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沿革:
講中設立、
試練と忍従、
七千即一万、
確認書、
誑惑訂正、
解散処分、
本門寺改称阻止、
誑惑崩壊、
国家諌暁
九、国家諌暁
平成九年、顕正会は五十万弘通達成を背景に、七月十六日・立正安国論建白の日を選んで国内の新聞に一ページ大の広告を掲載し、日蓮大聖人に帰依しなければ日本は必ず亡ぶとの趣旨を、日本の人々に告げ知らしめました。これすなわち、内に大聖人の御遺命を護った顕正会がその資格を得、いよいよ一国に対して国家諌暁に立った姿でありました。
諌暁書は「日蓮大聖人に帰依しなければ日本は必ず亡ぶ」と題し、“日本国民に告ぐ”という副題が付けられました。その表紙には雄渾たる筆跡の立正安国論の真跡の写真と、日本の亡国を警告した平成九年の大彗星の写真が、カラーで掲載されました。
この表紙を見ただけで、「どんな慢心の者にも強烈なる逆縁下種となり、大聖人滅後始めての大規模な諌暁である」ことだと、浅井会長はその所信を述べました。(
平成九年六月二十六日、総幹部会 )
浅井会長は自らの署名を入れたこの諌暁書を、内閣総理大臣以下全閣僚、衆参両院の国会議員、都会議員、地方自治体の首長、各省庁の主要官僚、経済団体の役員、一部・二部上場企業の全役員、法曹関係・教育関係、マスコミ・学者・評論家・文化人に発送しました。同時にこの諌暁書は全国3万の書店の店頭に並び、その全面広告はすべての全国紙(
朝日新聞を除く )と主要地方紙・夕刊紙に掲載され、各顕正会員また全国の知人・友人等に一斉に配布・送付を行いました。
仏法の事理の三千の道理は、凡夫の浅い知恵で了解するには、あまりに深淵であるのかもしれません。しかし人はやがて眼前の事相・現証を以て、日蓮大聖人の「未来亦、然る可きか」の言葉の重みを知ることとなりましょう。
ここに顕正会は、亡国の迫るを知らず安逸を貪る全日本人に対し、わかろうとわかるまいと・信じようと信じまいと、「日蓮によりて日本国の有無はあるべし」の重大の意を、大音声を以て告げ知らしめたのでした。
凡夫に未来を知ることはできませんが、顕正会の弘通やがて百万、五百万、一千万に達し、また一方この国に天変地夭・飢饉疫癘、首都圏を襲う大地震ならびに国家経済の破綻、そしてついに自界叛逆・他国侵逼の二難萌して亡国の現実が眼前となる時、この諌暁書こそは日本の人々の元品の無明の大岩を割る楔であったのだと、人は知ることになるのでしょう。
そして、「助け給え、南無日蓮大聖人・南無妙法蓮華経」と日本一同に掌を合わせ・声をつるべて唱え奉る広宣流布の暁、勅宣・御教書による国家意思が発せられ、国家安泰の秘術たる国立戒壇・本門寺の戒壇が建立されることであろうと、顕正会員一同は堅く信をとるところです。
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