迷走する顕正会を斬る


淺井昭衞会長の足跡と変節

    顕正会年表 (私家版)


      
1月1日
 宗門、阿部日顕管長「新年の辞」
「隠然たる宗門支配を企む仏敵池田創価学会の多大なる怨嫉を生じ … 仏敵池田大作の怨念による誹謗悪口は、七百年の正法を持つ我等に向けられ、遂に宗門よりの指摘と質問を契機として、正法への信仰に誠意を全く失える池田等の者共への、法華講本部規約の改正に伴う同役員の自然資格喪失となり、これを怒り怨んだ彼等は宗門誹謗のあらゆる非道な行動を取るに至りました。…
 しかし乍ら、平成2年の大結集の砌に仏祖三宝尊の大命として打ち出された平成6年の6万総登山は、仏敵池田創価学会のあらゆる悪口妨害をも鉄壁の僧俗の団結を以てはね返し、数々の不思議な諸天の守護を加え見事に成就致しました。…
 大聖人の仏法の正義を自ら抛棄した池田大作や創価学会が、真実の依拠を失って裏で政権にすり寄り、世間の権力獲得に狂奔している姿はまことに見下げ果てた堕落的な醜い転換であり、彼等の中に大聖人の三大秘法の正義はそのかけらも見出せません。思えば『ニセ本尊』にうつつを抜かす創価学会員こそ愍れな存在であります」(「大白法」第564号 )
1月1日
 顕正会、浅井昭衛会長、年頭の辞「広宣流布の最終段階を迎えて
「いま、大聖人御入滅よりすでに七百二十年 --。広宣流布はいよいよ最終段階を迎えたごとくである。そのゆえは、未曾有の大悪が正系門家に起きたからである。… この大罰は直ちに現われた。六十六、七代の間において、御相承の授受不能という異常事態が招来された。これまた七百年来曽ってなき大悪である。…
 隣国の不穏の動きを見るとき、広宣流布はまさに最終段階を迎えていると云わねばならぬ。…「日本国一時に信ずる事あるべし」の第二の不思議を拝見させて頂くその日まで、御生骨が光りを放つその日まで、一筋の忠誠を貫き通し、大聖人様のお誉めを賜わろうではないか。平成十三年 元旦」(「顕正新聞」第0852号 )
1月3日
 宗門、法華講連合会、第2回奉安堂建設御供養を奉呈。
「平成13年度法華講連合会初登山会第1日目 … 大書院において行われた各支部講頭御目通りの砌、昨年12月にとりまとめられた全国の奉安堂建設御供養(第2回分)の目録が奉呈された。… 奉安堂建設御供養は、総額46億5,204万6,413円となった。(昨年度、第1回御供養は総額 33億182万5,566円)」(「大白法」第565号 )
1月 日  大韓民国SGI、朴理事長が更迭され、呂相洛が理事長に就任。
1月22日
 顕正会、1月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「広布の暁の憲法前文はかくあるべし」
 浅井昭衛会長「広宣流布が近づくにつれて時代の風潮も大きく変わってきた。… (広布の暁の憲法について)その前文はかくあるべし。…
 日本国は、国家の安泰と国民の幸福のために、日蓮大聖人の仏法を国教と定める。… 日本国は、日蓮大聖人が全人類に授与された本門戒壇の大御本尊を、全人類のために守護することを国家目的にする。… この大精神が謳われた憲法こそ『王法仏法に冥ずる』の国法上の姿 …」
 浅井克衛 青年部長に、矢島孝一 男子部長に、石井伸之 壮年部長に、鈴木雄二 衛護部長に任ずる。(「顕正新聞」第0855号 )
「私は以前、大石寺の名を詐称する異流義教団「顕正会」に籍を置き、本部壮年部長として活動しておりました。… 平成十年頃から、地方会館が建ち入仏落慶式に参加するたびに、違和感を感じるようになりました。それは、この頃から「日布上人御書写の大幅の御形木御本尊」と称する本尊が安置されるようになったのですが、どの会館に安置されたのも真新しい全く同じ本尊でした。この大幅の形木本尊も、かつては存在していた形跡すらなく、突然、浅井が持ち出してきた代物で、浅井による偽造は明らかです」( 石井伸之 元・壮年部長が顕正会の本尊疑惑を告発
2月 日
 顕正会、女子部会開催「第二の出陣に燃える」「憲法前文の精神 立正安国と守護付属」(「顕正新聞」第0856号 )
2月14日  最高裁判所、"大石寺墓地事件" で創価学会員の損害賠償請求を棄却。
「墓地使用者である創価学会員24名が、墓地の一部分に墓地埋葬法に基づく経営許可がない箇所があったとして、総本山大石寺に対して1億円余の損害賠償を求めていた嫌がらせ訴訟で、最高裁判所第三小法廷は創価学会員らの上告を退け、総本山の勝訴が確定した」(「大白法」第568号 )
2月16日
 宗門、大白法、教学用語解説「有徳王と覚徳比丘」
「されば『三大秘法抄』に、「戒壇とは、王法仏法に冥じ、仏法王法に合して、… 戒壇を建立すべき者か。時を待つべきのみ。事の戒法と申すは是なり。… 」(同1595)と、将来の一天四海皆帰妙法、本門戒壇の建立の世も、覚徳比丘と有徳王のように、正法を正しく護り伝える僧侶と、それを外護する信徒との確固たる関係によって実現されることを説かれています」(「大白法」第567号 )
2月23日
