹興文理学院「名誉教授」称号授与式(創価大学本部棟)。
4月28日  創価学会、5・3祝賀最高代表協議会開催(信濃文化センター)、「信心とは大宇宙の最極の秘宝」
 池田大作名誉会長「わが創価学会は、立宗の御心のままに広宣流布を遂行し、創立80周年へ前進している。 梵天・帝釈も来下して祝賀するかのごとき、その晴れ姿は、皆様が、よくご存じの通りである。… 南無妙法蓮華経は大宇宙の法則であり、久遠元初の秘法である。それを唱え広めゆく功徳は計りしれない。  だからこそ、広布のために、晴れ晴れと戦い、堂々と勝とうと申し上げたいのだ」
4月30日
 顕正会、4月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 17,052名、「一四〇万法城 濁悪の日本国に厳然屹立」
 浅井昭衛会長「すべては大聖人様の御守護、お力によるのである。もう広宣流布の時である。ゆえに諸天は大聖人の御眼を恐れて励んでいる。すなわち、いつまでも御本仏に背き続ける日本を罰し誡めている。ならばこの時、日蓮大聖人の大恩徳を一国に知らしむる仏弟子の大集団がなくてはならない。ここに大聖人様は、御遺命を守り奉った顕正会を召し出だし給うたのである。…
 今の日本国はみなバラバラ、同体異心である。だから何も成就しない。この濁悪の日本国において、異体同心の集団は冨士大石寺顕正会ただ一つしかない。… 顕正会は、日蓮大聖人の御遺命を奉じて一結している。そしてこの崇高なる異体同心の顕正会が、大聖人様のお召しにより、今や一四〇万の大集団となったのである。何としても、この一四○万の信心の熱誠を以て、『日本国広宣流布』の仏勅に応え奉りたい」
 大平和寿 男子第九部長に、徳山順子 第十五女子部長に任ずる。(「顕正新聞」第1170号 )
4月 日  中米パナマの元・最高実力者ノリエガ将軍、フランスへと移送。
 マヌエル・アントニオ・ノリエガ・モレノ将軍は1990年1月、麻薬密輸容疑で米国に身柄を拘束され、最高実力者のままパナマから米国へ移送された。マイアミ連邦地裁で禁固40年の判決を受けた将軍は、フロリダ州刑務所で服役する。2010年4月にフランスへと移送され、マネーロンダリングで7年の禁固刑を受けた。フランスは2011年にノリエガをパナマに引き渡し、パナマ統治中に犯した犯罪で投獄服役した。2017年3月に脳腫瘍と診断され、2か月後に死亡した。池田大作名誉会長とノリエガ将軍との親しい関係は、よく知られている。
5月1日  中華人民共和国、上海国際博覧会開幕。上海市の上海世博園で、10月31日まで開催される。
5月3日  創価学会、5・3記念代表者会議開催(東京牧口記念会館)。
 池田大作名誉会長「苦労の大地に、幸福と勝利の花は、彩り豊かに咲き薫るのである。 ともあれ、若き友に尽くした真心は、必ず伝わる。たとえ今は結果が出なくても、将来、必ず芽を出し、花開いていく。 そのことを深く確信し、どこまでも「一人」を大切にする人間教育の模範として、輝いていただきたい」
 池田大作名誉会長「嘘がはびこる社会では、人権が、人間の尊厳が踏みにじられる。 だからこそ、正義は沈黙してはいけない。 後世の人々の希望となり、鑑となる歴史を残すためにも、断じて正義を勝ち栄えさせていくことだ。 いわんや、広宣流布は最高の正義の拡大である。…
 戸田先生は、次のように徹して教えていかれた。「悪に対する反撃の根性を持て!」「信心とは、邪悪への攻撃精神である」 この攻撃精神で戦い抜いてきたゆえに、学会は、世法や国法においても、そして仏法の上でも、正義の勝利を燦然と刻んできたのである
5月3日  創価学会、聖教新聞社、池田大作著「希望の花束2 婦人部指導集」発刊。
5月6日  週刊文春、「山口組系元組長が告白した創価学会との関係」掲載。(「同」5月20日号 )
5月 日  創価学会、大白蓮華、会長就任50周年記念特別寄稿『創価の魂 地涌誓願の誉れ』
 池田大作名誉会長「苦悩の底に沈む人たちを根底から励まし、幸福ヘリードしてこそ、力ある宗教である。 いわれなき悪口罵詈は、民衆仏法の実践にあって、最高に誉れある勲章である。 だからこそ、罵られれば罵られるほど、笑われれば笑われるほど、我ら創価の誉れの友は、いよいよ闘志をみなぎらせて、苦悩の民衆の大海原に飛び込んでいったのだ。 尊貴な地涌の菩薩である学会員の一人一人は、同じく苦しむ人々を立ち上がらせるために、あえて宿命との悪戦苦闘を、今世の人生に引き受けたのである。 「我、地涌の菩薩なり」。この久遠元初の誓願に立ち返れば、宿命はすべて使命に変わる。昇りゆく太陽が暗雲を金色《こんじき》に染めるように、苦悩を突き抜けて歓喜の光を放つのだ」
