迷走する顕正会を斬る


淺井昭衞会長の足跡と変節

    顕正会年表 (私家版)


      
1月1日
 宗門、阿部日顕管長「新年の辞」
「宗門は、今や平成14年の宗旨建立七五〇年の佳節に向かい、仏恩報謝と正法広布の大業完遂のため、僧俗心を一つにして信行に邁進しております。… 宗旨建立の佳節を2年後に望んで、渾身の力を奮って、唱題と折伏に邁進すべき「実行」の年であります。30万登山の成否は、本年の僧俗一致の信心と折伏実行にかかっていると申すべきであります」(「大白法」第540号 )
1月1日
 宗門、元旦勤行の砌、阿部日顕管長「皆様も御承知のように、一昨年より正本堂の解体が始まりまして、… いよいよ本年より、奉安堂が建立されるという運びに相なっておるのであります。この正本堂を解体したということについては、色々と疑問のある方もあるかと思いますが、一昨年の客殿の落慶大法要の最後の時に、私がほぼ、その理由を申し上げてあります。
 すなわち、一時、宗門の信徒として正法護持興隆に功績があったかと思われるところの創価学会の在り方のなかで、特に過去から現在において、第三代の会長としておった池田大作という大謗法者の誤った見解が、種々の形ではっきりと現れてきたのであります。そのようなところから、この正本堂の存在が謗法の固まりと言ってもいいような意味に変わってきたのであります。したがって、清浄なる本門戒壇の大御本尊様御安置の場所としてふさわしくないということを私は確信いたしまして、この客殿落慶の時をもって直ちに御戒壇様を現在の奉安殿にお移し奉りました。
 そして、そのあと無用の長物となった正本堂については、もはや存在の価値がありませんし、そのまま置いても朽ちるばかりでありますから、思い切ってきちんと取り払ったのであります。…
 池田大作は、正本堂の着工大法要において、『三大秘法抄』の文を引いて、もったいなくも、正本堂が『三大秘法抄』に示されるところの戒壇であるということを、はっきりと申しました。これは大聖人様の広大無辺な日本乃至、世界の一切衆生、人類救済の目標としての広宣流布戒壇建立の意義を、自分の我意、我見、我欲の見解をもって、まことに小さく貶めた考え方であります」(「大白法」第541号 )
1月1日
 顕正会、浅井昭衛会長、年頭の辞「広布の最終段階 正々堂々の前進
「まさに広宣流布は最終段階に突入したのである。… 御遺命を守り奉った顕正会は、自然と「宗門の中の顕正会」から「日本国の中の顕正会」という立場になった。六十八万の仏弟子の大集団はすでに無視できぬ存在として、一国が注目し始めたのである。月刊誌も、週刊誌も、一流新聞も、相次いで顕正会を論評するようになった。だが、日蓮大聖人に一筋の忠誠を貫ぬく顕正会の純粋さ、清らかさは、三毒で濁った輩の理解を超える。ゆえにその論評のことごとくは、偏見と悪意に満ちている。… もし一国こぞって日蓮大聖人を蔑り、国立戒壇を憎み、顕正会を軽賎するならば、そのとき「梵天・帝釈等の御計として、日本国一時に信ずる事あるべし」の仏語は事実となる。七十七万が成れば百万法城はすでに眼前、そして、百万が成れば一千万は必ず成る。… 平成十二年 元旦」(「顕正新聞」第0819号 )
1月3日
 宗門、法華講連合会初登山会。
「大書院において行われた各講中講頭御目通り席上、全国よりの奉安堂建立御供養(第1回)の目録の御奉呈が行われた。… 昨年2月、第1回として取りまとめた奉安堂建設御供養は、総額33億1,182万5,566円となった」(「大白法」第541号 )
1月7日  創価学会、全国総県長会議(創価文化会館)、秋谷栄之助会長「『法華講救済』に敢然と取り組んでいくことこそ、『悪心を滅し、善を生じる』功徳無量の戦いである。広布の前進を阻むガン細胞のような日顕を追いつめ、鉄槌を下していこう」 (「聖教新聞」1月8日号 )
1月15日
 顕正会、顕正新聞、青年会館御入仏式奉修、「広布推進に必要な諸機関を設置」
 浅井昭衛会長「私はもっと大事な構想を、ここに懐いております。それは、この青年会館に、広宣流布のための教学室を設けたい。… さらにもう一つ、日本および世界の政治・経済・軍事・食糧問題等を調査・研究する機関を設けたいのです。 なぜこのような調査研究機関を設けるのか。その目的は二つある。…
 一つには、『仏法は体 世間は影』ということを実証するためです。広布前夜、一国に国立戒壇への怨嫉が巻き起こるにつれ、世間も必ず傾いてくる、濁乱している。この濁乱の実相を仏法の眼(まなこ)を以て把握したいと思っているわけであります。すなわち現証の確認です。… ここにいま事の広宣流布の前夜、再び一閻浮提の大闘諍が起こることは間違いない。これを仏法の眼でつかみ、日本国の一切大衆に警告していきたい。この思いから、私はこの機関を設けるのであります。…
 もう一つには、広宣流布の日に備えて、妙法の政治・経済等を思索研究するためです。… ここに仏法を根本とした、妙法の政治、妙法の経済、妙法の農業、妙法の教育、妙法の医療等が打ち立てられねばならぬのであります。… これらは、広宣流布して始めて実現するわけですが、今のうちに、その具体的な姿を思索研究して仏国土実現の助けとしなければならない。… このゆえに、日本および世界の政治・経済・軍事・食料問題等の研究機関を、人材を得て、ぜひ設けたいと、思っているわけであります。すべて広宣流布の未来を見つめての、私の真剣なる思いであります。…
 だからこの会館を『青年会館』と名づけたのです。広宣流布の志に生きる、未来に生きるという思いで『青年会館』と名づけたのであります。ですから、どうしても過去の追憶だけに生きたいという人は、ここに来るには及ばない。どうかそういう人は、顕正寺に行ってほしい(爆笑)。あそこには立派な納骨堂もある(大爆笑)。ゆっくり休んで頂きたい(爆笑)」(「顕正新聞」第0820号 )
(※ 教学室は、名ばかりで実態はない。調査研究機関も御書全集編纂も、構想だけで実現することはない。そうした機関には優秀な人材が必須であるが、浅井昭衛会長は優秀な人材を怖れ、やがて排除してしまう。だから顕正会の幹部には、何でも先生の云うことをきく、思考停止の人しか残らない。浅井昭衛会長の「広宣流布への真剣な思い」は、見せかけの偽りの看板であることに、現役会員諸氏には気づいてほしい。櫻川記 )
1月17日  創価学会、正本堂解体につき静岡地方裁判所富士支部へ提訴、4/28までに全国39件の同様の提訴を行う。(※ のちに、創価学会の全面敗訴が確定 )
