迷走する顕正会を斬る


淺井昭衞会長の足跡と変節

    顕正会年表 (私家版)


      
1月1日
 宗門、阿部日顕管長「新年の辞」
「世界に於ける人を救うべき宗教が、次々と表してくる不祥事と闘争による果てしない現実相、又あらゆる社会層の混迷や不幸が貪瞋癡の三毒を根本として現れていることよりして、物心両面に於いて衆生を救済する真実の仏法を今日の時代が求めていることは明らかであります。… さて、新年に当たり、唱題と折伏に関する歌が心に浮かびましたので、4首ほど皆様に御披露申し上げます。
 唱題は 何のためぞと 人問はば 無量の徳ぞ 現当のため
 唱題は 下種の即身成仏と 聞きて命の 奥ぞ尊き
 唱題は 最上にして 最善の 心と身との 鍛へなりけり
 真実の 御法をかたく 信じつゝ いざ打ち込まん 折伏の行
 いよいよ皆様の信行倍増と御健祥をお祈りいたします」(「大白法」第612号 )
1月1日
 宗門、広布推進僧俗指導会、「新体制の要点」
 阿部信彰師「日蓮正宗の全国寺院を、地域によって分割し、組織化したものが布教区でございまして、したがって布教区には、寺院と、指導教師の住職、及び寺院所属の法華講員とが含まれるのであります。しかるに、日蓮正宗の長い歴史におきましては、各寺院単位の活動を主といたしてまいりました関係で、近代に入り、布教区体制がとられました後も、今日まで布教区としての一体的な活動は、ほとんど見られなかったのであります。
 これに対しまして、本宗のもう一つの組織に法華講連合会がございます。法華講連合会は、昭和37年7月、総本山第66世・御先師日達上人の御指南により、結成大会を開催し発足いたしました。この連合会は、本年40周年を迎えるに当たり、奇しくも、平成2年大石寺開創700年の年以来、謗法団体へと転落した創価学会と入れ代わるかのごとく、平成2年・三万総会を皮切りに、地涌六万大総会、客殿落慶十万総登山、そして平成14年の法華講三十万総登山と、4年毎を節目に、この12年間で10倍という大前進を遂げた次第であります。
 御法主上人猊下には、この宗門における布教区と法華講連合会各地方部との関係を、布の縦糸と横糸の関係に擬えて御指南あそばされております」(「大白法」第612号 )
1月1日
 顕正会、浅井昭衛会長、年頭の辞「日本の夜明け
「百万法城は、ついに本年の十一月、濁悪を極める日本国の中に厳然として屹立する。… 弘通が一万に及ばんとしたとき、御遺命を破壊せんとする黒雲が宗門を覆った。… そして二十万に達したとき「本門寺改称」の陰謀を打ち擢(くだ)き、五十万のとき最初の一国諌暁に立ち、その九ヶ月後には「不思議の還御」を紅涙の中に拝し奉り、本年ついに発足以来の重大の節・百万をまさに成し遂げんとしているのである。… いま日本国に、人心の荒廃、政治の炉心溶解、国家の破産等々の亡国の予兆が現われ、さらに大地動乱ののち他国より逼められんとしているのである。… されば百万達成こそ "日本の夜明け" である。油断なく法城の石垣を積み上げようではないか。平成十五年 元旦」(「顕正新聞」第0917号 )
1月2日  創価学会、聖教新聞社、池田大作著「詩集 人生の旅」出版。
1月3日
 宗門、各講中講頭御目通りの砌、阿部日顕管長「御言葉」
「私ごとではありますけれども、私自身が大聖人様の仏法を正しく受け継ぐところの日蓮正宗の法主・管長としての立場にありますので、その私に対して、創価学会によるところの「クロウ事件」なる忌まわしい誹謗が、以前からずっと続いておりました。けれども、これが不思議なことに昨年の大慶事の前の1月31日をもって、いわゆる和解によるところの解決を見ました。これによって創価学会は「クロウ事件」に関する誹諦の言辞を一切、行うことはできないということになりました。.. このことが大慶事の一つの皮切りにもなったと思うのでありますが、これは本当に不思議なことと思います」(「大白法」第613号 )
1月4日
 宗門、総本山、唱題行の砌、阿部日顕管長「御言葉」
「生・老・病・死と言いますが、生じ、あるいは有為転変していく姿、あるいは病気にもなり、そして最後には死んでいく姿等の、ありとあらゆる法界の姿がこの妙法蓮華経であるということを、大聖人様は『諸法実相抄』に、「法界のすがた、妙法蓮華経の五字にかはる事なし」ということを仰せであります。もっとも、このような教えを頂きましても、あまりにも大きすぎて意味が解らないと思うのでありますけれども、法界の一切の「体」がそのまま妙法蓮華経の五字に示されておるとともに、その妙法蓮華経の法界の意義をはっきりと顕していくところに成仏の姿があるのであり、それを「宗」という意味からするならば修行という形で示されるのであります。すなわち妙法蓮華経の体はそのまま、妙法蓮華経を行ずるところに顕れるのであります」(「大白法」第613号 )
1月9日  台湾「中華日報」、池田大作名誉会長の"栄誉称号"の裏事情を暴露。
 台南県政府文化局の会議で、『池田大作は、台湾を全く認知しておらず、かつ日本では、言葉と行動が伴わず、何かと物議を醸している人物である。なぜ、そのような人物に栄誉県民証を与えたのか、不可解である』との指摘があり、熱烈な討論が行なわれた。蘇煥智(そかんち)台南県長が謝罪し、『池田大作の背景をきちんと調査せず、ただ、学会員達の"栄誉県民証を授与してほしい"という強硬な要求によって、授与してしまった』と釈明。
1月10日  朝鮮民主主義人民共和国、核拡散防止条約(NPT)から脱退を宣言。
1月22日
 顕正会、1月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「宗門・学会の"罪のなすり合い"眼下に」
 浅井昭衛会長「その罪の恐ろしさを思うならば、戒壇の大御本尊の御前において五体を地に投げ、遍身に汗を流して懺悔しなければいけない。何よりも、何よりも、まず改悔のしるしとして、早く貫首の座から退かなくてはいけない。もう大聖人様がお許しにならない。…
 亡国の根本原因は、この国に大慈大悲の御本仏ましますにもかかわらず、日本一同に捨離し軽賤しているところにある。日蓮大聖人によって日本国の有無はある。この重き御本仏の御存在を、亡国を前にして何としても全日本人に教えなければいけない。一国諌暁とは、まさしく日本国民に対する覚醒運動なのである。わかろうとわかるまいと、信じようと信じまいと、本格的な一国諌暁により、諸天は必ず動く。そして深刻なる国家体験により、日本一同、今まで軽んじていた大聖人の重きに気づき、『南無日蓮大聖人』と掌を合わせ頭を地に付ける時が必ず来る。さあ、何よりも百万の死身弘法を遅らせてはならない」(「顕正新聞」第0920号 )