5月13日  創価学会、本部幹部会開催。池田大作名誉会長、中国・清華大学から名誉教授の称号を贈られたことに、感謝の言葉を述べる。これが、池田大作名誉会長がその姿を見せた、最後の場面となった。
 本部幹部会は月に一度開催され、名誉会長や原田稔会長以下、約千人が出席。その様子は、全国の教団施設に通信衛星で、録画中継される。池田大作名誉会長は欠かさず出席していたが、翌6月3日の本部幹部会に欠席、7月と8月は本部幹部会そのものが開かれなかった。以後、名誉会長は和歌やメッセージを送るのみ、となった。
5月14日  フライデー、「元後藤組組長が明かしたヤクザと創価学会の真実」掲載。(「同」5月28日号 )
5月15日  宝島社、後藤忠政著「憚りながら」出版。武闘派団体・後藤組の後藤忠政組長、山口組の直参として、日本の深層を生き抜いた後藤忠政組長に半年にわたる、延べ50時間のインタビューを構成したもの。伝説の組長の生い立ち、静岡県富士宮を舞台にした愚連隊時代、山口組直参昇格、竹中正久4代目の思い出、山一抗争、伊丹十三襲撃事件、孤高の民族派・野村秋介との交友、創価学会との攻防、政界との交流、武富士との攻防、山口組引退の真相等が明かされる。
「山崎から「何とかならんか」という相談があった。そういう裏の話は当時、あの男(山崎)がすべて仕切っていて、池田ともサシで話し合えるぐらいの実力は持ってたんだ。実際、俺にも「親分のことは池田会長に伝えてあります。池田会長も「くれぐれもよろしく」と言ってました」と言ってたんだから」
5月18日  創価学会、池田大作名誉会長、北アイルランド・クイーンズ大学「名誉博士号」授与式(創価大学本部棟)。
5月21日
 宗門、住本寺(京都市東山区)、日蓮正宗に復帰。住本寺は宗門有数の古刹寺院、正信会の藤川法融師逝去の後は山口法興師による占拠が続いた。山口法興師逝去の後、遺族の申し出により住本寺御宝物・寺院建物等の財産一切が宗門に引き渡された。(「大白法」790号 )
5月24日
 顕正会、5月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「一五〇万は明年達成、大事の二〇〇万も眼前」
 浅井昭衛会長「さあ、いよいよ新しい前進を開始したい。次の大きな節は一五〇万である。これは明年の秋までには必ず出来る。一五〇万が成れば二〇〇万はもう眼前。この二〇〇万が成れば、たとえ三○○万に及ばずとも、もし客観状勢がその必要を迫るなら、いつでも顕正会は立てる。…
 世界の二大氷山と日本に迫る二大氷山は連動しており、「日本は世界の縮図」である。… 世界の人々が大聖人に帰依した暁には、「万国に其の身を仰がれ」る日本の大賢王を中心に世界国家が実現し、このとき地球上から戦争と飢餓が消滅する。…
 国まさに亡びんとする時、大聖人様のお力によって、必ず広宣流布は成就するのである。… このお手伝いを申し上げるのが、地涌の菩薩の大集団・顕正会である。その顕正会は、明年秋には一五〇万の大軍勢となる。他国侵逼に遅れてなるものか」
 安曽貴浩 男子第十二部長に、平川美保 第九女子部長に任ずる。(「顕正新聞」第1173号 )
5月26日
 宗門、得成寺(北海道網走市)、宗門に返還。里内信徳師が寺院運営を破綻寸前に至らしめ、住職を免ぜられたが占拠を続け擯斥処分に付された。寺院明け渡しを求めて係争中であったが、本人より寺院財産の一切を宗門に返還する旨の申し出があった。(「大白法」709号 )
5月28日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・新疆財経大学「名誉教授」称号授与式(創価大学本部棟)。
6月2日  民主党、鳩山由紀夫代表、両院議員総会で民主党代表及び内閣総理大臣の職を退くと辞意を表明。小沢一郎幹事長も、辞意を表明した。
 小沢一郎幹事長の政治資金収支報告書の虚偽記載問題が再燃し、鳩山由紀夫首相も母親からの多額の生前贈与に贈与税を納めていなかった事実が発覚。小沢一郎幹事長に実質的な権力が集中する「二重権力構造」批判が徐々に強まり、内閣支持率は下落に転じた。普天間基地移設問題では、移設先が二転三転した後に県外移設を断念、共同声明発表の場で謝罪するが厳しい批判を浴びた。移設先を現行案に戻す閣議で、署名を拒否した社会民主党党首の福島瑞穂が消費者・少子化担当大臣を罷免されたことを受け、社民党は8か月で連立を解消した。
6月4日  民主党、代表選挙を実施。菅直人と樽床伸二が立候補し、菅直人が勝利。
6月8日