1月22日
 顕正会、1月度総幹部会開催 (大宮ソニックシティ)、「濁悪の世に百万出現 只事ならず」
 浅井昭衛会長「宗門の折伏は職業僧侶が食わんがための檀家作り、顕正会の折伏は大聖人様への忠誠心から発する止むに止まれぬ死身弘法である。無道心の者は仏法を渡世の具とし、顕正会は法のために身を捨てる。… ゆえに顕正会は大聖人様の御守護を頂いて大難事の広宣流布を進めることができるのである。…
 広布前夜の大闘諍は刻一刻と迫りつつある。この大闘諍より日本を救うのは政治力でも、経済力でも、軍事力でもない。ただ大聖人様の御守護を頂く以外ない。… ここに濁悪の日本国の中において、声も惜しまず『日蓮大聖人に帰依しなければ日本は必ず亡ぶ』と諌め続ける顕正会の重大使命がある」(「顕正新聞」第0822号 )
2月1日  創価学会、第三文明社、渡辺慈済著「日蓮正宗落日の真因 出家得度五十年・未来のために真実を語る」発刊。
「「針金宗門」といわれた日蓮正宗が、危殆に瀕していた状態から、創価学会の出現によって発展し、一人の狂乱法主の登場によって、仏意仏勅の信徒団体を切り捨てる暴挙が行われた50年間を振り返る」(「MARC」)
2月16日
 宗門、大白法、秋元広学渉外部長「談話 学会裁判(民事)結果」
「創価学会は宗門攻撃の一環として、全国各地で多くの裁判を起こしてきました。そして、勝った裁判だけを大宣伝し、卑怯にも負けた裁判には勝敗にふれず、頗かむりをしたり、負けてはいないようにつくろい虚偽報道を続けたりしています。…
 宗門では、創価学会との訴訟の状況について、正確に真実を伝え、創価学会の虚報をうち破るための資料として、これまでの裁判結果を一覧表にしました。これを見れば明らかなように、… どちらに理があるかは明らかです。… 池田学会の悪質な虚報に惑わされることなく堂々と正義の大道を歩んでまいりましょう」(「大白法」第543号 )
2月18日
 宗門、第三回宗旨建立七五〇年慶祝記念局委員会を開催(宗務院大会議室)
2月21日  札幌地方裁判所、藤原広行師(仏見寺)に対し創価学会が損害賠償を求めた訴訟判決、原告の請求を棄却した。"宗門と創価学会の対立"をテーマとした番組で北海道テレビから取材を受けた際、藤原師の "故・大橋信明師の事故" についての発言に、名誉毀損に当たると創価学会員が訴えていた。
2月24日
 顕正会、2月度総幹部会開催 (大宮ソニックシティ)、折伏成果 10,707名、「歴史的七十万 三月に達成せん」「不敬の御開扉は直ちに中止せよ!
 浅井昭衛会長「この姿こそ広宣流布近しの現証、御本仏の御威徳である。顕正会の折伏はすでに日本国をゆさぶっているのである。…
 阿部管長は二冊の悪書を書いて大聖人に背き奉った大罪を、深く改悔しなければいけない。もし命かけての懺悔がなければ、その罪障は今生だけではない、後生にも消えない。… いまのごとき油断だらけ、そして不敬の御開扉を直ちに中止して、早く堅固なる御宝蔵を築き、広布のその日まで、秘蔵し奉るべきである。私は本日の総幹部会の真剣なる訴えを、阿部管長、もしなおざりに聞くならば、身を滅ぼすこと遠からずと私は思っている」(「顕正新聞」第0825号 )
3月6日  創価学会、戸田城聖2代会長の妻・幾(89)逝去、照寿院妙護日操大姉。
 葬儀(品川・桐ヶ谷斎場)は、細井珪道師(常在寺)の導師で厳粛に執行。秋谷栄之助、森田一哉、和泉覚、柏原ヤス、池田博正ら30名が参列、池田大作は欠礼。
3月7日  創価学会、池田大作名誉会長、戸田家を弔問し1時間半にわたり懇談。聖教新聞、戸田幾の逝去を伝えるが日蓮正宗での葬儀執行を隠蔽。「名誉会長は、7日夜、戸田家を訪れ、深い哀悼の意を込め追善回向した。そのさい、ご遺族に弔意を表するとともに、一時間半にわたり、戸田先生とご夫人を偲び、数々の想い出を語り合った」(「同」3月8日号 )
3月10日  東京地方裁判所、"総本山墓地事件" 判決、宗門の完全勝訴。
3月21日  東京地方裁判所、"クロウ事件" 裁判で宗門の請求を棄却。
3月25/26日
 宗門、法華講連合会春期総登山会、第37回法華講連合会総会開催。
 阿部日顕管長「過去を振り返るとき、… ついに平成2年12月、法華講の清浄化と刷新のため、法華講本部組織に関する規則を改正し、具体的には池田大作ほか学会幹部の法華講本部役員としての関与を排除いたしました。以来、池田大作ほか創価学会の荒れ狂う有り様は、付嘱の大事も七百年の仏法正統血脈をも土泥に踏みにじる悪をもって、ありとあらゆる誹謗・迫害中傷を行ってきたことは皆様も御承知のとおりであります。これに対し、宗門は、あくまでも宗祖大聖人の正法で義を守りぬき、広布への前進を志してまいりました。…
 この総会に臨み、私より皆様に一つの提案がございます。… 奉安堂の起工式の日より百日間を限り、皆様一人ひとりが特に一日3千遍、百日間で30万遍の唱題を行い、もって宗祖大聖人様の、「今日蓮が唱ふる所の題目は前代に異なり、自行化他に亘りて南無妙法蓮華経なり」(御書1594)の御金言に広宣流布の功徳と実証を込め、折伏の大増進と成就を期したいと思いますが、皆さん、いかがでありましょうか」(「大白法」第546号 )
3月26日
 宗門、第6回講頭・副講頭指導会。
 阿部日顕管長「先程の藤本総監の話のなかに、池田大作は大増上慢によって宗門を蔑視・軽視したというお話がありましたが、たしかにそのとおりであります。しかし、私は、もう一つそこに、あの池田大作は経文にあるところの「猶多怨嫉」の怨嫉であるということを付け加えておくものであります。いわゆる妬みなのです。宗門七百年の正しい仏法の伝承に対する立場に自分が立てないことに対する妬みであり、そこから池田の増上慢が起こってきておるのであります。これは非常に恐ろしいことでありますが、それを池田は法華講総講頭の立場において行いましたので、非常に大きな害毒を宗門にもたらしたのであります。しかし、私ども一人ひとりの心のなかにも、色々な面における小さな心、暗黒な心、怨嫉の心等が存在するのであります。ですから、自分の悪いところを唱題によって開いていくことが大切なのであります」(「大白法」第546号 )
3月26日  ロシア連邦大統領選挙、ボリス・エリツィン大統領辞任後に大統領代行となっていた ウラジーミル・プーチン首相が、第1回投票で52.94パーセントを獲得し当選した。
3月27日
 顕正会、3月度総幹部会開催 (川口総合センター)、「奉安堂の建設を取りやめよ!