 顕正会、2月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 11,732名、「初陣二月 過去最高の折伏弘通」
 浅井昭衛会長「御本尊の御説法は、功徳と罰の二つしかない。この賞罰の力を以て、理屈抜きに、三毒強盛の大衆をお救い下さるのである。… いよいよ広宣流布の最終段階が来たのである。そしてこのとき、大聖人様の御威徳によって賞罰もいよいよ顕著になる。顕正会は仏様の使いとして、大確信を以て御本尊様のお力を一切大衆に教えていきたい。もう七百年来の御生骨が光を放つ、そういう時代に私たちは生まれ合わせているのである。さあ三月、広宣流布のうねりをさらに大きくして、何としても八千の大折伏を成し遂げようではないか」
防災委員会」設置、浅井克衛 防災委員長に、加藤礼子 総合女子部長・第一女子部長に任ずる。(「顕正新聞」第0858号 )
2月28日  仙台高等裁判所、西田誠道師に対し法典院(弘前市)明渡し命令。
2月 日  公明党、太田昭宏国会対策委員長の政治資金団体が、公共事業をめぐる汚職事件で逮捕された土木工事会社社長(創価学会副支部長)から1千万円の献金を受けていたことが判明。
3月3日
 顕正会、防災委員会、第一回防災会議開催(本部会館大会譲室)。
「本部会館は、建物の耐震・耐火性はもちろんのこと、停電時に備えての大規模な自家発電設備や、地下百メートルの井戸を利用した地下水受水システム、さらに常時百四十トンの水、数千人分の保存食および米二百俵を備蓄し、加えて阪神大震災の教訓を生かした大量の各種防災用品等、防災に必要なすべてが備えられている。防災委員会は、震災時にこれらの設備および備品類を活用して、本部会館に避難してくる多数の顕正会員を守るべく設置されたものである。防災委員会は、委員長・主任のもとに、①衛護隊 ②備品管理班 ③救護班 ④給食班の四セクションから成る」
 浅井昭衛会長「前々から言っているように、広布前夜の大地動乱は、幕末のそれを上廻わるものと思われる。… もし巨大地震が首都圏を襲ったら、その災禍は想像を絶するものとなろう。私は、巨大地震が起こる前に本部会館が完成したことを、何とも有難く思っている。… 適当な避難場所がない場合、顕正会員は本部会館に必ず集って来るものと思われる。この人々を、何としても守らなければならない。その具体的な準備を進めるために、この防災委員会を結成したのである」(「顕正新聞」第0859号 )
3月23日  公明党・佐藤孝太郎 中央区区議、3/23日の中央議会で創価学会批判本を区立図書館に置かない旨、質疑で圧力を働く。
「池田大作SGI会長は31ヶ国を訪問し、160の名誉市民となり、100の名誉博士、名誉教授の栄誉を受けている」 「創価学会を批判した本がこれだけある。一部の区民から『偏った蔵書になっている』との声がある」「人事異動が適切に行われているか。どういう本を公正・公平に蔵書するかは重大な問題だ。適正な人事異動をしていただきたい」
3月25日
 宗門、法華講連合会第38回総会開催。
 阿部日顕管長「正法に根本的に背いて日蓮正宗に敵対するところの、あの創価学会が根本となってあらゆる意味での思想の混乱、道徳、道義の混乱が相次いで起こっておるのであります。… 今まで色々な形のなかで、創価学会の在り方によって宗門が毒された面もあり、そのような在り方、考え方がわずかながら僧侶のなかに残っておった時代がありました。…
 ここにおいて、宗門のすべての僧侶が本来の使命に目覚め、立ち上がっておると私は確信いたします。また信徒の皆様もこれに応じて、今日、あらゆる所で僧俗が本当に一致和合して、正法護持興隆に努めておられることを感ずるのであります」(「大白法」第570号 )
3月25日
 宗門、タイ王国の首都バンコクで、宗旨建立七五〇年慶祝・タイ国総会開催、2,000名を超える大結集。
3月27日
 顕正会、3月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 8,174名、「他国侵逼の前相たる大地震刻々と」
 浅井昭衛会長「順逆二縁を問わず、日蓮大聖人の大恩徳を、全日本人の耳に入れしむることこそが大事である。… 広宣流布の最終段階を迎え、再び大聖人様の厳然の賞罰が必ず一国に現われる。この巨大地震こそ、他国侵逼の前ぶれである。
 世間の人はこれを知らない。だからタイタニックの船上に戯れる乗客のごとく、あるいは火宅の中で遊ぶ子供のごとく、全日本人は『覚らず・知らず・驚かず・怖じず』の姿なのである。しかしよくよく見るならば、世界の情勢も、全てがその方向に向かって動いているではないか。そして、御本仏の厳然の賞罰によって、必ずや『日本国一時に信ずる』の時が来るのである。… この大仏事をお手伝い申し上げる者は、御遺命を守り奉った七十八万の仏弟子の大集団・顕正会以外には断じてない」
 溝口育男 本部幹事に任ずる。(「顕正新聞」第0861号 )
3月28日
 宗門、宗旨建立750年慶祝記念出版委員会編「日寛上人御書文段」発刊。
4月3日  文部省、教科書検定で「新しい歴史をつくる教科書を作る会」の教科書を、合格とした。
4月6/7日
 宗門、総本山大石寺、御霊宝虫払大法会奉修。