 宗門、総本山、御影堂立柱式奉修。
 早瀬日如管長「総本山御影堂は、古くからありましたが、今回、大改修される建物は寛永9(1632)年、17世日精上人の時、阿波徳島の藩主蜂須賀至鎮(よししげ)公夫人、敬台院の寄進によって建立されたものであります。… 近年予想される東海大地震に対して万全の対策を取る必要から、立正安国論正義顕揚750年記念局常任委員会ならびに全体会議等において、種々検討を加えた結果、抜本的に堂宇を解体し、再建することが最善の方途と結論し、今回の大改修工事になった次第であります。御影堂には、嘉慶2(1388)年、6世日時上人の時、越前法橋快恵謹作の日蓮大聖人等身の御影が安置されており、本宗にとって、信仰的にも歴史的にもまことに重要な伽藍であります」(「大白法」第791号 )
6月9日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・寧波大学「名誉教授」称号授与式(創価大学本部棟)。
6月8日  菅直人、第94代内閣総理大臣に就任、菅内閣を組閣。
 菅直人内閣発足当初の支持率は60%台と、末期には20%前後にまで落ちていた鳩山由紀夫内閣の支持率からV字回復を果たした。民主党は党首討論も予算委員会開かず国会を閉会し、参議院選挙に臨んだ。菅首相が消費税増税に触れ、発言が二転三転したことで、支持率が選挙直前には40%台にまで急落した。
6月9日  創価学会、池田大作名誉会長、中華人民共和国・浙江海洋学院「名誉教授」称号授与式(創価大学本部棟)。
6月13日
 顕正会、新水戸会館御入仏式厳修、「茨城こそ北関東の先陣を切れ」(「顕正新聞」第1175号 )
6月13日  小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還、世界初となる天体に着陸してのサンプルリターンに成功し、機体は大気圏再突入時に燃え尽きた。翌日、小惑星イトカワから採集したサンプルの入ったカプセルが回収された。
6月23日  創価学会、聖教新聞、池田名誉会長への国際通信社IPS(インタープレスサービス)インタビュー「核なき世界を民衆の力で」掲載。
「──5月28日に閉幕したNPT再検討会議の結果について ‐
 池田:残念ながら、核保有国と非保有国との意見の対立は容易に解消されず、当初の議長報告案で示されていた核軍縮の交渉期限の設定が見送られるなど、多くの課題が残されたことも事実です。 しかし、決裂に終わった前回(2005年)の再検討会議のような轍を踏むことなく、具体的な行動計画を含んだ最終文書を採択することができた。…
 ──特筆すべき成果をあげるとすれば?
 池田:会議の成果として、私が特に注目したのは、次の3点です。すなわち、全会一致で採択された最終文書において、
(1)「核兵器のない世界」の実現と維持のための枠組みを創設する特別な努力が必要とした上で、核兵器禁止条約に初めて言及したこと
(2)核兵器の脅威に対する絶対的な保証は、その廃絶以外にないと確認したこと
(3)核兵器の使用がもたらす壊滅的な結果を踏まえて、各国に国際人道法の遵守を求めたこと ‐ です」
6月25日
 顕正会、6月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「池田大作の亡びる日は近い!!」
 浅井昭衛会長「いま第六天の魔王が、池田大作をして「顕正会はオウムのような凶悪団体」と日本国中に誤解させ、広宣流布を妨害せんとしている。… これはまさに組織犯罪そのもの。広宣流布を妨害せんとする類を見ぬ大規模な組織犯罪である。私はこの悪を放置しない。いったい誰がこれをやらせているのか。その正体を法廷の場で明らかにしていく決意である。… 池田大作が亡びるのも、もうすぐである。…
 顕正会への大規模な誹謗中傷は「如説修行の証」、顕正会が正しく力があるゆえである。… もう広宣流布は誰が妨害しようとしても、止めることはできない。それは、絶大威徳の日蓮大聖人があそばす広宣流布だからである。…
 中国が世界制覇の野望のため「国防動員法」を施行、… 今の腑抜けのような日本が、どうしてこの中国に対抗できようか。日蓮大聖人この国にまします以上、日本は絶対に亡びない。そして、この大聖人様の絶大威徳を、命かけて一国に教える仏弟子の大集団があるならば、広宣流布の大事は必ず成る」(「顕正新聞」第1176号 )
7月11日  第22回参議院議員通常選挙、民主党にとっては政権交代後、初の与党としての大型国政選挙である。選挙の結果、前回2007年の参院選と同じく参議院で与野党が逆転し、民主党・国民新党は少数与党となり、衆議院で与党が法案を再可決できないねじれ国会となった。公明党は、2議席減の9議席に。