 浅井昭衛会長「広宣流布の時には、熱原の法華講衆のごとき純粋熱烈の信心が日本国に漲る。… そのとき、戒壇の大御本尊様は国立戒壇に始めてお出ましになる。この大事の御奉公をなすものは、もう顕正会以外には断じてあり得ない。…
(「シアトル事件」裁判について)仏法の上から論ずれば、これは池田大作が勝ったのではない、阿部管長に罰が当たったのである。阿部管長は学会の手先となって御遺命を破壊しながら、その罪を池田大作に着せていささかも懺悔なく、今なお戒壇の大御本尊を営利の具としている。この無道心、卑劣を、もう大聖人様がお許しにならないのである。…
 いま阿部管長のなすべきことは、急ぎ堅牢の御宝蔵を建設して、近き広宣流布のその日まで、ひたすら戒壇の大御本尊を秘蔵厳護し奉ることだけである。七十万顕正会員はじっとこれを凝視している」(「顕正新聞」第0828号 )
3月27日  東京地方裁判所、八尋頼雄副会長ら3名が福田毅道師ならびに阿部日顕管長を名誉段損で訴えた裁判で、訴えを棄却した。創価学会八尋頼雄副会長・正木正明青年部長(現副会長)らが、5,000万円の経済的給付を提示し、宗門僧侶へ離脱工作をした事実を認定した。
3月28日  青森地方裁判所、東漸寺(青森県)元住職・濱口寛正師に対し、寺院建物明け渡しを命ずる判決を下した。
3月31日
 宗門、大村寿顕師、早瀬義寛師、八木信螢師、能化に補任。
「東京都大田区の宝浄寺住職・大村寿顕御尊師、東京都豊島区の法道院主管・早瀬義寛御尊師、総本山塔中の妙泉坊住職・八木信螢御尊師は、去る3月31日付をもって権僧正に昇級され、御法主日顕上人猊下より院号を御允許賜り、大村御尊師は常秀院日統、早瀬御尊師は常聰院日如、八木御尊師は常要院日照となられた」(「大白法」第547号 )
3月 日  創価学会、西口浩副会長を解任。"朝まで生テレビ" での問題発言が理由と見られる。
3月 日  大韓民国SGI、朴理事長再任を評議会に上程し強硬採決。これを契機に韓国全土で「善の連帯」が決起。
4月1日
 宗門、大白法、秋元広学渉外部長「クロウ裁判報告」
「すでにご承知の通り、「クロウ事件」は、去る3月21日、東京地裁が、創価学会の報道と全く同じ一方的に偏った事実認定をなし、宗門の請求を全面的斥けるという常軌を逸した不当極まる判決を下しました。… あまりにも杜撰にして理不尽な今回の判決に、我々関係者一同、唖然とするとともに、激しい憤りと裁判所への強い不信感を抱かざるを得ません。… 創価学会すら証明できなかった、むしろ完全に証明に失敗したことを、裁判所が独断と偏見で、勝手に憶測し平然と認定したのですから、これは全く常軌を逸した異常な判決といわざるを得ません。… 数々の、しかも根本的な矛盾に全く触れることなく、しかも積極的な証拠の検討と、説得的な証拠の評価をすることなく、ただ単に「矛盾はない」とかたくなに言い張っているに過ぎないのですから、今回の「東京地裁判決」には、呆れてものも言えません。… こんなことが、このまままかり通ることなどあり得ず、この判決がこのまま維持されるはずもありませんから、いずれ正当な判決が下るものと確信するところであります。… 創価学会は、この判決を盾に、「シアトル事件が真実であることが証明された」と大々的な活動を展開しておりますが、その判決の実体は以上申し上げました程度のもので、とても真摯に検討した結果の判決ではありません。この時こそ「大悪をこれば大善きたる」との御金言を確信し、御本仏様から、より一層の精進を督励されていると捉え、関係者一同より気を引き締めて、東京高裁においてこの判決が破棄されるべく、鋭意対処する所存であります」(「大白法」第546号 )
4月1日  新日本出版社、しんぶん赤旗特別取材班「政教一体公明党・創価学会 3: 政権参加を問う」
4月5日  森喜朗、第85代内閣総理大臣就任、自公保連立政権発足。自由党が連立を離脱、離脱反対の自由党議員は、扇千景を党首とし保守党を立ち上げた。森の首相就任は、当時の自民党有力議員5人(森喜朗、青木幹雄、村上正邦、野中広務、亀井静香)が、密室談合で決めたとの疑惑を持たれた。
4月6/7日
 宗門、総本山大石寺御霊宝虫払大法会奉修、寺族、海外信徒を含む4,000余名の代表が参列した。
4月23日
 宗門、第4回宗旨建立七五〇年慶祝記念局委員会開催。
4月24日  創価学会、能安寺(所沢市)と住職を名誉毀損で提訴。99年8月8日の「御講」で、住職の法話が創価学会の名誉を棄損したとして、五千万円の損害賠償と山門に謝罪広告を掲示するよう求めた。
 後に(2002年8月28日)この裁判でさいたま地方裁判所は「何者かによって秘密裏に録音されることは恒常的になされている」として、創価学会による盗聴を認定した。
4月26日
 顕正会、4月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 7,732名、「奉安堂を中止して早く新御宝蔵を」「三たび阿部管長を諌暁」
 浅井昭衛会長「新本部会館の建設が終了したら再び地方会館の建設を順次進めて行きたい。…
 ただ心に懸かるのは御山のこと、すなわち戒壇の大御本尊の御安危である。… 広布前夜の凄まじい三災七難を思うとき、いかなる巨大地震・核ミサイルにびくともしない、核シェルターのごとき堅牢の御宝蔵を急ぎ築かなければならない。これが、富士大石寺門流僧俗の義務であり、責務である。…
 本日の総幹部会で、私は三度云う。直ちに奉安堂の企てを中止し、速やかに堅固なる御宝蔵を築き、近き広宣流布のその日まで、謹んで戒壇の大御本尊様を秘蔵厳護し奉るべしと。諸天は怒りを含んでこれを見つめている、七十一万顕正会員は憤りを以てこれを凝視している。すべてはこれからの顕正会の前進にかかっている。(「顕正新聞」第0831号 )