1月26日  創価学会、聖教新聞、"SGIの日" 記念提言 "武力行使容認"。
 池田大作SGI会長「それ(テロ)と戦うために、ある場合には武力を伴った緊急対応も必要とされるかもしれない。また、そうした毅然たる姿勢がテロへの抑止効果をもたらすという側面を全く否定するつもりはありません。… 軍事力を全否定するという事は、一個の人間の『心情論理』(マックス・ウェーバー)としてならまだしも、政治の場でのオプション『責任倫理』(同)としては、必ずしも現実的とはいえない」(「同」1月26日号 )
 日本経済新聞、「米国のイラク攻撃に一定の理解を示した」と報道。「SGI会長「提言」は、毎年 1月26日付の聖教新聞に「世界平和実現のため」として 1983年から発表されているもので、一貫して「暴力・戦争反対」を強調して来た。前年の2002年「提言」でも、「私は、テロも報復も、……小暴力から、戦争という大暴力にいたるまで、一切の暴力には、人間の尊厳をかけて反対です」と述べていた。 今回の「提言」は、"一切の暴力反対" とした方針の "大転換" であり、3月の "イラク侵攻" 肯定の伏線と推測される」(「同」1月26日号 )
(※ この池田大作メッセージを後ろ盾とし、開戦後に公明党幹部は「イラクが国際社会の要求に誠実に対応していれば、今回の事態は避けられた、という意味で、『非』はイラクにある」(神崎武法公明党代表)、「ただ、口で反戦・平和と叫んでも、本当の平和は構築できない!」(冬柴鉄三書記長) と、米英のイラク侵攻を明確に支持した )
1月29日  奈良地方裁判所、正本堂解体を口実とした提訴に、宗門勝訴判決。
1月29日  しんぶん赤旗、関西空港受注業者から自民・公明・保守の与党国会議員26名に3年間で 3,596万円の献金があったと報じる。公明党は財務副大臣らが、合計44万円を受け取っていた。
2月1日
 宗門、大白法、「全国各布教区で第1回広布推進会」開催。
「「広布大願の年」の1月、全国各布教区で第1回広布推進会が、次々と開催された。これは、来る平成21年に向けて、御法主上人猊下より賜った御命題「平成21年『立正安国論』正義顕揚七五〇年の佳節における地涌の友の倍増乃至それ以上の輩出と大結集」の達成を目指して、全国統一的な地域広布推進活動の中心行事として新設された会合である。この広布推進会には、布教区内の全寺院の住職・主管と法華講代表、法華講連合会地方部役員も参加した。全国の僧俗が異体同心の絆を固めて、広布へ大前進する、文字通り宗門一丸の闘いである。そして、広布推進会は「広布大願の使命達成に向けて」との年間冠称テーマのもと、更に1年を4期に分けて期間テーマを定め、これに沿って活動する。本年1月から3月までの期間テーマは、「1、下種先の拡大と折伏の実践。2、御報恩御講・広布唱題会参加の徹底」の2項目である。この期間テーマに基づいて、支部の地区・班・組、また壮年・婦人・青年の各部が、それぞれ名簿や御祈念帳を作成する事や、御報恩御講や広布唱題会参詣推進の明確な目標を掲げて大勢で取り組むこと事などが大切である」(「大白法」第614号 )
2月2日
 宗門、スリランカ民主社会主義共和国で宗旨建立七五〇年慶祝祈念総会開催、コロンボ市内の集会所に千名が結集。
2月3日  創価学会、ブラジル創価学園開校。2001年6月6日(牧口常三郎生誕130周年)、サンパウロにブラジル創価幼稚園としてスタート。その後、小・中学校の部が併設された。
2月12日  東京高等裁判所、FBI関連2事件で "事実誤認" 判決。
2月13日  さいたま地方裁判所、正本堂解体を口実とした提訴に、宗門勝訴判決。
2月23日
 宗門、ガーナ共和国法華寺で宗旨建立七五〇年慶祝記念総会開催。
「宗旨建立七五〇年慶祝記念アフリカ総会が、アクラ市の法華寺において、ガーナ全土およびコートジボアール、トーゴ、ナイジェリア、ベニンの各国から3千名を超える信徒が結集、盛大に開催」(「大白法」第617号 )
2月25日
 顕正会、2月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、折伏成果 14,611名、「"下種本仏成道御書"の大事 心腑に」
 浅井昭衛会長「この重き重き仏様の御存在を、御自らの筆で記されたのがこの『下種本仏成道御書』であれば、全顕正会員が明年の一国諌暁を見つめて心腑に染めてほしい。そしてこの感激を口々に語り合ってほしい。…
 朝鮮半島の動向は日本の命運にかかわると思っている。御在世のときも、朝鮮半島はすべて大蒙古の勢力圏に入ってしまった。残念なことに、今の大勢を見るに、朝鮮半島はやがて中国の影響下に入るものと思われる。かくて一閻浮提の大闘諍の大渦は、いよいよ日本に迫って来るのである。…
 しかしこの時、日蓮大聖人の大恩徳を一国に顕わすことだけを命とする百万の地涌の大集団も日本に出現せんとしている。いかに日本が危うくなろうとも、大聖人に南無し奉る百万の仏弟子の大集団があって、一結して大聖人様の御心のままに戦うならば、日本は必ず救える」 (「顕正新聞」第0923号 )
2月26日  創価学会、聖教新聞社、池田大作著「輝きの人間世紀へ ─ 御書とその心 ─」出版。
2月 日
 顕正会、初の "儀礼室会議" 開催 (本部会館)、「職業僧侶の代理ではない」「4幅の導師曼荼羅について」。儀礼室委員、横田・遊佐・坪田・府川・林・重松。(「顕正新聞」第0921号 )
2月 日  創価学会、壮年部暴行事件。本徳寺・岡元講頭、訪問先の創価学会壮年部員に暴行され、3週間の安静を要する負傷。
3月15日  世界保健機関(WHO)、原因不明の重症呼吸器疾患を「severe acute respiratory syndrome」(SARS)と名づけ、「世界規模の健康上の脅威」と位置づけた。後に、新型のコロナウイルスが、原因であると突き止められた。2002年11月16日に、中華人民共和国の広東省仏山市で、最初の患者が発生した。その後、香港・北京などから感染者の移動によって、世界中へ運ばれ拡大した。最終的に、8,098の症例と、774人の死亡が報告された。
3月19日  創価学会、創価新報、大石寺総坊前の桜の木280本を切ったと報道。