7月16日  創価学会、池田大作名誉会長、ブラジル連邦共和国・ホンドニア連邦大学「名誉博士号」授与式(東京・創価国際友好会館)。
7月19日  創価学会、異例の本部幹部会中止。
(※ 去る5月より表に出て来ない、池田大作名誉会長の体調悪化によるものと推測される )
7月21日
 宗門、妙真寺(八王子市)、日蓮正宗に復帰。
 妙真寺は昭和8年12月、有元日仁師(大慈院日仁贈上人)が信行閣として建立。昭和55年9月30日、住職の山口法興師が擯斥処分を受け、以後不法占拠が続いていた。山口法興師が逝去し、妙真寺の宝物・寺院建物等が引き渡され、30年ぶりに宗門復帰となった。(「大白法」795号 )
7月25日
 宗門、フィリピン共和国のケソン市にて、フィリピン布教所の開所法要奉修。法要にはフィリピン全土から、約400名の信徒が参集した。
7月28日
 顕正会、7月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 15,802名、「顕正会の一貫不変の大精神とは、日蓮大聖人に対し奉る忠誠心」
 八月は顕正会の原点の月、発足以来の歴史を貫く一貫不変の大精神は、大聖人様に対し奉る忠誠心以外にはない。…
 浅井昭衛会長「正本堂崩壊という凡慮を絶する不思議、… この大現証を見て私は深く思う。それは伝教大師の叡山と、下種仏法の正系門家・富士大石寺とは、全く違うということである。… 日蓮大聖人の下種仏法は末法万年・尽未来際まで流布して全人類をお救い下さる大法である。ゆえに、たとえ六十六・六十七の二代にわたる貫首が正本堂のたばかりを以て国立戒壇の御遺命を破壊しようとしても、大聖人様がこれをお許しにならない。…
 大聖人様は正系門家に七百年来曽てなき大悪が・起きた時、いよいよ広宣流布をあそばす。… ゆえにいま西の大陸に、御在世の大蒙古国のごとき修羅の軍事超大国が出現し、日本を侵略せんとしているのである。… この恐るべき他国侵逼が事実となる時、大聖人様はいよいよ広宣流布をあそばす。このとき、この大事をお手伝い申し上げるのは、御遺命を守り奉った顕正会以外にはあるべくもない」(「顕正新聞」第1179号 )
7月29日  創価学会、池田大作名誉会長、台湾・高雄大学「名誉教授」称号授与式(創価大学本部棟)。
8月2日  創価学会、池田大作名誉会長、マレーシア・国立マラヤ大学「名誉人文学博士」学位授与式(マラヤ大学総長ホール)。
8月7日  創価学会、池田大作名誉会長、「世界平和詩人」賞授与式(インド・チェンナイ市内)。
8月17日  創価学会、池田大作名誉会長、キルギス共和国・オシ人文教育大学・オシ農業大学「名誉教授」称号授与式(創価大学記念講堂)。
8月24日  創価学会、聖教新聞社、池田大作著「句・和歌集 民衆の舞」発刊。
8月24日  創価学会、鳳書院、池田大作著「随筆 青年の大地 ─地域ルネサンスの力─」発刊。
8月26日
 顕正会、8月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「今こそ御遺命の正義を心肝に染めよ」
 浅井昭衛会長「明年の三級・四級昇格試験の出題範囲の「正本堂の誑惑を破し懺悔清算を求む」と「最後に申すべき事」、この二冊の書は、大聖人様の御悲しみ、御憤りをそのまま顕わし奉って阿部日顕を諫暁した書である。… 全顕正会員がこの二冊の書を心肝に染めてほしい。… 学会・宗門の無慚無愧、… 顕正会の幹部は、このような無道心な輩を打ち砕くべく、御遺命の正義を心肝に染め、いかなる謀りをも粉砕する実力を身につけてほしい。…
 初めて言いますが、池田大作は国立戒壇の放棄を、わざわざ宗門に "機関決定" させているのです。… 「宗教法人・日蓮正宗」の責任役員会の議決として、代表役員(管長)細井日達、責任役員(総監)早瀬道応、同(重役)佐藤日成の三人連署の議事録が作られたのであります。その責任役員会議事録には「第一号案」として「本宗教義の本質より鑑み、国立戒壇の名称は不適当につき、今後一切使用しないこととする」が示され、「全員異議なく原案通り承認可決した」と記されている。…
 中国の大軍拡、… 武力の比較ならば日本は物の数ではない、亡びて当然である。だが、魂の抜けた小日本は亡びるとも、御本仏まします大日本は絶対に亡びない。… この尊い御本仏と戒壇の大御本尊様を、日本一同は未だ信ぜず、正系門家また御遺命に背いたゆえに、いま大中華帝国は小日本を亡ぼさんとしているのである。ここに大聖人様は、国まさに亡びんとするの時、広宣流布をあそばす。すなわち無数の地涌の流類を呼び出だし、戦わしめ給うのである。すでに忠誠を貫く仏弟子の集団は一四二万を超えている」