4月28日
 宗門、大石寺奉安堂の着工法要奉修。
5月1日
 宗門、法華講連合会全国青年部大会挙行。
 阿部日顕管長「なかなかに信じ難いことですが、人々の一人ひとりの命、その一念には本来、法界に遍満する自由自在な妙法の性を備えております。ただし無始以来、無明という煩悩に弊われて、この悟りを全く知らず、低い境界に迷っているのです。故に、無二に御本尊を信じ奉り、一心一念即宇宙法界と開かれた大聖人様の御法魂に対し奉り、真剣に題目を唱え、我が一心一念もまた、御本尊と境智冥合の大利益を蒙り、法界に遍満する広大な心なり、と信ずることが即身成仏の直道であります」(「大白法」第548号 )
5月15日  森喜朗首相、神道政治連盟国会議員懇談会の祝賀会の挨拶で、「日本は天皇を中心とした神の国」と発言。
5月19日  創価学会、韓日友好代表者会議、池田大作名誉会長「永遠に罪滅ぼしをしていく」と。
「韓国は、日本にとって「文化大恩」の「兄の国」である。「師匠の国」なのである。その大恩を踏みにじり、貴国を侵略したのが日本であった。ゆえに、私は永遠に貴国に罪滅ぼしをしていく決心である。最大の礼をもって、永遠に貴国と友情を結び、貴国の発展に尽くしていく決心である。そこにこそ、正しき日本の繁栄の道もあると確信している」(「池田大作全集」91巻 )
5月25日
 顕正会、5月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「中盤六、七月法戦に熱血たぎる」
 浅井昭衛会長「この地球上において、久遠元初の自受用身・下種の御本仏が出現あそばす国はこの日本以外にはない。この御本仏を守護するため、予め出現した善神がすなわち天照太神・八幡大菩薩なのである。かくみれば神は所従であり、仏は主君であられる。ゆえに日本国は神の国ではなくて、仏様の国、下種の御本仏日蓮大聖人の本国である。… いま日本国の人々は、森総理大臣を始めとして「神の国」などと迷い言は云うものの、この国に下種の御本仏が出現されたことを知らない。そして日本一同に、日蓮大聖人を信ぜず、軽んじ、蔑っている。ゆえに、ついに時来たって、いま日本は亡びんとしているのである。…
 その中に、いま七十一万の仏弟子の大集団が出現して『日蓮大聖人に帰依しなければ日本は必ず亡ぶ』と、大聖人様の御心のままに叫び、戦っている。この姿こそ御本仏の眷属・地涌の流類の姿そのものではないか。大聖人に南無し奉る顕正会のこの真剣なる叫びが、日本国中に満ちこだまするとき、諸天の働きにより、広宣流布は必ず一時に成るのである」(「顕正新聞」第0834号 )
5月28日
 宗門、南米総会開催、5ヶ国 1,000名が結集。
「ブラジル、リオデジャネイロ市内のホテルのコンベンションホールにおいて、ブラジルで2003年に予定されている宗旨建立七五〇年慶祝記念総会の前哨戦ともいうべき南米総会が盛大に開催された。… ブラジルをはじめアルゼンチン・チリ・ペルー・ウルグアイなど南米5ヶ国から千名を越える信徒が集い、南米では初の合同総会となった」(「大白法」第552号 )
5月 日  創価学会、池田大作SGI会長、東京に韓国SGI幹部を招集し、朴理事長執行部の下で団結するよう指示。同時に事態解決のための協議体として「韓国SGI最高会議」と疑惑の真相解明のための「新生韓国委員会」を設置した。
「新生韓国委員会」に対し、韓国SGI執行部は資料の提出を拒否し妨害、「新生韓国委員会」は一回しか開かれず機能停止。「韓国SGI最高会議」は執行部の御用機関となり、問題の追及をはかった「善の連帯」幹部の除名処分開始。
6月1日  新日本出版社、しんぶん赤旗特別取材班「政教一体公明党・創価学会 4: 闇からの支配を問う」
6月2日
 宗門、法光山妙遍寺返還、日蓮正宗末寺として活動再開。
「本多遠道に不法占拠されていた法光山妙遍寺(仙台市)を無事に奪還し、同寺は、日蓮正宗末寺としての宗教活動を再開した。同寺住職であった本多遠道は、日蓮正宗代表役員(管長)の承認を得ることなく、勝手に不動産業者らと結託し、宗制宗規及び寺院規則に各違反して、その境内地処分と移転に着手するという重大な違法行為に及び、さらに、この違法行為に対する宗務院の命令に対して姑息な手段を弄してこれに一切従わなかった。その結果、宗門は、本多を住職罷免の懲戒処分に付すとともに、妙遍寺建物明け渡しを求める訴訟を提起した。
 裁判は、一審の仙台地裁並びに、二審の仙台高裁において、宗門の完全勝訴判決が下され、さらに、最高裁もこれらの判決を踏襲し、本多の違法行為に対する宗門の厳正・的確な対処を認め、妙遍寺明け渡しを命ずる判決を下して、この判決は確定した。また今回の判決によって、仮に宗派離脱手続きがあっても、違法行為に対する宗門の懲戒処分は有効であることが、判例の上に確立・確定した。このことは、判例として重要な意義と価値を有するものであり、現在も係属中の寺院奪還訴訟において、大きな影響を及ぼすことは明らかである」(「大白法」第552号 )
6月6日  創価学会、聖教新聞社、池田大作著「随筆 桜の城」発刊。
6月6日  創価学会、第三文明社、池田大作著「21世紀への母と子を語る3」発刊。
6月8日  フランス共和国国営TV、「創価学会 -- 21世紀のセクト」を放送。
「創価学会をカルトとして扱ったドキュメンタリー、6月8日、フランス国営放送のチャンネル2は、『創価学会 - 21世紀のカルト』と題する60分の特別番組を放映」(「週刊ポスト」6月30日号 )