4月24日  自由民主党総裁選挙、小泉純一郎新総裁誕生。亀井静香は立候補を取り下げ、麻生太郎、橋本龍太郎、小泉純一郎の3人の争いで、小泉純一郎の圧勝となった。
4月27日
 顕正会、4月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 8,311名、「漂流続ける日本に二つの氷山刻々」
 浅井昭衛会長「臨終の善悪だけは入信の新旧、役職の上下、出家・在家等の立場は一切関係なく、ただ大聖人に南無し奉る信心の有無による。…
 確たる船頭のないまま漂流を続けるタイタニックのような日本に、いま二つの氷山が刻々と近づきつつある。… この亡国を前にして、いま八十万の仏弟子の大集団が出現せんとしている。三毒で濁った日本国の中に、また国立戒壇を放棄した腐敗の宗門の中に、大聖人の御心のままに立正安国の戦いを起こす顕正会が存在することがいかに重大か。
 いまの日本の傾きは全てこれ、日蓮大聖人を無視・軽賎するところから起きている。されば、日本を救うのは広宣流布・国立戒壇建立以外には断じてない。全ては顕正会の戦いにかかっている」(「顕正新聞」第0864号 )
4月26日  小泉純一郎、第87代内閣総理大臣に任命される。自公保連立政権の第1次小泉内閣が発足。総裁選で小泉応援団となった田中眞紀子を外相に、経済財政政策担当大臣に慶應義塾大学教授の竹中平蔵を起用した。
4月28日
 宗門、宗旨建立七四九年立宗会奉修。
5月3日  創価学会、アメリカ創価大学開学。カリフォルニア州オレンジ郡アリソ・ヴィエホ市に本部を置き、平和・人権・生命尊厳という人類の根本原理を教育理念とする。
5月6日
 顕正会、壮年部大会開催(国立横浜国際会議場)、8千名が参加、「重厚熱烈 広布に出陣」
 浅井昭衛会長「広宣流布の前夜を迎え、壮年部がいよいよ大地から躍り出たという感じである。……いま、国亡びんとする予兆月々日々に色濃くなるなか、日蓮大聖人を命かけて信じ、国を救わんと、このように団結している壮年の大集団が、日本国のどこにあろうか。まさに顕正会壮年部こそ、日本第一の壮年部である。…
 壮年は家庭においては一家の柱、職場においては中核、そして人生の哀歓を知り、世の中の裏も表も知っている。この壮年が、日蓮大聖人の仏法を命かけて信じ団結して立つとき、日蓮大聖人の仏法はいよいよ重みを増し、広宣流布は一段と迫力を増すのである。… 本日の壮年部大会こそ、日本の全壮年に、この有難い三大秘法を持たしむる戦いの出陣式である。どうか地涌の菩薩の面目にかけて、壮年部一結して敢然と立ち上がってほしい。…
 広布の最終段階に至ったいま、ここに壮年部の重厚にして熱烈なる「出陣式」を見る。悦びこれに過ぎるはない。さあ、あと十有余年、共に励まし、一筋の忠誠を貫き御奉公を成し遂げ、大聖人機のお褒めを賜ろうではないか」(「顕正新聞」第0865号 )
(※ 浅井昭衛会長は「広布の最終段階に至った … さあ、あと十有余年」と述べたが、広宣流布は夢のまた夢、この11年後の2011年1月、日本第一の壮年部を廃止してしまった。櫻川 忠 )
5月13日  日新報道、 阿部日顕著「真実の証明 ― これが創価学会のあくなき捏造報道だ」発刊。
「創価学会の悪口雑言は、宗祖及び歴代法統の上人への悪口誹謗であるとともに、仏法に対する甚だしい軽蔑である。仏法及び宗門の名誉を守るために断じてこれを許すことはできない。同時に池田創価学会の欺瞞、悪謀の体質を赤裸々にするために本書を世におくるものである」(「BOOK」データベース )
「御法主日顕上人猊下御著『真実の証明』発刊される。これを読まずして『クロウ事件』は語れない。これが創価学会のあくなき捏造報道の実体
 第一章 創価学会がなぜ捏造に及んだのか
 第二章 虚偽に満ち満ちたヒロエ・クロウの「供述書」
 第三章 ヒロエ・クロウ(創価学会側)のアメリカ訴訟での大敗北
 第四章 元警官の偽証言まで持ち出した創価学会
 第五章 なぜ異なる証言―創価学会側二人の証人
 第六章 アメリカ連邦政府記録事件
 第七章 『創価新報』はいかに事実を捏造したか(米国出張授戒の事実経過)
 第九章 東京地裁・下田判決への批判
 第十章 写真偽造事件」(「大白法」第574号 )
5月16日  東京高等裁判所、"大石寺墓地事件" で東京地方裁判所の判決を維持し、大石寺の勝訴判決。
5月17日
 宗門、第6回宗旨建立七五〇年慶祝記念局委員会開催。
5月21日  創価学会、西口浩広報室長、舌ガンのため逝去(53)。
5月23日  仙台高等裁判所、常説寺明渡し請求裁判、盛岡地方裁判所の判決を破棄し差戻し判決。
5月26日
 顕正会、5月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「壮年部大会の大感動うず巻く」(「顕正新聞」第0866号 )
6月1日
 顕正会、櫻川 忠(壮年部員)「御遺命守護資料館 櫻川茶寮」サイト開設。
(※ 後に、顕正会本部から「サイトを閉鎖せよ」「閉鎖しなければ除名する」と圧力を受ける。櫻川 忠 )
6月9日
 宗門、大円寺復帰報告法要、並びに第2代住職・野村雄安師の入院式奉修。