 大野耕太郎 壮年部長に任ずる。(「顕正新聞」第1182号 )
8月27日  中華人民共和国、池田大作・池田香峯子研究センター、「池田大作・香峯子研究シンポジウム」開催(西安市・陝西師範大学)。
 陝西師範大学・池田大作・池田香峯子研究センター・拜根興《はいこんこう》所長「2001年、北京大学の日本研究センターに「池田大作研究会」が設置されたのを皮切りに、池田博士に関する研究所が相次ぎ誕生。また、池田思想の国際学術シンポジウムも、2005年に北京大学の池田大作研究会 と日本の創価大学との共催で行われたのを起点に、すでに5回、開催されている。 外国人でありながら、年に1回、国際シンポジウムが開かれ、学識者や市民、マスコミに注目されているのは極めて稀であろう。…
 わが陝西師範大学では2008年、「池田大作・池田香峯子研究センター」を設置。池田博士だけでなく、香峯子夫人の思想・哲学についても研究を進めている。今世紀に入り、ますます活況を呈する池田大作研究。これは、池田博士の世界、人類に対する貢献、そして、中日の文化交流における卓越した尽力の表れであると思う。この潮流は一過性のものではなく、持続しゆくものと確信する」
9月1日
 顕正会、浅井城衛、「宗教法人顕正会」代表役員就任。
「代表役員とは、「この法人を代表し、その事務を総理する」と「宗教法人顕正会規則」に定められているが、その規則が存在することすら顕正会員にほとんど知らされていない。この規則の主旨は、「代表役員の選任方法」と「資産・財産の管理」にかかわることであり、顕正会のすべての「指揮権・財産権」は規則に基づいてすでに、浅井城衛代表に継承・世襲されていたのである。これほど重大なことが、顕正会員には一切知らされていない。何故か? それは、顕正会員に対する浅井昭衛会長の騙しと裏切りが、根底にあるからだ」(「冨士大石寺顕正会向上委員会」)
9月1日
 宗門、大白法「顕正会と精神病」
「私は医師を志し、高校までは健全かつ充実した曰々を送っておりましたが、後輩の勧めで、あろうことか顕正会こそ唯一の如説修行の団体と思って入信してしまいました。… 同じく顕正会女子部区長であった妻と結婚して、医師となり病院経営をするようになってからは、… トラブルに見舞われましたが、浅井昭衛の指導を真に受けて歓喜に変えてしまっておりました。… 困難を抱えながら 「祈りはすベて叶った」 と大きな勘違いをし、総支隊長、隊長という中枢幹部の立場で活勣をしていました。…
 当時私の精神科の診療所は顕正会本部に近い埼玉県の大宮駅前にあったため、顕正会員の患者さんが全国から来院し、… 精神疾患に罹患するきっかけが顕正会の組織そのものにあると気付いたのです。…
 私は実際に見ました。
「人と国を救い仏国建設の大事業を成す精鋭部隊」などとうたいながらチンピラまがいの勧誘や活動を展開し、学業・仕事を蔑ろにする者が多く存在する男子部の虚構。
「街頭での折伏は禁止」としていながら浅井の書籍を不特定の人に配布して入信することは認めている矛盾。
 顕正新聞の購読が幹部によって立て替えられ、借金で苦しんでいる者が存在する事実。
 あるいは 「広布御供養は上限があるから崇高。お金に対する姿勢が顕正会の正しさを端的に表している」 などと嘯きながら実際は上限がないという偽善。
 人事や除名処分等が不公平かつ虚偽により成された上にその情報が歪められていたり、インターネットや過去の書籍などを目に触れさせないように徹底する等の隠蔽体質。
 学会を攻撃しておきながら実は何から何まで情報源が学会の情報という二番煎じの恥知らず。…
 そして悩んだ末に、顕正会で禁じられているインターネットの検索や過去の顕正会の書籍・機関紙の調査、御宗門の書籍の検索等を始めたのです。…
 石井さんは壮年部長、奥さんは女子部幹事、奥さんのお母さんは婦人部支区部長、と三人共が言わば顕正会中枢幹部でしたが、一度に顕正会からいなくなっていたのでぜひとも話を聞きたいとご自宅を訪ねました。… 石井さんたちが目の当たりにした浅井昭衛の実像を聞き、一気に今までの疑問等が氷解したのでした。 「大聖人様の仏法は顕正会には存在しない」と確信し、御授戒を戴く決意をしました」(「大白法」平成22年9月1日号 百貫坊支部 斎藤 浩 )
9月4日  創価学会、新時代第42回本部幹部会開催(創価国際友好会館)、「君よ正義の師子たれ」
