迷走する顕正会を斬る


淺井昭衞会長の足跡と変節

    顕正会年表 (私家版)


      
1月1日
 宗門、阿部日顕管長「新年の辞」
「あの阪神の大震災が創価学会の無類の大謗法の姿の中に惹起し、それが縁となって池田大謗法者の発願の前客殿が保安のための建て替えとなり、不思議にも平成10年の新客殿落慶10万登山が大成功裡に行われました。思うにこの経過のすべてが邪義を破り正法の興隆する縁由につながっております。これ正に吾々僧俗の正法護持広布への一念に対し仏祖三宝が御感応あらせられたのであります」(「大白法」第588号 )
1月1日
 宗門、大白法、藤本日潤能化「論苑『法礎建立の年』を迎えて」
「宗門僧俗待望の宗旨建立750年の大佳節を迎えた本年は、「法礎建立の年」と銘打たれました。… この大佳節に値いながら、御登山も適わず、大御本尊を拝することもできない創価学会員は、何とも哀れとしか言いようがありません。創価学会は、その機関紙等で狂気のごとくに御法主上人、総本山、宗門への罵詈雑言を浴びせ続け、会員の不満を抑えようとしておりますが、そこにはいつか将来、創価学会が総本山を傘下に収める日を夢見ていることを窺わせるものがあります。…
 この肝心要の日蓮正宗の信仰を忘矢してしまったのが妙信講(顕正会)であり、正信会であり、創価学会であります。そこには、いかなる理屈を立てようが、何を言おうが、成仏も幸せも絶対にあり得ないことを知らなければなりません」(「大白法」第588号 )
1月1日
 顕正会、浅井昭衛会長、年頭の辞「濁悪の世に百万の地涌出現
「この三毒渦まく日本に、いま刻々と二大氷山が近づきつつある。そして国家財政の破綻も巨大地震の発生も時期を同じくし "早ければ二〇〇二年、遅くとも二〇〇五年" ということは、容易なことではない。この二大氷山の到来こそ、恐るべき他国侵逼の予兆に他ならない。… いま迫りつつある東海地震も、東南海地震・南海地震さらに首都圏直下地震に連動することを、専門学者は一致して指摘している。この巨大地震の連発こそ、他国侵逼の凶瑞、そして事の広宣流布の大瑞でなくて何か。…
 無道心の宗門・学会は大聖人を忘れ、御遺命を忘れている。顕正会は一念も御本仏を忘れず、見つめるところはただ「先師の地望」のみである。大聖人様の御心のまま、身を捨てて一国を諌暁する百万の地涌の大集団あれば、日本は必ず救える。… 平成十四年元旦」(「顕正新聞」第0884号 )
1月2日
 宗門、法華講連合会初登山会、第3回奉安堂建設御供養奉呈。
「昨年12月、取りまとめた奉安堂建設御供養は、総額88億5,209万9,708円であった。また、平成11年より3回にわたる御供養総額は、168億0,597万1,687円となった」
 阿部日顕管長「創価学会池田大作は、いまだできてもいないにもかかわらず、広布の達成を自分がしたという妄想から、本仏大聖人を超える法華経の行者であるとの大慢心に囚われて仏法の正義を踏みにじり、次にあの正本堂について広布の達成などの失言に対する咎を追及されるや、せめて、あの正本堂は広布達成時の本門戒壇の建物であり、これを前もって建てるのだという如き、およそ現実から離れた邪見の言葉をかつて宗門に押しつけてまいりました。…
 池田ら創価一派は、あくまで本門戒壇における建物であるとしての結果論に執われたのであります。そのところより池田らは、正義を持つ私ども宗門に瞋りと怨嫉を生じ、次第に罵詈誹謗の色を濃く現したのであります。すなわち根本の三大秘法に対し奉る邪見・迷見が元となって、そののちの宗門に背反する様々な悪意による暴言となったのであります」(「大白法」第589号 )
(※ その「正本堂は広布達成時の本門戒壇の建物であり、これを前もって建てるのだ」との "邪見の言葉" を力説したのが、「国立戒壇論の誤りについて」(阿部信雄著)であった。櫻川 忠 )
1月2日  創価学会、聖教新聞社、池田大作著「詩集 希望の詩」出版。
1月14日
 顕正会、成人式挙行(本部会館)「広布最終段階に二十歳で馳せ参じた この深き宿縁 断じて忘れるな!」「"未来また然るべきか" とは再び起こる他国侵逼」(「顕正新聞」第0886号 )
1月22日
 顕正会、1月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「百万への初陣二月 気魄烈烈」
 浅井昭衛会長「宗門も学会も共に大聖人を忘れ、己れの利害だけで動いているから、変節極まりない。顕正会は一念も大聖人を忘れず、その四十五年の歴史を貫く大精神はただ大聖人様への忠誠心だけである。…
 いま二大氷山が迫る中、早くも他国侵遍の影(奄美大島沖の不審船銃撃事件)がチラチラと見え始めた。… もし日本が、中国と北朝鮮の威嚇に怯えて不審船の引き揚げ調査をしなければ、いよいよ他国の侮りを受けて本格的な他国侵逼を招く。しかしまた、引き揚げれば引き揚げたで、必ず報復がある。… 私は、海の国境で起きた今回の海戦に、他国侵逼のハシリを見る思いである。
 これを以て思うに、亡国の坂を転げ落ちつつある濁悪の日本国の中に、百万の地涌の流類が出現することが、いかに重大か。… さあ、一気に広宣流布を進めたい。日本の広宣流布を待って、すでに中国にもネパールにも、命かけて大聖人様を信ずる人材が同志が、出てきているではないか。日本の広宣流布を遅らせては断じてならない」(「顕正新聞」第0887号 )
1月29日  横浜地方裁判所、「正本堂護持御供養事件」で創価学会の訴えを棄却。以後、正本堂建設・護持御供養事件39件、全て地裁で宗門が勝訴。
1月30日
 宗門、慶祝記念大法要奉修委員会・論議式担当者会議を開催。
 阿部日顕管長「宗門には古来、宗旨建立が建長5年の3月28日という意義があり、さらに4月28日と、二重にわたって宗旨建立の意義、また、その法門等が伝えられておるのであります。… 3月28日も慶祝大法要という形で奉修させていただきたいということに思い至りました。…
 本日の御提案でありますけれども、本年の3月28日をもって宗旨建立七五〇年を「開き宣する」という意義から「開宣大法要」と名づけ、その意味におけるところの大法要を修し、それから4月27日、28日の特別大法要、および30万総登山大法要に向かって前進をしてまいりたいと思う次第であります」(「大白法」第591号 )