「平成11年9月9日、同寺住職であった佐藤伴道が不法な手続きのもとに宗派離脱を画策し、大円寺を不法に占拠した。… 平成11年12月27日に横浜地裁に提訴。一年余の審理を経て、本年3月13日、横浜地裁は佐藤に対し、仮執行宣言を付して、大円寺の明け渡しとともに、平成11年12月の住職罷免の日から寺院明け渡しに至るまでの間、月額64万8千円の割合による賠償金支払いを命ずる判決を下した。この判決により、佐藤は控訴を断念し、寺院明け渡しが確定した」(「大白法」第576号 )
6月16日
 宗門、大白法、教学用語解説 "手続の師匠"
「「手続の師匠」とは、前者の意によれは、日蓮日興・唯我与我の重における下種仏法の正統な承継者、すなわち唯授一人血脈付法の御法主上人に当たり、これを「手続の師匠」の本義とします。
 また後者の意によれば、私たち法華講員の信心を、御法主上人の血脈へ取り次がれる、各寺院の住職・主管、すなわち指導教師に当たるのです」(「大白法」第575号 )
6月18日  創価学会、大韓民国SGIで大規模な内紛発生。韓国SGIの内部改革グループ「善の連帯」が、韓国SGI本部へ抗議行動開始。6月18日には「善の連帯」メンバー3千数百人が、ソウル九老洞の韓国SGI本部正門前で、執行部が動員した青年部・壮年部メンバーと衝突、傷害事件発生。
6月20日  公明党、神崎武法代表、小泉純一郎首相の靖国神社公式参拝を牽制する一方、民主・社民両党提案の国立墓苑設置に賛成の意向を示す。
6月26日
 顕正会、6月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 12,828名、「東海地震発生は "2002年暮れから2004年" か
 浅井昭衛会長「今法戦の一万二千有余の折伏は、奇しくも解散処分を受けた時の顕正会の会員数と同じ。この解散処分までの十七年間こそ、顕正会の歴史の原点である。… 広宣流布を忘れた宗門と学会の堕落の中において、ついに国立戒壇の御遺命を死守し奉った顕正会が八十万になった。この事実こそ、"いよいよ顕正会は広宣流布に身を捨てて戦うべし" との大聖人様の厳たる御命令でなくて何か。…
 ここに私が念願することは、何としても巨大地震発生までに百万を成し遂げたいということである。もし巨大地震が起これば、それは恐るべき他国侵遍の前相。よって何としても大地震の起こる前までに百万の大法城を築きたい。そして百万以後、いよいよ本格的な国諌暁の戦いを開始しなければならない」
 鹿島 本部幹事に任ずる。(「顕正新聞」第0869号 )
6月26日  最高裁判所、創価学会池田大作名誉会長に妻が暴行されたとして、夫の元幹部が損害賠償を求めた「信平事件裁判」で、原告の上告を棄却。創価学会側の勝訴が確定した。
7月17日  創価学会、第三文明社、池田大作著「母と子の世紀1 世界の友と教育を語る」出版。
7月25日  沼津地方裁判所、創価学会員従業員団体による訴訟で、総本山大石寺の勝訴判決。
7月25日
 顕正会、7月度総幹部会開催 (大宮ソニックシティ)、折伏成果 7,866名、「灼熱の中 赤誠の弘通しんしん」
 浅井昭衛会長「いま広布前夜、全世界が打ち乱れんとするその前兆として、地球規模で異常気象が起きつつある。… これから広布達成まで三災七難が年ごとに激しくなっていく。これが広布最終段階の世の姿なのである。
(合宿研修の過去の特別講義を振り返り)本年はいよいよ『広宣流布の最終段階を迎えて』と題して行う。この一連の講義の底を流れる精神は、広宣流布への熱き思い以外にはない。もう広宣流布の時は来ている、何としても早く大聖人様に応え奉らねば-この思いだけで私は一連の講義を進めてきた。今後もし三災七難が激しくなれば、合宿が開けなくなることもある。だから、合宿が開かれるのは当たり前、との心は捨て、狎(な)れることなく、一回一回を大事にしていきたい。…
 これからいよいよ小泉首相は "進むも地獄・退くも地獄" という状態に陥る。… 所詮、正しい仏法を立てなければ政策が良くてもダメ、悪ければなおさらダメということである。… いま、八十万の顕正会だけが大聖人の御心のままに戦えることが、何とも有難い」
 浅井克衛 主任理事に、横田高明 理事に、浅井城衛 男子部長に任ずる。(「顕正新聞」第0871号 )
7月29日  第19回参議院議員通常選挙、党名、比例候補者名のいずれでも投票できる、非拘束名簿式に代わった。小泉純一郎人気で自由民主党は64議席と復調、公明党は現有を維持し13議席を得た。
7月29-31日
 顕正会、男子部合宿開催(鬼怒川 あさやホテル)、熱烈の出陣式 2,600名が参加。「悪人は恐れ、善人は頼る男子部たれ」
 浅井昭衛会長「どうか全男子部は、新男子部長のもと鉄の団結を以て、日本国の中に顕正会男子部ありと、その名を一国に轟かせてほしい。…
 大聖人に同意し奉るとは、出世の御本懐たる戒壇の大御本尊を一筋に信じ奉り、御遺命を夢寐にも忘れず国立戒壇建立に戦う者である。… 文底の眼あけて、宝塔空に居する寿景品の儀式を拝見すれば、まさしく久遠元初の自受用身の一身の相貌であり、即日蓮大聖人の一身の御当体であられる。すなわち虚空に御本尊のお姿が描かれたのである。…
