冨士大石寺顕正会の基礎知識


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 「国立戒壇」とは何でしょうか


 日蓮聖人は鎌倉時代に法華経を弘め、蒙古襲を予言して国を諫め、流罪・死罪にあった僧として世に知られています。その門流の富士大石寺では、古来から聖人を末法の仏と尊崇し、日蓮大聖人と呼んで来ました。
 日蓮大聖人が弘めた法とは、法華経(寿量品)に秘かに説かれた「
三大秘法」という、仏教の神髄の教えです。ではその三大秘法とは何かといえば、本尊と戒壇と題目のことを言います。

 「
本尊」とは、大聖人が証得された仏法の要諦である大曼荼羅のことで、
文字を以て仏の境涯が顕わされており、この御本尊を信じ南無妙法蓮華経と唱えるならば仏界たる本尊を縁として、わたしたちもまた成仏という境地に至ることができる、と大聖人は説かれています。
 戒壇」は本尊の在す場所であり、「題目」は本尊を信じ南無妙法蓮華経と唱える、わたしたちの修行を指します。

 日蓮大聖人は付嘱の弟子である日興上人に、この三大秘法を日本中の人々に教え・弘めよ、と託されました。そして将来、広宣流布といって日本国中にこの御本尊への信仰が漲り、一同に南無妙法蓮華経と唱える時が来るであろう。その時に、
国家的に三大秘法を受持して戒壇を建立するように、と遺命されたのでした。
 現在で言えばそれは
一国の総意において、すなわち国会・内閣と天皇の意思表明を以て、三大秘法を尊崇し戒壇を建立することに当たります。これを「事の戒壇」といい、また「国立戒壇」と称します。
 そしてその実現は、門下の使命であり目的であるのです。




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「 冨士大石寺顕正会の基礎知識 」サイト運営責任者 櫻川 忠