1月31日  東京高等裁判所、"シアトル事件"裁判、裁判所の勧告により和解成立。以後、創価学会は事件に言及することができなくなった。
「和解条項
 第1 当裁判所は、次の理由により控訴人らが本件各訴えを取り下げ、被控訴人らがいずれもこれに同意して、本件訴訟を終了させることを強く勧告する。
 1 本件訴訟の係属そのものが、控訴人ら及び被控訴人らにおいて、それぞれの教義をひろめ、儀式行事を行い、信者を教化育成して、その維持、発展を図っていく上で、相応しくなく、むしろその妨げとなるおそれがあること。…
 追記
 ...相互に名誉毀損にあたる行為をしないことを確約する趣旨のものであり、同第1、2記載の争点にかかる事実の存在を単純に否認することはこれに抵触しない」
 "シアトル事件"の争点に対し、事実の摘事・意見の表明・論評の表明を "してはならない" ことで、創価学会はシアトル事件を「事実だ」と述べることは不可能になった。しかし、日蓮正宗側はシアトル事件について「なかった」と述べることは可能になっている。
1月31日
 宗門、院達「クロウ事件裁判に終止符」
「院第3380号 宗内一般 … 遂に池田創価学会の報道を完全に差し止め、一審の下田判決も無効となる」(「大白法」号外 )
2月25日
 顕正会、2月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 13,667名、「百万への初陣二月 弘通爆発
 浅井昭衛会長「貫首の立場にありながら御遺命破壊に手を貸し、しかもその罪を池田大作ひとりになすりつけていた阿部管長は、いよいよ亡びの時を迎えた。… 無道心の阿部管長に対して、顕正会の護法の諌暁は幾たびに及んだことか。しかし正本堂に執着する彼は一向に動こうとしなかった。この無慚無愧を見て、諸天は阿部日顕を法廷に引きずり出し、学会弁護士に責めしめた。
 ここに阿部管長の池田憎しは沸騰し、池田大作が"出世の本懐"と誇っていた正本堂を打ち壊わして復讎せんとの心が胸に湧いてきた。かくて自然と、あの『不思議の還御』が実現したのである。すべては大聖人様の御仏意であられる。… たとえ六十六・七代の貫首の間に御相承の儀がなくとも、富士大石寺に伝わる唯授一人の血脈は微動だにしない。…
 たとえいかなることが宗門に起きようとも、大聖人様に忠誠を貫く百万の仏弟子の大集団があれば、富士大石寺は断じて守れる。… また日本はひたすら亡国の坂道を転げ落ちつつあるが、いかなることが日本国に起きようと、御本仏の御心のままに戦う百万の顕正会があれば、日本は必ず救える」(「顕正新聞」第0890号 )
3月4日
 宗門、第4回 法華講30万総登山推進委員会開催。
3月25日  創価学会員による "マルチ商法" 事件捜査、4万8千人から1,564億円を集めた "八葉グループ"が出資法違反容疑で捜査を受け、13人が逮捕された。トップの田所名誉会長は草創期からの創価学会活動家で、特約店・代理店・販社と組織され、加害者にも被害者にも創価学会員が多くいた。
3月26日
 顕正会、3月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 8,012名、「立宗七五〇年 重大意義心腑に
 浅井昭衛会長「いま私たちは、この日本の広宣流布の前夜に生まれ合わせて大事の御奉公ができること、何とも有難いきわみである。そしてもう、日本の広宣流布は最終段階である。この最終段階をもし広く論ずれば、まさしく昭和二十年の敗戦が、その入口であった。…
 一閻浮提大闘諍も、いよいよその第二幕が始まらんとしている。… もし事が起これば、あてどなく漂流を続けている日本は、あっという間にこの大渦に巻き込まれ、亡国が事実となる。このとき、大聖人様は国を救うため、百万の仏弟子の大集団を戦わしめ給うのである。… さあ迎える四月、立宗七百五十年の重大意義を胸に、全く新たな戦いを起こし、何としても大聖人様に応え奉ろうではないか」(「顕正新聞」第0893号 )
3月28日
 宗門、総本山大石寺、宗旨建立七五〇年慶祝記念「開宣大法要」奉修。
 阿部日顕管長「3月も4月も何故に「二十八日」をもってなされたのか。これは前にも述べた如く、八宗ならびに一切経の勝劣を手に取る如く証されたことから、宗旨建立の大行がなされたのであり、その悟りに至る手継ぎとして、虚空蔵菩薩による智慧の宝珠の奇瑞があったのですから、その奇瑞の日こそまさに28日であったと思われます。その大感激が幾日であったかを大聖人様がお忘れになるはずはありえません。
 そこでこの大霊瑞の日を記念し虚空蔵菩薩に報恩すべく定められ、まず3月の28日に浄円房外少々の者に対し、内証の妙法に具わる一切の法門のなか、まず権実相対の構格をもって念仏無間の法門を述べられ、さらに4月の28日においては、既に大聖人様の説法のうわさや破折の内容を伝え聞いて反対し批判する逆縁の衆生も現れてきた時、再度この大因縁ある28日を選んで諸仏坊の持仏堂の南面にして、念仏等を止めて妙法唱題をなすべく法輪を転ぜられたのが大難の始まりであったと思います。すなわち3月と4月の2回ともに、他の日でなく28日に定められた理由がここに存すると考えられます」(「大白法」第595号 )
3月28日  創価学会、会則改定、『三代会長』は『永遠の指導者』と。
 会則の冒頭に「前文」を新設、「『三代会長』に貫かれる師弟不二の精神と広宣流布実現への死身弘法の実戦こそ『学会精神』であり、永遠の規範である」と規定した。
 本文の「教義」の項では、従来の「日蓮正宗の教義に基づき」や「本門戒壇の大御本尊」を削除、本尊規定を「三大秘法の大御本尊」とした。会員の活動については、「日蓮正宗の教義を遵守し」から「この会の教義を遵守し」に改め、日蓮正宗と決別した。
 宗教法人「創価学会規則」では、依然として「本門戒壇の大御本尊を本尊とし、日蓮正宗の教義に基づき…」と規定されており、宗教法人「規則」と「会則」が相反している。
 秋谷栄之助会長「従来の『会則』は、昭和54年4月に制定され、その当時は、まだ宗門との関係が続いている中でありました。(中略)会則の中にそのしがらみが残っていました。今回、これを抜本的に改正することにしたわけであります」と。(「聖教新聞」3月29日号 )
4月1日
 宗門、大白法、「論義式について」