 いま広宣流布の前夜に、日蓮大聖人に同心し奉って御遺命のままに戦う顕正会員は、ことごとく地涌の流類である。もったいなくも大聖人様が、そう仰せ下されているのである。ならば、使命のない者は一人もいない。たとえ今は恵まれぬ境遇にあろうとも、その中で御本尊の功徳を証明し、民衆を救っていく使命がある。… もし私たちが地涌の流類ならば、その宿縁はとうてい今生だけのものではない。あるいは涌出品のとき、上行菩薩様の眷属として、六万恒河沙の末の末、端っこの端っこに連なっていたのかもしれない。この宿縁を絶対に忘れてはいけない。…
 この大業をなす者こそ、顕正会の若き男子部諸君ではないか。ゆえに一人ひとりが、大きな人材に成長してほしい。… そして、この真の改革の前には、必ず大崩壊が起こる。それが前々から言っている二大氷山であり、その後に来る恐るべき他国侵逼である。…
 この重大な百万までの戦い、断じて男子部は先頭に立つべきである。一人ひとりが師子の子となって、… 生まれ変わった男子部の心意気を、必ずや見せてほしい。しっかり頼む」(「顕正新聞」第0872号 )
8月3-7日
 顕正会、女子部合宿開催(鬼怒川 あさやホテル)、涙したたる二泊三日 5,546名が参加。「広布前夜には三類の強敵必ず出来」
 浅井昭衛会長「広布前夜には三類の強敵が必ず現われてくる。これが現われれば広宣流布は近い。いまそのハシリがでてきた。… 女子部には逮補というようなことは起きないとは思うが、万一のときの心得だけは胸に収めておくように。… 今後もし不当逮捕などがあったら、たとえ北海道の北の果てであろうと、沖縄の先の与那国島であろうと、直ちに弁護士を派遣する。安心してほしい。
 この地涌の菩薩が広布の最終段階には続々と生まれ出て、顕正会に集い、大聖人に同心し奉って広宣流布の御奉公を成し遂げていくのである。… すでに顕正会は想像すらできなかった『不思議の還御」を拝見させて頂いた。これを以て思うに「日本国一時に信ずる事あるべし」との第二の不思議も必ず拝見させて頂ける。どうか顕正会女子部は、御生骨が光を放つその日まで、国立戒壇が建立されるその日まで、美事な戦いを進めてほしい。そして晴れて戒壇の大御本尊様が天生原の国立戒壇にお出ましになるその時には、この部旗を先頭に全員で涙を流しながら、御供させて頂こうではないか」(「顕正新聞」第0873号 )
8月19-21日
 顕正会、壮年部合宿開催(鬼怒川 あさやホテル)、重厚熱烈に開催 1,540名が参加。(「顕正新聞」第0874号 )
8月18/19日
 宗門、総本山にて恒例の海外信徒夏期研修会開催。
「この研修会は、海外に在住する信徒を対象として平成4年より開催され、今回で8回目となった。今回の研修会には、大韓民国、中華民国、マレーシア、タイ、インドネシア、香港、シンガポール、フィリピン、アメリカ合衆国、カナダ、ブラジル、スペイン、U.K.、フランス、イタリア、才ーストリアの計16の国と地域より約1,000名の信徒が参加した」(「大白法」第580号 )
8月22-24日
 顕正会、婦人部合宿開催(鬼怒川 あさやホテル)、感涙熱烈の合宿研修 1,524名が参加、「親殺し子殺し 亡国の予兆」
 浅井昭衛会長「 顕正会の合宿で、これほどの大型台風にぶつかったのは初めてである。しかし婦人部はこの台風に勝った。四者の合宿の締めくくりを婦人部が強き信心でやってくれたこと、ただ感動でいっぱいである。…
 広宣流布は大聖人様の御威徳によって必ず成就する。すでに顕正会は誰人も予想すらできなかった『不思議の還御』を拝見させて頂いたではないか。これを以て思うに、第二の不思議たる『日本国一時に信ずる事あるべし』も必ず拝見させて頂ける。どうか顕正会婦人部は、御生骨が光を放つその日まで、国立戒壇が建立されるその日まで、肚を決め切って一筋の忠誠を貫き、晴れて戒壇の大御本尊様が天生原の国立戒壇にお出ましの時には、この婦人部旗を先頭に、流れ落ちる涙の中に全員で御供をさせて頂こうではないか」(「顕正新聞」第0875号 )
8月24日  創価学会、潮出版社、池田大作著「カリブの太陽 正義の詩」出版。「キューバの使徒 ホセ・マルティー」を語る、シンティオ・ヴィティエール対談。
8月28日
 顕正会、8月度総幹部会開催 (大宮ソニックシティ)、「九月迎え 大法弘通の大熱気」
 浅井昭衛会長「今回の不当逮捕(秋田で戦う女子部総班長)は、虚偽の告訴を警察が取り上げたものであって、その背後には、大聖人の御遺命のままに広宣流布を進める顕正会の前進を何とか妨害しようとの魔の策略が見える。これが三類のハシリなのである。…
 このようなことに顕正会は少しも驚いてはいけない。大聖人様は熱原の法難のとき門下一同に仰せられた。『各々師子王の心を取り出だして、いかに人威すとも怖づる事なかれ。師子王は百獣に怖ぢず、師子の子又かくのごとし』と。また兵衛志殿御返事には『三障四魔と申す障りいできたれば、賢者はよろこび、愚者は退く』と。三類の強敵が出て来れば、もう広宣流布は近い。いよいよ勇みをなして大前進しなければならない」(「顕正新聞」第0874号 )