 池田大作名誉会長メッセージ「大聖人から、一閻浮提に広宣流布するこを託された仏の陣列こそが、創価学会であります。 その通りに、世界192カ国・地域へ、妙法を弘めて、晴れ晴れと創立80周年を大勝利で飾ることができました。… 大宇宙の諸天善神をも友としながら、深い深い喜びの呼吸をしていける。「歓喜の中の大歓喜」の人生を、必ず勝ち開いていけるのであります。… 師匠のごとく、弟子が勝って勝って、勝ち抜いてこそ、大仏法の正義と師弟の真実を、未来永遠に叫び切っていけるからであります。」
9月5日  創価学会、潮出版社、池田大作著「平和の哲学 寛容の智慧 イスラムと仏教の語らい」発刊。
9月7日  尖閣諸島中国漁船衝突事件、沖縄県・尖閣諸島付近で操業中であった中国漁船と、これを違法操業として取り締まりを実施した日本の海上保安庁との間で衝突が発生。違法操業漁船は逃走時に巡視船「よなくに」と「みずき」に衝突し、2隻を破損させた。海上保安庁は同漁船の船長を公務執行妨害で逮捕、9日に船長は那覇地方検察庁石垣支部に送検された。
9月8日  創価学会、池田大作SGI会長夫妻、チリ共和国・ペドロ・デ・バルディビア大学「名誉博士号」授与式(創価大学本部棟)。
9月10日  創価学会、池田大作名誉会長、ロシア連邦・ユネスコ教授クラブ「教授クラブ賞」授与式(創価大学本部棟)。
9月11日  やや日刊カルト新聞、池田大作名誉会長に対し、学術称号授与を決定。池田会長の学術称号はちょうど300個目、国内では初の学術称号となる。 池田大作名誉会長が国内で得た称号は、富士宮市の「名誉市民称号」のみ。やや日刊カルト新聞が授与すれば国内で2例目、学術称号としては記念すべき国内称号第1号となる。
 藤倉善郎主筆のコメント「池田先生に称号を授与させていただくことを光栄に思います。… なお、授与式を行う予定はなく、賞品は紙面での発表を持ってかえさせていただきます」
 (※ 池田大作名誉会長の名誉学術称号一覧 )
9月24日  那覇地方検察庁、鈴木亨次席検事、国際連合総会開催中で菅直人首相および前原誠司外相不在の中、中国人船長を処分保留で釈放と発表。本決定を仙谷由人官房長官が容認し、25日、中国側が用意したチャーター機で中国人船長は、石垣空港から中国へと送還された。
9月27日
 顕正会、9月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 11,161名、「尖閣事件は日本侵略の始まり」
 浅井昭衛会長「顕正会員こそ御遺命の正義を心肝に染め、一人ひとりが、いかなる謀りをも粉砕する『巧於難問答の行者』になってほしい。… 国立戒壇とは国家・国土を成仏せしむる唯一の秘術、仏国実現の唯一の秘術である。…
 今回の尖閣諸島を巡る中国の威圧は、今後、長期にわたる日本侵略の始まりである。… 日本政府は中国の恫喝に屈し、その責任をすべて検察庁に擦りつけた。… 領土というものは、寸土といえども譲ってはいけない。菅総理および仙谷官房長官は、まさに売国奴であります。…
 小日本国の亡びんとするとき、大聖人様は絶大威徳を以て必ずや広宣流布をあそばす。そのお手伝いを申し上げるのが、いま召し出だされている一四三万の地涌の流類である」(「顕正新聞」第1185号 )
 (※ 教学部を廃止し "一念信解" の盲信路線を突き進み、かつて自ら鍛え上げた "巧於難問答の行者" をすべて排除してしまった。櫻川 忠 )
9月26日  菅直人首相、東京富士美術館を訪問。
「菅直人首相は26日、公明党の支持母体、創価学会の池田大作名誉会長が設立した『東京富士美術館』(東京・八王子市)を訪れた。臨時国会のカギを握る公明党に秋波を送ったとの観測もある」(「日本経済新聞」)
10月6日  最高裁判所(第一小法廷)、正本堂解体を理由として総本山大石寺を訴えていた創価学会員の上告を棄却。
 この決定は、一連の正本堂関連訴訟で最後の最高裁決定であり、これによって正本堂関連訴訟は、宗門側の全件全勝で確定した。全国各地で三十九件もの訴訟が提起された正本堂関連訴訟は、動員された創価学会員らの数が四百二十人を超え、請求額も合計三億数千万円におよぶ莫大なものであった。
 池田大作は戒壇に関する誤った意義付けを行い、また、日蓮正宗の教義逸脱という仏法破壊の大謗法を行った。… 正本堂は、池田大作の慢心を増長させ、創価学会員を惑わす堂宇と化してしまったため、平成十年四月、大御本尊は奉安殿に御遷座され、無用の長物となった正本堂は解体されるに至った。… 本件訴訟において彼ら創価学会員は、日蓮正宗に帰依していない裁判官にさえ、仏教における御供養は信仰心の発露でなされるものであって、条件や負担をつけるものではないと諭された。