「儀式は、「式統」の呼び挙げによって進行し、はじめに正面の高座に「証義」を務められる御法主上人が着座あそばされる。「証義」は問答の当否を判定され、最後に問答の内容に関する結諭を教示される。次に、向かって左の高座に「講師」、次いで右の高座に「問者」がそれぞれ向かい合って着座し、講師が表白文を奉読する。その後、3人の問者が入れ替わって問答の応酬が行われ、3番目の問答が終わると証義から講師に対して「精問」が下され、講師は「精答」を言上し、最後に証義が結論として「講評」を下されて論義式は終了する。
 論義式の議題としては、日蓮大聖人の仏法の最も重要な法門である、本尊論、仏身論、三宝論、題目論、行儀論、成仏論の六種の論義が行われる。これらの議題はかなり難しい内容ではあるが、法界の一切を成仏せしめる日蓮大聖人の仏法には広大無辺の功徳・力用が具わり、その教義はまことに深く精妙であられる」(「大白法」第594号 )
4月26日  文部科学大臣、宗教法人「創価学会規則」の改定を認証。「弘安二年十月十二日の本門戒壇の大御本尊を根本とする」(旧会則第三条)を「一閻浮提総与・三大秘法の大御本尊を信受し」に変更した。
 日本共産党、赤旗「創価学会の「池田教」設立宣言
「創価学会は、… 新会則・新規則によって、日蓮正宗との関係を断ち、池田大作名誉会長を事実上の「教祖」と仰ぐ、独立の新興教団に完全に変質したということができます。旧会則では、「この会は日蓮正宗の教義に基づき、日蓮大聖人を末法の御本仏と仰ぎ、日蓮正宗総本山大石寺に安置せられている弘安二年十月十二日の本門戒壇の大御本尊を根本とする」(第三条、教義)… となっていました。新会則は、第2条(教義)で「この会は、日蓮大聖人を末法の御本仏と仰ぎ、一閻浮提総与・三大秘法の大御本尊を信受し、日蓮大聖人の御書を根本として」と、日蓮正宗の「教義」や「本尊」を捨てました。本尊と教義は仏教団体の根幹というべきものですが、「一閻浮提総与・三大秘法の大御本尊」といっても、具体的に何をさしているのか、明らかではありません。会則・規則ともに「日蓮正宗を外護」という文言もなくなりました」(「しんぶん赤旗」2002年6月3日 )
4月27/28日
 宗門、宗旨建立七五〇年慶祝記念「特別大法要」厳粛奉修。
 阿部日顕管長「右文中の「諸仏坊の持仏堂」と『清澄寺大衆中』における、「道善の房の持仏堂」との御記述の同異については、宗旨建立が3月・4月の両回とする時、同と異のいずれでも明白に会通ができるとのみ述べて、その判定はいたしませんでしたが、虚心坦懐に両文を拝するとき、3月は道善房の持仏堂であったからそのように書かれ、4月は諸仏坊の持仏堂で行われたからそのように書き給うたものと素直に拝するとき、3月と4月は異なった場所であったろうと推測することが自然の拝し方のように思われるのであります。…
 日寛上人はその広汎な著述中に2カ所ほど宗旨建立を建長5年4月28日と示されておりますが、これは宗旨建立より三大秘法顕発に至るまでの弘通の意により、この『聖人御難事』の文を取られたものであり、今日、宗門においても4月28日を宗旨建立の日と定めております。しかし、その2カ所の御文が必ずしも3月28日の宗旨建立の行事を否定されるものではないと思うものであります」
4月28日
 宗門、記念出版「平成校定日蓮大聖人御書(第一巻)」完成。
「宗門では「御書編纂委員会」を設置し、長年にわたって御書の真偽・系年・対告衆に関する徹底した調査と、審議、検討を行い、今回、宗旨建立750年の慶祝に供えるため、それらの結果を網羅し、また今日に至るまでに発見された資料や最新の研究成果も加えて刊行することとなった。特に、御真蹟が現存しない御書については、関連するすべての古写本・刊本を参照し、特に第二祖日興上人、第三祖日目上人をはじめとする御歴代上人等の、貴重な写本や御相伝書をもって校合して、大聖人の正法正義を損なうことのなきよう配慮した。また諸本と比較し、その異同を精細に脚註した。したがって、該御書は、書誌学的な見地からも、宗内のみならず、門下一般にわたって、多くの研究者・学生の研鎖に大いに資することとなるであろう。なお第一巻は、系年順に『戒体即身成仏義』から『撰時抄』までの187篇を収め、第二巻には、それ以降の正篇を、第三巻には、相伝書・講義・図録・断簡等を集録する」(「大白法」第596号 )
4月28日
 顕正会、立宗七五〇年御報恩勤行会奉修(本部会館)「立宗の大慈大悲を拝し奉る」(「顕正新聞」第0896号 )
4月30日
 顕正会、4月度総幹部会開催 (渋谷公会堂)、折伏成果 10,735名、「学会 "本門戒壇の大御本尊"の御名を削除」「"新・顕正寺建設"に歓喜渦巻く」。
「この顕正寺は、宗門僧侶でただ一人、国立戒壇のゆえに顕正金と運命を共にして下さった松本日仁尊能化をお守りせんとして建てられたもので、まさに「御遺命守護のシンボル」ともいうべき寺である。これまで同寺は顕正会員の法要と納骨などに利用されてきたが、建物の老朽化と、ことに納骨堂の収容能力が限界となったため、全面的な建て替えとなった」
 大野耕太郎、加藤昌昭、壮年部幹事に任ずる。(「顕正新聞」第0896号 )
5月3日  創価学会、第三文明社、池田大作著「母と子の世紀3 世界の友と教育を語る」出版。
5月23日
 顕正会、5月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「中盤戦を迎え広布の熱気たぎる
 浅井昭衛会長「月々の法戦を着実に成し遂げていけば、明年十一月の百万達成は必ず成る。ここに中盤を迎えて、まず六月、弘通の誓願は一万二千とする。…
 これすべて、御遺命を破壊せんとする第六天の魔王の働きである。第六天の魔王は、御本仏の一期の御遺命たる国立戒壇を、何としても妨げよう、実現させまいとする。それがいま、学会・宗門・正信会こぞって国立戒壇を誹謗し、顕正会を憎むということにあらわれているのである。…
 正本堂の誑惑に加担した上、折伏もせずに遊戯雑談しているこのような輩が、いま御遺命を奉じて命かけて立つ顕正会を批判するなどは、まさしく蛍火が太陽を笑うの類いである。… 早く広宣流布しなければ日本は亡んでしまう。いま中国が日本を蔑って非道を重ねているのも、下種の御本仏の御威徳が隠れているからである」(「顕正新聞」第0899号 )
5月23日  仙台地方裁判所、大塚順妙師に336万円の損害賠償を命じる判決。