9月9日
 顕正会、高崎会館御入仏式奉修「雄大な決意に立って群馬広布を」。(「顕正新聞」第0874号 )
9月11日  アメリカ合衆国、同時多発テロ事件発生。イスラム過激派テロ組織アルカイダが実行した 4つの協調的なテロ攻撃で、日本人24人を含む2,977人が死亡、25,000人以上が負傷した。
 合衆国北東部の空港からカリフォルニアに向けて出発した旅客機4機が、アルカイダのテロリスト 19人にハイジャックされた。2機はマンハッタンのワールドトレードセンターに向かい、午前8時46分 アメリカン航空11便がノース・タワー(北棟)に、午前9時3分 ユナイテッド航空175便がサウス・タワー(南棟)に突入した。南棟は突入から56分後、北棟は1時間42分後に崩壊し、周囲の他の10の大規模構造物に損害を与えた。3機目のアメリカン航空77便は、バージニア州のペンタゴン(国防総省本庁舎)に墜落し、建物の西側が崩壊した。4機目のユナイテッド航空93便は、ワシントンD.C.に向かって飛行していたが、乗員乗客がハイジャック犯の拘束を試みた結果、ペンシルバニア州の野原に墜落した。( Wikipedia )
9月13日  最高裁判所、西田誠道師に対し法典院明渡し命令。
9月26日
 顕正会、9月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 14,201名、「特別講義の感動 全顕正会に渦まく」
 浅井昭衛会長「地涌の菩薩の集団は、いま日本国の中に顕正会以外には絶対にない。ゆえに顕正会の広宣流布の戦いを妨害する者は、必ず大聖人様の御罰を蒙る。…
 もし、日本が一閻浮提大闘諍の大渦に巻き込まれ危うくなれば、日本一同は、政治家を始めとしてただ恐れおののき右往左往するだけであろう。だが、この国には大聖人様が厳然とまします。そしてこの御本仏の御威徳を、命かけて一国に顕わし奉る八十三万の仏弟子の大集団がある。ゆえに日本は断じて亡びない。…
 先般の特別講義において私は、大聖人御入滅後の七百年を大観して直線の年表を作った。… この年表の未来の点線上に、近き将来、必ず三つの出来事が記入されるであろう。その第一は『巨大地震発生す』ということ。第二は『他国侵逼起こる』ということ。そして第三こそ『国立戒壇ついに建立、御遺命ここに成就す』の一条である。この一条が記入されるその日を見つめ、顕正会は一筋の忠誠を貫き、日本国を揺さぶる死身弘法と諌暁の戦いを展開したい」(「顕正新聞」第0876号 )
10月26日
 顕正会、10月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「"見せしめ逮捕"の秋田県警に大罰」
 浅井昭衛会長「本年は、大聖人御入滅より数えてちょうど七百二十年。そして広布最終段階を戦う法城として建てられた本部会館で、初めて奉修された御大会式である。ここにわたしは、これより最終段階の一年・一年を、この御大会式を中心として、いよいよ最後の御奉公を貫きたいと、決意を新たにしている。…
 私は、早ければ三年、遅くとも五年以内には九州全県に会館が建つことを確信している。七百年前、他国侵逼におののいた九州が、日本の広宣流布の起爆剤となることを確信している。…
 全世界はやがて世界恐慌に陥り、さらに一閻浮提大闘諍の大渦に巻き込まれていく。これが『闘諍堅固』の時代相であり、広布前夜の世相なのである。この濁悪の世を救うのは、大聖人様が留め置き給うた三大秘法以外にはない。世界の動きのテンポはまことに早い。もし広宣流布のテンポが遅れたら、何とも大聖人様に申し訳ない。さあ、本年最後の大法戦、何としても一万五千を突破して、大聖人様に応え奉ろうではないか」(「顕正新聞」第0879号 )
9月30日
 宗門、宗旨建立七五〇年慶祝記念・中華民国総会開催。
10月 日
 顕正会、大分会館御入仏式奉修。(「顕正新聞」第0878号 )
10月 日
 顕正会、九州大会開催、九州広布へ歴史的大会 2,500名が参加。(「顕正新聞」第0877号 )
10月16日  最高裁判所、"大石寺墓地事件" で創価学会員の上告を棄却、"墓地・埋葬等に関する法律"訴訟で宗門の全面勝訴が確定。
10月26日
 顕正会、10月度総幹部会開催 (大宮ソニックシティ)、「本年最後の法戦 十一月迎え大熱気」「婦人部コーラスを結成」(「顕正新聞」第0879号 )
10月29日  テロ対策特別措置法案、参議院本会議で可決・成立。米軍への後方支援が可能に。
11月1日
 宗門、大白法、"故島崎総務部長を偲んで 法華講連合会の歩みを振り返る"
「永井:昭和37年4月24日、総登山を行いまして、大化城で法華講連合会結成準備会を行い、分科会を作ってやっていました。このときも、どこが中心になるのかということで揉めましたね。委員長さんが司会でしたね。
 柳沢:そう、憶えていますよ。私も語気強くしかりつけるような調子だったね。当時は講頭名簿もなく、古いお寺は、いつ結成したかの記録すらも判らない。…
 永井:ともかく、出来上がっていた組織ではなかった、たいへんな苦労だったですよ。