10月8日  公明党、補正予算案に賛成へ。
「公明党は7日、菅政権が提出する10年度補正予算案に賛成する方針を固めた。追加経済対策に、地方経済活性化に向けた公共事業約1兆円が計上されることを評価した。統一地方選を来年に控え、政策実績を挙げたいとの思惑もある」(「共同通信」)
10月9日  創価学会、池田大作名誉会長、フィリピン共和国・国立南ミンダナオ大学「名誉人文学博士号」授与式(創価大学本部棟)。
10月16日  創価学会、新時代第43回本部幹部会開催(創価国際友好会館)、「一番 地道な人 が一番偉大」
 池田大作名誉会長メッセージ「どんなに悪口罵詈されようとも、どんなに猶多怨嫉の難を受けようとも、どんなに破和合僧の攪乱をされようとも、すべては御聖訓通りであり、創価の師弟は断じて負けなかった。 迫害されればされるほど、圧迫されればされるほど、いやまして「師子王の心」を光らせました。 そして今、世界192カ国・地域に広宣流布を推し進めました。 創価学会は、揺るぎない人類の「平和の柱」「文化の大船」「教育の眼目」として、そびえ立っております。 もはや、何ものにも絶対に崩されない金剛不壊の人材の大城が築き上げられたのであります」
10月20日  創価学会、潮出版社、ウラジミール・イワーノヴィチ・トローピン著、「「精神のシルクロード」を求めて 「ロシア」が見た池田大作」発汗。
10月25日
 顕正会、10月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「大蒙古と酷似の侵略国家・中国も出現」
 浅井昭衛会長「顕正会こそ末法濁悪の世に咲く白蓮華地涌の菩薩の大集団である。… 顕正会は大聖人仰せのままの信心をしているゆえに功徳が満ちあふれ、その歓喜で折伏が進んでいる。…
 逆縁広布も順縁広布も『前代未聞の大闘諍』が起こる時に成就する。… いよいよ大聖人仰せの「前代未聞の大闘諍」が近づいてきた。… この未だ曽てない深刻な自界叛逆と圧倒的な他国侵逼こそ、日蓮大聖人に背き続けた大罰である。このとき、大聖人様は広宣流布をあそばす。…
 いま大聖人様はこの大事を手伝わしむるために、一四三万の地涌の流類を呼び出だし給うた。この一四三万はやがて二〇〇万になる、三〇〇万になる、一千万になる。そして『日蓮大聖人に帰依し奉れ』との諫暁の師子吼は日本国にこだまする。この地上の戦いに、諸天は必ず呼応する。かくて大事は必ず成就する。これすべて日蓮大聖人御一人の絶大威力による」(「顕正新聞」第1188号)
10月31日  創価学会、第三文明社、池田大作著「人間勝利の春秋 歴史と人生と教育を語る」対談者 章開沅 発刊。
11月3日  創価学会、新時代第44回本部幹部会・青年文化総会開催(創価大学記念講堂)、「それが創価! そこに師弟の魂」
 池田大作名誉会長メッセージ「何ものにも負けない、この「人間革命」の勇気の力を、私は後継の青年に譲り託します。 君たちは勝つために生まれてきた。 皆を幸福にするために生まれてきた。 一人ももれなく、妙法とともに、学会とともに、明るく充実した青春を生き抜き、人生と社会の堂々たる大勝利者となっていただきたい。… 人類は、妙法を渇仰しています。 創立100周年へ、いよいよ「今から」、いよいよ「これから」です。 我ら創価の師弟は、無限の信力・行力を奮い起こし、無量の仏力・法力を湧き出しながら、新たな広宣流布の躍進を開始しよう!」
 (※ 創価学会創立80周年記念祝賀イベントでもある「青年文化総会」であるが、メッセージを寄せるのみで池田大作名誉会長の出席はなかった。最後に池田名誉会長が出席したのは、2010年5月13日であり、健康不安がささやかれている。櫻川 忠 )
11月5日  秋の叙勲親授式、皇居・宮殿「松の間」で開催。矢野絢也元公明党委員長 (旭日大綬章) ら11人が出席し、天皇陛下から勲章を手渡された。
「池田大作名誉会長への叙勲が実現していないこともあり、公明党OBは調整段階で辞退することが慣例となっている。それだけに創価学会と対立する矢野氏の受章は公明党の民主党への猜疑心に火をつけることになった。… 矢野氏は公明党書記長や委員長を歴任した政治評論家だが、数年前から党や創価学会と対立し、党OBや学会幹部らと訴訟合戦となった。矢野氏は「公明党と学会の関係を国会で証言したい」とも発言し、学会から「仏敵」とされる。公明党が勘ぐるのは受章の経緯だ。受章者は各団体の推薦者から内閣が審査し閣議決定する。それだけに政権中枢に矢野氏に肩入れする人物がいるのではないかとの疑念は深まる。 菅直人首相はかつて国会で「政教分離」問題を取り上げた経緯もあり、公明党の信頼は薄い。仙谷氏に至っては矢野氏の長男を公設秘書に迎えたこともあり、さらに不信が強い 」(「産経新聞ニュース」2010年11月3日配信 )