3月20日  米英豪波連合軍、大量破壊兵器保有を根拠に 安保理決議1441に違反したとして、「イラクの自由作戦」の名の下にイラク共和国へ侵攻。イラク軍が迎え撃ったが、4月9日にバグダッドは陥落。12月14日、逃亡していたサッダーム・フセイン大統領は米軍に拘束され、バグダードの高等法廷で "イスラム教シーア派住民148人を殺害" した「人道に対する罪」により死刑判決が言い渡された。第2審も第1審の判決を支持し上訴を棄却、死刑が確定し2006年12月30日に処刑された。
 イラク侵攻には、フランス、ドイツ、ロシア、中国、ベトナムなどが強硬に反対を表明した (※ 仏・露・中は 国際連合・安全保障理事会の常任理事国)。小泉純一郎首相は、ブッシュ政権に追随し侵攻前から早々とイラク侵攻を支持、公明党も追随した。
 サッダーム・フセインは「湾岸戦争での敗北以降、通常戦力は大幅に低下したため、大量破壊兵器を持っていないことが明らかになると、イランやシリアに攻め込まれ、国家がなくなってしまうのではないかとの恐怖があった」と証言している。
 大量破壊兵器は発見されず、アメリカ合衆国 ジョージ・W・ブッシュ大統領は、大量破壊兵器に関するCIAの情報に誤りがあったことを認めた。
3月26日
 顕正会、3月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「百万まであと5万8千余名」
 浅井昭衛会長「いま、大聖人様の御心のままに信心して功徳あふれる顕正会なればこそ、ますます歓喜のイースト菌で組織をふくらませ、弾ませていきたい。私は明るく大きな戦いをしていきたい。…
 いま、大聖人御入滅より七百年、いよいよ広布の前夜を迎えて、再び一国に大罰が現われんとしている。すなわち成道御書に仰せの『用いずば国必ず亡ぶべし』また『あしくうやまはゞ国亡ぶべし』この二つの仰せが顕われる時が来たのである。… もしこの大罰が虚しくなったならば、どうして日本一国が大聖人様に手を合わせ、三大秘法を信ずることがあろうか。ここに明年から始まる一国諌暁の御奉公の重大さがある。もしこの戦いが始まるなら、大聖人様の御眼を恐れるゆえに、諸天は必ず動くと、私は確信している。この一国諌暁の資格を頂くのが、百万の死身弘法である」 (「顕正新聞」第0926号 )
3月28日
 宗門、総本山、立宗内証宣示報恩会奉修。
3月29日
 宗門、柳沢喜惣次を法華講総講頭に再任。
 法華講連合会春季総登山会、全国から2万8千余名が総本山に参詣。
3月30日
 宗門、法華講連合会第40回総会開催。
 阿部日顕管長「今、世間は、ひとことで言えば混迷の一途をたどっております。特に、世界的な不況といい、また様々な思想と思想、宗教と宗教との対立・抗争に基づくところの国家社会の利害関係等が複雑に交錯し、… 混迷の、また修羅の姿が世界中にはっきりと現れておるのであります。… 今の世の中はありとあらゆる邪宗教、誤った思想のなかで混迷・混乱をきたし、対立しております。… 仏法以外の、イスラム教その他様々な邪宗教のなかにおける対立と抗争、そして、その混迷の姿を見るときに、その要点はどこにあるのかと言えば、いわゆる仏法をもってこれらの人々を善導していくところに、末法万年に向かっての真の正法広布の意義が存するのであります」
 柳沢喜惣次総講頭「皆様方にお願い申し上げたいことが二点あります。一つには、法華講は、今妙法世界広布に向かって大事なときに直面していることの自覚であります。それは申すまでもありませんが、世界中を不安と危機に巻き込み、先行き見通しの暗いイラク戦争と、まだ予断をゆるさない北朝鮮の動き等、現在の国内及び国際情勢の認識であります。… 二つには、御報恩の大事なことであります。… 毎月の御講も、お山の御登山も、また自らの社会生活も、この知恩報恩を行ずる生活が信仰即生活であることの自覚であります」
 石毛寅松大講頭「今、世界の情勢を見るとき、アメリカとイギリスはイラクに対し武力攻撃を開始し、アラブ・イスラム世界は一段と反米感情を強め、さらに、武力攻撃を支持する国や、これに反対する国など、世界はますます混迷の度を深め、また北朝鮮も、核開発疑惑やミサイルの発射実験等で、不穏な動きを示しております。一方、国内においても、不況による倒産やリストラで失業者は増大し、完全失業率は今や5.5%と、最悪の状態を推移しております。この不況と共に犯罪も増加の傾向にあり、特に、少年による犯罪は全犯罪件数の半分を占めていると言われております。最近では、メール交換による若者同志の集団自殺など、不幸な事件が相次いで発生しており、日本ばかりでなく外国においても、この種の集団自殺があったと報じられ、今や世界全体が末法濁悪の様相を示してきております」(「大白法」第618号 )
4月30日
 顕正会、4月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「広布前夜の大地動乱 刻々と近づく」
 浅井昭衛会長「大聖人の『慈悲曠大』を蔑る者は第六天の魔王その身に入るの者である。この下種御本仏の御威徳・絶大威力を蔑り、卑しき己を偉く見せようとするから、池田大作は無間大城。そしてこれに随う学会員も、ことごとく功徳を失ってしまうのである。一方、顕正会は、ただ犬聖人様の御心のままに清純なる御奉公をするゆえに、不可思議なる御守護を頂けるのである。…
 これらを総合して思うに "東海地震と百万は、どちらが早いかわからない" というのが今の状況である。だが、たとえ東海地震が起きたとしても、必ず百万はできる。私は鉄石の確信に立っている。いかなる大地震も、大事の百万達成を妨げることは、絶対にできない。… 大地震が始まろうと、国家破産が起ころうと、北朝鮮が日本をテロの標的にしようと、いかなる三災七難が起ころうとも、大聖人様の弟子は、広宣流布を進める地涌の流類は、微動もしてはいけない。この三災七難を乗り越えなければ、広宣流布にはならないのである」(「顕正新聞」第0929号 )
4月28日
 宗門、総本山、宗旨建立会奉修。
 大日蓮出版、阿部日顕著「寿量品説法」発刊。
4月28日  日経平均株価、バブル崩壊後の最安値 7,603円を記録、この時点が景気の底とされる。
5月1日  アメリカ合衆国 KABCテレビ、創価大学ロサンゼルス分校を "カルトスクール" と放送。