 フランスでは、創価学会員の警察官が警察内のデータベースに不正アクセス、フランス駐在の日蓮正宗僧侶に関する犯罪情報を調べ逮捕された事件(年代不明) がある。フランスをはじめヨーロッパ各国で、SGIはカルト(セクト)と見なされている。
6月13日  南北首脳会談開催、大韓民国の金大中大統領と朝鮮民主主義人民共和国の金正日総書記(国防委員長)が北朝鮮の平壌で会談を行った。1948年に朝鮮半島が分断されて以来、初めて両国の首脳が会した。会談の結果「6.15 南北共同宣言」が発表され、金大中による『太陽政策』(対北宥和政策)が結実した。金大中はこの功績により、同年12月にノーベル平和賞を受賞した。
6月16日  皇太后陛下崩御、追号は「香淳」。
6月20日
 顕正会、櫻川 忠 ( 壮年部武蔵野地区 )「冨士大石寺顕正会の基礎知識」サイトを開設。
(※ 後に、顕正会本部から「サイトを閉鎖せよ」「閉鎖しなければ除名する」と圧力を受ける。櫻川 忠 )
6月25日  第42回衆議院議員総選挙、与党三党はいずれも議席を減らし、野党は民主党が躍進した。
 森喜朗首相は政権の継続を訴えたが、野党は "神の国発言" に焦点を当て森首相の資質を問題視し、政権交代を図る選挙戦となった。自由民主党は解散前の271議席から233議席へと減らし、単独過半数を割り込んだ。民主党は議席数を95から127へ増やした。与党の一角をしめる公明党は、11議席減少の31議席となった。
6月26日
 顕正会、6月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「中国に諂う池田、日本を救う顕正会」
 浅井昭衛会長「いまの日本の亡国政治家を見れば、彼の言うとうり("日本なんて、あと二十年か三十年すればなくなってしまう")かも知れない。だが、江沢民の耳には日本の亡国の足音は聞こえても、いま日本に広宣流布の大行進が起きていることを知らない。…
 この日本は、一閻浮提第一の御本仏・日蓮大聖人の本国である。顕仏未来記には「仏法必ず東土の日本国より出づべきなり」と。三大秘法はまず日本に広宣流布し、ついで中国・インドに流れ、やがて全世界を救うのである。その大事な日本が二十年・三十年で亡んでたまるか。そのうちに江沢民も、必ず顕正会の名を知るようになる。彼がこれまで見てきた卑しい政治家とはまったく違う、清らかで強靭なる仏弟子の大集団を眼前にしたとき、はたして彼は何と云うか」(「顕正新聞」第0837号 )
6月 日  創価学会、平井武夫副会長、老婦人の財務2億4千万円の着服が発覚し解雇。
7月23日
 宗門、中華民国法華講第一回総会開催。
「台北市と台中市の中間に位置する新竹市内の新竹市体育館を会場に、中華民国日蓮正宗法華講第一回総会が開催された。… 中華民国全土から約5,000名の信徒が参加した」(「大白法」第555号 )
7月26日
 顕正会、7月度総幹部会開催 (大宮ソニックシティ)、折伏成果 8,907名、「炎暑乗り越え赤誠の弘通進む」
 浅井昭衛会長「(顕正会を誹謗したTBS)オウムのような邪教とつるんでも視聴率を稼ごうとするこの卑しさ、このような腐敗した輩が、顕正会ほどの崇高な団体を誹謗するなどは、まことに以て烏滸(おこ)の沙汰である。…
 顕正会の折伏は、学会のごとく大聖人を軽んじた選挙活動でもない。ただ一筋に、日蓮大聖人の大恩徳と、御本尊様の功徳を説き切るものであれば、ここに日蓮大聖人を境としての三毒が起こり、一国に三災七難が起きてくる。この国家的体験を眼前にするとき、始めて『日蓮によりて日本国の有無はあるべし』の仰せの重大さがわかり、日本国一時に信ずるのである」(「顕正新聞」第0839号 )
7月28日  大阪高等裁判所、"総本山墓地事件"で 創価学会員の訴えを棄却。創価学会の謀略に断罪、宗門の完全勝訴。
7月 日  創価学会、岩手県副圏長、知的障害女性を妊娠させる。知的障害施設職員であった副圏長は、女性入所者を犯し妊娠させたとして懲戒免職処分。
7月 日  韓国SGI、執行部批判のネットサイト「無窮花」閉鎖。
7月28-30日
 顕正会、男子部合宿開催(鬼怒川 あさやホテル)、2千500余名参集、「今ぞ広宣流布の時」に奮い立つ」
 浅井昭衛会長「地涌の菩薩の出現は御在世だけのことではない。大聖人の御入滅後も次々と生まれてくる。そして過去の宿縁を忘れずに、御本尊を信じ、南無妙法蓮華経と唱え、広宣流布に戦う。ゆえに『未来も又しかるべし』と。これが、今の私たちの姿なのである。… だから広宣流布以前においては、この宿縁ある地涌の菩薩でなければ、お題目は唱えられないのである。…
 今、他国侵逼の前相である大地動乱は、すでに始まりつつある。このとき、広宣流布に戦う地涌の菩薩の集団はいま七十三万 --。大聖人様は顕正会のこの前進をお待ちあそばす。さあ、いかなる魔障競うとも、地涌の菩薩の面目にかけて、国立戒壇建立のその日まで戦い抜き、大聖人様のおほめを賜ろうではないか。男子部こそ、私と共にその先陣を切ってほしい」(「顕正新聞」第0840号 )
8月5/6日
 宗門、第7回海外信徒夏期研隻会開催、21の国と地域より、約1,400名の信徒が参加した。
 阿部日顕管長「私は本年の4月28日、宗旨建立の佳き日から100日間を区切って、1日3,000遍の唱題行を提唱したのであります。… 本日はその最後の日に当たっており、ちょうど100日目なのです。… ただいまは図らずも皆様と一緒に唱題行を行うことができ、私も本当にうれしく思っておる次第であります。