(※ "公明党OBは辞退することが慣例" は、竹入義勝元委員長の叙勲以後のことで、叙勲を受けた公明党関係者は少なくない。櫻川 忠 )
11月14日  ロベルト・バッジオ (サッカー元イタリア代表)、広島で開かれた「ノーベル平和賞受賞者世界サミット」の受賞スピーチで、池田大作名誉会長を礼賛。受賞翌日には "受賞報告" のため、信濃町の創価学会本部を訪問。
「私は池田大作先生の教えを心に刻むことができました。そして対話の力こそ私を支え、欺瞞と不正義を乗り越えさせてくれることを知ったのです」(「NEWSポストセブン」2010年12月04日号 )
11月21日  創価学会、池田大作名誉会長、マサチューセッツ大学ボストン校から「名誉人文学博士号」が授与される。池田大作に贈られた名誉学術称号は、300になった。
11月26日
 顕正会、11月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 13,321名、「"一閻浮提大闘諍" "他国侵逼"は刻々と迫る」
 浅井昭衛会長「大聖人様の弟子ならば、逆縁にへこたれてはいけない。いかなる困難も乗り越える不屈の心を持たなくてはいけない。… 大聖人様の『いまだこりず候』の仰せこそ、広宣流布に戦う仏弟子の大精神である。…
 もし中国が台湾を呑み込み、さらに朝鮮半島を支配下に置いたら、そのとき日本の命運はどうなるかもう説明の要もない。… このとき大聖人様は、日本の広宣流布をあそばす。そして、この大事を手伝わしむるために、いま一四四万の仏弟子を召し出だし給うたのである。この地涌の流類の大集団は、明年秋には必ず一五〇万に成る。そして二〇〇万、三〇〇万、一千万になり、大聖人様の御命令に応え奉ることになっている」(「顕正新聞」第1191号 )
11月28日  創価学会、任用試験実施、77,000名が合格。
11月30日  創価学会、第三文明社、松岡幹夫著「日蓮仏法と池田大作の思想」発刊。
「はじめに
 序 創価思想と池田思想
 1 池田思想の5つの特徴
 2 池田思想に対する偏見を正す
 3 仏教哲学と池田思想
 4 現代仏教と池田思想
 5「人間のための宗教」へ 」
12月21日
 顕正会、12月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「法華取要抄に"王と王との闘諍"を御予言」
 浅井昭衛会長「器というのは容れる力があるから器というのです。器が小さければ、みなこぼれてしまう。百人千人万人の信心を守り奮い立たせる、その大きな器になってほしい。そして功徳の歓喜で弾むような、明るい組織を作ってほしい。…
 私は前々から、世界大恐慌が一閻浮提大闘諍の序分であると言ってまいりました。二年数ヶ月前に、リーマン・ショックによる金融恐慌が起きましたね。これを乗り切ろうとして、世界各国は競い合って財政出動をした。… いま眼前となっているEU諸国の財政破綻、日本の国家破産、中国のバブル崩壊、そしてアメリカの経済崩壊。これは世界大恐慌の四つの震源地であると、私は思っております。この四つは相互に連動して世界大恐慌を起こし、それが世界大闘諍の引き金になるのです。…
 もう中国の日本侵略も最終段階、そして顕正会の御奉公も最終段階。すでに広宣流布は直線コースに入っているのであります。広布前夜に生まれ合わせ、この大事な御奉公が叶うということは、何と有難いことか」(「顕正新聞」第1183号 )
12月23日  創価学会、全国最高協議会開催(創価学会恩師記念会館)、「勝利の鐘を打ち鳴らせ!」
 池田大作名誉会長「仏法は、永遠に魔との大闘争である。 ゆえに心を引き締め、新たな広宣流布の前進を、勇躍、開始したい。 一、この創立80周年、学会は見事なる大勝利の歴史を残すことができた。 全同志の深き信心と勇敢なる行動、そして、他のどこの世界にもない麗しき異体同心の団結があればこそである。」
12月23日  創価学会、池田大作名誉会長、大韓民国・建陽《コニャン》大学「名誉経営学博士号」授与式(創価大学本部棟)。
12月31日  週刊朝日、「池田大作創価学会名誉会長「矢野絢也叙勲」に激怒」記事を掲載。竹入元委員長と同じ、旭日大綬章の受章に焦りまくる。
 

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