6月13日  名古屋地方裁判所、成田樹道師に2,886万円の損害賠償を命じる判決。
6月13日  最高裁判所、北海道テレビインタビューに関する訴訟で、藤原広行師が勝訴。
6月23日
 宗門、中華民国宜蘭県に日蓮正宗東台布教所開所。
6月25日
 顕正会、6月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 10,994名、「立正安国論の御心 全員心腑に」
 浅井昭衛会長「本年の合宿の特別講義では『日蓮大聖人一代御化導の大網』を拝したい。… いま広布の最終段階を迎えて、顕正会員こそこの一代御化導の大綱を心肝に染めなければいけない。これこそ大事な御奉公を貫き戦うカギであると、私は確信をしている。…
 しかし、その前に、どうしても為さねばならぬ大事な御奉公がある。それは『日蓮によりて日本国の有無はあるべし』の重大の御聖意を、全日本人の耳に聞かしめること。すなわち "日蓮大聖人に背けば日本は必ず亡ぶ" ということを、全日本人に強く深刻に教えておかなければならない。…
 この重大な御奉公は誰人が為すのか。大聖人様を軽んじ御遺命に背いた学会・宗門・正信会の輩に、どうしてこれがなし得ようか。ただ、国立戒壇のゆえに解散処分を受けるとも百万の死身弘法をなし遂げんとしている顕正会だけが、大聖人様の御守護を頂きこれを為し得るのである。百万は、明年十一月には必ず成る。そして翌平成十六年に、いよいよ本格的諌暁に立たんと私は決意している」(「顕正新聞」第0902号 )
6月28日  創価学会、聖教新聞、「池田SGI会長の功績は世紀の大思想家に並ぶ!!」と。ガンジー、アインシュタイン、ナポレオン、ダヴィンチ、魯迅、ユゴー、キングなどの著名人と同列に扱う。
7月3日  創価学会、元創価学会職員の懇談会で、創価学会員が窃盗・暴行事件を起こす。
 元創価学会職員たちが集まることを、創価学会本部が察知しワゴン車で張り込みを実施。張り込み中の副会長・警備員を撮影した小多仁伯に対し、創価学会員による暴行・デジタルカメラ奪取事件が発生した。小多仁伯は即座に警察に被害届けを提出。(「池田大作の品格」小多仁伯 )
7月10日  東京高等裁判所、"正本堂建設・護持御供養事件"で、創価学会の訴えを棄却。以後、正本堂建設・護持御供養事件39件、全て高裁で宗門が勝訴。
7月16日
 宗門、大白法、「破邪鉄槌 創価学会の『人間主義』の正体は?」
「平成3年11月に宗門から破門された創価学会は、自らの正当性を裏付けるための、新しい教義の構築が緊要の課題であった。そこで、まず、学会員でもある御用学者の松戸行雄に、『人間主義の日蓮本仏論を求めて』(以下、『人間主義』と略称)や『日蓮思想の革新』(以下、『革新』と略称)という本を書かせて、世間や学会員の反応をうかがい、そのあとで池田大作をはじめとする創価学会幹部が、それらの本に書かれている教義内容に沿って会員を洗脳していくという方法を採ったのである。…
 松戸は、大作の本音を代弁するかのように、「日蓮大聖人も法主も池田名誉会長も、そして私たちも全く同じ『人間』である(中略)大聖人だけが特別に神格化され、久遠本仏に祭り上げられる必要はない」(革新47ページ)と述べ、久遠元初の御本仏である大聖人を「全く同じ人間」と見下し、迷いの凡夫と同列に仕立てようとする。このように松戸によって地ならしがなされた上で、池田大作自身も、「仏とは、人間(凡夫)である」「人間(凡夫)こそ、仏である」(平成6年5月26日付 聖教新聞)と言い、凡夫本仏論を創価学会の教義として定着させていく。学者や著名人の論を利用しながら学会員を洗脳していくのが、いつものパターンである」(「大白法」第601号 )
7月 日
 宗門、日蓮正宗宗務院教学部編『「会則」改変の欺瞞を糾す ― 新興宗教「創価学会」』(大日蓮出版)発行。
「創価学会発足より今日までの変節の歴史を述べ、次に新「会則」・「規則」の条文が欺瞞に満ちたものであり、学会が名実ともに悩乱顛倒の新興宗教・池田教集団となったことを明らかにしている。また「会則」改変に関する秋谷会長・斉藤教学部長の公式説明をとり上げ、その誑惑と謗法を破折している」(「大白法」第602号 )
 第1章 創価学会の沿革
 第2章 教義および目的に関する創価学会の従来の主張
 第3章 創価学会「会則」「規則」条件の変更
 第4章 創価学会首脳の弁解に対する破折
 結 語 新興宗教「創価学会」の旗揚げ
7月26日
 顕正会、7月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 8,794名、「炎暑に打ち勝ち赤誠の弘通」
 浅井昭衛会長「この七月も、学会の怨嫉・謀略は全国でまことに活発でしたね。しかし、「猪の金山を摺り(乃至)風の求羅を益すが如し」です。卑劣な謀略・妨害があればあるほど、ますます顕正会は強く立派になる。もう誰人も広宣流布を止める事は出来ないです。…
 私はいつも思うのです。もし池田大作に本当に確信があるならば、何も知らない手下を使ってコソコソとビラなどを撒くよりは、堂々と私と対決すればいいでないかと。法論をして、もし私が間違っているならば、顕正会は解散します。… 彼は、これまで三度も、私の法論申し入れを逃げております。…
 いいですか、国家の破産はもう眼前でしょう。だからこそ本年五月、海外の格付け会社は日本国債の信用度を、アフリカのボツワナ共和国以下に格下げしたんです。… "もう間もなく日本は、借金が返せなくなる。借金の証文である国債は紙くずのようになってしまうであろう"と、彼らは警告しているのであります。また東海地震も、もう秒読みの段階です。これに連動して東南海地震・南海地震も必ず起こる。いよいよ大地動乱の時代に入るのであります。しかし火宅に遊ぶ子供には、この怖さがわからない。いわんや、この二大氷山の後ろに控えている他国侵逼の大難においては、なおさら気づくわけもない。…
 ここに、平成十六年の一国諌暁の重大性がある。たとえわかろうとわかるまいと、信じようと信じまいと、もしその通りになったらどうする。凡夫は、現証を見て、始めてわかるのであります。この一国諌暁は、百万の死身弘法を背景として行われる。死身弘法無くしては、口舌の徒になってしまう」
 大野耕太郎 壮年部長に任ずる。(「顕正新聞」第0904号 )
8月5日
 顕正会、女子部合宿研修開催(岩手県花巻)、清純熱烈 7,500名参加。