 創価大学ロサンゼルス分校は、ロサンゼルス郊外のマリブに開校。風光明媚で国立公園に隣接する同地で大規模開発を企てた創価大学に対し、環境保護を訴える地元住民と国立公園保護局が猛反発し、連邦議会で創価大学用地の買い戻しが審議・可決された。創価大学は、ロサンゼルス分校の大規模開発を放棄し、オレンジ郡に移転した。国立公園隣接地の大規模開発問題を取り上げたカリフォルニア州の地元テレビ局は、創価大学を日本でもスキャンダルを起こしている特殊な宗教団体 "創価学会" に支配された「カルトスクール」とした。(「フォーラム21」5月1日号 )
5月15日
 宗門、宗旨建立七五〇年慶祝記念局が閉局。
「宗務院大会議室において、第9回宗旨建立七五〇年慶祝記念局委員会が開催された。… 『第4号案 宗旨建立七五〇年慶祝記念局を閉局し、残余財産を処分する件』について藤本委員長より説明があり、採決の結果、全委員の賛成をもって原案どおり承認・可決された。… これにより、平成10年12月3日に発足し、4年余にわたって宗旨建立七五〇年の慶祝記念事業を遂行してきた慶祝記念局は、同日をもって閉局された」(「大白法」第622号 )
5月18日
 顕正会、"冨士大石寺典礼院" 落成御入仏式厳修、重松管理主任。
 この典礼院は、旧顕正寺が全面的に建て替えられたもので、亡くなった同志の遺骨を守る大規模にして最新の機能を完備した納骨堂のほか、儀式・典礼を行う荘厳な礼拝室を備えた、広宣流布への新しい役割を担う素晴らしい施設である。参列した幹部は、九十五万顕正会を代表する隊長・区長・支区部長・地区部長以上の幹部130名。
 浅井昭衛会長「従来の自宅拠点の負担を軽減し、広宣流布をダイナミックに進めるため、非公開の自宅拠点を数多く設置したい」(「顕正新聞」第0931号 )
5月23日
 顕正会、5月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「六年前とは様変わりの極東情勢」
 浅井昭衛会長「池田の虚しい名利とたばかりの旅も、いよいよ最終章である。御本仏に忠誠貫く真実の仏弟子の集団が出現すれば、御遺命に背くまやかしの集団は必ず崩れ去る。…
 大聖人様は滝泉寺申状に 『聖人国に在るは日本国の大事にして蒙古国の大憂なり。… 豈聖人を用いずして徒に他国の逼めを憂へんや』と。いまの日本はまさしくこれに当っている。この国にまします下種の御本仏を七百年経っても未だに軽賤しているからこそ、自然と他国侵逼が迫って来るのである。このとき、百万の仏弟子の大集団あって … 一国を諌め切っていくならば、ついには必ず日本は救われる。大聖人様の絶大威力によるの他は、日本が救われる道は断じてないのである」(「顕正新聞」第0932号 )
5月23日  個人情報保護関連五法案が成立、「信教の自由を妨げない」として、宗教団体には義務規定が適用されない旨が明記された。
・個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)
・行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律
・独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律
・情報公開・個人情報保護審査会設置法
・行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律

「この“言論出版妨害法”の強力な推進者が、じつは、公明党を完全にコントロールする池田大作・創価学会名誉会長であることは、あまり一般には知られていない。…
 大手紙のベテラン記者は、「公明党の議員は、旧新進党時代の池田大作証人喚問に、国会内でピケを張って、絶対反対を訴えたように、池田を守ることを常に義務づけられているわけでしょ。… 何とか搦手から週刊誌を縛ろうとしたんだよね」
 現役の自民党国会議員は、「彼ら(=公明党・創価学会)の言う『人権尊重』や『個人情報保護』とは、要するに『池田大作の“人権”、そして“個人情報”を守る』ということでしょ」
 メディア規制を狙った個人情報保護法案とは、「公明党・創価学会=池田大作」という、全体主義的な政治勢力が、「九九年体制」で政権中枢に入ったがゆえに、出るべくして出てきた法案なのだ」( FORUM21 2003.06.15号「池田大作を守るためだった個人情報保護法案の成立」 古川利明 )
5月25日
 宗門、イギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)で、宗旨建立七五〇年記念総会開催。
6月6日  有事関連三法案が成立、自民・公明党など与党、民主党の賛成多数による。
・安全保障会議設置法の一部を改正する法律(安全保障会議設置法改正案)
・武力攻撃事態等における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律(武力攻撃事態法案)
・自衛隊法及び防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律(自衛隊法改正案)
 骨子は、国家として基本的な対処要領に係る法制、自衛隊が行動することに係る法制、米軍が行動することに係る法制、である。
6月19日  創価学会、聖教新聞、「仏教とイスラムの対話」と大見出し。
 "寛容・多様性"の尊重などが両宗教の共通点であり、仏教とイスラム教が協調すべきだとした。
6月28日
 宗門、アメリカ合衆国・シカゴ妙行寺で、宗旨建立七五〇年慶祝記念総会開催。
6月25日
 顕正会、6月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「御遺命守護の戦いの賞罰に大確信」
 浅井昭衛会長「私は大聖人様のこの賞罰を、御遺命守護の戦いを通して肌身に感じている。… 正系門家におけるこの厳たる賞罰を見るとき、明年以降の一国諌暁においても大確信が胸に湧く。…
『用いずば国 必ず亡ぶべし』 『あしく敬はゞ国亡ぶべし』の大悪は いま日本国に鼻を並べている。しかもこれを諌める者はすでにある。どうして一国に罰の出ないことがあろうか。この罰が起こるとき、日本一同、始めて三大秘法を信ずるようになるのである」(「顕正新聞」第0935号 )
6月30日
 宗門、アメリカ合衆国・ニューヨークで、妙説寺マンハッタン出張所開所式奉修。
6月30日  創価学会、聖教新聞社、池田大作著「希望対話 21世紀を生きる君たちへ」出版。
7月1日
 宗門、大白法、夏季講習会(第1・2期)「立正安国論」