 大聖人様の御指南によるところの本門戒壇建立という重大事について、凡夫の簡単な見解のみをもってこれを断ずるということは、まことに大きな誤りでありました。その池田大作の謗法が元となって造られたのがあの正本堂でありました。したがって正本堂が存在するということは、謗法・邪宗の創価学会の精神がいつまでも総本山に存在するということでありまして、これは我々日蓮正宗の正しい僧侶と信徒がこれから真の広宣流布を行いつつ、即身成仏の大功徳を受けていく上において大きな障害となるのであります」(「大白法」第556号 )
8月21-23日
 顕正会、壮年部合宿開催(鬼怒川 あさやホテル)、一千余名参集、「"生まれ変わった壮年部" 気魄満つ」
 浅井昭衛会長「いま、国亡びんとする予兆日々に色濃くなる中、日蓮大聖人を命かけて信じ、国を救わんと立つ壮年部五千名の結集が、いかに重大な意義を持つか。このような集団は、断じて日本にない。ゆえに怨嫉する輩もこの五千結集をじっと見ている。壮年は社会経験も豊か、また家庭においても職場においても責任ある立場にある。この壮年が、日蓮大聖人の仏法を命かけて信じ、立つとき、大聖人様の仏法はいよいよ重くなり、広宣流布の潮流はいよいよ迫力を増す。…
 ここに、顕正会壮年部の力で、日本国中の壮年に、この大仏法をしらしめる大運動を起こさなければならない。その期を画する出陣式こそ、明年五月六日の壮年部大会である。みごと五千の精鋭を結集して、大聖人様のご照覧を給わろうではないか。しっかり頼む」(「顕正新聞」第0841号 )
8月16日
 宗門、ガーナ共和国の法華寺で法華講支部結成式開催、約700名が参集。
8月24日  創価学会、一連の不祥事の発覚で幹部のモラルの欠如が露わになり、本部職員に以下の「本部通達」を配布。
 1.会員に奉仕する精神で自らも堅実な生活を心掛けること。
 2.会員からみだりに飲食の接待、金品の提供を受けてはいけない。
 3.立場を利用して会員から金銭を集めてはいけない。
 4.会員の経営する会社に出資したり、名義貸し、保証人となってはいけない。
 5.会員との間で金の貸し借りをしたり、保証人となったりしてはいけない。
 6.会員を裏切るセクハラ、男女関係の問題等を起こしてはいけない。
8月28日
 顕正会、8月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「九月を迎え弘通の気魄たぎる」
 浅井昭衛会長「大聖人御入減後、日興上人・日目上人が大聖人様の御心そのままに戦われた五十年こそ、富士大石寺の源流である。そしてこの五十年のお振舞いの中に、我等末弟のあるべき姿が、はっきりと示されている。これを一言で云えば、大聖人の法義を純正に持つことと、身命も惜しまぬ信心に立つことの二つに尽きる。…
 私が有難く思うのは、この誹謗中傷・デマの中で、山梨の同志がけなげに戦っていることである。私はこれら同志と、会いたいと思っている。… 山梨という国土は、大聖人棟が九箇年、そして日興上人が七箇年在住あそばした所。そして出世の御本懐たる戒壇の大御本尊御図顕の霊地であり、さらに県中西部の鰍沢は日興上人の御出生の地でもある。この宿縁の地に、なんとしても広布の大潮流を起こし、大聖人様・日興上人に対し奉る御報恩としたい」(「顕正新聞」第0842号 )
9月7日  最高裁判所、"法布院事件"で宗門逆転勝訴、成田樹道師に寺院明渡し命令。
9月12日  最高裁判所、東光寺(岩手県、大塚順妙師)・法乗寺(滋賀県、能勢宝道師)に対し、寺院明渡し命令。
9月20日  札幌高等裁判所、創価学会員の遺骨訴訟事件、興徳寺に全面勝訴判決。
9月20日  静岡地方裁判所、大白法記事の誤記に付け込んだ宗門攻撃訴訟、宗門敗訴。
9月25日
 顕正会、9月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 14,776名、「広布前夜には必ず巨大地震が連発」
 浅井昭衛会長「班長以上の全幹部は、燃える思いと心意気で、自ら誓願を立ててほしい。本年最後の法戦、そして七十七万へのスケールの大きい戦いなるがゆえに、チマチマと目標を決めたくない。… (新本部会館について)これほど堅牢で、荘厳で、美しく、かつ多くの人を救うための防災機能を備えた建物は、他にはないと確信をしている まさに三災七難を乗り越えて戦う広宣流布の本陣そのものである。…
 日本の人々を見るに『火宅に遊ぶ子』とまったく同じである。切迫する大地震も知らない、いわんやその次に来る他国侵逼も知らない。ただ目先の欲望に引きずり回わされているだけの愚かな姿である。顕正会は仏様の使いとして、これら一切大衆の目を聞かせ、救っていかなければならない」(「顕正新聞」第0844号 )
9月28日  東京高等裁判所、"クロウ事件" 第1回控訴審。
10月1日
 顕正会、臨時山梨大会開催、「謀略打ち砕き本格的山梨広布へ」
 浅井昭衛会長「いま全国で、もっとも学会の謀略の激しいところが、この山梨である。ために顕正会に対する悪口中傷・デマがうず巻いている。その中でかえって奮い立ち、広宣流布を進める山梨の皆さんの健気な姿を見て、ぜひ会いたいと思い、本日、来た次第である。…
 いま顕正会も御本仏の唯一の御遺命たる国立戒壇めざして戦えば、怨嫉が起こり悪口中傷が渦巻くのは当然である。私はこれらの悪口中傷を仏弟子として、喜びとし、誇りとしている。…
 大聖人様が全人類をお救い下さる仏様であることを立証する現証は二つある。その一つは竜の口。もう一つが他国侵逼の予言の適中である。… 大聖人様は事の広宣流布について、かく仰せられる。『ただをかせ給へ、梵天・帝釈等の御計として日本国一時に信ずる事あるべし』と。… この重大なる御化導をお手伝いする仏弟子の大集団が顕正会なのである。天魔の入った池田大作には、このことが本能的な嗅覚でわかる。ゆえに、顕正会を憎み、さまざまな謀略を構えて顕正会を失わんとしているのである」(「顕正新聞」第0845号 )