 浅井昭衛会長「日本はすでに世界において、規模で最大、率で最悪の借金国家になっちゃっているんです。どれくらい借金があるかというと、政府と地方自治体の公的債務だけで六百九十兆円。実感がわかないでしょう。豆腐の一丁、二丁ならわかるけど(大笑)、六百九十兆円たって実感がわかない。これに加えて隠れ借金というのがある。これを加えると国の借金は一千兆円を超えてしまう。まさに規模において世界最大です。… 次に率ですが、国内総生産いわゆる「GDP」に対して借金がどのくらいの比率になるかというと、二〇〇%、二倍です。これがどれほどひどい状況かというと、五十七年前の敗戦のときの財政状況とほぼ同じです。… 返せますか。とうてい返済できる額ではない。利息も払えない。もう破産を待つばかりなのです。…
 顕正会の一国諌暁は平成十六年すなわち二〇〇四年であるから、この二大氷山激突の直前、あるいはその真っ只中に、一国諌暁が行われるのであります。こんどの巨大地震は、まぎれもなく仏法上の重大意義を持ってる。それはまさしく、他国侵逼の前相であるということです。…
 やがてこの大潮流は日本を動かす。そして諸天の働きにより「日本国一時に信ずる事あるべし」は事相となり、ここに三大秘法抄に仰せのままの国立戒壇が建立される。新しい日本が築かれるのであります。このとき始めて、いまの腐った政治は一変し、妙法の政治・妙法の経済・妙法の教育・妙法の医療等、すべてが妙法化され「事の戒法」が一国に顕現するのであります」(「顕正新聞」第0905号 )
8月12日
 顕正会、男子部合宿研修開催(岩手県花巻)、勇壮凛冽 3,000名参加。
 浅井昭衛会長「大聖人様は仰せあそばす。『命限り有り、惜しむべからず。遂に願うべきは仏国なり』と。この有難き御奉公、誰が命を惜しみましょうか。男子部は私と運命を共に戦いなさい
 そして、もし事成就するの日、大聖人様よりただ一言『よくぞ』のお誉めを賜れれば、本望ではないか。晴れて戒壇の大御本尊様が国立戒壇にお出ましになるの日、顕正会員はこぞって、天生原までの四キロの道のりを、全員で紅の涙を流しつつ、御供申し上げようではないか」(「顕正新聞」第0906号 )
8月20日
 顕正会、婦人部合宿研修開催(岩手県花巻)、濁世の白蓮華 2,000名参加。
 浅井昭衛会長「いま亡国を前にして、地涌の流類は続々と出現しつつある。この大潮流はやがて一国を揺さぶる。そして諸天の働きにより『日本国一時に信ずる事あるべし』ということが事相となる。ここに三大秘法抄に仰せのままの国立戒壇が建立され、新しい日本が築かれるのである。このとき始めて、いまの腐った政治は一掃される。そして妙法の政治・妙法の経済・妙法の教育・妙法の医療等、すべてが妙法化されて『事の戒法』が一国に顕現する。…
 大聖人様は仰せあそばす。『命限り有り、惜しむべからず。遂に願うべきは仏国なり』と。この有難き御奉公、誰か命を惜しみましょうか。婦人部は一結して、両眼滝のその日まで、私と共に戦い抜いてほしい。そして事成就するの日、大聖人様よりただ一言『よくぞ』とのお誉めを賜れば、顕正会は本望である。晴れて、戒壇の大御本尊様が国立戒壇にお出ましになるの日、顕正会員はこぞって、天生原までの四キロの道のりを、全員で、紅の涙を流しつつ、御供申し上げようではないか」(「顕正新聞」第0907号 )
8月23日
 顕正会、壮年部合宿研修開催(岩手県花巻)、重厚熱烈 1,300名参加。
 浅井昭衛会長「今回の合宿で壮年部は生まれ変わってほしい。広宣流布の最終段階において、実力を備えて大聖人様の御馬前に馳せ参ずる、日本第一の壮年部となってほしい。…
 この大仏事をお手伝い申し上げるのは、国立戒壇のゆえに解散処分を受けるとも、ついにいま百万の死身弘法を成し遂げんとしているこの顕正会以外には、断じてあるべくもない。大聖人様は仰せあそばす。『命限り有り、惜しむべからず。遂に願うべきは仏国なり』と。この有難き御奉公、誰か命を惜しみましょうか。壮年部は一結して、両眼滝のその日まで、私と共に戦い抜いて欲しい。そして事成就するの日、大聖人様よりただ一言『よくぞ』とのお誉めを賜れば、顕正会は本望である。晴れて、戒壇の大御本尊様が国立戒壇にお出ましになるの日、顕正会員はこぞって、天生原までの四キロの道のりを、全員で、紅の涙を流しつつ、御供申し上げようではないか」(「顕正新聞」第0908号 )
8月 日
 顕正会、合宿研修会、浅井昭衛会長特別講義「日蓮大聖人一代御化導の大綱」
 弘安元年六月から御判形が変貌した深意について「御入滅四年前の弘安元年は、仏滅後二千二百二十七年に当る。しかし大聖人様は弘安元年七月の千日尼抄に『仏滅後二千二百三十余年』と仰せられている。日寛上人はこの深意を『寿量説法の年より弘安元年に至るまで正しく二千二百三十一年に当るなり』として『故に知んぬ、弘安元年已後、御本意即ち顕われ畢るなり』と御指南下されている。…
 文永・建治の御本尊と弘安元年以降の御本尊を比し拝すれば、御座配とともに御判形が大きく変貌している。すなわち文永・建治の御本尊は、釈尊より付嘱を受けた上行菩薩としてのお立場で顕わし給うたものと拝する。…
 そして弘安元年以後の御本尊こそ、久遠元初の自受用身・末法下種の本仏として、その御内証の全体を顕わし給うたものであれば、まさしく本意・究竟の御本尊である。なかんずく弘安二年の本門戒壇の大御本尊こそ、究竟中  まさしく、戒壇の大御本尊の御力によって日本国を仏国となし全世界を事の寂光土とする秘術こそ、国立戒壇建立である。御在世には未だその時至らず。よってこの大事を日興上人に御命令あそばされた。されば国立戒壇建立の御遺命には、大聖人様の一代の大願が込められている。
 しかるに、この使命を果すべき正系門家は広布前夜に至って、あろうことか国立戒壇を否定し、正本堂を『御遺命の戒壇』とたばかった。これ第六天の魔王が池田大作の身に入り、二代にわたる貫首がこれに協力したゆえである。…
 そしていま、御遺命を破壊せんとした者どもは『修羅と悪竜の合戦』に明け暮れている。これ大罰である。戒壇の大御本尊は、熱原の法華講衆の不惜身命の『唯願説之』があったとき、世に出現されている。これを以て思うに、末法濁悪の未来に、熱原のごとき仏弟子の大集団あって、大聖人様に命かけての忠誠を貫くとき、戒壇の大御本尊は必ずや国立戒壇にお出ましになると拝し奉る。..