 阿部日顕管長「次に「正」とは「一」に「止」まると書きまして … 「止まる」とは、すなわち住する、そこに存在するということです。したがって、止まり住するということは、本尊の住するところの意義であり、すなわち「本門の戒壇」であります。… この奉安堂に本門戒壇の大御本尊様を御安置申し上げておるところが、すなわち本門の戒壇であります。
 さらに、戒壇に関する根本的な大聖人様の御指南の上から拝するならば、『一期弘法抄』『三大秘法抄』のごとく、「国主此の法を立てらるれば、富士山に本門寺の戒壇を建立せらるべきなり」と示された戒壇は、また広宣流布の時の戒壇です。そのような意味において、日本国乃至世界の衆生の妙法受持の功徳をもって立てる事の戒法の顕現たるところの戒壇。それがまた「立正」の「正を立てる」という意味に当たります」(「大白法」第624号 )
7月15日
 宗門、アメリカ合衆国ニューヨークで、同時多発テロ追悼法要奉修。(「大白法」第626号 )
7月15日  最高裁判所、池田託道師が宗門に名誉毀損の損害賠償を求めていた訴訟で、宗門側敗訴の判決。
7月16日  エバラオフィス、「法主詐称 富士大石寺六十七世阿部日顕の正体を暴く」(憂宗護法同盟)発行。
「ニセ法主の正体に鋭く迫る。大石寺には相承箱がない!。証拠も証人も何一つ誰一人いない日顕の血脈相承。昭和53年4月15日に相承を受けたのではない。先師の通夜の席上、ウソと謀略で「富士大石寺67世」の座を盗み取った阿部信雄 」
7月19日
 宗門、院達「自称正信会の策動について」
「今般、「正信会『阿部妄語録』出版委員会」を差出人とする封書が、日蓮正宗各寺院に送りつけられました。これは本年3月、「同委員会」が、『阿部妄語録』なる御法主日顕上人猊下誹謗の悪書を作成し、御法主上人をはじめ、全国の寺院へ恣意的に送りつけ、宗内を攪乱せんとしたことに対し、去る6月7日、日蓮正宗青年僧侶邪義破折班著「自称正信会の『虚言集』を粉砕す」により、彼らの悪書に鉄槌が下されたことを逆恨みし、あろうことか御法主日顕上人猊下に対して公場対決を要求してきたものであります。…
 彼らはその書面で、日顕上人猊下が公場対決に応ずるよう宗内僧俗を煽る文言を述べていますが、彼らの狙いが、本宗の血脈法水の破壊にあることは明白であります。宗内各位には、かかる彼らの悪辣な策動に対して、断固たる態度をもって対処せられるよう通知いたします」(「大白法」第626号 )
7月21/22日
 宗門、総本山、「第66世日達上人第25回忌」法要奉修。
 阿部日顕管長「私は若いころ、東京の本行寺の住職をさせていただいておりましたが、終戦後のころ、特に東京、大阪は大空襲等によって信徒の方々もほとんど離散し、法華講の講中の組織も前の形が変わってしまって、非常に疲弊しておったのであります。そのような時に、「宗制宗規」の改正とともに、法華講がこれからいかにあるべきかということをお考えになったのが、当時の日淳上人、あるいはまた庶務部長であられた日達上人でありました。そして、私も出席をいたしましたが、それに関する初めての会合が東京のある場所で行われ、その時に当時の東京の寺院の主な方々が集まって、信徒が所属する寺院一カ寺のみの活動ではなく、お互いに広く連絡を取り合って、広布に向かって前進しようというような内容の会合が持たれました。そのようなところから今日、連合会ができて、それがまた隆々と発展をして宗門の様々な行事の達成に大きな役割を持ち、これについての実現をになってきたのであります」(「大白法」第626号 )
7月22日
 宗門、院達「創価学会・憂宗護法同盟の「御相承」に関する誹誇について」
「今般、創価学会、及びその傀儡である憂宗護法同盟は、創価新報、及び『法主詐称』と題する悪書において、御先師日達上人が、御当代日顕上人猊下に血脈相承をなさらないまま御遷化されたとして、本宗の血脈法水と御法主日顕上人猊下に対する悪しざまな誹謗を行っています。… 特に今回の誹謗においては、本宗の血脈相承に関して、「御相承箱」が国分寺市大宣寺にあり、昭和56年1月13日、御法主上人猊下、早瀬義孔師(故人)、早瀬義寛師(現・早瀬日如庶務部長)、八木信螢師(現・八木日照大石寺主任理事)、阿部信彰師(現・庶務部副部長)等が大宣寺へ出向き、菅野慈雲師(現・菅野日龍大宣寺住職)から「相承箱」を奪い取ろうとして失敗したなどと、まことしやかに述べています。これにつき、このたび、御法主上人猊下より、「御相承箱」のことは宗義の大事であり、軽々に口にすべきではないが、御先師よりお承けした「御相承箱」は、総本山内のしかるべき場所に常時厳護申し上げてある旨の御言葉がありましたので、お知らせいたします」(「大白法」第626号 )
7月22日
 宗門、菅野日龍能化(大宣寺)「声明文」
「今般、創価学会機関紙『創価新報』7月16日号、並びに悪書『法主詐称』に、本宗に対する悪質な誹謗が掲載されており、特に本宗の血脈相承に関して、ある僧侶の言として、「相承箱」が国分寺市大宣寺にあるなどとしています。もとより、大宣寺に「御相承箱」なるものが存在する筈がなく、そのような言を為したある僧侶とは誰か、その者の氏名を公表すべきであります。かかる本宗信仰の根幹に対する虚偽握造の悪質な報道をすることは、まことに許しがたい行為であります。また、最近興味深い話が飛び込んできたとして、本宗僧侶の実名をあげ、これら各師が昭和56年1月13日に大宣寺を訪れ、「相承箱」を奪い取ろうとしたが失敗したなどとしていますが、かかる記述も、当然ながら全く事実無根の作り話であります。宗内各位には、このような虚偽捏造の報道に紛動されることのないよう願います。右、声明いたします」(「大白法」第626号 )
7月22日
 宗門、「通告書」、創価学会宛。
「今般、創価学会機関紙『創価新報』7月16日号11面・12面に掲載された記事は本宗に対する許しがたい誹謗である。…
 かかる重大な事柄を捏造した虚偽の報道により、人心を迷惑することは、社会的にも絶対に許されない、悪質、かつ卑劣極まる行為である。
 よって、本書面到着後、10日以内に、当該記事内容を撤回し、謝罪するよう断固要求する。
   平成15年7月22日
   法道院主管 早瀬日如(印)
   妙泉坊住職 八木日照(印)
   妙國寺住職 阿部信彰(印)
 創価学会 会長 秋谷栄之助殿
 創価学会 名誉会長 池田大作殿」(「大白法」第626号 )
7月22日
 宗門、菅野日龍御能化、「通告書」、離脱僧宛。