 編集室:この後、法華講連合会の運営理念の上に大きな問題が起こってきます。その統合体と連合体の問題は、当時の法華講の在り方に対し総本山が心配されて、「日蓮正宗は古来より連合体ですよ」とご注意をいただいたわけですね。
 柳沢:当時、このことは難しかった。… 当時、横のつながりを考えて信心している人はいない。しかし「連合体」は横の繋がりのことなんです。… 統合体、連合体という問題が出てくるもとは、ここなんです。我々は、創価学会の方は僧侶不在、法華講には御僧侶がいる、あとは違いがなく世間の統合体組織と同じで、どこが悪いんだろうと思っても、この統合体、連合体ということ、組織のことを真に知っている人がいなかったんです。…
 編集室:明年の「宗旨建立七五〇年法礎建立の年」を迎えるためにも、私たちはこのことを正しく認識しなければなりませんね。統合体は間違い、縦糸と横糸で布を作るという御法主上人猊下の御指南にしたがっていかなければいけないということですね」(「大白法」第584号 )
(※ 平沢益吉委員長は当時 "創価学会の意" を受け、登山申請と本尊下附を手段に、法華講全国連合会を "統合体" であるかのように、統制しようとした。昭和38年2月11日、形木本尊 "御下付願" 用紙を統一し、統一用紙は平沢益吉委員長より各地区連合会長を通じて各支部に配布、とした。昭和38年7月30日には、妙信講に「全面協力しなければ登山は認めない」と書面で通告。こうした数々の "事実" を、歴史から消すことはできない。櫻川 忠 )
11月1日
 宗門、慧妙、「“池田大作本仏論”は大聖人再誕論だ」
「学会組織内にも、口コミを使って「池田センセーは大聖人の生まれ変わり」という指導が広く流され、これを真(ま)に受けてしまった某会員などは、『週刊サンケイ』(昭和55年11月13日号)に 「池田先生は大聖人の生まれ変わりである。でも池田先生がそれを言ってしまえば、生命の永遠の何かもわからぬ人々から『何を証拠に』とつめよられ、狂人と断じられてしまうから、終生、御自身が日蓮の再認である、とは明言されないであろう。それを真に理解した者のみの集団が、今後の創価学会となって残る」(要旨) 等という投稿をしたほどである。
 要するに池田本仏論とは、単に、創価学会会長を仏と比肩(ひけん)するほど崇(あが)め過ぎてしまった……というものではなく、まさしく、池田大作を「御本仏・日蓮大聖人の再誕と仰ぐ」というものだったのである。 しかも、これだけで完結しているわけではなく、池田本仏論には、もう一重の恐るべき慢心が秘められていた。そして、これは正本堂の問題とも、深く関係していた」(「慧妙」11月1日号 )
11月3日  創価学会、潮出版社、池田大作著「世界の文学を語る」出版。ロへリオ・M・キアンバオ / ヘンリー・インダシガン他 対談。
11月16日
 宗門、慧妙、「大聖人より勝れるとの大慢」
「昭和42年10月12日、池田大作は正本堂の発誓願文において、 「詮する所、正本堂の完成を以て、三大秘法ここに成就し『立正』の二字、すでに顕現せんとす」 と述べ、… 問題は、この正本堂建立を利用した池田大作の大慢心である。… 当時の理事長だった原島宏治氏も、…「日蓮大聖人ですら建立できなかった本門戒壇を、7百年後に建立する池田大作は、その弘通において大聖人より勝れる」 と言いたいのである。…
 いずれにせよ、こうした池田本仏論を完成させるための、欠くことのできない要素は「池田センセーが広宣流布を達成し、それを象徴する御遺命の本門戒壇を建立した」という事実である。これなくしては、池田本仏論は、実証が伴わない、単なる虚仮の言葉となってしまう。… こうした、正本堂に対する池田の強烈な思い入れが、当時、宗門との間で様々な軋轢を生じ、また妙信講(現・顕正会)問題を引き起こした元凶であった。… 日顕上人は、池田を宗外へ永久追放すると共に、池田創価学会がどこまでも(破門後までも)「本門事の戒壇なり」と固執する正本堂を、跡形(あとかた)もなく地上から撤去なさったのである」(「慧妙」11月16日号 )
11月18日  創価学会、第三文明社、池田大作著「母と子の世紀2 世界の友と教育を語る」出版。
11月20/21日
 宗門、総本山大石寺、宗祖日蓮大聖人御大会奉修。
11月21日  最高裁判所、浜口寛正師に東漸寺明渡し命令。
11月28日
 顕正会、11月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 15,717名、「"ネパール弘通"に雄大の決意湧く」「巨大地震と国家破産は同時発生
 浅井昭衛会長「この一万五千突破の大折伏により、明年への道が大きく開けてきた。いよいよ、百万をいつまでに達成するか、これを確定する段階に至った。この大路線については、諸般の動きを見据えつつ、来月の総幹部会において決定し、発表したい。…
 これらを以て思うに、来年発生するかどうかは別として、二〇〇五年までに発生ということは、ほぼ間達いないと思われる。まさに巨大地震と国家破産が、同じ時期に発生するのである」(「顕正新聞」第0882号 )
12月1日