 すでにいま濁悪の世に、百万の仏弟子の大集団は出でんとしている。この大集団、もし大聖人様の御心のままに一国諌暁を進め、死身弘法に励むならば、ついに大聖人様の御力によって『日本国一時に信ずる』の時が到来する。そして戒壇の大御本尊が国立戒壇にお出ましになり、新しい日本国が誕生するのである。… たとえ世の中がどれほど濁ろうと、宗門がいかに乱れようとも、顕正会だけは一筋の御奉公を貫き、大聖人様に応え奉ろうではないか」(「顕正新聞」第0910号 )
8月16日
 宗門、大白法、「法華講連合会結成40周年を迎えて」
 阿部日顕管長「当初に於いて法華講連合会委員長に就任し、日達上人の御意志を体して全国的な法華講支部の連絡と団結のため尽力したのは常泉寺所属の法華講員平沢益吉氏であった。そして結成後直ちに、(1)連合会機関紙の発行、(2)年2回の総登山と月例登山、(3)総本山並びに各法華講寺院の外護、(4)法華講員の世帯数及び人員数の調査把握、という4項目の活動方針を決め実行に移されて来た。… 初代委員長平沢氏の逝去の後、佐藤悦三郎氏、阿部唯七郎氏が続いて委員長となり、その後第4代連合会委員長として柳沢喜惣次氏が就任した。…
 蓋し、各寺院所属の法華講は基本的に夫々の指導教師の掌握による講頭以下役員より一般講員という縦糸であり、連合会は全体の法華講を連ねて連絡と活動を計る横糸である。… 要するに縦糸と横糸の相互補助による活動顕現こそ理想的な在り方であって、全国の各寺院指導教師もまた連合会の役員の方々もこの意義を更に未来に渉ってよく弁えられつつ、広布へ前進されんことを祈るものである」(「大白法」第603号 )
9月1日
 宗門、大白法、「破邪鉄槌 離脱僧の役割は?」
「創価大学教授の中野毅は、「離脱僧の問題も含めて、創価学会における聖職者の役目はどうあるべきかはまだはっきりとしていないんです … 共通しているのは、客観主義の立場で僧の存在論的な特殊性は認めたくないという点ですね。では、積極的な役割として何をやらせるのか、そうすると基本的には無いのです」(東洋学術研究)と明言する。…
 このように「離脱僧」の「役割」は「基本的には無い」とまで言われながら、なぜ創価学会に擦り寄るのか? … 創価学会にとって離脱僧などは、使い捨ての道具程度にしか考えていないことだけはハッキリしている。… まさしく「法要や儀式だけを行う」「坊主のねぐら」に過ぎない「会館寺院」なるものを創価学会が設けること自体、大いなる自己矛盾であり、天に唾する愚か者と言わざるをえない。離脱僧が住む「会館寺院」は、いわゆる「葬式仏教」の典型なのである」(「大白法」第604号 )
9月13日  創価学会、全国副青年部長らによるドコモ通話記録盗み出し事件発覚。
 創価大学職員・男子部主任部長の田島稔、元交際相手の女性の男性関係を調べるため、女性と相手の男性の通話記録の盗み出しを創大職員・全国副青年部長 根津丈伸に依頼、根津は後輩であるドコモ関連会社社員の嘉村英二に実行させた事件。最高で懲役1年6ヶ月・執行猶予3年の判決を受ける。(「マスコミの報道姿勢」フォーラム21 )
9月17日  朝鮮民主主義人民共和国、初の日朝首脳会談。小泉純一郎首相は平壌の百花園招待所で金正日国防委員長と会談、両者は「日朝平壌宣言」に署名、国交正常化交渉を10月に再開することで合意した。金正日は、長年否定していた日本人の拉致を初めて認め謝罪、当時日本政府が認定していた拉致被害者13名のうち4名は生存、8名は死亡、1名は北朝鮮入境が確認できない旨伝えた。
「70〜80年代に特殊部署が妄動主義、英雄主義に駆られ、工作員の日本語教育と、日本人に成りすまして韓国へ侵入するために日本人を拉致したが、このような誤った指示をした幹部を処罰した。.. 工作船は軍部が訓練の下でした。私は知らなかった。.. 再びないようにする」
9月22日
 宗門、慶祝記念局通達「登山参詣信徒数、御命題の30万人を突破」。
「9月22日、標記大法要の第55会が奉修され、4月29日初会以来の登山参詣信徒の累計人数が30万6,238人に達し、法華講30万総登山の御命題が見事に達成されました。ご承知の通り、平成6年・地涌六万大総会の砌、御法主日顕上人猊下より、平成14年宗旨建立七五〇年を慶讃し、御本仏日蓮大聖人の御鴻恩に報い奉るために、法華講衆30万人による総登山を行う旨の御命題を賜わりました。以来8年間、僧俗一体となって真剣に推進活動に取り組み、見事にその御命題にお応えすることができたものであります」(「大白法」第606号 )
9月26日
 顕正会、9月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 13.654名、「百万へのカウントダウン始まる」「金正日に乗せられた小泉首相」
 浅井昭衛会長「日朝平壌宣言に署名したことは、凶悪なる犯罪国家の延命に手を貸したことになる。これは日本を危うくし、北朝鮮の二千万人民をさらに苦しめることになるゆえ。… 小泉首相が犯した最も重大な失敗は、謝罪してはいけないことを謝罪し、与えてはならぬカネを与える約束をしたことにある。…
 日本の政治家はすべて亡国の政治家である。無責任な大借金を作って国家を破産寸前にし、中国や北朝鮮の脅しには謝るばかり、また国家にとって最も重大な国防はよその国に任せ、のうのうと遊びたわむれている。北朝鮮の拉致にしても、日本が無防備だから起きてしまったのである。… やがて拉致どころではなく、他国の責めを受ける時が必ず来る。…