「今般、憂宗護法同盟著『法主詐称』に記載された文書の内容は 本宗に対する許しがたい誹謗である。…
 かかる虚偽の報道により、人心を迷惑することは、社会的にも絶対に許されない悪質極まる卑劣な行為である。
 よって、本書面到着後、10日以内に、当該記事内容を撤回し、謝罪するよう断固要求する。
   平成15年7月22日
   大宣寺住職 菅野日龍 (印)
 憂宗護法同盟代表 小板橋明英殿」(「大白法」第626号 )
7月28日
 顕正会、7月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「明年一月「全国高校生大会」に感動渦まく」
 浅井昭衛会長「ただ一つ、心にかかるのは大地震のことである。… しかし大地震が起ころうと、北朝鮮の暴発が起ころうと、広宣流布を進める地涌の流類は微動もしてはいけない。三災七難を乗り超えしんしんと折伏を進めるところに、広宣流布は成る。…
 学会のデマ・中傷の煽動に乗って理不尽な弾圧をする高校があるならば、それは憲法に背き、教育基本法をも破る不法行為である。そのような迫害のなかでも年若き高校生が、毅然とけなげに信心を貫く姿を見ると、私は胸に熱きものが込み上けてくる。私は全国の顕正会員の高校生を守ってあげたい。励ましてあげたい。そこで『全国高校生大会』を開こうと思っている。…
 もし "御本仏日蓮大聖人の一期の御遺命いまついに事実と成る" ということなら、そこに居合わせる誰人が平然たり得ようか。… そのとき、全顕正会員はただただ大地にひれ伏し、紅の涙の涸れるまで、大御本尊様を伏し拝ませて頂きたい。これが顕正会の究極の念願である」(「顕正新聞」第0938号 )
7月 日  創価学会、宗門僧侶に離脱勧誘、見返りに毎月100万円支給。
 宗門と池田託道師(離脱僧)との名誉毀損裁判の際、創価学会から他の離脱僧に対し毎月、多額の資金提供がなされていたことが発覚した。
8月1日
 宗門、法華講連合会、第12回少年部大会開催。
 阿部日顕管長「私が皆さん方に望みたいのは、皆さん方には広宣流布のために闘っていく人になってもらいたいということであります。先程のお話にもありましたが、世の中では間違ったことを考えて不幸になっている人達がたくさんおります。しかし、その人達の間違った考えを打ち破って、そして本当の正しい教えをどこまでも弘めていってもらいたいと思うのであります。…
 創価学会も一往、宗門の教えを受けましたけれども、池田大作やそのほかの人達の色々な我見が元になって、根本を忘れてしまったのです。一番の元を忘れてしまうと、ふらふらと元から離れてしまい、そこには間違った考え方がたくさん出てくるのです。そして結局、今、創価学会は大聖人様の教えから離れているのです。… 南無妙法蓮華経の信心を中心に、あらゆるものを勉強して幅の広い人間になることが、広宣流布の戦士として立派な人間になっていくための大事なことなのであります」(「大白法」第627号 )
8月23日
 顕正会、8月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「大地動乱近く始まらん」
 浅井昭衛会長「世界広布の一大関門こそが、日本の広宣流布である。… この重大なる御奉公を成す者は、顕正会をおいて他には断じてない。…
 池田大作はこの期に及んで、なおなお世間の名利を求めて、20日の聖教新聞では『名誉市民の称号が270を越えた』などと大宣伝をさせている。一方、阿部管長は7月の16日、ニューヨークの二年前のあのテロ現場に赴いて『テロ犠牲者追悼法要』なるものを、州港湾局など関係当局に頼みこみ、十万ドルの寄付をした上で仰々しくやらせてもらっている。そしてこれを立正安国論の実践のごとくに言っている。頭がおかしいのではないか。… しかし学会・宗門がいかに狂うとも、大聖人様に忠誠を貫く百万の顕正会がある限り、大事の御奉公は必ず成し遂げられる」(「顕正新聞」第0941号 )
8月30日
 宗門、フランス共和国・モントレイユ市で、妙源山信行寺落慶入仏法要奉修。
 阿部日顕管長「私はヨーロッパ、特にパリにどうしても寺院を建立して、日蓮正宗の世界広布の足掛かりを作っていきたいと思っており、それを池田大作に相談したところ、「それでは一生懸命やってまいります」と口先ばかりで、「パリヘ行ってきます」と言って、帰国して私の所に来ては「やはり、だめでした」と言うのです。それが2回、3回、4回、5回と、いつも同じことを言うのです。… そして6回目か7回目の時でしたか、ハンコでも押したように「だめです、だめです」と言うので、要するにパリに正宗寺院を造らせたくない腹が明らかに見えたものですから、「それではもう結構です」と私がひとこと言ったら「あー、よかった。その言葉を待っていました」というような感じで、それからあとはぷつんと何も言ってこなくなったのであります。彼の面従腹背の腹黒い性質はまことに明らかであります。… 今回、本当にその時が来て、立派に日蓮正宗の寺院が信行寺として発足したことを、私は宗門の世界広布のためにも本当に有り難いことと思っておる次第であります」(「大白法」第629号 )
8月31日
 宗門、宗旨建立七五〇年慶祝記念ヨーロッパ総会開催。
 阿部日顕管長「この深く広い意義をさらに一言申し述べますと、南無妙法蓮華経は宇宙法界全体の元をなす地水火風空の五大であり、これよりあらゆる現象とあらゆる生命が生ずるのであります。… 天台大師は、早朝の太陽の光がまず高い山を照らし始めることを、釈尊の教えが華厳経から始まったことに譬え、正午に至って太陽の燦々と降り注ぐ光が平坦な地を遍く照らすことを、一切衆生を平等に救う中道の教えである法華経に譬えられております。… 人類の歴史上、近代文明の中心地的存在として発展された当ヨーロッパ諸国は、地理的にほぼ平地の多い地域をそれぞれの国土といたしております。このことは、平等にして明晰な論理性に富む、自由および民主精神の特徴を、永い歴史の中で大きく育まれ、もって、様々な不幸の時代を乗り越えて、今日の民主主義諸国家を形成されたことと決して無関係ではないと推察されます。すなわち、かかる歴史のなかで培われた皆様の尊い人間性は、先程の太陽の譬えの如く、依正不二の原理の上からも、法華経の平等大慧という民衆の真の功徳顕現の教えに共鳴し、また、それを指向するものであり、よって世界各国の多くの人々の共感を呼ぶとともに、世界における民主思想の先駆をなすことができたと思われるのであります」(「大白法」第629号 )