 宗門、慧妙、「大聖人再誕論は最大の冒涜だ」
「これまで、池田大作の抱いてきた慢心の正体――「池田本仏論」の中味を検証し、それが、正本堂解体によって完全に崩壊したことを述べてきた。…
 御本仏日蓮大聖人は、末法の世に出世あそばされた大目的(一大事因縁・出世の御本懐)を三大秘法総在の大御本尊として、余すところなく成就され、御入滅なさったのであるから、この地球上の末法時代には、二度と再び出世あそぱされないのである。… この道理に違背して、もし、大聖人が再び末法に出世あそばされるというならぱ、大聖人は700年前、出世の本懐を遂げられずに、説き残しをされたまま御入滅された仏、ということになってしまう。御本仏に対する冒涜、これに過ぐるものはない。…
 池田大作は、あろうことか、自らを大聖人の再誕と思いこみ、また、周囲にもそう見せようと振る舞ったのである。これは、まさに、自ら釈尊より勝れるとの慢心を起こし、眉間に偽の白毫相を張り付けて仏になりすまそうとした、かの提婆達多と同類の魔仏(魔が仏のふりをしていること)というべきであろう」(「慧妙」12月1日号 )
12月1日  皇太子徳仁親王殿下、愛子内親王ご誕生。
12月9日
 顕正会、黒石会館御入仏式奉修「黒石会館こそ東北広布のシンボル」
 浅井昭衛会長「最北端の地に建てられたこの黒石会館こそ、まさに東北広布のシンボルである。そして東北広布といえば、胸に浮かぶのは日目上人の御事である。…
 言うに言えない苦労があった。……皆さんは心配している、しかし説明はできない。本当に切なかった。… しかしもう心配はいらない。彼らがビラにおいて『会館ができてしまったら手遅れだ』と言っていたように、もう手遅れである。いかなる妨害もできない」(「顕正新聞」第0883号 )
12月10日
 宗門、総本山奉安堂上棟式奉修。
12月16日
 宗門、大白法、妙証寺寺号公称・入仏法要の砌。
 阿部日顕管長「一昨年、台湾で大地震がありました。あの地震によってずいぶん多くの人が亡くなったのですけれども、… そのなかにあっても日蓮正宗の信徒は一人も亡くなっておりません。また、平成7年の阪神大震災においても多数の方々が尊い命を落とされましたが、そのなかでどれぐらい大勢の創価学会員が亡くなったものか、… 聞いたところでは相当の方が被災したらしいのです。.. 日蓮正宗はと言えば、… そのほとんど全部が守られ、健在だったのです。これも不思議なことであります。
 それから、つい最近もアメリカで貿易センタービルの災害がありましたが、あの事件では創価学会の大幹部がハイジャックされた飛行機に乗っていたのです。その人間はそれまで日蓮正宗の悪口をさんざん言っていたそうですが、かわいそうなことに、あのまま亡くなってしまいました。そのほかにも創価学会では相当数の方が亡くなっているそうであります。ところが、日蓮正宗のほうでは … 近所にも大勢の信徒がいるにもかかわらず、日蓮正宗の信徒は一人も亡くなっておらず、けがを負った人も全くいないのです」(「大白法」第587号 )
12月21日
 顕正会、12月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「百万達成の大路線明示さる」
 浅井昭衛会長「大事の百方を、いつまでに達成するか。残すところはあと十六万。私は本年に入ってずーっと考えていたが、本日決定する。百万は、二〇〇三年の十一月までに、必ず成し遂げる。大地震が早いか、百万が早いか、それはわからない。ただ仏意に任せ奉る。私はただ全魂こめて、日本の激動の真っ只中に、一国諌暁の実力を備えた百万仏弟子の大集団を築き、何としても大聖人様に応え奉らんと決意するのみである。…
 日本国一同、大聖人に背くゆえに、いま日本は亡びんとしている。また宗門も学会もことごとく御遺命に背く不孝の弟子となっている。その中に、大聖人に南無し奉る熱原の法華講衆のごとき百万の仏弟子の大集団が日本に出現したら、大聖人様はいかにお喜び下さり給うか。御本仏の御心のままに一国を諌暁する百方の大集団があれば、日本は必ず救える」(「顕正新聞」第0917号 )
12月22日  朝鮮民主主義人民共和国、工作船追跡銃撃沈没事件 (九州南西海域工作船事件) 発生。
 日本の排他的経済水域(EEZ)内において、無許可漁業等を行っている不審船に、巡視船による立ち入り検査を試みたが、当該不審船はこれを無視して逃走した。 巡視船は漁業法違反(立入検査忌避)容疑で威嚇射撃を行ったが、なおも不審船が逃走を続けたため、機関砲による船体射撃を行った。 22日深夜に、巡視船が不審船に強行接舷を試みたところ、乗員が巡視船に対し小火器や携行式ロケット砲による攻撃を行った。巡視船側も正当防衛射撃で応射し、激しい銃撃戦が繰り広げられた。 その後、不審船は突如爆発を起こし沈没、この銃撃戦で日本側は海上保安官3名が銃弾を受けて軽傷を負い、不審船側は推定15名の乗組員全員が死亡した。
12月26日  広島高等裁判所、藤田雄道師に対し善聴寺明け渡し命令。
 

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