 この亡国・日本を救うのは、もう広宣流布以外にはない。… 思えば釈迦仏法は朝鮮半島を経由して日本に伝来している。こんどは朝鮮半島に日蓮大聖人の仏法を伝えなければいけない。それが朝鮮の人々を根本から救い、真にアジアの安定をもたらすものである。さあ、まず何よりも日本の広宣流布を一気に進めたい」(「顕正新聞」第0909号 )
10月5日
 宗門、光久諦顕師・菅野慈雲師・尾林広徳師、能化に補任。
10月7日
 宗門、宗旨建立七五〇年慶祝記念法華講30万総登山大法要。
 阿部日顕管長「このような宗門の大興隆は、これまさに妙法の正義を実践する故であると信ずるものであります。今や全世界の宗教界、思想界の混乱のなかにおいて、本地甚深の妙法広布の大願に基づき、厳然として立正安国の正義を行ずる宗団は、我が日蓮正宗のみであります。かかる重大な意義と地涌の使命を自覚し、日本乃至、世界広布を大目標として、一人より一人への折伏、妙法弘通の大行にいよいよ精進をいたしてまいりましょう」(「大白法」第607号 )
10月8日
 宗門、総本山奉安堂竣工式奉修。
 阿部日顕管長「昭和天皇の御皇孫・東久邇信彦様にはわざわざ御光臨をいただき、心より厚く御礼を申し上げます。… けだし、日本乃至、世界第一の名山たる富士山を、東洋思想上、深い意義を持つ丑寅の方角、すなわち東北に仰ぐ我が日蓮正宗総本山大石寺は、その位置がまことに風光明媚であるとともに、四神相応の晃々たる勝地であり、それにふさわしい宗教建築が、本日、奉安堂として竣工されたと考えております」
 東久邇宮信彦「私は、曽祖母に当たる貞明皇后が、総本山第62世日恭上人より御本尊をお受けしたことを聞き及び、深い御縁を感じております。このたび竣工の奉安堂は、富士山に日本が誇る伝統建築の様式が見事に調和し、その荘厳な姿に感銘を受けました、心よりお喜び申し上げます。猊下をはじめ皆様の御健勝と御宗門のさらなる御発展をお祈り申し上げ、祝辞とします」(「大白法」第608号 )
(※ 東久邇宮信彦王は、2013年(平成25年)、念法眞教の代表顧問に就任。同教団の代表顧問は、祖父・東久邇稔彦王も長く務めていた。櫻川 忠 )
10月10日
 宗門、総本山、本門戒壇本尊遷座式奉修。
「御法主上人猊下が御出仕になり、… 本門戒壇の大御本尊が桐箱に収められ、さらにその桐箱が、内陣に用意された蓮台に据え付けられた。 続いて、御法主上人猊下が須弥壇に上られ、日蓮大聖人御影像(最初仏)と日蓮大聖人御灰骨を、御自ら桐箱に収められた。お練りの用意が整えられると、本門戒壇の大御本尊、日蓮大聖人御影像、日蓮大聖人御灰骨の順で行列が組まれた。… いったん本門戒壇の大御本尊等は内陣に据え置かれ、題目三唱ののち、唱題のなか、第一次扉(水平扉)と第二次扉(垂直扉)が開かれた。そして須弥壇中央に本門戒壇の大御本尊が奉安されたのに続いて、御法主上人猊下が須弥壇に上られ、御自らの手で日蓮大聖人御影像と日蓮大聖人御灰骨を御安置あそばされた」(「大白法」第608号 )
10月12日
 宗門、総本山、奉安堂落慶大法要奉修。
「慶讃文 夫 盛秋ノ涼気爽カニ 天地晴朗ノ好期 此処大日蓮華山大石ノ精舎ニ於イテ 本門戒壇大御本尊御安置ノ大堂タル 奉安堂ヲ建立シ 本月十日大御本尊御遷座ノ儀ヲ執リ行ヒ 本日ヲ以テ宗門緇素参列シ 宗旨建立七百五十年慶祝記念奉安堂落慶大法要ヲ修シ奉ル … 今ヤ全世界ハ等シク無明三毒ノ煩悩ニ荒乱シ 謗法悪教ノ蒙霧ニ閉サル故ニ 或ハ闘諍言訟シテ殺害相加ヘ 或ハ酔生夢死シテ空シク痴楽命虫ノ巷ニ迷フ 正ニ没在於苦海ノ真実相タリ … 仰キ願ハ佛祖三寶尊冥鑑ヲ垂レ 大御本尊ノ御威光愈々倍増シ 僧俗熱誠ノ下建立セラレタル奉安堂ノ法礎長久ニ 以テ一天広布ノ願業推進ニ冥加ヲ給ハラン事ヲ」
 阿部日顕管長「記念大法要に当たり、宗旨建立七五〇年慶祝記念事業において当奉安堂を建立申し上げるに至った意義と因縁について、申し述べたいと存じます。これは次の二点に要約できると思います。まず、邪義謗法破折を含む仏法守護の意義による正本堂解体がその第一であります。我が宗門750年以来、伝持された尊高なる下種三宝に背き、偽の広布を標榜し、完全な邪教と化した団体が中心となって建設した建物に、平成3年の破門以降においても限りなく本門戒壇の大御本尊を御安置申し上げておくことは、畢竟、正法護持と弘通の精神に背くことであり、故に平成10年、奉安殿に御遷座申し上げました。さらに、無用となった建物は存続の意義を喪失し、かつ維持の費用も多大であることからして解体すべきであります。… その第二は、正法正義顕揚の意義によるところの奉安堂の建設であります。… 広布の根源たる本門戒壇の大御本尊が安置せられたこの奉安堂の落慶により、まさに日本乃至、世界広布の礎が厳然と確立いたしたと信ずるものであります」(「大白法」第608号 )
10月15日  拉致被害者5名(地村保志・富貴惠、蓮池薫・祐木子、曽我ひとみ)、日本へ帰国し家族と再会。政府は、帰国した5名の拉致被害者が、自由な意思決定を行い得る環境設定が必要と判断、同年10月24日、5名の拉致被害者が日本に引き続き残ること、北朝鮮に残っている家族の安全確保及び帰国日程の早急な確定を強く求める方針を発表した。
10月26日
 顕正会、10月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「顕正会の百万達成こそ日本の夜明け」
 浅井昭衛会長「学会・宗門は御遺命に背いているゆえに功徳を失っている。顕正会は戒壇の大御本尊を無二と信じ奉り国立戒壇建立めざして戦うがゆえに、大聖人の御心に叶い、入信早々の人でも驚くほどの功徳を頂けるのである。..