9月1日
 宗門、大白法、「池田託道事件の最高裁判決は不当!」
「離脱僧・池田託道が宗門側を相手に名誉毀損の損害賠償を求めていた訴訟で、去る7月15日最高裁は真実を見誤り、宗門側敗訴の判決を言い渡した。しかし現実には、創価学会は離脱僧に対して驚くべき高額な支度金の提供を申し出たり、あるいは離脱後に月々100万円もの金員を支給していた例が明らかになっている。御法主上人猊下の御発言はこれらの事実を、限定された聴衆に対して指摘されたものであり、名誉毀損が成立するとの最高裁判決は不当である。平成4年3月31日、総本山における非教師指導会において、御法主上人猊下は創価学会の謗法を厳しく破折されると共に、当時創価学会に与する離脱僧が出始めていたため、その邪な心根を仏法の正邪の上から弾劾された。その折、御法主上人猊下は、これら離脱僧には創価学会から、まず5千万円が支払われ、その後月給は80万にも及ぶという当時巷間に流布されていた情報をお述べになられた。そして、例え経済的困窮があろうと、どこまでも正しく仏法を守ることが道心であり、道心あるところにはあらゆる御加護が必ず及ぶことを御指南された。しかるに離脱僧・池田託道は、この御法主上人猊下の御指南が事実無根であると、名誉段損による損害賠償の支払いを求めて訴訟を提起していたものである。… 日蓮正宗僧侶しかいない限られた場において、師僧から弟子への宗教的御指南をとらえて名誉毀損とする司法判断は、宗教・表現の自由を無視した不当な判決である。この最高裁判決をとらえて、嫉妬に狂う創価学会は、「悪辣なデマで名誉を毀損」、「反社会性を厳しく断罪」、「改革僧侶へのデマ発言で賠償命令」などと、ここぞとばかりに悪宣伝を繰り返している」(「大白法」第628号 )
9月13日
 宗門、アメリカ合衆国・ワシントン妙宣寺で宗旨建立七五〇年慶祝記念総会開催。
9月26日
 顕正会、9月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「百万達成こそ日本の夜明け」
 浅井昭衛会長「百万への最後の法戦、みんなで明るく励まし合い、百万へのカウントダウンを楽しみつつ、今生人界の思い出となる大折伏をみごと展開していきたい。… 先月の総幹部会で発表した一研究機関の地震予知情報について、私は、外れてよかったのだ、大事の百万に重大な支障が出なくてよかったと思っている。しかしながら、これが外れても、すでに日本列島は地震活動期に入っている。だから、いつ巨大地震の連発が始まってもおかしくない状況にあることは、一点の疑いもない。…
 御本仏の御遺命に背く者は 必ず亡ぶのである。そしていま、国立戒壇の御遺命が失せんとしているとき、これを命かけて守り奉った顕正会はまさに百万に成らんとし、いよいよ明年、大聖人様の御心を 一国に顕わさんとしている。大聖人様はこの顕正会の百万達成を 必ずお待ちあそばすこと、私は伏して拝する」(「顕正新聞」第0944号 )
9月28日
 顕正会、"信州会館" 落成御入仏式厳修、「御遺命奉ずる顕正会の法城 念仏王国に屹立」
 浅井昭衛会長「御本仏に怨をなした逆縁の地・信州に、七百年後の今日、大聖人様に一筋の忠誠を貫く団体、御遺命の国立戒壇を奉ずる唯一の団体 顕正会の会館が建った。いよいよ本日こそ、信州広布の幕開けである」(「顕正新聞」第0945号 )
10月24日  しんぶん赤旗、創価学会がゼネコンに「支援者名簿」作成を依頼と報道。
 創価学会は、総選挙で東京十二区から立候補する公明党候補の「支援者名簿」作成を東急建設に依頼し、提供させていた。東急建設は創価学会を「得意先」とし、下請け企業に従業員の名前を名簿に載せるよう依頼、取引関係を利用した政教一体の集票活動がなされていた。
10月27日
 顕正会、10月度総幹部会開催 (川口総合文化センター)、「百万達成の月を迎え歓喜沸騰」
 浅井昭衛会長「旧暦の十月十三日は、十一月六日がその日に当たる。不思議にもこの大事な日に、顕正会の 死身弘法はついに百万に達せんとしている。これほどの喜びはな い、これほど有難いことはない。…
 ここに今、日本国の中で、日興上人・日目上人の御心のままに富士大石寺の大精神に立って戦っているのは、もう顕正会以外には ない。ゆえに顕正会だけが『冨士大石寺』の名を冠して日本国において戦っているのである。…
 この百万達成を機として、青年会館前の広場に『冨士大石寺 顕正会本部』と大書した七メートルの大標識タワーを立てようと思っている。この大標識を見て、怨の思いを懐けば逆縁下種となる。 しかし、やがて国亡びんとするとき、大衆は必ずや大聖人様の仏法を求めて、この大標識をめざして集まって来ること、私は確信をしている。… まさしく百万こそ、日本の夜明けである」(「顕正新聞」第0947号 )
11月9日  第43回衆議院議員選挙、自由民主党と公明党、保守新党の与党3党で絶対安定多数を維持したものの、自民党は10議席を減らし与党全体としては12の議席減となった。民主党は大幅に議席を増やし177議席を獲得。公明党は34議席、比例878万票を獲得した。
11月12日
 宗門、イタリア共和国・フィレンツェで、宗旨建立七五〇年慶祝記念イタリア総会開催。
11月16日
 宗門、大白法、尾林日至海外部長「SGI破門以後にみる海外布教の躍進」
「平成9年6月に海外布教研究会が発足した次第でございます。現在、海外布教研究会の皆さん方の努力によりまして、「アジアに関する歴史認識」「社会福祉の取り組みについて」「人工中絶についての見解」「謗法厳誡と海外布教」という4つのテーマについて報告が出来上がっておりまして、さらに意見を頂くよう進めております。…「国によって異なる適正な布教方法・布教形態に関する調査研究」ということも当然、必要であります。… インド人の前で「釈尊は過去の脱仏である」ということを言いますと、やはり不快な顔をいたしますし、… 強い言葉で釈尊を誹謗したり … ということは非常に危険であります。…
 次に、現在進められております海外布教研究会の構成といたしましては、まず研究会は6つの分科会に分かれており、そこに研究員として16名の方に当たっていただいております。… また研究会の本会議に教学部の主任に加わっていただきまして、本宗の伝統法義とのすり合わせも併せて行っております。… この分科会の構成と研究テーマについて申し上げますと、第一分科会は、王仏冥合・社会福祉・戦後認識、あるいはまた核兵器の廃絶であるとか、国によって徴兵制というものが残っている国もたくさんございます。… 政治問題やそれに付随する事柄について併せて研究してみようということになっております。…