10月2日  創価学会、潮出版社、池田大作著「21世紀への選択」発刊、マジッド・テヘラニアン 共著。
 第1章 仏教とイスラム──平和への対話
 第2章「寛容」と「多様性」──地球ルネサンスの精神
 第3章 対立から共生へ──豊饒の時代の到来
 第4章 文明間の対話──諸宗教の共存
 第5章 永遠の生命の視座──意識と人生の変革
 第6章「宗教的精神」の蘇生──価値を創造する魂
 第7章「地球文明」の創出──平和への第三の道
 第8章 精神の内発性──人類を照らす普遍の光
 第9章 人間の安全保障──核兵器のない世界へ
 第10章 世界市民の要件──「共同体」と「世界」の往還の中で
 第11章 人類共生への「選択」──地球的統合をめざして
10月5日  ユーゴスラビア連邦共和国、スロボダン・ミロシェビッチ独裁体制が崩壊。ユーゴスラビア連邦大統領選挙の際、選挙不正に怒った国民の抗議行動、いわゆる「ブルドーザー革命」により退陣した。コソボ紛争での、アルバニア系住民へのジェノサイドの責任者として"人道に対する罪"で起訴され、2001年4月に職権濫用と不正蓄財の容疑で逮捕・収監された。
10月11日  広島高等裁判所、"遺骨無断処分事件" 一審に続き創価学会員の訴えを棄却、覚正寺(細川明仁師)勝訴の判決。
10月12日  札幌高裁裁判所、"北海道テレビ事件" 名誉毀損の損害賠償裁判、一審判決を維持し藤原広行師(仏見寺)の勝訴判決。
10月13日
 宗門、創価学会の固定資産に課税を求める。
「龍年光氏ほか4名が東京都庁の監査事務局で、宗教法人の実体(※ 固有の教義・本尊等)がない創価学会の土地建物に対して、課税徴収を怠っている現状を是正し、適正に徴税することを求めるため、外部監査を行うよう求めた住民監査請求書を提出した。これは、先の住民訴訟における東京地裁の判断を受け、外部監査による監査を求めたものである。… この度の都の監査委員に代えて外部監査を請求したことについて龍氏、は、「創価学会課税問題は第二の闘いに入り、仏教破壊者・池田大作を狂信する創価学会の実態が、宗教を悪用した政治集団であることを明らかにする日が近づきました」と述べている」(「大白法」第562号 )
10月13日  ノーベル賞委員会、2000年のノーベル平和賞を韓国の金大中大統領に授与する、と発表した。6月に南北首脳会談を成功させ、「冷戦終結が朝鮮半島にも及ぶとの希望を生み出した」ことなどが評価された。韓国人のノーベル賞受賞は初めて。
10月19日  日朝国交正常化の早期実現を求める緊急集会、日本の政党で唯一 公明党が参加。
 在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総連)関係者、「公明党は唯一無二の同胞の味方」と賛美。
10月24日
 顕正会、10月度総幹部会開催 (大宮ソニックシティ)、「今後十年 日本国に現象顕れる」
 浅井昭衛会長「(山梨大会の二つの意義について)一つは、もういかなる魔障も広宣流布を妨げることはできないということ。すなわち信心さえ強ければ、魔障はかえつて広宣流布を早めてくれるということ。… もう一つの意義は、山梨であれほどの大会ができたということは、もう全国どの県でもできるということの証明である。…
 この国にまします日蓮大聖人を軽んじ蔑ずるから、中国・北朝鮮から限りない侮りを受け、その強大なる軍事力によって生存を脅かされるのである。ここに顕正会が声を大にして『日蓮大聖人に帰依しなければ日本は必ず亡ぶ』と叫ぶ所以がある。これからの十年、いかなる三災七難が起ころうとも、顕正会はそれを乗り越え、広宣流布を力強く進めなくてはならない。そのために新本部会館を建てたのである」(「顕正新聞」第0847号 )
11月7日  第54回アメリカ合衆国大統領選挙、選挙結果をめぐり法廷闘争が展開されるなど混乱したが、共和党のジョージ・W・ブッシュが大統領選挙人投票で、民主党の現職副大統領アル・ゴアに僅差で勝利、次期大統領となることが決定した。
11月8日
 顕正会、新本部会館(さいたま市大宮区寿能町)落慶御入仏式挙行、「"第二の不思議" この法城で必ずや拝見」
 浅井昭衛会長「(懸け奉った御本尊について)富士大石寺第二十八世・日詳上人が、いまから二百六十七年前の享保十八年に書写あそばされた大御本尊である。この御本尊は顕正会が感得し奉った顕正会重宝の御本尊である。… 国立戒壇の正義を堅持して同じく擯斥処分を受けた松本日仁尊能化が、私に託して下さった御本尊様である。… 日詳上人は、あの御高徳の日寛上人から直接御相承を受けられた貌下である。日寛上人が広宣流布のためにと後世に残されたあの重大な六巻抄も、この日詳上人に託されている。…
 必ず富士大石寺に清流が蘇り、国立戒壇の御遺命を堅持される正しい貫首上人がご出現になる。そのとき顕正会はその上人のもとに馳せ参じ、命かけて守護し奉る。この思い、私は前々から常に抱き続けている。実はこの本部会館には『特別応接室』が設けられている。私はここを、心の中で『貴賓室』と呼んでいる。やがて時来たれば、国立戒壇堅持の猊下をお迎えする日が必ず到来する。その用意として設けた一室である。…
 もし他国侵逼が起これば、日本はそのとき亡ぶ。だが、この濁悪の日本国の中に、すでに七十五万の仏弟子の大集団が出現している。大聖人様は、この仏弟子の大集団をして戦わしめ、一国に日蓮大聖人の重きを知らしめ、帰依せしめ給うのである。すべては顕正会の一千万への大前進にかかっている。…