 私は御大会式において『大聖人御入滅よりすでに七百二十一年。これほどの最大深秘の大法を大聖人様が留め置かれて、未だに広宣流布ができないこと、何とも申し訳ないという思いが込み上げてくる。と同時に、広宣流布はいよいよ最終段階。… その日まで、最終段階の一年一年を、日本国の現状を具さに大聖人様に御報告申し上げつつ、真心こめて御大会式を奉修させて頂かんと心に決めている』と述べたが、どうか、全国の顕正会員が同じ心で、このビデオ放映に参加してほしい。大聖人様への真心こそが、広宣流布を進める力となるのである」(「顕正新聞」第0912号 )
11月9/10日
 宗門、宗旨建立七五〇年慶祝記念海外信徒総登山、17ヶ国より3,860余名が参詣。
11月10日
 顕正会、郡山会館御入仏式挙行、「東北の要衝・郡山に堂々の法城」
 浅井昭衛会長「この亡国は日本一同に日蓮大聖人に背くところから起きている。… 濁悪の世において、この重大事を全日本人に教える唯一の仏弟子の大集団が顕正会である。その一国諌暁の資格は百万の死身弘法により大聖人様から頂ける。.. 福島顕正会こそ、二百万県民を一人残らずこの郡山会館の御本尊様の御前に案内して、お題目を唱えさせる大運動を起こしてほしい」(「顕正新聞」第0913号 )
11月14日  週刊文春、「公明党は学会員拉致家族を見捨てた」との記事掲載。
 朝鮮民主主義人民共和国による拉致被害家族で創価学会員の増元照明、北朝鮮に拉致された姉・るみ子と市川修は共に創価学会員であり、公明党の浜四津敏子代表代行や山本早苗に解決のための協力を仰いだが、何の反応も無かったと激怒。(「同」11月28日号 ) 
11月17日
 宗門、シンガポール共和国で開妙布教所開所式奉修。
11月17日
 顕正会、松山会舘御入仏式挙行、「"日興上人御門下の熱情" に奮い立つ」
 浅井昭衛会長「日興上人の御門下には "これほどの功徳ある御本尊、早く弘めなければ大聖人様に申し訳ない" との大情熱が漲っていた。ゆえに富士大石寺からこの四国まで弘通が進んだのである。いま時はすでに広宣流布の前夜、しかも交通は至便、モタモタしていたら申し訳ない。本日こそ、四国広布の歴史的な幕開け。全員が "一人立つ" の気概を以て、四国・四一三万の人々に御本尊の功徳を教え、一気に四国広布を進めてほしい。…
 この濁乱の日本国の中に、いささかも世俗の名利を求めず、ただ日蓮大聖人の御遺命を重しとして一筋の忠誠を貫く百万の仏弟子の大集団が、いままさに出現しようとしている。この大集団が心を一つにして大聖人様の御心のままに戦うならば、日本は必ず救える。ゆえに私は百万達成を『日本の夜明け」と云うのである」 (「顕正新聞」第1081号 )
11月20/21日
 宗門、総本山、御大会式奉修。
11月25日  最高裁判所、"正本堂建設・護持御供養事件"で、創価学会の上告を棄却。創価学会の訴権乱用攻撃は失敗。以後、"正本堂建設・護持御供養事件"39件、全て最高裁で宗門が勝訴。
11月28日
 顕正会、11月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 14,924名、「明年十一月 百万達成は大地を的」
 浅井昭衛会長「明年十一月の百万達成は、大地を的とする。さあ明年こそ、新旧を問わず、全顕正会員が手を携えて、この歴史的な百万達成を成し遂げたい。全員が歓喜の中に、楽しみながら、百万法城の石垣を一つずつ積み上げ、全員揃ってゴールに突入したい。…
 亡国に近づきつつある日本国の中で、日蓮大聖人に一筋の忠誠を貫く百万の地涌の大集団が出現することが、いかに重大なことか。これまさしく日本の夜明けである」(「顕正新聞」第0915号 )
12月21日
 顕正会、12月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「百万達成の大路線明示さる」
 浅井昭衛会長「大事の百方を、いつまでに達成するか。残すところはあと十六万。私は本年に入ってずーっと考えていたが、本日決定する。百万は、二〇〇三年の十一月までに、必ず成し遂げる。大地震が早いか、百万が早いか、それはわからない。ただ仏意に任せ奉る。私はただ全魂こめて、日本の激動の真っ只中に、一国諌暁の実力を備えた百万仏弟子の大集団を築き、何としても大聖人様に応え奉らんと決意するのみである」(「顕正新聞」第0917号 )
12月23日
 宗門、白蓮院復帰報告法要奉修。
「白蓮院は、江戸時代末期、天保年間の砂村問答に由来し、明治時代に入り、その流れを汲む信徒の家を間借りして「砂村問答法華本門道場」と称した。その後初代主管・観法院日健贈上人が赴任され講中は発展したが、戦災で道場を焼失。戦後に復員された観法院贈上人を中心に復興を図り、時の御法主日昇上人より「白蓮院」との名前を戴き文京区に道場を再興。昭和41年に現在の江戸川の地に本堂・庫裏が新築された。観法院贈上人御遷化後、昭和52年路線で学会の教義逸脱の嵐吹き荒れるなか、自称正信会の者によって白蓮院は不法に占拠され、その後20年の長きにわたり日蓮正宗を離れていた。… このたび、平成14年11月27日、「前非を悔いて宗門側に返還申し上げたい」との申し出があったことにより、宗門に復帰となった」(「大白法」第613号 )
12月25日
 宗門、中華民国北西部苗栗県で妙徳寺開所入仏式奉修、台湾全土から2千名近い信徒が参集。
「妙徳寺は、今までの台湾寺院と異なり、大規模な建築物である。約1万6千坪の広大な敷地を有し、それぞれ建坪が100坪の2階建ての本堂と3階建ての研修センター、2棟の建物から構成されている。1棟は地域信徒の法城としての役目、1棟は全台湾の研修センターの機能を備えている」(「大白法」第613号 )
 

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