 次に、テーマ別研究の成果について報告いたしますと、一つには「アジアに関する歴史認識」という問題であります。… 日本の軍隊が東南アジア各国を戦場化し、その過程における様々な振る舞いというものに対する認識、報道というものが、どうしても欠落をしておるように思います。… 中国における南京大虐殺なども、あったとかなかったとか、日本でも色々な議論があります。… 人数の大小はともかく、そういうことがあったのは事実であり、それを否定することはできないわけであります。… いわゆる従軍慰安婦の問題や、あるいは中国大陸で731部隊という部隊が細菌兵器を使って人体実験を行ったというような報道もあります。それから中国あるいは韓国の人々を強制連行して、炭坑や道路建設、鉄道建設等の厳しい労働に従事させたという問題もあります。そういうものに対する認識をきちんと持っていなければいけないし、… アジアの国の人達は、そういう現代史を中心に勉強しているのであります」(「大白法」第633号 )
(※ 日蓮正宗教団は、GHQによる洗脳に支配された朝日新聞等と同様の"自虐史観"に囚われ、捏造されたフェイクすら"事実"と盲信していることが知られる。櫻川 忠 )
11月20/21日
 宗門、総本山、御大会奉修。
 阿部日顕管長「現代の科学においては、地球の生成、生物や人類の誕生が有限的経過のなかに説明されており、それは科学の分野における人類の認識として、一往、肯定するにやぶさかではありません。しかし、それのみを一切の基準にすると、先程も述べたように、未定にして不確定な分野を大量に含む科学認識にのみ執われることになり、もし、それによって科学の範囲を超えた法界と生命の実相を否定するに至るならば、仏法で示す信の功徳をもって生命と実相に通達し、真の安心立命を得る礙げとなるのであります」(「大白法」第634号 )
11月21日  第2次小泉純一郎内閣、保守新党が自由民主党に吸収され、自公連立政権が発足。
11月27日
 顕正会、11月度総幹部会開催 (横浜国際会議場)、「百万の死身弘法ついに成就
 浅井昭衛会長「二悪鼻を並べるゆえに、いま日本は亡国の危機を迎えている。このとき顕正会の死身弘法は、大聖人の御守護を蒙り、ついに百万に達 した。この百万達成こそ、まさしく大聖人様の『一国諫暁に立つべし』との厳たる御命令でなくて何か。このこと、私は伏して拝し、深く決意をしているが、皆さん、どうか…
 人心荒廃の日本を、二つの時限爆弾が待っている。それは国家破産と巨大地震である。こんど起きる巨大地震こそ、他国侵逼の前相である。この他国侵逼の起こるとき、日本は亡ぶ。…
 このとき、御本仏に忠誠を貫く百万の地涌の流類が出現して、全日本人に『日蓮大聖人に背く日本は必ず亡ぶ』と強烈に楔を打ち込む。これが一国諫暁である。御本仏の御名を、全日本人の耳に入れしむることから、日本を救う戦いは始まる。ここから一国の運命が変わってくる。すなわち一国の総罰は、やがてそのまま一国の帰依となる。ゆえに百万達成・一国諫暁が、『日本の夜明け』というのである。…
 そしていま顕正会の死身弘法は、大聖人様の御守護により、ついに百万に達した。私はここに、大聖人様の仏勅を、しかと聞き奉る。学会が宗門が、どれほど腐敗堕落しようとも、顕正会だけは日目上人の御跡を慕って、身を捨て大聖人様に応え奉らなければならない。さあ、百万の顕正会一結して、いよいよ明年四月一国諫暁に立ち、大聖人様に応え奉ろうではないか」(「顕正新聞」第0950号 )
11月29日
 宗門、中華人民共和国・香港で、宗旨建立七五〇年記念総会開催。
11月30日
 宗門、中華民国で第2回総会開催、8千名が参集。
12月7日
 顕正会、"百万達成"奉告式奉修(本部会館)「大標識タワー除幕式
 浅井昭衛会長「奉告文 謹み敬うて
 顕正会は発足より四十六年、ついに本年十一月、百万の死身弘法を成し遂げさせて頂きました。
 伏して思いまするに、我ら非力の凡夫に、難信難解の三大秘法をかくも大規模に弘通することなど、とうてい成し得るところではございません。これひとえに、御本仏大聖人の御守護による以外にはなしと、ただ低頭合掌するのみでございます。…
 我ら凡夫が濫りに仏意を伺い奉るは恐れ多きことながら、この不思議こそ、一国諫暁への厳たる仏勅なりと、小生、深く拝信し奉るところであります。…
 ここに顕正会は明年四月を期して、百万の仏弟子一結して「日蓮大聖人に背く日本は必ず亡ぶ」の一書を以て一国諫暁の御奉公に立ち、御本仏に応え奉らんと深く決意いたしております。この戦いにおいて、たとえ顕正会の命尽くるとも、一分の悔いもございません。
 仰ぎ願わくば南無日蓮大聖人、大慈大悲の御加被を垂れ給い、顕正会をして大事の御奉公を為さしめ給わんこと、ただ伏して願い奉るところでございます。
 平成十五年十二月七日 冨士大石寺顕正会 会長 浅井昭衞 恐々敬白」(「顕正新聞」第0951号 )
(※ 浅井昭衛会長は「濫りに仏意を伺い奉るは恐れ多きこと」としつつ、恐れ多くも自らの行動を「仏勅なり」と正当化した。しかし、1千万も6千万も虚しくして「御仏意」に、叶わなかった。櫻川 忠 )
12月22日
 顕正会、12月度総幹部会開催 (大宮ソニックシティ)、「一月・二月・三月の"指導の戦い"に決意凜々」
 浅井昭衛会長「私たちは、仏法のゆえの「甘露」の涙を、広宣流 布のその日まで流していきたい。そして御遺命成就の日には、全員で、戒壇の大御本尊様を伏し拝み、大地を濡らすまで、涙を流させて頂きたい…
 この亡国日本を救うのは、大聖人様の御心のままに戦う顕正会以外には断じてない。 御馬前の戦いであれば、大聖人御照覧の直下である。さあ明年四月を見つめて、どの班も、総班も、支隊も人材で固め、百万の総力を以て日本国中に、日蓮大聖人の大恩徳を顕わし切ってい こうではないか」(「顕正新聞」第0952号 )
12月25日  週刊新潮、「創価大学OB 27人が 創価大学を提訴」と報ずる。
 学校法人創価大学を被告として、東京地方裁判所八王子支部に民事訴訟が提起された。原告は、創価大学の学生サークルである人形劇団「ぴっかりこ」のOB 27名、全員が現役創価学会員。(「同」平成16年2月19日号 )
 

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