 御遺命成就の日、戒壇の大御本尊様はいよいよ富士山・天生原の国立戒壇にお出ましになる。このとき全顕正会員は天生原までの四キロの道のりを、全員で紅の涙を流しながら御供申し上げようではないか」(「顕正新聞」第0848号 )
11月9日  公明党、江戸川区議・松本弘芳、少女売春容疑で逮捕。5月から10月の間に20数名の女子高生を相手に買春し、その行為をビデオ収録した疑い。(「フライデー」12月1日号 )
11月16日
 宗門、大白法、"第二回奉安堂建設御供養について"
「昨年12月に第1回目の御供養受付が行われ、本年の法華講連合会初登山会において御奉呈申し上げた。本年も間もなく迎える12月の初旬には、第2回受付が各支部ことに行われることになっている。… 総講頭・柳沢委員長は、誰でもが励めるようにと、目安として一日100円の積み立てを提唱されてきている。このように御供養は、毎日の積み立てを基本に行っていくものであり、一日一日の積み立てを一年ごとに御供養申し上げ、その功徳と喜びをもって、次の年の励みとしていこうではないか」(「大白法」第561号 )
11月27日
 顕正会、11月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 16,158名、「国家財政の崩壊、東海大地震の切迫」
 浅井昭衛会長「皆さんは責任感がつよい。定めて申しわけないという気持ちでいっぱいでしょう。しかし、しかし、負けたなどという思いは少しも持つ必要はない。… 私は心から誇りに思っている。… 本年の戦いを終えた今、私は来年こそ大きな戦いをと、全く新たな決意に立っているが、皆さんはどうか。…
 亡国の歯車は瞬時の休みもなく刻々と回わりつつある。ここに私は広布最終段階の到来ということを、重ねて云い切っているのである。顕正会はいよいよ新しい戦いを起こし、大聖人様に応え奉らなければならない。… 私は十二月十日に開催する『東北代表者会議』こそ、その新しい戦いの出発であると心している。…
 心を沈めて思うに、今後、十有余年の顕正会の死身弘法こそ、まさしく大聖人に対し奉る『唯願説之』の三請・重請である。赤誠ついに御本仏の御心に叶い、第二の不思議を拝見させて頂くその日まで、全顕正会員打って一丸、共に励まし広布の大行准を力強く進めようではないか」(「顕正新聞」第0850号 )
11月27日  創価学会、高松和明副支部長、わいせつ図画販売容疑で逮捕。
 同副支部長は成蹊大学教授で、元創価大学学長の息子である。インターネットを悪用し、わいせつ図画などを販売したとして神奈川県警に逮捕された。
12月5日  東京高等裁判所、"写真偽造"裁判、名誉毀損を認めながら宗門の請求を棄却する不当判決。池田大作名誉会長および創価学会が原告(宗門)に対し400万円の損害賠償金を支払うように命じた一審判決を取り消し、宗門の請求を棄却した。
 創価学会が行なった阿部日顕管長の写真について、偽造されたものと認定。「本件写真は、右撮影当時、他に2人の僧侶がいたにもかかわらず、これらを註記するようなことはないのであるから、右写真を見た者に対し、阿部日顕一人が酒席で芸者遊びをしているとの、実際の情況とは異なった印象を抱かせるのに十分であり、これをもって客観的な報道ということはできず、修正の限度を超えているものというべき」
12月5日  文化庁、"平成12年度文化庁統計表"を公表、日蓮正宗の信者数を約34万人とした。
 5年前の日蓮正宗の信者数は576万人で、創価学会破門後は激減した。創価学会は信者数を公表していないが、逆算すると542万人と推定される。
12月10日
 顕正会、東北代表者会議開催(仙台国際センター)、3千3百名が参加、「"御生骨" につき重大指導」「日目上人の御跡慕い新しい戦い開始」
 浅井昭衛会長「日目上人という御方は、下種の三宝様すなわち御本仏日蓮大聖人と、戒壇の大御本尊と、二祖日興上人に直接仕え奉り、御遺命を重しとすることかくのごとくあれかしということを、滅後の我ら末弟に身を以て教えて下された御方である。ゆえにいま広布前夜に戦う顕正会員こそ、日目上人の御心を体して戦わなければいけない。…
 御生骨とは、御肉付きの御歯とも御肉牙(おにくげ)とも云われ、富士大石寺に七百年伝わる秘宝である。弘安五年、御入滅近き大聖人様が武州池上にましました時、御歯が一本脱け落ち給うた。… この御歯には、脱け落ちたとき、少し御肉が付いていた。なんと不思議なことに、その御肉が年々増えていく。増殖しているのである。ゆえに『御生骨』という。そして広宣流布の時には、御肉が御歯の全体を覆い、光を放つと言い伝えられている。… 何と不思議なことか。凡慮を絶するとはこのことである。まさしく仏力の所作であられる。…
 この第二の不思議、そして御生骨が光を放つお姿を見せて頂くその日まで、顕正会は一筋の御奉公を貫き、大聖人様のお褒めを賜ろうではないか。まず東北こそ、この戦いの先陣を切ってほしい」(「顕正新聞」第0851号 )
12月21日
 宗門、千葉県八千代市 弘法山正願寺落慶入仏式奉修。
「正願寺は、千葉市の清涼寺住職・野村御尊師が、宗旨建立七五〇年を記念して、仏祖三宝尊の御鴻恩に対し奉り、御報恩の誠を尽くしたいとの御一念より、新寺を建立寄進することを発願され、東葉高速鉄道の八千代緑が丘駅より徒歩7分、利便性の良い新興住宅地に適地を求め、… このたびの慶事を迎えたものである」 (「大白法」第565号 )
 

                前年   一覧    翌年